JP2017025574A - 太陽光発電装置の固定部材および太陽光発電装置 - Google Patents

太陽光発電装置の固定部材および太陽光発電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】強度を大きくできて、高さを高くしても破損が起きにくい太陽光発電装置の固定部材を提供する。
【解決手段】固定部材20が、互いに離間された2つの第1ベース部41と、一方の第1ベース部41から上方に延在する平板状の第1側面部42と、他方の第1ベース部41から第1側面部42に略平行と延在する平板状の第2側面部43と、第1側面部42の上端と第2側面部43の上端とを接続すると共に、据付部41aと略平行に延在する平板状の第2ベース部45と、第2ベース部45から第1側面部42に略垂直に上側に延在すると共に、架台フレーム取付用の貫通穴46a,46bを有する平板状の第3側面部46と、第2ベース部45から第3側面部46と略平行に延在すると共に、架台フレーム取付用の貫通穴47a,47bを有する平板状の第4側面部47とを備える。
【選択図】図3

Description

本開示は、太陽電池モジュールの架台フレームを屋根等に固定するための固定部材およびそれを備える太陽光発電装置に関する。
従来、太陽電池モジュールを屋根に設置するための固定構造が提案されている。例えば、特許文献1には、太陽電池モジュールの架台フレームを屋根に固定するための固定部材が記載されている。この固定部材は、略矩形の平板からなる据付部と、略平行に位置する一対の側面部とを備える。一対の側面部は、据付部の略平行な一対の直線状の縁部から据付部の法線方向に延在している。各側面部は、その側面部を架台フレームに固定するための貫通穴を有する。一方の側面部の貫通穴と、他方の側面の貫通穴とは、側面部に平行でかつ固定部材の中心を通る平面に対して面対称に位置している。
特開2012−149403号公報
太陽電池パネルを設置する屋根が金属屋根である場合、一般的に、2つの金属板の接合部に、はぜ、すなわち、板を折り曲げてかみ合わせた構造が存在し、はぜの存在位置で屋根表面の高さが高くなる。したがって、はぜと架台フレームとが接触しないように、架台フレームの設置位置をはぜよりも高くする必要があり、架台フレームを屋根に固定する固定部材の架台フレームの固定位置を高くする必要がある。
しかし、上記従来構造において、固定部材の架台フレームの固定位置を高くしようとして、側面部の高さを高くすると、側面部に大きな曲げモーメントがかかって、側面部が倒れる等の破損が生じ易くなって、固定部材の強度が低下する。
本開示の目的は、強度を大きくできて、高さを高くしても破損が生じにくい太陽光発電装置の固定部材および太陽光電池装置を提供することにある。
本開示の一態様の太陽光発電装置の固定部材は、略四角形の表側の面を有する平板状の土台部と、土台部の一方の対向する縁部から土台部の表側に延在する一対の表側平面部と、土台部の他方の対向する縁部から土台部の裏側に延在する一対の裏側平面部と、一対の裏側平面部の夫々の土台部側とは反対側の端部から一対の裏側平面部に略垂直に屈曲する一対の支持部とを備える。
また、本開示の一態様の太陽光発電装置の固定部材は、略平行な状態で間隔をおいて対向する第1縁部および第2縁部を有する平板状の据付部を有するベース部と、ベース部の第1縁部から据付部の表側の面の略法線方向に延在すると共に、太陽電池パネルモジュールの架台フレームを取り付けるための1以上の貫通穴を有する平板状の第1側面部と、第1側面部に対して間隔をおいて対向した状態でベース部の第2縁部から第1側面部と略平行に延在すると共に、架台フレームを取り付けるための1以上の貫通穴を有する平板状の第2側面部とを備え、第1側面部および第2側面部の夫々が、第1縁部の延在方向に間隔をおいて位置する2以上の貫通穴を有することと、第1縁部の延在方向に略直交した状態で第1縁部と第2縁部とを結ぶ線分を垂直に二等分する平面に対して、第1側面部の1以上の貫通穴と第2側面部の1以上の貫通穴とが非対称に位置していることと、のうちの少なくとも一方を満足する。
本開示の太陽光発電装置の固定部材によれば、強度を大きくできて、高さを高くしても破損が起こりにくくできる。
第1実施形態の太陽光発電装置の斜視図である。 図1中のA−A断面図であり、架台フレームを金属屋根へ固定する固定構造を示す断面図である。 固定部材の斜視図である。 固定部材で架台フレームを如何に屋根に固定するかを説明するための図であり、図2に示す固定構造の分解斜視図である。 屋根のはぜが存在しない部分に据え付けた固定部材を、上記はぜの存在しない部分の法線方向から見たときの平面図である。 第2実施形態の固定部材の斜視図である。 2つの固定部材で支持された架台フレームを示す斜視図である。 第2実施形態の固定部材で架台フレームを支持する場合と、参考例の固定部材で架台フレームを支持する場合とでの架台フレームの撓みの違いを表す模式図である。 第3実施形態の固定部材の斜視図である。
以下に、本開示に係る実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本開示の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例を説明するが、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて他の実施形態を構成することは、当初から想定されている。また、実施形態において参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された構成要素の寸法比率などは、現物と異なる場合がある。具体的な寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。本明細書において、「略**」との記載は、略同一を例に挙げて説明すると、完全に同一はもとより、実質的に同一と認められる場合を含む意図である。
