JP4996877B2 - 外囲体用取付具 - Google Patents

外囲体用取付具 Download PDF

Info

Publication number
JP4996877B2
JP4996877B2 JP2006127940A JP2006127940A JP4996877B2 JP 4996877 B2 JP4996877 B2 JP 4996877B2 JP 2006127940 A JP2006127940 A JP 2006127940A JP 2006127940 A JP2006127940 A JP 2006127940A JP 4996877 B2 JP4996877 B2 JP 4996877B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
portions
support
auxiliary
enclosure
screw shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006127940A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007297860A (ja
Inventor
啓一 風間
正晃 大西
Original Assignee
三晃金属工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三晃金属工業株式会社 filed Critical 三晃金属工業株式会社
Priority to JP2006127940A priority Critical patent/JP4996877B2/ja
Publication of JP2007297860A publication Critical patent/JP2007297860A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4996877B2 publication Critical patent/JP4996877B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

本発明は、馳締連結構造を有する折板又はフラット等の種々の金属屋根において、その馳締連結箇所に簡易且つ迅速に装着することができ、しかも馳締め連結箇所に対して極めて強固に装着することができる外囲体用取付具に関する。
近年、屋根上面を利用して植物,作物等の栽培が行われる緑化屋根の施工が増えている。また、ソーラ屋根を施工したり、或いは屋根上にデッキが施工されることもある。さらに、屋根上にさらに屋根を施工して、2重の保温性及び断熱性を備えた屋根を施工することもある。このように、屋根上に新たに前述したような構成物を施工するために、種々の取付具が開発されている。特に代表的な取付具が特許文献1に開示されている。
特開平9−302854号
ところで、上記特許文献1に開示されている種類の取付具は、前記屋根の馳締連結部を2個の挟持部材によって挟持する構造のものであり、これらの挟持部材はボルト・ナット等の固着具による締付にて簡単に装着できるという利点がある。ところが、この種の挟持具は、以下に述べる欠点を有している。
まず、この種の金具では、屋根等の外囲体上に、緑化屋根、ソーラシステム等の構造物を設置するために多数の取付金具が使用されることになる。また、その取付金具は、それ自体も強固なものでなくてはならないし、外囲体上を構成する建築用板同士の馳締連結部等の連結部位に対しても強固に固着されなければならない。そのために、取付金具の部材の板厚を厚くすると、重量が増し、屋根等の外囲体に重量的な負担をかけてしまうことになる。
そこで、取付金具の部材の板厚が厚くなるのを抑えて、薄い金属材を使用すると、今度は、外囲体を構成する建築用板同士の連結部位を挟持して、これをボルト・ナット等の固着具にて強固に締め付けたときに、その取付金具の挟持している部材が変形してしまい、取付強度が不足し、極めて不安定且つ不良な装着状態となってしまうことになる。
