JP2014214432A - 木材接合金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】継合板部を薄厚化してコストダウンと軽量化を図りつつも強度が向上し、且つ継合板部が木材の仕口部のスリットに対してガタつがずに従来同様の接合精度を確保できる木材接合金具を提供すること。【解決手段】連結用木材2の仕口部3のスリット4に挿入して継合連結する継合板部6の板厚寸法を、仕口部3のスリット4幅より薄厚に設定し、この継合板部6に、この継合板部6の一側板面を凹設することで他側板面を凸設させた凸条7若しくは凸起8を一体成形すると共に、この凸条7若しくは凸起8の継合板部6の他側板面に対する突出度を、この凸条7若しくは凸起8を含めた継合板部6の板厚寸法が、仕口部3のスリット4幅に合致する若しくはスリット4幅よりやや薄い板厚となる突出度に設定した木材接合金具。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、木製の柱などの建築用木材と、木製の梁などの連結用木材とを接合する木材接合金具に関するものである。
従来の木材の接合構造としては、例えば特開2000−104343号(特許文献1)にあるように、断面コ字型若しくはU字型の接合金具を用いる構造がある。
具体的には、縦材(柱材)などの建築用木材の周面部に当接固定する取付板部と、この取付板部から突出して横材(梁材や桁材)などの連結用木材の端部の仕口部のスリットに継合連結される左右一対の継合板部とから成る断面コ字型若しくはU字型の接合金具を用いる。
この接合金具は、取付板部には、前記建築用木材の側面より貫通突出する取付ボルトを貫通するボルト孔が上下方向に複数並設状態に設けられ、この接合金具の左右の継合板部には夫々、前記連結用木材の端部にして仕口部に形成された係止孔に挿通固定する係止体(ドリフトピン)を挿通するための係合孔や、前記仕口部の係止孔に挿通固定した最も上側位置の係止体を掛け止め状態に連結するためのあご掛け凹部が設けられている。
そして、例えば、先ず建築用木材の対向側面間に貫通状態に設けたボルト孔に貫通した取付ボルトにより、この建築用木材の側面(周面)に接合金具の取付板部を当接固定する。
次いで、この接合金具の継合板部を連結用木材の仕口部のスリット内に挿入配設しつつ、この仕口部の最も上側の係止孔に予め挿通係止しておいた係止体を前記あご掛け凹部に上方から載置支承させて掛け止め状態に連結する。
その後、この仕口部の残余の挿通孔と、前記継合板部の係合孔とを連通させて係止体を打ち込み固定して、この継合板部を前記連結用木材の仕口部に接合連結し、これにより建築用木材と連結用木材とを直角若しくは傾斜状態に接合する構造である。
また、従来から、例えば特開2004−108030号(特許文献2)にあるような、断面T字状で継合板部が一枚構造のものも実施されている。
特開2000−104343号公報 特開2004−108030号公報
この種の木材接合金具にコストダウンの要望がある。
コストダウンに最も効果的なのは、金具の板厚を薄くして材料の使用量を減らすことである。
しかし、金具を薄厚化してしまうと強度不足が懸念される上、前記左右一対の継合板部はもともと仕口部のスリット幅に対応させた板厚に設計されているから、薄厚化した継合板部では仕口部のスリット内で連結用木材の長さ方向と直交する方向にガタついて十分な接合精度が確保できなくなってしまう。尚、このガタつきの問題は、継合板部の薄厚化に合わせてスリット幅も狭くすることで解決可能であるが、この種の接合金具に使用する木材の仕口形状も規格化が進んでいるため、スリット幅の変更は容易にはできないという現状である。
本発明は、上記コストダウンの要望に応えるために開発されたもので、金具を薄厚化してコストダウン・軽量化を図る構成でありながら強度が向上し、且つ継合板部が木材の仕口部のスリットに対してガタつきにくく従来品と同等の接合精度を確保できる木材接合金具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
