JP2006028759A - 受金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 下部屋根と上部屋根とからなる2層タイプの屋根において、その馳締タイプの下部屋根の馳締部に簡易且つ迅速に装着して上部屋根を支持するものであって、しかもその構造を極めて簡単且つ低価格に提供することができる受金具に関する。
【解決手段】 頂部1と、該頂部1の左右両端から下方側に折曲形成された脚部2,2と、該両脚部2,2のそれぞれの幅方向の少なくとも一方側端縁より内方に向かって対向するように折曲形成され,且つ馳締部の全体又は一部を挟持押圧する挟持部3,3と、前記両脚部2,2を近接する方向に締付ける締付具4とからなること。前記頂部1,脚部2,2及び挟持部3,3は、1枚の金属板から一体的に折曲形成されると共に、前記脚部2,2は前記頂部1との折曲箇所に対して下方側が拡開状態とされること。その対向する前記両挟持部3,3は、両脚部2,2とともに適宜の間隔をおいて離間してなること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、下部屋根と上部屋根とからなる2層タイプの屋根において、その馳締タイプの下部屋根の馳締部に簡易且つ迅速に装着して、上部屋根を支持するものであって、しかもその構造を極めて簡単且つ低価格に提供することができる受金具に関する。
従来より下部屋根と上部屋根とからなる2層タイプの屋根が多く存在している。これらの屋根は、新設の2層タイプの屋根とともに、既設の屋根に新たに屋根を新設した改修屋根も含まれる。その下部屋根は、金属製の折板屋根が種々の建造物で多く使用されている。この種の屋根において、下馳部と上馳部とが形成された屋根板材が存在し、その隣接する屋根板材同士の下馳部と上馳部とが共に巻き付けられるようにして、馳締部を形成しつつ、屋根板材同士を連結して施工するものがある。
この下部屋根上に上部屋根を葺成するために、下部屋根には受金具が設置される。特に下部屋根が馳締タイプのものであれば、その馳締部を利用して受金具が下部屋根に固定される。この種の馳締部を利用して固定する受金具の多くは、その馳締部を挟持する状態で固定するタイプのものである。具体的には、特許文献1に示されるように、主に左右に分離した2部材から構成されるものが多く存在している。
特開2002−167909
たとえば、上記特許文献1において開示されている受金具は、2つの挾着片から構成されているものであり、左右方向に2部材構成となっており、それぞれの挾着片は、金属板が複雑に折り曲げられるプレス加工により形成されたものである。さらに上記2つの挾着片は、ボルト・ナットにより連結固定されたものである。この特許文献1に記載されたようなタイプの受金具では、前述したように、2部材から構成されているので部品点数が多くなる。
さらに、現場での下部屋根の馳締部への据え付けに際しても、2部材からなる受金具は、まず左右の主要な部材をボルト・ナットを緩めて、2部材を引き離した状態で、馳締部を挟持するようにして前記ボルト・ナットを締めつけ、固定するものである。すなわち、受金具を構成する左右の2部材を引き離し、馳締部に載置し、再度ボルト・ナットを締めつけて固定する工程を必要とする。
また、ボルト・ナットで締め付ける際にも、左右の2部材が安定せず、相互に不安定な状態で締付固定されてしまうおそれもあり、ひいては、2層屋根の施工自体も不良な状態になるおそれがある。本発明が解決しようとする技術的課題(又は目的)は、受金具を構成する部材を最小限とし、且つ構造を簡単なものとして低価格にて提供するとともに、現場の施工において簡易且つ迅速に行なうことができ、極めて効率的な作業とすることにある。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、頂部と、該頂部の左右両端から下方側に折曲形成された脚部と、該両脚部のそれぞれの幅方向の少なくとも一方側端縁より内方に向かって対向するように折曲形成され,且つ馳締部の全体又は一部を挟持押圧する挟持部と、前記両脚部を近接する方向に締付ける締付具とからなり、前記頂部,脚部及び挟持部は、1枚の金属板から一体的に折曲形成されると共に、前記脚部は前記頂部との折曲箇所に対して下方側が拡開状態とされ、対向する前記両挟持部は、両脚部とともに適宜の間隔をおいて離間してなる受金具としたことにより、上記課題を解決したものである。