次に、外囲体(屋根材等)の馳締連結部等の連結部位に取付金物を装着する際に、ボルト・ナット等の固着具で部材を締め付けて、建築用板同士の連結部を挟持することにより、強固な取付状態にすることができる。しかし、通常ボルトでは、共廻り現象が起こる事とトルクで金具自体を締め付ける為、工具の能力に大きく影響を受け、作業効率を下げている。また、共廻り現象を解消する為に角根ボルトを採用することもあるが、この角根ボルトは流通頻度が低く、通常ボルトほどの規格サイズも無く、コストも割高である。
また、取付金具の耐風圧(引張方向)に対する強度に対して、金具自体の材料強さに頼る所が多く、リブ出し加工に於いても大きな強度の向上は見込めない。その結果、部材の厚さを増加させて、強度の確保を行うものであるが、そのために製品単価・生産設備のコスト増にもつながってしまう。
さらに、取付金具等でボルトを垂直方向に設ける構造を備えたタイプでは、ボルトの廻り止めや落ち止め対策として、溶接仕上げとしたり、前述したように角根ボルトが採用されたり、或いは落ち止めワッシャー等が使用されて、上記問題点を解決しようとしているが、やはりコスト・施工性の問題は残るものであった。そこで、本発明が解決しようとする課題(技術的課題又は目的)は、上記課題を悉く解決して、極めて簡単なる構成にて、屋根等の外囲体を構成する建築用板同士の馳締連結部等の連結部位に簡易且つ迅速に装着することができると共に、その取付強度も強固にすることを実現することにある。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、略垂直面状の挟持部と,該挟持部の上方に形成され外方に膨出するように形成された抱持部と,適宜の間隔をおいて貫通孔が形成され且つ前記抱持部の上方に形成された略垂直面状の接合部とからなる支持半体部が左右対称一対に備えられた本体と、前記支持半体部の両接合部同士を接合する2本の螺子軸部と,該螺子軸部が略平行に連結される連結部とからなる接合具とからなり、該接合具は、前記両支持半体部を接合すると共に、前記連結部の一部にていずれか一方側の前記支持半体部の下方位置を押圧支持してなり、前記接合具の連結部は、前記2本の螺子軸部の軸端から下方に向かって形成される垂下状軸部と、該垂下状軸部の下端同士を連結する水平軸状の押え部とからなり、該押え部は前記いずれか一方側の支持半体部の下方位置を押圧してなる外囲体用取付具としたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1において、前記抱持部の内部には固定補助突起が形成されてなる外囲体用取付具としたことにより、上記課題を解決した。
請求項3の発明を、請求項1又は2において、前記両接合部には取付用ボルトのボルト頭部及びボルト軸部が収納されるボルト支持部が形成されてなる外囲体用取付具としたことにより、上記課題を解決した。
請求項4の発明を、請求項1,2又は3において、前記支持半体部の両挟持部の下端には略板状に座板部が形成されてなる外囲体用取付具としたことにより、上記課題を解決した。請求項5の発明を、請求項1,2,3又は4において、前記支持半体部の両接合部の上端には上部支持片が形成されてなる外囲体用取付具としたことにより、上記課題を解決した。
請求項6の発明を、請求項1,2,3,4又は5において、前記接合具の螺子軸部が挿通する補助貫通孔が穿孔された補助接合部の下方に補助押え部が形成された補助押え具が備えられ、該補助押え具は、前記接合具と共に前記両支持半体部を接合し、前記補助押え部は、前記本体の他方側の支持半体部の下方位置を押圧支持してなる外囲体用取付具としたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明は、接合具は、2本の螺子軸部と,該螺子軸部が略平行に連結される連結部とからなるものであり、前記接合具によって、両支持半体部を接合すると共に、前記連結部の一部にていずれか一方側の前記支持半体部の下方位置を押圧支持するようにしたことで、外囲体を構成する建築用板同士の馳締連結部を強固に挟持しても、前記接合具の連結部の一部がいずれか一方側の支持半体部の下方箇所を押圧支持することができる。
これによって、接合具の螺子軸部をナットを介して締め付けても支持半体部に変形が生じることを防止したり、或いはその変形量を最小限に抑えることができ、本発明の外囲体用取付具を外囲体の馳締連結部へ強固に装着することができ、しかもその装着状態を極めて安定したものにできる。また、2本の螺子軸部は、連結部を介して一体形成されることにより、前記螺子軸部のナット締めで共廻りを防止でき、簡易且つ迅速なるナット締めができるものである。