建築用木材1と、端部に仕口部3を設けた連結用木材2とを直角若しくは傾斜状態に接合する木材接合金具Aであって、前記建築用木材1の周面部に当接状態に取付けする取付板部5と、前記連結用木材2の仕口部3のスリット4に挿入して継合連結する継合板部6とから成り、一枚の板材を折曲することで前記取付板部5から前記継合板部6が折曲突出する構成とした木材接合金具Aにおいて、前記継合板部6の板厚寸法を、前記仕口部3のスリット4幅より薄厚に設定し、この継合板部6に、この継合板部6の一側板面を凹設することで他側板面を凸設させた凸条7を一体成形すると共に、この凸条7の前記継合板部6の他側板面に対する突出度を、この凸条7を含めた前記継合板部6の板厚寸法が、前記仕口部3のスリット4幅に合致する若しくはスリット4幅よりやや薄い板厚となる突出度に設定したことを特徴とする木材接合金具に係るものである。
また、前記継合板部6に、この継合板部6の前記取付板部5に対する折曲突出方向に連続する前記凸条7を設けたことを特徴とする請求項1記載の木材接合金具に係るものである。
また、前記継合板部6に、この継合板部6の上下方向に連続する前記凸条7を設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の木材接合金具に係るものである。
また、前記継合板部6に、この継合板部6の前記取付板部5に対する折曲突出方向に連続する横長凸条7Aと、継合板部6の上下方向に連続する縦長凸条7Bとが連設する形状の前記凸条7を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の木材接合金具に係るものである。
また、建築用木材1と、端部に仕口部3を設けた連結用木材2とを直角若しくは傾斜状態に接合する木材接合金具Aであって、前記建築用木材1の周面部に当接状態に取付けする取付板部5と、前記連結用木材2の仕口部3のスリット4に挿入して継合連結する継合板部6とから成り、一枚の板材を折曲することで前記取付板部5から前記継合板部6が折曲突出する構成とした木材接合金具Aにおいて、前記継合板部6の板厚寸法を、前記仕口部3のスリット4幅より薄厚に設定し、この継合板部6に、この継合板部6の一側板面を凹設することで他側板面を凸設させた凸起8を一体成形すると共に、この凸起8の前記継合板部6の他側板面に対する突出度を、この凸起8を含めた前記継合板部6の板厚寸法が、前記仕口部3のスリット4幅に合致する若しくはスリット4幅よりやや薄い板厚となる突出度に設定したことを特徴とする木材接合金具に係るものである。
また、前記継合板部6に、この継合板部6の前記取付板部5に対する折曲突出方向に間隔を置いて前記凸起8を複数並設状態に設けたことを特徴とする請求項5記載の木材接合金具に係るものである。
また、前記継合板部6の少なくとも上部と下部とに、この継合板部6の前記取付板部5に対する折曲突出方向に間隔を置いて前記凸起8を複数並設状態に設けたことを特徴とする請求項5,6のいずれか1項に記載の木材接合金具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、継合板部を薄厚化してコストダウンでき、薄厚化により軽量化できて取扱い容易となり、また、薄厚化しながらも継合板部に一体成形する凸条若しくは凸起によって継合板部が補強されるために強度不足の懸念がなく、しかも、この凸条若しくは凸起が、継合板部と仕口部のスリットに生じる隙間を埋める役割を果たすために継合板部がスリット内でガタつくことがなく、従来品と同等の接合精度を確保でき、その上、この凸条若しくは凸起は、例えば金属プレス加工により継合板部に容易に形成可能で量産性にも優れるなど、極めて実用性に優れた木材接合金具となる。