(第1実施形態)
以下では、2枚の太陽電池モジュール1a,1bを棟軒方向に並べて設置する場合について説明するが、これに限定されるものではない。例えば、3枚以上の太陽電池モジュールが棟軒方向に並んで設置される場合に適用されても良いし、2枚以上の太陽電池モジュールが棟軒方向に並んで設置される太陽電池モジュール列が棟軒方向と直交または交差する方向に複数列設けられる場合に適用されてもよい。また、複数の太陽電池モジュールを設置する場合、複数の太陽電池モジュールは、互いに異なるサイズの2以上の太陽電池モジュールを含んでもよい。
図1は、第1実施形態の太陽光発電装置の斜視図である。図1では、屋根100の棟軒方向が矢印Xで示され、これと直交する方向が矢印Yで示されている。また、図1においては、右上側が「棟側」であり、左下側が「軒側」である。屋根100は棟側から軒側に向かって下り傾斜している。
図1に示すように、この太陽光発電装置は、2枚の太陽電池モジュール1a,1bを備える。太陽電池モジュール1a,1bは、それぞれ、複数の太陽電池素子がガラス板等の保護部材で挟持された太陽電池パネルSPと、太陽電池パネルSPの周縁に設置されたモジュールフレーム2とを有する。図1に示すように、2枚の太陽電池モジュール1a,1bは、屋根100の上に棟軒方向に並んで設置されている。
本実施形態では、太陽電池モジュール1a,1bは、平面視で長方形状をなしている。ここで、「平面視」とは、太陽電池パネルSPの受光面に対し垂直方向から観た方向をいう。太陽電池モジュール1a,1bは、短辺方向が棟軒方向と平行に設置されている。ただし、太陽電池モジュールは、長方形以外の平面視形状を有してもよく、例えば正方形等の他の形状であってもよい。
太陽電池モジュール1a,1bのモジュールフレーム2は、太陽電池パネルSPの周縁を保護すると共に、太陽電池モジュール1を架台フレーム12に取り付けるための部材として機能する。モジュールフレーム2は、例えば、アルミニウム等の金属材料を押出成形して形成される長尺状の部材である。また、架台フレーム12は、太陽電池モジュール1a,1bを載置して支持する長尺状の部材である。架台フレーム12は、例えば、アルミニウムを押出成形することで好適に形成され、あるいは、ロールフォーミング等によって金属板を連続的に曲げ加工して長尺状の部材を形成してもよい。
図1を参照して、太陽電池モジュール1a,1bは、2本の架台フレーム12によって屋根100上に設置されている。架台フレーム12は、屋根100の棟軒方向に沿って設置される長尺状の部材である。太陽電池モジュール1a,1bは、矢印Y方向に所定間隔を開けて屋根100上に固定された架台フレーム12に載せられて固定されている。なお、太陽電池モジュール1a,1bが設置される屋根100は、例えば、瓦屋根、スレート屋根、金属板屋根等の種々のタイプであってもよいが、以下に説明する第1実施形態の固定部材は、屋根100が、金属葺きされている場合に使用されると好ましい。
図2は、図1中のA−A断面図であり、太陽電池モジュール1aの架台フレーム12を金属屋根100へ固定する固定構造を示す断面図である。
図2に示すように、この実施形態では、屋根100は、金属葺きされている。詳しくは、家屋の屋根基材である野地板(構造用合板、バラ板、OSBなど)102の上に例えばアスファルトルーフィング106が敷設され、その上に複数の金属板107が設置されている。この実施形態では、屋根100は、野地板、アスファルトルーフィング106および金属板(金属屋根材)107で構成されている。金属板107には、所謂はぜ、すなわち、金属板107の接合において金属板を折り曲げてかみ合わせる形にした部分107aが存在している。図2に示すように、屋根100のはぜ107aの存在位置の屋根表面の高さは、屋根100の他の部分よりも高くなっており、屋根100は、このはぜ107aによりかさ高くなっている。この太陽光発電装置は、固定部材20を有する。架台フレーム12は、固定部材20によって屋根100の表面のはぜ107aが存在しない部分に固定されている。屋根100は、架台固定部を構成している。固定部材20は、例えば、鉄板、ステンレス板、鋼板、高耐食めっき鋼板等の金属板で形成されている。なお、架台フレームは、屋根以外の如何なる場所に固定されてもよく、架台固定部は、屋根でなくて、例えば、地面に固定された板材等であってもよい。
図3は、固定部材20の斜視図である。
図3に示すように、固定部材20は、2つの第1ベース部41と、平板状の第1側面部42と、平板状の第2側面部43と、平板状の第2ベース部45と、平板状の第3側面部46と、平板状の第4側面部47とを有する。一方の第1ベース部41は、他方の第1ベース部41から間隔をおいて位置する。各第1ベース部41は、平板状の据付部41aを有する。
第2ベース部45は、土台部を構成している。第2ベース部45は、略四角形の表側の面を有している。第3側面部46および第4側面部47は、第2ベース部45の一方の対向する縁部から第2ベース部45の表側に延在している。第3側面部46および第4側面部47は、一対の表側平面部を構成している。また、第1側面部42および第2側面部43は、第2ベース部45の他方の対向する縁部から第2ベース部45の裏側に延在している。第1側面部42および第2側面部43は、一対の裏側平面部を構成している。また、一方の第1ベース部41は、第1側面部42の第2ベース部45側とは反対側から第1側面部42に略垂直に屈曲している。一方の第1ベース部41は、第1側面部42の第2ベース部45側とは反対側から第1側面部42に略垂直に延在している。また、他方の第1ベース部41は、第2側面部43の第2ベース部45側とは反対側から第2側面部43に略垂直に屈曲している。他方の第1ベース部41は、第2側面部43の第2ベース部45側とは反対側から第2側面部43に略垂直に延在している。第1ベース部41および第2ベース部は、一対の支持部を構成している。一方の第1ベース部41は、一方の支持部を構成し、他方の第1ベース部41は、他方の支持部を構成している。
