JP5308194B2 - 構造物支持具、及びそれを用いた太陽電池モジュールシステム - Google Patents

構造物支持具、及びそれを用いた太陽電池モジュールシステム Download PDF

Info

Publication number
JP5308194B2
JP5308194B2 JP2009050762A JP2009050762A JP5308194B2 JP 5308194 B2 JP5308194 B2 JP 5308194B2 JP 2009050762 A JP2009050762 A JP 2009050762A JP 2009050762 A JP2009050762 A JP 2009050762A JP 5308194 B2 JP5308194 B2 JP 5308194B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main plate
fixed base
solar cell
cell module
slide hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009050762A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010203165A (ja
Inventor
泰 大越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2009050762A priority Critical patent/JP5308194B2/ja
Publication of JP2010203165A publication Critical patent/JP2010203165A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5308194B2 publication Critical patent/JP5308194B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S25/00Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules
    • F24S25/70Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules with means for adjusting the final position or orientation of supporting elements in relation to each other or to a mounting surface; with means for compensating mounting tolerances
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S25/00Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules
    • F24S25/30Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules using elongate rigid mounting elements extending substantially along the supporting surface, e.g. for covering buildings with solar heat collectors
    • F24S25/33Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules using elongate rigid mounting elements extending substantially along the supporting surface, e.g. for covering buildings with solar heat collectors forming substantially planar assemblies, e.g. of coplanar or stacked profiles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S25/00Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules
    • F24S25/60Fixation means, e.g. fasteners, specially adapted for supporting solar heat collector modules
    • F24S25/61Fixation means, e.g. fasteners, specially adapted for supporting solar heat collector modules for fixing to the ground or to building structures
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S25/00Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules
    • F24S25/60Fixation means, e.g. fasteners, specially adapted for supporting solar heat collector modules
    • F24S2025/6006Fixation means, e.g. fasteners, specially adapted for supporting solar heat collector modules by using threaded elements, e.g. stud bolts