さらに、請求項1の発明では、前記接合具の連結部は、前記2本の螺子軸部の軸端から下方に向かって形成される垂下状軸部と、該垂下状軸部の下端同士を連結する水平軸状の押え部とから構成されたもので、該押え部によって前記いずれか一方側の支持半体部の下方位置を押圧するようにしたものである。そのために、連結部は、前記2本の螺子軸部と共に軸材が適宜屈曲形成されることにより、極めて容易に製造されるものであり、製造コストを低くすることができる。
請求項2の発明は、前記抱持部の内部には固定補助突起が形成されることにより、前記支持半体部にて外囲体を構成する建築用板同士の馳締連結部Jを挟持するときに、前記両支持半体部の抱持部によって囲まれる空隙に馳締連結部の馳締箇所が抱持されると共に、前記固定補助突起が馳締箇所に当接して、前記両抱持部内にて馳締箇所を固定させることができ、よって、安定した状態で馳締連結部に設置することができるものである。
請求項3の発明は、前記両接合部にはボルト頭部及びボルト軸部が収納されるボルト収納部が形成されることにより、ボルトを簡単に植設することができる。請求項4の発明は、支持半体部の両挟持部の下端には略板状に座板部が形成されることにより、本発明の外囲体用取付具を外囲体の馳締連結部に安定した状態で設置することができる。請求項5の発明は、支持半体部の両接合部の上端には上部支持片が形成されることにより、緑化屋根又はソーラ屋根等の構造物を施工するときに、これらを構成する部品の設置を極めて容易にすることができる。請求項6の発明によって、前記接合具と共に補助押え具にて前記本体の両方の支持半体部の下方箇所を押圧支持することができ、前記本体をより一層強固に補強することができ、装着状態を極めて耐久性のあるものにできる。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。本発明は、図1,図2及び図3等に示すように、主に本体A、接合具Bとから構成される。前記本体Aは、2つの支持半体部1,1とから構成される。2つの支持半体部1,1は、図1(A),図3に示すように、その断面形状が左右対称形状であり、2個で一対をなすものである。2個の支持半体部1,1は、同一形状であり、それぞれは、主に挟持部11と、抱持部12と、接合部13とから構成される〔図1(B),図2(C),(D),図3参照〕。さらに、これらに加えて、座板部16及び上部支持片17等が構成要素となっている。
本発明には、前記接合具Bの構造によって、複数の実施形態が存在し、まずその第1実施形態としては、前記挟持部11は、図1(B),図3等に示すように、略垂直面状として形成されたものであり、後述する外囲体Cを構成する建築用板5 ,5 ,…同士の馳締連結部Jの首部55aを2個の支持半体部1,1にて挟持するときに使用される部位である。前記挟持部11は、前述したように垂直面で且つ平坦状に形成されており、前記馳締連結部Jの首部55aを挟持するために都合の良い形状である。
次に、前記抱持部12は、図1(B),図3に示すように、前記挟持部11の上方に位置して連続的に形成されており、前記支持半体部1の外方に膨出するように形成されている。該支持半体部1の外方側とは、2つの支持半体部1,1を接合するときに、互いに相反する面であり、常時外側を向く面である。前記抱持部12の断面形状は、図3に示すように、略コ字形状であり、下片12a,立上り片12b及び上片12cとから構成され、前記下片12a,立上り片12b及び上片12cによって、断面略コ字形状が形成されるものである。
前記抱持部12の立上り片12bは、図3に示すように、僅かに傾斜状に形成されたものであり、該立上り片12bの下端から上端に向かって前記支持半体部1の外方側に傾斜している。次に、接合部13は、前記抱持部12の上方に位置して形成されたものである。前記接合部13は、図3に示すように、垂直面状(略垂直面状)で且つ平坦面として形成されたものである。該接合部13には、水平方向に沿って、適宜の間隔をおいて2個の貫通孔13a,13aが形成されている〔図1(B),図4参照〕。該貫通孔13a,13aには、後述する接合具Bの2本の螺子軸部2,2が貫通する部位である。
