JP5681234B2 - 固定具 - Google Patents

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Description

本発明は、被取付体に取付物を固定するために用いる固定具に関するものである。
被取付体に取付物を固定するための固定具として、例えば特許文献1には、折板屋根に太陽電池パネルを固定する固定具が開示されている。この固定具は、L字状の係着ボルトの短辺をH形鋼のフランジ下面に引っ掛け、係着ボルトの長辺を折板の上底から突出させて、座金を介してこの係着ボルトをナットで締め付ける構造になっている。この固定具によると、太陽電池パネルにかかる揚力は、係着ボルトを介して形鋼にかかるため、太陽電池パネルの支持強度に優れている。
しかし、形鋼には種々のフランジ幅のものがあり、このフランジの端を屋根上から把握することは困難である。また、フランジの端を把握しても、屋根上から係着ボルトをフランジの端に的確に引っ掛けるのは困難である。さらに、ナットの締め付けに緩みが生じれば、係着ボルトは回転し易く、フランジから外れてしまうおそれがある。
特開2010−71039号公報
本発明は、被取付体に的確に設置でき、かつ外れにくい固定具を提供することを目的とする。
(1)本発明は、被取付体に取付物を固定するための固定具であって、
前記被取付体に通されて両端部が該被取付体から突出する心棒と、前記心棒に対して略直角に交差するように回動可能に該心棒の一端部で支持され、前記被取付体に当接する当部材と、前記心棒の他端部に取り付けられ、該被取付体を前記当部材と挟んで締め付ける締付部材とを備えたことを特徴とする。
(2)また、本発明は、前記心棒の一端部が、その周りに突出して形成された支持部を有し、前記当部材は、前記心棒が挿通可能な筒体から成り、前記筒体の一端から中心部に亘って形成された一の切欠部と、前記筒体の他端から中心部に亘って形成された他の切欠部と、前記筒体の一端から切欠部の中程に向かって傾斜する傾斜部とを備え、前記心棒は、前記一の切欠部と前記他の切欠部を前記支持部に向かって貫通することを特徴とする。
(3)また、本発明は、前記心棒の一端部は、その周りに突出して形成された支持部を有し、前記当部材は、心棒を挟んで連結された一対の台形の板体であり、前記一対の板体は、下底の一の底角部と、該一の底角部の対角部とで連結されることを特徴とする。
(4)また、本発明は、前記当部材が、心棒の長手方向に直交する回転軸と、前記回転軸を介して心棒の一端部に軸支される細長の板体とを備え、前記板体は、その重心から短手方向にずれた位置で前記回転軸が通されたことを特徴とする。
(5)また、本発明は、前記被取付体に形成された前記心棒を通す挿通孔の内側に、該心棒と略同軸上に配置され、前記締付部材によって締め付けられる支柱を備えたことを特徴とする。
上記(1)〜(5)の本発明の固定具は、当部材が、心棒に対して略直角に交差するように回動可能である。よって、この当部材は、心棒が通された被取付体の孔の周縁に確実に当接するので、本発明の固定具は的確に被取付体に設置される。また、締付部材が外れない限り、固定具は被取付体から外れることがない。
また、当部材と締付部材が被取付体を締め付ける。よって、被取付体が複数の部材を接合して成る場合には、各部材の接合を補強することができる。
また、上記(5)の固定具は、支柱が締付部材の押圧力を受け、被取付体の表面に過度の圧力が掛からない。このため、被取付体の表面の破損を防止することができる。
本発明の固定具を用いて架台を固定する折板屋根の全体図である。 本発明の固定具の取り付け態様を示した断面図である。 実施例1の固定具の斜視図である。 実施例1の当部材の他の態様を示した斜視図である。 実施例1の心棒及び当部材の他の態様を示した斜視図である。 実施例2の固定具の斜視図である。 実施例2の固定具の取り付け態様を示した断面図である。 実施例2の締付部材を折板との当接面側から見た図である。 実施例3の固定具の取り付け態様を示した断面図である。
本発明の固定具を説明する。なお、本明細書において、各図にわたって示される同じ符号は同一または同様の部材や物を示す。
