JP2011038248A - 折板屋根材及びその取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工が行いやすく、気温変化による歪みや変形の発生を少なくすることができる折板屋根材を提供する。
【解決手段】底部1とその両側端部から斜め上方に突出する一対の側部2とからなる。タイトフレームBの側面に突設される係止部4に係止される被係止部3が側部2に形成される折板屋根材Aに関する。側部2がその上部と被係止部3の間において裏面側に凸曲されて補強リブ部5が形成される。側部2が補強リブ部5を支点として上下方向に変形しやすくなって、被係止部3を係止部4に係止するにあたって、側部2を容易に弾性変形することができる。タイトフレームBへ取り付けた後は、補強リブ部5で側部2を補強することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、薄い金属板を折り曲げ加工等することにより形成される折板屋根材及びその取付構造に関するものである。
従来より、複数の折板屋根材を連結することにより、山部と谷部とが交互に連設された屋根を形成することが行われている。通常、折板屋根材はタイトフレームに取り付けて施工されるが、折板屋根材をタイトフレームに係止させて取り付けるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図10(a)に示すものでは、折板屋根材A’は底部1’と一対の側部2’とで形成されており、各側部2’は底部1’の側端部から斜め上方に突出されて形成されている。また、側部2’にはその一部を表面側に段状に屈曲して被係止部3’が形成されている。一方、タイトフレームB’には複数の支持山部12’が連なって形成されており、支持山部12’の外側面には係止部4’が突出して設けられている。そして、折板屋根材A’をタイトフレームB’に上方から近づけ、側部2’を弾性変形させながら隣り合う支持山部12’の間に嵌め込むと共に被係止部3’を係止部4’の下側に係止することによって、図10(b)に示すように、折板屋根材A’をタイトフレームB’に取り付けることができるものである。
特開2001−132176号公報
しかし、従来の折板屋根材A’では、被係止部3’が係止部4’を上側から下側へと乗り越える際に、側部2’を大きく弾性変形させなければならず、折板屋根材A’のタイトフレームB’への取り付けに大きな労力が必要となって施工が行いにくいという問題があった。また、従来の折板屋根材A’では、気温変化で側部2’が歪んだり変形したりするという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、施工が行いやすく、気温変化による歪みや変形の発生を少なくすることができる折板屋根材及びその取付構造を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る折板屋根材Aは、底部1とその両側端部から斜め上方に突出する一対の側部2とからなり、側部2にタイトフレームBの側面に突設される係止部4に係止される被係止部3が形成される折板屋根材Aであって、側部2がその上部と被係止部3の間において裏面側に凸曲されて補強リブ部5が形成されて成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る折板屋根材Aは、請求項1において、底部1の中央部が側端部よりも低位置に形成されて成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る折板屋根材の取付構造は、折板屋根材AとタイトフレームBとからなり、折板屋根材Aは底部1とその両側端部から斜め上方に突出する一対の側部2とからなり、側部2には被係止部3が形成され、タイトフレームBの側面には係止部4が突設され、タイトフレームBに折板屋根材Aが載置されると共に被係止部3が係止部4に係止されて成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る折板屋根材の取付構造は、請求項3において、側部2の上端部がタイトフレームBの上部に設けられた吊子6に結合されて成ることを特徴とするものである。
