JP5547926B2 - 折板屋根の力骨体取付用具及び折板屋根の力骨体取付構造 - Google Patents

折板屋根の力骨体取付用具及び折板屋根の力骨体取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、ソーラーパネルや、緑化屋根及び軽微な設備装置や屋根上のメンテナンス通路となる構成部材を適宜取付けることができ、汎用性を有し、簡易且つ強固に取付けることができると共に、安価に提供できる折板屋根用力骨体及び折板屋根の力骨体取付構造に関する。
従来より、折板屋根上に、太陽光発電パネルや、緑化構造物及び軽微な設備装置や屋根上のメンテナンス通路を設ける場合には、種々の構成を成した部材がその都度設計などされて取付られていた。特に、前記太陽光発電パネルは、各メーカーによって、形状、取付寸法などが異なっている。このため、毎回、そのパネルサイズに合うように、その取付金具の検討が必要であった。また、緑化構造物を折板屋根上に取付けるには、さらにその都度、設計などされて取付られていたことが多かった。特許文献1の構成では、汎用性及び強度性などがなく、構造が複雑で取付性が悪い等の欠点があった。また、施工した段部付きの折板屋根では、前記段部に嵌合するのに、折板屋根板を主板箇所に圧力を加えて嵌合している。すると、図1(B)において、左右側での嵌合力に僅かな相違が生ずることがある。すると、構造材の上面からの高さが僅かながら異なることが多い。例えば、図1(B)において、左側を高さHとすると、右側は高さH±△Hとなるものである。この原因としては施工及び構造材の歪みや不陸などによる。
特開2002−21261
そこで、本発明は、これらの欠点及び欠陥を解消するとともに、汎用性ある物とすることを目標とした。つまり、本発明が解決しようとする課題(技術的課題又は目的等)は、ソーラーパネルや、緑化屋根となる構成部材が適宜取り付けられるように、汎用性を考慮しつつ、段部付きの折板屋根に対して簡易且つ強固に水平状に取付けることができると共に、安価に提供できることを実現することである。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、
脚部主板の中間に、間隔が常時は広幅状態から幅狭となるような弾性屈曲部と、前記脚部主板の一端部に、折板屋根の両谷部に形成された両段部にそれぞれ係する係縁と、前記脚部主板の他端部に、力骨体取付主体に取付けられる取付部を備えた嵌合用脚部の取付部が、前記力骨体取付主体の左右側面に取り付けられ、前記弾性屈曲部は、弾性を有する折返し状に形成され、ボルトとナットとから構成される締付具の締め付けにて前記弾性屈曲部は窄めることができる折板屋根の力骨体取付用具としたことにより、前記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1において、前記力骨体取付主体は前記折板屋根の頂面に載置可能な箱状力骨体取付主体として構成されてなることを特徴とする力骨体取付用具としたことにより、前記課題を解決した。請求項3の発明を、請求項1において、前記力骨体取付主体は、折板屋根の馳締連結部を収納する凹状の窪みとした馳把持部と、該馳把持部の下方に位置する馳挟持面とを有する第1挟持部材と、該第1挟持部材と同様に凹状の窪みとした馳把持部と馳挟持面とを有する第2挟持部材とからなり、前記第1挟持部と前記第2挟持部材とを近接及び離間させて締付けてなることを特徴とする折板屋根の力骨体取付用具としたことにより、前記課題を解決した。請求項4の発明を、請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記嵌合用脚部の弾性屈曲部は、前記嵌合用脚部と同一部材が弾性を有して折返し状に形成されてなることを特徴とする力骨体取付用具としたことにより、前記課題を解決した。
