JP5606822B2 - ボルト取付具 - Google Patents

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本発明は、屋根上にソーラーパネルや融雪装置などの屋根用設置物を取付するための取付ボルトを、屋根上に固定する雪止めや雪止めを屋根上に固定するための雪止め固定金具などの屋根上固定物を介して屋根上に取付するためのボルト取付具に関するものである。
従来から、屋根上にソーラーパネルや融雪装置などの屋根用設置物を設置するための専用取付金具が実施されている。
一般的な屋根用設置物取付金具は、屋根上に固定可能な固定機構部を備えた金具本体の上部に取付ボルトを立設した構成となっていて、この取付ボルトに直接あるいは他の金具などを介して間接的に屋根用設置物を取付できるように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来、屋根上に固定可能な雪止めや、雪止めを屋根上に固定するための雪止め固定具に対してバーリング加工を施すなどして螺着孔を形成し、この螺子孔に屋根用設置物取付用の取付ボルトを螺着することで、雪止めや雪止め固定具を取付ボルト付の屋根用設置物取付金具として利用することも行われている。
特開2009−287334号公報
本発明は、上記特許文献1のような専用の屋根用設置物取付金具を用いることなく、また、螺子孔形成などの加工作業も要することなく、例えば屋根上に固定される雪止め金具や雪止め金具を取付するための雪止め取付金具などの既存の屋根上固定物を利用して簡単に取付ボルトを屋根上に取付できる画期的なボルト取付具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
ソーラーパネル1Aや融雪装置などの屋根用設置物1を取付するための取付ボルト2を、屋根3上に固定可能な雪止めや雪止めを屋根3上に固定するための雪止め固定具4Aなどの屋根上固定物4に対して取付可能なボルト取付具であって、前記屋根上固定物4の基体5の表面に重合する表面重合部7を備えた表側挟着体6と、前記基体5の裏面に重合する裏面重合部9を備えた裏側挟着体8とから成り、この表側挟着体6と裏側挟着体8とに夫々前記取付ボルト2のボルト杆部10を貫挿するボルト通し孔12を設け、前記基体5の表裏面に重合した表側挟着体6と裏側挟着体8の夫々の前記ボルト通し孔12を位置合わせして、裏側挟着体8のボルト通し孔12から表側挟着体6のボルト通し孔12へと前記取付ボルト2のボルト杆部10を貫挿することで、このボルト杆部10の先端部が前記基体5の外方へ突設すると共に、この取付ボルト2のボルト頭部11が、裏側挟着体8の前記裏面重合部9の反対側に設けたボルト頭配置部13に配置するように構成し、このボルト頭配置部13に配置した取付ボルト2のボルト頭部11に係止して取付ボルト2を抜け止め保持するボルト頭係止部14を前記表側挟着体6に設けて、このボルト頭係止部14がボルト頭配置部13に配置したボルト頭部11に係止することで、表側挟着体6と裏側挟着体8とが前記基体5の表面と裏面を挟み込んだ挟着状態に保持される構成としたことを特徴とするボルト取付具に係るものである。
また、前記基体5に貫通部15を備えた前記屋根上固定物4若しくは貫通部15を基体5に貫通形成した屋根上固定物4に対して取付可能なボルト取付具であって、前記貫通部15に取付ボルト2のボルト杆部10を貫通させて前記表側挟着体6と前記裏側挟着体8とを前記貫通部15周囲の基体5の表裏面に挟着し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載のボルト取付具に係るものである。
また、前記表側挟着体6に、前記表面重合部7側の外方に向けて前記ボルト頭係止部14を突設すると共に、このボルト頭係止部14は、前記基体5の表裏面に重合した表側挟着体6と前記裏側挟着体8の夫々の前記ボルト通し孔12を位置合わせした際に裏側挟着体8の前記ボルト頭配置部13側に配設する突設長を有する構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のボルト取付具に係るものである。