請求項1の発明では、側部2が補強リブ部5を支点として上下方向に変形しやすくなって、被係止部3を係止部4に係止するにあたって、側部2を容易に弾性変形することができ、タイトフレームBへの取り付けに大きな労力が不要となって施工が行いやすくなるものである。また、タイトフレームBへ取り付けた後は、補強リブ部5で側部2を補強することができ、気温変化により側部2が歪んだり変形するのを防止することができるものである。
請求項2の発明では、底部1の中央部に雨水が集まりやすくなり、排水性を高くすることができるものである。
請求項3の発明では、側部2が補強リブ部5を支点として上下方向に弾性的に変形しやすくなって、被係止部3を係止部4に係止するにあたって、側部2を容易に弾性変形することができ、タイトフレームBへの取り付けに大きな労力が不要となって施工が行いやすくなるものである。また、タイトフレームBへ取り付けた後は、補強リブ部5で側部2を補強することができ、気温変化により側部2が歪んだり変形するのを防止することができるものである。
請求項4の発明では、係止部4と被係止部3による係止と、吊子6による結合とで折板屋根材AをタイトフレームBに保持することができ、折板屋根材Aの取り付け強度を高くすることができるものである。
本発明の折板屋根材の取付構造を示す断面図である。 本発明の折板屋根材を示す一部の斜視図である。 本発明の折板屋根材を示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は右側面図、(e)は左側面図である。 本発明で用いるタイトフレームを示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は右側面図、(e)は左側面図である。 本発明で用いる係止部材を示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は右側面図、(e)は左側面図である。 本発明で用いる吊子を示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は右側面図、(e)は左側面図である。 本発明における折板屋根材の取り付け工程を示す断面図である。 本発明において、タイトフレームに折板屋根材を取り付けた状態を示す断面図である。 既存屋根の葺き替え工程を示し、(a)〜(d)は断面図である。 従来例を示し、(a)は折板屋根材の一部の斜視図、(b)は施工状態を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
折板屋根材Aは薄い金属板を折り曲げ加工等することにより長尺に形成されるものであって、その金属板としては亜鉛めっき鋼板、塗装鋼板、ガルバリウム鋼板(登録商標)などを用いることができ、また、金属板の厚みとしては0.5〜1.2mmのものを用いることができるが、これに限定されるものではない。
図2及び図3(a)〜(e)に示すように、折板屋根材Aは、底部1と、底部1の両側端部に設けた一対の側部2とで断面略U字状に形成されている。底部1は中央平面部1aと、その両側に設けた底リブ部1bと、底リブ部1bの側方に延設される側方平面部1cとで形成されている。底リブ部1bは中央平面部1aの側端部から外側方に向かって斜め上方に突設されており、その底リブ部1bの先端に側方平面部1cが外側方に向かって突設されている。従って、中央平面部1aは側方平面部1cよりも低位置(裏面側)に形成されており、雨水が側方平面部1cから中央平面部1aに向かって底リブ部1b上を通じて流れやすい構造に形成されており、雨水のさかのぼり現象を防止して排水性を高めることができる。また、底リブ部1bは折板屋根材Aの長手方向の全長にわたって形成されており、底部1の補強としても作用するものであり、気温変化により底部1に歪みや変形が生じるのを防止することができるものである。尚、底リブ部1bと側方平面部1cの各幅寸法(折板屋根材Aの長手方向と直交する方向の寸法)は特に限定されないが、一つの底リブ部1bの幅寸法は底部1の幅寸法の3〜7%、一つの側方平面部1cの幅寸法は底部1の幅寸法の15〜25%にすることができる。