また、前記挟持部11の下端には、座板部16が形成され、前記接合部13の上端には、上部支持片17が形成されている(図3参照)。まず前記座板部16は、板状に形成され、前記挟持部11に対して略直角又は、前記支持半体部1の外側に向かって下方に僅かに傾斜して形成されている。前記座板部16は、前記馳締連結部Jの両側箇所に設置されるものであり、両支持半体部1,1が馳締連結部Jを挟持状態で設置されたときに安定させる役目をなすものである。
さらに、前記上部支持片17は、前記接合部13に対して略直角に形成されたものであり、水平且つ平坦状に形成される(図3参照)。前記上部支持片17には、本発明の外囲体用取付具が外囲体Cの馳締連結部Jに装着され、その外囲体上に新たに構造物が設置されるときに、その構造物を支持する役目をなす部位である。上記挟持部11,抱持部12,接合部13,座板部16及び上部支持片17は、1枚の金属板がプレス加工等により適宜折曲形成されるものである。
前記両接合部13,13には、図1(B),図4に示すように、ボルト支持部15がそれぞれ形成されている。該ボルト支持部15には、取付用ボルト4が装着される役目をなす部位である。前記ボルト支持部15はボルト頭部収納部15aとボルト軸部収納部15bが形成されている。そのボルト頭部収納部15aとボルト軸部収納部15bとは連続形成され、略凸形状の切除部として形成されている(図4参照)。
前記ボルト頭部収納部15aは、ボルト頭部41の最小幅に合わせて形成された略長方形状の切除部であり、前記ボルト軸部収納部15bは、前記ボルト軸部42の直径に合わせて形成されたものである。そして、前記両支持半体部1,1を接合するときに、前記取付用ボルト4のボルト頭部41をボルト頭部収納部15aに収納し、ボルト軸部42をボルト軸部収納部15bに収納しつつ、両支持半体部1,1を接合具Bにて接合固着するものである〔図2(D)参照〕。
前述したように、前記ボルト頭部収納部15aは、前記ボルト頭部41の最小幅に合わせた切除部であるため、ボルト頭部収納部15aは、ボルト頭部41を回転しないように係止状態で固定することができる。これによって、取付用ボルト4を使用して、緑化屋根、ソーラ屋根の部品を取付けるときには、取付用ボルト4は、空転することなく、ナット締めすることができるものである。
次に、接合具Bは、図1(B),図3及び図5等に示すように、2本の螺子軸部2,2と,該螺子軸部2,2が略平行に連結される連結部3とから構成されている。前記螺子軸部2,2は、直線状軸材から形成されたものである。両螺子軸部2,2は、前記接合部13に形成された2つの貫通孔13a,13aに挿通するものである。
前記螺子軸部2には、外螺子2aが形成されており、該外螺子2aに対応するナット部材21と螺合するようになっている。前記接合具Bは、複数の実施形態が存在し、その第1実施形態では、図1,図5等に示すように、軸部材が適宜屈曲形成されるものである。前記連結部3は、前記2本の螺子軸部2,2の軸端から下方に向かって略垂下状に形成される垂下状軸部31,31と、該垂下状軸部31,31の下端同士が連結される水平軸状の押え部33とから構成される。
前記垂下状軸部31は、前記螺子軸部2,2側に向かって僅かに傾斜している(図3参照)。そして、前記押え部33は、前記螺子軸部2,2と前記垂下状軸部31,31との連結部分よりも前記螺子軸部2,2の先端側に位置するように形成されている〔図5(B)参照〕。前記螺子軸部2,2及び連結部3は1本の金属軸材から形成されている。
次に、本発明の第2実施形態としては、前記接合具Bの連結部3は、図6に示すように、2本の螺子軸部2,2の軸端が固着される平板状の連結板状部32と、該連結板状部32より形成された板片状の押え部33とから構成される。前記連結板状部32と前記板片状の押え部33は、1枚の板から一体形成されたものである。
前記2本の螺子軸部2,2は、前記連結板状部32に対して溶接又は圧入等の固着手段によって固着される。前記押え部33は、前述したように、板片状に形成されているが、前記螺子軸部2,2側に僅かに傾斜する構造とすることもある。或いは前記押え部33の下端を前記螺子軸部2,2の軸方向に略平行となるようにして、押圧先端部33aが折り曲げ形成されることもある。該押圧先端部33aは、前記支持半体部1の挟持部11又は抱持部12箇所を押圧可能な形状に形成されたものである〔図6(B)参照〕。
