JP2000265626A - 軒樋吊具 - Google Patents
軒樋吊具Info
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- JP2000265626A JP2000265626A JP11070461A JP7046199A JP2000265626A JP 2000265626 A JP2000265626 A JP 2000265626A JP 11070461 A JP11070461 A JP 11070461A JP 7046199 A JP7046199 A JP 7046199A JP 2000265626 A JP2000265626 A JP 2000265626A
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- eaves gutter
- gutter hanging
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軒先や折板屋根への軒樋吊具の取付が簡
単で、取付作業の時間を短縮でき、工数が削減できる軒
樋吊具を提供するものである。 【解決手段】 軒先に取り付けられる取付具2の一端
に、両端部に軒樋6を吊る軒樋吊部36aと中央部長手
方向に沿って貫通する長孔34とを有する軒樋吊具本体
3がボルト4・ナット5にて、前後に摺動自在に連結し
てなる軒樋吊具1において、長孔34の両側にバネ板状
の押え突部35が設けられ、取付部24と長孔34とが
ボルト4・ナット5で連結する際、軒樋吊具本体3のバ
ネ板状の押え突部35の押圧で、取付具2と軒樋吊具本
体3とが緩むことなく固定されるものである。
単で、取付作業の時間を短縮でき、工数が削減できる軒
樋吊具を提供するものである。 【解決手段】 軒先に取り付けられる取付具2の一端
に、両端部に軒樋6を吊る軒樋吊部36aと中央部長手
方向に沿って貫通する長孔34とを有する軒樋吊具本体
3がボルト4・ナット5にて、前後に摺動自在に連結し
てなる軒樋吊具1において、長孔34の両側にバネ板状
の押え突部35が設けられ、取付部24と長孔34とが
ボルト4・ナット5で連結する際、軒樋吊具本体3のバ
ネ板状の押え突部35の押圧で、取付具2と軒樋吊具本
体3とが緩むことなく固定されるものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軒先に取着固定さ
れて軒樋を吊る軒樋吊具に関する。
れて軒樋を吊る軒樋吊具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軒樋を吊る軒樋吊具には種々な構
造のものがある。軒先への軒樋吊具の取付や軒樋吊具へ
の軒樋の取付は、高所で、足場が悪く、見えにくいとこ
ろで行われるため、それぞれの取付と軒先からの軒樋吊
具の出寸法の調節が簡単にでき、軒樋吊具がしっかりと
取り付けられているものが望ましい。かかる軒樋吊具と
しては実開平4−82232号公報と実開平4−989
36号公報に記載の軒樋吊具が知られている。
造のものがある。軒先への軒樋吊具の取付や軒樋吊具へ
の軒樋の取付は、高所で、足場が悪く、見えにくいとこ
ろで行われるため、それぞれの取付と軒先からの軒樋吊
具の出寸法の調節が簡単にでき、軒樋吊具がしっかりと
取り付けられているものが望ましい。かかる軒樋吊具と
しては実開平4−82232号公報と実開平4−989
36号公報に記載の軒樋吊具が知られている。
【0003】前者の軒樋吊具は、軒樋吊具本体と取付具
とからなる軒樋吊具で、軒樋吊具本体には両端部に軒樋
を吊る軒樋吊部と中央部長手方向に沿って貫通する長孔
が設けられ、取付具には一端部に通孔と他端部に軒先固
定部とが設けられ、軒樋吊具本体が長手方向に、摺動自
在に取付具に当接され、通孔と長孔とに通されたボル
ト、ナットとバネワッシャーとで止着されているもので
ある。
とからなる軒樋吊具で、軒樋吊具本体には両端部に軒樋
を吊る軒樋吊部と中央部長手方向に沿って貫通する長孔
が設けられ、取付具には一端部に通孔と他端部に軒先固
定部とが設けられ、軒樋吊具本体が長手方向に、摺動自
在に取付具に当接され、通孔と長孔とに通されたボル
ト、ナットとバネワッシャーとで止着されているもので
ある。
【0004】この軒樋吊具は、ボルト、ナットを緩め、
軒樋吊具本体を取付具の長手方向に摺動させ、鼻隠し板
と軒樋吊具本体との距離、即ち、出寸法を調節して、ボ
ルト、ナットを締めつけて、軒先に軒樋吊具を取り付け
ることができ、高所で、足場が悪く、見えにくいところ
は、軒先への軒樋吊具の取付が簡単で、簡便な軒樋吊具
である。
軒樋吊具本体を取付具の長手方向に摺動させ、鼻隠し板
と軒樋吊具本体との距離、即ち、出寸法を調節して、ボ
ルト、ナットを締めつけて、軒先に軒樋吊具を取り付け
ることができ、高所で、足場が悪く、見えにくいところ
は、軒先への軒樋吊具の取付が簡単で、簡便な軒樋吊具
である。
【0005】後者の軒樋吊具は、軒樋吊具本体と取付具
とからなる軒樋吊具で、軒樋吊具本体には両端部に軒樋
を吊る軒樋吊部と中央部長手方向に沿って貫通する長孔
が設けられ、この長孔形成部分が円弧状になされ、取付
具には一端部の取付部の先端部にネジ部が設けられ、他
端部に折板屋根固定部が設けられ、取付具のネジ部を軒
樋吊具本体の長孔に摺動自在に差し込まれ、ネジ部にバ
ネワッシャーとナットとを螺入して止着されているもの
である。
とからなる軒樋吊具で、軒樋吊具本体には両端部に軒樋
を吊る軒樋吊部と中央部長手方向に沿って貫通する長孔