側部2は、底部1の側方平面部1cの側端部から外側方に向かって斜め上方に突設される基部2aと、基部2aの上端から側部2の表面側に向かって突設される被係止部3と、被係止部3の先端から外側方に向かって斜め上方に突設されるバネ片部2bと、バネ片部2bの上端から外側方に向かって斜め上方に突設される支持部2cと、支持部2cの上端から外側方に向かって斜め上方に突設される頂部2dとを備えて形成されている。また、一方の側部2には頂部2dの先端から上方に向かって断面略逆L字状の下ハゼ部2eが突設されていると共に、他方の側部2には頂部2dの先端から上方に向かって断面略逆U字状の上ハゼ部2fが突設されている。尚、上ハゼ部2f及び下ハゼ部2eは角ハゼや丸ハゼなどの任意の形状に形成することができる。
上記の側部2において、バネ片部2bと支持部2cとは傾斜角度がやや異なり、支持部2cの方がバネ片部2bよりも水平に対して急角度に形成されている。従って、側部2の上下方向の略中央部において、バネ片部2bと支持部2cの境界部分は裏面側(外側方)に向かって凸曲されており、この部分が補強リブ部5として形成されている。そして、バネ片部2bは支持部2cよりもやや側部2の表面側に位置することになり、バネ片部2bが支持部2cと直線上に形成される場合に比べて、補強リブ部5を支点として上下方向に弾性的に変形しやすくなっている。また、補強リブ部5は折板屋根材Aの長手方向の全長にわたって形成されており、側部2の補強としても作用するものであり、気温変化により側部2に歪みや変形が生じるのを防止することができるものである。また、側部2の上下方向の略中央部に補強リブ部5の屈曲部分が形成されることになり、デザイン性を向上させることができる。
尚、折板屋根材Aの裏面全面には断熱性の向上のためにウレタンフォームなどの樹脂発泡体やグラスウールなどの無機繊維材等を断熱材として設けても良い。
上記の折板屋根材AはタイトフレームBを用いて施工されるものであるが、このタイトフレームBには係止部材11と吊子6とが設けられる。
図4(a)〜(e)に示すように、タイトフレームBは従来より折板屋根材の施工の際に用いられているものであって、鋼製などの金属製で厚さ2〜5mm程度の帯材を折り曲げ加工等することによって、複数の支持山部12と谷部13とが交互に繰り返すように形成されるものである。支持山部12は頂部12aと頂部12aの両端部から外側方の斜め下方に向かって傾斜する脚部12bとで構成されており、頂部12aの略半分は凹部14として形成されていると共に脚部12bの表面にはリブ15が突設されている。また、凹部14の底面にはボルトなどの吊子固定具16が設けられている。
図5(a)〜(e)に示すように、係止部材11は、鋼製などの金属製で厚さ2〜5mm程度の帯材を折り曲げ加工等することによって形成されるものであって、上係止部4aと下係止部4bとから断面略V字状に形成される係止部4と、上係止部4aから上方に向かって突設される上固定片11aと、下係止部4bから下方に向かって突設される下固定片11bとを備えて形成されている。上固定片11a及び下固定片11bには固定孔17が形成されている。
図6(a)〜(e)に示すように、吊子6は、吊子本体6aと押さえ具6bとを備えて形成されている。吊子本体6aは鋼製などの金属製で厚さ2〜5mm程度の鋼板を折り曲げ加工等することによって形成されるものであって、固着片18の一側端に立ち上げ片19が設けられると共に立ち上げ片19の上端に断面略倒L字状の係着片20が固着片18と反対側に突出して設けられ、さらに、固着片18の他側端に挟持片21が上側に突出して形成されている。また、押さえ具6bは鋼製などの金属製で厚さ2〜5mm程度の帯材を折り曲げ加工等することによって形成されるものであって、基板部22の両端に支持部23が上側に突出して形成されている。そして、押さえ具6bは固着片18の上側で立ち上げ片19と挟持片21の間に装着されて吊子本体6aと一体に取り付けられている。また、固着片18と基板部22を貫通する装着孔24が設けられている。
そして、タイトフレームBに係止部材11及び吊子6を取り付ける。係止部材11はタイトフレームBの脚部12bの外側面に取り付けて固定することができる。この場合、固定孔17からビス等の固定具25を差し込んで脚部12bに螺着すると共に上固定片11aと下固定片11bとを脚部12bに溶接接合をすることによって、上固定片11aと下固定片11bとを脚部12bに固着する。このようにしてタイトフレームBの脚部12bの外側面に係止部4が突設される。また、吊子6は凹部14に取り付けられる。この場合、吊子6の装着孔24に吊子固定具16を下側から差し込んだ後、吊子固定具16にナット等の締結具26を螺着することによって、基板部22と固着片18とを凹部14の底面に固定する。また、吊子6は、立ち上げ片19が頂部12aの幅方向の略中央に位置するようにして取り付ける。吊子6をタイトフレームBに取り付けると、係着片20の長手方向がタイトフレームBの長手方向と直交する状態となる。