本発明の固定具は、被取付体に取付物を固定するために用いられる。例えば、この被取付体としては屋根であり、取付物としては太陽電池パネルの取付用架台である。屋根は、建物のフレームを構成し、梁となる骨部材と、この骨部材に取り付けられた折板材、スレート、トタン等の板材等から成る面部材とから構成されている。本発明の固定具を設置するため、骨部材及び面部材には挿通孔が同軸上に形成される。
この様な屋根としては、折板屋根が挙げられる。折板屋根は、図1及び図2に示すように、骨部材としてフランジ19を有する形鋼9と、面部材としてタイトフレーム7を介して形鋼9に固定される折板3とを備える。この形鋼9は、代表的にはH形、溝形のものである。タイトフレーム7は形鋼9に溶接等で固定されている。折板3は、V字、U字又はこれに近い形に折り曲げられた金属板であり、上底21と、下底と、上底21から下底に伸びる一対のウェブ99から構成される。この折板3はタイトフレーム7に交設されたボルトに固定されている。形鋼9のフランジ19と折板3の上底21には、挿通孔67,37が同軸上に形成される。本発明を折板屋根に架台を固定する場合を例に説明する。
固定具1は、図1に示すように、折板屋根に載置される架台5を固定するためのものである。この架台5は、例えば縦横に並べた太陽電池パネルを固定するために用いられる。本発明の固定具1は、図2及び図3に示すように、支柱11と、心棒13と、当部材15と、締付部材17とを備える。
支柱11は、図2及び図3に示すように、筒状であり、その内側に後述の心棒13と当部材15が通される。この支柱11の例としては、外形30mm、内径26mm、高さ90mmのステンレス製の円筒を用いることができる。形状は円筒に限られず角筒であってもよい。材質及び寸法等は、設置条件、耐久性等に応じて適宜定められる。この支柱11は、折板3の挿通孔37に通されて、その一端が形鋼9の挿通孔67の周りに当接して配置される。配置された支柱11の他端は折板3の上底21の表面と略同一の高さになる。
心棒13は、図2及び図3に示すように、折板3の挿通孔37と形鋼9の挿通孔67に通される。この心棒13は当部材15を支持する支持部23と、支持部23から心棒13の他端に亘って形成された軸部25を有する。本実施例において支持部23は、心棒13の一端部に設けられて軸部25の周りに突出して形成される。挿通孔67に通された支持部23は形鋼9のフランジ19下面から突出して配置され、当部材15を介して形鋼9に固定される。軸部25は、架台5及び後述の締付部材17が取り付けられる取付部22を有する。この軸部25は先端部が折板3から突出して配置される。突出した軸部25は、架台5の設置に必要な部分を残して切断することもできる。この支持部23及び軸部25を有する心棒13は、代表的にはボルトであり、ボルト頭が支持部23として用いられる。このボルトは、その腐食を防ぐためステンレス製が好ましい。その軸径は、架台5の支持強度を考慮して決定されるが、例えば軸径10mm、長さ200mmのものを用いることができる。
当部材15は、図2及び図3に示すように、心棒13に対して略直角に交差するように回動可能に心棒13の支持部23で支持され、当部材15は、心棒13と共に挿通孔37,67に通されて配置されて形鋼9のフランジ19下面に当接する。この当部材15は、長手部と、この長手部を心棒13に対して略直角に交差するように回動させる回動機構とを有している。本実施例の当部材15は、心棒13が挿通可能な四角筒であり、例えば、断面の縦横寸法が15mm×15mmであり、厚み2mm、長さ60mmのものを用いることができる。この当部材15は、鉄、アルミニウム、ステンレス等の金属製であり、板金加工、鋳造、引抜加工等により形成される。本実施例の長手部は四角筒の一の側面であり、この長手寸法は、少なくとも形鋼9の挿通孔67よりも長い。
本実施例の回動機構は一の切欠部41aと、他の切欠部41bと、傾斜部43とから構成される。各切欠部41a,41bは、心棒13の軸部25より幅広である。一の切欠部41aは当部材15の一端から中心部に亘って形成され、他の切欠部41bは当部材15の他端から中心部に亘って形成される。この一の切欠部41aと他の切欠部41bは当部材15の中央部で対向する。各切欠部41a,41bは、例えば長さ37mmに亘って切り取られて形成されている。傾斜部43は、当部材15の一端から一の切欠部41aに中程に向かって斜めに形成される。