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/20Solar thermal
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/47Mountings or tracking

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

本発明は、屋根の垂木上に太陽電池モジュール等の構造物を支持するのに好適な構造物支持具、及びそれを用いた太陽電池モジュールに関する。
例えば、特許文献1には、太陽電池モジュールを屋根上に取り付けるための支持装置が記載されている。この支持装置では、図24に示すように垂木101、野地板102、及び屋根瓦103からなる屋根への適用を前提としており、長形の基盤板104を垂木101とは直交するように野地板102上に配置して、各垂木101の箇所で、複数の釘を基盤板104を介して垂木101に打ち込んで、基盤板104を固定している。各垂木101の間に挟まれる基盤板104の平板部分に垂木とは直交する方向に延びるスライド孔104aを形成し、このスライド孔104aにボルト105を移動自在に通して、ボルト105をスライド孔104aに沿う任意位置に固定し、ボルト105を屋根瓦103の孔を通じて突設している。そして、複数本のボルト105を屋根上に配列し、各ボルト105の上端に数本の縦桟106を固定し、各縦桟106上に数本の横桟107を固定し、各横桟107上に太陽電池モジュールを固定支持している。
実用新案登録第3084621号公報
ところで、特許文献1の装置では、基盤板104が複数本の垂木101にわたり、基盤板104が長くなっている。このため、既存の屋根に太陽電池モジュールを設置する場合は、基盤板104に沿う複数の屋根瓦103を一旦取り外して、これらの屋根瓦103の下の野地板102部分を露出させて、ここに基盤板104を取り付け、これらの屋根瓦103を野地板102に再び載せる必要があり、その施工手順が煩雑であった。
また、基盤板104を短くするにしても、基盤板104のスライド孔104aの両側の各垂木101の箇所で、基盤板104を固定支持していることから、基盤板104の長さとして少なくとも2本の垂木101の間隔が必要となる。従って、基盤板104を短くしたとしても、2本の垂木101の間の複数の屋根瓦103を取り外したり再び載せる必要があった。
尚、特許文献1では、複数の垂木101上に野地板102を載せて固定し、この野地板102上に複数の屋根瓦103を載せてなる屋根を例示しているが、地域によっては屋根の構造が異なる。例えば、複数の垂木上に該各垂木と直交する複数の瓦桟を固定し、これらの瓦桟上に複数の屋根瓦を載せてなる屋根がある。このような屋根においても、特許文献1の装置を適用することが可能であるが、上述したような問題点が生じることに変わりない。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、屋根上の構造物を支持するべく、垂木を基礎として用いる場合に、その施工手順が簡単でありながら、強度の点でも優れた構造物支持具及びそれを用いた太陽電池モジュールシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の構造物支持具は、垂木上に構造物を支持するための構造物支持具であって、前記構造物支持具は、1本の垂木上で支持されるものであり、前記垂木に固定される固定ベースと、前記固定ベースに突設される移動支持部とを備え、前記固定ベースは、主板及び主板両辺で折り曲げられた各側板からなる断面形状がコの字型の部分と、前記コの字型部分の主板に形成されたスライド孔と、前記固定ベースの中央に設けられた締結用孔と、前記固定ベースの一端側に設けられて、前記各側板と同一方向に該各側板よりも突出した当接部とを有し、前記移動支持部は、固定ベースのコの字型部分の内側から主板のスライド孔を介して該主板上へと突出して固定されている。
例えば、前記固定ベースは、コの字型部分及び該コの字型部分の各側板の縁辺で折り曲げられたそれぞれの鍔からなる断面形状がハット型の部分を有している。
また、前記当接部は、主板のスライド孔の長手方向の向きで垂木に当接される。
更に、前記移動支持部は、前記固定ベースの主板のスライド孔に移動可能に係合する頭部と、主板のスライド孔を介して該主板上へと突出した雄ネジ部とを有するボルトである。
また、前記移動支持部は、前記固定ベースの主板のスライド孔に移動可能に係合する係合部と、主板のスライド孔を介して該主板上へと突出した前記係合部に接続された板材とを有している。
一方、本発明の太陽電池モジュールシステムは、上記本発明の構造物支持具を備えている。
例えば、前記構造物支持具は、固定ベースの主板のスライド孔を垂木と直交させかつ固定ベースのコの字型部分の内側を垂木に向けて、固定ベースを垂木に固定し、移動支持部を固定ベースの主板のスライド孔に沿って移動させて任意の位置で固定し、主板のスライド孔を介して主板上へと突出した移動支持部の部位に太陽電池モジュールを連結することにより、垂木上に太陽電池モジュールを支持している。
また、前記移動支持部は、前記固定ベースの主板のスライド孔を介して該主板上へと突出し、更に垂木上の屋根瓦を介して該屋根瓦上に突出し、屋根瓦上の太陽電池モジュールに連結されて、太陽電池モジュールを支持している。
あるいは、前記移動支持部は、前記固定ベースの主板のスライド孔を介して該主板上へと突出し、更に屋根瓦と平行になるように屈曲して、相互に重なり合った各屋根瓦の間を通じて外部に突出し、屋根瓦上の太陽電池モジュールに連結されて、太陽電池モジュールを支持している。
本発明の構造物支持具によれば、固定ベースは、コの字型部分の内側を垂木に向けて固定される。この状態では、コの字型部分の内側と垂木間に移動支持部の移動スペースが確保されるので、移動支持部をスライド孔に沿って移動させ、移動支持部をスライド孔に沿う任意の位置に固定することができる。これにより、移動支持部材を垂木上もしくは該垂木近傍の任意の位置に固定することができる。