また、請求項2〜4記載の発明においては、継合板部を高強度に且つ効果的に補強できると共に、スリット内でのガタつきを良好に防止できる凸条の構成を簡易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の木材接合金具となる。
また、請求項6,7記載の発明においては、継合板部を高強度に且つ効果的に補強できると共に、スリット内でのガタつきを良好に防止できる凸起の構成を簡易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の木材接合金具となる。
実施例1を示す斜視図である。 実施例1の部分拡大平断面図である。 実施例1を使用した建築用木材(縦材)と連結用木材(横材)の接合作業に際して要する全部品を示す分解斜視図である。 実施例1を使用した木材の接合状態を示す平断面図である。 実施例1を使用した建築用木材(横材)と連結用木材(横材)の接合作業に際して要する全部品を示す分解斜視図である。 実施例2を示す斜視図である。 実施例3を示す斜視図である。 実施例4を示す斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明の接合金具Aは、継合板部6の板厚寸法を、前記仕口部3のスリット4幅より薄厚に設定する。
即ち、継合板部6を薄厚化してコストダウンでき、また、薄厚化により軽量化できて取扱性が向上する。
また、この薄厚化した継合板部6は、従来品に比して強度不足の懸念があるが、本発明は、この継合板部6に、この継合板部6の一側板面を凹設することで他側板面を凸設させた凸条7若しくは凸起8を一体成形する。
すると、この一体成形による凸条7若しくは凸起8によって継合板部6が補強されるので、薄厚化によって失われた継合板部6の強度が補われて強度不足の懸念がない。
また、本発明の凸条7若しくは凸起8は、前記継合板部6の他側板面に対する突出度を、この凸条7若しくは凸起8を含めた前記継合板部6の板厚寸法が、前記仕口部3のスリット4幅に合致する若しくはスリット4幅よりやや薄い板厚となる突出度に設定する。
そのため、継合板部6自体は薄厚化しているものの、この薄厚化した継合板部6を、連結用木材2の仕口部3のスリット4に挿入した際には、継合板部6とスリット4とに生じる隙間を凸条7若しくは凸起8が埋める役割を果たすので、継合板部6がスリット4内で連結用木材2の長さ方向と直交する方向にガタつくことはない。
従って、継合板部6を薄厚化してコストダウンを図る構成でありながら強度が向上し、且つ仕口部3への専用加工も不要で継合板部6が既存の連結用木材2の仕口部3のスリット4に対してガタつきにくく従来品と同等の接合精度を確保できる極めて実用性に優れた木材接合金具Aとなる。
また、継合板部6に設ける凸条7若しくは凸起8は、例えば金属プレス加工により容易に形成可能である。
本発明の具体的な実施例1について図1〜図5に基づいて説明する。
本実施例の木材接合金具Aは、建築用木材1の周面部に取付けする取付板部5と、端部に仕口部3を設けた連結用木材2の仕口部3に連結する継合板部6とを備えている。
具体的には、図1に示すように一枚の金属製(ステンレスなど)方形板材を二つ折り形状(断面コ字状)に折り返し形成して、折り返し部を前記取付板部5とし、この取付板部5の反対側に位置する左右の遊離板部を、取付板部5から90度折曲突出する前記継合板部6としている。即ち、本実施例は、前記特許文献1と同様の二枚の継合板部6を具備する二枚支持タイプ(断面略コ字型)の木材接合金具A1に適用している。
また、取付板部5は、その断面形状を、前記建築用木材1に対して前記連結用木材2が引っ張られる方向に負荷を受けて継合板部6が引っ張られた際に、コ字状の断面折り返し形状から変形すると想定した形状であって且つコ字状の折り返し形状のように直角の折曲部分を有しない折り返し形状に形成した構成としている。