固定部材20の第1側面部42は、一方の第1ベース部41からその一方の第1ベース部41の据付部41aの表側の面の略法線方向に延在している。また、第2側面部43は、第1側面部42に対して間隔をおいて対向した状態で他方の第1ベース部41から第1側面部42と略平行に延在している。第2側面部43は、第1側面部42と、略同一であり、第1および第2側面部42,43の夫々の厚さ方向に垂直な表面は、略矩形の形状を有する。また、第2ベース部45は、第1側面部42の第1ベース部41側とは反対側の端部と、第2側面部43の第1ベース部41側とは反対側の端部とを接続すると共に、各据付部41aに略平行に延在している。
固定部材20の第3側面部46は、第2ベース部45から第1ベース部41側とは反対側に第1側面部42に略垂直に上記略法線方向に延在している。第3側面部46は、第1貫通穴46aと、第2貫通穴46bとを有する。第1貫通穴46aは、第2貫通穴46bと同一である。第1貫通穴46aは、第2貫通穴46bに対して上記法線方向に間隔をおいた状態で位置し、第2貫通穴46bに上記法線方向に重なっている。第1貫通穴46aは、第2貫通穴46bよりも第2ベース部45側に位置している。
固定部材20の第4側面部47は、第3側面部46に間隔をおいて対向した状態で第2ベース部45から第1ベース部41側とは反対側に第3側面部46に略平行に延在している。第4側面部47は、第3貫通穴47aと、第4貫通穴47bと、仮止め穴47cとを有する。また、第3貫通穴47aは、第4貫通穴47bに対して上記法線方向に間隔をおいた状態で位置し、第4貫通穴47bに上記法線方向に重なっている。第3貫通穴47aは、第4貫通穴47bよりも第2ベース部45側に位置している。第3貫通穴47aおよび第4貫通穴47bの夫々は、第1貫通穴46aと同一である。
第3側面部46および第4側面部47の夫々は、略同一の矩形状の縁部を有する。第4側面部47の一対の縁部47dは、略法線方向に延在している。第3および第4貫通穴47a,47bは、第1および第2貫通穴46a,46bに対して縁部47dに直交する縁部47eの延在方向に間隔をおいて位置している。また、仮止め穴47cも、第3および第4貫通穴47a,47bに対して縁部47eの延在方向に間隔をおいて位置している。
第2ベース部45は、略矩形の表面形状を有する。第1および第2側面部42,43は、第2ベース部45の互いに対向する一対の平行の縁部から第1ベース部41側に延在する一方、第3および第4側面部46,47は、第2ベース部45の互いに対向する他方の一対の縁部から第1ベース部41側とは反対側に延在している。また、一方の第1ベース部41は、第1リブ70を有し、他方の第1ベース部41は、第2リブ71を有する。第1リブ70は、一方の第1ベース部41の据付部41aから第2ベース部45側に第1側面部42に対向するように延在する。また、第2リブ71は、他方の第1ベース部41の据付部41aから第2ベース部45側に第2側面部43に対向するように延在している。ここで、第1リブ70は、第1側面部42の第2側面部43側とは反対側に位置する一方、第2リブ71は、第2側面部43の第1側面部42側とは反対側に位置している。
一方の第1ベース部41の据付部41aは、第1側面部42が接続する第1縁部と、第1リブ70が接続する第2縁部とを有し、他方の第1ベース部41の据付部41aは、第2側面部43が接続する第3縁部と、第2リブ71が接続する第4縁部とを有する。
一方の第1ベース部41は、一対の第3リブ73を有し、他方の第1ベース部41は、一対の第4リブ74を有する。一対の第3リブ73は、一方の第1ベース部41の据付部41aの第1縁部に略直交する一対の縁部から屈曲して略前記法線方向に延在している。また、一対の第4リブ74は、他方の第1ベース部41の据付部41aの第3縁部に略直交する一対の縁部から屈曲して略前記法線方向に延在する。
第1リブ70と各第3リブ73との間に、一方の第1ベース部41の据付部41aの第2ベース部45側の表側の面と外部とを連通すると共に、第1リブ70に沿って延在する第1通路85が存在している。また、第2側面部43と各第4リブ74との間に、他方の第1ベース部41の据付部41aの第2ベース部45側の表側の面と外部とを連通すると共に、各第4リブ74に沿って延在する第2通路86が存在している。一方の第1ベース部41の据付部41aは、その据付部41aを厚さ方向に貫通する2つの据付穴41dを有する。他方の第1ベース部41の据付部41aは、その据付部41aを厚さ方向に貫通する2つの据付穴41eを有する。
第1側面部42と、第2ベース45との境界には、かしめ等によって、それらの部位42,45に跨る凹部55aが設けられ、第2側面部43と、第2ベース45との境界には、かしめ等によって、それらの部位43,45に跨る凹部(図示せず)が設けられている。また、第3側面46と、第2ベース45との境界にも、かしめ等によって、それらの部位45,46に跨る凹部55dが設けられ、第4側面47と、第2ベース45との境界にも、かしめ等によって、それらの部位45,47に跨る凹部55cが設けられている。