次に、本発明の第3実施形態としては、前記接合具Bの連結部3は、図7に示すように、前記2本の螺子軸部2,2を水平状に連結する連結軸34と、板片状の押え部33とから構成されたものである。前記連結軸34は、前記2本の螺子軸部2,2と連続する1本の金属軸材から形成されたものである。前記押え部33は、前記螺子軸部2,2及び連結軸34とは、異なる金属板材から形成され、溶接等の固着手段にて固着されている。
次に、外囲体Cは、図9に示すように、屋根又は壁等であり、断面がほぼ台形山形状の山形部51と、平坦状の底部52とが交互に連続したものである。前記外囲体Cは、複数の建築用板5,5 ,…が並設され、その隣接する建築用板5 ,5同士の端部が連結されて、馳締連結部Jを構成して建築用板5が施工される。その馳締連結部Jが、前記山形部51となる場合が多い。
その金属屋根Cの第1タイプは、隣接する建築用板5 ,5同士を馳締めにより連結するものである。このタイプでは、建築用板5の半山形部51aの上端に形成された頂部51bの外端から下馳部53が形成され、他方側の半山形部51aの頂部51bには上馳部54が形成されている〔図8,図9(B)参照〕。
前記下馳部53及び上馳部54は、ともに円弧状の下馳部53及び上馳部54 を有し、且つ前記半山形部51aの頂部51bから立上り片53a 及び立上り片54aが形成され、該立上り片53a及び立上り片54aが近接対向して馳締連結部Jの首部55aが形成される。そして、隣接する建築用板5 ,5 同士が馳締用吊子56を介して下馳部53と上馳部54とが重合状態で馳締めされて馳締部55bが形成される。この馳締部55bは、角形も存在する。
次に、本発明における外囲体用取付具を外囲体Cの馳締連結部Jに装着する工程について説明する。まず、2つの支持半体部1,1を左右対称に配置して、前記外囲体Cの馳締連結部Jの首部55aを両挟持部11,11にて挟持し、両抱持部12,12にて前記馳締連結部Jの馳締部55bを抱持するようにして、両接合部13,13同士を当接させる〔図8(A)参照〕。
さらに、両接合部13,13の貫通孔13a,13aに接合具Bの2本の螺子軸部2,2を挿通させる。このとき、2本の螺子軸部2,2には、それぞれナット部材が1個ずつ装着されている。前記両抱持部12,12によって馳締連結部Jの馳締部55bが抱持されると共に、前記両抱持部12,12にそれぞれ形成された固定補助突起14,14によって、前記馳締部55bが両抱持部12,12で構成される空隙部内にてガタが生じないように固定される。
また、両支持半体部1,1を接合するときに、前記両接合部13,13に形成されたボルト支持部15に取付用ボルト4が装着される。この取付用ボルト4は、ボルト軸部42が上部支持片17の表面より、略垂直状に突出する。前記支持半体部1,1の両挟持部11,11の下端に形成された座板部16,16は、前記山形部51で且つ馳締連結部Jの両側頂部51b,51bに載置される。
前記接合具Bは、前記2本の螺子軸部2,2が前記両接合部13,13にそれぞれ形成された貫通孔13a,13aに挿通され、両接合部13,13を挟持するようにして、各螺子軸部2にて2つのナット部材21,21により締め付けて固着する。さらに、このときに、前記接合具Bの押え部33により、いずれか一方側の支持半体部1の下方位置を押圧するように、前記螺子軸部2に対して前記ナット部材21を位置調整する。
前記押え部33は、前記抱持部12又は挟持部11の位置を大きな押圧力F〔図8(B)参照〕を有するようにして押圧する。この場合、前記接合具Bの螺子軸部2,2が両接合部13,13の貫通孔13a,13aに挿通した状態で、前記押え部33が備わっていない側の前記螺子軸部2に前記ナット部材21を締め付けつつ、両支持半体部1,1同士が強固に接合される。前記押え部33にて、いずれか一方側の支持半体部1の下方位置を押圧力Fにて押圧しつつ、締め付けることにより、前記挟持部11及び抱持部12が変形することを防止したり、又はその変形を最小限に抑えることができるものである〔図8(B)参照〕。
図9は、本発明の外囲体用取付具によって、緑化屋根を施工したものである。屋根とした外囲体Cの馳締連結部Jに、本発明の外囲体用取付具が装着され、その取付用ボルト4と固定具9によって植栽用筺体6が装着されたものである。前記植栽用筺体6は、前記上部支持片17上に載置され、前記固定具9によって前記上部支持片17上に固定される。前記植栽用筺体6内には観賞用植栽物が備えられ、緑化屋根を構成することができる。