具体的には、この取付板部5の形状は、図2,図4に示すように折り縁を有しない湾曲状に折曲した断面略U字状に形成している。これにより、たとえ建築用木材1に対して連結用木材2が引っ張られる方向に負荷がかかったとしても、取付板部5はこの断面略U字形状から更に変形することは起こりにくいため、秀れた耐変形強度を発揮して秀れた連結力を実現できる構成としている。
また、この取付板部5には、建築用木材1の周面部より、この周面部に設けたボルト孔11を介して貫通突出させた取付ボルト9を挿通するためのボルト挿通孔10を上下方向に所定間隔をおいて複数箇所(本実施例では二箇所)に設けている。
また、前記継合板部6は、その取付板部5に対する突出先端側の上部に、ドリフトピン12を掛止し得る略U状の掛止凹部13を形成し、同突出先端側の下部にドリフトピン12を係止し得る係合孔14を形成している。
また、本実施例は、前記継合板部6の板厚寸法を、前記仕口部3のスリット4幅より薄厚に設定している。
具体的には、接合金具A1を構成する板材の板厚寸法を、従来品の板厚寸法に比して1mm程度薄くすることで前記取付板部5とともに継合板部6を薄厚化し、材料使用量の減量によるコストダウンを図ると共に、軽量化を図っている。
また、本実施例は、この継合板部6に、この継合板部6の一側板面を凹設することで他側板面を凸設させた凸条7(リブ)を一体成形すると共に、この凸条7の前記継合板部6の他側板面に対する突出度を、この凸条7を含めた前記継合板部6の板厚寸法が、前記仕口部3のスリット4幅に合致する若しくはスリット4幅よりやや薄い板厚となる突出度に設定している。
具体的には、図2に示すように、プレス加工により各継合板部6の対向内側板面を外方へ凹設することで、この凹設部15と同形状の凸条7を継合板部6を薄くした厚さ分だけ継合板部6の外側板面に凸設させた構成として、この凸条7を含めた継合板部6の板厚寸法がスリット4幅に略合致する板厚となるようにしている。尚、各継合板部6の外側板面を内方へ凹設することで、継合板部6の内側板面に凸条7を突設させる構成としても良い。
また、この凸条7は、継合板部6に、この継合板部6の前記取付板部5に対する折曲突出方向に連続する横長凸条7Aと、継合板部6の上下方向に連続する縦長凸条7Bとが連設する形状に形成している。
更に詳しくは、各継合板部6の上下方向の中ほど位置に、この継合板部6の基端部(前記取付板部5側)から突出先端部にかけて水平方向に連続する直線状の前記横長凸条7Aを形成し、この横長凸条7Aを直交するようにして継合板部6の基端部付近と継合板部6の突出方向の中間部付近とに、この継合板部6の下部から上部にかけて鉛直方向に連続する直線状の縦長凸条7Bを設けた構成としている。
従って、このように凸条7を横長凸条7Aと縦長凸条7Bとから成る形状として継合板部6の広範囲に設けたことにより、この凸条7が連結用木材2の仕口部3のスリット4の内面の広範囲に接触して良好なガタつき防止効果を発揮する構成としている。
また、この広範囲の凸条7によって継合板部6が補強されて強度が向上する構成としている。出願人の試作実験によると、凸条7若しくは後述の突起8(実施例2〜4)を形成することによって従来品の継合板部に比べて若干強度が低いか若しくは同等程度の強度が得られることが確認されている。
次に、本実施例で使用する建築用木材1と、連結用木材2とを説明する。
建築用木材1は、取付ボルト9装着用のボルト孔11をこの建築用木材1の対向周面(側面)間を貫通させて上下二箇所に並設形成している。また、このボルト孔11は、取付ボルト9を回動自在な遊嵌状態に装着し得るように孔径を設定している。
連結用木材2は、端部に仕口部3を形成してある。この仕口部3を具体的に説明すると、連結用木材2の端部の二箇所にホゾ取り機などによって縦長のスリット4を形成し、この二本のスリット4に二枚の前記継合板部6を嵌入し得るように構成している。また、このスリット4を形成したことにより横方向に三分割された端部の上部と下部には、この分割端部を横方向に貫通するピン係止孔16を設けて、このピン係止孔16にドリフトピン12を横方向に貫通係止し得るように構成し、このうち上部のピン係止孔16には、予めこの分割端部を横方向に貫通するようにしてドリフトピン12を設けている。
