JP3831502B2 - 軒樋支持具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、軒先に取着固定されて軒樋を保持する軒樋支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、軒樋を保持する軒樋支持具には種々な構造のものがあるが、実開平2−43332号公報に記載あるように、軒先に固定される固定具と屋内側から屋外側に伸びる腕部である軒樋保持具本体とボルトとナットとからなる軒樋支持具が知られている。
この軒樋支持具は、軒樋保持具本体と固定具とボルトとナットとから構成され、軒樋保持具本体には、ほぼ中央部に長手方向に沿う取付板が立脚され、この取付板に長孔が設けられ、固定具は屋内側に設けられた固定板と、この固定板のほぼ中央上端部から屋外側に突出した腕部とからなり、この腕部の先端部に取付部が設けられ、この取付部の側面に通孔が設けられ、取付板の長孔と取付部の通孔とにボルトを差し込んで、取付板を前後に摺動させることによって軒樋保持具本体の出寸法を調節した後、ナットで締めて軒樋保持具本体を固定具に固定するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実開平2−43332号公報記載の軒樋支持具は、取付板の長孔と取付部の通孔とにボルトを差し込んで、取付板を前後に摺動させ、軒樋保持具本体の出寸法を調節した後、ナットで締めて軒樋保持具本体を固定具に固定しているが、この作業を取付現場の足場が不安定な高所で行う場合、ボルト、ナットを誤って落とし、この落としたボルト、ナットが下方の人に当たるという危険が伴ったり、ボルトをナットに螺入することが面倒で、取付作業に時間がかかり、作業効率が落ちるという問題がある。
又、長期間にわたるとナットが緩んだり、ナットの締付けが弱いと、積雪や風等で軒樋保持具本体がずれたりするという問題がある。
又、軒樋保持具本体と固定具の他にボルト、ナットが必要で、ボルト、ナットに加えて、ボルト、ナットの締付け治具を揃えねばならず、これらを持ち運んだりする手間がかかり、製品コストもアップするという問題がある。
そこで、本発明の目的は、上記問題に着目してなされたもので、作業効率が落ちず、取付作業が簡単にでき、持ち運びが面倒でなく、製品コストもアップせず、しっかりと固定できる軒樋支持具を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するためになされたもので、軒樋保持具本体と固定具と位置調整板とから構成される軒樋支持具であって、軒樋保持具本体には、屋外側先端部に屋外側耳保持部と、屋内側先端部に屋内側耳保持部と、中央部の屋外側に固定部材と、長手方向の中央部に貫通した長孔と、この長孔の一方の端部に差込孔とが設けられ、固定具は、固定板と、この固定板から屋外方向にほぼ水平に突出している腕部とからなり、この腕部の先端部には、取付部と、この取付部に係止部材と、下面にほぼ垂直に下方に向けて係止突部とが設けられ、位置調整板には、一方の端部に固定部と、他方の端部に1個以上の係止部とが設けられ、固定具の下面の係止突部が軒樋保持具本体の長孔に差し込まれて、固定具の取付部に軒樋保持具本体が取り付けられ、軒樋保持具本体が前後方向に摺動可能になされ、位置調整板の固定部が軒樋保持具本体の固定部材に取り付けられ、固定部材を軸にして回動可能になされ、位置調整板の係止部が固定具の取付部の係止部材に嵌合されて、位置調整板が固定具と軒樋保持具本体に取り付けられて、軒樋保持具本体の出寸法が調整されるものである。
【0005】
固定具の下面の係止突部が軒樋保持具本体の長孔に差し込まれて、固定具の取付部に軒樋保持具本体が取り付けられているが、長孔と、長孔の一方の端部の差込孔と、係止突部との形状は、係止突部を差込孔に差し込んで、長孔に沿って軒樋保持具本体を摺動させることができ、かつ、長孔に差し込まれた係止突部が長孔から抜けなければ、適宜な形状でよく、例えば、係止突部の先端部を断面形状が矢印にした矢印部を設け、差込孔を矢印部の先端部の最大径より若干大きく、長孔の幅を矢印部の最大径より小さく、かつ、係止突部の中央部の径より若干大きくしておくと、構造が簡単で、差込孔に係止突部を差し込んで、長孔に移動させても、長孔に差し込まれた係止突部が長孔から抜けず、長孔に沿って軒樋保持具本体を摺動させることができるので、好ましい。