2つの第1ベース部41に各据付部41aの周囲から屈曲するリブ70,71,73,74を設けることにより、第1ベース部41の断面2次モーメントを大きくして、曲げに対する強度を大きくしている。また、上記凹部55a,55c,55dを設けることによって、曲げ部にリブを作ることで、曲げ応力を抑え、曲げ角度を安定させることができる。詳述しないが、固定部材20は、一枚の金属板に複数の切込みを設け、これらの切込みによって区画された部分を各第1ベース部41の据付部41aに対して略直角に折り曲げること等によって一体に構成される。このように、固定部材20を、1枚の金属板から一体に形成することによって、製造を容易にすると共に、コストの低減を実現している。尚、図3の第1ベース部41と、第1側面部42との間に凹部(リブ)を設けて、曲げ部にリブを作ることによって、曲げ応力を抑え、曲げ角度を安定させてもよい。また、第1ベース部41と、第2側面部43との間に凹部(リブ)を設けて、曲げ部にリブを作ることによって、曲げ応力を抑え、曲げ角度を安定させてもよい。
図4は、固定部材20で架台フレーム12を如何に屋根100(図2参照)に固定するかを説明するための図であり、図2に示す固定構造の分解斜視図である。
図4を参照して、参照番号30aは、架台フレーム12を、固定部材20に仮止めするための仮止用のボルトを示す。固定部材20の第3側面部46と、第4側面部47との距離は、架台フレーム12の幅よりも若干大きくなっている。これにより、第3側面部46と第4側面部47との間に架台フレーム12を挿入配置できるようにしている。仮止め穴47cは、ねじ穴である。架台フレーム12を、固定部材20の第3側面部46と、第4側面部47との間に嵌合した状態で、仮止め用のボルト30aを仮止め穴47cに締め込み、締め込んだ仮止用のボルト30aの先端で架台フレーム12の側面を押圧することによって、架台フレーム12を固定部材20に仮止めする。
仮止め穴47cは、例えば、バーリング加工が施されて外側に例えば円錐台状に膨出形成された貫通穴の内周面に雌ねじを切ったものである。このように仮止め穴47cを形成することで、固定部材20に薄い金属板が用いられた場合にも、仮止め穴47cの雌ねじを精度よく確実に形成することができる。ただし、仮止め穴47cは、仮固定用のボルト30aがねじ込まれる穴であるため、高い締め付け強度を要求されるものではない。したがって、固定部材20を構成する金属板の板厚分で雌ねじ溝の形成が可能であれば、バーリング加工を施すことなく、貫通穴の板厚相当の内周に雌ねじを切ってもよい。また、仮止め穴47cを、第4側面部47のみに設けたが、仮止め穴を、第3側面部および第4側面部の両方に設けて、架台フレームの固定部材への仮止めを、架台フレームの両側から行ってもよい。本実施形態のように、第3および第4側面部46,47の一方のみに仮止め穴47cを設ける場合、固定部材の製造コストを低減できる。
図4を参照して、参照番号30bは、架台フレーム12を、固定部材20の第3側面部46と、第4側面部47とに固定するためのドリルねじを示す。第3側面部46および第4側面部47は、固定部材20において架台フレーム12を支持する役割を担っている。固定部材20の第3側面部46の第1貫通穴46aおよび第2貫通穴46bのうちの一方に、ドリルねじ30bを挿入して架台フレーム12の側面に貫通させることにより、架台フレーム12を第3側面部46に固定する。また、固定部材20の第4側面部47の第3貫通穴47aおよび第4貫通穴47bのうちの一方に、ドリルねじ30bを挿入して架台フレーム12の側面に貫通させることにより、架台フレーム12を第4側面部47に固定する。
第3側面部46の第1貫通穴46aおよび第2貫通穴46bのうちの他方は、例えば、ドリルねじ30bを第1貫通穴46aおよび第2貫通穴46bのうちの一方に打ち損じた場合に、架台フレーム12の固定高さを変えるときに使用する。また、第4側面部47の第3貫通穴47aおよび第4貫通穴47bのうちの他方も、例えばドリルねじ30bを第3貫通穴47aおよび第4貫通穴47bのうちの一方に打ち損じた場合に、架台フレーム12の固定高さを変えるときに使用する。
図4を参照して、参照番号30cは、各据付部41aを屋根100に据え付けるためのねじを示す。ねじ30cは、例えば、木ねじで構成できるが、木ねじ以外の如何なるねじで構成されてもよい。ねじ30cを、各据付部41aの各据付穴41d,42eを介してねじ込んで、野地板102(図2参照)まで貫通させることで、架台フレーム12を屋根100に据え付ける。
尚、第1実施形態では、第3側面部46および第4側面部47の夫々に、架台フレーム取付用の2つの貫通穴46a,46b,47a,47bを形成したが、これに限定されるものではない。第3側面部および第4側面部の夫々に、架台フレーム取付用の1つのみの貫通穴を設けてもよく、あるいは、第3側面部および第4側面部の一方だけに架台フレーム取付用の貫通穴を設けてもよい。第3側面部および第4側面部の少なくとも一方に、1以上の貫通穴を設ければよい。また、第3側面部および第4側面部の少なくとも一方に設けられる1以上の貫通穴は、雌ねじを有しても有さなくてもよい。また、仮止め穴47cおよび貫通穴46a,46b,47a,47bは、固定部材20を製造するための曲げ加工前の板材に予め形成しておくのが、加工性の観点から好ましい。
図4を参照して、参照番号13は、架台フレーム12の上部に設けられたガイドレール部である。ガイドレール部13は、架台フレーム12の長手方向両端において開口している。詳述しないが、このガイドレール部13には、ガイドレール部13の延在方向に移動自在に中間固定部材(図示せず)が嵌合する。そして、中間固定部材を、ガイドレール部13の所定の場所にねじ固定する。固定構造10(図1参照)に対して静止するモジュールフレーム2の凹部と、上記中間固定部材に対して静止するモジュールフレーム(図示せず)の凹部との間で、太陽電池パネルの棟軒方向の両端部を挟持して保持する。各モジュールフレーム2は、架台フレーム12にのせられた状態になっている。上記太陽電池パネルの棟軒方向の両端部を挟持することによって、架台フレーム12に太陽電池パネルを安定かつ確実に固定する。