請求項5の発明を、脚部主板の中間に、間隔が常時は広幅状態から幅狭となるような弾性屈曲部と、前記脚部主板の一端部に、折板屋根の両谷部に形成された両段部にそれぞれ係する係縁と、前記脚部主板の他端部に、力骨体取付主体に取付けられる取付部を備えた嵌合用脚部の取付部が、前記力骨体取付主体の左右側面に取り付けられ、前記弾性屈曲部は、弾性を有する折返し状に形成され、ボルトとナットとから構成される締付具の締め付けにて前記弾性屈曲部は窄めることができる力骨体取付用具と、平坦状主板と、この幅方向の両側に形成された主側部とからなる力骨本体部とを備え、前記折板屋根の両谷部の両段部に前記係縁が係されつつ、弾性屈曲部が締付具にて締付けられ、前記力骨体取付主体に力骨本体部が取付けられてなる折板屋根の力骨体取付構造としたことにより、前記課題を解決したものである。
請求項1の発明においては、ソーラーパネルや、緑化屋根となる構成部材を適宜取付けることができ、汎用性を有し、簡易且つ強固に取付けることができ、安価に提供できる力骨体取付用具を提供できる。特に、折板屋根において、不陸や、成型誤差などが生じ、左右側での嵌合力に僅かな相違が生じ、例えば、左側を高さHとすると、右側は高さH±△Hとなっていたとしても、本発明では、嵌合用脚部の取付部が、前記力骨体取付主体の左右側面に取り付けられてなる構成のために、良好に対応して、水平状にセットできる。つまり、折板屋根において、不陸や、成型誤差などが生じても、良好に対応できる利点がある。
請求項2の発明では、折板屋根の頂面載置可能な箱状体として構成されているため、馳部無しのタイプの折板屋根に対して、良好に対応できる利点がある。また、請求項3の発明では、馳締用の折板屋根に対して、馳締連結部への取付が良好にできると共に、上方に飛び出した(突出した)馳締連結部が何らの邪魔になることなく、ソーラーパネルや、緑化屋根を容易に施工することができる。さらに、軽微な設備装置や屋根上のメンテナンス通路を設けることも容易にでき、構成部材の取付性を良好にできる。
請求項4の発明では、前記嵌合用脚部と同一部材が弾性を有して折返し状に形成されているため、構成が簡単ながら、取付性及び強度性に優れた効果を奏するものを提供できる。請求項5の発明では、力骨体取付主体に力骨本体部が取付けられている折板屋根の力骨体取付構造としたことで、馳締連結部に対して良好なバランス状態で挟持固定することができ、ひいては本発明の折板屋根用力骨体を馳締タイプの折板屋根に対して強固且つ安定した状態で装着される。このように、力骨体取付主体は、馳締連結部への固定を極めて簡単にすることができ、整然とした折板屋根の力骨体取付構造にできる。
(A)は本発明の折板屋根用の力骨体取付用具を折板屋根に設けた要部斜視図、(B)は(A)の要部拡大正面図である。 (A)は本発明の折板屋根用の力骨体取付用具の斜視図、(B)は(A)の正面図である。 (A)は本発明の折板屋根用の力骨体取付用具の分解斜視図、(B)は(A)の分解正面図である。 (A)は力骨体取付主体箇所の拡大縦断面図、(B)は力骨体取付主体箇所の拡大横断面図、(C)は弾性屈曲部箇所の拡大断面図、(D)は弾性屈曲部箇所の作用状態の拡大断面図、(E)は弾性屈曲部箇所の別の実施形態の拡大断面図。 (A)は折板屋根に力骨体取付用具を取り付けんとする状態図、(B)は折板屋根に力骨体取付用具を載置した状態図である。 (A)は折板屋根の馳部に力骨体取付主体を取り付けた状態図、(B)は折板屋根の段部に嵌合用脚部を嵌合させた状態図、(C)は力骨体取付主体に力骨本体部を取り付けている工程図、(D)は力骨本体部の一部斜視図である。 (A)は力骨体取付用具を折板屋根に取付け、力骨本体部を取付けた後に、別の屋根板を取付けた状態の正面略示図、(B)は力骨体取付用具を折板屋根に取付け、力骨本体部を取付けた後に太陽光発電パネルなどの屋根載置用部材を取付けた状態の正面略示図、(C)は施工後の力骨本体部に適宜のピッチで適宜の取付ボルトを取付けた状態の正面略示図。 (A)は馳部無しの嵌合用の折板屋根板に力骨体取付用具を装着した略示図、(B)は(A)の拡大断面図である。 (A)は伸縮自在とした力骨本体部の側面図、(B)は(A)の要部斜視図、(C)は伸縮構造の要部断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。力骨体取付主体Aは、主に、分割タイプと、1部材タイプ(図8参照)とがある。分割タイプは、図1(B),図2及び3に示すように、第1挟持部材1と第2挟持部材2とから構成されている。前記第1挟持部材1と、前記第2挟持部材2とは、図2(B)及び図3(B)に示すように、それぞれ左右に位置し、1組で後述する馳締連結部Jを挟持する役目をなすものである〔図5(B)参照〕。
前記第1挟持部材1は、正面板部11の幅方向両側より背面側に側面板部12,12が形成されたものである(図2及び図3参照)。前記正面板部11の上端には、頂面板部13が形成されている。前記正面板部11及び両側面板部12,12の下方の位置には、馳把持部14が形成されている〔図2(B)参照〕。該馳把持部14は、折板屋根Bの馳締連結部の幅方向の略半分の部分を収納することができる空隙部であり〔図5(B)参照〕、略半円形状又は略「C」字形状に切除された凹部として形成されたものである。
前記馳把持部14は、後述する第2挟持部材2の馳把持部24と共に略楕円形状の開口を形成し、馳締連結部Jを把持する役目をなすものである〔図15(B)参照〕。前記馳把持部14の形成位置よりも下方の面には馳挟持面15が形成される。該馳挟持面15は、略平坦状の面であり、馳締連結部Jの首部箇所を第2挟持部材2の馳挟持面25と共に挟持固定する部位である。
第1挟持部材1の両側面板部12,12には、接続用貫通孔16が穿孔されている。該接続用貫通孔16は、水平方向に沿って長円形又は略楕円形状に形成されている。また、第1挟持部材1の正面板部11の下端には、底面部17が形成されている〔図3(B)参照〕。該底面部17は、前記正面板部11に対して直角に折り曲げ形成されたものである。前記馳挟持面15は、前記底面部17の正面板部11との折曲箇所とは反対側となる箇所で且つ上方に向かって垂直状に(略垂直状も含む)に折曲形成されたものである。
次に、第2挟持部材2は、図3(B)に示すように、前記第1挟持部材1と略同等の構成及び形状としたものであり、前記第1挟持部材1で使用された各部位の名称は、そのまま使用され、各部位の相対的な構成についても第1挟持部材1の場合と同様であるので、詳細については第1挟持部材1を参照されたい。第2挟持部材2は、正面板部21の幅方向両側より背面側に側面板部22,22が形成される。正面板部21の上端は、正面板部21の上端を少し塞ぐように頂面板部23が形成されている。馳把持部24は、図3(B)に示すように、前記馳把持部14と略同様に、略半円形状又は略「C」字形状に切除された凹部として形成されたものである。第1挟持部材1の馳把持部14と、第2挟持部材2の馳把持部24とで、馳締連結部Jの略半分の部分を遊挿されるように形成されている〔図5(B)参照〕。
前記馳把持部24の形成位置よりも下方の面には馳挟持面25が形成される。該馳挟持面25は、略平坦状の面であり、図5(A)に示すような馳締連結部Jの首部641,651箇所を前記第1挟持部材1の馳挟持面15と共に略挟持状態に固定する。馳把持部24の下端縁で且つ前記馳挟持面25の上端縁には、上向き傾斜状に突出する押え突起片26が形成されている〔図2(B)参照〕。該押え突起片26は、前記馳挟持面25と一体的に形成されたものであり、該馳挟持面25を形成する金属板が折曲形成されたものである。
