JP6141219B2 - 表示パネル用固定枠 - Google Patents

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Description

この発明は路上や通路やイベント会場等において、通行人や車両等を案内し又は注意を喚起する等の役割を果たす表示パネルを取付けて表示する表示パネル用固定枠に関する。
従来上記のような用途に用いられる表示パネル用固定枠として特許文献1に示されるものが公知である。
上記特許文献1の発明は、長方形の枠体(縁材1)の枠材の表面側と外周面側に被さるL字形の山形断面の押えカバー(押えプレート3)を周面側から締着し、上記押えカバーのL字形断面の枠体外周側端部(外端部)をフック状に形成し、正方形断面の枠材(框材10)の外周背面側コーナー部に係止する一方で、押えカバー締着時に押えカバーのL字形断面の枠材正面側の内向き端部(内端部)が枠体正面側に押接され、枠材正面側表面と押えカバー断面の内端との間に表示パネルの外周縁を押圧挟持することにより、表示パネルを固定して表示する機構である(特許文献1の図3,図4参照)。
特許第4263847号公報(図3,図4)
上記従来技術の発明は、枠体に対する表示パネルの固定が全周縁において確実に押圧固定されるため、屋外でのパネルへの風圧によりパネルの変形や破損,枠体からの外れ等を防止できる利点がある。
しかし、押えカバーがL字形断面であるため、L字形断面の外周面の両端に略直角のコーナー部が形成されているため、枠体の取扱い時や転倒時等に上記コーナー部が人の顔や頭部,手足等に衝突して負傷する等の懸念があった。
また押えカバーを締着した時に、押えカバーのL字形の一通が、枠体の外周に密着して強固な締着ができる利点がある。しかし、表示パネルの厚みが想定厚みより厚い場合や、交換用の複数の表示パネルを背面側に重ねて保持するためにパネル厚が厚くなる場合等には、L字形断面の外周側の一辺が、枠材外周の平面に対して傾斜した状態で締着されるため、締着用のボルトとの締付面が押えカバーの外周表面に対して片当りした状態になるため、屋外設置中の振動や衝撃により締着ボルトが緩んでパネルが外れる欠点がある。
さらに、押えカバーがL字形断面であるため、締着時のパネルに対する押圧力が、主としてL字形断面の内端側の一辺の弾力に集中するため、長期間の繰り返し使用により、上記L字形断面の正面側一辺(押え片)の弾力性が劣化し、パネルの押圧力が乏しくなるため、パネルが風圧等により外れ易くなる欠点がある。
この発明は上記のような従来技術の欠点を改善し、安全でパネル固定力が強く長期間保持される表示パネル用固定枠を提供するものである。
その他、この発明は枠体のコーナー部の人への接触時の安全や、表示パネルの厚みの変動にも対応できるコーナーカバーを提供することを目的としている。
さらに、表示パネル固定枠を安定的に設置することも副次的な目的としている。
上記課題を解決する本発明の表示パネル固定枠は、第1に、棒状の枠材1a,1bを多角形の額縁状に組合わせて固定した枠体1に対し、多角形を構成する枠材1a,1bに対し該枠材1a,1bの断面の枠外周面側と正面側とを覆うように被さる外向きの山形断面の押えカバー8a,8bを上記枠材1a,1bの軸線方向に沿って締着可能に取付け、上記枠材1a,1bの正面側表面と押えカバー8a,8bの断面の内端との間に上記枠形状に沿った外形の表示パネル11の外周縁を挿入し、押えカバー8a,8bの締着と共に表示パネル11を枠体1の正面側に固定する表示パネル用固定枠において、上記押えカバー8a,8bの断面の両端が枠材1a,1bの周面に2点で当接するように押えカバー8a,8bをC形断面に湾曲又は折曲させて形成し、該C形断面の外端12aと枠材1a,1bの外周との間に押えカバー8a,8bの締着時にその断面の外端12aを周方向に位置決めする係合部12を設け、上記押えカバー8a,8bの山形の周面側より押えカバー8a,8bを枠材1a,1bに締着固定し、該押えカバー8a,8bを枠材1a,1b側に締着した状態で、締着用のボルト14の締付面が押えカバー8a,8b周面に密着するように押えカバー8a,8b周面に締付座16を形成し、上記締付座16は、締着用のボルト14による押えカバー8a,8bの締着前には、上記ボルト14の締付面が点接触する片当たり状態となり、上記ボルト14による押えカバー8a,8bの締着時には、上記ボルト14の締付面と面接触した締付状態となるように形成されたことを特徴としている。