図10は、本発明の外囲体用取付具によって、2層屋根を施工したものである。屋根とした外囲体Cの馳締連結部Jには、本発明の外囲体用取付具が装着され、該外囲体用取付具を介して上部屋根7が施工される。上部屋根7は、キャップ材72及び吊子73を介して連結屈曲部71の被嵌合部71a同士が嵌合固定される嵌合タイプである。また、本発明の外囲体用取付具は、前述の2層屋根とした実施形態において、前記外囲体Cは既設屋根とし、前記上部屋根7は新設屋根とした改修屋根構造にも適用されるものである。
次に、図11は、前記接合部Bと共に補助押え具8が具備される実施形態を示している。該補助押え具8は、前記接合具Bと共に前記本発明の両支持半体部1,1を挟持するようにして、使用される部材である。補助押え具8は、図11(A)に示すように、補助接合部81の下方に補助押え部82が形成されている。そして、前記補助接合部81は、略長方形の板状とした接合主板81aに、補助貫通孔81b,81bが穿孔されている。両補助貫通孔81b,81bの間隔は、前記接合具Bの2本の螺子軸部2,2の間隔と同一間隔である。
前記接合主板81aは、その下端から垂下状片81cが形成され、該垂下状片81cの下端から外方に向かって略水平状に折曲片81dが形成され、該折曲片81dの外端から下方に前記補助押え部82が形成されている。該補助押え部82は、略垂下状板片として形成され、その下端には補助押圧先端部82aが折り曲げ形成されることもある。
補助押え具8は、図11(B)に示すように、前記本体Aの両支持半体部1,1を前記接合具Bと共に挟持するようにして配置され、前記接合具Bの2本の螺子軸部2,2が前記両支持半体部1,1のいずれか一方側より前記貫通孔13a,13aに挿通し、他方側の支持半体部1側に前記補助押え具8が配置されて2個の補助貫通孔81b,81bに前記接合具Bの2本の螺子軸部2,2が挿通される。それぞれの螺子軸部2には、2つのナット部材21,21が装着され、前記両支持半体部1,1の両接合部13,13同士を2つのナット部材21,21によって締付け、挟持固着する〔図11(C)参照〕。
このとき、前記接合具Bは、押え部33によって両支持半体部1,1の一方側の下方位置を押圧し、前記補助押え具8は、その補助接合部81によって、他方側の支持半体部1の下方位置を押圧することができる。特に、前記押え部33と前記補助押え部82に押圧先端部33a及び補助押圧先端部82aが形成されたものでは、前記両支持半体部1,1の両挟持部11,11を強固に押圧することができる。前記補助押え具8は、本発明における外囲体用取付具の第1乃至第3実施形態の全てに適用されるものである。
(A)は本発明の第1実施形態の斜視図、(B)は本発明の分解斜視図である。 (A)は本発明の第1実施形態の側面図、(B)は(A)のXa-Xa矢視断面図、(C)は本発明の正面図、(D)は(A)のXb-Xb矢視断面図である。 本発明の第1実施形態の分解正面図である。 (A)は点状の固定補助突起が形成された支持半体部の側面図、(B)は筋状の固定補助突起が形成された支持半体部の側面図である。 (A)は本発明の第1実施形態における接合具の側面図、(B)は接合具の平面図である。 (A)は本発明の第2実施形態における接合具の斜視図、(B)は第2実施形態を馳締連結部に装着した状態の正面図である。 (A)は本発明の第3実施形態における接合具の斜視図、(B)は第3実施形態を馳締連結部に装着した状態の正面図である。 (A)は本発明の外囲体用取付具における両支持半体部にて馳締連結部を挟持しつつ接合具を支持半体部に装着しようとしている状態の縦断正面図、(B)は両支持半体部が接合具により締め付けられ且つ押え部にていずれか一方側の支持半体部の下方を押圧している状態の縦断正面図である。 (A)は本発明によって外囲体を緑化屋根とした正面略示図、(B)は(A)の要部拡大断面図である。 (A)は本発明によって外囲体を2層屋根とした正面略示図、(B)は(A)の要部拡大断面図である。 (A)は本発明の外囲体用取付具に補助押え具を備えた実施形態の斜視図、(B)は(A)の分解断面図、(C)は補助押え具を備えた本発明の外囲体用取付具を馳締連結部に装着した状態の正面図である。