前記押え突起片26は、第1挟持部材1と、第2挟持部材2とで馳締連結部Jを挟持したときに、該馳締連結部の一部を抑圧固定する役目をなすものである〔図5(B)参照〕。前記押え突起片26は、第2挟持部材2側にのみ形成されるものである。該第2挟持部材2の正面板部21には内螺子部21aが設けられている。また、第2挟持部材2の正面板部21の下端には、底面部27が形成されている〔図3(B)参照〕。該底面部27は、前記正面板部21に対して直角に折り曲げ形成されたものである。前記馳挟持面25は、前記底面部27の正面板部21との折曲箇所とは反対側となる箇所で且つ上方に向かって垂直状に(略垂直状も含む)に折曲形成されたものである。第2挟持部材2の両側面板部22,22には、接続用貫通孔28が穿孔されている。該接続用貫通孔28は、水平方向に沿って長円形又は略楕円形状に形成されている。
締付具18は、ボルト18a及びナット18bから構成され、前記第1挟持部材1と、第2挟持部材2とを締付けると共に、前記嵌合用脚部4,4とを固定する〔図2(B)及び図3(B)参照〕。また、第1挟持部材1と第2挟持部材2とは、前記締付具18のボルト18aと内螺子部21aによって近接又は離間することができるようになっている〔図5(A)及び(B)参照〕。
具体的には、前記第1挟持部材1には正面板部11に貫通孔11aが形成されている。また第2挟持部材2には、正面板部21に内螺子部21aが形成されている。該内螺子部21aとして、図4等に示すように、ナットが前記正面板部21に溶接等の固着手段にて固着されている。また、前記内螺子部21aとしてナットが使用されるときには、前記ボルト18aが貫通するための貫通孔が前記正面板部21に穿孔されている。さらに、特に図示しないが、内螺子部21aとして、ナットを使用しないで、前記第2挟持部材2の正面板部21に、孔開けされつつバーリング加工され、この部分に内螺子部21aが形成されることもある。この場合には、厚肉材が好ましい。
前記嵌合用脚部4は、帯板状の脚部主板41の中間に、間隔が常時は広幅状態から幅狭となるような弾性屈曲部43と、前記脚部主板41の一端部(下端側)に、前記折板屋根Bの両谷部に形成された両段部62a,62aにそれぞれ係する係縁42と、前記脚部主板41の他端部(上端側)に、前記力骨体取付主体Aに取付けられる取付部45が一体形成されている。前記弾性屈曲部43は、締付具44によって間隔が広幅状態から幅狭となるように形成されている。該締付具44は、ボルト44aとナット44bとから構成されている。前記取付部45には、貫通孔45aが穿設されている。
また、前記弾性屈曲部43の実施態様としては、図1乃至図3に示すように、前記脚部主板41が折返し状に形成され、弾性を有しており、前記締付具44にて窄めても旧位置に復帰するような弾性的作用をなす。さらに、前記弾性屈曲部43の別の実施態様として、図4(E)に示すように、分離屈曲片431,431と、その間のクッション材432とで、前記締付具44にて窄めても旧位置に復帰するような作用をなすものであり、前記弾性屈曲部43は実施態様に限定されない。前記クッション材432は、板バネ、コイルバネ、スプリングワッシャの場合もある。
力骨体取付主体Aは、図8に示すように、1部材タイプにて構成されることもある。この場合は、折板屋根Bの折板屋根板6の頂面66に馳部(下馳部64、上馳部65)が存在しないタイプに対応する。その力骨体取付主体Aは、箱形状をなし、正面板部31と、背面板部32と、両側面板部33,33と、頂面板部34と、底面板部35とから立方体状に構成されている。この1部材タイプの力骨体取付主体Aは、図8(A)に示すように、折板屋根Bの折板屋根板6の頂面66に載置するのみで、両弾性屈曲部43,43の取付は、馳締めタイプと同様に取付施工する。
力骨体取付主体Aは、図1に示すように、複数が長手方向において、一列となるように接続されて使用される。その接続構造は、図4(A)に示すように、前記第1挟持部材1と前記第2挟持部材2との間隔を一旦、広げて、馳締連結部Jを挟持可能な状態にして馳締連結部Jを有する折板屋根板6,6の頂部箇所に設置する。そして、締付具18のボルト18aと内螺子部(ナット)21aとを締め付けて、前記第1挟持部材1と第2挟持部材2とで馳締連結部Jを挟持する〔図5(B)〕。