この回動機構は、当部材15の長手部を水平に向けるように働くものである。すなわち、支柱11の筒軸方向に長手を向けて支柱11内に収納された当部材15が支柱11から抜け出した際に、支持部23に当接する当部材15(図3の実線)は傾斜部43の傾きに従って傾倒して、長手部を水平に向ける(図3の破線)。この際、心棒13の軸部25は切欠部41a,41bに入り込み、一の切欠部41aと他の切欠部41bを支持部23に向かって貫通する。心棒13が引き上げられると、水平に向けられた長手部が形鋼9のフランジ19下面に当接する。
締付部材17は、図2及び図3に示すように、心棒13の他端部に取り付けられ、形鋼9と折板3を当部材15と挟んで締め付けるものである。この締付部材17は、代表的には、ステンレス製のワッシャ17aとナット17bであり、このワッシャ17aとナット17bがこの順に心棒13に螺合されて折板3及び支柱11上に配置される。これにより、ワッシャ17aと当部材15とが形鋼9と折板3とを締め付けて固定具1が設置される。
固定具1を用いた架台5の設置方法を説明する。設置方法は、孔開工程、準備工程、取付工程から構成される。
孔開工程について説明する。折板3の上底21に支柱11が挿通可能な挿通孔37を形成し、形鋼9のフランジ19に心棒13の支持部23及び心棒13の軸方向に長手を向けた当部材15が挿通可能な挿通孔67を挿通孔37と同軸上に形成する。
固定具1の準備工程について説明する。
(1)心棒13、当部材15、支柱11、及び締付部材17を準備する。
(2)長手部を心棒13の軸方向に向けた当部材15を心棒13に通す。
(3)支柱11の内側に当部材15を収納するように、支柱11を心棒13の軸部25側から通す。
(4)締付部材17を心棒13の他端に取り付ける。
取付工程について説明する。
(1)折板3の上側から心棒13、並びに心棒13に通された当部材15及び支柱11を折板3の挿通孔37に通す。
(2)支柱11を形鋼9の挿通孔67の周りに当接させ、心棒13及び当部材15を形鋼9の挿通孔67に通す。この際、挿通孔67から抜け出した当部材15は、その傾斜部43に従って傾倒し、心棒13が各切欠部41a,41bに入り込みながら、長手部を水平に向ける(当部材15は図3の実線から破線の状態となる)。
(3)心棒13を引き上げて、当部材15の長手部を形鋼9のフランジ19下面に当接させる。
(4)締付部材17をさらに螺入して、折板3と形鋼9とを締め付ける。これにより、固定具1は折板屋根に強固に固定される。
(5)この突出している心棒13の他端に架台5を嵌め込んで、ナット等で固定する。
上記設置工程により設置される本発明の固定具1は屋根上から設置することができる。また、当部材15が形鋼9のフランジ19下面に当接するので、強風により太陽電池パネルにかかる揚力は、心棒13を介して形鋼9にかかる。よって、架台5の支持強度に優れている。また、当部材15と締付部材17が形鋼9と折板3を締め付けるので、タイトフレーム7による折板3の取り付けを補強することができる。さらに、締付部材17が心棒13から外れない限り、当部材15は形鋼9から外れることがない。すなわち、わずかな締付部材17の緩みでは、固定具1の支持強度は変わらない。さらにまた、タイトフレーム7のボルトから一定の位置に挿通孔37,67を形成すればよいので、形鋼9の種類やフランジ19幅の寸法に左右されず、施工が容易である。
また、形鋼9に当接し、上底21表面と略同一高さにある支柱11が、締付部材17及び架台5からの圧力を受ける。これにより、折板3に過度の圧力が掛からず、その変形や破損を防止することができる。
本発明の当部材15は上記実施例の態様に限られない。例えば、当部材は、図4(a)に示すように、心棒13が挿通可能な円筒状の当部材16であっても良く、例えば長さ60mm、外径19mm、厚み2mmのものを用いることができる。この当部材16も一の切欠部41aと、他の切欠部41bと、傾斜部43を有している。一の切欠部41aは、当部材16の一端から中心部に亘って形成され、他の切欠部41bは、当部材16の他端から中心部に亘って形成されている。切欠部41a,41bは円筒の中心部で互いに対向する。この切欠部41a,41bは、例えば幅14mm、長さ23mmに亘って切り取られて形成されている。傾斜部43は当部材16の一端部が一の切欠部41aの中程に向かって斜めに切り取られて形成されている。