図5は、屋根100のはぜが存在しない部分の所定位置に据え付けた固定部材20を、上記はぜの存在しない部分の法線方向から見たときの平面図である。図5において、Xで示す方向は棟軒方向を示し、図5の紙面の上方側は棟側を示す。
図5に示す状態で、第3側面部46、第4側面部47、第3リブ73および第4リブ74は、略棟軒方向Xに延在している。また、図5に示す状態で、第1側面部42および第2側面部43は、棟軒方向Xに垂直な方向Yに延在している。また、図5に示す状態で、固定部材20の棟側に位置する第2リブ71は、棟軒方向Xに垂直な方向Yに対して傾斜し、第2リブ71の延在方向の一端から他端にいくにしたがって高さが低くなっている。このようにして、雨水が第2リブ71の棟側の端面71aに沿って一端側から他端側に移動するようにして、雨水が第2リブ71の上記端面71a上に停滞しないようにしている。
また、図5に示す状態で、第1リブ70も、上記方向Yに対して傾斜し、第1リブ70の延在方向の一端から他端にいくにしたがって高さが低くなっている。このようにして、一方の第1ベース部41の据付部41aの表側の面上に入り込んだ雨水を、第1リブ70の第2リブ71側の端面70aを一端側から他端側に移動させた後、2つの第1通路85のうちで高さが低い他端側にある第1通路85を介して固定部材20の外部に排出させるようにしている。
また、他方の第1ベース部41の据付部41aの表側の面上に入り込んだ雨水を、その据付部41aで最も低い位置に存在すると共に、棟軒方向Xに延在する2つの第2通路86を介して、固定部材20の外部に排出させるようしている。第1および第2通路85,86は、水抜き穴の役割を担っている。第1および第2通路85,86を設けて、雨水が固定部材20内に停滞することを抑制することによって、固定部材20が雨水によって腐食するのを抑制している。尚、この実施形態では、第1リブ70および第2リブ71が、棟軒方向Xに垂直な方向Yに対して傾斜する方向に延在したが、第1リブおよび第2リブの少なくとも一方は、棟軒方向Xに垂直な方向Yに延在してもよい。
上記第1実施形態によれば、架台フレーム12を支持する一対の互いに平行な第3および第4側面部46,47が、第1および第2側面部42,43の上端部に固定されて支持された第2ベース部45から第1および第2側面部42,43に直交するように屋根100(はぜ107aがない部分)の法線方向に延在する。したがって、架台フレーム12を、屋根100に固定する固定部材20の構造が高さ方向に2段構造となって、固定部材20の高さが高くなるから、固定部材の架台フレーム12の取付位置を高くできる。よって、架台フレーム12を、屋根100のはぜ107aに接触しない位置に固定できる。
また、上記第1実施形態によれば、第3および第4側面部46,47が、それら第3および第4側面部46,47に直交する一対の第1および第2側面部42,43の上端部に固定されて支持された第2ベース部45から屋根100の法線方向に延在し、屋根100に据え付けられる第1ベース部41から直に該法線方向に延在していない。したがって、第1ベース部41からの第3および第4側面部46,47の高さを高くできるにも拘わらず、第3および第4側面部46,47の高さの基準が、底上げされた第2ベース部45となって、第3および第4側面部46,47の高さが低くなる。よって、架台フレーム12を支持する第3および第4側面部46,47にかかるモーメント荷重を、第3および第4側面部46,47の高さの低減に基づいて低減できる。その結果、第3および第4側面部46,47の倒れ等の損傷を抑制できて、固定部材20の強度、耐久性を向上できる。
仮に、架台フレームを取り付ける取付部を有する一対の側面部が、屋根に据え付けられるベース部から直に高さ方向に延在しているとすると、はぜを回避するために、その側面部の高さを高くしなければならず、該側面部に、高さに比例して増大する大きなモーメント荷重がかかることになるのである。
また、上記第1実施形態によれば、第1および第2側面部42,43が、第2ベース部45の互いに対向する一対の平行の縁部から第1ベース部41側に延在する一方、第3および第4側面部46,47は、第2ベース部45の互いに対向する他方の一対の縁部から第1ベース部41側とは反対側に延在する。さらに、第1側面部42が、一方の第1ベース部41の据付部41aから延在すると共に、第2側面部43が、一方の第1ベース部41の据付部41aから間隔をおいて位置する他方の第1ベース部41の据付部41aから延在する。したがって、これらの構造から、この実施形態の固定部材20では、架台フレームを取り付ける側面部を、屋根に据え付けるベース部から単に長く延ばした場合よりも、製造前(曲げ加工前)の板材での板取を小さくできて、製造コストを低減できる。
仮に、側面部の長さを単に延ばした場合、製造前(曲げ加工前)の板材で、屋根に取り付けるためのベース部の一対の対向する縁部の両側に、一方向に延在する長い側面部が存在することになるから、その一方向の長さが長くなって、板取が非効率になるのである。
(第2実施形態)
図6は、本開示の第2実施形態の固定部材220の斜視図である。尚、第2実施形態では、固定部材220の構造のみが、第1実施形態と異なり、太陽電池パネルSPやモジュールフレーム2等の固定部材220以外の構造は、第1実施形態と同一である。第2実施形態では、第1実施形態と共通の作用効果および変形例については説明を省略することにし、第1実施形態と異なる構成、作用効果および変形例についてのみ説明を行う。尚、第2実施形態の固定部材220は、如何なる屋根に取り付けられてもよく、固定部材220は、例えば、ストレート屋根、金属屋根、アスファルトシングル屋根等に好適に取り付けられることができる。