が設けられ、この長孔形成部分が円弧状になされ、取付
具には一端部の取付部の先端部にネジ部が設けられ、他
端部に折板屋根固定部が設けられ、取付具のネジ部を軒
樋吊具本体の長孔に摺動自在に差し込まれ、ネジ部にバ
ネワッシャーとナットとを螺入して止着されているもの
である。
【0006】この軒樋吊具は、取付具のネジ部に対して
軒樋吊具本体の長孔を相対移動させてナット締め位置を
変更することにより軒樋吊具本体及び軒樋を所望の姿勢
に調整して、折板屋根に軒樋吊具を取り付けることがで
き、軒樋の外観や機能を損なわず、高所で、足場が悪
く、見えにくいところは、折板屋根への軒樋吊具の取付
が簡単で、簡便な軒樋吊具である。
軒樋吊具本体の長孔を相対移動させてナット締め位置を
変更することにより軒樋吊具本体及び軒樋を所望の姿勢
に調整して、折板屋根に軒樋吊具を取り付けることがで
き、軒樋の外観や機能を損なわず、高所で、足場が悪
く、見えにくいところは、折板屋根への軒樋吊具の取付
が簡単で、簡便な軒樋吊具である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の軒樋吊具でも、締付け後、緩まないようにバネワッシ
ャーを入れてしっかりと締め付けている。通常、一つの
家並びに工場建屋に取り付けられる軒樋吊具は数多く
(約100個、)あり、一つ一つの軒樋吊具にバネワッ
シャーを入れると、取付作業に手間がかかり、全体とし
てはかなりの時間になり、工数がかかり、部材費用も嵩
み、コストアップになるという問題があった。
の軒樋吊具でも、締付け後、緩まないようにバネワッシ
ャーを入れてしっかりと締め付けている。通常、一つの
家並びに工場建屋に取り付けられる軒樋吊具は数多く
(約100個、)あり、一つ一つの軒樋吊具にバネワッ
シャーを入れると、取付作業に手間がかかり、全体とし
てはかなりの時間になり、工数がかかり、部材費用も嵩
み、コストアップになるという問題があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記問題に着目
してなされたもので、軒先や折板屋根への軒樋吊具の取
付が簡単で、取付作業の時間を短縮でき、工数が削減で
きる軒樋吊具を提供するものである。
してなされたもので、軒先や折板屋根への軒樋吊具の取
付が簡単で、取付作業の時間を短縮でき、工数が削減で
きる軒樋吊具を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためになされたもので、請求項1記載の発明は、
軒先に取り付けられる取付具の一端に、両端部に軒樋を
吊る軒樋吊部と、中央部長手方向に沿って貫通する長孔
とを有する軒樋吊具本体がボルト・ナットにて、前後に
摺動自在に連結してなる軒樋吊具において、軒樋吊具本
体の長孔の両側にバネ板状の押え突部が設けられ、取付
具の取付部と軒樋吊具本体の長孔とがボルト・ナットで
連結する際、軒樋吊具本体のバネ板状の押え突部の押圧
で、取付具と軒樋吊具本体とが緩むことなく固定される
ものである。
成するためになされたもので、請求項1記載の発明は、
軒先に取り付けられる取付具の一端に、両端部に軒樋を
吊る軒樋吊部と、中央部長手方向に沿って貫通する長孔
とを有する軒樋吊具本体がボルト・ナットにて、前後に
摺動自在に連結してなる軒樋吊具において、軒樋吊具本
体の長孔の両側にバネ板状の押え突部が設けられ、取付
具の取付部と軒樋吊具本体の長孔とがボルト・ナットで
連結する際、軒樋吊具本体のバネ板状の押え突部の押圧
で、取付具と軒樋吊具本体とが緩むことなく固定される
ものである。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明であって、軒樋吊具本体が支持具板と、この支持具板
の下面に取り付けられる耳押えバネ板とからなり、支持
具板の上面と、耳押えバネ板の下面の少なくとも一方に
バネ板状の押え突部が設けられているものである。
明であって、軒樋吊具本体が支持具板と、この支持具板
の下面に取り付けられる耳押えバネ板とからなり、支持
具板の上面と、耳押えバネ板の下面の少なくとも一方に
バネ板状の押え突部が設けられているものである。
【0011】請求項1記載の発明において、取付具の形
状は、一端に取付部を設け、この取付部に軒樋吊具本体
を取り付けることができ、他端に軒先固定部を設け、こ
の軒先固定部を軒先に取り付けることができれば、適宜
な形状でよい。
状は、一端に取付部を設け、この取付部に軒樋吊具本体
を取り付けることができ、他端に軒先固定部を設け、こ
の軒先固定部を軒先に取り付けることができれば、適宜
な形状でよい。
【0012】例えば、取付具の形状を、軒先に取り付け
られる軒先固定部と、この軒先固定部の中央上端部から
屋外側に突出した腕部とから構成し、この軒先固定部に
取付孔を設け、腕部の屋外側端部に軒樋吊具本体を両壁
で挟持できる取付部を設け、この取付部のほぼ中央部に
通孔を開けたものにすると、軒先固定部の取付孔にビス
や釘を差し込んで、軒先に軒先固定部を取り付け、取付
部で軒樋吊具本体を挟持して、軒樋吊具本体を前後方向
に摺動できるので、好ましい。
られる軒先固定部と、この軒先固定部の中央上端部から
屋外側に突出した腕部とから構成し、この軒先固定部に
取付孔を設け、腕部の屋外側端部に軒樋吊具本体を両壁
で挟持できる取付部を設け、この取付部のほぼ中央部に
通孔を開けたものにすると、軒先固定部の取付孔にビス
や釘を差し込んで、軒先に軒先固定部を取り付け、取付
部で軒樋吊具本体を挟持して、軒樋吊具本体を前後方向
に摺動できるので、好ましい。