次に、前述の構成において、前記両脚部の下端には、外方下向に折曲された傾斜ガイド片が形成されてなる受金具としたり、前記挟持部は、前記両脚部のそれぞれの幅方向両側端縁に形成されたり、対向する前記両挟持部の下部位置には、前記押圧端縁が形成されてなる受金具としたことにより、上記課題を解決したものである。また、対向する前記両挟持部には、前記押圧端縁の上方に馳締部上部箇所を収納する凹部が形成されたり、対向する前記両挟持部の離間間隔は、前記両押圧端縁間を前記馳締部が通過可能な程度とすることにより、上記課題を解決したものである。
さらに、前述の構成において、前記頂部の幅方向の少なくとも一方には下方側に折曲されるリブが形成されたり、前記脚部のいずれか一方側には、前記締付具の空転を防止する回り止部が形成されたことにより、上記課題を解決したものである。また、前記頂部は、左右方向の適宜の位置に立上り段部が形成されて、該立上り段部を介して高位面と低位面とが形成されたり、前記頂部には、合成樹脂からなる断熱ベースが装着されたり、前記断熱ベースの裏面側には位置決め突起が形成され、頂部には前記位置決め突起が挿入する位置決め孔が形成されてなる受金具としたことにより、上記課題を解決したものである。
請求項1の発明によれば、本発明の受金具は1枚の金属板から一体的に折曲形成され、その部品点数を最小限とし、また建築現場において下部屋根の馳締部に装着且つ固定することが簡易且つ迅速にできる。すなわち、本発明における受金具は、両脚部は下方にて拡開され、且つ挟持部は適宜の間隔をおいて離間しているので、下部屋根の馳締部箇所に配置するのみで馳締部を両挟持部で挟む状態とすることができ、その後は締付具を介して締め付けるのみで受金具を下部屋根の馳締部箇所に固定することができ、その作業は極めて簡単なものであり、且つ短時間に完了させることができ、ひいては、屋根の施工を短期間に行なうことができるものである。
次に、請求項2の発明によれば、両脚部の下端に外方下向に折曲された傾斜ガイド片によって、下部屋根に安定した状態に載置固定することができる。次に、請求項3の発明によれば、両脚部の幅方向両側端縁に挟持部が形成されることとなり、1つの受金具は、その前後方向(脚部の幅方向)において2箇所で馳締部を挟持することができ、その固定力をより一層強固にすることができる。
次に、請求項4の発明によれば、特に下部屋根の馳締部の首部を締め付けることができ、受金具を極めて強固に下部屋根に装着することができる。次に、請求項5の発明によれば、挟持部に凹部が形成されたことによって、挟持部を長方形の板片状に形成することができる。すなわち、凹部に馳締部上部を収納することにより、馳締部を両挟持部で締め付けるときに、挟持部と馳締部上部が相互に干渉することがなく、且つ前記両挟持部は略長方形板片状であるために、相互に適正に当接して、締付具による締付け過ぎを防止することができ、ひいては不良施工を防止できる。
請求項6の発明によれば、対向する前記両挟持部の離間間隔は、前記両押圧端縁間を前記馳締部が通過可能な程度としているので、両脚部の開き具合は最小限にすることができ、締付具による締付量も最小限にでき、作業効率を向上させることができる。次に、請求項7の発明によれば、受金具の頂部の力学的強度を強化し、これによって、強固な屋根を施工することができる。
また、請求項8の発明によれば、前記締付具の締付け作業を行ないやすくすることができる。次に、請求項9の発明によれば、立上り段部を介して高位面と低位面とが形成されたことで、2層タイプの屋根において、上部屋根が馳締タイプとする場合に好適なものにできる。