次に、本実施例の木材接合金具A(A1)を使用した建築用木材1の連結用木材2との連結方法を、図3〜図5を示して具体的に説明する。尚、図3,図4は、建築用木材1が柱などの縦材1Aである場合を示し、図5は、建築用木材1が梁などの横材1Bである場合を示している。
先ず、建築用木材1の各ボルト孔11に夫々座金17を介して取付ボルト9を貫通させ、この建築用木材1の周面の一側面に取付ボルト9の先端を突出させる。
本木材接合金具A1の取付板部5に設けたボルト挿通孔10に建築用木材1の側面から突出させた取付ボルト9の先端を貫通し、この取付ボルト9先端に座金17を介してナット18を螺着し締付することで木材接合金具A1の取付板部5を建築用木材1周面(側面)に当接固定し、木材接合金具A1(の継合板部6)を建築用木材1の側面から側方へ突出した状態とする。
続いて、二枚の継合板部6を、連結用木材2の仕口部3の二本のスリット4に位置を合わせて嵌入すると共に、継合板部6の各掛止凹部13に、仕口部3の予め設けていたドリフトピン12を上方から掛止連結し、更にこの仕口部3の側方のピン係止孔16からドリフトピン12を打ち込み挿入して係合孔14に係止することで掛止連結状態を固定して、建築用木材1と連結用木材2とを直角若しくは傾斜状(図面は直角)に継合連結する。
本発明の具体的な実施例2について図6に基づいて説明する。
本実施例は、前記実施例1において、前記継合板部6に前記凸条7を設ける代わりにこの継合板部6の一側板面を凹設することで他側板面を凸設させた凸起8を一体成形した場合である。
また、この凸起8は、小径(直径10mm程度)の円形凸起に形成し、この凸起8も前記凸条7と同様に、前記継合板部6の他側板面に対する突出度を、この凸起8を含めた前記継合板部6の板厚寸法が、前記仕口部3のスリット4幅に合致する若しくはスリット4幅よりやや薄い板厚となる突出度に設定している。凸起8の形状は、円形に限らず、適宜設計変更可能である。
また、この凸起8は、前記継合板部6の前記取付板部5に対する折曲突出方向に間隔を置いた複数箇所に設けている。
具体的には、継合板部6の上部と下部とに夫々、この継合板部6の上縁と下縁に沿って継合板部6の前記取付板部5に対する折曲突出方向に間隔を置いた複数箇所(図面は三箇所)に凸起8を設けている。即ち、凸起8は、継合板部6の上下方向にも間隔を置いて複数並設状態に設けており、各継合板部6に合計六個ずつ凸起8を設けた構成としている。
尚、凸起8は、継合板部6の広範囲に複数散在状態に設けても良い。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例3について図7に基づいて説明する。
本実施例は、前記実施例2において、太い連結用木材2に適するように、接合金具A1の高さを高くした場合である。
具体的には、本実施例の接合金具A1は、継合板部6の、前記取付板部5に対する突出先端側の上部と下部とに前記掛止凹部13を形成し、この上下の掛止凹部13間の複数箇所(図面は四箇所)にドリフトピン12を係止し得る前記係合孔14を形成している。
また、本実施例の凸起8は、前記実施例2と同様に、継合板部6の上部と下部とに夫々、この継合板部6の上縁と下縁に沿って継合板部6の前記取付板部5に対する折曲突出方向に間隔を置いた複数箇所(図面は三箇所)に凸起8を設けると共に、継合板部6の中ほどにもこの継合板部6の前記取付板部5に対する折曲突出方向に間隔を置いた複数箇所(図面は三箇所)に並設状態に設けている。即ち、本実施例においても、凸起8は、継合板部6の上下方向にも間隔を置いて複数並設状態に設けており、各継合板部6に合計九個ずつ凸起8を設けた構成としている。
他の構成は、前記実施例2と同様である。
本発明の具体的な実施例4について図8に基づいて説明する。