従って、構造物支持具により支持される構造物の荷重が垂木上もしくは該垂木近傍の位置に作用し、荷重が垂木により安定的に支持される。
仮に、荷重が垂木から離間した位置に作用したならば、垂木を中心とする構造物支持具の回転モーメントが大きくなって、垂木による荷重の安定的な支持が不可能になる。
また、移動支持部材を屋根瓦の孔を通じ突出させる場合は、屋根瓦の波型の頂部に孔を形成し、移動支持部材を屋根瓦の波型の頂部まで移動させて、移動支持部材を屋根瓦の波型の頂部の孔から突出させることができる。これにより、屋根瓦の波型の谷部に沿って流れる雨水が屋根瓦の孔に浸入することを防止することができる。
更に、複数の構造物支持具を分散して、構造物をバランスよく支持することができるように各構造物支持具の位置を最適化すれば、構造物の支持箇所の数を最小限に抑えながらも、各構造物支持具により構造物を強固に支持することができる。
この構造物支持具を取り付けるときには、1枚の屋根瓦を取り外して、1本の垂木を露出させ、この垂木に固定ベースを固定し、この後にその1枚の屋根瓦を再び載せる。従って、1個の構造物支持具を取り付けるには、1枚の屋根瓦の取り外しと取り付けを行うだけでよく、施工手順が簡単である。
例えば、固定ベースは、コの字型部分及び該コの字型部分の各側板の縁辺で折り曲げられたそれぞれの鍔からなる断面形状がハット型の部分を有している。このようなハット型部分は、その強度が高く、固定ベースの強度を高める。また、ハット型部分を構成する各鍔を、固定ベースを垂木に固定するために用いることができる。
また、固定ベースは、該固定ベースを主板のスライド孔の長手方向の向きで垂木に当接させて位置決めするための当接部を有しているので、垂木に対する固定ベースの位置決めが容易である。
例えば、移動支持部は、固定ベースの主板のスライド孔に移動可能に係合する頭部と、主板のスライド孔を介して主板上へと突出した雄ネジ部とを有するボルトである。この場合は、ボルトを垂木上の屋根瓦の孔を介して突出させ、ボルトを屋根瓦上の構造物に連結して、構造物を支持する。
また、移動支持部は、固定ベースの主板のスライド孔に移動可能に係合する係合部と、主板のスライド孔を介して主板上へと突出した係合部に接続された板材とを有する。この場合は、板材を屋根瓦と平行になるように屈曲させて相互に重なり合った各屋根瓦の間を通じて外部に突出させ、板材を屋根瓦上の構造物に連結して、構造物を支持する。
一方、本発明の太陽電池モジュールシステムは、上記本発明の構造物支持具を備えているので、同様の作用効果を奏し、構造物としての太陽電池モジュールを垂木上に支持することができる。
本発明の太陽電池モジュールシステムの一実施形態を示す斜視図である。 (a)、(b)は、図1の太陽電池モジュールシステムを示す平面図及び側面図である。 図1の太陽電池モジュールシステムが取り付けられる屋根の構造を簡略化して示す断面図である。 図3の屋根の構造を拡大して示す斜視図である。 図1の太陽電池モジュールシステムにおける構造物支持具を示す斜視図である。 構造物支持具を示す平面図である。 構造物支持具を示す正面図である。 構造物支持具を示す断面図である。 構造物支持具における補強部材を示す斜視図である。 (a)、(b)は、構造物支持具を垂木に取り付けた状態を示す側面図及び正面図である。 構造物支持具における縦桟を示す斜視図である。 縦桟に取り付けられるタップ金具を示す斜視図である。 (a)及び(b)は、タップ金具及び縦桟を表側及び裏側から見て示す斜視図である。 構造物支持具のボルトにより支持された縦桟を示す拡大断面図である。 縦桟に対する横桟の取り付け構造を示す分解斜視図である。 横桟に対する固定金具の取り付け状態を示す斜視図である。 (a)乃至(d)は、一対の横桟間に太陽電池モジュールを嵌め込んで固定するための施工手順を示す図である。 (a)及び(b)は、構造物支持具の変形例を示す側面図及び正面図である。 図18の構造物支持具を垂木に取り付けた状態を示す斜視図である。 図18の構造物支持具を用いた太陽電池モジュールシステムを示す斜視図である。 構造物支持具の他の変形例を示す平面図である。 構造物支持具の別の変形例を示す斜視図である。 (a)、(b)は図22の構造物支持具における固定ベースを示す平面図及び正面図であり、(c)は(a)のA−Aで破断して示す断面図である。 従来の太陽電池モジュールシステムを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の太陽電池モジュールシステムの一実施形態を示す斜視図である。また、図2(a)、(b)は、図1の太陽電池モジュールシステムを示す平面図及び側面図である。
本実施形態の太陽電池モジュールシステム1は、図1、及び図2(a)、(b)に示すように屋根2の4本の垂木3に構造物支持具4を2個ずつ固定して、各構造物支持具4のボルト21をそれぞれの屋根瓦5の孔を通じて突出させ、各垂木3別に、2個の構造物支持具4のボルト21により縦桟6を支持して、4本の縦桟6を一定の間隔を開けて相互に平行に配置固定し、各縦桟6上に、3列の横桟7を一定の列間隔を開けて相互に並行に配置固定し、この3列の横桟7間に8枚の太陽電池モジュール8を嵌め込んで固定したものである。
各縦桟6の長手方向が屋根2の水流れ方向Aに一致し、各横桟7の長手方向が水流れ方向Aと直交する方向に一致している。また、4本の縦桟6上に、3列で合計6本の横桟7が固定されており、列毎に、2本の横桟7が直線状に配置されている。水流れ方向Aの下流側から上流側へと1列目、2列目、3列目の横桟7が並び、1列目と2列目の各横桟7間に4枚の太陽電池モジュール8が嵌め込まれて固定され、2列目と3列目の各横桟7間に4枚の太陽電池モジュール8が嵌め込まれて固定されている。
太陽電池モジュール8は、太陽電池パネルと、この太陽電池パネルを縁取って保持する枠部材とで構成されている。
