JP2009068178A - 庇 - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2009068178A
JP2009068178A JP2007234751A JP2007234751A JP2009068178A JP 2009068178 A JP2009068178 A JP 2009068178A JP 2007234751 A JP2007234751 A JP 2007234751A JP 2007234751 A JP2007234751 A JP 2007234751A JP 2009068178 A JP2009068178 A JP 2009068178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
holding
bolt
groove
base end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007234751A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4192199B1 (ja
Inventor
Taiichi Nakagawa
泰一 中川
Minoru Nakagawa
実 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowa KK
Original Assignee
Kyowa KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa KK filed Critical Kyowa KK
Priority to JP2007234751A priority Critical patent/JP4192199B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4192199B1 publication Critical patent/JP4192199B1/ja
Publication of JP2009068178A publication Critical patent/JP2009068178A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Awnings And Sunshades (AREA)

Abstract

【課題】鉄板製の固定具を用いずに庇板の基端部を保持枠に固定可能とする。
【解決手段】建物の外壁面に取り付けられた保持枠3に庇板2の基端部が保持される。保持枠3はアルミニウムの押出型材であって、溝8を挟んで上下に対向する一対の保持板部30A,30Bを備えている。各保持板部30A,30Bの複数の対向する位置にボルト止め孔61,62が、庇板2の基端部にボルト通し孔63,64が、それぞれ貫通形成されている。保持板部30A,30Bにより挟まれる溝8は、庇板2の基端部を差し込むことが可能な溝幅である。各保持板部30A,30Bは、溝8へ庇板2の基端部が差し込まれた状態で、ボルト止め孔61,62とボルト通し孔63,64とにボルト6を一連に通しボルト6の先端部にナット60をネジ込んで締め付けたとき、弾性変形により庇板2の基端部の上下各面に接して庇板2の基端部を挟持するように形成されている。
【選択図】図4