また、前記表側挟着体6の側部に、前記表面重合部7側の外方に向けて前記ボルト頭係止部14を突設し、このボルト頭係止部14を、前記裏側挟着体8の側方を介して前記ボルト頭配置部13側に配設し得るように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のボルト取付具に係るものである。
また、前記裏側挟着体8のボルト通し孔12から前記表側挟着体6のボルト通し孔12へと前記取付ボルト2のボルト杆部10を貫挿した際に、この取付ボルト2のボルト頭部11を圧入する圧入部16を前記表側挟着体6に設け、この圧入部16に前記ボルト頭係止部14を設けて、このボルト頭係止部14が前記圧入部16に圧入したボルト頭部11に係止する構成としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のボルト取付具に係るものである。
また、前記表側挟着体6の両側部に、前記表面重合部7側の外方に向けて弾性を有する板状突出部17を突設し、この各板状突出部17の突出先端部を対向内側に向けて折曲形成すると共に、この各折曲部18の先端間の対向間隔を前記取付ボルト2のボルト頭部11の径幅より小さい対向間隔に設定して、この各折曲部18をその弾性に抗して各折曲部18の先端間にボルト頭部11を圧入可能な圧入部16とし、この圧入部16を構成する各折曲部18の先端を、この圧入部16に圧入したボルト頭部11に係止する前記ボルト頭係止部14としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のボルト取付具に係るものである。
また、前記裏側挟着体8の前記ボルト頭配置部13に、このボルト頭配置部13に配置した前記取付ボルト2のボルト頭部11を回り止め状態に支持する支持部19を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のボルト取付具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、上記特許文献1のような専用の屋根用設置物取付金具を用いずとも、既存の雪止めや雪止め固定具などの屋根上固定物を利用して屋根上に取付ボルトを取付でき、しかも、取付ボルトを貫挿した表側挟着体と裏側挟着体とを屋根上固定物の基体に挟着することで取付ボルトを屋根上固定物に取付するので、屋根上固定物に対して螺子孔を形成するような面倒な加工作業は不要で、非常に簡単に取付可能であるなど、極めて実用性に優れた画期的なボルト取付具となる。
また、請求項2記載の発明においては、貫通部から取付ボルトのボルト杆部の先端部を屋根上固定物(基体)の外方へ突出させてこの取付ボルトを屋根用設置物の取付に確実に利用でき、しかも、基体の貫通部周囲の例えば対向箇所を表側挟着体と裏側挟着体とで挟着して取付ボルトを屋根上固定物に対し安定的に取付することも可能となるなど、一層実用性に優れた構成のボルト取付具となる。
また、請求項3,4記載の発明においては、ボルト頭係止部が表側挟着部に設けられる構成でありながら、裏側挟着体のボルト頭配置部に配置した取付ボルトのボルト頭部に係止可能となる構成を簡易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成のボルト取付具となる。
また、請求項5,6記載の発明においては、ボルト頭係止部のボルト頭部への係止操作などは不要で、取付ボルトのボルト杆部をボルト通し孔へと貫挿しつつボルト頭部を圧入部に圧入するだけの操作でボルト頭係止部がボルト頭部に係止するので、取付ボルトの取付作業が一層容易に行われる極めて実用性に優れた構成のボルト取付具となる。
また、特に請求項6記載の発明においては、ボルト頭部を圧入する圧入部も、この圧入部にボルト頭部を圧入することでボルト頭部に係止するボルト頭係止部も簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成のボルト取付具となる。
また、請求項7記載の発明においては、ボルト頭配置部に取付ボルトのボルト頭部が配置することで取付ボルトが回り止め状態に支持されるので、この取付ボルト(のボルト杆部)にナットや各種取付金具などの螺着する際に取付ボルトの空回りを生じず、従ってこの取付ボルトへの螺着作業が容易に行われて屋根用設置物の設置作業が容易に行われることになる一層実用性に優れた構成のボルト取付具となる。