第2に、上記係合部12は、枠材1a,1bの多角形断面であって、該多角形断面の枠外周側の山形コーナー部12bと、該山形コーナー部12bに被さり、押えカバー8a,8bのC形断面の外端12aに谷形で形成された凹面部とを備え、該凹面部と、上記山形コーナー部12bとが係合することによって押えカバー8a,8bが締付位置で位置決めされるように構成され、谷形の上記凹面部は、上記山形コーナー部12bの角度に対して鈍角に形成され、上記押えカバー8a,8bを締付けた状態では、凹面部の一方側の面側と山形コーナー部12bの一方側の面側とが当接し、上記押えカバー8a,8bを緩めた状態では、凹面部の他方側の面と山形コーナー部12bの他方側の面とが当接することで、該凹面部が選択的に面接触するように構成されたことを特徴としている。
第3に、枠体1のコーナー部で突き合わせて交差し連結固定される枠材1a,1bをパイプ状部材とし、コーナー部で開口する一方の枠材1aの開口端に枠体1のコーナー部を覆うコーナーカバー17を差込み固定したことを特徴としている。
第4に、コーナーカバー17の外周の角部にアールを付して面取り形状にしたことを特徴としている。
第5に、コーナーカバー17を弾力性を備えた軟質プラスチック材で形成したことを特徴としている。
第6に、コーナーカバー17の断面内部に枠体1のコーナー部の枠材を差込む差込孔17aを形成したことを特徴としている。
第7に、差込孔17aの内部に、枠体1のコーナー部で交差する一方の枠材の開口端に差込み挿入される差込突起17bを形成したことを特徴としている。
第8に、差込孔17aの正面側内面と差込まれた枠材1aの正面側表面との間に1枚以上の表示パネル11を収容できるパネル挿入間隙17cを設けたことを特徴としている。
以上のように構成される本発明は以下のような具体的な効果を奏する。
(1)押えカバーが外周に向って山形のC形断面を形成しているので、枠体の各辺の正面側を周面側に大きく突出したコーナーができないため、取扱い時や転倒時に人に対する危険性がなく取扱いも容易であるほか、枠体正面側がC形に盛り上がっているため、積み重ね時に表示時パネル表面が他の枠体等と接触し難く損傷や変形等が防止できる。
(2)押えカバーのC形断面の外端が係合部により位置決めされ、他方の内端部で枠体正面側表面に対して表示パネルの周縁を押圧挟持する2点接触であるため、C形断面の外周面を締め付けた際に、押えカバーの全断面の弾力により表示パネルの押圧固定が確実で且つ長期間の繰り返し使用による押えカバーの弾力低下や変形が防止できる。
(3)押えカバーを締着した状態で締着ボルトの締付面が押えカバー周面の締付座が密着するため、長時間使用しても振動等によるボルトの緩みが生じない。
(4)係合部が凹凸の係合によって位置決めされるため、押えカバーの取付状態が安定し且つ押えカバーのC形断面全体が弾力的に作用し、表示パネルの固定が安定するほか、C形断面の外端寄りを締め付けることによっても内端側の開閉幅が大きくなるため、表示パネルの厚みの変動や交換用のパネル等の複数枚の表示パネルを重ねて固定することが容易になる。
(5)枠体のコーナー部にコーナーカバーを設けることにより、固定枠の取扱い時や転倒時等に突起状のコーナー接触による人体への危険が防止でき、その外形をアール状に加工し或いは弾力性を備えた材料を用いることによりさらに安全なものにすることができる。
(6)コーナーカバー内に筒形棒材の端部の差込孔や枠材開口端への差込突起を設けることにより、コーナーカバーを枠体に対して正確且つ安定的に差込み保持できるほか、差込孔内にパネル挿入間隙を設けることにより、パネル材の厚みの変動や複数枚のパネル挿入への対応が可能となる。
(7)枠体の外周に係止される係止具とポール等への取付具を設けることにより、屋外のガードレールポールや独自に立てたポール又は横方向の梁への取付け固定が容易になり且つ安定的な取付け保持ができる。
特に、道路傍等にたてられる外溝柵の支柱、標識用ポール、車両止め用ポール、カーブミラー用のポール等に対しても自由に取付られる。