【0006】
又、位置調整板の固定部が軒樋保持具本体の固定部材に取り付けられ、固定部材を軸にして回動可能になされているが、固定部と固定部材の形状は、固定部が固定部材に取り付けられ、固定部材を軸にして回動ができれば、適宜な形状でよく、例えば、軒樋保持具本体のほぼ中央部で、屋内側耳保持部の屋内側で側面より外方に向けて小丸棒状の突起を設け、固定部材とし、一方、位置調整板の屋内側端部の下端部に下方が開口した丸孔を開け、固定部とし、丸孔の径は、小丸棒状の突起の径より若干大きく、丸孔の開口幅は小丸棒状の突起の径とほぼ同じにしておくと、位置調整板の固定部を上方から屋内側耳保持部の固定部材に差し込むことができ、差し込まれた位置調整板は固定部材を軸にして回動させることができるので、好ましい。
【0007】
又、別の形状として、上記の固定部と固定部材とを逆にして、軒樋保持具本体のほぼ中央部の屋内側で側面より上方が開口した円筒状の凹部を設け、固定部とし、一方、位置調整板の屋内側端部の上端部に小丸棒状の突起を設け、固定部材とし、丸孔の径は、小丸棒状の突起の径より若干大きく、丸孔の開口幅は小丸棒状の突起の径とほぼ同じにしておいてもよい。
【0008】
又、位置調整板の係止部が固定具の取付部の係止部材に嵌合されているが、係止部と係止部材の形状は、係止部が係止部材に取り付けることができれば、適宜な形状でよく、例えば、固定具の取付部のほぼ中央部で、取付部の側面より外方に向けて小丸棒状の突起を設け、係止部材とし、一方、位置調整板の屋外側端部と中央部の下端部に下方が開口した丸孔を1個以上開け、係止部とし、丸孔の径は、小丸棒状の突起の径より若干大きく、丸孔の開口幅は小丸棒状の突起の径とほぼ同じにしておくと、位置調整板の係止部を上方から屋内側耳保持部の係止部材に差し込むことができるので、好ましい。
【0009】
又、別の形状として、上記の係止部と係止部材とを逆にして、軒樋保持具本体のほぼ中央部で、屋内側耳保持部の屋内側で側面より上方が開口した円筒状の凹部を設け、係止部とし、一方、位置調整板の屋内側端部の上端部に小丸棒状の突起を設け、係止部材とし、丸孔の径は、小丸棒状の突起の径より若干大きく、丸孔の開口幅は小丸棒状の突起の径とほぼ同じにしておいてもよい。
【0010】
本発明の軒樋支持具の材質は、合成樹脂、金属等適宜でよいが、例えば、合成樹脂でポリカ−ボネ−ト樹脂にすると、軽量、防錆の点で好ましい。
【0011】
本発明の軒樋支持具の軒樋保持具本体と固定具と位置調整板とを別々に射出成形法で製造すると、美観の点で、好ましい。
軒樋保持具本体を射出成形法で製造すると、屋外側耳保持部と屋内側耳保持部と長孔と差込孔と固定部材とが一体成形できるので、好ましいが、長孔と差込孔と固定部材とは後加工で孔開け、接着、溶接してもよい。
固定具を射出成形法で製造すると、固定板と腕部と取付部と係止部材と係止突部とが一体成形できるので、好ましいが、係止部材と係止突部とは後加工で接着、溶接してもよい。
位置調整板を射出成形法で製造すると、固定部と係止部とが一体成形できるので、好ましいが、固定部と係止部とは後加工で孔開けしてもよい。
【0012】
(作用)
本発明の軒樋支持具は軒樋保持具本体と固定具と位置調整板とから構成され、軒樋保持具本体には、長手方向の中央部に貫通した長孔と、この長孔の一方の端部に差込孔とが設けられ、固定具の腕部の先端部には、取付部と、この取付部の下面にほぼ垂直に下方に向けて係止突部とが設けられているから、固定具の腕部の係止突部を軒樋保持具本体の長孔の一方の端部の差込孔に差し込んで、長孔に摺動させることによって、軒樋保持具本体を固定具に簡単に取り付けることができ、固定具から軒樋保持具本体が外れない。
【0013】
又、本発明の軒樋支持具の位置調整板には、一方の端部に固定部と、他方の端部に1個以上の係止部とが設けられているから、固定具の腕部の係止突部を軒樋保持具本体の長孔の一方の端部の差込孔に差し込み、位置調整板の一方の端部に固定部を軒樋保持具本体の固定部材に取り付け、固定部材を軸に位置調整板を上方向に回動させた状態にし、軒樋保持具本体を軒樋保持具本体の長孔に沿って前後に摺動させることによって、軒樋保持具本体の出寸法の調整が簡単にできる。
【0014】