また、当部材は筒状に限られず、図4(b)に示すように、心棒13の軸部25を挟んで対向する一対の台形の板体27と、この一対の板体27を連結する連結ピン29a、29bとから構成されたものであっても良い。一対の板体27は、鉄等の金属板であり、水平に向けた下底28が形鋼9のフランジ19底面に当接して配置される。連結ピン29a・29bは、金属製であり、各板体27の一の底角部に設けられた一の連結ピン29aと、この対角部に設けられた他の連結ピン29bとから構成される。
この当部材39の回動機構は、一対の板体27の斜辺35と、この一対の板体27の隙間である。すなわち、心棒13の支持部23に斜辺35の先端が当接した当部材39は、その斜辺35に従って傾倒し、この際心棒13は、板体27の隙間を移動する。そして当部材39は、その下底28を水平に向ける。水平に向けられた当部材39は、支持部23に支持され、心棒13と共に引き上げられて、下底28がフランジ19の下面に当接される。
また本発明の当部材は、心棒の長手方向に直交する回転軸と、この回転軸を介して心棒の一端部に軸支される細長の板体とを備え、この板体は、その重心から短手方向にずれた位置に回転軸が通されたものであっても良い。
この当部材としては、例えば図5(a)に示すように、心棒47を介して対向して配置された一対の長方形の板体49と、心棒47の長手方向と直交して一対の板体49を連結する回転軸51とを備えた当部材53である。各板体49は、例えば、長さ60mm、幅15mm、厚み3mmの金属板であり、回転軸51は、鉄、ステンレス等の金属製である。回転軸51の直径は固定具に要求される耐久性に応じて定められる。この回転軸51は各板体49の中心には取り付けられておらず、板体49の中心からその短手方向にずれた位置に取り付けられる。この回転軸51により連結された一対の板体49は、その自重により回転して、長手を水平に向けて静止する。長手を水平に向けた当部材53は、心棒13と共に引き上げられて、フランジ19の下面に当接される。
この板体は、図5(b)に示すように、心棒47を挟むように帯状板をその長手方向に折り曲げてコ字状に形成された板体55であってもよい。
図5(a)(b)の心棒47の支持部は回転軸51を挿入する軸孔である。しかし、この支持部の態様はこれに限られず、図5(c)に示すように、心棒の一端部が回転軸51の周りに輪状に形成された支持部24であってもよい。回転軸51の支持強度を上げるため、心棒の一端が溶接50等接合されて切れ目のない輪状を形成している。
さらに、心棒と当部材の他の態様として、図5(d)に示すように、コ字状であり、その開口側が軸部25とは逆方向に向けられて軸部25に連結された支持部57を有する心棒63を備え、長方形の板体65と、この板体65を貫通して心棒63の支持部57の両端部に軸架された回転軸51とを有する当部材61を備えたものであってもよい。
この支持部57は帯状板が折り曲げられて成り、例えば長さ150mm、幅15mm、厚さ4mmの鉄板等の金属板を用いることができる。支持部57の両端部には回転軸51を軸支する軸孔が形成されている。
図5(d)に示された板体65は、金属製であり、例えば長さ60mm、幅15mm、厚さ4mmの鉄板が用いられる。また回転軸51は、板体65の中心から短手方向にずれた位置に圧入される。支持部57に軸架された当部材61は、自重で長手方向を水平に向けて静止する。
また、本発明の固定具1は、折板3の挿通孔37からの雨漏りを防止するため、折板3の挿通孔37を覆う防水シートを備えても良い。この防水シートは、代表的にはブチルゴムから形成される。