さらに、ポールや支柱に対して自由に取付けられるため、例えば中央分離帯等の路傍の植込がある場合でも、その植込の樹木等を避けた任意の高さで視認性を妨げることなくパネル設置ができるほか、縦長の看板にすることにより植込の景観を損ねることも防止できる。
本発明の表示パネル用固定枠の全体斜視図である。 (A),(B)は同固定枠の各辺を構成する枠材と押えカバーの締付状態と緩め状態の断面図である。 (A)は枠体コーナー部とコーナーカバーの構造を示す一部断面斜視図である。(B)は同じくコーナーカバーの取付け状態を示す側面断面図である。 本発明の固定枠をポール等へ取付ける取付具による取付状態を示す拡大平面図である。 本発明の固定枠をポール等へ取付けた取付状態を示す拡大側面図である。 固定枠をポール等へ取付けた取付具の1例を示す拡大平面図である。 固定枠をガードレールの支柱(ポール)に縦方向に取付けた状態を示す背面斜視図である。
図1は本発明の表示パネル用固定枠の設置状態を示す全体斜視図で、全体の構成としては特許文献1のものと略共通している。固定枠Aは縦長の長方形の枠体1を構成する左右上下のアルミ製の四角形(この例では一辺20mmの正方形)断面のパイプからなる枠材1a,1bを備え、左右の縦方向の枠材1a,1b間の上端と中間部及び下端の脚部を残した下部位置に横方向の枠材1b,1bが架設されており、図2(A)に示すように連結ビス3により左右の枠材1bの外側から締着して連結固定されている。
枠体1の背面側の上方位置にはそれぞれ同一断面のパイプからなる棒状のスタンド4の上端が前後折畳み回動自在に連結されており、左右縦杆4a,4a間の上下位置には横杆4b,4bが横設され、枠体1の下部枠材1bには倒伏状態でスタンド4の下部横杆4bに後端が係合する梯子状の位置決め枠6が回動自在に連結されている。
枠体1の左右の枠材1aの背面側の上下適宜位置には、枠を電柱その他の柱状物等に、スタント4を折畳んだ状態(又はスタンド4を取外した状態)で取り付けるためのロープ又はベルト等の一端を連結する索止部7が内向きに突設されている。枠体1の左右上下の各枠材1a,1bにはそれぞれの枠材の正面側と外周面側を長方形の枠部分の略全長にわたって覆うように被せられる山形断面の押えカバー8a,8bがボルト9によって取外し可能に締着固定される。この例では組立状態での長方形枠のサイズは短辺が295mm、長辺が1415mmとなっている。
そしてボルト9により押えカバー8a,8bを締着することにより、山形断面の枠内側の端部(内端)と枠材1a,1bの正面側表面との間に挿入された長方形の表示パネル11(図2参照)の周縁を押圧して挟持固定する。これまでの説明に係る固定枠の基本構成は特許文献1に示されるものと共通している。
図2は、本発明の枠体1の枠材1a(1b)と、それぞれの枠材1a,1bに取付けられる押えカバー8a(8b)との取付け状態を示す拡大断面図である。この実施例では、枠材1aは前記特許文献1の場合と同様の正方形断面のパイプからなり、これに対し押えカバー8aは外向きの円弧状に湾曲したC形断面に形成されており、C形断面の枠外周側端(外端)部12aは、枠材1aの枠外周の背面側の直角のコーナー部12bに被さるV字形の谷形断面に形成されている。
この実施例では上記押えカバー8aの外端部12aと枠材8aの外周背面側のコーナー部12bは互に係合して外側内側方向の位置決めを行う係合部12を構成している。また、押えカバー外端部12aのV字形の谷形断面の内角θは枠材1aのコーナー部12bの直角に対し、僅かに鈍角に形成されている。
そして後述する押えカバー8aの締着時にはV字形断面の外向きの平面が前記枠材1aのコーナー部12bの外周面に当接し(図2(A)参照)、逆に締着を緩めた状態では、図2(B)に示すように外端部12aの内向きの面が枠材8aのコーナー部12bの背面側の面に選択的に当接し、外端部12aがそれぞれ逆向きに位置決め規制される。
また押えカバー8aの内端部13はC形断面の内側に突出する円形断面に形成され、この円形断面部が図2(A)に示すように枠材1aの正面側表面との間に挿入されている表示パネル11の押圧部となる。