上記の折板屋根材Aは以下のようにして施工する。まず、係止部材11と吊子6とを設けたタイトフレームBを梁や母屋などの屋根下地30に溶接接合等で固着する。この場合、タイトフレームBはその長手方向(複数の支持山部12が並ぶ方向)が屋根の傾斜方向と直交するように取り付ける。また、複数のタイトフレームBを屋根の傾斜方向と平行な方向に並べて取り付ける。次に、図7に示すように、折板屋根材AをタイトフレームBに上側から被せて取り付ける。この場合、折板屋根材Aの長手方向が屋根の傾斜方向と平行となるように配置し、屋根の傾斜方向に並ぶ複数のタイトフレームBに折板屋根材Aが架け渡されるようにする。また、折板屋根材Aを屋根の傾斜方向と直交する方向で隣り合う支持山部12、12の間に配置した後、底部1を踏み込むなどして下方に向けて押圧することにより、補強リブ部5を支点としてバネ片部2bが上方に向かって弾性変形し、さらに底部1を下方に向けて押圧すると、被係止部3が係止部4の先端を上から下へと乗り越えることになる。この結果、バネ片部2bが弾性力により復元して、図8に示すように、係止部4の下係止部4bの下側に被係止部3が弾性的に係止されることになる。また、一方の側部2の下ハゼ部2eを一方の支持山部12に設けた吊子6の係着片20の下側に嵌め込んで係止すると共に、他方の側部2の上ハゼ部2fを他方の支持山部12に設けた吊子6の係着片20の上側に被せる。
このようにして複数の折板屋根材Aを屋根の傾斜方向と直交する並べて配置した後、隣接する折板屋根材A、Aの上ハゼ部2fと下ハゼ部2eとをシーマ機などのハゼ締め機でハゼ締めにより結合する。この場合、一方の折板屋根材Aの上ハゼ部2fを他方の折板屋根材Aの下ハゼ部2eの上に被せた状態で、上ハゼ部2fの先端及び吊子6の係着片20を上側に折り曲げるようにし、これにより、上ハゼ部2fと下ハゼ部2eと係着片20とを折板屋根材Aの長手方向の全長にわたって締め付けて結合する。尚、ハゼ締め機によるハゼ締めの前に、折板屋根材Aの仮葺き時にプライヤー型の手動工具(通称「手ガチャ」)により仮締めしても良い。このようにして複数の折板屋根材Aを接続することによって、図1に示すような屋根を形成することができる。この屋根は、側部2、2の連結により形成される山部と、底部1からなる谷部とが交互に連なったものとなる。
そして、上記のように折板屋根材Aを取り付けた場合、側部2が係止部4による係止と吊子6による結合とで強固に折板屋根材Aを保持することができ、風荷重、特に負荷重に対して優れた屋根耐力を発揮するものである。
また、本発明は屋根の葺き替えにも用いることができる。すなわち、図9(a)に示すような屋根から既存の折板屋根材31を剥がして除去し、図9(b)に示すように、既存のタイトフレームBを露出させる。このタイトフレームBには既存の吊子6が設けられているため、図9(c)に示すように、タイトフレームBの脚部12の外側面に係止部材11を取り付ける。この後、上記と同様に、本発明の折板屋根材AをタイトフレームBに取り付けることによって、図9(d)に示すように、新規な屋根を形成することができる。このように本発明では屋根の改修を容易に行うことができるものである。
尚、上記では吊子6を用いた例を説明したが、係止部4と被係止部3との係止により折板屋根材Aの取り付け強度が充分な場合は、吊子6を特に用いなくても良い。また、係止部材11を用いない場合は、吊子6により一般の折板屋根材と同様に施工することができる。また、上記ではタイトフレームBと吊子6と係止部材11とをそれぞれ別の部材で形成したが、これに限らず、タイトフレームBと吊子6とを一体に形成したり、タイトフレームBと係止部材11とを一体に形成したりすることができる。
A 折板屋根材
B タイトフレーム
1 底部
2 側部
3 被係止部
4 係止部
5 補強リブ部
6 吊子