本実施例を用いて取付ボルトを屋根上固定物に固定した状態を示す斜視図である。 本実施例と取付ボルトと屋根上設置物とを示す分解斜視図である。 本実施例と取付ボルトとの関係を示す拡大説明斜視図である。 本実施例の取付手順を示した説明側断面図である。 本実施例を用いて取付ボルトを屋根上固定物に固定した状態を示す拡大説明断面図である。 本実施例の使用状態を示す概略説明斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明のボルト取付具は、ソーラーパネル1Aや融雪装置などの屋根用設置物1を取付するための取付ボルト2を、屋根3上に固定可能な雪止めや雪止めを屋根3上に固定するための雪止め固定具4Aなどの屋根上固定物4に対して取付可能である。
具体的には、屋根上固定物4の基体5の表面に、表側挟着体6の表面重合部7を重合すると共に、この表側挟着体6に位置を合わせるようにして基体5の裏面に裏側挟着体8の裏面重合部9を重合し、この表側挟着体6のボルト通し孔12と裏側挟着体8のボルト通し孔12とを位置合わせする。
そして、裏側挟着体8のボルト通し孔12から表側挟着体6のボルト通し孔12へと取付ボルト2のボルト杆部10を貫挿すると、このボルト杆部10の先端部が前記基体5(屋根上固定物4)の外方へ突設すると共に、この取付ボルト2のボルト頭部11が、裏側挟着体8の裏面重合部9の反対側に設けたボルト頭配置部13に配置することになり、このボルト頭配置部13に配置したボルト頭部11に表側挟着体6に設けたボルト頭係止部14を係止すると、取付ボルト2が前記各ボルト通し孔12より抜け止め保持されることになる。
即ち、表側挟着体6のボルト頭係止部14が裏側挟着体8の裏面重合部9の反対側のボルト頭配置部13に配置したボルト頭部11に係止するので、表側挟着体6は、その表面重合部7が基体5の表面から離反する方向へ移動できず、しかも抜け止め保持されている取付ボルト2のボルト頭部11が裏側挟着体8を押さえ込むため、裏面重合部9も基体5の裏面から離反する方向に移動できず、従って、表側挟着体6と裏側挟着体8とが前記基体5の表面と裏面を挟み込んだ挟着状態に保持されて、取付ボルト2も基体5に対して脱落不能状態に取付られることになる。
このようにして取付ボルト2を取付した屋根上固定物4を屋根3上に固定すると、屋根上固定物4の基体5から外方へ突出している前記取付ボルト2のボルト杆部10を利用してソーラーパネル1Aや融雪装置などの屋根用設置物1を屋根3上に取付できる。尚、屋根上固定物4を屋根3上に固定した後で、上記と同様にしてこの屋根上固定物4に取付ボルト2を取付するようにしても良い。
従って、本発明によれば、上記特許文献1のような専用の屋根用設置物取付金具は不要であり、また、屋根上固定物4に対して螺子孔形成などの面倒な加工作業も要することなく、既存の雪止めや雪止め固定具4Aなどの屋根上固定物4を利用して簡単に屋根3上に取付ボルト2を取付できる。
また、例えば、前記基体5に貫通部15を備えた前記屋根上固定物4若しくは貫通部15を基体5に貫通形成した屋根上固定物4に対して取付可能なボルト取付具であって、前記貫通部15に取付ボルト2のボルト杆部10を貫通させて前記表側挟着体6と前記裏側挟着体8とを前記貫通部15周囲の基体5の表裏面に挟着し得るように構成すれば、貫通部15を備えた既存の屋根上固定物4に対して本ボルト取付具は無加工で使用可能であると共に、貫通部15のない屋根上固定物4に対しても、この屋根上固定物4に貫通孔(貫通部15)などを形成することだけで本ボルト取付具を容易に使用可能となり、この貫通部15から取付ボルト2のボルト杆部10の先端部を屋根上固定物4(基体5)の外方へ突出させてこの取付ボルト2を屋根用設置物1の取付に確実に利用できる。
しかも、例えば後述の実施例のように、基体5の貫通部15周囲の対向箇所を表側挟着体6と裏側挟着体8とで挟着して取付ボルト2を屋根上固定物4に対し安定的に取付することも可能となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、ソーラーパネル1Aや融雪装置などの屋根用設置物1を取付するための取付ボルト2を、屋根3上に固定可能な雪止めや雪止めを屋根3上に固定するための雪止め固定具4Aなどの屋根上固定物4に対して取付可能なボルト取付具に係るものである。