次に、請求項10の発明によれば、前記頂部には、合成樹脂からなる断熱ベースが装着されることで、上部屋根と下部屋根との間の熱伝達を遮断し、保温性のある屋根にすることができる。さらに、請求項11の発明によれば、前記断熱ベースを位置決め突起を介して受金具の頂部に正確に装着することができる。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。まず、本発明は、図3,図4及び図13乃至図16に示すように、下部屋根Bと上部屋根Cとからなる2層タイプの屋根において、上部屋根Cを支持するための受金具Aである。この2層タイプの屋根には、新設の屋根の場合とともに、下部屋根Bを既設屋根とし、その下部屋根B上に新設屋根となる上部屋根Cを施工する改修屋根の場合も含まれる。そして、本発明においては、2層タイプの屋根の下部屋根Bは、前述のいずれにおいても馳締タイプの屋根である。なお、この下部屋根B及び上部屋根Cは、屋根以外として壁等の外囲体も含む。すなわち、下部屋根Bは下部壁又は内部壁とし、上部屋根Cは、上部壁又は外部壁とすることもある。
その受金具Aは、図1(A),(B)に示すように、頂部1と、該頂部1の左右方向両端から折曲されて形成された脚部2,2と、該両脚部の適宜の一部が折曲されて形成された馳締部13を挟持する挟持部3,3と、前記両脚部2,2を近接する方向に締付ける締付具4とから構成される。ここで、頂部1の左右方向とは、図1(A),(B)に示すように、受金具Aを正面側から見てその左右方向に等しい方向であり、また換言すると頂部1の長手方向である。さらに、図1(B)に示された図の左右方向が頂部1の左右方向となる。上記頂部1,脚部2,2及び挟持部3,3は、1枚の金属板から適宜に折曲してプレス加工等により行なわれるものである。図5は、その受金具Aの展開図であり、金属板材からこの展開図と同様の形状を形成し、所定箇所を折曲して受金具Aが形成される。この展開図により、本発明における受金具Aは、1枚の金属板からプレス成形することが可能である。なお、図5の展開図で一点鎖線は、折り曲げ箇所を示している。
また、前記頂部1は、図1(A),(B)に示すように、その左右方向(図において左右に延びる方向)の適宜の箇所には、立上り段部1aが形成され、該立上り段部1aを介して低位面1bと高位面1cとが形成される。上記立上り段部1aは、折曲によるプレス加工であり、その立上り段部1aの形成により前記低位面1b及び高位面1cが形成される。その低位面1bには、取付け部1dが形成され、後述する吊子6がボルト等の固着具を介して載置固着されるようになっている。
その取付け部1dは、図1(B)に示すように、貫通孔として形成されたものであり、前記低位面1bの裏面側から、前記取付け部1d箇所にナット1d1 が固着されることにより内螺子が設けられる。又は貫通孔とした取付け部1dに内螺子が形成されるものであっても構わない。この取付け部1dには、ボルトを介して前記吊子6が固着される。また、前記低位面1bと高位面1cに亘って、断熱ベース5が設置され、該断熱ベース5を介して前記吊子が受金具Aと断熱状態で設置されることもある。前記高位面1c側には、前記断熱ベースのために位置合わせ孔1eが形成されている。
その頂部1の幅方向の両側には、図1(A),(B)に示すように、リブ1f,1fが形成され、頂部1を補強している。このリブ1f,1fは、前記頂部1の左右方向に沿って形成され、頂部1の下方に向かって、略垂下状に形成されたものである。このリブ1f,1fは、前記立上り段部1aの形成箇所にも形成されている。また、前記リブ1fは、図8(B)に示すように、頂部1の幅方向の両側端に形成されたり、或いは、図9(B)に示すように、頂部1の幅方向の一方側端に形成されることもある。
次に、脚部2,2は、前記頂部1の左右方向両側端から折曲形成されたものである。具体的には、図1(A),(B)に示すように、頂部1に対して脚部2,2の下方側が拡開するように折曲形成されている。この脚部2,2は、後述する締付具4の締付により、図2(A),(B)に示すように、頂部1に対して略直角とすることができる。その脚部2,2の長さは、2層屋根を構成するのに適当な長さを有している。この両脚部2,2は、頂部1との折曲箇所を中心にして締付具4等による外部から力を加えて拡開状態から両脚部2,2の下方が近接することができる。両脚部2,2には、締付け用の貫通孔2a,2aが形成され、ボルト・ナットから構成される締付具4が挿通されている〔図1(B)参照〕。