図6に示すように、固定部材220は、ベース部241と、平板状の第1側面部242と、平板状の第2側面部243とを備える。ベース部241は、平板状の据付部241aを有し、その据付部241aは、略平行な状態で間隔をおいて対向する第1縁部および第2縁部を有する。第1側面部242は、ベース部241の第1縁部から据付部241aの表側の面の略法線方向に延在する。また、第2側面部243は、第1側面部242に対して間隔をおいて対向した状態でベース部241の第2縁部から第1側面部242に略平行に延在する。第2側面部243は、第2側面部242と同一である。
図6に示すように、第1側面部242は、第1縁部の延在方向に間隔をおいて位置する2つの貫通穴242aを有し、第2側面部243は、第2縁部の延在方向に間隔をおいて位置する2つの貫通穴243aを有する。図6に示すように、据付部241aは、二つの凹部を有するH字状の形状を有する。第1側面部242は、一方の凹部の底部から上記法線方向に延在し、第2側面部243は、他方の凹部の底部から上記法線方向に延在している。
図6に示すように、第1および第2側面部242,243の夫々は、T字状の形状を有する。詳しくは、第1および第2側面部242,243の夫々は、ベース部241に接続する略矩形の基部242b,243bと、基部242b,243bから図6に矢印Aで示す第1方向の一方側に突出する第1突出部242c,243cと、基部242b,243bから第1方向の他方側に突出する第2突出部242d,243dとを有する。一方の貫通穴242a,243aは、第1および第2側面部242,243の夫々の第1突出部242c,243cに存在し、他方の貫通穴242a,243aは、第1および第2側面部242,243の夫々の第2突出部242d,243dに存在する。各第1および第2側面部242,243において、一方の貫通穴242a,243aは、他方の貫通穴242a,243aと固定部材220の同じ高さに存在している。
ベース部241の第1方向の一方側および他方側の端部には、第1方向に直交する図6に矢印Bで示す第2方向に延在する第3および第4縁部が存在している。固定部材220は、第1リブ270と、第2リブ271とを有する。第1リブ270は、据付部241aの第3縁部から上方に延在し、第2リブ271は、据付部241aの第4縁部から上方に延在している。第1および第2リブ270,271を設けることによって、ベース部241の強度を大きくしている。
上述のように、据付部241aは、平面視でH字状の形状を有する。詳しくは、据付部241aは、略矩形の第1据付部260と、略矩形の第2据付部261と、略矩形の連結部262とを有する。第1据付部260は、第1方向に間隔をおいた状態で第2据付部261と対向している。また、連結部262は、第1据付部260の第2方向の中央と、第2据付部261の第2方向の中央とを連結している。図6に示すように、第1および第2据付部260,261の夫々は、第2方向に間隔をおいて位置する二つの据付穴260a,261aを有する。上記第1方向を含み、かつ、ベース部241を垂直に二等分する平面が存在する。固定部材220は、この平面に対して面対称になっている。
図7は、2つの固定部材220で支持された架台フレーム12を示す斜視図である。図7に示すように、架台フレーム12を、固定部材220で支持した状態で、上記第1方向は、架台フレーム12の延在方向である棟軒方向に一致し、上記第2方向は、水平方向に一致する。
図7を参照して、一方の固定部材220は、他方の固定部材220に対して第1方向に間隔をおいて配置されている。ドリルねじを、各固定部材の4つの貫通穴242a,243aの夫々から架台フレーム(図7では、架台フレームを簡略的に示す)12にねじ込むことによって、固定部材220に架台フレーム12を固定する。また、各固定部材220の4つの据付穴260a,261aの夫々から木ねじをねじ込んで、野地板まで貫通させることで、各固定部材220を、屋根に固定する。
図8は、第2実施形態の固定部材220で架台フレーム12を支持する場合と、参考例の固定部材で架台フレーム12を支持する場合とでの架台フレーム12の撓みの違いを表す模式図である。ここで、図8(a)は、参考例の固定部材で架台フレーム12を支持する場合の模式図を示し、図8(b)は、第2実施形態の固定部材220で架台フレーム12を支持する場合の模式図を示す。また、参考例の固定部材は、屋根に取り付けられるベース部から高さ方向に延在する一対の側面部(架台フレーム支持部)の夫々が、1つのみの貫通穴を有する構造を有し、かつ、一方の側面部の貫通穴の中心軸が、他方の側面部の貫通穴の中心軸と略一致する構造を有する。また、図8(a),図8(b)に示す2つの場合のいずれも、架台フレーム12を、架台フレーム12の延在方向に間隔をおいて位置する2つの固定部材で固定した状態を示す。また、図8では、各固定部材の図示を省略し、各固定部材の貫通穴の位置のみを示す。
参考例の固定部材で、架台フレーム12を固定する場合には、図8(a)に示すように、架台フレーム12が、一方の固定部材の互いに水平方向に対向する2つのドリルねじの延在方向にある第1支点280aと、他方の固定部材の互いに水平方向に対向する2つのドリルねじの延在方向にある第2支点280bとで、架台フレーム12が支えられることになる。したがって、2つの支点280a,280bのみで架台フレーム12が支持されることになるから、図8(a)に示すように、架台フレームが撓み易くなる。