折板屋根Bを構成する折板屋根板6は、図1,図5(A)等に示すように、主板61の幅方向両側より立上り側部62,62が形成されている。該立上り側部62の中間適所に段部62aが形成されている。上端には、平坦状に近い上片部63が形成されている。該上片部63の外端から下馳部64が形成され、他方の上片部63には上馳部65が形成されている。前記折板屋根板6,6,…を複数並設し、隣接する折板屋根板6,6同士の前記下馳部64と上馳部65とを共に馳締めして連結し、折板屋根Bを施工する。前記主板61と、立上り側部62,62は、断面略有底V字状の谷形状を構成する。
下馳部64及び上馳部65は、図5(A)に示すように、円弧状をなしており、具体的には断面略「?」状をなしている。その他にも、特に図示しないが種々の形状としたものが存在し、断面円形型形状、或いは、断面逆L形状に形成されることもある。また、前記下馳部64及び上馳部65が共に略三角形状に折曲形成されたタイプも存在する。また、前記下馳部64と上馳部65には、略垂直状に形成された部位を有している。この垂直状部位は、下馳部64及び上馳部65の下部と前記上片部63との間に位置しており、下馳首部641と上馳首部651と称する〔図5(A)参照〕。そして、前記下馳部64と上馳部65とを馳締めして馳締連結部Jが構成される。該馳締連結部Jでは、前記下馳首部641と上馳首部651とが略当接状態となる。
前記力骨本体部5は、図6(C)及び(D)に示すように、主に、細長い平坦状主板51と、該平坦状主板51の両側から主側部52,52とから構成され、断面門型状をなしている。つまり、前記平坦状主板51は、折板屋根Bの折板屋根板6としての幅又は働き幅に略相当する長さに形成されている[図1(A)参照]。前記力骨本体部5の両主側部52,52の両端には、接続用貫通孔53a,53aが形成されている。
力骨体取付主体Aに対して、力骨本体部5は、前記接続用貫通孔16,16と接続用貫通孔28,28との位置が一致されて、ボルト54a及びナット54bとからなる接続具54によって隣接する力骨本体部5,5が接続される〔図4(B)参照〕。この場合には、図7に示すように、折板屋根Bを構成する折板屋根板6,6同士の複数の馳締連結部Jに取付けられる力骨体取付主体A,A,…が全て略同一高さとなる構成において、前記力骨本体部5が使用されるものである。
次に、前記力骨体取付主体Aを取り付けた後の嵌合用脚部4の取付操作について説明する。特に、締付具44のボルト44a,ナット44bを締め付けて、段部62aに嵌合用脚部4の係縁42を係する。前記力骨体取付主体Aの左右側を係する。このとき、折板屋根Bに不陸や、成型誤差などが生じ、左右側での嵌合力に僅かな相違が生じたとしても、本発明での嵌合用脚部4は、前記力骨体取付主体Aの左右側に存在しているため、それぞれの形状の段部62aに対して、弾性屈曲部43を介して締め付けることで、適性なる取付ができ、ひいては、折板屋根において、不陸や、成型誤差などが生じても、良好に対応できる。そして、隣接する力骨体取付主体A,Aに、力骨本体部5を接続する。これを順次繰り返して、図7に示すように、連続した梁材又は構造材としての力骨体を施工する。
具体的には、図7(A)に示すように、その力骨体なる連続した力骨本体部5,5,…上に、適宜な屋根材,カッターなどの取付部材が葺成できたり、或いは、図7(B)に示すように、太陽光発電パネルや、緑化屋根部材などの屋根載置用部材が取り付けられることがある。特に、折板屋根用力骨体Aの力骨本体部5の上面の平坦状主板は平坦面状に形成されているため、取付条件の制限を受けない利点がある。さらに、図7(C)に示すように、適宜の取付ボルトNを取付けるにも、前記力骨本体部5の平坦状主板51のみのため、簡単に所望のピッチにでき、取付応用性の拡大ができる利点がある。また、特に図示しないが、前記力骨本体部5には軽微な設備装置や屋根上のメンテナンス通路等を設置することもある。