Description

この発明は、建物の外壁面より庇板が前方へ張り出すように設けられる庇に関する。
従来、その種の庇は、建物の外壁面に固設した保持枠に庇板の基端部を全幅にわたって保持させた構造のものが一般的である。庇板として、全体が一枚構成のものや複数の板材を連結して構成されたものなどがある。
この発明の出願人は、先般、庇板として複数の板材を幅方向へ連結したものを用いることにより、建物の外壁面からの張出し長さを自在に設定でき、作業者ひとりで容易に設置できる庇を提案した(例えば、特許文献1参照)。
特許第3854626号公報
上記した庇において、庇板は、図9に示すように、側端面を互いに突き合わせるようにして幅方向へ連結される複数の中間板材20と、両側位置の中間板材20の外側端面にそれぞれ装着される側板材21,22とで構成されている。各中間板材20は両側端面が、各側板材21,22は内側端面が、それぞれ他の板材と係脱可能な構造となっている。
上記した構成の庇板2は、その基端部が全幅にわたって長手状の保持具100より保持されている。この保持具100は、図10に示すように、庇板2の全幅に相当する長さを有し建物の外壁面に固着される保持枠101と、庇板2を構成する全ての中間板材20および側板材21,22の基端部を個別に保持枠101に固定するL字状の金属板材より成る固定具102とを備えたものである。
まず、保持枠101を建物の外壁面にアンカーボルトで固着し、側板材21,22や中間板材20の基端部を順次固定具102によって保持枠101に固定する。なお、図9において、110は、特に大きく張り出す庇に用いられるアームである。
上記した構成の庇において、固定具102は鉄板製の板材であって重量が嵩み、施工時、この重い固定具102を持ち運びしつつ各板材20〜22を固定する作業が必要となるため、これが作業者を疲労させ、作業効率の低下を招く要因となっている。また、多数個の固定具102が必要であるため、部品点数が増し、庇全体がコスト高となる。
この発明は、上記した問題に着目してなされたもので、鉄板製の固定具を用いずに庇板の基端部を保持枠に固定可能となすことにより、部品点数が少なく安価であり、作業者の作業負担の軽減と作業能率の向上とを実現する庇を提供することを目的とする。
この発明による庇は、建物の外壁面より前方へ張り出すように設けられるものであって、建物の外壁面に取り付けられる保持枠と、保持枠に基端部が全幅にわたって保持される庇板とを備えている。前記保持枠は、建物の外壁面に固着される背板部の前面に、可撓性を有する一対の保持板部が溝を挟んで上下に対向するように庇板の全幅に対応する長さに一体形成されている。各保持板部の複数の対向する位置にボルト止め孔が貫通形成されるとともに、庇板の基端部の前記の各ボルト止め孔に対応する位置にボルト止め孔と連通するボルト通し孔が貫通形成されている。
前記保持板部により挟まれる溝は、庇板の基端部を差し込むことが可能な溝幅を有し、各保持板部は、前記溝へ庇板の基端部が差し込まれた状態で、連通するボルト止め孔とボルト通し孔に対して一方の保持板部の外側よりボルトを一連に通しかつ他方の保持板部の外側へ突出したボルトの先端部にナットをネジ込んで締め付けたとき、撓んで変形することにより庇板の基端部の上下各面に接して庇板の基端部を挟持するように形成されている。
この発明の上記した構成において、保持枠として、例えばアルミニウムの押出型材を用いるのが望ましいが、これに限らず、ナットの締付けによって保持板部が撓んで変形するように構成できるものであれば、例えば合成樹脂材を押出成形したものなどを用いることもできる。
また、庇板は、全体が一枚構成の金属製の板材(例えば押出成形により形成された中空板材)や合成樹脂製の板材であってもよいが、側端面を互いに突き合わせるようにして幅方向へ連結される複数の中間板材と、両側位置の中間板材の外側端面にそれぞれ装着される側板材とで構成されたものであってもよい。後者の実施態様では、中間板材および側板材は、押出成形により形成されたアルミニウム製の中空板材を用いるとよい。
全体が一枚構成の庇板では、庇板の基端部の前記の各ボルト止め孔に対応する位置にボルト止め孔と連通するボルト通し孔が貫通形成される。複数の板材を連結した構成の庇板では、各中間板材および各側板材の基端部の前記の各ボルト止め孔に対応する位置にボルト止め孔と連通するボルト通し孔が貫通形成される。
庇の施工に際し、まず、建物の外壁面に保持枠をアンカーボルトなどで固着する。つぎに、全体が一枚構成の庇板の場合は、まず、保持枠の各保持板部によって挟まれる溝へ庇板の基端部を差し込んだ後、全ての連通するボルト止め孔とボルト通し孔に対してそれぞれ一方の保持板部の外側よりボルトを一連に通しかつ他方の保持板部の外側へ突出したボルトの先端部にナットをネジ込んで締め付ける。ボルトは各保持板部のボルト止め孔と庇板のボルト通し孔とを貫通するので、庇板は抜止め状態で保持され、さらに、ナットの締付けによってボルトの頭部とナットとの間で上下の保持板部が内側へ押圧され、各保持板部が撓んで弾性変形または塑性変形し、庇板の基端部の上下各面に接して庇板の基端部を挟持する。
また、側板材と中間板材とを連結する構成の庇板の場合は、保持枠の各保持板部によって挟まれる溝へ庇板を構成する全ての側板材および中間板材について基端部を順次差し込み、板材を差し込む度に、連通するボルト止め孔とボルト通し孔に対して一方の保持板部の外側よりボルトを一連に通しかつ他方の保持板部の外側へ突出したボルトの先端部にナットをネジ込んで締め付ける。ボルトは各保持板部のボルト止め孔と板材のボルト通し孔とを貫通するので、板材は抜止め状態で保持され、さらに、ナットの締付けによってボルトの頭部とナットとの間で上下の保持板部が内側へ押圧され、各保持板部が撓んで弾性変形または塑性変形し、側板材または中間板材の基端部の上下各面に接して板材の基端部を挟持する。
