JP3219733U - 型枠パネルの連結構造 - Google Patents

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健次 森
卓郎 石井
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Abstract

【課題】施工効率を改善し、作業人員の調整自由度を向上させる型枠パネルの連結構造を提供する。【解決手段】左右に位置する上段の型枠パネルに取り付けられる連結用クリップ5と、下段の型枠パネルに取り付けられる第1取付領域と上段の型枠パネルに取り付けられる第2取付領域とを含んでなる連結プレート11とが用いられ、連結用クリップ5は、取付孔を備える押さえ板6と、取付孔と同軸で押さえ板に設けられるスリーブ8とを有し、取付孔及びスリーブを挿通させたボルト9によって型枠パネル2に取り付けられて、連結プレートの第1取付領域が透孔14を介して下段の型枠パネルに取付ボルト18によって連結される一方、第2取付領域の切欠15に連結用クリップのスリーブがそれぞれ嵌合することで、押さえ板が連結プレートに係止して4つの型枠パネルが連結される。【選択図】図5

Description

本考案は、法面や壁面等のコンクリート工事を行う際に鉄骨躯体等の連結対象部材にコンクリート被覆を行う際に使用される型枠パネル同士を連結するための構造に関する。
法面や壁面等のコンクリート工事を行う際に用いられている鉄骨躯体をコンクリートで被覆する際、鉄骨躯体の外側に所定間隔をおいて上下左右に配設した複数の型枠パネル同士を連結金具を用いて連結すると共に、その連結金具をボルト等の接続部材を介して鉄骨躯体に接続することで、型枠パネルを一般型枠の代用として使用する工法がよく行われている。特許文献1には、型枠パネル同士の連結構造として、4枚の型枠パネルの隣接部分に、4枚の型枠パネルに跨がって連結プレートをボルトで連結すると共に、連結プレートの裏面に取り付けた六角ナット状の止め金具に接続部材の一端を螺合させ、他端を鉄骨躯体に溶接する構造が開示されている。
特許第6083603号公報
上記特許文献1の型枠パネルの連結構造では、連結プレートを各型枠パネルに4本のボルトでそれぞれ連結して型枠パネルを組み立てる作業と、接続部材を鉄骨躯体に溶接する作業とが同時に行われるため、時間や工数が掛かり、施工効率が悪い。また、作業には溶接資格者が必須となるため、作業人員の調整も煩雑となる。
そこで、本考案は、施工効率を改善し、作業人員の調整自由度を向上させることができる型枠パネルの連結構造を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の考案は、正方形又は矩形の型枠パネルを上下方向及び左右方向に複数並べて形成される型枠において、上下左右に隣接する4つの型枠パネル同士を連結する構造であって、
4つの型枠パネルのうち、上下又は左右に位置する2つの型枠パネルの互いに隣接する2つの角部にそれぞれ取り付けられる連結用クリップと、
4つの型枠パネルのうち、上下又は左右に位置する他の2つの型枠パネルの互いに隣接する他の2つの角部に跨がって配置され、当該他の2つの角部に螺合される取付ボルトがそれぞれ挿通可能な一対の透孔が形成された第1取付領域と、連結用クリップがそれぞれ取り付けられる2つの角部に跨がって配置され、2つの連結用クリップがそれぞれ左右又は上下方向で嵌合する一対の切欠が形成された第2取付領域と、を含んでなる連結プレートと、が用いられ、
連結用クリップは、取付孔を備える押さえ板と、取付孔との同軸位置で押さえ板に設けられて型枠パネルと押さえ板との間に所定の間隔を保持させるスリーブとを有し、取付孔及びスリーブを挿通させたボルトによって型枠パネルに取り付けられて、
連結プレートの第1取付領域が一対の透孔を介して他の2つの型枠パネルの他の2つの角部にそれぞれ取付ボルトによって連結される一方、第2取付領域の一対の切欠に、2つの型枠パネルにそれぞれ設けた各連結用クリップの各スリーブがそれぞれ嵌合することで、押さえ板が連結プレートに係止して4つの型枠パネルが連結されることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1の構成において、連結用クリップの押さえ板における切欠への嵌合側の端部には、型枠パネルから外側へ離れる方向に向けて折曲片が形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2の構成において、連結プレートは、型枠と対向配置される連結対象部材と接続される接続部材を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、請求項3の構成において、接続部材は、連結プレートに結合される接続ボルトと、接続ボルトが一端側に螺合する調整スリーブと、連結対象部材に固定されて調整スリーブの他端側と接続される連結材とを含んでなることを特徴とする。
請求項5に記載の考案は、請求項4の構成において、連結材は予め連結対象部材に溶接されており、調整スリーブと連結対象部材に溶接されている連結材とはボルトで接続されることを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、型枠パネルに取り付けた連結用クリップを連結プレートに係止させて型枠パネル同士を連結することで、ボルト止めの手間が少なくなり、施工効率が改善されて施工コストも低減する。また、現場での溶接が不要となるため、作業人員の調整自由度も向上する。さらに、連結用クリップと連結プレートとの係止により、隣接する連結プレート間の位置が精度よく保たれるため、全体の取付精度も向上する。
請求項2に記載の考案によれば、請求項1の効果に加えて、連結用クリップの押さえ板における切欠への嵌合側の端部には、型枠パネルから外側へ離れる方向に向けて折曲片が形成されているので、折曲片のガイドによって押さえ板をスムーズに連結プレートへ係止させることができる。
請求項3に記載の考案によれば、請求項1又は2の効果に加えて、連結プレートは、型枠と対向配置される連結対象部材と接続される接続部材を備えるので、接続部材を用いて連結プレートを連結対象部材側へ容易に接続することができる。
請求項4に記載の考案によれば、請求項3の効果に加えて、接続部材は、連結プレートに結合される接続ボルトと、接続ボルトが一端側に螺合する調整スリーブと、連結対象部材に固定されて調整スリーブの他端側と接続される連結材とを含んでなることで、型枠と連結対象部材との接続に溶接作業が不要となる。
請求項5に記載の考案によれば、請求項4の効果に加えて、連結材は連結対象部材に溶接され、調整スリーブと連結材とはボルトで接続されることで、ボルト止め作業で型枠と連結対象部材との接続が可能となる。
型枠の背面からの説明図である。 型枠パネルの説明図で、(A)は背面からの斜視、(B)はA−A線の断面部分をそれぞれ示す。 連結用クリップの説明図で、(A)は正面、(B)は縦断面、(C)は平面、(D)は底面、(E)は背面からの斜視、(F)は正面からの斜視である。 連結プレートの説明図で、(A)は正面、(B)はB−B線断面、(C)は斜視をそれぞれ示す。 (A)はA部の縦断面、(B)は横断面をそれぞれ示す。 A部の分解斜視図である。 B部の分解斜視図である。 C部の分解斜視図である。 D部の分解斜視図である。 (A)はE部の分解斜視図、(B)はF部の分解斜視図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、壁状の型枠1を鉄骨躯体側(背面側)から見た説明図で、この型枠1は、鉄骨躯体から前方へ所定間隔離れた位置に施工される。
型枠1は、正面視が正方形状の型枠パネル2,2・・を上下左右に複数格子状に並べて隣接する型枠パネル2同士を連結することで形成される。各型枠パネル2は、図2に示すように、所定の厚みを有するコンクリート製の板体で、背面には、鉄骨躯体との間に打設されるコンクリートとの付着性を高めるために複数の凹部3,3・・が形成されている。型枠パネル2の四隅には、背面に開口するアンカーナット4,4・・が埋設されている。
また、型枠1において、水平方向に並ぶ最上段と最下段を除く中間段の型枠パネル2,2・・では、下側の左右一対のアンカーナット4,4に連結用クリップ5,5がそれぞれ取り付けられている。
この連結用クリップ5は、図3に示すように、略中央部に取付孔7を形成した縦長矩形状の押さえ板6と、取付孔7との同軸位置で押さえ板6の片面へ一体に突設されるスリーブ8とを有する金属製である。ここではスリーブ8を型枠パネル2の背面に当接させた向きで、型枠パネル2の背面側から取付孔7及びスリーブ8に貫通させたボルト9をアンカーナット4に螺合させることで、押さえ板6がスリーブ8の軸方向長さ分だけ型枠パネル2から離れた位置で固定される。押さえ板6の下端には、後側に向けて折曲されて型枠パネル2との間隔を広げる折曲片10が形成されている。
そして、上下左右で隣接する4枚の型枠パネル2,2・・の間(図1のA部)には、連結プレート11が設けられている。この連結プレート11は、図4に示すように、4枚の型枠パネル2,2・・の各コーナー部がそれぞれ隣接する部分に跨がって配置される正面視正方形状の金属板で、中央には、後方へ膨出する円形の絞り部12が形成されて、絞り部12の中央には貫通孔13が形成されている。また、絞り部12の下側で連結プレート11の左右のコーナー部には、第1取付領域を構成する一対の透孔14,14が形成され、各透孔14の真上で連結プレート11の上端には、第2取付領域を構成するU字状の一対の切欠15,15が形成されている。
A部では、図5,6に示すように、連結プレート11の内側から絞り部12の貫通孔13に接続ボルト16を貫通させて、接続ボルト16のネジ部に絞り部12の外側からナット17を緊締することで、絞り部12に接続ボルト16を後ろ向きで一体に結合する。
次に、連結プレート11の下側左右の透孔14,14に、ワッシャー19を介して取付ボルト18,18をそれぞれ後方から貫通させて、各取付ボルト18を、下段左右の型枠パネル2,2のコーナー部のアンカーナット4,4にそれぞれねじ込むことで、連結プレート11を介して下段左右の型枠パネル2,2同士が連結される。この状態で上段左右の型枠パネル2,2を、互いに隣接するコーナー部に取り付けた連結用クリップ5,5を、各押さえ板6が連結プレート11の背面側に被さって各スリーブ8が切欠15に嵌合するようにして載置する。このとき各押さえ板6には折曲片10が形成されているため、押さえ板6は連結プレート11の背面側へスムーズにガイドされる。
こうして各連結用クリップ5の押さえ板6が連結プレート11の背面側に係止することで、上段左右の型枠パネル2,2は、連結用クリップ5,5を介して連結プレート11に結合される。よって、4枚の型枠パネル2,2・・が並ぶ各コーナー部では、それぞれ連結プレート11を介して4枚の型枠パネル2,2・・が結合されることになる。
一方、鉄骨躯体30側では、鉄骨躯体30の前面に、倒L字形の第1連結材31が溶接によって固定されると共に、第1連結材31の上面に、倒コ字状の第2連結材32が、溶接によって水平に固定されている。第2連結材32における前側の立ち上げ部33には、透孔34が形成されている。
ここでは第2連結材32の立ち上げ部33に、連結プレート11に結合した接続ボルト16が、高ナット20を介して接続される。すなわち、高ナット20の前端に接続ボルト16を螺合させる一方、高ナット20の後端に、立ち上げ部33の透孔34に内側からワッシャー22を介して前方へ貫通させた後側ボルト21を螺合させることで接続がなされる。これにより、連結プレート11は、接続ボルト16及び高ナット20、後側ボルト21を介して鉄骨躯体30に接続される。
なお、型枠パネルが上下のみに配設される場所(図1のB部)では、図7に示すように、連結プレート11の半分の左右幅で中央に絞り部12、下側に1つの透孔14、上側に1つの切欠15がそれぞれ形成された連結プレート11Aが用いられる。ここでは下側の透孔14から下段の型枠パネル2のアンカーナット4に取付ボルト18をねじ込み、上側の切欠15に上段の型枠パネル2に取り付けた連結用クリップ5を係止させることで上下の型枠パネル2,2が連結される。絞り部12を貫通させた接続ボルト16と鉄骨躯体30との接続構造はA部と同じである。
また、型枠パネルが左右のみに配設される場所(図1のC部)では、図8に示すように、連結プレート11の半分の上下幅で中央に絞り部12、左右に2つの透孔14,14がそれぞれ形成された連結プレート11Bが用いられる。ここでは左右の透孔14,14から左右の型枠パネル2,2のアンカーナット4,4にそれぞれ取付ボルト18,18をねじ込むことで左右の型枠パネル2,2が連結される。絞り部12を貫通させた接続ボルト16と鉄骨躯体30との接続構造はA部と同じである。
さらに、型枠パネル2が最外最上段に配設される場所(図1のD部)では、図9に示すように、連結プレートを用いず、アンカーナット4に螺合させた全ネジボルト23をねじ込むと共に、その全ネジボルト23の後端を高ナット20の前端に螺合させることで鉄骨躯体30側と接続される。
一方、型枠1の最下段で、型枠パネル2,2が左右に配設される場所(図1のE部)では、図10(A)に示すように、側面視L形の取付金具24を用いて左右の型枠パネル2,2に跨がって配置し、取付金具24の垂直部に設けた左右の透孔からそれぞれ取付ボルト18,18を型枠パネル2,2のアンカーナット4,4にねじ込むことで左右の型枠パネル2,2を連結する。取付金具24の水平部はコンクリートを打設した地面にボルトやアンカー等によって固定される。
同様に、型枠パネル2が最外最下段に配設される場所(図1のF部)では、図10(B)に示すように、側面視L形で左右幅が小さい取付金具25を用いて、その垂直部に設けた透孔から取付ボルト18を型枠パネル2のアンカーナット4にねじ込む一方、取付金具25の水平部を地面にボルト等で固定する。
なお、図6〜10では、型枠パネル2の連結構造と鉄骨躯体30側との接続構造とを説明する便宜上、型枠パネル2は小さいサイズで示している。
このように、上記形態の型枠パネル2の連結構造によれば、上下左右に隣接する4つの型枠パネル2,2・・のうち、左右に位置する上段の2つの型枠パネル2,2の互いに隣接する2つの角部にそれぞれ取り付けられる連結用クリップ5,5と、左右に位置する下段の2つの型枠パネル2,2の互いに隣接する他の2つの角部に跨がって配置され、当該他の2つの角部に螺合される取付ボルト18,18がそれぞれ挿通可能な一対の透孔14,14が形成された第1取付領域と、連結用クリップ5,5がそれぞれ取り付けられる2つの角部に跨がって配置され、2つの連結用クリップ5,5がそれぞれ上下方向で嵌合する一対の切欠15,15が形成された第2取付領域とを含んでなる連結プレート11と、が用いられ、連結用クリップ5,5は、取付孔7を備える押さえ板6と、取付孔7との同軸位置で押さえ板6に設けられて型枠パネル2と押さえ板6との間に所定の間隔を保持させるスリーブ8とを有し、取付孔7及びスリーブ8を挿通させたボルト9によって型枠パネル2に取り付けられて、連結プレート11の第1取付領域が一対の透孔14,14を介して他の2つの型枠パネル2,2の他の2つの角部にそれぞれ取付ボルト18,18によって連結される一方、第2取付領域の一対の切欠15,15に、2つの型枠パネル2,2にそれぞれ設けた各連結用クリップ5の各スリーブ8がそれぞれ嵌合することで、押さえ板6が連結プレート11に係止して4つの型枠パネル2,2・・が連結される。
こうして型枠パネル2に取り付けた連結用クリップ5を連結プレート11に係止させて型枠パネル2同士を連結させることで、ボルト止めの手間が少なくなり、施工効率が改善されて施工コストも低減する。また、現場での溶接が不要となるため、作業人員の調整自由度も向上する。さらに、連結用クリップ5と連結プレート11との係止により、隣接する連結プレート11,11間の位置が精度よく保たれるため、全体の取付精度も向上する。
特にここでは、連結用クリップ5の押さえ板6における切欠15への嵌合側の端部には、型枠パネル2から外側へ離れる方向に向けて折曲片10が形成されているので、折曲片10のガイドによって押さえ板6をスムーズに連結プレート11へ係止させることができる。
また、連結プレート11は、型枠1と対向配置される鉄骨躯体30と接続される接続部材(接続ボルト16、ナット17、高ナット20、後側ボルト21、第1、第2連結材31,32)を備えるので、接続部材を用いて連結プレート11を鉄骨躯体30側へ容易に接続することができる。
さらに、接続部材は、連結プレート11に結合される接続ボルト16と、接続ボルト16が一端側に螺合する調整スリーブ(高ナット20)と、鉄骨躯体30に固定されて高ナット20の他端側と接続される第1、第2連結材31,32とを含み、第1、第2連結材31,32は鉄骨躯体30に溶接され、高ナット20と第2連結材32とは後側ボルト21で接続されるので、ボルト止め作業で型枠1と鉄骨躯体30との接続が可能となる。
そして、接続部材は、連結プレート11に結合される接続ボルト16と、接続ボルト16が一端側に螺合する高ナット20と、鉄骨躯体30に溶接されて高ナット20の他端側と接続される第1、第2連結材31,32とを含んでなることで、予め鉄骨躯体30に第1、第2連結材31,32を溶接しておくことができ、型枠パネル2の連結時の溶接作業が不要となる。
特に、第1、第2連結材31,32は、高ナット20側では高ナット20に後側ボルトで接続され、鉄骨躯体30側では鉄骨躯体30に溶接されるので、高ナット20へのボルト止め作業のみで接続が可能となる。これにより、型枠パネル2の連結作業を、溶接資格を有しない作業者のみで行うことができ、施工人員の調整自由度が向上し、全体の施工コストの低減にも繋がる。
なお、上記形態では、連結対象部材を鉄骨躯体30とし、鉄骨躯体30に第1、第2連結材31,32を溶接する構成としたが、連結対象部材はコンクリートなど、溶接ができない躯体であってもよい。この場合、躯体に対して連結部材を直接又はブラケットを介してアンカーボルト等で固定すればよい。
一方、上記形態では、左右に並ぶ下段の2つの型枠パネルに上段の2つの型枠パネルを連結プレートを介して上下に連結する構造で説明しているが、例えば上下に並ぶ左右一方側の2つの型枠パネルを、横向きにした連結プレートの第1取付領域に取付ボルトによって連結し、同じく上下に並ぶ左右他方側の2つの型枠パネルに連結用クリップを横向きに取り付けて、当該2つの型枠パネルを連結プレートに対して水平にスライドさせることで連結用クリップを切欠に嵌合させると共に連結プレートに係止させて連結することもできる。スライド方向は逆でもよい。
その他、型枠パネルは正面視が正方形でなく縦長や横長の長方形であってもよい。
1・・型枠、2・・型枠パネル、4・・アンカーナット、5・・連結用クリップ、6・・押さえ板、7・・取付孔、8・・スリーブ、9・・ボルト、10・・折曲片、11・・連結プレート、12・・絞り部、14・・透孔、15・・切欠、16・・接続ボルト、18・・取付ボルト、20・・高ナット(調整スリーブ)、21・・後側ボルト、30・・鉄骨躯体(連結対象部材)、31・・第1連結材、32・・第2連結材。

Claims (5)

  1. 正方形又は矩形の型枠パネルを上下方向及び左右方向に複数並べて形成される型枠において、上下左右に隣接する4つの前記型枠パネル同士を連結する構造であって、
    前記4つの型枠パネルのうち、上下又は左右に位置する2つの型枠パネルの互いに隣接する2つの角部にそれぞれ取り付けられる連結用クリップと、
    前記4つの型枠パネルのうち、上下又は左右に位置する他の2つの前記型枠パネルの互いに隣接する他の2つの角部に跨がって配置され、当該他の2つの角部に螺合される取付ボルトがそれぞれ挿通可能な一対の透孔が形成された第1取付領域と、前記連結用クリップがそれぞれ取り付けられる2つの角部に跨がって配置され、2つの前記連結用クリップがそれぞれ左右又は上下方向で嵌合する一対の切欠が形成された第2取付領域と、を含んでなる連結プレートと、が用いられ、
    前記連結用クリップは、取付孔を備える押さえ板と、前記取付孔との同軸位置で前記押さえ板に設けられて前記型枠パネルと前記押さえ板との間に所定の間隔を保持させるスリーブとを有し、前記取付孔及び前記スリーブを挿通させたボルトによって前記型枠パネルに取り付けられて、
    前記連結プレートの前記第1取付領域が前記一対の透孔を介して前記他の2つの型枠パネルの他の2つの角部にそれぞれ前記取付ボルトによって連結される一方、前記第2取付領域の前記一対の切欠に、前記2つの型枠パネルにそれぞれ設けた各前記連結用クリップの各前記スリーブがそれぞれ嵌合することで、前記押さえ板が前記連結プレートに係止して前記4つの型枠パネルが連結されることを特徴とする型枠パネルの連結構造。
  2. 前記連結用クリップの前記押さえ板における前記切欠への嵌合側の端部には、前記型枠パネルから外側へ離れる方向に向けて折曲片が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の型枠パネルの連結構造。
  3. 前記連結プレートは、前記型枠と対向配置される連結対象部材と接続される接続部材を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の型枠パネルの連結構造。
  4. 前記接続部材は、前記連結プレートに結合される接続ボルトと、前記接続ボルトが一端側に螺合する調整スリーブと、前記連結対象部材に固定されて前記調整スリーブの他端側と接続される連結材とを含んでなることを特徴とする請求項3に記載の型枠パネルの連結構造。
  5. 前記連結材は予め前記連結対象部材に溶接されており、前記調整スリーブと前記連結対象部材に溶接されている前記連結材とはボルトで接続されることを特徴とする請求項4に記載の型枠パネルの連結構造。
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