本発明は、図6及び図7に示すように、心棒13と支柱11の間に介在し、形鋼9の挿通孔67の縁と支柱11の内周面に接する案内部材69を備えた固定具2であってもよい。案内部材69は、円柱状、錐台状、又は2つの錐台から成り両錐台の底面を重ねた複合錐台状であり、その中心に心棒13が通される挿通孔73を有する。円柱状の案内部材は、形鋼9の挿通孔67の孔径と支柱11の内径が略等しい場合に用いられる。錐台状又は複合錐台状の案内部材は、形鋼9の挿通孔67よりも支柱11の内径が大きい場合に用いられる。この案内部材69は、心棒13、当部材15、及び支柱11と共に折板3の挿通孔37に通されて配置される。設置後の案内部材69は、図7に示すように、形鋼9の挿通孔67の縁と支柱11の内周面に接する。案内部材69が支柱11の内周面と形鋼9の挿通孔67の縁に接して配置されるので、支柱11及び心棒13が形鋼9の挿通孔67と同軸上に配置される。このため、支柱11が形鋼9の挿通孔67にはまり込むことなく、支柱11の姿勢が常に安定する。よって、締付部材75の締付不良を防止することができる。
締付部材は、図6及び図7に示すように、平板状であり、その中心部に螺子孔が形成された締付部材75であっても良い。締付部材75を平板状に形成することにより、架台5の載置面が平坦になるため、この上に載置した架台5が安定する。
本実施例の固定具2を用いた架台5の設置方法を説明する。
固定具2の準備工程
(1)心棒13、当部材15、支柱11、案内部材69、及び締付部材75を準備する。
(2)当部材15を支柱11の内側に収納するように、支柱11を心棒13の軸部25側から通す。
(3)案内部材69を心棒13の軸部25側から通す。
(4)締付部材75を心棒13の他端部に螺合する。
上記工程により、固定具2は図6に示される状態で準備される。
孔開工程
折板3の上底21に支柱11が挿通可能な挿通孔を形成し、形鋼9のフランジ19に心棒13の支持部23及び心棒13の軸方向に長手を向けた当部材15が挿通可能な挿通孔67を挿通孔37と同軸上に形成する。
取付工程
(1)心棒13、並びに心棒13に通された当部材15、支柱11、及び案内部材69を折板3の挿通孔37に通す。
(2)支柱11を形鋼9の挿通孔67の周りに当接させて、心棒13及び当部材15を形鋼9の挿通孔67に通して、この挿通孔67の縁に案内部材69を当接させる。
(3)形鋼9の挿通孔67を通過した当部材15が、その長手方向を水平に向けた後、心棒13を引き上げて、当部材15を形鋼9のフランジ19下面に当接させる。
(4)締付部材75をさらに螺入して、当部材15と折板3及び支柱11とを締め付ける。これにより、心棒13は形鋼9に強固に固定さる。また心棒13の他端が折板3上に突出する。
(5)この突出している心棒13の他端に架台5を嵌め込んで、ナット等で固定する。
さらに、本発明の固定具は、折板3の上底21から突出して配置される支柱と、この支柱の突出部分を嵌め込み可能な凹部79が形成された締付部材75(図8)を有する固定具であってもよい。この凹部79は、螺子孔77を中心として折板3との当接側に支柱の外周に沿って形成される。締付部材75は、支柱の突出部分を凹部に嵌め込んで心棒13に螺合される。これによって、支柱の位置決めを確実に行うことができる。この締付部材75は凹部を有しているが、これに限られず、螺子孔77を中心として支柱11の内側に挿入可能な凸部を備えた締付部材であっても良い。
本発明の固定具は、図9に示すように、折板3の挿通孔37を覆うように配置された防水シート95と、この防水シートに載置された上当部材97と、形鋼9、折板3、防水シート95、及び上当部材97を締め付ける締付部材17を備えるものであっても良い。
上当部材97は、ステンレス等の金属板が折板3の上底21及び一対のウェブ99に沿って折り曲げて形成されたものであり、その中心に心棒13を挿通する挿通孔101を有している。この上当部材97は締付部材17によって締め付けられて、防水シート95及び折板3を押圧する。
本実施例の固定具90は、上当部材97によって折板3に押し付けられる防水シート95が、折板3の挿通孔37を覆うので、折板3の挿通孔37からの雨漏りを確実に防止することができる。
また本発明は、図9に示すように、折板3と架台5の間に配置され、内部に締付部材17を収納する載置台83を備えても良い。この載置台83は、金属製であり、折板3側に配置される下部平板85と、この下部平板85に対向する上部平板87と、下部平板85と上部平板87を連結する側板89を有する。下部平板85には締付部材17が挿通可能な挿通孔91が形成され、上部平板87には心棒13の軸部の取付部24が挿通可能な挿通孔93が形成される。この載置台83は心棒13に取り付けられた締付部材17に被せて配置される。これにより架台5が安定して載置される。