符号の説明
A…本体、1…支持半体部、11…挟持部、12…抱持部、13a…貫通孔、
13…接合部、14…固定補助突起、15…ボルト支持部、16…座板部、
17…上部支持片、B…接合具、2…螺子軸部、3…連結部、31…垂下状軸部、
32…連結板状部、33…押え部、4…取付用ボルト、41…ボルト頭部、
42…ボルト軸部。

Claims (6)

  1. 略垂直面状の挟持部と,該挟持部の上方に形成され外方に膨出するように形成された抱持部と,適宜の間隔をおいて貫通孔が形成され且つ前記抱持部の上方に形成された略垂直面状の接合部とからなる支持半体部が左右対称一対に備えられた本体と、前記支持半体部の両接合部同士を接合する2本の螺子軸部と,該螺子軸部が略平行に連結される連結部とからなる接合具とからなり、該接合具は、前記両支持半体部を接合すると共に、前記連結部の一部にていずれか一方側の前記支持半体部の下方位置を押圧支持してなり、前記接合具の連結部は、前記2本の螺子軸部の軸端から下方に向かって形成される垂下状軸部と、該垂下状軸部の下端同士を連結する水平軸状の押え部とからなり、該押え部は前記いずれか一方側の支持半体部の下方位置を押圧してなることを特徴とする外囲体用取付具。
  2. 請求項1において、前記抱持部の内部には固定補助突起が形成されてなることを特徴とする外囲体用取付具。
  3. 請求項1又は2において、前記両接合部には取付用ボルトのボルト頭部及びボルト軸部が収納されるボルト支持部が形成されてなることを特徴とする外囲体用取付具。
  4. 請求項1,2又は3において、前記支持半体部の両挟持部の下端には略板状に座板部が形成されてなることを特徴とする外囲体用取付具。
  5. 請求項1,2,3又は4において、前記支持半体部の両接合部の上端には上部支持片が形成されてなることを特徴とした外囲体用取付具。
  6. 請求項1,2,3,4又は5において、前記接合具の螺子軸部が挿通する補助貫通孔が穿孔された補助接合部の下方に補助押え部が形成された補助押え具が備えられ、該補助押え具は、前記接合具と共に前記両支持半体部を接合し、前記補助押え部は、前記本体の他方側の支持半体部の下方位置を押圧支持してなることを特徴とする外囲体用取付具。
JP2006127940A 2006-05-01 2006-05-01 外囲体用取付具 Active JP4996877B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006127940A JP4996877B2 (ja) 2006-05-01 2006-05-01 外囲体用取付具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006127940A JP4996877B2 (ja) 2006-05-01 2006-05-01 外囲体用取付具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007297860A JP2007297860A (ja) 2007-11-15
JP4996877B2 true JP4996877B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=38767575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006127940A Active JP4996877B2 (ja) 2006-05-01 2006-05-01 外囲体用取付具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4996877B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4693135B2 (ja) * 2008-01-10 2011-06-01 株式会社カナメ 屋根上設置物用取り付け金具及び屋根上設置物用取り付け金具の取り付け構造
JP4697641B2 (ja) * 2008-05-26 2011-06-08 株式会社ブレスト工業研究所 折板屋根用取付金具