上記した各保持板部を弾性変形させる場合は、ナットに各保持板部の弾性復元力が作用する結果、ナットの緩みが阻止され、締付け状態が保持される。
この発明の好ましい実施態様においては、庇板の先端縁には、全幅にわたって縁板が装着されている。全体が一枚構成の庇板では、庇板の先端縁に縁板を装着することで庇の美観が向上する。また、複数の板材を連結した構成の庇板では、庇板の先端縁に縁板を装着することで庇の美観が向上することに加えて、板材間の連結強度が増す。なお、縁板として樋溝を備えたものを用いることができるが、樋溝は必ずしも不可欠ではない。
この発明の好ましい実施態様においては、前記の各保持板部は、上下の保持板部により挟まれる溝が、溝底から溝開口に向けて次第に広がった溝形状となるように形成されている。
この実施態様によると、上下の保持板部により挟まれる溝への庇板の基端部の挿入が容易となる。また、溝底の溝幅を庇板の基端部の厚みにほぼ一致させておくと、ナットの締付けによって上下の保持板部が内側へ押圧されて弾性変形または塑性変形したとき、各保持板部は庇板の基端部の上下各面にほぼ奥行き全体にわたって広く接し、庇板の基端部がしっかりと挟持される。
この発明によると、従来の庇のように、鉄板製の固定具を用いずに庇板の基端部を保持枠に固定することが可能であるから、部品点数が減少して安価であり、さらに、作業者の作業負担の軽減と作業能率の向上とを実現できる。
図1および図2は、この発明の一実施例である庇1の外観を示している。
この庇1は、建物の外壁面10から前方へ張り出すように設けられるもので、庇板2と、建物の外壁面10に固着され庇板2の基端部を全幅にわたって保持する保持枠3と、庇板2の先端縁に全幅にわたって装着される縁板4とで構成されている。庇板2、保持枠3、および縁板4を構成する各部材はアルミニウムの押出型材が用いられる。
なお、張出し量の大きな庇については、図9に示した従来例のように、庇板2の2箇所(1箇所または3箇所以上であってもよい。)をアームを用いて水平ないしは水平に近い状態で吊持することもできる。
庇板2は、図1および図3に示すように、側端面を互いに突き合わせるようにして幅方向へ連結される複数の中間板材20と、両側位置の中間板材20の外側端面にそれぞれ装着される側板材21,22とで構成されている。各中間板材20および各側板材21,22は、アルミニウムの押出成形により形成され、その内部は中空である。
各中間板材20は、一方の側端面に第1の係合部24を、他方の側端面に第2の係合部25を、それぞれ備えている。また、各側板材21,22のうち、一方の側板材21は内側端面に第1の係合部24を備え、他方の側板材22は内側端面に第2の係合部25を備えている。
各中間板材20の第1の係合部24は他の中間板材20または側板材22の第2の係合部25と係脱可能である。各中間板材20の第2の係合部25は他の中間板材20または側板材21の第1の係合部24と係脱可能である。
各中間板材20の内部には、長さ方向に沿う2個の取付溝23,23がほぼ左右対称位置に形成されている。各取付溝23には、長さ方向の強度を保つために、中間板材20の厚さおよび長さに応じた幅および長さを有する鉄板製の補強板9が縦向きにして挿入されて支持されている。
なお、各中間板材20の内部には、補強のためのリブ27が設けられているので、前記補強板9は必ずしも組み込む必要がなく、必要に応じて用いればよい。
前記保持枠3は、庇板2の全幅とほぼ一致する長さを有するもので、図4に示すように、建物の外壁面に沿ってアンカーボルト7により止め固定される背板部31と、背板部31の前面のほぼ中央部に保持溝8を挟んで上下に対向するように庇板2の全幅に対応する長さに一体形成された一対の保持板部30A,30Bとを備えたものである。各保持板部30A,30Bは、可撓性を有し、後述するボルト6およびナット60による内向きの締付力が作用したとき、内側へわずかに撓んで弾性変形するようにその厚みや突出長さが設定されている。
前記保持溝8は、図5に示すように、庇板2を構成する各板材20〜22の基端部を前方より差し込むことが可能な溝幅を有し、前面が全長にわたって開放されている。上側の保持板部30Aはわずかに上開きとなるように、また、下側の保持板部30Bはわずかに下開きとなるように、それぞれ背板部31の前面より突出しており、その結果、上下の保持板部30A,30B間の保持溝8は、溝底から溝開口に向けて次第に広がった溝形状になっている。保持溝8の溝底での溝幅dは庇板2を構成する各板材20〜21の基端部の厚みとほぼ一致し、従って、保持溝8の溝開口部での溝幅dは、d>dである。
なお、上側の保持板部30Bの先端面を、図5において点線で示すように、外開きの傾斜面39に形成すれば、その傾斜面39が庇板2を差し込むときのガイドとして機能するため、庇板2の差込み作業を容易かつ円滑に行える。
この保持枠3には、庇板2の基端部を上方および下方より覆って保持枠3やボルト6およびナット60を外部から見えないようにするための上カバー32および下カバー33が装着される。上カバー32や下カバー33はアルミニウムの押出型材である。なお、保持枠3の両側端面は端板5,5により塞がれている(図1)。
保持枠3の背板部31の上端縁には斜め前方へ突出する第1の係合突部35aが、下端縁には下方へ突出する第2の係合突部35bが、それぞれ全幅にわたり形成されている。第1の係合突部35aには上カバー32の一端縁が係合し、第2の係合突部35bには下カバー33の一端縁が係合する。また、下側の保持板部30Bの先端面には下カバー33の他端縁が係合する係合凹部36が全幅にわたって形成されている。背板部31には、上下の保持板部30A,30Bの間に、アンカーボルト7が挿入されるボルト挿通孔71が一定間隔毎に横一列に設けられている。