図3は、太陽電池モジュールシステム1が取り付けられる屋根の構造を簡略化して示す断面図である。また、図4は、同屋根の構造を拡大して示す斜視図である。この屋根2は、複数の垂木3を相互に平行にかつ水流れ方向Aに沿って設け、各垂木3上に、複数の瓦桟15を相互に平行にかつ水流れ方向Aと直交するように固定し、各瓦桟15間に複数の屋根瓦5を載せたものである。各屋根瓦5は、瓦桟15上で部分的に重なり合っている。
本実施形態の太陽電池モジュールシステム1では、縦桟6を垂木3上に固定するために、構造物支持具4を用いている。図1、図2(a)及び(b)から明らかなように構造物支持具4が垂木3に2個ずつ取り付けられ、2個の構造物支持具4のボルト21がそれぞれの屋根瓦5の孔に通されて上方に突出し、2本のボルト21の先端に1本の縦桟6が接続固定される。
図5は、構造物支持具4を示す斜視図である。また、図6、図7、及び図8は、構造物支持具4を示す平面図、正面図、及び断面図である。
図5乃至図8から明らかなように、構造物支持具4は、固定ベース22と、この固定ベース22の内側に配置された補強部材23と、固定ベース22上に突設されたボルト21と、ナット24とを備えている。
固定ベース22は、金属板を切断して折り曲げ、メッキ処理を施したものである。この固定ベース22は、長矩形の主板22aと、主板22aの両辺で折り曲げられた各側板22bと、各側板22bを延在させてなる各当接板22cと、各側板22bの縁辺で折り曲げられた各鍔22dとを有している。各鍔22dは、各当接板22cよりも固定ベース22の長手方向で長くされて、固定ベース22の中央付近両側まで及んでおり、この中央付近両側の各鍔22dの部分に挿通孔22eが2個ずつ形成されている。また、主板22aには、固定ベース22の長手方向に延びるスライド孔22fが形成されている。
主板22aと各側板22bは、断面形状がコの字型の部分を構成している。また、このコの字型部分と各鍔22dは、断面形状がハット型の部分を構成している。これらのコの字型部分及びハット型部分のいずれも、それ自体の強度が高く、固定ベース22全体の強度を高めている。
補強部材23は、金属板を折り曲げて、メッキ処理を施したものである。この補強部材23は、図9に示すように矩形の主板23aと、主板23aの両辺で折り曲げられた各側板23bとを有している。主板23aには、挿通孔23cが形成されている。
この補強部材23は、固定ベース22のコの字型部分の内側に挿入される。このとき、補強部材23の主板23aが固定ベース22の主板22aに当接して重なり、補強部材23の各側板23bが固定ベース22の各側板22bと直交するように、補強部材23が配置される。この状態では、補強部材23の主板23aの挿通孔23cが固定ベース22の主板22aのスライド孔22fに重なり、ボルト21の雄ネジ部21aが補強部材23の挿通孔23cと固定ベース22のスライド孔22fに挿し通され、ボルト21の六角頭部21bが補強部材23の各側板23b間に嵌め入れられ、ボルト21の六角頭部21bの対向2辺が補強部材23の各側板23b間に挟み込まれて、ボルト21の回転が禁止される。更に、ボルト21の雄ネジ部21aにワッシャ及びスプリングワッシャが通され、雄ネジ部21aにナット24がねじ込まれ締め付けられて、ボルト21の雄ネジ部21aが固定ベース22の主板22a上に突設される。
ここで、固定ベース22のコの字型部分の内側と補強部材23間には遊びがあり、かつ固定ベース22のスライド孔22fとボルト21の雄ネジ部21a間にも遊びがある。このため、ナット24を緩めた状態では、ボルト21の六角頭部21bを補強部材23と共に固定ベース22のコの字型部分の内側でスライド移動させると同時に、ボルト21の雄ネジ部21aをスライド孔22fに沿ってスライド移動させることができる。そして、ボルト21の雄ネジ部21aをスライド孔22fの任意の位置に移動させてから、ナット24を締め付けると、ボルト21の雄ネジ部21aがその任意の位置に固定され突設される。
図10(a)、(b)は、構造物支持具4を垂木に取り付けた状態を示す側面図及び正面図である。図10(a)、(b)に示すように、固定ベース22のコの字型部分の内側を垂木3に向けて、固定ベース22の各鍔22dを垂木3の上面に載せ、固定ベース22をスライド孔22fの長手方向の向きに移動させて、固定ベース22の各当接板22cの端部22gを垂木3の側面に当接させ、固定ベース22を位置決めすると、固定ベース22の中央付近が垂木3上に載り、固定ベース22の中央付近両側の各鍔22dの挿通孔22eが垂木3に重なる。4本の木ネジを各鍔22dの挿通孔22eを通じて垂木3にねじ込んで締め付けて、固定ベース22を垂木3に固定する。これにより、固定ベース22の中央付近が垂木3上で固定される。
この状態では、コの字型部分の内側と垂木3間に、ボルト21の六角頭部21b及び補強部材23の移動スペースが確保され、ボルト21の六角頭部21b及び補強部材23をコの字型部分の内側でスライド移動させると同時に、ボルト21の雄ネジ部21aをスライド孔22fに沿ってスライド移動させることができる。そして、ボルト21の雄ネジ部21aをスライド孔22fの任意の位置に移動させてから、ナット24を締め付けて、ボルト21の雄ネジ部21aをその任意の位置に固定する。
このボルト21の雄ネジ部21aの先端に縦桟6が固定され、縦桟6上に横桟7及び太陽電池モジュール8が搭載される。従って、ボルト21に大きな荷重が加わり、この荷重が固定ベース22及び垂木3にも加わる。
構造物支持具4においては、固定ベース22の各当接板22cの端部22gを垂木3の側面に当接させて、固定ベース22を位置決めしたときに、固定ベース22の中央付近が垂木3上に載るようにしている。これにより、固定ベース22のスライド孔22fの中央付近が垂木3上に載り、ボルト21のスライド移動範囲が垂木3の位置を中心にして設定され、ボルト21が垂木3上もしくは垂木3近傍の任意の位置に固定される。このため、ボルト21の位置調節が可能でありながらも、荷重が垂木3上もしくは垂木3近傍に作用し、荷重が垂木3により安定的に支持される。