JP4746650B2 (ja) * 2008-07-23 2011-08-10 株式会社カナメ 屋根上設置物用取り付け金具及び屋根上設置物の取り付け構造
JP5366057B2 (ja) * 2009-10-30 2013-12-11 元旦ビューティ工業株式会社 持出部材の設置構造、外設部材の取付構造、及び改修構造
JP5606822B2 (ja) * 2010-08-12 2014-10-15 ニイガタ製販株式会社 ボルト取付具
JP5532427B2 (ja) * 2010-09-01 2014-06-25 元旦ビューティ工業株式会社 外装構造、及びその施工法
JP5731203B2 (ja) * 2011-01-12 2015-06-10 三晃金属工業株式会社 太陽光発電ユニットの取付装置
JP5731220B2 (ja) * 2011-02-10 2015-06-10 三晃金属工業株式会社 太陽光発電ユニットの取付装置
JP5709079B2 (ja) * 2011-03-23 2015-04-30 元旦ビューティ工業株式会社 外装構造及びその施工法
JP5546060B2 (ja) * 2012-12-07 2014-07-09 株式会社相川プレス工業 ソーラーパネルの取付構造
JP5640115B1 (ja) * 2013-06-03 2014-12-10 株式会社オーティス 屋根上物品取付具
JP6119467B2 (ja) * 2013-07-04 2017-04-26 株式会社大林組 ソーラーパネルの飛散防止装置、およびソーラーパネルの設置構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59131439U (ja) * 1983-02-22 1984-09-03 三晃金属工業株式会社 雪止取付金具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007297860A (ja) 2007-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4996877B2 (ja) 外囲体用取付具
JP4364177B2 (ja) 部材相互の接合金具および上下階縦枠材接合構造並びに接合方法
JPH11241402A (ja) 剛内部コネクタ
JP2000120304A (ja) 支柱と横棧の継手およびこの継手を備えた接続構造
JP4398812B2 (ja) 受金具
JP4769328B1 (ja)
JP5581077B2 (ja) 屋根上取付具およびその取付構造
JP4865501B2 (ja) 天板の連結構造
JP5808022B2 (ja) 取付金具
JP6613160B2 (ja) 架台の支持構造
JP5448079B2 (ja) 屋根上取付具およびその取付構造
JP2008095315A (ja) 二重屋根
JP5222887B2 (ja) 屋根上取付具
KR101971179B1 (ko) 비닐하우스용 파이프 연결체결구 및 이를 이용한 비닐하우스 구조물
JP2019105074A (ja) 天井下地構造
JP7294800B2 (ja) 樋受部材
JP2008008145A (ja) 角形鋼接合用の変形防止金物
JP3166986U (ja) 折板屋根の改修構造とそれに用いる取付部材
JP4082358B2 (ja) 建築構造物、及び組立建物
JPH09158385A (ja) 接合部材ならびにそれを用いた接合構造および接合方法
JP4139417B2 (ja) 簡易ハウスの骨組み用連結金具
JP5674902B1 (ja) フェンス用網状パネルの接続構造
JP3542067B2 (ja) 薄鋼板製支持枠部材とその製作方法
JP3697026B2 (ja) 床材を支持する支持脚の補強部材および、その補強部材を使用した床支持構造
KR20240073547A (ko) 트러스 구조물을 연결하는 연결브라켓

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120514

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4996877

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250