これに対し、第2実施形態の固定部材220で、架台フレーム12を固定する場合には、図8(b)に示すように、一方の固定部材220の互いに水平方向に対向する一方の2つのドリルねじの延在方向にある第1支点290aと、一方の固定部材220の互いに水平方向に対向する他方の2つのドリルねじの延在方向にある第2支点290bとで架台フレーム12が支えられることになる。また、これに加えて、他方の固定部材220の互いに水平方向に対向する一方の2つのドリルねじの延在方向にある第3支点290cと、他方の固定部材の互いに水平方向に対向する他方の2つのドリルねじの延在方向にある第4支点290dとでも、架台フレーム12が支えられることになる。したがって、参考例の固定部材を使用した場合の2倍の4つの支点290a,290b,290c,290dで架台フレーム12を支持できるから、図8(b)に示すように、架台フレーム12の撓みを抑制できる。
上記第2実施形態によれば、各側面部242,243が、第1方向(架台フレーム12の延在方向)に間隔をおいて位置する2つの貫通穴242a,243aを有する。そのため、各側面部が1つのみの貫通穴を有する場合と比較して、ドリルねじの締め込みによって、各側面部242,243に局所的な大きな力がかかることがない。その結果、各側面部242,243により大局的で均等な力がかかることになる。したがって、各側面部242,243の破断等の損傷を抑制できて、固定部材の強度、耐久性を向上できる。
また、上記第2実施形態によれば、固定部材220の各側面部242,243が、架台フレーム12の延在方向に間隔をおいて位置する2つの貫通穴242a,243aを有する。そのため、1つの固定部材220で架台フレーム12の延在方向の2箇所を支持できる。したがって、架台フレーム12の撓みを抑制できる。また、架台フレーム12の撓みを抑制できるから、屋根の同じ領域に取り付ける架台フレーム12の材料費を低減できて、製造コストを低減できる。
また、上記第2実施形態によれば、第1および第2側面部242,243がT字形状を有して、ベース部241に接続された基部242b,243bから棟軒方向に延在する第1および第2突出部242c,242d,243c,243dを有し、第1および第2突出部242c,242d,243c,243dの夫々に貫通穴242a,243aを設けている。したがって、1つの固定部材220が支持する架台フレーム12の2つの支点間の架台フレーム12の延在方向の距離を大きくできるから、架台フレーム12の撓みをさらに抑制できる。
尚、上記第2実施形態では、架台フレーム12の延在方向(棟軒方向)に対応する第1方向を含み、かつ、ベース部241を垂直に二等分する平面に対して、第1側面部242の2つの貫通穴242aと、第2側面部243の2つの貫通穴243aとが、面対称に配置されていた。しかし、架台フレームの延在方向(棟軒方向)に対応する第1方向を含み、かつ、ベース部を垂直に二等分する平面に対して、第1側面部の2つの貫通穴と、第2側面部の2つの貫通穴とが、非対称に配置されてもよい。第2実施形態では、第1および第2側面部の夫々が、第1方向に互いに間隔をおいて位置する2以上の貫通穴を有していればよい。
また、上記第2実施形態では、第1および第2側面部242,243の夫々で、一方の貫通穴242a,243aと、他方の貫通穴242a,243aとが同じ高さに位置していた。しかし、第1および第2側面部の少なくとも一方で、一方の貫通穴の高さが、他方の貫通穴の高さと異なってもよい。
また、上記第2実施形態では、第1および第2側面部242,243の夫々が、略T字状の平板形状であったが、第1および第2側面部の少なくとも一方は、矩形の平板状等であってもよく、略T字状の平板以外の如何なる平板形状でもよい。
また、上記第2実施形態では、ベース部241の据付部241aが、平面視においてH字状の平板からなっていたが、ベース部の据付部は、平面視において矩形の平板等、平面視において如何なる形状の平板からなっていてもよい。
(第3実施形態)
図9は、本開示の第3実施形態の固定部材320の斜視図である。尚、第3実施形態では、固定部材320の構造のみが、第1実施形態と異なり、太陽電池パネルSPやモジュールフレーム2等の固定部材320以外の構造は、第1実施形態と同一である。第3実施形態では、第1実施形態と共通の作用効果および変形例については説明を省略することにし、第1実施形態と異なる構成、作用効果および変形例についてのみ説明を行う。尚、第3実施形態の固定部材320は、如何なる屋根に取り付けられてもよく、第3実施形態の固定部材は、例えば、ストレート屋根、金属屋根、アスファルトシングル屋根等に好適に取り付けられることができる。
固定部材320のベース部341は、略H字形状を有する平板状の据付部341aを備え、その据付部341aは、略平行な状態で間隔をおいて対向する第1縁部350および第2縁部351を有する。平板状の第1側面部342は、ベース部341の第1縁部350から据付部341aの表側の面の略法線方向に延在し、平板状の第2側面部343は、第1側面部342に対して間隔をおいて対向した状態でベース部341の第2縁部351から第1側面部342に略平行に延在する。
第3実施形態の固定部材320は、第2実施形態の固定部材220との比較において、第1および第2側面部342,343が、棟軒方向に突出する突出部を有さないで、第1および第2側面部342,343が略矩形の平板状の形状を有している。また、第1および第2側面部342,343の夫々は、1つのみの貫通穴342a,343aを有する。
第3実施形態の固定部材320は、第1側面部342の貫通穴342aが存在する第1方向(固定部材320が架台フレームを支持している状態で、架台フレームの延在方向に対応)の位置が、第2側面部343の貫通穴343aが存在する第1方向の位置と異なる点が、第2実施形態の固定部材220と異なる。換言すると、図9に示すように、ベース部341の第1縁部350の延在方向に直交した状態で第1縁部350と第2縁部351とを結ぶ線分を垂直に二等分する平面が存在する。そして、第1側面部342の貫通穴342aと、第2側面部343の貫通穴343aとが、その平面に対して、面対称に配置されず非対称に配置されている。