仮に、荷重が垂木3から離間した位置に作用したならば、垂木3を中心とする構造物支持具4の回転モーメントが大きくなって、垂木3による荷重の安定的な支持が不可能になる。
次に、構造物支持具4を用いて、太陽電池モジュール8を屋根2上に取り付けるための施工手順を説明する。
まず、図2(a)、(b)に示すように太陽電池システム1の水流れ方向Aに沿うセンターを設定して、このセンターの両側において2本の垂木3を選択し、合計4本の垂木3を選択する。そして、これらの垂木3別に、2個の構造物支持具4の取り付け箇所を定め、これらの取り付け箇所の屋根瓦5を取り外して、屋根瓦5下の垂木3を露出させる。このとき、各太陽電池モジュール8をバランスよく支持することが可能な各縦桟6の位置を求めて、各縦桟6が取り付けられるそれぞれの垂木3を選択する。また、2個の構造物支持具4の取り付け箇所は、縦桟6との連結箇所に応じて決定されるが、縦桟6をバラス良く支持することが可能な箇所である。
図10(a)、(b)に示すように固定ベース22の各鍔22dを垂木3の上面に載せ、固定ベース22の各当接板22cの端部22gを垂木3の側面に当接させて、固定ベース22を位置決めし、4本の木ネジを各鍔22dの挿通孔22eを通じて垂木3にねじ込んで締め付けて、固定ベース22を垂木3に固定する。そして、ボルト21の雄ネジ部21aにねじ込まれたナット24を緩めて、ボルト21をスライド孔22fの任意の位置に移動させてから、ナット24を締め付けて、ボルト21の雄ネジ部21aをその任意の位置に固定する。
ここで、ボルト21をスライド孔22fの任意の位置に移動させるに際しては、先に取り外された屋根瓦5を再び元の位置に戻して載せたときに、この屋根瓦5の波型の頂部を構造物支持具4のボルト21が貫くように、かつ垂木3から構造物支持具4のボルト21が離れ過ぎないように、ボルト21の位置を調節する。
次に、先に取り外された各屋根瓦5を再び元の位置に戻して載せたときに、各構造物支持具4のボルト21が貫通する該各屋根瓦5の頂部に孔を形成する。そして、各屋根瓦5の波型の頂部の孔にそれぞれの構造物支持具4のボルト21を通して、各屋根瓦5を再び元の位置に戻して載せる。
このように各屋根瓦5の波型の頂部にそれぞれの孔を形成したことから、各屋根瓦5の波型の谷部に沿って雨水が流れても、この雨水が各屋根瓦5の波型の頂部の孔に浸入することは無く、これらの孔が雨漏りの原因になることはない。
こうして4本の垂木3に構造物支持具4を2個ずつ固定した後、各垂木3別に、2個の構造物支持具4により縦桟6を支持して、4本の縦桟6を一定の間隔を開けて相互に平行に設ける。
図11に示すように縦桟6は、長細い主板6a、主板6aの両辺で折り曲げられた各側板6b、及び各側板6bの縁辺で折り曲げられた各鍔6cからなるハット型の断面形状を有しており、主板6aの2箇所に取り付け孔6dが形成され、主板6aの3箇所に係合孔6eが形成されている。
縦桟6の主板6aの各係合孔6eには、図12に示すようなタップ金具31が取り付けられる。このタップ金具31は、その主板31aにネジ孔31bを形成し、その両側に各側板31cを設けて2重に折り曲げ、更にそれぞれの側板31cの中央から突出するT字型の支持片31dを設けたものである。
図13(a)、(b)に示すように、タップ金具31の一方の支持片31dを縦桟6のスリット6fに挿し込んで、この一方の支持片31dをスリット6fから係合孔6eへと移動させ、引き続いてタップ金具31の他方の支持片31dをスリット6fに挿し込んで、この他方の支持片31dもスリット6fから係合孔6eへと移動させ、各支持片31dのT字型の頭部を係合孔6eに引っ掛けて、タップ金具31を縦桟6の主板6aに取り付ける。このとき、タップ金具31の各側板31cが縦桟6の各側板6bに対して垂直に配置される。
こうして縦桟6の主板6aの2箇所にそれぞれのタップ金具31を取り付けた後、図14に示すように構造物支持具4のボルト21の雄ネジ部21a先端にナット25をねじ込んでワッシャを入れ、雄ネジ部21a先端を縦桟6の主板6aの取り付け孔6dに挿入して、縦桟6の主板6aをワッシャ上に載せ、更に雄ネジ部21a先端にワッシャを入れてからナット26をねじ込んで締め付け、上下のナット25、26間に縦桟6の主板6aを挟みこんで固定する。これにより、ボルト21の雄ネジ部21a先端に縦桟6が取り付けられる。
次に、4本の縦桟6上に、3列の横桟7を配置固定する。このとき、図15に示すように縦桟6の係合孔6eに取り付けられたタップ金具31の一対の支持片31d間に横桟7を配置し、タップ金具31の部位で、押え部材32を横桟7に重ね合わせ、ボルト33を押え部材32の孔及び横桟7の溝孔7aを通じてタップ金具31のネジ孔31bにねじ込んで、横桟7を縦桟6に仮止めする。
図1、及び図2(a)、(b)に示すように各縦桟6上に、3列の横桟7を一定の列間隔を開けて相互に並行に配置し、各横桟7を仮止めする。
横桟7毎に、図16に示すようにボルト34及びネジ止め金具35を用いて、横桟7に固定金具36を固定する。この固定金具36は、その上端に引っ掛け爪36aを有し、この引っ掛け爪36aを太陽電池モジュール8の一辺に係合させて、太陽電池モジュール8を固定支持するためのものであり、太陽電池モジュール8の一辺について2個1組で用いられる。
この後、図17(a)に示すように4枚の太陽電池モジュール8を横並びにして1列目の横桟7と2列目の横桟7間に挿入して配置する。
そして、太陽電池モジュール8毎に、図17(b)に示すように太陽電池モジュール8の水流れ方向上流側一辺を持ち上げて、図17(c)に示すように太陽電池モジュール8の水流れ方向下流側一辺を1列目の横桟7に押し付ける。これにより、固定金具36の引っ掛け爪36aが太陽電池モジュール8の下流側一辺の係合溝8aに係合する。更に、図17(d)に示すように太陽電池モジュール8の水流れ方向上流側一辺を降ろして2列目の横桟7上に載せる。