また、本実施例の屋根上固定物4は、図1,図2,図6に示すように、雪止めを屋根3上に取付するための雪止め固定具4Aであって、縦葺屋根3のハゼ部20に挟持固定することで取付するタイプのものを採用した場合を示している。
この雪止め固定具4Aについて更に詳しく説明すると、板状の基体5をコ字状に屈曲して天板部22の下部左右に前記ハゼ部20を挟持する挟持部21を左右対向状態に設け、この各挟持部21間に締付ボルト23を架設してこの締付ボルト23の先端に螺着した図示省略のナットを締付回動して各挟持部21間を幅狭くすることで、各挟持部21が前記ハゼ部20を締付挟持して縦葺屋根3上に固定できる構成としている。
また、この雪止め固定具4Aの中間位置に、天板部22から左右の挟持部21の中ほどにかけて溝状の貫通部15を形成し、この貫通部15に雪止め(アングル)を差し込み挿入固定し得るように構成している。即ち、本実施例の屋根上固定物4(雪止め固定具4A)は、アングル止め金具を採用した場合を示している。
本実施例のボルト取付具は、前記雪止め固定具4Aの基体5の表面に重合する表面重合部7を備えた表側挟着体6と、前記基体5の裏面に重合する裏面重合部9を備えた裏側挟着体8とから成ると共に、この表側挟着体6と裏側挟着体8とを、特に基体5の前記天板部22の表裏面に重合するのに適した形状に形成している。
具体的には、表側挟着体6は、図1〜図3に示すように、長方形状の金属板6で構成すると共に、この金属板6の短方向縁の長さ幅寸法を雪止め固定具4Aの前記天板部22の左右幅寸法と略同寸法に設定し、この金属板6の一側板面を前記表面重合部7として、この金属板6の両側の長手方向縁を天板部22の左右両側縁に合致させて表面重合部7を天板部22の表面(上面)に重合させると、金属板6が雪止め固定具4Aの外方へ大きく突出せずに納まり良く配置可能となる構成としている。
また、裏側挟着体8は、図2〜図5に示すように、長方形状の金属板8で構成すると共に、この金属板8の短方向縁の長さ幅寸法を、前記表側挟着体6の短方向縁の長さ幅寸法よりやや小さく且つ雪止め固定具4Aの前記天板部22の左右幅寸法よりやや小さい幅寸法に設定し、この金属板8の一側板面を前記裏面重合部9として、この金属板8の両側の長手方向縁を天板部22の左右両側縁に合致させて裏面重合部9を天板部22の裏面(下面)に重合させると、金属板8が前記挟持部21間に納まり良く配置可能となる構成としている。
また、この金属板8の他側板面を取付ボルト2のボルト頭部11が当接配置するボルト頭配置部13としている。
また、この表側挟着体6と裏側挟着体8とは、夫々の中心部に取付ボルト2のボルト杆部10の径寸法よりやや径大で且つボルト頭部11の径寸法より径小なボルト通し孔12を貫通形成している。
そして、前記貫通部15の周囲の天板部22、即ち貫通部15を挟んだ天板部22の前後対向位置の表裏面に表側挟着体6の表面重合部7の長手方向の両側面と裏側挟着体8の裏面重合部9の長手方向の両側面とを重合して表側挟着体6と裏側挟着体8の夫々の前記ボルト通し孔12を貫通部15に配置すると共に位置合わせし、裏側挟着体8のボルト通し孔12から(雪止め固定具4Aの下方から)貫通部15を介して表側挟着体6のボルト通し孔12へと前記取付ボルト2のボルト杆部10を貫挿することで、このボルト杆部10の先端部が前記基体5の外方(上方)へ突設すると共に、この取付ボルト2のボルト頭部11が、裏側挟着体8の前記裏面重合部9の反対側の前記ボルト頭配置部13に配置するように構成している(図4,図5参照)。
また、本実施例では、このボルト頭配置部13に配置した取付ボルト2のボルト頭部11に係止して取付ボルト2を抜け止め保持するボルト頭係止部14を前記表側挟着体6に設けて、このボルト頭係止部14がボルト頭配置部13に配置したボルト頭部11に係止することで、表側挟着体6と裏側挟着体8とが前記基体5の表面と裏面を挟み込んだ挟着状態に保持される構成としている。
具体的には、表側挟着体6の長手方向の両側縁部の中ほどに、帯状の板状突出部17を一体的に突設し、この各板状突出部17を表面重合部7側の外方に向けて(対向する裏側挟着体8の裏面重合部9に向けて)、この表面重合部7の板面と直交状態となるように折曲形成している。即ち、表面重合部7の両端から、この表面重合部7側の外方に向けて帯状の板状突出部17が平行に突設する構成とし、この各板状突出部17が表側挟着体6の短方向縁の長さ幅寸法よりやや小さい裏側挟着体8の長手方向縁の両外側部を介して(通して)裏側挟着体8の前記ボルト頭配置部13に突設配設可能となる構成としている。