押えカバー8aの内端部13は図2(A)に示すように、締着状態において枠材1aの正面側の内側コーナー部近くで表示パネル11を介して枠材1aに弾力的に押接され、表示パネル11は枠体1の正面側に略全周にわたり押圧固定される。
押えカバー8aは図2に示すように枠体1の外周側からボルト14を挿通し、枠材1aの略中央に穿たれたねじ孔に対して締付固定され、その結果ボルト14の挿通位置(定着位置)は、C形断面の外周側位置の外端寄りに偏位している。その結果押えカバー8aの締着時には、締着位置からは、外端部12a側より内端部13側の長さが長くなり、より弾力性に富んだ押圧(締付)力が生じる(より大きく弾性変形する)ほか、ボルト14のリードに対する内端部13側の回動(開閉)度も大きくなり、表示パネル11の弾力的な押圧が実現でき且つ表示パネル11の厚みの変動や複数枚の表示パネルを重ねて収容固定することにも対応し易くなる。
また、上記ボルト14を挿通する押えカバー8aの周面には、押えカバー8aを十分に締着した状態でボルト14の締付面と密着する締付座16が形成されている。この実施例では締付座16は押えカバー8aの円弧状周面に対し、長手方向に沿った単一の平面として表わされるが、押えカバー8aの肉厚が厚い時は、個々の締付位置に座ぐりを施してもよく、また、ボルト14として皿ビスを用いた場合は円錐形の皿孔になる。
上記機構により抑えカバー締着時には、図2(A)に示すようにボルト14の締付面が常に締付座16に密着しているため、押えカバー8aが常に理想的な姿勢で締着固定され且つ振動や衝撃等によりボルトが緩むことがない。ちなみに、図2(B)に示す締着前の姿勢ではボルト締付面は締付座16に対して片当り状態で不安定である。
尚、上記説明は、枠体1の縦方向の枠材1aと押えカバー8aの枠付け機構について説明したが、横方向の枠体1bと押えカバー8bについても全く同様なのでその部分の説明は割愛する。
図3(A),(B)は固定枠Aの上端コーナー部へのコーナーカバー17の取付構造とコーナーカバー17自体の構造を示しており(左右のコーナー部は同一機構なので左側コーナーの説明は省略する)、このコーナー部では既述のように枠材1a,1bが連結ビス3により直角に突き当てた状態で連結固定されており、縦枠材1aの開口端を、コーナーカバー17内の差込孔17aに差込むことによりコーナーカバー17が取付けられている。
コーナーカバー17は全体が弾力性を備えた軟質の樹脂で成形されており、差込孔17a内には枠材1aの内口端に対して下向きに且つ弾力的に差込み嵌合される一対の差込突起17bが突設されている。さらに差込孔17aの内に枠材1aを差込んだ状態で、枠材1a,1bの正面と差込孔17aの内面との間には、表示パネル11のコーナー部を収容するパネルの挿入間隙17cが形成される。
上記差込孔17aの前後方向の幅は、枠材1aの一辺の長さaと挿入間隙17cの厚みaからなり、内側と下側の端部は開放端として構成される。差込突起17bは差込孔17aの外側位置に形成された空洞部で、コーナー部への差込が容易にできるように前後壁の弾性変形を助長するためのものである。
また上記差込間隙17cの厚みaは、表示パネル11の厚みaより大きく、さらに複数枚の表示パネル11を重ねて挿入できる厚みに形成しておくことが望ましい。
コーナーカバー17の外周は図3(B)に示すように、各角部が面取りされて全体がアールに形成されており、背面側の壁部と差込突起17bとの間に枠材1aの周壁を介してリベット18により取付け固定されている。このコーナーカバー17に対し前記押えカバー8a,8bの端部は、コーナーカバー17の平面的な下端面と内端面の位置まで伸びており且つそれらのC形断面の外周面は、コーナーカバー17の周面から突出しないサイズに形成される。
尚、上記実施例では、軽量化も考慮して枠材1a,1bとしてアルミ製の正方形断面の角パイプを用いたが、これらの枠材の断面は丸パイプ,六角形,八角形等の多角形パイプ材でもよく、一定の剛性が確保されれば硬質のプラスチック材,FRP材の使用も可能である。
また、押えカバー8a,8bも必ずしも円弧状のC形断面である必要はなく、人に接触した際の安全性が確保される限り、緩やかに屈曲した多角形筒状片からなるC形断面のものの使用が可能である。