【0013】又、請求項1記載の発明において、取付具
の形状は、一端に取付部を設け、この取付部に軒樋吊具
本体を取り付けることができ、他端に折板屋根固定部を
設け、この折板屋根固定部を折板屋根に取り付けること
ができれば、適宜な形状でよい。
の形状は、一端に取付部を設け、この取付部に軒樋吊具
本体を取り付けることができ、他端に折板屋根固定部を
設け、この折板屋根固定部を折板屋根に取り付けること
ができれば、適宜な形状でよい。
【0014】例えば、取付具の形状を、折板屋根に取り
付けられる折板屋根固定部と、この折板屋根固定部の下
方に延びた棒状体とから構成し、折板屋根固定部に上側
ネジ部とナットを設け、棒状体の下端先端部に軒樋吊具
本体の長孔に差し込むことができる取付部を設け、この
取付部に下側ネジ部とナットを設けたものにすると、上
側ネジ部とナットとで折板屋根に折板屋根固定部を取り
付け、取付部を軒樋吊具本体の長孔に差し込んで、下側
ネジ部とナットとで取付部に軒樋吊具本体を取り付け、
ナットを緩めると、軒樋吊具本体を左右方向に摺動でき
るので、好ましい。
付けられる折板屋根固定部と、この折板屋根固定部の下
方に延びた棒状体とから構成し、折板屋根固定部に上側
ネジ部とナットを設け、棒状体の下端先端部に軒樋吊具
本体の長孔に差し込むことができる取付部を設け、この
取付部に下側ネジ部とナットを設けたものにすると、上
側ネジ部とナットとで折板屋根に折板屋根固定部を取り
付け、取付部を軒樋吊具本体の長孔に差し込んで、下側
ネジ部とナットとで取付部に軒樋吊具本体を取り付け、
ナットを緩めると、軒樋吊具本体を左右方向に摺動でき
るので、好ましい。
【0015】請求項1記載の発明において、軒樋吊具本
体の形状は、両端部に軒樋を吊る軒樋吊部を有し、軒樋
吊具本体のほぼ中央部を取付具の取付部で取り付けるこ
とができ、取付具の取付部と軒樋吊具本体とをボルト・
ナットで連結する際、軒樋吊具本体と取付具のいずれか
一方で連結された部分が押圧できれば、適宜な形状でよ
い。
体の形状は、両端部に軒樋を吊る軒樋吊部を有し、軒樋
吊具本体のほぼ中央部を取付具の取付部で取り付けるこ
とができ、取付具の取付部と軒樋吊具本体とをボルト・
ナットで連結する際、軒樋吊具本体と取付具のいずれか
一方で連結された部分が押圧できれば、適宜な形状でよ
い。
【0016】例えば、軒樋吊具本体の形状を、支持腕
と、支持腕の屋外側先端部に上向きの突設部を設けた屋
外側軒樋吊部と、支持腕の屋内側に設けた屋内側軒樋吊
部とから構成し、支持腕の中央部長手方向に沿って長孔
を開け、この長孔の両側に上方に向けバネ板状の押え突
部を設け、屋内側軒樋吊部にバネ片と受片を設けたもの
にすると、軒樋の屋外側耳部を突設部に引っ掛け、屋内
側耳部を屋内側軒樋吊部に差し込んで、軒樋を軒樋吊具
本体に取り付けることができるので、好ましい。
と、支持腕の屋外側先端部に上向きの突設部を設けた屋
外側軒樋吊部と、支持腕の屋内側に設けた屋内側軒樋吊
部とから構成し、支持腕の中央部長手方向に沿って長孔
を開け、この長孔の両側に上方に向けバネ板状の押え突
部を設け、屋内側軒樋吊部にバネ片と受片を設けたもの
にすると、軒樋の屋外側耳部を突設部に引っ掛け、屋内
側耳部を屋内側軒樋吊部に差し込んで、軒樋を軒樋吊具
本体に取り付けることができるので、好ましい。
【0017】又、取付具の取付部の通孔と支持腕の長孔
とにボルトを差し込んで、ナットを螺入し、取付具に軒
樋吊具本体を連結でき、連結した部分では、ナットを締
めることによって軒樋吊具本体のバネ板状の押え突部で
支持腕を押圧して、しっかりと止めることができので、
好ましい。
とにボルトを差し込んで、ナットを螺入し、取付具に軒
樋吊具本体を連結でき、連結した部分では、ナットを締
めることによって軒樋吊具本体のバネ板状の押え突部で
支持腕を押圧して、しっかりと止めることができので、
好ましい。
【0018】請求項2記載の発明において、支持具板の
形状は、取付具の取付部で支持具板のほぼ中央部を支持
でき、長手方向に摺動でき、両端部に軒樋を吊る軒樋吊
部が設けられていれば、適宜な形状でよく、例えば、帯
状体で、支持具板の両端部に軒樋の耳部を引っ掛けるこ
とができる軒樋吊部を設け、中央部長手方向に長孔を設
けたものにすると、取付具の取付部を長孔に差し込ん
で、支持具板の長孔に沿って取付具の取付部を摺動させ
ることができ、軒樋の耳部を軒樋吊部に引っ掛けて支持
具板に取り付けることができるので、好ましい。
形状は、取付具の取付部で支持具板のほぼ中央部を支持
でき、長手方向に摺動でき、両端部に軒樋を吊る軒樋吊
部が設けられていれば、適宜な形状でよく、例えば、帯
状体で、支持具板の両端部に軒樋の耳部を引っ掛けるこ
とができる軒樋吊部を設け、中央部長手方向に長孔を設
けたものにすると、取付具の取付部を長孔に差し込ん
で、支持具板の長孔に沿って取付具の取付部を摺動させ
ることができ、軒樋の耳部を軒樋吊部に引っ掛けて支持
具板に取り付けることができるので、好ましい。
【0019】又、請求項2記載の発明において、耳押え
バネ板の形状は、支持具板に取り付けることができ、支
持具板と耳押えバネ板とのほぼ中央部を取付具の取付部
で支持でき、支持具板と耳押えバネ板とを長手方向に摺
動でき、支持具板の両端部の軒樋吊部で吊られた軒樋の
それぞれの耳部を耳押えバネ板で押えることができれ
ば、適宜な形状でよい。
バネ板の形状は、支持具板に取り付けることができ、支
持具板と耳押えバネ板とのほぼ中央部を取付具の取付部
で支持でき、支持具板と耳押えバネ板とを長手方向に摺
動でき、支持具板の両端部の軒樋吊部で吊られた軒樋の