この後、2列目の横桟7を各太陽電池モジュール8の水流れ方向上流側一辺に押し付けて、1列目の横桟7と2列目の横桟7間に各太陽電池モジュール8を挟み込んで支持する。2列目の横桟7を支持する各タップ金具31のボルト33を締め付けて、2列目の横桟7を完全に固定する。
同様の手順で、2列目の横桟7と3列目の横桟7間にも、4枚の太陽電池モジュール8を横並びにして挟み込んで支持する。
このように本実施形態の太陽電池モジュールシステム1では、構造物支持具4毎に、1枚の屋根瓦5を取り外して、1本の垂木3を露出させ、この垂木3に固定ベース22を固定して、ボルト21の位置を調節し、この後にその1枚の屋根瓦を再び元の位置に戻して載せている。従って、複数の構造物支持具4を取り付けるときには、同数の屋根瓦の取り外しと取り付けを行うだけでよく、施工手順が簡単である。
また、構造物支持具4のボルト21を垂木3上もしくは垂木3近傍の任意の位置に固定しているので、太陽電池モジュール8の荷重が垂木3上もしくは垂木3近傍に作用し、荷重が垂木3により安定的に支持される。
更に、屋根瓦5の波型の頂部を構造物支持具4のボルト21が貫くように、ボルト21の位置を調節しているので、屋根瓦5の波型の谷部に沿って流れる雨水が屋根瓦5の孔に浸入することは無く、この孔が雨漏りの原因になることはない。
また、各構造物支持具4を分散させて、各太陽電池モジュール8をバランスよく支持することができるように各構造物支持具4の位置を最適化しているので、太陽電池モジュール8の支持箇所の数を最小限に抑えながらも、各構造物支持具4により太陽電池モジュール8を強固に支持することができる。
図18(a)、(b)は、構造物支持具の変形例を示す側面図及び正面図である。この変形例の構造物支持具4Aは、図5乃至図8の構造物支持具4と同様に、固定ベース22、補強金具23、及びナット24等を備えているが、ボルト21の代わりに、短いボルト41及び支持板42を用いている。支持板42は、ボルト41により固定ベース22上に固定される固定部42aと、固定部42aの辺縁を折り曲げて立設された立設部42bと、立設部42bの辺縁を折り曲げて設けられた延長部42cと、延長部42cの先端を折り曲げて立設された掛止部42dとを有している。
この構造物支持具4Aでは、図5乃至図8の構造物支持具4と同様に、短いボルト41の雄ネジ部を補強部材23の挿通孔23cと固定ベース22のスライド孔22fに挿し通し、更にボルト41の雄ネジ部を支持板42一端の固定部42aの挿通孔に通して、ボルト41にナット44をねじ込んで、支持板42一端の固定部42aを固定ベース22上に仮止めしている。
この構造物支持具4Aの取り付けに際しては、図19に示すように1枚の屋根瓦43を取り外して、1本の垂木3を露出させ、この垂木3に固定ベース22を固定し、ナット44を緩めて、ボルト41及び支持板42をスライド孔22fに沿って移動させ、ナット44を締め付けて、ボルト41及び支持板42を任意の位置に固定する。この任意の位置は、先に取り外された屋根瓦43の谷部に重なる位置であり、かつ固定ベース22から屋根瓦43の谷部までの高さが支持板42の立設部42bの高さに略一致するような位置である。この位置から支持板42がずれた場合は、支持板42の延長部42cが屋根瓦43の上面よりも低くなって、延長部42cを屋根瓦43の上面に配置し難くなる。
この状態では、支持板42の延長部42cが立設部42bの高さ分だけ固定ベース22よりも高く支持され、この延長部42cが屋根瓦43と平行になって屋根瓦43の谷部に重なるように配置される。
先に取り外された屋根瓦43の裏面に、該屋根瓦43を元の位置に戻して載せたときに延長部42cが嵌る溝43aを形成する。そして、この屋根瓦43を元の位置に戻して載せて、この屋根瓦43裏面の溝43aに延長部42cを嵌め入れる。
この結果、構造物支持具4Aの支持板42の延長部42cが相互に重なる2枚の屋根瓦43の間から突出して、延長部42cの先端の掛止部42dが屋根瓦43上に突設される。
図20に示すように構造物支持具4Aを縦横に並ぶように4箇所に設けて、4枚の支持板42の掛止部42dを屋根上に配設する。そして、1列目に並ぶ2枚の支持板42の掛止部42d、及び2列目に並ぶ2枚の支持板42の掛止部42dに、それぞれの横桟45を架け渡して固定し、これらの横桟45上に太陽電池モジュール8を固定支持する。
このような構造物支持具4Aを用いる場合は、屋根瓦に孔を穿設する必要がなく、雨漏りの原因になる箇所を無くすことができる。
尚、各支持板42の掛止部42dにより2本の縦桟を相互に平行に固定支持し、各縦桟上に複数の横桟を相互に平行に固定し、各横桟間に太陽電池モジュールを嵌め込んでも構わない。
図21は、構造物支持具の他の変形例を示す平面図である。この変形例の構造物支持具4Bでは、固定ベース22Bの主板22aに相互に平行な2つのスライド孔22fを形成し、これらのスライド孔22fにスライド移動可能なボルト21を2本ずつ挿し通している。
このようにスライド孔の個数やボルトの本数を適宜変更して、縦桟等の支持強度を高めてもよい。
図22は、構造物支持具の別の変形例を示す斜視図である。また、図23(a)、(b)は、図22の構造物支持具における固定ベースを示す平面図及び正面図であり、図23(c)は、(a)のA−Aで破断して示す断面図である。この変形例の構造物支持具4Cでは、固定ベース22Cを用いている。この固定ベース22Cは、主板22aと、主板22aの両辺で折り曲げられた各側板22bと、各側板22bの縁辺で折り曲げられた各鍔22iと、各鍔iの縁辺で折り曲げらた各当接板22jとを有している。
各鍔22iは、主板22a並びに各側板22bと同一長さであり、それらの中央付近に挿通孔22kが2個ずつ形成されている。また、各当接板22jは、各鍔22iの一端から各鍔22iの中央付近手前までの範囲に形成されている。
補強部材23は、図5乃至図8の構造物支持具4と同様に、固定ベース22Cの主板22a及び各側板22bからなるコの字型部分の内側に挿入される。この補強部材23の主板の挿通孔が固定ベース22Cの主板22aのスライド孔22fに重なり、ボルト21の雄ネジ部21aが補強部材23の挿通孔と固定ベース22Cのスライド孔22fに挿し通され、ボルト21の雄ネジ部21aにワッシャ及びスプリングワッシャが通され、雄ネジ部21aにナット24がねじ込まれ締め付けられて、ボルト21の雄ネジ部21aが固定ベース22Cの主板22a上に突設される。
