JP6927795B6 - 軒樋支持具及び軒樋の支持方法 - Google Patents
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Description
軒先に取り付けられる基部に支持腕部が連なっていてこの支持腕部の先端部に軒樋の前耳部に係合する係合部が設けられた前耳支持部材と、
前耳支持部材の支持腕部に着脱自在であって端部に軒樋の後耳部に係合する係合部が設けられた後耳支持部材を備えた構成を有することを特徴とする。
先ず、前耳支持部材に後耳支持部材を仮装着した状態で軒先に軒樋支持具を取り付ける。
次いで、取り付けられた軒樋支持具の下方で軒樋を支持しながら、軒樋の前側を持ち上げて前耳部を軒樋支持具の前耳支持部材の先端に被せた後、軒樋の後側を持ち上げて前耳支持部材の係合部に前耳部に係合させる。
さらに、前耳支持部材に仮装着していた後耳支持部材を、その係合部が軒樋の後耳部に係合する位置まで変位させて、軒樋の前後耳部に前耳支持部材と後耳支持部材の係合部をそれぞれ係合させる。
そして、軒樋の前後耳部が前耳支持部材と後耳支持部材の係合部にそれぞれ係合した状態で、後耳支持部材を前耳支持部材に本装着して固定することで、軒樋支持具に軒樋を取り付ける操作が完了する。
軒樋の後耳部を後耳支持部材の係合部に係合させる操作は、前耳支持部材に仮装着した後耳支持部材をその係合部が後耳部に係合する位置まで変位させることにより行われ、従来の如く、前後耳部間が広がる方向に軒樋を弾性変形させる操作は不要であり、剛性が高く、弾性変形し難い軒樋を使用することができる。また、軒樋支持具を構成する部材も弾性変形する部位は不要である。
前記構成の軒樋支持具で高剛性の軒樋を強固に取り付けることができるので、強風を受けたり雪塊が流れ落ちたりするなどして軒樋に大きな外力が加わっても軒樋が脱落する危険は極めて小さく、軒に沿って軒樋を確実且つ安定的に支持することが可能である。
この場合、軒先に取り付けられる前耳支持部材に対して長孔部の軒先側、つまり長孔部内の前端に後耳支持部材を仮装着しておき、軒樋の前耳部を前耳支持部材の係合部に係合させた後、仮装着された前記後耳支持部材を長孔部に沿って棟側、つまり長孔部内の後端側に装着位置をスライドさせることで、後耳支持部材の係合部が軒樋の後耳部に係合する位置まで変位し、軒樋の前後耳部に前耳支持部材と後耳支持部材の係合部がそれぞれ係合した位置で後耳支持部材を固着具で本装着することで軒樋を軒樋支持具に支持させる操作が完了する。
或いは、他の変位手段として、例えば、前記の通り孔部が形成された前耳支持部材と後耳支持部材を上下に重ねて固着具で接続する際に、この接続部を支点に前耳支持部材に対して後耳支持部材が回転変位し得るように仮装着しておき、軒樋の前耳部を前耳支持部材の係合部に係合させた後、仮装着された後耳支持部材を回転させることで、後耳支持部材の係合部が軒樋の後耳部に係合する位置まで変位する手段を用いることができる。この場合も、前記と同様に、軒樋の前後耳部が両支持部材の係合部にそれぞれ係合した位置で後耳支持部材を固着具で本装着して係合位置に固定することで軒樋の取り付けが完了する。
本発明の軒樋支持具は、例えば、断面略U字形を呈して長尺に形成され、その前側上端に壁面上縁を内側へ鍵状に屈曲させてなる前耳部、後側上端に壁面上縁を内側へ多角筒形に折り返して樋内方へ張り出させてなる後耳部をそれぞれ設けた形状の軒樋の支持に用いることが可能である。
軒樋の素材や、弾性を有するか否かは問わない。本発明の軒樋支持具を用いれば、弾性が小さく、高い剛性を有する軒樋であっても、取り付け操作の際に弾性変形させることなく、軒先に強固に取り付けることが可能である。
図1は本発明の一実施形態の軒樋支持具の下方側外観、図2は部材を展開した状態の外観をそれぞれ示しており、図示されるように、この軒樋支持具1は、鋼板を折り曲げて形成された、軒樋6の前耳部61が係合する係合部23を前端に備えた前耳支持部材2、軒樋6の後耳部62が係合する係合部31を備えた後耳支持部材3、及び前耳支持部材2を軒先7に取り付けるための固定部材4と、後耳支持部材3を前耳支持部材2に一体に接続する固着具であるボルト5aとナット5bにより構成してある。
支持腕部22の平坦面には、その前後長手方向に延びた長孔部24を形成してある。
前記孔部33が形成された側の平坦面は支持腕部22と略同じ幅に形成してあり、また、この平坦面に対する傾斜面の傾斜角度は、前記支持腕部22の平坦面に対する傾斜面の傾斜角度と同じに設定してある。
そして、ボルト5aに螺合したナット5bを緩めた状態で、後耳支持部材3を前耳支持部材2の支持腕部22の上面に重ねたまま長孔部24に沿って前後にスライド移動させることができ、図4に示されるように、後耳支持部材3を長孔部24に沿って後方へ、つまり基部21側へ移動させることでその係合部31が、軒樋6を取り付けた際に後耳部62に係合する位置まで変位せしめられるようになっている。