図9に示したものは、力骨本体部5を適宜伸縮可能な構成としたものである。具体的には、力骨本体部5の長手方向を2つに分離し、分離重合用力骨体56,56との中間にジョイント部材57を設けたものである。該ジョイント部材57の断面は、前記力骨本体部5の断面と同等で、肉厚分だけ異なり、図9(A),(B)及び(C)に示すように、適宜摺動自在になるように構成されている。該ジョイント部材57に所定間隔をおいて少なくとも3つのネジ孔57aが穿孔され、分離重合用力骨体56,56にも、前記ネジ孔57aのピッチに対応する貫通孔56aが穿孔されて、ビスなどの止具58にて伸縮できる。これによって、力骨本体部5の長手方向が折板屋根Bの適宜の間隔に対応できる。前記折板屋根板6は、下地材としての構造材7に設けた屋根受具8の突起部8aにて前記折板屋根板6の段部62aを介して嵌合されつつ取付けられている。
A…力骨体取付主体、B…折板屋根、1…第1挟持部材、2…第2挟持部材、
14…馳把持部、15…馳挟持面、3…箱状力骨体取付主体、4…嵌合用脚部、
41…脚部主板、42…係縁、43…弾性屈曲部、45…取付部、
5…力骨本体部、51…平坦状主板、52…主側部、62a…段部、66…頂面。

Claims (5)

  1. 脚部主板の中間に、間隔が常時は広幅状態から幅狭となるような弾性屈曲部と、前記脚部主板の一端部に、折板屋根の両谷部に形成された両段部にそれぞれ係する係縁と、前記脚部主板の他端部に、力骨体取付主体に取付けられる取付部を備えた嵌合用脚部の取付部が、前記力骨体取付主体の左右側面に取り付けられ、前記弾性屈曲部は、弾性を有す る折返し状に形成され、ボルトとナットとから構成される締付具の締め付けにて前記弾性 屈曲部は窄めることができることを特徴とする折板屋根の力骨体取付用具。
  2. 請求項1において、前記力骨体取付主体は前記折板屋根の頂面に載置可能な箱状力骨体取付主体として構成されてなることを特徴とする折板屋根の力骨体取付用具。
  3. 請求項1において、前記力骨体取付主体は、折板屋根の馳締連結部を収納する凹状の窪みとした馳把持部と、該馳把持部の下方に位置する馳挟持面とを有する第1挟持部材と、該第1挟持部材と同様に凹状の窪みとした馳把持部と馳挟持面とを有する第2挟持部材とからなり、前記第1挟持部と前記第2挟持部材とを近接及び離間させて締付けてなることを特徴とする折板屋根の力骨体取付用具。
  4. 請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記嵌合用脚部の弾性屈曲部は、前記嵌合用脚部と同一部材が弾性を有して折返し状に形成されてなることを特徴とする折板屋根の力骨体取付用具。
  5. 脚部主板の中間に、間隔が常時は広幅状態から幅狭となるような弾性屈曲部と、前記脚部主板の一端部に、折板屋根の両谷部に形成された両段部にそれぞれ係する係縁と、前記脚部主板の他端部に、力骨体取付主体に取付けられる取付部を備えた嵌合用脚部の取付部が、前記力骨体取付主体の左右側面に取り付けられ、前記弾性屈曲部は、弾性を有す る折返し状に形成され、ボルトとナットとから構成される締付具の締め付けにて前記弾性 屈曲部は窄めることができる力骨体取付用具と、平坦状主板と、この幅方向の両側に形成された主側部とからなる力骨本体部とを備え、前記折板屋根の両谷部の両段部に前記係縁が係されつつ、弾性屈曲部が締付具にて締付けられ、前記力骨体取付主体に力骨本体部が取付けられてなることを特徴とする折板屋根の力骨体取付構造。
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