又、調整後、固定部材を軸に位置調整板を下方向に回動させ、固定具の腕部の取付部の係止部材に位置調整板の他方の端部の係止部を嵌め込むことによって、位置調整板を介して、しっかりと軒樋保持具本体と固定具とをしっかりと固定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例の軒樋支持具の構成を図1及び図2に基づいて説明する。
図1の(イ)は軒樋支持具の斜視説明図、(ロ)は固定具の下面の係止突部が軒樋保持具本体の長孔の一方の端部の差込孔に差し込まれる状態を示す斜視説明図、(ハ)は位置調整板が軒樋保持具本体の固定部材に取り付けられ、固定部材を軸にして回動される状態を示す説明図、図2の(イ)は位置調整板の固定部が軒樋保持具本体の固定部材に、位置調整板の係止部が固定具の取付部の係止部材に嵌め込まれた状態を示す斜視説明図、(ロ)はA−A矢視断面図、(ハ)はB−B矢視断面図である。
【0016】
図1及び図2において、1は軒樋支持具であり、軒樋支持具1は、ポリカ−ボネ−ト樹脂製のもので、軒樋保持具本体2と固定具3と位置調整板4から構成されている。
軒樋保持具本体2には、屋外側先端部に屋外側耳保持部21と、屋内側先端部に屋内側耳保持部22と、中央部の屋内側に固定部材23、23と、長手方向の中央部に貫通した長孔24と、この長孔24の屋内側の一方の端部に差込孔25とが設けられている。
軒樋保持具本体2のほぼ中央部側面には、目盛りが刻まれている。
【0017】
固定部材23、23は、小丸棒状で、中央部の屋内側の両側面の下端部に外方に向けて突設され、小丸棒状の径は、位置調整板4の固定部41(後述説明)の開口部の開口幅とほぼ同じになされている。この係止部材23、23の突設長さは、位置調整板4の厚みより若干長くされている。
差込孔25の径は、固定具3の先端部に設けられた係止突部35(後述説明)の先端部の矢印部35a(後述説明)の最大径より若干大きくなされている。
長孔24の幅は、係止突部35の矢印部35aの最大径より小さく、かつ、係止突部35の中央部35bの径より若干大きくなされ、長孔24の長さは軒樋保持具本体2の中央部の屋外側端部より屋内側端部までの長さになされている。
【0018】
固定具3は、固定板31と、この固定板31から屋外方向にほぼ水平に突出している腕部32とからなっている。
固定板31には釘孔が設けられ、腕部32の先端部は腕部32の中央部より下方に下げられ、先端部はほぼ水平になされ、取付部33とされている。
この腕部32の先端部には、取付部33と、この取付部33に係止部材34、34と、下面に係止突部35とが設けられている。
【0019】
係止部材34、34は、小丸棒状で、取付部33の両側面に外方に向けて突設され、小丸棒状の径は、位置調整板4の係止部42(後述説明)の開口部の開口幅とほぼ同じになされている。この係止部材34、34の突設長さは、位置調整板4の厚みより若干長くされている。
係止突部35は、取付部33の下面のほぼ中央部にほぼ垂直に下方に向けて突設され、先端部の矢印部31aと、小丸棒状の中央部35bとからなり、中央部35bの長さは、屋内側耳保持部2の中央部の厚みとほぼ同じ長さになされている。
【0020】
位置調整板4は、横L字状の板状体で、横L字状の垂直部が屋内側にきて、下方向に向けるようにして設けられ、この垂直部の下端部に固定部41と、横L字状の水平部の下端部に4個の係止部42、42,・・とが設けられている。
固定部41と係止部42の形状は、小丸状の孔で、この孔の下端部に開口部が設けられ、孔の径は開口部の開口幅より若干長くされている。
【0021】
固定具3の取付部33の下面の係止突部35が軒樋保持具本体2の長孔24に差し込まれて、固定具3の取付部33に軒樋保持具本体2が取り付けられ、軒樋保持具本体2が前後方向に摺動可能になさるようになされている。
又、位置調整板4の固定部41が軒樋保持具本体2の固定部材23に取り付けられ、位置調整板4が固定部材23を軸にして回動可能になされ、位置調整板4の係止部42が固定具3の取付部33の係止部材34に嵌合されて、位置調整板4が固定具3と軒樋保持具本体2に取り付けられて、軒樋保持具本体2の出寸法が調整されるようになされている。
【0022】
次に、この軒樋支持具1の施工方法及び作用について説明する。
工場にて、固定具3の係止突部35を軒樋保持具本体2の差込孔25に差し込んで、長孔24の目盛り20に係止突部35を合せた状態で、位置調整板4の固定部41を軒樋保持具本体2の固定部材23に、位置調整板4の係止部42を固定具3の取付部33の係止部材3にそれぞれ嵌め、固定具3に目盛り20で軒樋保持具本体2が取り付けられた軒樋支持具1を作り、これを標準品として、出荷する。