軒樋支持具1で高剛性の軒樋6を強固に取り付けることができるので、強風を受けたり雪塊が流れ落ちたりするなどして軒樋6に大きな外力が加わっても軒樋6が軒先7から脱落する危険は極めて小さく、軒に沿って軒樋6を確実且つ安定的に支持することが可能である。
本形態の軒樋支持具1においても、前記形態と同様に、軒先7に取り付けた固定部材4に後耳支持部材3が仮装着された前耳支持部材2を取り付け、前耳支持部材2の係合部23に軒樋6の前耳部61を係合させ、次いで、図8に示されるように、後耳支持部材3を後方へスライド移動させて、その係合部31を軒樋6の後耳部62に係合する位置まで変位させ、前後耳部61,62が両支持部材の係合部23,31に係合した状態でナット5bを締め付けて後耳支持部材3を前耳支持部材2に固定することにより、軒樋6を軒樋支持具1で強固に支持することが可能である。
Claims (4)
- 軒先で軒樋を支持する軒樋支持具において、
軒先に取り付けられる基部に支持腕部が連なっていてこの支持腕部の先端部に軒樋の前耳部に係合する係合部が設けられた前耳支持部材と、
前耳支持部材の支持腕部に着脱自在であって端部に軒樋の後耳部に係合する係合部が設けられた後耳支持部材とを備え、
前記前耳支持部材に形成された長孔部と前記後耳支持部材に形成された孔部との重合部が固着具で接続されて、前耳支持部材に後耳支持部材が取り付けられた構成を有することを特徴とする軒樋支持具。 - 後耳支持部材に、前耳支持部材の支持腕部が貫通する孔部又は切欠部が設けられた構成を有することを特徴とする請求項1に記載の軒樋支持具。
- 前耳支持部材の基部を軒先に固定する固定部材を備えた構成を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の軒樋支持具。
- 請求項1から3の何れかに記載の軒樋支持具で軒樋を支持する方法であって、
前耳支持部材に後耳支持部材を仮装着した状態で軒先に軒樋支持具を取り付け、
軒樋の前側を持ち上げて前耳部を軒樋支持具の前耳支持部材の先端に被せた後、軒樋の後側を持ち上げて前耳支持部材の係合部に前耳部を係合させ、
次いで前耳支持部材に仮装着していた後耳支持部材を、その係合部が軒樋の後耳部に係合する位置まで変位させ、
軒樋の前後耳部に前耳支持部材と後耳支持部材の係合部をそれぞれ係合させた状態で、後耳支持部材を前耳支持部材に本装着して固定することにより軒樋を軒樋支持具で支持することを特徴とする軒樋の支持方法。
Priority Applications (1)
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JP2017157485A JP6927795B6 (ja) | 2017-08-17 | 2017-08-17 | 軒樋支持具及び軒樋の支持方法 |
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JP2017157485A JP6927795B6 (ja) | 2017-08-17 | 2017-08-17 | 軒樋支持具及び軒樋の支持方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019035269A JP2019035269A (ja) | 2019-03-07 |
JP6927795B2 JP6927795B2 (ja) | 2021-09-01 |
JP6927795B6 true JP6927795B6 (ja) | 2021-09-29 |
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JP2017157485A Active JP6927795B6 (ja) | 2017-08-17 | 2017-08-17 | 軒樋支持具及び軒樋の支持方法 |
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JP (1) | JP6927795B6 (ja) |
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2017
- 2017-08-17 JP JP2017157485A patent/JP6927795B6/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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JP6927795B2 (ja) | 2021-09-01 |
JP2019035269A (ja) | 2019-03-07 |
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