JP5685332B1 - 建築物用ブレース接合金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】コスト増とならず、またボルト孔への連結ボルトの挿通作業をこれまで通り容易に行うことができると共に、建築用縦材及び建築用横材に対して安定的に連結される建築物用ブレース接合金具を提供すること。【解決手段】ベース板部4の中央部に接合板部5を突設し、この接合板部5の基端部の複数箇所にボルト案内用切欠部12を設け、このボルト案内用切欠部12の存するベース板部4の中央部にボルト孔8を設け、このボルト孔8は、一側を連結ボルト7のボルト杆部13の径寸法よりやや径大な連結用孔部15に形成し、他側を連結用孔部15より径大な挿通用径大孔部16に形成し、且つブレース金物3を介してベース板部4に引張力が作用した際の引張方向側に挿通用径大孔部16が配置し、反対側に連結用孔部15が配置する形状に構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、建築物に補強用のブレース金物を接合するための建築物用ブレース接合金具に関するものである。
従来のこの種ブレース接合金具としては、図10に示すように、建築用縦材1又は建築用横材の周面部に当接するベース板部30と、このベース板部30の中央部に突設状態に設けられブレース金物3の端部の羽子板部17が接合される接合板部31とから成る断面T字形の金具であって、前記ベース板部30の中央部にして前記接合板部31の存しない前記ベース板部30の両端部二箇所に、建築用縦材1又は建築用横材に設けたボルト止着孔6と連通させて連結ボルト7を挿通するボルト孔32が設けられ、前記接合板部31に、前記ブレース金物3の端部に設けたボルト通し孔と連通させて接合ボルト10を挿通する接合孔33が設けられたもの(以下、従来例1と称す。)が知られている。
上記従来例1は、前記接合板部31の存しないベース板部30の両端部の強度が最も弱く、この強度的に劣る箇所を連結ボルト7で建築用縦材1又は建築用横材に連結固定するから、ブレース金物3に引張力が作用してベース板部30に大きな曲げモーメントが作用した際には、ベース板部30の板厚(耐変形強度)が不十分であると、特にこの両端部分が変形して十分な接合強度を発揮できなくなってしまう懸念があった。
そこで、このような懸念を解消するために、ベース板部30の板厚を厚くすることによってベース板部30の耐変形強度を著しく向上させたもの(図11参照。以下、従来例2と称す。)や、接合板部31の板幅をベース板部30の両端付近に至るまで幅広くする(接合板部31がベース板部30の補強の機能も果たすようにする)ことによってベース板部30の耐変形強度を著しく向上させたもの(図11参照。以下、従来例3と称す。)も実施されているが、前記前者の従来例2にあっては、ベース板部30の板厚を厚くする分材料コストが従来例1より割高となり、また、前記後者の従来例3にあっては、接合板部31の板幅(図11において上下の板幅)が広いためにこの接合板部31を避けた位置にボルト孔32を設けなければならず(ベース板部30の中央部にボルト孔32を設けることができず)、その結果、ボルト孔32が二箇所では足りず、ベース板部30の四隅部付近などの三箇所以上にボルト孔32を設けなければならないために、このボルト孔32の加工コストが従来例1より余分にかかると共に、多くの連結ボルト7を要する分施工コストも従来例1より割高になるという問題があった。尚、説明の都合上、図11は従来例2と従来例3の双方の構成を兼ね備えたものを図示している。
本発明は、上記従来例1〜3が抱える問題点に注目し、これを解消しようとするもので、ベース板部の板厚をさほど厚くせずとも耐変形強度を安価に確保でき、ボルト孔の設置数も多くを必要とせずに建築用縦材又は建築用横への連結固定強度を確保でき、更にはボルト孔への連結ボルトの挿通作業をこれまで通り容易に行うことができると共に、ブレース金物を安定的に接合できる実用性に優れた建築物用ブレース接合金具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