それぞれの耳部を耳押えバネ板で押えることができれ
ば、適宜な形状でよい。
【0020】例えば、帯状体で、支持具板の下面に取り
付けることができ、取付具の取付部の長孔に対応させ
て、ほぼ中央部長手方向に長孔を開け、この長孔の両側
に下方に向けバネ板状の押え突部を設け、支持具板と耳
押えバネ板の長孔に取付具の取付部を差し込んで、取付
部のボルトにナットを螺入し、ナットで押え突部を押え
ることができるようになされていると、ナットを締める
ことによって耳押えバネ板の押え突部で支持具板を押圧
して、しっかりと止めることができ、ナットを緩めて、
支持具板と耳押えバネ板とを長孔に沿って摺動させるこ
とができるので、好ましい。又、耳押えバネ板の両端部
で、支持具板の両端部の軒樋吊部で吊られた軒樋の耳部
を上方から押えることができるようになされていると、
軒樋の耳部を上方から押えて、軒樋をしっかりと取り付
けることができるので、好ましい。
付けることができ、取付具の取付部の長孔に対応させ
て、ほぼ中央部長手方向に長孔を開け、この長孔の両側
に下方に向けバネ板状の押え突部を設け、支持具板と耳
押えバネ板の長孔に取付具の取付部を差し込んで、取付
部のボルトにナットを螺入し、ナットで押え突部を押え
ることができるようになされていると、ナットを締める
ことによって耳押えバネ板の押え突部で支持具板を押圧
して、しっかりと止めることができ、ナットを緩めて、
支持具板と耳押えバネ板とを長孔に沿って摺動させるこ
とができるので、好ましい。又、耳押えバネ板の両端部
で、支持具板の両端部の軒樋吊部で吊られた軒樋の耳部
を上方から押えることができるようになされていると、
軒樋の耳部を上方から押えて、軒樋をしっかりと取り付
けることができるので、好ましい。
【0021】請求項1記載の発明において、取付具と軒
樋吊具本体とは、別々に射出成型法で成形すると、美観
がよく、好ましい。請求項2記載の発明において、支持
具板と耳押えバネ板とは、別々に成形して両者をかしめ
接合で接合すると、比較的大型の軒樋について対応でき
るので、好ましい。
樋吊具本体とは、別々に射出成型法で成形すると、美観
がよく、好ましい。請求項2記載の発明において、支持
具板と耳押えバネ板とは、別々に成形して両者をかしめ
接合で接合すると、比較的大型の軒樋について対応でき
るので、好ましい。
【0022】又、材質については、取付具と軒樋吊具本
体とは、合成樹脂、金属、適宜な材質でよく、合成樹
脂、中でも、ポリカーボネート樹脂にすると、軽量、防
錆の点で、好ましい。支持具板と耳押えバネ板とは、合
成樹脂、金属、適宜な材質でよく、比較的大型の軒樋に
ついては、強度の点で、金属が好ましい。
体とは、合成樹脂、金属、適宜な材質でよく、合成樹
脂、中でも、ポリカーボネート樹脂にすると、軽量、防
錆の点で、好ましい。支持具板と耳押えバネ板とは、合
成樹脂、金属、適宜な材質でよく、比較的大型の軒樋に
ついては、強度の点で、金属が好ましい。
【0023】(作用)請求項1記載の発明は、軒樋吊具
本体の長孔の両側にバネ板状の押え突部が設けられ、取
付具の取付部と軒樋吊具本体の長孔とがボルト・ナット
で連結する際、軒樋吊具本体のバネ板状の押え突部の押
圧で、取付具と軒樋吊具本体とが緩むことなく固定され
るから、締付け後、緩まないようにバネワッシャーを入
れる必要がなく、コストを削減することができる。
本体の長孔の両側にバネ板状の押え突部が設けられ、取
付具の取付部と軒樋吊具本体の長孔とがボルト・ナット
で連結する際、軒樋吊具本体のバネ板状の押え突部の押
圧で、取付具と軒樋吊具本体とが緩むことなく固定され
るから、締付け後、緩まないようにバネワッシャーを入
れる必要がなく、コストを削減することができる。
【0024】請求項2記載の発明は、支持具板の上面
と、耳押えバネ板の下面の少なくとも一方にバネ板状の
押え突部が設けられているから、取付具の取付部を軒樋
吊具本体に取り付け、取付部の先端部のネジ部にナット
を螺入して締め付けることによってバネ板状の押え突部
の押圧で、取付具と軒樋吊具本体とが緩むことなく固定
することができる。
と、耳押えバネ板の下面の少なくとも一方にバネ板状の
押え突部が設けられているから、取付具の取付部を軒樋
吊具本体に取り付け、取付部の先端部のネジ部にナット
を螺入して締め付けることによってバネ板状の押え突部
の押圧で、取付具と軒樋吊具本体とが緩むことなく固定
することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の軒樋吊具の一実施例を図
1〜図3に基づいて説明する。図1は、軒樋吊具の分解
斜視説明図、図2は、図1の要部分解断面図、図3は、
軒先に取り付けられた軒樋吊具に軒樋を取り付けた状態
を示す断面図である。
1〜図3に基づいて説明する。図1は、軒樋吊具の分解
斜視説明図、図2は、図1の要部分解断面図、図3は、
軒先に取り付けられた軒樋吊具に軒樋を取り付けた状態
を示す断面図である。
【0026】図1〜図3において、1は軒樋吊具であ
り、軒樋吊具1は、軒先に取り付けられる取付具2と、
両端部で軒樋を吊ることができる軒樋吊具本体3と、ボ
ルト4と、ナット5とからなっている。
り、軒樋吊具1は、軒先に取り付けられる取付具2と、
両端部で軒樋を吊ることができる軒樋吊具本体3と、ボ
ルト4と、ナット5とからなっている。
【0027】取付具2は、ポリカ−ボネ−ト樹脂製のも
ので、軒先に取り付けられる軒先固定部21と、この軒
先固定部21の中央上端部から屋外側に突出した腕部2
2とから構成されている。この軒先固定部21には上部