さらに、その両脚部2,2の下端には、図1(A),(B)に示すように、傾斜ガイド片2b,2bが形成されている。該傾斜ガイド片2b,2bは、前記両脚部2,2の下端から外方下向に傾斜状に折曲形成されている。該傾斜ガイド片2b,2bは、図3,図4及び図13乃至図16に示すように、後述する2層タイプの屋根における下部屋根Bの山形部の傾斜面に沿って略当接状態となり、受金具Aの装着状態を安定させる役目をなしている。したがって、両脚部2,2を前記締付具4によって閉じて、馳締部13を締めつけた状態で、前記傾斜ガイド片2b,2bの傾斜角度は、下部屋根Bの両立上り側部11,11の傾斜面に略等しい傾斜角度とすることが好ましい。また、前記両脚部2,2の拡開状態は、後述する挟持部3,3において、受金具Aを下部屋根Bの上方より降ろしたときに、両脚部2,2の間隔に下部屋根Bの馳締部13を通過させることが可能な程度である〔図6(A)乃至(B)参照〕。
次に、挟持部3,3は、受金具Aを下部屋根Bの馳締部13に装着する際に、その馳締部13を挟持して受金具Aを下部屋根Bに固定させる役目をなすものである。その挟持部3,3は、前記両脚部2,2に折曲形成されたものである。その挟持部3,3は、脚部2の幅方向両端から受金具Aの内方側に向かって折曲されたものである。ここで、受金具の内方側とは、図1,図7,図8(A)等に示すように、両脚部2,2で囲まれた内部側のことをいう。具体的には、それぞれの挟持部3は、板片状をなしており、両脚部2,2に形成された挟持部3,3が下部屋根Bにおいて、受金具Aの左右方向の中心にて対向して略当接又は近接する状態となる。挟持部3,3の上端は、前記頂部1との間に適宜の間隔を有するようになっている。
また、前記挟持部3,3の下部位置には、押圧端縁3a,3aが形成されている。該押圧端縁3a,3aは、下部屋根Bの馳締部13の首部13cを左右両側面より当接し、且つ後述する締付具4を締付けることにより押圧するものである。この両押圧端縁3a,3aは、図2,図4に示すように、実際に受金具Aを下部屋根Bの馳締部13に固定させる役目をなすものである。その押圧端縁3aの上方には、凹部3bが形成されている。この凹部3bは、前記両脚部2,2に形成されて対向する挟持部3,3にそれぞれ形成されている。
そして、受金具Aの左右方向中央にて対向する挟持部3,3が当接又は近接したときに、両凹部3b,3b内に下部屋根Bの馳締部13が収納されるようになっている(図4参照)。したがって、受金具Aの左右方向中央にて対向する挟持部3,3の凹部3b,3bは、ちょうど下部屋根Bの馳締部13の断面形状に略等しい形状である。さらに、凹部3bの別のタイプの形状としては、図10(A),(B)に示すように、押圧端縁3a,3aの上方において、挟持部3,3の上端まで切除されたものが存在する。
また、挟持部3,3の下端縁3c,3cは、下部屋根Bの山形部において、馳締部13の両側の上面部に当接する部位となっている。そして、下部屋根Bの山形部16上部における馳締部13の両側面が傾斜状であれば、前記下端縁3c,3cはその傾斜に合わせた傾斜を有している(図4参照)。その挟持部3は、図8(A)に示すように、一つの脚部2に対して、幅方向両側にそれぞれ形成されている。すなわち、一つの脚部2には、2つの挟持部3,3が形成される。しかしながら、1つの脚部2には、必ずしもその幅方向両側に2つの挟持部3,3を形成することはなく、図9(A)に示すように、脚部2の幅方向のいずれか一方側に挟持部3が形成されてもかまわない。この場合、他方側の脚部2に形成される挟持部3は、前記一方側の脚部2に形成される挟持部3と対向するように形成される必要がある。なお脚部2の幅方向とは、受金具Aの前後方向に沿った方向である〔図1(A)及び図8,図10乃至図12等参照〕。
次に、前記両脚部2,2に形成された貫通孔2a,2aには、前記締付具4が挿通されている。該締付具4は、具体的には、図1(B)に示すように、ボルト4a,ナット4bから構成されている。そして、前記ボルト4aが両脚部2,2の貫通孔2a,2aに挿通され、ナット4bによって、両脚部2,2が締め付けられて、両脚部2,2が閉じるように移動し、両脚部2,2にそれぞれ形成された挟持部3,3が当接又は近接する。この締付具4の締付けによって、両挟持部3,3に形成された両押圧端縁3a,3aによる馳締部13の首部13cを締めつけることができる。
前記脚部2,2のいずれか一方の貫通孔2aの付近には、図1,図7等に示すように、回り止部2cが形成されている。該回り止部2cは、前記締付具4のボルト4aのボルト頭のいずれかの平坦面に当接して、ボルト4aが貫通孔2a,2aに対して空転することを防止し、ナット4bによる締付作業を行ない易くする役目をなすものである。この回り止部2cは、両脚部2,2のいずれか一方で、ボルト頭部が位置する側の一部を切り抜いて、この部分を切り起こすことによって形成されるものである。
また、回り止部2cは、脚部2とは別部材(独立した部材)として、金属片等を溶接手段にて固着したものであっても構わない。このように、本発明の受金具Aの頂部1,脚部2,2及び挟持部3,3は、1枚の金属板から折曲加工により形成され、完成した受金具Aは、締付具4及び断熱ベース5等の部材を除いて、一体的に形成することができる。すなわち、受金具Aの下部屋根Bへの装着においても略1部材からなるものであり、現場での取り扱いも簡単であり、部品の紛失等も最小限に抑えることができる。
次に、前記断熱ベース5は、図2,図4等に示すように、受金具Aの頂部1に配置されるものである。その断熱ベース5は、合成樹脂にて形成されたものであり、具体的には、プラスチック材等にて形成されている。また、断熱性を有し且つ建築用材として使用できるものであれば、その材質は限定されない。この断熱ベース5は、その裏面側が受金具Aの頂部1の形状に対応して載置することができるようになっているもので、立上り段部5aの両側に段違いとなる面となるように、低位面5bと高位面5cとが存在している。その低位面5bには、吊子6が配置固着される。また高位面5cには、上部屋根Cの山形頂部を裏面側より支持するものである。その高位面5cは、平坦面としたり、または上部屋根Cの山形頂部の傾斜に合わせて傾斜面とすることもある。
さらに、後述する上部屋根Cを構成する上部屋根板材C1 ,C1 ,…が隣接し、キャップ材を介して嵌合連結されるタイプや、隣接する上部屋根板材C1 ,C1 が重合して連結されるタイプに応じて、断熱ベース5の上面形状も適応させている。すなわち、断熱ベース5の上面が左右方向に対称形状で、中央箇所が平坦面であり、その両側が緩やかな傾斜面となっている。或いは、その断熱ベース5の上面は、平坦状に形成されることもある。さらに、その断熱ベース5の中央箇所には、図12に示すように、固定用螺子軸7が植設されている。この固定用螺子軸7は、後述する吊子6を固定する役目をしたり(図14参照)、或いは隣接する上部屋根板材C1 ,C1 の重合された山形部同士を固定する役目をなすものである(図16参照)。
下部屋根Bは、複数の下部屋根板材B1 ,B1 ,…から構成される。該下部屋根板材B1 は、主板10の幅方向両側より立上り側部11,11が形成されている。その立上り側部11,11の上端には略平坦状とした上片部12が形成されている。該上片部12は外方上向きに僅かな角度にて傾斜している。そして、その上片部12の外端から下馳部13aが形成され,他方の上片部12には上馳部13bが形成されている。そして、このような屋根板材B1 ,B1 ,…を複数並設し、隣接する下部屋根板材B1 ,B1 同士の前記下馳部13aと上馳部13bとを共に馳締めして連結し、屋根を施工する。
その下馳部13a及び上馳部13bは、図4(A)に示すように、円弧状をなしている。また、図4(B)に示すように、下馳部13a及び上馳部13bが共に略三角形状に折曲形成されたタイプも存在する。なお、前記受金具Aの挟持部3,3に形成された凹部3b,3bの形状は、馳締部13の形状により対応したものとなっている〔図4(A),(B)参照〕。また、その馳締部13には、前記下馳部13aと上馳部13bとにより垂直状に形成された部位を有している。この垂直状部位は、馳締部13の下部に位置しており、首部13cと称する。前記受金具Aの挟持部3,3の押圧端縁3a,3aは、この馳締部13の首部13cを押圧挟持するものである。
次に、上部屋根Cは、上部屋根板材C1 ,C1 ,…から構成されており、複数のタイプが存在する。上部屋根板材C1 は、金属製折板であり、主板15の幅方向両側に山形部16,16が形成され、該山形部16,16には連結屈曲部17,17が形成されている。この連結屈曲部17,17には、複数のタイプが存在し、その第1タイプでは、前述した下部屋根Bと同様に馳締タイプがある。すなわち連結屈曲部17,17の一方が下馳部17aであり、他方が上馳部17bである(図3,図4等参照)。この馳締タイプの上部屋根Cでは、下馳部17aと上馳部17bが共に巻き付けられる舌片を備えた吊子6を介して前記受金具Aの頂部1に固着される。
また、連結屈曲部17,17の第2タイプとしては、キャップ材17d及び吊子6を介して連結屈曲部17,17の被嵌合部17c,17cに嵌合固定する嵌合タイプである(図13,図14参照)。このタイプでは、前記受金具Aの頂部1が平坦状に形成されたものが好適である。或いは前記断熱ベース5の上面が略平坦状に形成されたものが好適である。さらに、連結屈曲部17,17の第3のタイプとしては、重合タイプのものであり、両連結屈曲部17,17が重合され、この重合された連結屈曲部17,17の頂部同士が受金具Aに垂直に設けられたボルトに貫通されてナットにて締付け固定され、上部屋根Cが構成されたものである(図15,図16参照)。上記第2及び第3タイプの連結屈曲部17,17では、図12に示すように、受金具Aの頂部1には固定用螺子軸7が植設されたものが好適である。
次に、本発明の受金具Aを下部屋根Bの馳締部13に装着する工程について説明する。まず、その受金具Aは、前記脚部2,2は前記頂部1との折曲箇所に対して下方側が拡開状態とされ、対向する前記両挟持部3,3は、両脚部2,2とともに適宜の間隔をおいて離間した状態で、建築現場に提供される。その両挟持部3,3の下部の離間間隔は、前記馳締部13が通過可能な程度で、具体的には、両押圧端縁3a,3aを馳締部13が通過することができるようになっている。このとき、両挟持部3,3の下部の離間間隔はなるべく小さい方が締付具4による締付量が少なく作業時間を短縮できる。その受金具Aは、下部屋根Bの馳締部13の直上に位置させて、そのまま馳締部13箇所に降ろしてゆく〔図6(A),(B)参照〕。このとき、受金具Aを左右方向に揺らすようにして馳締部13箇所に押しつけて、下部屋根B上に配置することもある。
このようにして、その受金具Aは、両挟持部3,3で馳締部13を跨ぐようにして、該馳締部13両側に位置する上片部12,12に載置される〔図6(C)参照〕。次に、締付具4のナット4bをボルト4aに対して締め付けることで、両脚部2,2が互いに近接し、両挟持部3,3の下部の離間間隔が次第に狭くなり、両押圧端縁3a,3aが馳締部13の首部13c両側を押圧することになる。そして締付具4の締付が完了すると、両押圧端縁3a,3aは、馳締部13の首部13cを両側より強固に押圧した状態であり、且つ挟持部3,3の下端縁3c,3cが下部屋根Bの上片部12,12に当接する。
さらに受金具Aの左右両側の両傾斜ガイド片2b,2bが下部屋根Bの立上り側部11,11に当接して、安定した受金具Aの装着状態にすることができる〔図4(A),(B)参照〕。このように、本発明の受金具Aは、現場に搬入された状態で、直ぐに下部屋根Bの馳締部13箇所に配置し、あとは締付具4により締付けるのみで極めて簡単に施工することができるものである。しかも受金具Aは、略単一部材であり、現場で分解等する必要がなく、従来タイプの2部材以上からなる受金具よりも扱い易さにおいて、極めて有利なものであるといえる。