このような構造物支持具4Cを垂木3に取り付けるには、固定ベース22Cのコの字型部分の内側を垂木3に向けて、固定ベース22Cの各鍔22iを垂木3の上面に載せ、固定ベース22Cをスライド孔22fの長手方向の向きに移動させて、固定ベース22Cの各当接板22jの端部22mを垂木3の側面に当接させ、固定ベース22Cを位置決めする。このとき、固定ベース22Cの中央付近が垂木3上に載り、固定ベース22Cの中央付近両側の各鍔22iの挿通孔22kが垂木3に重なるので、4本の木ネジを各鍔22iの挿通孔22kを通じて垂木3にねじ込んで締め付けて、固定ベース22Cを垂木3に固定する。
また、図5乃至図8に示す固定ベース22の更に他の変形例として、固定ベース22の各側板22bを延在させてなる各当接板22cを省略し、各側板22bの縁辺で折り曲げられた各鍔22dだけを設けたものが考えられる。これにより、固定ベース22を平板状の野地板に載せて固定することが可能になり、構造物支持具の適用範囲を広げることができる。
更に、図5乃至図8に示す固定ベース22の各側板22bの鍔22dを省略し、この代わりに、各当接板22cの端部22gで両外側に折り曲げられたそれぞれの鍔を設け、これらの鍔に複数の挿通孔を形成してもよい。この場合は、固定ベース22の各側板22bを垂木3上に載せ、固定ベース22をスライド孔22fの長手方向の向きに移動させて、固定ベース22の各当接板22cの鍔を垂木3の側面に当接させ、固定ベース22を位置決めし、複数の木ネジを各当接板22cの鍔の複数の挿通孔を通じて垂木3の側面にねじ込んで、固定ベース22を固定する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
1 太陽電池モジュールシステム
2 屋根
3 垂木
4、4A、4B 構造物支持具
5、43 屋根瓦
6 縦桟
7、45 横桟
8 太陽電池モジュール
15 瓦桟
21、33、34、41 ボルト
22、22B 固定ベース
23 補強部材
24、25、26、44 ナット
31 タップ金具
32 押え部材
35 ネジ止め金具
36 固定金具
42 支持板

Claims (9)

  1. 垂木上に構造物を支持するための構造物支持具であって、
    前記構造物支持具は、1本の垂木上で支持されるものであり、前記垂木に固定される固定ベースと、前記固定ベースに突設される移動支持部とを備え、
    前記固定ベースは、主板及び主板両辺で折り曲げられた各側板からなる断面形状がコの字型の部分と、前記コの字型部分の主板に形成されたスライド孔と、前記固定ベースの中央に設けられた締結用孔と、前記固定ベースの一端側に設けられて、前記各側板と同一方向に該各側板よりも突出した当接部とを有し、
    前記移動支持部は、固定ベースのコの字型部分の内側から主板のスライド孔を介して該主板上へと突出して固定されたことを特徴とする構造物支持具。
  2. 前記固定ベースは、コの字型部分及び該コの字型部分の各側板の縁辺で折り曲げられたそれぞれの鍔からなる断面形状がハット型の部分を有することを特徴とする請求項1に記載の構造物支持具。
  3. 前記当接部は、主板のスライド孔の長手方向の向きで垂木に当接されることを特徴とする請求項1又は2に記載の構造物支持具。
  4. 前記移動支持部は、前記固定ベースの主板のスライド孔に移動可能に係合する頭部と、主板のスライド孔を介して該主板上へと突出した雄ネジ部とを有するボルトであることを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか1つに記載の構造物支持具。
  5. 前記移動支持部は、前記固定ベースの主板のスライド孔に移動可能に係合する係合部と、主板のスライド孔を介して該主板上へと突出した係合部に接続された板材とを有することを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか1つに記載の構造物支持具。
  6. 請求項1乃至5のうちのいずれか1つに記載の構造物支持具を備えることを特徴とする太陽電池モジュールシステム。
  7. 前記構造物支持具は、前記固定ベースの主板のスライド孔を前記垂木と直交させかつ前記固定ベースのコの字型部分の内側を前記垂木に向けて、前記固定ベースを前記垂木に固定し、前記移動支持部を前記固定ベースの主板のスライド孔に沿って移動させて任意の位置で固定し、前記主板のスライド孔を介して主板上へと突出した前記移動支持部の部位に太陽電池モジュールを連結することにより、前記垂木上に前記太陽電池モジュールを支持したことを特徴とする請求項6に記載の太陽電池モジュールシステム。
  8. 前記移動支持部は、前記固定ベースの主板のスライド孔を介して該主板上へと突出し、更に前記垂木上の屋根瓦を介して該屋根瓦上に突出し、屋根瓦上の太陽電池モジュールに連結されて、前記太陽電池モジュールを支持したことを特徴とする請求項6に記載の太陽電池モジュールシステム。
  9. 前記移動支持部は、前記固定ベースの主板のスライド孔を介して該主板上へと突出し、更に屋根瓦と平行になるように屈曲して、相互に重なり合った各屋根瓦の間を通じて外部に突出し、屋根瓦上の太陽電池モジュールに連結されて、前記太陽電池モジュールを支持したことを特徴とする請求項6に記載の太陽電池モジュールシステム。