両端部に2個と下端部に1個の取付孔23が設けられ、
腕部22の屋外側端部が1段下げられ、軒樋吊具本体3
(後述説明)を両壁で挟持できる取付部24が設けら
れ、この取付部24は開口部が下向きになされたコ字状
になされ、この取付部24のほぼ中央部には通孔25が
開けられている。
ので、軒先に取り付けられる軒先固定部21と、この軒
先固定部21の中央上端部から屋外側に突出した腕部2
2とから構成されている。この軒先固定部21には上部
両端部に2個と下端部に1個の取付孔23が設けられ、
腕部22の屋外側端部が1段下げられ、軒樋吊具本体3
(後述説明)を両壁で挟持できる取付部24が設けら
れ、この取付部24は開口部が下向きになされたコ字状
になされ、この取付部24のほぼ中央部には通孔25が
開けられている。
【0028】軒樋吊具本体3は、ポリカ−ボネ−ト樹脂
製のもので、屋外側端部に軒樋6を吊る屋外側軒樋吊部
31と、屋内側端部に軒樋6を吊る屋内側軒樋吊部32
と、この屋外側軒樋吊部31と屋内側軒樋吊部32とを
繋ぎ、屋外側軒樋吊部31より1段下げられた支持腕3
3とからなっている。屋外側軒樋吊部31には、先端部
が上方に突出した突出部31aが設けられ、屋内側軒樋
吊部32には、バネ片32aと受片32bとが設けられ
ている。
製のもので、屋外側端部に軒樋6を吊る屋外側軒樋吊部
31と、屋内側端部に軒樋6を吊る屋内側軒樋吊部32
と、この屋外側軒樋吊部31と屋内側軒樋吊部32とを
繋ぎ、屋外側軒樋吊部31より1段下げられた支持腕3
3とからなっている。屋外側軒樋吊部31には、先端部
が上方に突出した突出部31aが設けられ、屋内側軒樋
吊部32には、バネ片32aと受片32bとが設けられ
ている。
【0029】この支持腕33には、中央部長手方向に沿
って貫通する長孔34と、この長孔34の両側には、斜
め上方に向けたバネ板状の押え突部35、35とが設け
られている。この長孔34の幅は、取付部24の通孔2
5の径とほぼ同じになされ、差し込まれるボルト4の径
よりほんの少し大きくなされ、長孔34の両側の押え突
部35、35の先端の距離より小さくなされている。こ
の長孔34の長さは、支持腕33のほぼ全長と同じ長さ
になされている。
って貫通する長孔34と、この長孔34の両側には、斜
め上方に向けたバネ板状の押え突部35、35とが設け
られている。この長孔34の幅は、取付部24の通孔2
5の径とほぼ同じになされ、差し込まれるボルト4の径
よりほんの少し大きくなされ、長孔34の両側の押え突
部35、35の先端の距離より小さくなされている。こ
の長孔34の長さは、支持腕33のほぼ全長と同じ長さ
になされている。
【0030】取付具2の取付部24で軒樋吊具本体3の
支持腕33の両側壁が挟持されて、取付部24の通孔2
5と支持腕33の長孔34とに下方からボルト4が差し
込まれ、上方からナット5を螺入し、締め付けると、軒
樋吊具本体3のバネ板状の押え突部35、35が取付具
2の取付部24の裏面を押圧して、取付具2と軒樋吊具
本体3とを取り付けることができるようになされてい
る。ナット5を緩めると、軒樋吊具本体3の支持腕33
が長孔34に沿って長手方向の前後に摺動自在になるよ
うになされている。
支持腕33の両側壁が挟持されて、取付部24の通孔2
5と支持腕33の長孔34とに下方からボルト4が差し
込まれ、上方からナット5を螺入し、締め付けると、軒
樋吊具本体3のバネ板状の押え突部35、35が取付具
2の取付部24の裏面を押圧して、取付具2と軒樋吊具
本体3とを取り付けることができるようになされてい
る。ナット5を緩めると、軒樋吊具本体3の支持腕33
が長孔34に沿って長手方向の前後に摺動自在になるよ
うになされている。
【0031】次に、この軒樋吊具1の施工方法及び作用
について説明する。施工現場では、軒先の所定の位置
に、軒樋吊具1の取付具2の軒先固定板21の3個の取
付孔23に釘を差し込み、軒先に打ち込んで、軒樋吊具
1を取り付ける。次に、ナット5を緩め、軒樋吊具本体
3を前後に摺動させて、軒樋吊具1の出寸法を調整し、
ナット5を締め付けて、軒樋吊具本体3のバネ板状の押
え突部35、35で取付具2の取付部24の裏面を押圧
して、取付具2と軒樋吊具本体3とをしっかりと係止す
る。
について説明する。施工現場では、軒先の所定の位置
に、軒樋吊具1の取付具2の軒先固定板21の3個の取
付孔23に釘を差し込み、軒先に打ち込んで、軒樋吊具
1を取り付ける。次に、ナット5を緩め、軒樋吊具本体
3を前後に摺動させて、軒樋吊具1の出寸法を調整し、
ナット5を締め付けて、軒樋吊具本体3のバネ板状の押
え突部35、35で取付具2の取付部24の裏面を押圧
して、取付具2と軒樋吊具本体3とをしっかりと係止す
る。
【0032】次に、軒樋6の屋外側耳部61を軒樋吊具
1の屋外側軒樋吊部31に引っ掛けて、屋外側軒樋吊部
31を軸に、軒樋6を回動させて、軒樋吊具1の屋内側
軒樋吊部32のバネ片32aと受片32b間に差し込ん
で、出寸法を調整した軒樋吊具1に軒樋6を取り付け
る。
1の屋外側軒樋吊部31に引っ掛けて、屋外側軒樋吊部
31を軸に、軒樋6を回動させて、軒樋吊具1の屋内側
軒樋吊部32のバネ片32aと受片32b間に差し込ん
で、出寸法を調整した軒樋吊具1に軒樋6を取り付け
る。
【0033】このようにすると、軒樋吊具1は、軒樋吊
具本体3の長孔34の両側にバネ板状の押え突部35が
設けられ、取付具2の取付部25と軒樋吊具本体3の長
孔34とがボルト4・ナット5で連結する際、軒樋吊具
本体3のバネ板状の押え突部35、35の押圧で、取付
具2と軒樋吊具本体3とが緩むことなく固定されるか
ら、締付け後、緩まないようにバネワッシャーを入れる
必要がなく、コストを削減することができる。
具本体3の長孔34の両側にバネ板状の押え突部35が
設けられ、取付具2の取付部25と軒樋吊具本体3の長
孔34とがボルト4・ナット5で連結する際、軒樋吊具
本体3のバネ板状の押え突部35、35の押圧で、取付
具2と軒樋吊具本体3とが緩むことなく固定されるか
ら、締付け後、緩まないようにバネワッシャーを入れる
必要がなく、コストを削減することができる。
【0034】次に、他の実施例を図4〜図6に基づいて
説明する。図4は、軒樋吊具の分解斜視説明図、図5
は、図4の要部分解断面図、図6は、軒先に取り付けら
れた軒樋吊具に軒樋を取り付けた状態を示す断面図であ
る。
説明する。図4は、軒樋吊具の分解斜視説明図、図5
は、図4の要部分解断面図、図6は、軒先に取り付けら
れた軒樋吊具に軒樋を取り付けた状態を示す断面図であ
る。
【0035】図4〜図6において、1aは軒樋吊具であ
り、軒樋吊具1aは、折板屋根8に取り付けられる取付
具2aと、両端部で軒樋6aを吊ることができる軒樋吊
具本体3aと、ナット5aとからなっている。
り、軒樋吊具1aは、折板屋根8に取り付けられる取付
具2aと、両端部で軒樋6aを吊ることができる軒樋吊
具本体3aと、ナット5aとからなっている。
【0036】取付具2aは、金属製のもので、折板屋根
8に取り付けられる折板屋根固定部21aと、この折板
屋根固定部21aの下方に延びた棒状体26とから構成
されている。この折板屋根固定部21aには上側ネジ部
27と2つのナット5aとが設けられ、この2つのナッ
ト5aで折板屋根8を挟んで、折板屋根固定部21aを
折板屋根8に取り付けることができるようになされてい
る。
8に取り付けられる折板屋根固定部21aと、この折板
屋根固定部21aの下方に延びた棒状体26とから構成
されている。この折板屋根固定部21aには上側ネジ部
27と2つのナット5aとが設けられ、この2つのナッ
ト5aで折板屋根8を挟んで、折板屋根固定部21aを
折板屋根8に取り付けることができるようになされてい
る。
【0037】棒状体26の下端先端部には軒樋吊具本体
3a(後述説明)に取り付けることができる取付部24
aが設けられている。この取付部24aには下側ネジ部
28と2つのナット5aとが設けられ、この2つのナッ
ト5aで軒樋吊具本体3aをを挟んで、軒樋吊具本体3
aを取付部24aに取り付けることができるようになさ
れている。
3a(後述説明)に取り付けることができる取付部24
aが設けられている。この取付部24aには下側ネジ部
28と2つのナット5aとが設けられ、この2つのナッ
ト5aで軒樋吊具本体3aをを挟んで、軒樋吊具本体3
aを取付部24aに取り付けることができるようになさ
れている。
【0038】軒樋吊具本体3aは、金属製のもので、支
持具板36と、この支持具板36の下面に取り付けられ
る耳押えバネ板37とからなっている。支持具板36と
耳押えバネ板37とは、中央部の2か所でかしめ接合で
固着され、一体化されている。支持具板36は、中央部
が窪んだ帯状体で、両端部に開口部が下方に向いたコ字
状体になされ、コ字状体の下端先端には先端が上方に向
けられた鉤状体が取り付けられ、軒樋吊部36aが設け
られている。この両端部の軒樋吊部36aに軒樋6aの
両側の耳部が引っ掛けるようになされている。
持具板36と、この支持具板36の下面に取り付けられ
る耳押えバネ板37とからなっている。支持具板36と
耳押えバネ板37とは、中央部の2か所でかしめ接合で
固着され、一体化されている。支持具板36は、中央部
が窪んだ帯状体で、両端部に開口部が下方に向いたコ字
状体になされ、コ字状体の下端先端には先端が上方に向
けられた鉤状体が取り付けられ、軒樋吊部36aが設け
られている。この両端部の軒樋吊部36aに軒樋6aの
両側の耳部が引っ掛けるようになされている。
【0039】支持具板36の帯状体の窪んだ中央部に
は、長孔34aが設けられ、長孔34aの幅は、取付具
2aの棒状体26の径よりほんの少し大きくなされ、長
孔34aの長さは、中央部の窪んだ部分の長さとほぼ同
じ長さになされている。
は、長孔34aが設けられ、長孔34aの幅は、取付具
2aの棒状体26の径よりほんの少し大きくなされ、長
孔34aの長さは、中央部の窪んだ部分の長さとほぼ同
じ長さになされている。
【0040】耳押えバネ板37は、金属製の帯状体で、
両端部が上方に向けて半円弧状体37aが取り付けら
れ、支持具板36の下面に耳押えバネ板37が取り付け
られたとき、この半円弧状体37aの内側で支持具板3
6の軒樋吊部36aに引っ掛けられた軒樋の耳部を上方
から押えつけることができるようになされている。
両端部が上方に向けて半円弧状体37aが取り付けら
れ、支持具板36の下面に耳押えバネ板37が取り付け
られたとき、この半円弧状体37aの内側で支持具板3
6の軒樋吊部36aに引っ掛けられた軒樋の耳部を上方
から押えつけることができるようになされている。
【0041】耳押えバネ板37の中央部の長さは、支持
具板36の中央部の窪んだ部分の長さとほぼ同じ長さに
なされ、この中央部の長手方向に長孔34bが支持具板
36の長孔34aに対応して開けられ、ほぼ同じ大きさ
になされている。この長孔34bの両側に裏面から斜め
下方に向けて押え突部35aが設けられている。この押
え突部35a、35aの先端間の長さはナット5aの径
より小さくなされている。
具板36の中央部の窪んだ部分の長さとほぼ同じ長さに
なされ、この中央部の長手方向に長孔34bが支持具板
36の長孔34aに対応して開けられ、ほぼ同じ大きさ
になされている。この長孔34bの両側に裏面から斜め
下方に向けて押え突部35aが設けられている。この押
え突部35a、35aの先端間の長さはナット5aの径
より小さくなされている。
【0042】取付具2aの取付部24aの下側ネジ部2
8が支持具板36の長孔34aと耳押えバネ板37の長
孔34bとに上方より差し込まれ、下方よりナット5a
を螺入し、締め付けると、耳押えバネ板37のバネ板状
の押え突部35a、35aがナット5aを押圧して、取
付具2と、支持具板36と耳押えバネ板37とでできた
軒樋吊具本体3とを取り付けることができるようになさ
れている。ナット5aを緩めると、支持具板36の長孔
34aと耳押えバネ板37の長孔34bに沿って長手方
向の左右に摺動自在になるようになされている。
8が支持具板36の長孔34aと耳押えバネ板37の長
孔34bとに上方より差し込まれ、下方よりナット5a
を螺入し、締め付けると、耳押えバネ板37のバネ板状
の押え突部35a、35aがナット5aを押圧して、取
付具2と、支持具板36と耳押えバネ板37とでできた
軒樋吊具本体3とを取り付けることができるようになさ
れている。ナット5aを緩めると、支持具板36の長孔
34aと耳押えバネ板37の長孔34bに沿って長手方
向の左右に摺動自在になるようになされている。
【0043】次に、この軒樋吊具1aの施工方法及び作
用について説明する。施工現場では、軒樋吊具1aの折
板屋根固定部21aに螺入された2つのナット5aのう
ち、1つを外し、折板屋根8の所定の位置に、折板屋根
固定部21aの上側ネジ部を差し込んで、折板屋根8の
上方よりナット5aを螺入して、2つのナット5aで折
板屋根8を挟み、しっかりと折板屋根8に軒樋吊具1a
の取付具2aを取り付ける。
用について説明する。施工現場では、軒樋吊具1aの折
板屋根固定部21aに螺入された2つのナット5aのう
ち、1つを外し、折板屋根8の所定の位置に、折板屋根
固定部21aの上側ネジ部を差し込んで、折板屋根8の
上方よりナット5aを螺入して、2つのナット5aで折
板屋根8を挟み、しっかりと折板屋根8に軒樋吊具1a
の取付具2aを取り付ける。
【0044】次に、ナット5aを緩め、軒樋吊具本体3
aを前後に摺動させて、軒樋吊具1の出寸法を調整し、
ナット5aを締め付けて、耳押えバネ板37のバネ板状
の押え突部35a、35aを押圧して、取付具2aと軒
樋吊具本体3aとをしっかりと係止する。
aを前後に摺動させて、軒樋吊具1の出寸法を調整し、
ナット5aを締め付けて、耳押えバネ板37のバネ板状
の押え突部35a、35aを押圧して、取付具2aと軒
樋吊具本体3aとをしっかりと係止する。
【0045】次に、軒樋6aの両側の耳部を支持具板3
6の軒樋吊部36aに差し込んで、耳押えバネ板37の
両端部の半円弧状体37aで軒樋6aの両側の耳部を押
えて軒樋吊具1aに軒樋6aを取り付ける。
6の軒樋吊部36aに差し込んで、耳押えバネ板37の
両端部の半円弧状体37aで軒樋6aの両側の耳部を押
えて軒樋吊具1aに軒樋6aを取り付ける。
【0046】このようにすると、耳押えバネ板37の下
面にバネ板状の押え突部35a、35aが設けられてい
るから、取付具2aの取付部24aを軒樋吊具本体3a
に取り付け、取付部24aの先端部の下側ネジ部28に
ナット5aを螺入して締め付けることによってバネ板状
の押え突部35a、35aの押圧で、取付具2aと軒樋
吊具本体3aとが緩むことなく固定することができる。
面にバネ板状の押え突部35a、35aが設けられてい
るから、取付具2aの取付部24aを軒樋吊具本体3a
に取り付け、取付部24aの先端部の下側ネジ部28に
ナット5aを螺入して締め付けることによってバネ板状
の押え突部35a、35aの押圧で、取付具2aと軒樋
吊具本体3aとが緩むことなく固定することができる。
【0047】以上、本発明実施例を図面に基づいて説明
してきたが、具体的な構成はこの実施例の限られるもの
ではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等が
あっても本発明に含まれる。例えば、一実施例におい
て、支持腕33の側面に目盛りが刻まれていてもよい。
又、他の実施例では、押え突部35aが耳押えバネ板3
7の下面に設けられているが、支持具板36の上面の斜
め上方に向けて設けられているものでもよい。又、他の
実施例で、取付具2aはほぼ垂直な棒状体26とされて
いるが、棒状体26が途中で折れ曲げられて、軒先の側
面に取り付けられるものであってもよい。
してきたが、具体的な構成はこの実施例の限られるもの
ではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等が
あっても本発明に含まれる。例えば、一実施例におい
て、支持腕33の側面に目盛りが刻まれていてもよい。
又、他の実施例では、押え突部35aが耳押えバネ板3
7の下面に設けられているが、支持具板36の上面の斜
め上方に向けて設けられているものでもよい。又、他の
実施例で、取付具2aはほぼ垂直な棒状体26とされて
いるが、棒状体26が途中で折れ曲げられて、軒先の側
面に取り付けられるものであってもよい。
【0048】
【発明の効果】以上、説明してきたように、請求項1記
載の発明は、軒樋吊具本体の長孔の両側にバネ板状の押
え突部が設けられ、取付具の取付部と軒樋吊具本体の長
孔とがボルト・ナットで連結する際、軒樋吊具本体のバ
ネ板状の押え突部の押圧で、取付具と軒樋吊具本体とが
緩むことなく固定されるから、締付け後、緩まないよう