上述のように、第3実施形態の固定部材320では、第1側面部342の貫通穴342aが存在する第1方向の位置が、第2側面部343の貫通穴343aが存在する第1方向の位置と異なっている。したがって、第3実施形態でも、第2実施形態と同様に、1つの固定部材320で架台フレーム12の延在方向の2箇所を支持できる。よって、架台フレーム12の撓みを抑制できる。また、架台フレーム12の撓みを抑制できるから、架台フレーム12の材料費も低減できて、製造コストも低減できる。尚、第3実施形態においても、第1および第2側面部の夫々の平板形状は、矩形の平板形状以外の如何なる形状であってよい。また、ベース部の据付部も、矩形の平板形状等、H字状の平板以外の如何なる形状の平板からなってもよい。また、据付部341aと、第1側面部342との間に凹部(リブ)を設けて、曲げ部にリブを作ることによって、曲げ応力を抑え、曲げ角度を安定させてもよい。また、据付部341aと、第2側面部343との間に凹部(リブ)を設けて、曲げ部にリブを作ることによって、曲げ応力を抑え、曲げ角度を安定させてもよい。
12 架台フレーム、 20, 220, 320 固定部材、 41 第1ベース部、 41a 据付部、 42 第1側面部、 43 第2側面部、 45 第2ベース部、 46 第3側面部、 46a 第1貫通穴、 46b 第2貫通穴、 47 第4側面部、 47a 第3貫通穴、 47b 第4貫通穴、 70 第1リブ、 71 第2リブ、 73 第3リブ、 74 第4リブ、 85 第1通路、 86 第2通路、 241, 341 ベース部、 241a, 341a ベース部の据付部、 350 ベース部の第1縁部、 351 ベース部の第2縁部、 242, 342 ベース部の第1縁部から延在する第1側面部、 242a, 342a 第1側面部の貫通穴、 243, 343 ベース部の第2縁部から延在する第2側面部、 243a, 343a 第2側面部の貫通穴、 SP 太陽電池パネル

Claims (7)

  1. 略四角形の表側の面を有する平板状の土台部と、
    前記土台部の一方の対向する縁部から前記土台部の表側に延在する一対の表側平面部と、
    前記土台部の他方の対向する縁部から前記土台部の裏側に延在する一対の裏側平面部と、
    前記一対の裏側平面部の夫々の前記土台部側とは反対側の端部から前記一対の裏側平面部に略垂直に屈曲する一対の支持部と
    を備える、太陽光発電装置の固定部材。
  2. 請求項1に記載の太陽光発電装置の固定部材において、
    前記一対の支持部の夫々は、互いに間隔をおいて位置すると共に、平板状の据付部を有し、
    前記一対の表側平面部の夫々は、太陽電池モジュールの架台フレームを取り付けるための1以上の貫通穴を有する、太陽光発電装置の固定部材。
  3. 請求項2に記載の太陽光発電装置の固定部材において、
    一方の前記支持部が、一方の前記裏側平面部に対向する様に前記一方の支持部の据付部から前記土台部側に屈曲する第1リブを有すると共に、他方の前記支持部が、他方の前記裏側平面部に対向する様に前記他方の支持部の据付部から前記第土台部側に屈曲する第2リブとを有する、太陽光発電装置の固定部材。
  4. 請求項3に記載の太陽光発電装置の固定部材において、
    前記一方の支持部が、前記第1リブの延在方向に対して傾斜する方向に延在すると共に、前記一方の支持部の前記据付部から前記土台部側に屈曲する第3リブを有する一方、前記他方の支持部が、前記第2リブの延在方向に対して傾斜する方向に延在すると共に、前記他方の支持部の前記据付部から前記土台部側に屈曲する第4リブを有し、
    前記第1リブと前記第3リブとの間に、前記一方の支持部の前記据付部と外部とを連通すると共に、前記第1リブに沿って延在する第1通路が存在する一方、前記他方の裏側平面部と前記第4リブとの間に、前記他方の支持部の前記据付部と外部とを連通すると共に、前記第4リブに沿って延在する第2通路が存在する、太陽光発電装置の固定部材。
  5. 略平行な状態で間隔をおいて対向する第1縁部および第2縁部を有する平板状の据付部を有するベース部と、
    前記ベース部の前記第1縁部から前記据付部の表側の面の略法線方向に延在すると共に、太陽電池パネルモジュールの架台フレームを取り付けるための1以上の貫通穴を有する平板状の第1側面部と、
    前記第1側面部に対して間隔をおいて対向した状態で前記ベース部の前記第2縁部から前記第1側面部と略平行に延在すると共に、前記架台フレームを取り付けるための1以上の貫通穴を有する平板状の第2側面部と
    を備え、
    前記第1側面部および前記第2側面部の夫々が、前記第1縁部の延在方向に間隔をおいて位置する2以上の前記貫通穴を有することと、前記第1縁部の延在方向に略直交した状態で前記第1縁部と前記第2縁部とを結ぶ線分を垂直に二等分する平面に対して、前記第1側面部の前記1以上の貫通穴と前記第2側面部の前記1以上の貫通穴とが非対称に位置していることと、のうちの少なくとも一方を満足する、太陽光発電装置の固定部材。
  6. 請求項5に記載の太陽光発電装置の固定部材において、
    前記第1側面部および前記第2側面部の夫々が、1つのみの前記貫通穴を有し、
    前記第1側面部の前記1つのみの貫通穴と、前記第2側面部の前記1つのみの貫通穴とが、前記平面に対して非対称に位置する、太陽光発電装置の固定部材。
  7. 太陽電池パネルと、前記太陽パネルの周縁に配置されるモジュールフレームとを有する太陽電池モジュールと、
    前記モジュールフレームがのせられると共に、一方向に延在する架台フレームと、
    前記架台フレームを架台固定部に固定するための請求項1乃至6のいずれか一項に記載の固定部材と
    を備える、太陽光発電装置。
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