さらに、押えカバー8a,8bの外端部12aと枠材1a,1bのコーナー部12bとで構成される係合部も、上記実施例のもの以外に、枠材1a,1bの外周面背面側と押えカバー8a,8bの外端部12aとが互に凹凸係合することにより、押えカバー8a,8bが枠材1a,1bに対して周面方向に位置決めされた状態で締着固定されればその構造は任意である。
上記構成によれば、表示パネルを強固に固定することができるとともに、表示パネルの差換えと再利用が容易になるため、ビスボルトで表示パネルが使い捨てる場合と比較して、コストを低く抑えることができる。
図4〜図7は、上記のように構成される表示パネル固定枠Aをポールや支柱,ガードレール等に取付ける場合の機構の例を示すものである。図4,図5に示すものは固定枠Aの枠の上下端にフック状断面のアルミ板製の係止具21を係止して保持し、任意立設されたポール22に取付具23により着脱自在に取付けた例を示している。
一対の係止具21はそれぞれ固定枠Aの上下の横杆を収容して上下から挟持するもので、フック内にはゴム等の弾性部材からなる緩衝部材24が付設されている。
係止具21の背面にはチャンネル状断面のスペーサー部材26を介して取付具23がルト25により締着固定されている。取付部材23は平面視で円弧状の固定片23aと可動片23bとが、円形のポール22を挿通して外周から抱着できるようにピン27により回動開閉自在に軸支されている。28は固定片23aと可動片23bの開放端側を前後に連結する締付ボルトで、固定片23a側にボルトヘッド側が水平回動可能に軸支され、その先端(回動端)側は可動片23bのU字形の挿入溝23cに起立状態で挿入(挿通)される。
上記締付ボルト28の回動端にはナット29がねじ込まれ、これにより固定片23aと可動片23bとの間にポール22を上下方向に挿通してナット29により取付部材23により、上下の係止具21をポール22に締付固定し、同時に固定枠Aもポール22に取付けられる。
図6は任意のポール22を他のポール又は支柱31に沿って取付けるための大型の取付具32と前記取付具23とを組合せたもので、大型の取付具32は前後又は左右で向き合う一対の板状の取付プレート33を備えている。
上記取付プレート33,33はその間に支柱31を挿通してこれを両側から挟持した状態で、両端同士を締付ボルト34で連結して、ポール22を支柱31に取付ける。35は締付用ナットである。
取付プレート33,33は中央が外側に円弧状に張り出し支柱31を教示する際の位置決めを行う位置決め部33aを備えており、その内側にはゴムパット等からなる緩衝材36が取付けられてる。この例では小型の取付具23(この取付具23は図4,図5に示すものと同一構造)は、一方の取付プレート33の外側面の端部側に取付けられ、図6に示すように一方の締付ボルト34のボルトヘッド側に先締めされて取付けられている。
上記機構により、小型のポール22はそれ自体を独立して任意の場所に差込んで立設することができるほか、他の大型の支柱31を利用してこれに沿わせて立設することも可能である。図7は上記取付具31を利用してガードレール37の支柱31に沿って小型のポール22を取付け、併せて固定枠Aを取付固定した例を示している。
上記のように取付具21,31を用いることにより、パネル固定枠Aは、任意に立設されるポールや支柱に対して簡単にしかも安定的に取付けられる他、ガードレールその他の既存の支柱に対しても同様に取付けることができる。
尚、表示パネルは上記実施例のように縦方向に長いものばかりでなく、横方向に長いものもあるため、その場合は係止具21や取付具23,31の方向を変えて取付けることにより横方向の梁(図示しない)等に対して、表示パネル固定枠Aを横向きに取付固定することも可能であり、外周に突出す脚部は、省略することもできる。
その他、固定枠Aは、従来は横幅550〜1100mmのように幅広のものとされていたが、上記実施例のように300mm以下の幅狭のものを用いることにより、他の標識用の支柱等に共付けする場合も取付け易くなるほか、背面側に紐付部7を取付けたことにより、電柱等大型ポールやフェンス等に取付けできる利点があるとともに、固定枠Aが歩行者や車両側へ突出しない。
A 固定枠
1 枠体
1a,1b 枠材
8a,8b 押えカバー
11 表示パネル
12係合部
12a 押えカバーの外端
12b 枠材のコーナー部