JP2009050762A 2009-03-04 2009-03-04 構造物支持具、及びそれを用いた太陽電池モジュールシステム Expired - Fee Related JP5308194B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009050762A JP5308194B2 (ja) 2009-03-04 2009-03-04 構造物支持具、及びそれを用いた太陽電池モジュールシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009050762A JP5308194B2 (ja) 2009-03-04 2009-03-04 構造物支持具、及びそれを用いた太陽電池モジュールシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010203165A JP2010203165A (ja) 2010-09-16
JP5308194B2 true JP5308194B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=42964914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009050762A Expired - Fee Related JP5308194B2 (ja) 2009-03-04 2009-03-04 構造物支持具、及びそれを用いた太陽電池モジュールシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5308194B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103711263A (zh) * 2014-01-21 2014-04-09 郑秋锁 太阳能集热器的坡屋面安装系统及其施工方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5517074B2 (ja) * 2011-03-24 2014-06-11 元旦ビューティ工業株式会社 持出部材の設置構造、及び外設部材の取付構造
JP5734171B2 (ja) * 2011-12-12 2015-06-10 三菱電機株式会社 固定具

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60120149A (ja) * 1983-11-30 1985-06-27 Matsushita Electric Works Ltd 屋根上設置機器の取付装置
JPH1088757A (ja) * 1996-09-18 1998-04-07 Kinuura:Kk ソーラ設備の設置構造
JP3088325B2 (ja) * 1997-03-18 2000-09-18 元旦ビューティ工業株式会社 建築物の屋根構造及びその施工方法
JP4844466B2 (ja) * 2007-04-27 2011-12-28 パナソニック電工株式会社 屋根設置用設備の固定金具の取付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103711263A (zh) * 2014-01-21 2014-04-09 郑秋锁 太阳能集热器的坡屋面安装系统及其施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010203165A (ja) 2010-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4688951B1 (ja) 構造物設置架台、構造物設置用支持具、及び太陽光発電システム
JP5014925B2 (ja) 折板屋根用取付け金具
WO2011099564A1 (ja) 構造物支持構造、構造物用架台、その架台を用いた構造物の施工方法、及び太陽光発電システム
JP5731203B2 (ja) 太陽光発電ユニットの取付装置
WO2011129321A1 (ja) 太陽電池モジュール支持構造、その支持構造の施工方法、及びその支持構造を用いた太陽光発電システム
JP2010261257A (ja) 太陽電池モジュールの固定構造
US20100275549A1 (en) Clips for connecting panels and cross members without visual reference
WO2013074308A1 (en) System and method for establishing a self-aligning mounting system for mounting photovoltaic modules
WO2013074310A1 (en) Friction locking retainer for photovoltaic module mounting system
JP2011084984A (ja) 構造物支持具、それを用いた太陽電池モジュールシステム、及びそれを用いた構造物施工方法
JP5308194B2 (ja) 構造物支持具、及びそれを用いた太陽電池モジュールシステム
JP5527290B2 (ja) 支持金具
JP2012167455A (ja) 太陽光発電ユニットの取付装置
JP3869292B2 (ja) 太陽電池パネル取付用の支持金具
JPWO2016175319A1 (ja) 太陽電池モジュール
JP4415830B2 (ja) 機能パネルの取付構造
WO2012121147A1 (ja) 太陽電池モジュールの架台、その施工方法、及びそれを備えた太陽光発電システム
JP2007023758A (ja) 屋根上構造物取り付け金具
JP4785156B1 (ja) 太陽光発電装置
JP3894931B2 (ja) 太陽電池パネルの取付架台
JP5916096B2 (ja) 太陽エネルギー利用装置の設置構造
JP6661320B2 (ja) 太陽電池モジュールの設置構造、設置方法、及びその設置構造を用いた太陽光発電システム
JP2019090165A (ja) 屋根上設置物の取付構造
JP3160551U (ja) 屋根上架台装置
JP3934453B2 (ja) 太陽電池パネルを有する屋根構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees