JP2011179183A - 連結部材及び建築構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 木製の板状材だけでなく、コンクリート製や樹脂製といった剛性を有する板状材でも採用できる連結部材及び建築構造体を提供する。
【解決手段】 幅方向に複数並設される長尺な板状材11,…と、各板状材11を連結する連結部材14とを備え、各板状材11は、長手方向に沿って設けられる面に、幅方向に沿う溝11aを備え、連結部材14は、板状材11の溝11aに嵌入される長尺な平板状の嵌入部14aと、嵌入部14aが湾曲するのを防止すべく、嵌入部14aと直交するように配置され且つ嵌入部14aに連結される長尺な平板状の補強部14bとを備えることを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、幅方向に複数並設される長尺な板状材を連結する連結部材に関し、また、本発明は、幅方向に複数並設される長尺な板状材と、各板状材を連結する連結部材とを備える建築構造体に関する。
従来、幅方向に複数並設される長尺な板状材を連結する連結部材として、木製の各板状材の幅方向の側部間に挟まれることで、先鋭な第1の突入部が一方の板状材の側部に突入すると共に、先鋭な第2の突入部が他方の板状材の側部に突入する連結部材が知られている(例えば、特許文献1)。斯かる連結部材によれば、各板状材同士が長手方向で相対的に変位するのを防止でき、面内剛性を高めることができる。
特開2008−202277号公報
しかしながら、特許文献1に係る連結部材においては、各突入部が板状材の側部に突入する必要があるため、例えばコンクリート製の板状材や樹脂製(プラスチック製)の板状材といった剛性を有する板状材に対して施工するのが難しい。したがって、剛性を有する板状材には、採用され難いという問題があった。
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、木製の板状材だけでなく、コンクリート製や樹脂製といった剛性を有する板状材でも採用できる連結部材及び建築構造体を提供することを課題とする。
本発明に係る連結部材は、幅方向に複数並設される長尺な板状材を連結する連結部材において、長手方向に沿う各板状材の面に幅方向に沿って設けられる溝に嵌入される長尺な平板状の嵌入部と、嵌入部が湾曲するのを防止すべく、嵌入部と直交するように配置され且つ嵌入部に連結される長尺な平板状の補強部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る連結部材によれば、長手方向に沿う各板状材の面に幅方向に沿って設けられる溝に、長尺な平板状の嵌入部が嵌入されるため、嵌入部が板状材を板状材の長手方向で係止できる。そして、長尺な平板状の補強部が、嵌入部と直交するように配置されると共に、嵌入部に連結されているため、嵌入部が湾曲するのを防止できる。これにより、複数並設される長尺な板状材同士が長手方向で相対的に変位するのを防止でき、各板状材で構成された面体の面内剛性を高めることができる。
また、本発明に係る連結部材においては、嵌入部は、幅方向の一端部で補強部に連結されてもよい。
斯かる構成の連結部材によれば、嵌入部が幅方向の一端部で補強部に連結されているため、平板状の嵌入部が平板状の補強部の一方側の面からのみ突出し、他方側の面から突出するのを防止している。これにより、嵌入部が板状材の溝に嵌入され且つ補強部が各板状材に当接するように、連結部材が各板状材に取り付けられると、各板状材で構成される面体から連結部材が大きく突出するのを防止できる。
また、本発明に係る連結部材においては、嵌入部は、幅方向の中間部で補強部に連結されることで、補強部の一方側の面から突出し、各板状材の溝に嵌入される第1嵌入片と、補強部の他方側の面から突出し、各板状材を支持する長尺な角材に設けられる溝に嵌入される第2嵌入片とを備えてもよい。
斯かる構成の連結部材によれば、嵌入部が幅方向の中間部で補強部に連結されることで、第1嵌入片が補強部の一方側の面から突出すると共に、第2嵌入片が補強部の他方側の面から突出する。これにより、各板状材の溝に、第1嵌入片が嵌入されると共に、各板状材を支持する長尺な角材に設けられる溝に、第2嵌入片が嵌入されることで、各板状材同士が長手方向で相対的に変位するのを防止できるだけでなく、各板状材が角材に対して相対的に変位するのを防止できる。
また、本発明に係る建築構造体は、幅方向に複数並設される長尺な板状材と、各板状材を連結する連結部材とを備える建築構造体において、各板状材は、長手方向に沿って設けられる面に、幅方向に沿う溝を備え、連結部材は、板状材の溝に嵌入される長尺な平板状の嵌入部と、嵌入部が湾曲するのを防止すべく、嵌入部と直交するように配置され且つ嵌入部に連結される長尺な平板状の補強部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る建築構造体によれば、長手方向に沿って設けられる各板状材の面に幅方向に沿って設けられる溝に、長尺な平板状の嵌入部が嵌入されるため、嵌入部が板状材を板状材の長手方向で係止できる。そして、長尺な平板状の補強部が、嵌入部と直交するように配置されると共に、嵌入部に連結されているため、嵌入部が湾曲するのを防止できる。したがって、複数並設される長尺な板状材同士が連結部材で連結されることにより、各板状材同士が長手方向で相対的に変位するのを防止でき、各板状材で構成された面体の面内剛性を高めることができる。
また、本発明に係る建築構造体においては、平板状に形成され且つ一方側の面に溝を備える各板状材を支持すべく、各板状材の幅方向に沿って配置され且つ各板状材の他方側の面と当接する長尺な角材を備え、嵌入部は、幅方向の一端部で補強部に連結され、各板状材は、嵌入部が溝に嵌入した際に補強部に一方側の面を当接されるべく、溝の深さが嵌入部の幅寸法と同じ又は大きく形成されてもよい。
斯かる構成の建築構造体によれば、平板状に形成され且つ一方側の面に溝を備える各板状材の幅方向に沿って、長尺な角材が配置されると共に、各板状材の他方側の面と当接する。そして、各板状材の溝の深さが嵌入部の幅寸法と同じ又は大きく形成されているため、嵌入部が各板状材の溝に嵌入されると、補強部が各板状材の一方側の面と当接する。
これにより、角材が各板状材を他方側の面から支持すると共に、連結部材の補強部が各板状材を一方側の面から支持するため、各板状材同士が面と直交する方向で相対的に変位するのを防止できる。しかも、嵌入部が幅方向の一端部で補強部に連結されているため、平板状の嵌入部が平板状の補強部の一方側の面からのみ突出している。これにより、嵌入部が板状材の溝に嵌入されると、各板状材で構成される面体から連結部材が大きく突出するのを防止できる。
また、本発明に係る建築構造体においては、各板状材を支持すべく、各板状材の幅方向に沿って配置され且つ各板状材の面と当接する長尺な角材を備え、角材は、長手方向に沿う溝を備え、嵌入部は、幅方向の中間部で補強部に連結されることで、補強部の一方側の面から突出し、各板状材の溝に嵌入される第1嵌入片と、補強部の他方側の面から突出し、角材の溝に嵌入される第2嵌入片とを備えてもよい。
斯かる構成の建築構造体によれば、長尺な角材が、各板状材の幅方向に沿って配置されると共に、各板状材の面と当接するため、各板状材を支持できる。そして、嵌入部が幅方向の中間部で補強部に連結されることで、第1嵌入片が補強部の一方側の面から突出すると共に、第2嵌入片が補強部の他方側の面から突出する。
これにより、各板状材の溝に、第1嵌入片が嵌入されると共に、角材に設けられる長手方向に沿う溝に、第2嵌入片が嵌入されることで、各板状材同士が長手方向で相対的に変位するのを防止できるだけでなく、各板状材が角材に対して相対的に変位するのを防止できる。
以上の如く、本発明に係る連結部材及び建築構造体によれば、木製の板状材だけでなく、コンクリート製や樹脂製といった剛性を有する板状材にも採用できるという優れた効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る連結部材を備える建築構造体の要部概要図であって、斜視図を示す。 同実施形態に係る建築構造体の要部概要図であって、斜視図を示す。 同実施形態に係る連結部材の全体図であって、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)はB−B線における断面図を示す。 同実施形態に係る建築構造体の要部概要図であって、(a)及び(b)はそれぞれ横断面図を示す。 本発明の他の実施形態に係る建築構造体の要部概要図であって、(a)及び(b)はそれぞれ横断面図を示す。 本発明のさらに他の実施形態に係る建築構造体の要部概要図であって、(a)及び(b)はそれぞれ横断面図を示す。 本発明のさらに他の実施形態に係る建築構造体の要部概要図であって、(a)及び(b)はそれぞれ横断面図を示す。 本発明のさらに他の実施形態に係る連結部材の全体図であって、(a)〜(c)はそれぞれ横断面図を示す。
以下、本発明に係る連結部材及び建築構造体における一実施形態について、図1〜図4を参酌して説明する。
図1に示すように、建築構造体1(2,3,4)は、幅方向に複数並設される長尺な板状材11,…(21,…,31,…,41,…)を備える。そして、建築構造体1(2,3,4)は、各板状材11(21,31,41)を支持する複数の角材12,…(22,…,32,…,42,…)と、板状材11(21,31,41)で構成された面体を外側から囲う複数の枠材13,…(23,…,33,…,43,…)とを備える。
即ち、建築構造体1,2,3,4は、複数の板状材11,21,31,41,…で構成される面体であって、壁1である場合に限られず、床2、天井3又は屋根4等である場合でもよい。以下、建築構造体が壁1である場合について、説明する。
建築構造体1は、図1〜図4に示すように、各板状材11を連結する複数の連結部材14,…を備える。そして、建築構造体1は、連結部材14を角材12に固定する第1固定手段(「連結部材固定手段」ともいう)15と、各板状材11を角材12に固定する第2固定手段(「板状材固定手段」ともいう)16とを備える。
各板状材11は、平板状に形成される。そして、各板状材11は、一方側の面(内面)に、幅方向に沿って連続して配置される溝11aと、溝11aに連設され、溝11aよりも深さが浅く且つ板状材11の長手方向における寸法が溝11aより大きい凹状部11bと備える。そして、各板状材11は、溝11a及び凹状部11bに連結部材14を収容することで、一方側の面(内面)から連続部材14が突出するのを防止するように構成されている。
また、各板状材11は、幅方向における側部のうち、一方の側部に、長手方向に沿う凸部13cを備えると共に、他方の側部に、長手方向に沿って且つ隣接される板状材11の凸部13cと嵌合可能な嵌合部11dを備える。そして、各板状材11は、凸部13c及び嵌合部11dを嵌合させることで、隣設される板状材11と隙間を設けずに接合されている。
なお、本実施形態において、各板状材11は、矩形状に形成され且つ所定の厚みを有する木材としている。しかも、各板状材11は、繊維方向が長手方向に沿うように加工されている木材としている。
角材12,…は、各板状材11の長手方向で所定の間隔を有して(離間して)複数並設されている。そして、各角材12は、各板状材11に跨るようにして、各板状材11の幅方向に沿って配置されると共に、各板状材11の一方側の面(内面)と当接することで、各板状材11を一方側の面(内面)から支持している。なお、本実施形態において、各角材12は、角柱状に形成された木材としている。
枠材13,…は、複数の板状材11,…で矩形状に形成される面体の四辺にそれぞれ配置される。そして、各板状材11を横方向(板状材11の長手方向)で挟む一対の枠材13,13は、各板状材11の長手方向の側部と当接することで、各板状材11を各板状材11の長手方向で支持している。また、各板状材11を上下方向(板状材11の幅方向)で挟む一対の枠材13,13は、両端に配置されている各板状材11,11の幅方向の側部とそれぞれ当接することで、各板状材11を板状材11の幅方向で支持している。
さらに、各枠材13は、所定の面(外面)が各板状材11の他方側の面(外面)と略面一になるように配置されている。これにより、建築構造体1は、各板状材11及び各枠材13で略面一の面体を構成することになる。なお、本実施形態において、各枠材13は、角柱状に形成された木材としている。
連結部材14は、各板状材11の溝11aに嵌入される長尺な平板状の嵌入部14aと、嵌入部14aが湾曲するのを防止すべく、長尺な平板状の補強部14bとを備える。また、連結部材14は、補強部14bに、第1固定手段15に挿通される円状の挿通孔14c,…を長手方向に沿って複数備える。
嵌入部14aは、補強部14bと直交するように配置される。そして、嵌入部14aは、幅方向の一端部で補強部14bに連結されている。そして、嵌入部14aは、長さ寸法及び幅寸法並びに厚み寸法が補強部14bの長さ寸法及び幅寸法並びに厚み寸法とそれぞれ略同一となるように構成されている。なお、本実施形態において、連結部材14は、長手方向と直交する断面が略L字状の鋼材(鉄鋼材、ステンレス鋼材)としている。
ところで、連結部材14は、嵌入部14aが各板状材11の溝11aに嵌入され、補強部14bが各板状材11の凹状部11bに収容されることで、各板状材11の一方側の面(内面)から突出しないように設定されている。即ち、各板状材11の溝11aは、深さが嵌入部14aの幅寸法と同じ又は大きく形成され、各板状材11の凹状部11bは、深さが補強部14bの厚み寸法と同じ又は大きく形成されている。
第1固定手段15は、先端が尖って形成され、角材12に突入する突入部15aと、連結部材14に係止される頭部15bとを備える。また、第2固定手段16は、先端が尖って形成され、板状材11を通過して角材12に至るまで突入する突入部16aと、板状材11に係止される頭部16bとを備える。なお、本実施形態において、第1及び第2固定手段15,16は、釘(螺子部材)としている。
本実施形態に係る建築構造体1及び連結部材14の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係る建築構造体1の施工方法について説明する。
まず、図4(a)に示すように、角材12の所定面に補強部14bを当接させるようにして、連結部材14を仮置きする。このとき、各角材12及び横方向の一対の枠材13,13は、下方側に配置される枠材13にそれぞれ下端部で固定されると共に、上方側に配置される枠材13にそれぞれ上端部で固定されている。
そして、補強部14b及び角材12の所定面と直交する方向(図4(a)のC矢印方向)から、挿通孔14cを介して、第1固定手段15の突入部15aを角材12に突入させる。このとき、第1固定手段15の頭部15bと補強部14bの面とが略面一となる迄、第1固定手段15が突入されるため、連結部材14は、挿通孔14c周りが角材12側へ向くように変形する(図4(b)参照)。
次に、連結部材14が角材12に固定された後、溝11aに嵌入部14aを嵌入させた状態で、連結部材14の長手方向(図2のA矢印方向)に沿って、板状材11をスライドさせる。そして、図4(b)に示すように、板状材11と直交する方向(図4(b)のD矢印方向)から、各第2固定手段16の突入部16aを、板状材11の他方側の面(外面)から突入させる。
このとき、各第2固定手段16の突入部16aが板状材11を通過して角材12に至るまで突入し、しかも、各第2固定手段16の頭部16bが板状材11の他方側の面(外面)と略面一となる迄、各第2固定手段16の突入部16aを突入させる。そして、同様に、第2固定手段16,…により、複数の板状材11,…を角材12に固定することで、複数の板状材11,…で面体を構成でき、建築構造体1が完成する。
以上より、本実施形態に係る建築構造体1及び連結部材14によれば、各板状材11の一方側の面(内面)に幅方向に亘って設けられる溝11aに、長尺な平板状の嵌入部14aが嵌入される。そして、長尺な平板状の補強部14bが、嵌入部14aと直交するように配置されると共に、嵌入部14aに連結されているため、嵌入部14aが湾曲するのを防止できる。
これにより、複数並設される長尺な板状材11,11同士が長手方向で相対的に変位しようとすると、嵌入部14aが板状材11の溝11aを係止し、しかも、補強部14bが嵌入部14aの変形を防止する。したがって、板状材11,11同士が長手方向で相対的に変位するのを防止できるため、各板状材11で構成された面体の面内剛性を高めることができる。
また、本実施形態に係る建築構造体1及び連結部材14によれば、嵌入部14aが幅方向の一端部で補強部14bに連結されているため、平板状の嵌入部14aが平板状の補強部14bの一方側の面からのみ突出している。これにより、各板状材11の溝11aに嵌入部14aが嵌入されると共に、各板状材11の凹状部11bに補強部14bが収容されることで、連結部材14が各板状材11の一方側の面(内面)から突出しないため、連結部材14と当接する角材12に、溝や凹状部を形成する必要がない。
また、本実施形態に係る建築構造体1によれば、各板状材11を横方向(板状材11の長手方向)で挟む一対の枠材13,13が各板状材11の長手方向の側部と当接している。これにより、各板状材11の長手方向の側部を各枠材13が支持しているため、板状材11,11同士が長手方向で相対的に変位するのをさらに防止できる。
また、本実施形態に係る建築構造体1によれば、各板状材11を上下方向(板状材11の幅方向)で挟む一対の枠材13,13が両端に配置されている各板状材11,11の幅方向の側部とそれぞれ当接している。これにより、各枠材13が各板状材11を板状材11の幅方向で支持しているため、板状材11,11同士が幅方向で相対的に変位するのを防止できる。
なお、本発明に係る建築構造体及び連結部材は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。また、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、上記実施形態に係る建築構造体1においては、各板状材11が平板状に形成される場合を説明したが、斯かる場合に限られない。具体的には、板状材は、反割り丸太状に形成されてもよく、三角柱状や角柱状に形成される場合でもよい。要するに、板状材は、長手方向に沿う面を少なくとも一つ備え、当該面に、幅方向に沿って設けられる溝を備えてる形状であればよい。
また、上記実施形態に係る建築構造体1においては、各枠材13が各板状材11の長手方向又は幅方向の側部と当接する場合を説明したが、斯かる場合に限られず、各枠材13は、各角材12と同様に、各板状材11の一方側の面(内面)と当接する場合でもよく、また、各板状材11の他方側の面(外面)と当接する場合でもよい。
また、上記実施形態に係る建築構造体1においては、連結部材14が第1固定手段15により角材12に固定される場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、図5(a)に示すように、連結部材14が第1固定手段15,…により各板状材11に固定される場合でもよい。斯かる構成を採用する場合には、複数の板状材11,…が連結部材14で連結されて面体を構成した後に、各板状材11が第2固定手段16,…により角材12に固定される。
また、上記実施形態に係る建築構造体1においては、連結部材14が各板状材11と角材12との間に挟まれる場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、連結部材14は、各板状材11の一方側の面(内面)と当接する一方、角材12と離間して配置される場合でもよい。
また、上記実施形態に係る建築構造体1においては、各板状材11が一方側の面(内面)に溝11a及び凹状部11bを備え、連結部材14が各板状材11を一方側の面(内面)から支持する場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、図5(b)に示すように、連結部材14は、各板状材110を、角材12が支持する面と反対側の面(外面)から支持する場合でもよい。
具体的には、各板状材110は、外面(一方側の面)に、幅方向に沿って配置され且つ深さが嵌入部14aの幅寸法と同じ又は大きく形成される溝110aを備え、そして、長尺な角材12は、各板状材110を支持すべく、各板状材110の幅方向に沿って配置され且つ各板状材110の内面(他方側の面)と当接し、さらに、連結部材14は、各板状材110を外面(一方側の面)と当接する場合でもよい。
斯かる構成によれば、長尺な角材12が、各板状材110の幅方向に沿って配置されると共に、各板状材110の内面(他方側の面)と当接する。そして、各板状材110の溝110aの深さが嵌入部14aの幅寸法と同じ又は大きく形成されているため、嵌入部14aが各板状材110の溝110aに嵌入されると、補強部14bが各板状材110の外面(一方側の面)と当接する。
これにより、角材12が各板状材110を内面(他方側の面)から支持すると共に、連結部材14の補強部14bが各板状材110を外面(一方側の面)から支持するため、各板状材110同士が面と直交する方向で相対的に変位するのを防止できる。また、各板状材110が補強部14bを収容する凹状部110bを備えるため、連結部材14が各板状材110の外面(一方側の面)から突出することなく、連結部材14及び各板状材110が略面一となっている。