にバネワッシャーを入れる必要がなく、取付作業にも手
間と工数がかからず、コストを削減することができる。
載の発明は、軒樋吊具本体の長孔の両側にバネ板状の押
え突部が設けられ、取付具の取付部と軒樋吊具本体の長
孔とがボルト・ナットで連結する際、軒樋吊具本体のバ
ネ板状の押え突部の押圧で、取付具と軒樋吊具本体とが
緩むことなく固定されるから、締付け後、緩まないよう
にバネワッシャーを入れる必要がなく、取付作業にも手
間と工数がかからず、コストを削減することができる。
【0049】請求項2記載の発明は、支持具板の上面
と、耳押えバネ板の下面の少なくとも一方にバネ板状の
押え突部が設けられているから、取付具の取付部を軒樋
吊具本体に取り付け、取付部の先端部のネジ部にナット
を螺入して締め付けることによってバネ板状の押え突部
の押圧で、取付具と軒樋吊具本体とが緩むことなく固定
することができる。
と、耳押えバネ板の下面の少なくとも一方にバネ板状の
押え突部が設けられているから、取付具の取付部を軒樋
吊具本体に取り付け、取付部の先端部のネジ部にナット
を螺入して締め付けることによってバネ板状の押え突部
の押圧で、取付具と軒樋吊具本体とが緩むことなく固定
することができる。
【図1】軒樋吊具の分解斜視説明図である。
【図2】図1の要部分解断面図である。
【図3】軒先に取り付けられた軒樋吊具に軒樋を取り付
けた状態を示す断面図である。
けた状態を示す断面図である。
【図4】軒樋吊具の分解斜視説明図である。
【図5】図4の要部分解断面図である。
【図6】軒先に取り付けられた軒樋吊具に軒樋を取り付
けた状態を示す断面図である。
けた状態を示す断面図である。
1、1a 軒樋吊具 2、2a 取付具 21 軒先固定部 21a 折板屋根固定部 22 腕部 23 取付孔 24、24a 取付部 25 通孔 26 棒状体 27 上側ネジ部 28 下側ネジ部 3、3a 軒樋吊具本体 31 屋外側軒樋吊部 31a 突出部 32 屋外側軒樋吊部 32a バネ片 32b 受片 33 支持腕 34、34a 長孔 35、35a 押え突部 36 支持具板 36a 軒樋吊部 37 耳押えバネ板 4 ボルト 5、5a ナット 6、6a 軒樋 7 軒先 8 折板屋根
Claims (2)
- 【請求項1】 軒先に取り付けられる取付具の一端に、
両端部に軒樋を吊る軒樋吊部と、中央部長手方向に沿っ
て貫通する長孔とを有する軒樋吊具本体がボルト・ナッ
トにて、前後に摺動自在に連結してなる軒樋吊具におい
て、 前記軒樋吊具本体の長孔の両側にバネ板状の押え突部が
設けられ、 取付具の取付部と軒樋吊具本体の長孔とがボルト・ナッ
トで連結する際、軒樋吊具本体のバネ板状の押え突部の
押圧で、取付具と軒樋吊具本体とが緩むことなく固定さ
れることを特徴とする軒樋吊具。 - 【請求項2】 軒樋吊具本体が支持具板と、この支持具
板の下面に取り付けられる耳押えバネ板とからなり、支
持具板の上面と、耳押えバネ板の下面の少なくとも一方
にバネ板状の押え突部が設けられていることを特徴とす
る請求項1記載の軒樋吊具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11070461A JP2000265626A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 軒樋吊具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11070461A JP2000265626A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 軒樋吊具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000265626A true JP2000265626A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13432194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11070461A Pending JP2000265626A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 軒樋吊具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000265626A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108453528A (zh) * | 2018-04-26 | 2018-08-28 | 重庆精弈卓机械有限公司 | 一种可调式万能压板 |
JP7560880B2 (ja) | 2021-09-03 | 2024-10-03 | 株式会社オーティス | 軒樋吊り具 |
-
1999
- 1999-03-16 JP JP11070461A patent/JP2000265626A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108453528A (zh) * | 2018-04-26 | 2018-08-28 | 重庆精弈卓机械有限公司 | 一种可调式万能压板 |
JP7560880B2 (ja) | 2021-09-03 | 2024-10-03 | 株式会社オーティス | 軒樋吊り具 |
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