上下の各保持板部30A,30Bには、長さ方向に沿う複数の対向する位置に、図4〜図6に示すように、各保持板部30A,30Bを上下に貫通するボルト止め孔61,62がそれぞれ形成されるとともに、庇板2を構成する各側板材21,22および各中間板材20の基端部であって保持板部30A,30Bの各ボルト止め孔61,62に対応する位置に、ボルト止め孔61,62に連通するボルト通し孔63,64が各板材の上板部2aおよび下板部2bを貫通して形成されている。
前記のボルト6は、上側の保持板部30Aの上方よりボルト止め孔61へ挿入され、上側の保持板部30Aのボルト止め孔61、側板材21,22または中間板材20のボルト通し孔63,64、および下側の保持板部30Bのボルト止め孔62を一連に貫通する。下側の保持板部30Bの下方へ突出したボルト6の先端部にはナット60がネジ込まれて締め付けられる。なお、図中、66はボルト6の頭部65と上側の保持板材30Aとの間に介在させる座金であり、67は下側の保持板材30Bとナット60との間に介在させる座金である。
ナット60を締め付けた状態のとき、上下の保持板材30A,30Bは内側へわずかに撓んで弾性変形するもので、各保持板材30A,30Bは側板材21,22や中間板材20の上板部2aおよび下板部2bにかなり広範囲にわたり接触して各板材を挟持する。
なお、図4において、37は上カバー32の上端縁と建物の外壁面10との間に庇板2の全幅にわたって嵌め込まれるコーキング材、38は上カバー32の下端縁と庇板2の上面との間に庇板2の全幅にわたって嵌め込まれるコーキング材である。これらのコーキング材37,38によって雨水の浸入が阻止される。また、34は前記端板5をビス止めするために上下の各カバー32,33に設けられたビス止め孔である。
庇板2を構成する各中間板材20および各側板材21,22の先端面は、図7に示すように、斜めに切断されており、この斜めの先端面に前記した縁板4が装着されている。
図示例の縁板4は、各板材の斜めの先端面に当接する前板部40と、前板部40の上端に連続する上縁部41、各中間板材20および各側板材21,22の下面に当接させる突板部42と、前板部40と突板部42との間の底板部43とを備えている。
上縁部41の先端には樋板部44が、突板部42の上端には下縁部45が、それぞれ一体形成されている。上縁部41は板材の上板部2aにゴムパッキン46を介在させた状態でビス止めされ、下縁部45は板材の下板部2bに直接ビス止めされている。なお、前記の樋板部44によって雨水は側方へ導かれるが、この樋板部4は必ずしも必要な構成ではない。
上記した構成の庇1を建物の外壁面10に設けるには、まず、建物の外壁面10に保持枠3をアンカーボルト7により固着し、つぎに、庇板2を構成する全ての中間板材20および側板材21,22の基端部を保持枠3に順次固定して庇板2を組み立てた後、庇板2の先端縁に縁板4を装着する。
庇板2の組み立てには、図8に示すように、保持枠3の上下に対向する保持板部30A,30B間の保持溝8へ庇板2を構成する側板材21,22や中間板材20の基端部を順次差し込んで保持枠3に固定する。この場合に、例えば、中間板材20を保持溝8へ差し込むとき、それに先立ち、すでに固定済の側板材22や中間板材20と手前位置で第1、第2の各係合部24,25を係合して側端面を互いに突き合わせた後、その中間板材20をハンマーなどで叩くなどしてスライドさせ保持溝8内へ押し込む。
板材を差し込む度に、各保持板部30A,30Bのボルト止め孔61,62と各板材のボルト通し孔63,64とを位置合わせし、連通するボルト止め孔61,62とボル通し孔63,64に対して上側の保持板部30Aの上方よりボルト6を一連に通した後、下側の保持板部30Bの下方へ突出したボルト6の先端部にナット60をネジ込んで締め付ける。ボルト6は各保持板部30A,30Bのボルト止め孔61,62および板材のボルト通し孔63,64を貫通するので、板材は抜止め状態となって保持されるとともに、ナット60の締付けによってボルト6の頭部65とナット60との間で上下の保持板部30A,30Bが内側へ押圧され、各保持板部30A,30Bが撓んで弾性変形し、板材の基端部の上板部2aおよび下板部2bに接して板材の基端部を挟持する。各保持板部30A,30Bが弾性変形したとき、ナット60には各保持板部30A,30Bの弾性復元力が作用するので、ナット60の緩みが阻止され、締付け状態が保持される。
保持溝8は、溝底から溝開口に向けて次第に広がった溝形状に形成されているので、上下の保持板部30A,30B間の保持溝8へ庇板2を構成する各板材の基端部を容易に挿入することができる。また、保持溝8の溝底での溝幅dを庇板2を構成する各板材の基端部の厚みにほぼ一致させているので、ナット60の締付けによって上下の保持板部30A,30Bが内側へ押圧されて弾性変形したとき、各保持板部30A,30Bは各板材の基端部の上板部2aおよび下板部2bにほぼ奥行き全体にわたって接し、庇板2の基端部が挟持される。
上記した構成の庇1では、庇板1を構成する各板材を保持枠3に固定するのに、従来例のような鉄板製の固定具を用いずに、各板材の基端部を保持溝8に差し込んでボルト6とナット60で締め付けるだけであるので、作業者の作業負担が軽減され、作業能率が向上する。
この発明の一実施例である庇の外観を示す斜視図である。 図1の庇の側面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 保持枠による板材の保持状態を示す断面図である。 保持枠の保持溝へ板材を差し込む状態を示す断面図である。 上下のカバーを外した状態での図4のB−B線に沿う断面図である。 縁板の取付構造を示す断面図である。 庇の施工状態を示す斜視図である。 従来の庇の構成を示す斜視図である。 従来の庇の施工状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 庇
2 庇板
3 保持枠
4 縁板
6 ボルト
60 ナット
8 保持溝
20 中間板材
21,22 側板材
30A,30B 保持板部
31 背板部
61,62 ボルト止め孔
63,64 ボルト通し孔