また、上記実施形態に係る建築構造体1においては、第1固定手段15を介して、各角材12に一つの連結部材14を固定する場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、図6(a)に示すように、第1固定手段15,15を介して、各角材12に複数(例えば二つ)の連結部材14,14を固定する場合でもよく、しかも、一つの角材12を介して、二つの板状材111,111を長手方向で連結する場合でもよい。
また、上記実施形態に係る連結部材14(建築構造体1)においては、補強部14bが平板状の嵌入部14aの一方側の面のみから突出する場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、図6(b)に示すように、連結部材141は、補強部141bが平板状の嵌入部141aの両方の面から突出する場合でもよい。なお、図6(b)に係る連結部材141は、折り曲げ加工により、長手方向の断面が略T字状となるように形成されているが、例えば溶接加工により略T字状に形成されてもよく、また、略十字状等に形成されてもよい。
また、上記実施形態に係る連結部材14(建築構造体1)においては、一つの嵌入部14aが設けられる場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、図7(a)に示すように、連結部材142は、嵌入部142a,142aを複数(例えば2つ)備える場合でもよい。なお、図7(a)に係る連結部材142は、平板状の補強部142bの各端部にそれぞれ嵌入部142a,142aを連結し、略U字状に形成されているが、例えばE字状やF字状等に形成されてもよい。
また、上記実施形態に係る連結部材14(建築構造体1)においては、連結部材14の嵌入部14aが幅方向の一端部で補強部14bに連結される場合を説明したが、斯かる場合に限られない。
例えば、図7(b)に示すように、連結部材143の嵌入部143aは、幅方向の中間部で補強部143bに連結されることで、補強部143bの一方側の面から突出し、各板状材11の溝11aに嵌入される第1嵌入片143a’と、補強部143bの他方側の面から突出し、角材121の溝121aに嵌入される第2嵌入片143a”とを備える場合でもよい。なお、図7(b)に係る連結部材143は、略T字状に形成されているが、例えば略H字状等に形成されてもよい。
斯かる構成によれば、嵌入部143aが幅方向の中間部で補強部143bに連結されることで、第1嵌入片143a’が補強部143bの一方側の面から突出すると共に、第2嵌入片143a”が補強部143bの他方側の面から突出する。これにより、各板状材11の溝11aに、第1嵌入片143a’が嵌入されると共に、角材12の溝121aに、第2嵌入片143a”が嵌入されることで、各板状材11,11同士が長手方向で相対的に変位するのを防止できるだけでなく、各板状材11が角材121に対して相対的に変位するのを防止できる。
また、上記実施形態に係る連結部材14(建築構造体1)においては、連結部材14が第1固定手段15を介して角材12に固定される場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、図8(a)に示すように、連結部材144は、補強部144bにおける角材12と当接する面(嵌入部144aが突出する方向と反対方向の面)に、角材12に突入可能な先鋭の突起部144cを備える場合でもよい。斯かる構成によれば、突起部144cを角材12に突入することで、連結部材144を角材12に仮留めすることができる。
また、上記実施形態に係る連結部材14(建築構造体1)においては、嵌入部14aの表面が平面状に形成される場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、図8(b)に示すように、連結部材145は、平面状に形成される嵌入部145aのうち、補強部145bが突出する方向と反対方向の面に、板状材11に突入可能な先鋭の突起部145cを備える場合でもよい。斯かる構成によれば、嵌入部145aが板状材11の溝11aに嵌入されると、突起部145cが板状材11(溝11a)を掛止するため、連結部材145から板状材11が外れるのを防止できる。