本発明の請求項3に係る折板屋根材の取付構造は、折板屋根材AとタイトフレームBとからなり、折板屋根材Aは底部1とその両側端部から斜め上方に突出する一対の側部2とからなり、側部2には被係止部3と、側部2の上部と被係止部3の間において裏面側に凸曲された補強リブ部5とが形成され、タイトフレームBの側面には係止部4が突設され、タイトフレームBに折板屋根材Aが載置されると共に被係止部3が係止部4に係止されて成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係る折板屋根材Aは、底部1とその両側端部から斜め上方に突出する一対の側部2とからなり、側部2にタイトフレームBの側面に突設される係止部4に係止される被係止部3が形成される折板屋根材Aであって、底部1の中央部が側端部よりも低位置に形成され、側部2は、底部1の側端部から外側方に向かって斜め上方に突設される基部2aと、基部2aの上端から表面側に向かって突設される前記被係止部3と、この被係止部3の先端から外側方に向かって斜め上方に突設されるバネ片部2bと、バネ片部2bよりも水平に対して急角度でバネ片部2bの上端から外側方に向かって斜め上方に突設される支持部2cとを備え、側部2の上下方向の略中央部に、側部2がその上部と被係止部3の間においてバネ片部2bと支持部2cとの境界部分により裏面側に凸曲され補強リブ部5が形成されて成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項に係る折板屋根材の取付構造は、折板屋根材AとタイトフレームBとからなり、折板屋根材Aは底部1とその両側端部から斜め上方に突出する一対の側部2とからなり、側部2は、底部1の側端部から外側方に向かって斜め上方に突設される基部2aと、基部2aの上端から表面側に向かって突設される被係止部3と、被係止部3の先端から外側方に向かって斜め上方に突設されるバネ片部2bと、バネ片部2bよりも水平に対して急角度でバネ片部2bの上端から外側方に向かって斜め上方に突設される支持部2cとを備え、側部2の上下方向の略中央部に、側部2の上部と被係止部3の間においてバネ片部2bと支持部2cとの境界部分により裏面側に凸曲された補強リブ部5が形成され、タイトフレームBの側面には係止部4が突設され、側部2の上端部がタイトフレームBの上部に設けられた吊子6に結合されてタイトフレームBに折板屋根材Aが載置されると共に被係止部3が係止部4に係止されて成ることを特徴とするものである。
また、底部1の中央部に雨水が集まりやすくなり、排水性を高くすることができるものである。
請求項の発明では、側部2が補強リブ部5を支点として上下方向に弾性的に変形しやすくなって、被係止部3を係止部4に係止するにあたって、側部2を容易に弾性変形することができ、タイトフレームBへの取り付けに大きな労力が不要となって施工が行いやすくなるものである。また、タイトフレームBへ取り付けた後は、補強リブ部5で側部2を補強することができ、気温変化により側部2が歪んだり変形するのを防止することができるものである。
また、係止部4と被係止部3による係止と、吊子6による結合とで折板屋根材AをタイトフレームBに保持することができ、折板屋根材Aの取り付け強度を高くすることができるものである。
A 折板屋根材
B タイトフレーム
1 底部
2 側部
2a 基部
2b バネ片部
2c 支持部
3 被係止部
4 係止部
5 補強リブ部
6 吊子
本発明の請求項1に係る折板屋根材Aは、底部1とその両側端部から斜め上方に突出する一対の側部2とからなり、側部2にタイトフレームBの側面に突設される係止部4に係止される被係止部3が形成される折板屋根材Aであって、底部1の中央部が側端部よりも低位置に形成され、側部2は、底部1の側端部から外側方に向かって斜め上方に突設される基部2aと、基部2aの上端から表面側に向かって突設される前記被係止部3と、この被係止部3の先端から外側方に向かって斜め上方に突設されるバネ片部2bと、バネ片部2bよりも水平に対して急角度になるように傾斜して折り曲げられ、バネ片部2bの上端から外側方に向かって斜め上方に突設される支持部2cと、支持部2cの上端から外側方に向かって斜め上方に突設される頂部2dとを備え、一方の頂部2dの先端からは上方に向かって断面略逆L字状に突設し、タイトフレームBの上部に設けられた吊子6に下側から係止する下ハゼ部