【0023】
次に、施工現場で、所定の目盛りに合せる。合せる方法は、位置調整板4の係止部42を上方に、軒樋保持具本体2の固定部材23を軸にして回動させて、位置調整板4の係止部42を固定具3の取付部33の係止部材34から外す。
次に、施工現場での所定の目盛り(例えば、目盛り10)に軒樋保持具本体2を移動させて、位置調整板4の係止部42を下方に、軒樋保持具本体2の固定部材23を軸にして回動させて、位置調整板4の係止部42を固定具3の取付部33の係止部材34に嵌めて、施工現場で、所定の目盛りの出寸法に合せた軒樋支持具1を作る。
【0024】
次に、軒先の所定の位置に、軒樋支持具1の固定具3の固定板31の釘孔に釘孔を差し込み、釘を軒先に打ち込んで、軒樋支持具1を取り付ける。
次に、軒樋の屋外側耳部を軒樋支持具1の屋外側耳保持部21に差し込み、屋外側耳保持部21を軸に、軒樋を回動させて、軒樋支持具1の屋内側耳保持部22に差し込んで、出寸法を調節した軒樋支持具1に軒樋を取り付ける。
【0025】
このようにすると、軒樋支持具1は、軒樋保持具本体2と固定具3と位置調整板4とから構成され、軒樋保持具本体2には、長手方向の中央部に貫通した長孔24と、この長孔24の一方の端部に差込孔25とが設けられ、固定具3の腕部32の先端部には、取付部33と、この取付部33の下面にほぼ垂直に下方に向けて係止突部35とが設けられているから、固定具3の腕部32の係止突部35を軒樋保持具本体2の長孔24の一方の端部の差込孔25に差し込んで、長孔24に摺動させることによって、軒樋保持具本体2を固定具3に簡単に取り付けることができ、固定具3から軒樋保持具本体2が外れない。
【0026】
又、本発明の軒樋支持具1の位置調整板4には、一方の端部に固定部41と、他方の端部に4個の係止部42、42、・・とが設けられているから、固定具3の腕部32の係止突部35を軒樋保持具本体2の長孔24の一方の端部の差込孔25に差し込み、位置調整板4の一方の端部の固定部41を軒樋保持具本体2の固定部材23に取り付け、固定部材23を軸に位置調整板4を上方向に回動させた状態にし、軒樋保持具本体2を軒樋保持具本体2の長孔24に沿って所定の位置に摺動させることによって、軒樋保持具本体2の出寸法の調整が簡単にできる。
【0027】
又、調整後、固定部材23を軸に位置調整板4を下方向に回動させ、固定具3の腕部32の取付部33の係止部材34に位置調整板4の他方の端部の係止部42を嵌め込むことによって、位置調整板4を介して、しっかりと軒樋保持具本体2と固定具3とをしっかりと固定することができる。
【0028】
以上、本発明実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成はこの実施例の限られるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、位置調整板4を軒樋保持具本体2の固定部材23に嵌め込んだ後、位置調整板4の外れ防止のため、両側の位置調整板4の外側にゴムリングを差し込んでもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上、説明してきたように、本発明の軒樋支持具は軒樋保持具本体と固定具と位置調整板とから構成され、軒樋保持具本体には、長手方向の中央部に貫通した長孔と、この長孔の一方の端部に差込孔とが設けられ、固定具の腕部の先端部には、取付部と、この取付部の下面にほぼ垂直に下方に向けて係止突部とが設けられているから、固定具の腕部の係止突部を軒樋保持具本体の長孔の一方の端部の差込孔に差し込んで、長孔に摺動させることによって、軒樋保持具本体を固定具に簡単に取り付けることができ、固定具から軒樋保持具本体が外れない。
従って、作業効率も落ちず、持ち運びが面倒でなく、製品のコストアップしない軒樋支持具である。
【0030】
又、本発明の軒樋支持具の位置調整板には、一方の端部に固定部と、他方の端部に1個以上の係止部とが設けられているから、固定具の腕部の係止突部を軒樋保持具本体の長孔の一方の端部の差込孔に差し込み、位置調整板の一方の端部に固定部を軒樋保持具本体の固定部材に取り付け、固定部材を軸に位置調整板を上方向に回動させた状態にし、軒樋保持具本体を軒樋保持具本体の長孔に沿って前後に摺動させることによって、軒樋保持具本体の出寸法の調整が簡単にできる。従って、作業効率も落ちず、持ち運びが面倒でなく、製品のコストアップしない軒樋支持具である。