Claims (5)

  1. 建物の外壁面より前方へ張り出すように設けられる庇であって、建物の外壁面に取り付けられる保持枠と、保持枠に基端部が全幅にわたって保持される庇板とを備え、前記保持枠は、建物の外壁面に固着される背板部の前面に、可撓性を有する一対の保持板部が溝を挟んで上下に対向するように庇板の全幅に対応する長さに一体形成されており、各保持板部の複数の対向する位置にボルト止め孔が貫通形成されるとともに、庇板の基端部の前記の各ボルト止め孔に対応する位置にボルト止め孔と連通するボルト通し孔が貫通形成されており、
    前記保持板部により挟まれる溝は、庇板の基端部を差し込むことが可能な溝幅を有し、各保持板部は、前記溝へ庇板の基端部が差し込まれた状態で、連通するボルト止め孔とボルト通し孔に対して一方の保持板部の外側よりボルトを一連に通しかつ他方の保持板部の外側へ突出したボルトの先端部にナットをネジ込んで締め付けたとき、撓んで変形することにより庇板の基端部の上下各面に接して庇板の基端部を挟持するように形成されて成る庇。
  2. 前記庇板は、側端面を互いに突き合わせるようにして幅方向へ連結される複数の中間板材と、両側位置の中間板材の外側端面にそれぞれ装着される側板材とで構成されており、各中間板材および各側板材の基端部の前記の各ボルト止め孔に対応する位置にボルト止め孔と連通するボルト通し孔が貫通形成されている請求項1に記載された庇。
  3. 前記庇板を構成する各中間板材および各側板材は、押出成形により形成された金属製の中空板材である請求項2に記載された庇。
  4. 前記庇板の先端縁には、全幅にわたって縁板が装着されている請求項1〜3のいずれかに記載された庇。
  5. 前記の各保持板部は、上下の保持板部により挟まれる溝が溝底から溝開口に向けて次第に広がった溝形状となるように形成されている請求項1に記載された庇。
JP2007234751A 2007-09-10 2007-09-10 Active JP4192199B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007234751A JP4192199B1 (ja) 2007-09-10 2007-09-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007234751A JP4192199B1 (ja) 2007-09-10 2007-09-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4192199B1 JP4192199B1 (ja) 2008-12-03
JP2009068178A true JP2009068178A (ja) 2009-04-02