また、この各板状突出部17は、その突出方向と直交する方向の幅寸法を前記左右の挟着部21の溝状貫通部15の溝幅寸法と略同幅寸法若しくはやや小さい幅寸法に設定して、前記基体5の天板部22の表面に表側挟着体6の表面重合部7を重合してそのボルト通し孔12を天板部22の貫通部15に配置した際に、この各板状突出部17を各挟着部21の貫通部15に沿わせて配設し得るように構成している(図1,図5参照)。
また、更にこの各板状突出部17の突出先端部を、夫々の対向内側に向けて且つ表面重合部7側に向けて傾斜折曲すると共に、この各傾斜折曲部18の先端間の対向間隔を前記取付ボルト2のボルト頭部11の径幅より小さい対向間隔に設定して、この各折曲部18を、この各折曲部18の弾性に抗して各折曲部18の先端間にボルト頭部11を圧入可能な圧入部16とし、この圧入部16を構成する各折曲部18の先端を、この圧入部16に圧入したボルト頭部11に係止する前記ボルト頭係止部14としている。
従って、前記裏側挟着体8のボルト通し孔12から天板部22の貫通部15を介して前記表側挟着体6のボルト通し孔12へと前記取付ボルト2のボルト杆部10を貫挿した際に、ボルト頭部11を圧入部16に圧入すると、このボルト頭部11がボルト頭係止部14を越えて前記ボルト頭配置部13に到達したところでボルト頭係止部14がボルト頭部11の基端面に係止して、取付ボルト2が貫挿方向と逆方向へ抜け止め状態となる構成としている(図4,図5参照)。
この際、表側挟着体6のボルト頭係止部14が裏側挟着体8の裏面重合部9の反対側のボルト頭配置部13に配置したボルト頭部11に係止することで、表側挟着体6は、その表面重合部7が基体5の表面から離反する方向へ移動できず(表側挟着体6が天板部22の表面に重合状態に保持され)、また、抜け止め保持されている取付ボルト2のボルト頭部11の座面がボルト頭配置部13に当たって裏側挟着体8を押さえ込むこととなるため、裏面重合部9も基体5の裏面から離反する方向に移動できず(裏側挟着体8が天板部22の裏面に重合状態に保持され)、よって、表側挟着体6と裏側挟着体8とが前記基体5の表面と裏面を挟み込んだ挟着状態に保持されて、取付ボルト2も基体5に対し脱落不能状態に取付られてボルト杆部10の先端側が天板部22の上方へ立設突出することになる構成としている。また、この際、貫通部15周囲の天板部22の対向位置を表側挟着体6と裏側挟着体8とで挟着するので、基体5(天板部22)に対して表側挟着体6と裏側挟着体8とが安定的に挟着して取付ボルト2が雪止め固定具4Aに安定的に取付られることになる。
そして、この立設突出するボルト杆部10(取付ボルト2)を利用して、ソーラーパネル1Aや融雪装置などの屋根用設置物1を屋根3上に取付可能となる。尚、図6は、ソーラーパネル1Aを屋根3上に取付した場合を示している。
また、本実施例では、前記裏側挟着体8の前記ボルト頭配置部13に、このボルト頭配置部13に配置した前記取付ボルト2のボルト頭部11を回り止め状態に支持する支持部19を設けている。
具体的には、図3に示すように、裏側挟着体8の前記ボルト通し孔12の両側位置を細帯状に切り出すと共に、この切り出し部をボルト頭配置部13側に押し出し折曲し、更に、この各切り出し折曲部19間の間隔をボルト頭部11外周の対向側面の対向幅よりやや幅広に設定して、この各切り出し折曲部19を前記支持部19としている。
即ち、ボルト頭配置部13にボルト頭部11を配置すると、各切り出し折曲部19(支持部19)がボルト頭配置部13に配置したボルト頭部11外周の対向側面の外側に配置してボルト頭部11(取付ボルト2)を回り止め状態に支持するように構成している。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
また、本実施例では、屋根上固定物4として貫通部15を有する雪止め固定具4Aを採用した場合を示したが、これに限らず、他の金具や雪止めに対して本ボルト取付具を取付するようにしても良く、この際、貫通部15が必要となるものに対しては、その基体5に貫通孔などを形成することで対応すると良い。
1 屋根用設置物
1A ソーラーパネル
2 取付ボルト
3 屋根
4 屋根上固定物
4A 雪止め固定具