13 押えカバーの内端
14 ボルト
17 コーナーカバー
17a 差込孔
17b 差込突起
17c パネル挿入間隙
21 係止具
22 ポール
23 取付具
31 ポール又は支柱
32 取付具

Claims (8)

  1. 棒状の枠材(1a,1b)を多角形の額縁状に組合わせて固定した枠体(1)に対し、多角形を構成する枠材(1a,1b)に対し該枠材(1a,1b)の断面の枠外周面側と正面側とを覆うように被さる外向きの山形断面の押えカバー(8a,8b)を上記枠材(1a,1b)の軸線方向に沿って締着可能に取付け、
    上記枠材(1a,1b)の正面側表面と押えカバー(8a,8b)の断面の内端との間に上記枠形状に沿った外形の表示パネル(11)の外周縁を挿入し、押えカバー(8a,8b)の締着と共に表示パネル(11)を枠体(1)の正面側に固定する表示パネル用固定枠において、
    上記押えカバー(8a,8b)の断面の両端が枠材(1a,1b)の周面に2点で当接するように押えカバー(8a,8b)をC形断面に湾曲又は折曲させて形成し、
    該C形断面の外端(12a)と枠材(1a,1b)の外周との間に押えカバー(8a,8b)の締着時にその断面の外端(12a)を周方向に位置決めする係合部(12)を設け、
    上記押えカバー(8a,8b)の山形の周面側より押えカバー(8a,8b)を枠材(1a,1b)に締着固定し、
    該押えカバー(8a,8b)を枠材(1a,1b)側に締着した状態で、締着用のボルト(14)の締付面が押えカバー(8a,8b)周面に密着するように押えカバー(8a,8b)周面に締付座(16)を形成し、
    上記締付座(16)は、締着用のボルト(14)による押えカバー(8a,8b)の締着前には、上記ボルト(14)の締付面が点接触する片当たり状態となり、上記ボルト(14)による押えカバー(8a,8b)の締着時には、上記ボルト(14)の締付面と面接触した締付状態となるように形成された
    表示パネル用固定枠。
  2. 上記係合部(12)は、枠材(1a,1b)の多角形断面であって、該多角形断面の枠外周側の山形コーナー部(12b)と、該山形コーナー部(12b)に被さり、押えカバー(8a,8b)のC形断面の外端(12a)に谷形で形成された凹面部とを備え、該凹面部と、上記山形コーナー部(12b)とが係合することによって押えカバー(8a,8b)が締付位置で位置決めされるように構成され、
    谷形の上記凹面部は、上記山形コーナー部(12b)の角度に対して鈍角に形成され、上記押えカバー(8a,8b)を締付けた状態では、凹面部の一方側の面側と山形コーナー部(12b)の一方側の面側とが当接し、上記押えカバー(8a,8b)を緩めた状態では、凹面部の他方側の面と山形コーナー部(12b)の他方側の面とが当接することで、該凹面部が選択的に面接触するように構成された
    請求項1に記載の表示パネル用固定枠。
  3. 枠体(1)のコーナー部で突き合わせて交差し連結固定される枠材(1a,1b)をパイプ状部材とし、コーナー部で開口する一方の枠材(1a)の開口端に枠体(1)のコーナー部を覆うコーナーカバー(17)を差込み固定した請求項1又は2の何れかに記載の表示パネル用固定枠。
  4. コーナーカバー(17)の外周の角部にアールを付して面取り形状にした請求項に記載の表示パネル用固定枠。
  5. コーナーカバー(17)を弾力性を備えた軟質プラスチック材で形成した請求項3又は4の何れかに記載の表示パネル用固定枠。
  6. コーナーカバー(17)の断面内部に枠体(1)のコーナー部の枠材を差込む差込孔(17a)を形成した請求項3乃至5の何れかに記載の表示パネル用固定枠。
  7. 差込孔(17a)の内部に、枠体(1)のコーナー部で交差する一方の枠材の開口端に差込み挿入される差込突起(17b)を形成した請求項に記載の表示パネル用固定枠。
  8. 差込孔(17a)の正面側内面と差込まれた枠材(1a)の正面側表面との間に1枚以上の表示パネル(11)を収容できるパネル挿入間隙(17c)を設けた請求項6又は7の何れかに記載の表示パネル用固定枠。
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