間隔を置いて並設する建築用縦材1間、又は間隔を置いて並設する建築用横材2間、又は直角あるいは傾斜状態に連結される建築用縦材1と建築用横材2との間にブレース金物3を斜設状態に接合するための建築物用ブレース接合金具Aであって、前記建築用縦材1又は前記建築用横材2の周面部に当接するベース板部4と、このベース板部4に突設状態に設けられて前記ブレース金物3の端部が接合される接合板部5とから成り、前記ベース板部4に、前記建築用縦材1又は前記建築用横材2に設けたボルト止着孔6と連通させて連結ボルト7を挿通するボルト孔8を設け、前記接合板部5に、前記ブレース金物3の端部に設けたボルト通し孔9と連通させて接合ボルト10を挿通する接合孔11を設けた建築物用ブレース接合金具Aにおいて、前記ベース板部4の中央部に前記接合板部5を突設し、この接合板部5の基端部の複数箇所を切欠すると共に、この切欠部12の存するベース板部4の中央部に前記ボルト孔8を設けて、この切欠部12を、前記ボルト孔8に前記連結ボルト7のボルト杆部13を差し込み案内するためのボルト案内用切欠部12とし、前記複数のボルト孔8は、一側を前記連結ボルト7のボルト杆部13の径寸法と同等又はやや径大な連結用孔部15に形成し、他側を前記連結用孔部15より径大で且つ連結ボルト7のボルト頭部14より径小な挿通用径大孔部16に形成して、このボルト孔8の挿通用径大孔部16に、前記接合板部5の板面の側方から前記ボルト案内用切欠部12を介して差し込み案内された前記連結ボルト7のボルト杆部13を斜め方向から挿通し得るように構成すると共に、この挿通用径大孔部16に連結ボルト7を挿通した後、連結ボルト7のボルト杆部13を挿通用径大孔部16から前記連結用孔部15へと移動し得るように構成し、この複数のボルト孔8を、前記接合板部5に接合した前記ブレース金物3を介して前記ベース板部4に引張力が作用した際のこの引張方向側に前記挿通用径大孔部16が配置し、引張方向の反対側に前記連結用孔部15が配置する形状に構成したことを特徴とする建築物用ブレース接合金具に係るものである。
また、前記案内用切欠部12は、前記接合板部5の板幅の両端付近の基端部に切欠形成し、この案内用切欠部12が存する前記ベース板部4の中央部に前記ボルト孔8を設けたことを特徴とする請求項1記載の建築物用ブレース接合金具に係るものである。
また、前記連結ボルト7のボルト杆部13に装着して、この連結ボルト7のボルト杆部13を前記ボルト孔8に挿通した際にこのボルト孔8を覆う孔覆い座金23を備えたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の建築物用ブレース接合金具に係るものである。
また、前記ベース板部4は、このベース板部4に前記引張力が作用した際のこの引張方向と反対側の部位の板幅を、引張方向側の部位の板幅より幅広に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の建築物用ブレース接合金具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、接合板部の基端部が存するベース板部の中央部にボルト孔を設けたために、ブレース金物に引張力が作用してもベース板部に大きな曲げモーメントが作用せず、よってベース板部は、それ単体で大きな曲げモーメントに耐え得る板厚である必要がないため、板厚を可能な限り薄くコスト安に設計することができ、また、ブレース金物を介して引張力が加わる接合板部位置を連結ボルトで連結固定できる構成であるから、ボルト孔(連結ボルト)が少数でも十分な連結固定強度を発揮でき、従って、本発明は、従来例1より安価に設計することも可能で且つ従来例1と同等の設置コストを実現可能となり、しかも、接合板部にボルト案内用切欠部を設けると共に、ボルト孔に連結ボルトを斜め方向から挿通可能な挿通用径大孔部を設けたことにより、接合板部(の基端部)とボルト孔とが双方ともベース板部の中央部に設けられる構成でありながら、接合板部が連結ボルトをボルト孔に挿通する際の邪魔にならず、この連結ボルト挿通作業を容易に行うことができ、その上、挿通用径大孔部に挿通した連結ボルトのボルト杆部は連結用孔部へと移動できると共に、この種ブレース金物には引張力しか生じないが、このブレース金物を介してベース板部に引張力が作用した際の引張方向側に挿通用径大孔部を配置し、引張方向の反対側に連結用孔部を配置する構成としたため、連結用孔部にボルト杆部を位置させた連結ボルトでベース板部を建築用縦材又は建築用横材の周面部に連結固定することにより、連結ボルトが挿通用径大孔部へと移動してしまうことがなく、それ故ボルト孔に挿通用径大孔部を有する構成でありながらもブレース金物の接合性能には何ら問題を生じることがないなど、施工性と接合性能を両立できる極めて実用性に優れた建築物用ブレース接合金具となる。
また、請求項2記載の発明においては、建築用縦材又は建築用横材に対して前記従来例1と同等の連結固定強度を発揮でき、しかも、材料コストや加工コストを従来例1より安価に設計できると共に、施工コストも従来例1と同等となるなど、一層実用性に優れた構成の建築物用ブレース接合金具となる。
また、請求項3記載の発明においては、ブレース金物を介してベース板部に引張力が作用した際に連結ボルトのボルト頭部に伝達される荷重を、ボルト孔を覆う孔覆い座金を介してこのボルト孔の全縁部で確固に支持できるので、このボルト孔の孔縁の変形を防止できて一層強固な接合性能を発揮できる極めて実用性に優れた構成の建築用ブレース接合金具となる。
また、請求項4記載の発明においては、ベース板部の耐変形強度を確保しつつ材料コストを効果的に削減でき、一層安価に設計実現可能となる実用性に優れた構成の建築物用ブレース接合金具となる。
実施例1の使用状態を示す部分拡大斜視図である。 実施例1とブレース金物との接合構造を示す斜視図である。 実施例1の使用状態及び実施例1のボルト孔を示す部分拡大正面図である。 図3のA−A線断面で示した建築物用ブレース接合金具のボルト孔に、連結ボルトを挿通させた状態を示す説明平断面図である。 図3のB−B線断面図である。 実施例1の使用状態を示す概略説明正面図である。 実施例1の異なる使用状態を示す概略説明正面図である。 実施例2の使用状態を示す部分拡大斜視図である。 実施例2を示す正面図である。 従来例1を示す正面図及び従来例1の使用状態を示す側面図である。 従来例2,3を示す正面図及び従来例2,3の使用状態を示す側面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
ベース板部4を建築用縦材1又は建築用横材2の周面部に当接し、このベース板部4に設けたボルト孔8を、前記建築用縦材1又は前記建築用横材2に設けたボルト止着孔6と連通させて、このボルト孔8を介してボルト止着孔6に連結ボルト7を挿通止着すると、本発明の建築物用ブレース接合金具Aが建築用縦材1又は建築用横材2の周面部に連結固定される。
次いで、本建築物用ブレース接合金具Aの接合板部5に設けた接合孔11に、ブレース金物3の端部に設けたボルト通し孔9を連通させ、この連通する接合孔11とボルト通し孔9とに接合ボルト10を挿通すると、接合板部5にブレース金物3の端部が接合される。
このようにして、例えば、間隔を置いて左右に並設する建築用縦材1間、又は間隔を置いて上下あるいは前後あるいは左右に並設する建築用横材2間、又は直角あるいは傾斜状態に連結される建築用縦材1と建築用横材2との間に、ブレース金物3を斜設状態に接合する。
また、本発明の建築物用ブレース接合金具Aは、ベース板部4の中央部に接合板部5を突設し、この接合板部5の基端部の複数箇所を切欠すると共に、この切欠部12の存するベース板部4の中央部にボルト孔8を設けて、この切欠部12を、前記ボルト孔8に連結ボルト7のボルト杆部13を差し込み案内するためのボルト案内用切欠部12とする。
従って、前記従来例1のように、接合板部31の存しないベース板部30位置にボルト孔32を設ける構成でなく、接合板部5の基端部の存する位置にボルト孔8を設けるから、ブレース金物3を介してベース板部4に引張力が作用すると、接合板部5がベース板部4を変形しないように拘束しているために、このベース板部4のボルト孔8位置には連結ボルト7を介して大きな曲げモーメントが作用しない(接合板部5がベース板部4の補強作用を果たしていることによってベース板部4のボルト孔8位置に変形を生じにくい。)。
よって、ベース板部4は、従来例2のようにそれ単体で大きな曲げモーメントに耐え得るような板厚を有する板に設計する必要がないから、従来例1より材料コスト安な(安価な)製品を設計することもでき、また、ボルト孔8をベース板部4の中央部に設けて、ブレース金物3の引張力が加わる接合板部5と同じ位置を連結ボルト7で連結固定できる構成であるから、ボルト孔8は従来例1と同様に二箇所程度でも十分な連結固定強度を発揮できる。
従って、本発明によれば、従来例3のように多くのボルト孔32とそれと同数の連結ボルト7を要することがないから、従来例1と同等又はより安価に設計することが可能で且つ従来例1と同等の設置コストを実現可能となる。
また、複数のボルト孔8への連結ボルト7の挿通作業は、前記ボルト案内用切欠部12を介して前記接合板部5の板面の側方から連結ボルト7のボルト杆部13を挿通用径大孔部16に斜め方向から挿通させると、この挿通用径大孔部16がボルト杆部13の径寸法より径大であるからボルト杆部13を傾けた状態で容易に挿通でき、連結ボルト7のボルト頭部14がボルト案内用切欠部12に位置するまでボルト杆部13を深く挿通したところで、ボルト頭部14をボルト案内用切欠部12内に位置させて連結ボルト7をボルト孔8に対して真っ直ぐに配置することができる(図4参照)。
従って、接合板部5(の基端部)とボルト孔8とが、双方ともベース板部4の中央部に設けられる構成でありながら、接合板部5が連結ボルト7をボルト孔8に挿通する作業の邪魔にならず、この連結ボルト7挿通作業が容易に行われる。
ボルト孔8に連結ボルト7を挿通した後は、ボルト杆部13を連結用孔部15に移動させてから連結ボルト7をボルト止着孔6に挿通止着する。すると、この連結用孔部15が連結ボルト7のボルト杆部13の径寸法と同等又はやや径大であるから、連結ボルト7に対して連結用孔部15(が設けられたベース板部4)がガタつきにくく、従って本建築物用ブレース接合金具Aが建築用縦材1又は建築用横材2の周面部に安定的に連結固定されることになる。
また、本発明の複数の前記ボルト孔8は、前記接合板部5に接合した前記ブレース金物3を介して前記ベース板部4に引張力が作用した際のこの引張方向側に前記挿通用径大孔部16が配置し、引張方向の反対側に前記連結用孔部15が配置する形状に構成する。
即ち、この種ブレース金物3には引張力しか生じないが、このブレース金物3を介してベース板部4に引張力が作用した際の引張方向側に挿通用径大孔部16を配置し、引張方向の反対側に連結用孔部15を配置する構成としているから、連結用孔部15に位置させた連結ボルト7のボルト杆部13は、ブレース金物3を介してベース板部4が引っ張られても、挿通用径大孔部16へと移動することはない(連結ボルト7に対しベース板部4がガタつきにくい状態が維持されることになる。)。
従って、本建築物用ブレース接合金具Aは、ボルト孔8に挿通用径大孔部16を有する構成でありながら、ブレース金物3の接合性能には何ら問題を生じない。
本発明の具体的な実施例1について図1〜図7に基づいて説明する。
本実施例は、柱などの建築用縦材1又は梁などの建築用横材2の周面部に当接するベース板部4と、このベース板部4に突設状態に設けられて前記ブレース金物3の端部が接合される接合板部5とから成る断面T字状の建築物用ブレース接合金具Aであって、前記ベース板部4に、前記建築用縦材1又は前記建築用横材2に設けたボルト止着孔6と連通させて連結ボルト7を挿通するボルト孔8を設け、前記接合板部5に、前記ブレース金物3の端部に設けたボルト通し孔9と連通させて接合ボルト10を挿通する接合孔11を設けている。
具体的には、本実施例のベース板部4は、図1,図2に示すような略長方形状の金属板材で構成し、このベース板部4の長さ方向を、前記建築用縦材1又は前記建築用横材2の長さ方向に合致させた状態で建築用縦材1又は建築用横材2の周面部に当接させることができるように構成している。
また、このベース板部4は、その長さ方向の両端部寄り位置の二箇所であって、このベース板部4の長さ方向と直交する短手方向の中央部に、丸孔形状の前記ボルト孔8を貫通形成している。
また、このベース板部4の、前記建築用縦材1又は前記建築用横材2の周面部への連結構造について説明すると、建築用縦材1又は建築用横材2は、その対向周面部間を貫通するようにしてボルト止着孔6を形成すると共に、このボルト止着孔6を、前記ボルト孔8に対応させて間隔を置いた二箇所に形成したものを使用し、このボルト止着孔6に挿通する前記連結ボルト7は、ボルト止着孔6の孔長より長いボルト杆部13を有するものを使用する。この連結ボルト7を、ベース板部4の前記ボルト孔8に挿通させた上で、連結ボルト7のボルト杆部13を建築用縦材1又は建築用横材2のボルト止着孔6にその一方側から挿通し、ボルト止着孔6の他方側から貫通突出するボルト杆部13の先端部に、座金20と共に止着用ナット21を螺着して締付することでベース板部4を建築用縦材1又は建築用横材2の周面部に連結固定する構造としている。
また、本実施例の接合板部5は、図1〜図3及び図5に示すように、前記ベース板部4の長さ幅よりやや短い板幅(図1〜図3及び図5において上下方向の板幅)を有する金属板材で構成し、この接合板部5の基端部を、前記ベース板部4の短手方向の中央部をベース板部4の長さ方向に結んだ直線上に位置するように配してベース板部4に付設(溶接固定)した構成としている。即ち、本実施例では、前記ベース板部4の中央部に、このベース板部4の両端付近に至る幅広な前記接合板部5を突設した構成とし、これにより接合板部5がベース板部4を変形しないように拘束する補強機能を発揮する構成としている。
従って、この接合板部5の補強作用により、ベース板部4はその板厚を薄くしてコスト安な構成に設計することが可能となる構成としている。本実施例では、ベース板部4の板厚を、前記従来例1のベース板部4の板厚より薄い6mm程度の板厚に設定して、従来例1より安価に提供可能な製品を構成した場合を示している。
また、この接合板部5は、その基端部の、前記二箇所のボルト孔8に対応する両端付近の二箇所を方形状に切欠形成すると共に、この切欠部12を、前記ボルト孔8に前記連結ボルト7のボルト杆部13を差し込み案内するためのボルト案内用切欠部12としている。
また、この接合板部5は、前記ベース板部4に対する突出先端部が側面視で(接合板部5の板面を見る方向から見て)略三角形状(山形状)を呈する構成とすると共に、突出先端部の頂角部付近に丸孔形状の前記接合孔11を貫通形成している。
また、この接合板部5への、前記ブレース金物3端部の接合構造は、接合板部5にブレース金物3の端部(の羽子板部17)を重合すると共に、前記接合孔11にブレース金物3の端部に設けたボルト通し孔9を連通させ、この連通させた接合孔11とボルト通し孔9に接合ボルト10を挿通し、接合ボルト10のボルト先端に座金22を介してナット19を螺着して締付固定することで接合する構造としている。
また、ここで、本実施例のブレース金物3について説明すると、長尺鋼棒18の両端部に帯状の羽子板部17を付設し、この両端部の羽子板部17に丸孔形状のボルト通し孔9を貫通形成したものを採用している。
本実施例は、前記二箇所に設けたボルト孔8を、いずれもその一側を前記連結ボルト7のボルト杆部13の径寸法と同等又はやや径大となる連結用孔部15に形成し、他側を前記連結用孔部15より径大で且つ連結ボルト7のボルト頭部14より径小な挿通用径大孔部16に形成して、このボルト孔8の挿通用径大孔部16に、前記接合板部5の板面の側方から前記ボルト案内用切欠部12を介して差し込み案内された前記連結ボルト7のボルト杆部13を斜め方向から挿通し得るように構成すると共に、この挿通用径大孔部16に連結ボルト7を挿通した後、連結ボルト7のボルト杆部13を挿通用径大孔部16から前記連結用孔部15へと移動し得るように構成している。
具体的には、ボルト孔8は、略正円形の連結用孔部15とこの連結用孔部15の径幅に対して約1.5倍の径幅を有する長円形の挿通用径大孔部16とがベース板部4の長さ方向(接合板部5の板幅方向)に並設するダルマ形(図3では上下反転したダルマ形)の貫通孔に形成している。
また、この二箇所のボルト孔8は、前記接合板部5に接合した前記ブレース金物3を介して前記ベース板部4に引張力が作用した際のこの引張方向側に前記挿通用径大孔部16が配置し、引張方向の反対側に前記連結用孔部15が配置する向きにして使用する構成とし、これにより、連結ボルト7を挿通用径大孔部16に挿通した後、連結用孔部15に移動させて連結ボルト7によりベース板部4を建築用縦材1又は建築用横材2に連結固定すると、このようにして固定された本建築物用ブレース接合金具A間に斜設状態に接合されたブレース金物3には引張力しか生じないが、このブレース金物3を介してベース板部4に引張力が作用した際には、ベース板部4が引っ張られることによって連結ボルト7のボルト杆部13が連結用孔部15から挿通用径大孔部16へと移動することがなく、このボルト杆部13が連結用孔部15に位置する状態が維持される(連結ボルト7に対しベース板部4がガタつきにくい状態が維持されることになる)構成としている。
また、本実施例では、前記連結ボルト7のボルト杆部13に装着して、この連結ボルト7のボルト杆部13を前記ボルト孔8に挿通した際にこのボルト孔8を覆う孔覆い座金23を備えている。
具体的には、この孔覆い座金23は、この孔覆い座金23を装着した連結ボルト7のボルト杆部13を前記連結用孔部15に位置させた状態で、前記挿通用径大孔部16も含めたボルト孔8の全域が覆い閉塞される径寸法を有する円板状座金に構成している。
即ち、連結ボルト7のボルト杆部13を連結用孔部15に位置させた上で、前記止着用ナット21を締付して建築物用ブレース接合金具Aを建築用縦材1又は建築用横材2の周面部に連結固定すると、孔覆い座金23の全周がボルト孔8の孔縁全縁に密着当接した状態となってこのボルト孔8が孔覆い座金23によって完全に覆い閉塞される構成としている。
従って、この孔覆い座金23がないと、連結ボルト7のボルト頭部14は、実質的に挿通用径大孔部16の孔縁には当接せず、連結用孔部15の孔縁にのみ当接する状態となることから、ブレース金物3を介してベース板部4に引張力が作用した際に連結ボルト7のボルト頭部14に伝達される荷重がこの当接部位に集中し、これにより連結用孔部15の孔縁が凹むように変形してブレース金物3の十分な接合強度を発揮できなくなってしまう懸念があるが、孔覆い座金23を備えた本実施例によれば、ブレース金物3を介してベース板部4に引張力が作用した際に連結ボルト7のボルト頭部14に伝達される荷重を、孔覆い座金23を介してこのボルト孔8の全縁部で確固に支持できるので、このボルト孔8の孔縁の変形を良好に防止でき、極めて強固なブレース金物3の接合性能を発揮できる構成としている。
次に、上述のように構成した本実施例の建築物用ブレース接合金具Aの施工方法を説明する。
ベース板部4を建築用縦材1又は建築用横材2の周面部に当接し、このベース板部4に設けたボルト孔8を、前記建築用縦材1又は前記建築用横材2に設けたボルト止着孔6と連通させて、このボルト孔8を介してボルト止着孔6に連結ボルト7を挿通し、ボルト止着孔6から突出する連結ボルト7のボルト杆部13の先端部に座金20と共に止着用ナット21を螺着し締付することで、建築物用ブレース接合金具Aを建築用縦材1又は建築用横材2の周面部に連結固定する。
また、この際、連結ボルト7には、予め孔覆い座金23を装着しておき、この連結ボルト7のボルト杆部13を、前記ボルト案内用切欠部12に前記接合板部5の板面の側方から通して挿通用径大孔部16に斜め方向から挿通させると、この挿通用径大孔部16がボルト杆部13の径寸法より径大であるからボルト杆部13を傾けた状態で容易に挿通することができる。そして、連結ボルト7のボルト頭部14がボルト案内用切欠部12に位置するまでボルト杆部13を深く挿通したところで、ボルト頭部14をボルト案内用切欠部12内に位置させて連結ボルト7を挿通用径大孔部16(ボルト孔8)に対して真っ直ぐに配置することができる(図4参照)。そして、連結ボルト7をボルト孔8(の挿通用径大孔部16)に挿通した後、連結ボルト7のボルト杆部13が連結用孔部15に位置するようにベース板部4を建築用縦材1又は建築用横材2の周面部に対して移動させた上で、前記止着用ナット21を締付して建築物用ブレース接合金具Aを建築用縦材1又は建築用横材2の周面部に連結固定する(ボルト杆部13を連結用孔部15に配置することでベース板部4がガタつかないようにして連結固定する。)。
次いで、建築物用ブレース接合金具Aの接合板部5にブレース金物3の端部の羽子板部17を重合すると共に、接合板部5の接合孔11と羽子板部17のボルト通し孔9とを連通させ、この連通する接合孔11とボルト通し孔9とに接合ボルト10を挿通し、このボルト先端に座金22を介してナット19を螺着し締付すると、接合板部5にブレース金物3の端部(羽子板部17)を接合できる。
図6,図7は、本実施例の具体的な使用例を示している。
図6は、間隔を置いて左右に並設する柱材1(建築用縦材1)の対向周面部の上下部に本建築物用ブレース接合金具Aを連結固定し、図面右上と左下の建築物用ブレース接合金具A間と、図面左上と右下の建築物用ブレース接合金具A間とに夫々ブレース金物3を斜設状態に架設した補強構造を示している。また、図面右側の柱材1には、この柱材1の対向周面部に建築用ブレース接合金具Aを背中合わせに配設固定(いずれか一方の建築用ブレース接合金具Aのベース板部4を座金20代わりにして連結ボルト7で固定)した場合を示している。
また、図7は、柱材1(建築用縦材1)の上側の周面部と、この柱材1の途中に連結した片持ち梁材2(建築用横材2)の突出外端部の周面部とに本建築物用ブレース接合金具Aを連結固定し、この双方の建築物用ブレース接合金具A間とにブレース金物3を斜設状態に架設した片持ち梁の補強構造を示している。
その他、例えば、間隔を置いて上下あるいは前後あるいは左右に並設する建築用横材2(並設する建築用横材2は、例えば、互いに水平の位置関係で並設するものでも良いし、互いに段違いの位置関係で並設するものでも良い。また、並設する建築用横材2の関係は双方が水平でも、双方が傾斜状態でも、一方が水平で他方が傾斜状態でも良く、更に、双方が互いに平行関係で設置されるものでも非平行の関係で設置されるものでも良い。)間にブレース金物3を斜設状態に架設することや、建築用縦材1とこの建築用縦材1に対して傾斜方向に連結された建築用横材2との間にブレース金物3を架設することにも本建築物用ブレース接合金具Aは使用可能である。
本発明の具体的な実施例2について図8,図9に基づいて説明する。
本実施例は、前記実施例1において、ベース板部4の形状を異ならせた場合である。
具体的には、本実施例のベース板部4は、図8,図9に示すように、このベース板部4に前記接合板部5に接合した前記ブレース金物3を介して前記ベース板部4に引張力が作用した際のこの引張方向と反対側の部位の板幅を、引張方向側の部位の板幅より幅広に形成している。
更に詳しくは、前記実施例1において、ベース板部4の長さ方向の中ほどより前記挿通用径大孔部16が存する側の短手方向幅を、連結用孔部15が存する側の短手方向幅より小さく設定して、ベース板部4の材料コストを実施例1のそれより削減した場合である。