(A)は本発明の受金具の斜視図、(B)は受金具の縦断正面図である。 (A)は受金具を下部屋根の馳締部に装着した状態と前記受金具から分離した吊子の斜視図、(B)は吊子と断熱ベースを分離した受金具を下部屋根の馳締部に装着した状態の正面図である。 本発明の受金具にて2層タイプの屋根を施工した正面略示図である。 (A)は本発明の受金具にて2層タイプの屋根を施工した要部の拡大正面図、(B)は下部屋根の馳締部を三角形状とした要部の拡大正面図である。 受金具の展開図である。 (A)は受金具を下部屋根の馳締部に固定しようとする工程図、(B)は受金具の凹部内に馳締部を配置した状態の工程図、(C)は受金具が下部屋根の馳締部箇所に適正に配置された状態の工程図である。 (A)は受金具の両挟持部を閉じた状態の縦断正面図、(B)は受金具の脚部に形成された回り止部箇所の斜視図である。 (A)は図1(A)のX1 −X1 矢視端面図、(B)は図1(A)のX2 −X2 矢視断面図である。 (A)は図8(A)において脚部の幅方向一方側にのみ挟持部が形成された断面図、(B)は図8(A)において頂部の幅方向一方側にのみリブが形成された断面図である。 (A)は凹部の変形例を有する受金具にて2層タイプの屋根を施工した要部の拡大正面図、(B)は凹部の変形例を有する受金具の斜視図である。 本発明における受金具でリブ及び傾斜ガイド片が形成されないタイプの斜視図である。 本発明における受金具で頂部が平坦状に形成されたタイプの斜視図である。 本発明の受金具にて上部屋根を嵌合タイプとした2層タイプの屋根を施工した正面略示図である。 図13の要部の一部断面とした拡大正面図である。 本発明の受金具にて上部屋根を重合タイプとした2層タイプの屋根を施工した正面略示図である。 図15の要部の一部断面とした拡大正面図である。
符号の説明
1…頂部
1f…リブ
1a…立上り段部
1c…高位面
1b…低位面
2…脚部
2b…傾斜ガイド片
3…挟持部
3a…押圧端縁
3b…凹部
4…締付具
5…断熱ベース

Claims (11)

  1. 頂部と、該頂部の左右両端から下方側に折曲形成された脚部と、該両脚部のそれぞれの幅方向の少なくとも一方側端縁より内方に向かって対向するように折曲形成され,且つ馳締部の全体又は一部を挟持押圧する挟持部と、前記両脚部を近接する方向に締付ける締付具とからなり、前記頂部,脚部及び挟持部は、1枚の金属板から一体的に折曲形成されると共に、前記脚部は前記頂部との折曲箇所に対して下方側が拡開状態とされ、対向する前記両挟持部は、両脚部とともに適宜の間隔をおいて離間してなることを特徴とする受金具。
  2. 請求項1において、前記両脚部の下端には、外方下向に折曲された傾斜ガイド片が形成されてなることを特徴とする受金具。
  3. 請求項1又は2において、前記挟持部は、前記両脚部のそれぞれの幅方向両側端縁に形成されてなることを特徴とする受金具。
  4. 請求項1,2又は3において、対向する前記両挟持部の下部位置には、前記押圧端縁が形成されてなることを特徴とする受金具。
  5. 請求項4において、対向する前記両挟持部には、前記押圧端縁の上方位置に馳締部上部箇所を収納する凹部が形成されてなることを特徴とする受金具。
  6. 請求項1,2,3,4又は5において、対向する前記両挟持部の下部箇所の離間間隔は、前記馳締部が通過可能な程度としてなることを特徴とする受金具。
  7. 請求項1,2,3,4,5又は6において、前記頂部の幅方向の少なくとも一方には下方側に折曲されるリブが形成されてなることを特徴とする受金具。
  8. 請求項1,2,3,4,5,6又は7において、前記脚部のいずれか一方側には、前記締付具の空転を防止する回り止部が形成されてなることを特徴とする受金具。
  9. 請求項1,2,3,4,5,6,7又は8において、前記頂部は、左右方向の適宜の位置に立上り段部が形成されて、該立上り段部を介して高位面と低位面とが形成されてなることを特徴とする受金具。
  10. 請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9において、前記頂部には、合成樹脂からなる断熱ベースが装着されてなることを特徴とする受金具。
  11. 請求項10において、前記断熱ベースの裏面側には位置決め突起が形成され、前記受金具の頂部には前記位置決め突起が挿入する位置決め孔が形成されてなることを特徴とする受金具。
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