以上、本発明の固定具について説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものであり、これらの態様はいずれも本発明の範囲に属するものである。
本発明は他の形態の屋根に用いることができる。例えば、骨部材として垂木を用い、面部材として野地板及びスレート等を用いた一般住宅の屋根に用いることができる。この際、支柱を通す挿通孔は面部材である野地板及びスレートに設けられる。また、垂木に設けられる挿通孔は、心棒と当部材が挿通できれば良く、面部材の挿通孔よりも小さく形成されることが好ましい。
上記本発明の実施例において、架台を屋根に固定するための固定具として本発明を説明したが、取付物及び被取付体はこれらに限定されない。例えば本発明の固定具は、壁掛けテレビを壁面に固定するための固定具としても用いることができる。また、建物の外壁に看板を固定するための固定具としても用いることができる。
1・2・90...固定具、
3...折板、
5...架台、
7...タイトフレーム、
9...形鋼、
11...支柱、
13・47...心棒、
15・39・53・61...当部材、
17・75...締付部材、
17a...ワッシャ、
17b...ナット、
19...形鋼のフランジ、
21...折板の上底、
23・57...支持部、
25...軸部、
27・49・55・65...板体、
29a・29b...連結ピン、
35...斜辺、
37...折板の挿通孔、
41...切欠部、
43...傾斜部、
51...回転軸、
59...中央部分、
67...形鋼の挿通孔、
69...案内部材、
77...螺子孔、
79...凹部、
83...載置台、
95...防水シート、
97...上当部材

Claims (5)

  1. 第一挿通孔が形成された骨部材と、該骨部材上に取り付けられて、該第一挿通孔と同軸の第二挿通孔が形成された面部材とを有する被取付体に取付物を固定するための固定具であって、
    前記第一挿通孔及び前記第二挿通孔に通されて、一端部が該第一挿通孔から突出し、他端部が該第二挿通孔から突出する心棒と、
    前記心棒が通されて、一端の外径が前記第一挿通孔の内径より大きく、該一端が前記第一挿通孔の周縁部上面に当接する筒状の支柱と、
    前記心棒に対して略直角に交差するように回動可能に該心棒の一端部で支持され、前記第一挿通孔の周縁部下面に当接する当部材と、
    前記心棒の他端部側から取り付けられて、前記当部材と挟み込んで、前記骨部材に対して前記面部材及び前記支柱を締め付ける締付部材と、
    を備えた固定具。
  2. 前記心棒の一端部は、その周りに突出して形成された支持部を備え、
    前記当部材は、前記心棒が挿通可能な筒体から成り、
    前記筒体の一端から中心部に亘って形成された一の切欠部と、
    前記筒体の他端から中心部に亘って形成され、前記一の切欠部と筒体の中心部で対向する他の切欠部と、
    前記筒体の一端から切欠部の中程に向かって傾斜する傾斜部と、
    を備え、
    前記心棒は、前記一の切欠部と前記他の切欠部を前記支持部に向かって貫通することを特徴とする請求項1に記載の固定具。
  3. 前記心棒の一端部は、その周りに突出して形成された支持部を有し、
    前記当部材は、心棒を挟んで連結された一対の台形の板体であり、
    前記一対の板体は、下底側の一の底角部と、該一の底角部の対角部とで連結されることを特徴とする請求項1に記載の固定具。
  4. 前記当部材は、
    心棒の長手方向に直交する回転軸と、
    前記回転軸を介して心棒の一端部に軸支される細長の板体と、
    を備え、
    前記板体は、その重心から短手方向にずれた位置に前記回転軸が通されたことを特徴とする請求項1に記載の固定具。
  5. 前記心棒が通されて前記支柱の内側に収納され、該支柱の内周面及び前記第一挿通孔の縁に接する案内部材を備えた請求項1から請求項4のいずれかに記載の固定具。
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