本実施例の木材接合金具Aは、一枚の板材に切り起こし折曲用の切込縁19を形成し、この切込縁19を介して取付板部5に対して継合板部6を略90度折曲形成して構成した場合である。
即ち、本実施例は、前記特許文献2と同様の一枚の継合板部6を具備する一枚支持タイプ(断面T字型)の木材接合金具A2に適用したものである。本実施例の場合、連結用木材2は、端部に縦長のスリット4が一箇所だけある仕口部3を有するものを使用する。
本実施例は、前記実施例1〜3とは形状が異なるが、各部の機能は同様であるため、各部に実施例1〜3と同様の符号を付すことで詳しく説明することは省略する。
また、本実施例では、継合板部6に実施例2,3と同様に凸起8を設けた場合を示したが、実施例1と同様に凸条7を設けても良い。
尚、本発明は、実施例1〜4に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 建築用木材
2 連結用木材
3 仕口部
4 スリット
5 取付板部
6 継合板部
7 凸条
7A 横長凸条
7B 縦長凸条
8 凸起
A 木材接合金具

Claims (7)

  1. 建築用木材と、端部に仕口部を設けた連結用木材とを直角若しくは傾斜状態に接合する木材接合金具であって、前記建築用木材の周面部に当接状態に取付けする取付板部と、前記連結用木材の仕口部のスリットに挿入して継合連結する継合板部とから成り、一枚の板材を折曲することで前記取付板部から前記継合板部が折曲突出する構成とした木材接合金具において、前記継合板部の板厚寸法を、前記仕口部のスリット幅より薄厚に設定し、この継合板部に、この継合板部の一側板面を凹設することで他側板面を凸設させた凸条を一体成形すると共に、この凸条の前記継合板部の他側板面に対する突出度を、この凸条を含めた前記継合板部の板厚寸法が、前記仕口部のスリット幅に合致する若しくはスリット幅よりやや薄い板厚となる突出度に設定したことを特徴とする木材接合金具。
  2. 前記継合板部に、この継合板部の前記取付板部に対する折曲突出方向に連続する前記凸条を設けたことを特徴とする請求項1記載の木材接合金具。
  3. 前記継合板部に、この継合板部の上下方向に連続する前記凸条を設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の木材接合金具。
  4. 前記継合板部に、この継合板部の前記取付板部に対する折曲突出方向に連続する横長凸条と、継合板部の上下方向に連続する縦長凸条とが連設する形状の前記凸条を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の木材接合金具。
  5. 建築用木材と、端部に仕口部を設けた連結用木材とを直角若しくは傾斜状態に接合する木材接合金具であって、前記建築用木材の周面部に当接状態に取付けする取付板部と、前記連結用木材の仕口部のスリットに挿入して継合連結する継合板部とから成り、一枚の板材を折曲することで前記取付板部から前記継合板部が折曲突出する構成とした木材接合金具において、前記継合板部の板厚寸法を、前記仕口部のスリット幅より薄厚に設定し、この継合板部に、この継合板部の一側板面を凹設することで他側板面を凸設させた凸起を一体成形すると共に、この凸起の前記継合板部の他側板面に対する突出度を、この凸起を含めた前記継合板部の板厚寸法が、前記仕口部のスリット幅に合致する若しくはスリット幅よりやや薄い板厚となる突出度に設定したことを特徴とする木材接合金具。
  6. 前記継合板部に、この継合板部の前記取付板部に対する折曲突出方向に間隔を置いて前記凸起を複数並設状態に設けたことを特徴とする請求項5記載の木材接合金具。
  7. 前記継合板部の少なくとも上部と下部とに、この継合板部の前記取付板部に対する折曲突出方向に間隔を置いて前記凸起を複数並設状態に設けたことを特徴とする請求項5,6のいずれか1項に記載の木材接合金具。
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