しかも、図8(c)に示すように、補強部146bの一端部に連結される嵌入部146aに、当該突起部145cを係止可能な凹状の係止部146cを有する連結部材146を、ユニットとして備える場合でもよい。斯かる構成によれば、通常の設計強度の場合には、何れか一方の連結部材145(146)を採用する一方、大きな設計強度が必要となった場合には、突起部145cが係止部146cに係止されることにより、相対的に変位しない一対の連結部材145,146を採用することで、フレキシブルに対応することができる。
また、上記実施形態に係る連結部材14(建築構造体1)においては、補強部14bに、円状の貫通孔14cを備える場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、貫通孔が長穴状に形成される場合でもよく、また、挿通孔が設けられておらず、第1固定手段15が補強部を突き抜いて貫通する場合でもよい。
また、上記実施形態に係る建築構造体1においては、板状材11が木製の板状材である場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、板状材は、コンクリート製の板状材の場合でもよく、また、樹脂製(プラスチック製)の板状材の場合でもよい。
また、上記実施形態に係る建築構造体1においては、角材12及び枠材13が木製の角材である場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、角材や枠材は、コンクリート製の角材の場合でもよく、また、樹脂製(プラスチック製)の角材の場合でもよい。
1,2,3,4…建築構造体
11,21,31,41,110,111…板状材
11a,110a…(板状材の)溝
12,22,32,42,121…角材
121a…(角材の)溝
14,141,142,143,144,145,146…連結部材
14a,141a,142a,143a,144a,145a,146a…嵌入部
14b,141b,142b,143b,144b,145b,146b…補強部

Claims (6)

  1. 幅方向に複数並設される長尺な板状材を連結する連結部材において、
    長手方向に沿う各板状材の面に幅方向に沿って設けられる溝に嵌入される長尺な平板状の嵌入部と、嵌入部が湾曲するのを防止すべく、嵌入部と直交するように配置され且つ嵌入部に連結される長尺な平板状の補強部とを備えることを特徴とする連結部材。
  2. 嵌入部は、幅方向の一端部で補強部に連結される請求項1に記載の連結部材。
  3. 嵌入部は、幅方向の中間部で補強部に連結されることで、補強部の一方側の面から突出し、各板状材の溝に嵌入される第1嵌入片と、補強部の他方側の面から突出し、各板状材を支持する長尺な角材に設けられる溝に嵌入される第2嵌入片とを備える請求項1に記載の連結部材。
  4. 幅方向に複数並設される長尺な板状材と、各板状材を連結する連結部材とを備える建築構造体において、
    各板状材は、長手方向に沿って設けられる面に、幅方向に沿う溝を備え、
    連結部材は、板状材の溝に嵌入される長尺な平板状の嵌入部と、嵌入部が湾曲するのを防止すべく、嵌入部と直交するように配置され且つ嵌入部に連結される長尺な平板状の補強部とを備えることを特徴とする建築構造体。
  5. 平板状に形成され且つ一方側の面に溝を備える各板状材を支持すべく、各板状材の幅方向に沿って配置され且つ各板状材の他方側の面と当接する長尺な角材を備え、
    嵌入部は、幅方向の一端部で補強部に連結され、
    各板状材は、嵌入部が溝に嵌入した際に補強部に一方側の面を当接されるべく、溝の深さが嵌入部の幅寸法と同じ又は大きく形成される請求項4に記載の建築構造体。
  6. 各板状材を支持すべく、各板状材の幅方向に沿って配置され且つ各板状材の面と当接する長尺な角材を備え、
    角材は、長手方向に沿う溝を備え、
    嵌入部は、幅方向の中間部で補強部に連結されることで、補強部の一方側の面から突出し、各板状材の溝に嵌入される第1嵌入片と、補強部の他方側の面から突出し、角材の溝に嵌入される第2嵌入片とを備える請求項4に記載の建築構造体。
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