Family

ID=40174697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007234751A Active JP4192199B1 (ja) 2007-09-10 2007-09-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4192199B1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012102600A (ja) * 2010-11-15 2012-05-31 Daiken Co Ltd 建物用庇
KR101319842B1 (ko) 2012-02-24 2013-10-29 박경옥 어닝용 고정 브라켓
JP2015028248A (ja) * 2013-07-30 2015-02-12 株式会社共和
CN105201159A (zh) * 2015-10-24 2015-12-30 安徽华电工程咨询设计有限公司 自承重复合材料预制雨篷
WO2019230899A1 (ja) * 2018-05-31 2019-12-05 株式会社共和

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5623085B2 (ja) * 2010-01-08 2014-11-12 株式会社ダイケン 建物用庇の取付部構造
JP5054838B1 (ja) * 2011-09-13 2012-10-24 株式会社共和
CN102587766A (zh) * 2012-02-28 2012-07-18 芜湖恒达钢结构实业有限公司 推拉门轨道连接组件
JP2013060802A (ja) * 2012-06-12 2013-04-04 Kyowa Ltd

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012102600A (ja) * 2010-11-15 2012-05-31 Daiken Co Ltd 建物用庇
KR101319842B1 (ko) 2012-02-24 2013-10-29 박경옥 어닝용 고정 브라켓
JP2015028248A (ja) * 2013-07-30 2015-02-12 株式会社共和
CN105201159A (zh) * 2015-10-24 2015-12-30 安徽华电工程咨询设计有限公司 自承重复合材料预制雨篷
WO2019230899A1 (ja) * 2018-05-31 2019-12-05 株式会社共和
JP2019210612A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社共和
JP7074332B2 (ja) 2018-05-31 2022-05-24 アルフィン株式会社

Also Published As

Publication number Publication date
JP4192199B1 (ja) 2008-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4192199B1 (ja)
US10883271B2 (en) Roof mounting bracket
JP2964338B1 (ja) 部材の取付構造
SK778386A3 (en) Roof window
JP3127864U (ja) 柱鉄筋への親綱取付用具
JP6449085B2 (ja) 太陽電池モジュール設置架台
JP3908110B2 (ja) ボックス架設具、及びボックス装置
JP5054732B2 (ja)
JP3387734B2 (ja) 外壁材の留め金具
JP4112435B2 (ja) 目地構造
JP4807233B2 (ja) 竪樋装置
CN205604526U (zh) 玻璃隔断及其固定机构
JP5760211B1 (ja) C形鋼用取付具
JP2018139984A (ja) 親綱支柱用治具
JP6927795B6 (ja) 軒樋支持具及び軒樋の支持方法
JP5342758B2 (ja) 雨樋ネット取付用具及びそれを用いた雨樋ネットの取付構造
JP4229280B2 (ja) 円柱への物品取付構造
KR20100114643A (ko) 홈통 고정장치
JP3827689B2 (ja) 壁パネルの補修構造
JP2548316Y2 (ja) 軒裏天井構造とこれに用いられる野縁
JP6380978B2 (ja) 天井材支持構造
JP2000265626A (ja) 軒樋吊具
JP2001073461A (ja) 組立建造物の側壁構造
JP3827681B2 (ja) フック棒吊下げ用金具の取付装置
JP2001150998A (ja) 車内部品の取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080902

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080919

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20180926

Year of fee payment: 10

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4192199

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250