即ち、ベース板部4の長さ方向の中ほどより連結用孔部15が存する側は、前記引張力が作用した際の耐力を必要とするため板幅(耐力)を確保し、この耐力を確保しつつさほどの耐力を要しない挿通用径大孔部16が存する側の板幅を小さくしてベース板部4の材料を節約し、前記実施例1よりコスト安に構成した場合である。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
尚、本発明は、実施例1,2に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 建築用縦材
2 建築用横材
3 ブレース金物
4 ベース板部
5 接合板部
6 ボルト止着孔
7 連結ボルト
8 ボルト孔
9 ボルト通し孔
10 接合ボルト
11 接合孔
12 ボルト案内用切欠部
13 ボルト杆部
14 ボルト頭部
15 連結用孔部
16 挿通用径大孔部
23 孔覆い座金
A 建築物用ブレース接合金具

Claims (4)

  1. 間隔を置いて並設する建築用縦材間、又は間隔を置いて並設する建築用横材間、又は直角あるいは傾斜状態に連結される建築用縦材と建築用横材との間にブレース金物を斜設状態に接合するための建築物用ブレース接合金具であって、前記建築用縦材又は前記建築用横材の周面部に当接するベース板部と、このベース板部に突設状態に設けられて前記ブレース金物の端部が接合される接合板部とから成り、前記ベース板部に、前記建築用縦材又は前記建築用横材に設けたボルト止着孔と連通させて連結ボルトを挿通するボルト孔を設け、前記接合板部に、前記ブレース金物の端部に設けたボルト通し孔と連通させて接合ボルトを挿通する接合孔を設けた建築物用ブレース接合金具において、前記ベース板部の中央部に前記接合板部を突設し、この接合板部の基端部の複数箇所を切欠すると共に、この切欠部の存するベース板部の中央部に前記ボルト孔を設けて、この切欠部を、前記ボルト孔に前記連結ボルトのボルト杆部を差し込み案内するためのボルト案内用切欠部とし、前記複数のボルト孔は、一側を前記連結ボルトのボルト杆部の径寸法と同等又はやや径大な連結用孔部に形成し、他側を前記連結用孔部より径大で且つ連結ボルトのボルト頭部より径小な挿通用径大孔部に形成して、このボルト孔の挿通用径大孔部に、前記接合板部の板面の側方から前記ボルト案内用切欠部を介して差し込み案内された前記連結ボルトのボルト杆部を斜め方向から挿通し得るように構成すると共に、この挿通用径大孔部に連結ボルトを挿通した後、連結ボルトのボルト杆部を挿通用径大孔部から前記連結用孔部へと移動し得るように構成し、この複数のボルト孔を、前記接合板部に接合した前記ブレース金物を介して前記ベース板部に引張力が作用した際のこの引張方向側に前記挿通用径大孔部が配置し、引張方向の反対側に前記連結用孔部が配置する形状に構成したことを特徴とする建築物用ブレース接合金具。
  2. 前記案内用切欠部は、前記接合板部の板幅の両端付近の基端部に切欠形成し、この案内用切欠部が存する前記ベース板部の中央部に前記ボルト孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の建築物用ブレース接合金具。
  3. 前記連結ボルトのボルト杆部に装着して、この連結ボルトのボルト杆部を前記ボルト孔に挿通した際にこのボルト孔を覆う孔覆い座金を備えたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の建築物用ブレース接合金具。
  4. 前記ベース板部は、このベース板部に前記引張力が作用した際のこの引張方向と反対側の部位の板幅を、引張方向側の部位の板幅より幅広に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の建築物用ブレース接合金具。
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