5 基体
6 表側挟着体
7 表面重合部
8 裏側挟着体
9 裏面重合部
10 ボルト杆部
11 ボルト頭部
12 ボルト通し孔
13 ボルト頭配置部
14 ボルト頭係止部
15 貫通部
16 圧入部
17 板状突出部
18 折曲部
19 支持部

Claims (7)

  1. ソーラーパネルや融雪装置などの屋根用設置物を取付するための取付ボルトを、屋根上に固定可能な雪止めや雪止めを屋根上に固定するための雪止め固定具などの屋根上固定物に対して取付可能なボルト取付具であって、前記屋根上固定物の基体の表面に重合する表面重合部を備えた表側挟着体と、前記基体の裏面に重合する裏面重合部を備えた裏側挟着体とから成り、この表側挟着体と裏側挟着体とに夫々前記取付ボルトのボルト杆部を貫挿するボルト通し孔を設け、前記基体の表裏面に重合した表側挟着体と裏側挟着体の夫々の前記ボルト通し孔を位置合わせして、裏側挟着体のボルト通し孔から表側挟着体のボルト通し孔へと前記取付ボルトのボルト杆部を貫挿することで、このボルト杆部の先端部が前記基体の外方へ突設すると共に、この取付ボルトのボルト頭部が、裏側挟着体の前記裏面重合部の反対側に設けたボルト頭配置部に配置するように構成し、このボルト頭配置部に配置した取付ボルトのボルト頭部に係止して取付ボルトを抜け止め保持するボルト頭係止部を前記表側挟着体に設けて、このボルト頭係止部がボルト頭配置部に配置したボルト頭部に係止することで、表側挟着体と裏側挟着体とが前記基体の表面と裏面を挟み込んだ挟着状態に保持される構成としたことを特徴とするボルト取付具。
  2. 前記基体に貫通部を備えた前記屋根上固定物若しくは貫通部を基体に貫通形成した屋根上固定物に対して取付可能なボルト取付具であって、前記貫通部に取付ボルトのボルト杆部を貫通させて前記表側挟着体と前記裏側挟着体とを前記貫通部周囲の基体の表裏面に挟着し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載のボルト取付具。
  3. 前記表側挟着体に、前記表面重合部側の外方に向けて前記ボルト頭係止部を突設すると共に、このボルト頭係止部は、前記基体の表裏面に重合した表側挟着体と前記裏側挟着体の夫々の前記ボルト通し孔を位置合わせした際に裏側挟着体の前記ボルト頭配置部側に配設する突設長を有する構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のボルト取付具。
  4. 前記表側挟着体の側部に、前記表面重合部側の外方に向けて前記ボルト頭係止部を突設し、このボルト頭係止部を、前記裏側挟着体の側方を介して前記ボルト頭配置部側に配設し得るように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のボルト取付具。
  5. 前記裏側挟着体のボルト通し孔から前記表側挟着体のボルト通し孔へと前記取付ボルトのボルト杆部を貫挿した際に、この取付ボルトのボルト頭部を圧入する圧入部を前記表側挟着体に設け、この圧入部に前記ボルト頭係止部を設けて、このボルト頭係止部が前記圧入部に圧入したボルト頭部に係止する構成としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のボルト取付具。
  6. 前記表側挟着体の両側部に、前記表面重合部側の外方に向けて弾性を有する板状突出部を突設し、この各板状突出部の突出先端部を対向内側に向けて折曲形成すると共に、この各折曲部の先端間の対向間隔を前記取付ボルトのボルト頭部の径幅より小さい対向間隔に設定して、この各折曲部をその弾性に抗して各折曲部の先端間にボルト頭部を圧入可能な圧入部とし、この圧入部を構成する各折曲部の先端を、この圧入部に圧入したボルト頭部に係止する前記ボルト頭係止部としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のボルト取付具。
  7. 前記裏側挟着体の前記ボルト頭配置部に、このボルト頭配置部に配置した前記取付ボルトのボルト頭部を回り止め状態に支持する支持部を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のボルト取付具。
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