【0031】
又、調整後、固定部材を軸に位置調整板を下方向に回動させ、固定具の腕部の取付部の係止部材に位置調整板の他方の端部の係止部を嵌め込むことによって、位置調整板を介して、しっかりと軒樋保持具本体と固定具とをしっかりと固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は軒樋支持具の斜視説明図、(ロ)は固定具の下面の係止突部が軒樋保持具本体の長孔の一方の端部の差込孔に差し込まれる状態を示す斜視説明図、(ハ)は位置調整板が軒樋保持具本体の固定部材に取り付けられ、固定部材を軸にして回動される状態を示す説明図である。
【図2】(イ)は位置調整板の固定部が軒樋保持具本体の固定部材に、位置調整板の係止部が固定具の取付部の係止部材に嵌め込まれた状態を示す斜視説明図、(ロ)はA−A矢視断面図、(ハ)はB−B矢視断面図である。
【符号の説明】
1 軒樋支持具
2 軒樋保持具本体
21 屋外側耳保持部
22 屋内側耳保持部
23 固定部材
24 長孔
25 差込孔
3 固定具
31 固定板
32 腕部
33 取付部
34 係止部材
35 係止突部
35a 矢印部
35b 中央部
4 位置調整板
41 固定部
42 係止部
Claims (1)
- 軒樋保持具本体と固定具と位置調整板とから構成される軒樋支持具であって、
前記軒樋保持具本体には、屋外側先端部に屋外側耳保持部と、屋内側先端部に屋内側耳保持部と、中央部の屋外側に固定部材と、長手方向の中央部に貫通した長孔と、この長孔の一方の端部に差込孔とが設けられ、
前記固定具は、固定板と、この固定板から屋外方向にほぼ水平に突出している腕部とからなり、この腕部の先端部には、取付部と、この取付部に係止部材と、下面にほぼ垂直に下方に向けて係止突部とが設けられ、
前記位置調整板には、一方の端部に固定部と、他方の端部に1個以上の係止部とが設けられ、
固定具の下面の係止突部が軒樋保持具本体の長孔に差し込まれて、固定具の取付部に軒樋保持具本体が取り付けられ、軒樋保持具本体が前後方向に摺動可能になされ、位置調整板の固定部が軒樋保持具本体の固定部材に取り付けられ、固定部材を軸にして回動可能になされ、位置調整板の係止部が固定具の取付部の係止部材に嵌合されて、位置調整板が固定具と軒樋保持具本体に取り付けられて、軒樋保持具本体の出寸法が調整されることを特徴とする軒樋支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34154597A JP3831502B2 (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 軒樋支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP34154597A JP3831502B2 (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 軒樋支持具 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11172867A JPH11172867A (ja) | 1999-06-29 |
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JP34154597A Expired - Lifetime JP3831502B2 (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 軒樋支持具 |
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JP (1) | JP3831502B2 (ja) |
-
1997
- 1997-12-11 JP JP34154597A patent/JP3831502B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH11172867A (ja) | 1999-06-29 |
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