2eが形成されると共に、他方の頂部2dの先端からは上方に向かって断面略逆U字状に突設し、タイトフレームBの上部に設けられた吊子6に上側から被せる上ハゼ部2fが形成され、側部2の上下方向の略中央部に、側部2がその上部と被係止部3の間においてバネ片部2bと支持部2cとの境界部分により裏面側に凸曲された補強リブ部5が形成されて成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る折板屋根材の取付構造は、折板屋根材AとタイトフレームBとからなり、折板屋根材Aは底部1とその両側端部から斜め上方に突出する一対の側部2とからなり、側部2は、底部1の側端部から外側方に向かって斜め上方に突設される基部2aと、基部2aの上端から表面側に向かって突設される被係止部3と、被係止部3の先端から外側方に向かって斜め上方に突設されるバネ片部2bと、バネ片部2bよりも水平に対して急角度になるように傾斜して折り曲げられ、バネ片部2bの上端から外側方に向かって斜め上方に突設される支持部2cと、支持部2cの上端から外側方に向かって斜め上方に突設される頂部2dとを備え、一方の頂部2dの先端からは上方に向かって断面略逆L字状に突設し、タイトフレームBの上部に設けられた吊子6に下側から係止する下ハゼ部2eが形成されると共に、他方の頂部2dの先端からは上方に向かって断面略逆U字状に突設し、タイトフレームBの上部に設けられた吊子6に上側から被せる上ハゼ部2fが形成され、側部2の上下方向の略中央部に、側部2の上部と被係止部3の間においてバネ片部2bと支持部2cとの境界部分により裏面側に凸曲された補強リブ部5が形成され、タイトフレームBは、複数の支持山部12と谷部13とが交互に繰り返すように形成され、支持山部12はタイトフレーム頂部12aとタイトフレーム頂部12aの両端部から外側方の斜め下方に向かって傾斜する脚部12bとで構成され、タイトフレームBの脚部12bの側面には、この脚部12bの外側面に係止部材11がその上固定片11aと下固定片11bとで取り付けられることによって係止部材11に設けられた上係止部4aと下係止部4bとから断面略V字状に形成された係止部4が突設され、折板屋根材Aの側部2の上端部に設けられた下ハゼ部2e及び上ハゼ部2fがタイトフレームBの支持山部12の上部に設けられた吊子6にハゼ締めにより結合されてタイトフレームBに折板屋根材Aが載置されると共に被係止部3が係止部4に係止されて成ることを特徴とするものである。
係止部材11を用いない場合は、吊子6により一般の折板屋根材と同様に施工することができる。また、上記ではタイトフレームBと吊子6とそれぞれ別の部材で形成したが、これに限らず、タイトフレームBと吊子6とを一体に形成したりすることができる。
A 折板屋根材
B タイトフレーム
1 底部
2 側部
2a 基部
2b バネ片部
2c 支持部
2d 頂部
2e 下ハゼ部
2f 上ハゼ部
3 被係止部
4 係止部
4a 上係止部
4b 下係止部
5 補強リブ部
6 吊子
11 係止部材
11a 上固定片
11b 下固定片
12 支持山部
12a タイトフレーム頂部
12b 脚部
13 谷部

Claims (4)

  1. 底部とその両側端部から斜め上方に突出する一対の側部とからなり、側部にタイトフレームの側面に突設される係止部に係止される被係止部が形成される折板屋根材であって、側部がその上部と被係止部の間において裏面側に凸曲されて補強リブ部が形成されて成ることを特徴とする折板屋根材。
  2. 底部の中央部が側端部よりも低位置に形成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の折板屋根材。
  3. 折板屋根材とタイトフレームとからなり、折板屋根材は底部とその両側端部から斜め上方に突出する一対の側部とからなり、側部には被係止部が形成され、タイトフレームの側面には係止部が突設され、タイトフレームに折板屋根材が載置されると共に被係止部が係止部に係止されて成ることを特徴とする折板屋根材の取付構造。
  4. 側部の上端部がタイトフレームの上部に設けられた吊子に結合されて成ることを特徴とする請求項3に記載の折板屋根材の取付構造。
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