JP2013177778A - 太陽光パネル取付装置 - Google Patents

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栄治 柏木
Noriyuki Osada
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Abstract

【課題】 太陽光パネルを設置場所に対して平行に取り付けることができるだけではなく、傾斜させた状態でも取り付けることができるとともに、部品点数が少なく、設置作業も容易となる太陽光パネル取付装置を提供すること。
【解決手段】 太陽光パネル設置場所の所定の複数箇所に着脱可能に取り付けられる下部取付具と、上記下部取付具に必要に応じて着脱可能に取り付けられ予めその高さが設定されている上部取付具と、を具備し、上記下部取付具に直接的に又は上記上部取付具を介して間接的に太陽光パネルが着脱可能に取り付けられることを特徴とするもの。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、折板屋根上に設置される太陽光パネル取付装置に係り、特に、設置場所に設けられた複数の下部取付具に対して太陽光パネルが直接的に又は間接的に取り付けられたものであって、上記複数の下部取付具に必要に応じて高さが設定された上部取付具が設置され、上記太陽光パネルを設置場所に対して平行に取り付けることができるだけではなく、傾斜させた状態でも取り付けることができるものであるとともに、部品点数が少なく、設置作業も容易となるように工夫したものに関する。
従来、例えば、折板屋根上に太陽光パネルを設置する場合、特許文献1に示すような複数の取付金具を使用していた。
この取付金具は、折板屋根のハゼを水平方向両側から挟み込むとともに、太陽光パネルを垂直方向両側から挟み込むことによって、上記太陽光パネルを上記折板屋根上に固定するものである。
しかし、特許文献1の取付金具によっては、設置場所に対して太陽光パネルを傾斜させた状態で設置することができない。これは、設置場所に取り付けられた上記複数の取付金具は全て同じ高さで上記太陽光パネルを挟み込むものとなっているからである。
そこで、設置場所に対して太陽光パネルを傾斜させた状態で設置する場合は、例えば、次のようにして、太陽光パネルを設置する。
まず、折板屋根のハゼに取付金具を設置する。この取付金具は、例えば、特許文献1に挙げられているもののように上記ハゼを挟むようにして、所定の複数箇所に設置されるものである。そして、上記取付金具上にフレームを設置し、このフレーム上の所定の場所に太陽光パネルを傾斜させた状態で設置するための柱や架台等を更に設置する。そして、上記フレーム及び上記柱、上記架台等に上記太陽光パネルを取り付ける。
また、折板屋根に対して太陽光パネルを取り付けるものではないが、太陽光パネルを設置場所に対して傾斜させて設置するものとしては、特許文献2のようなものも存在する。
特開2011−127330号公報 特開2011−144572号公報
しかし、従来の構成では次のような問題があった。
すなわち、取付金具に対して更にフレームや柱等を設けなければならないため、設置作業は煩雑なものとなり、使用しなければならない部品点数も多くなってしまう。特許文献2に記載されたものについても、太陽光パネルを傾斜させるために新たに基礎等を構築しなければならないため、同様に部品点数が多く、設置作業が煩雑なものとなっている。
本発明は、上記のような点に基づいて成されたもので、その目的とするところは、太陽光パネルを設置場所に対して平行に取り付けることができるだけではなく、傾斜させた状態でも取り付けることができ、且つ、部品点数が少なく設置作業が容易である太陽光パネル取付装置を提供することにある。
上記課題を解決するべく請求項1に記載された太陽光パネル取付装置は、太陽光パネル設置場所の所定の複数箇所に着脱可能に取り付けられる下部取付具と、上記下部取付具に必要に応じて着脱可能に取り付けられ予めその高さが設定されている上部取付具と、を具備し、上記下部取付具に直接的に又は上記上部取付具を介して間接的に太陽光パネルが着脱可能に取り付けられることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載された太陽光パネル取付装置は、請求項1記載の太陽光パネル取付装置において、上記上部取付具又は上記下部取付具には内部よりも開口部が狭くなっている溝が形成されており、上記溝に挿入されたナットと、上記ナットに螺合されるボルトと、上記ボルトによって付勢され上記上部取付具又は上記下部取付具との間に上記太陽光パネルを挟持するクランプ部材と、を具備することを特徴とするものである。
また、請求項3に記載された太陽光パネル取付装置は、請求項1又は請求項2記載の太陽光パネル取付装置において、上記上部取付具には傾斜部が設けられていて上記太陽光パネルが傾斜した状態で取り付けられるものであることを特徴とするものである。
また、請求項4に記載された太陽光パネル取付装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の太陽光パネル取付装置において、上記下部取付具、上記上部取付具、及び、上記クランプ部材は、押出成形によって形成されたものであることを特徴とするものである。
以上述べたように、請求項1記載の太陽光パネル取付装置は、太陽光パネル設置場所の所定の複数箇所に着脱可能に取り付けられる下部取付具と、上記下部取付具に必要に応じて着脱可能に取り付けられ予めその高さが設定されている上部取付具と、を具備し、上記下部取付具に直接的に又は上記上部取付具を介して間接的に太陽光パネルが着脱可能に取り付けられるものであるため、上記太陽光パネルを上記太陽光パネル設置場所に対して平行に支持・固定させることができるだけでなく、上記上部取付具を適宜追加することで上記太陽光パネルを傾斜させた状態でも支持・固定させることができる。また、上記下部取付具に対してフレーム及び柱、架台等を設けることなく上記上部取付具を用いることで上記太陽光パネルを傾斜させた状態でも支持・固定させることができるため、使用される部品点数が少なく、設置作業を容易なものとすることができる。
また、請求項2記載の太陽光パネル取付装置は、請求項1記載の太陽光パネル取付装置において、上記上部取付具又は上記下部取付具には内部よりも開口部が狭くなっている溝が形成されており、上記溝に挿入されたナットと、上記ナットに螺合されるボルトと、上記ボルトによって付勢され上記上部取付具又は上記下部取付具との間に上記太陽光パネルを挟持するクランプ部材と、を具備するため、確実に上記太陽光パネルを支持・固定することができる。
また、請求項3記載の太陽光パネル取付装置は、請求項1又は請求項2記載の太陽光パネル取付装置において、上記上部取付具には傾斜部が設けられていて上記太陽光パネルが傾斜した状態で取り付けられるものであるため、上記太陽光パネルを傾斜させた状態でも安定して支持・固定させることができる。
また、請求項4記載の太陽光パネル取付装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の太陽光パネル取付装置において、上記下部取付具、上記上部取付具、及び、上記クランプ部材は、押出成形によって形成されたものであるため、上記下部取付具、上記上部取付具、及び、上記クランプ部材を容易に製造することができる。また、押出成形によって、各構成要素を複雑な形状に成形することができ、別の部材を追加することなく係合構造等を設けることができる。そのため、使用される部品点数を減らすことができる。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、折板屋根上に設置された本実施の形態による太陽光パネル取付装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、折板屋根上に設置された本実施の形態による太陽光パネル取付装置を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、折板屋根上に設置された本実施の形態による太陽光パネル取付装置を示す斜視図であり、太陽光パネルとクランプ部材を除去した状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、折板屋根上に設置された本実施の形態による太陽光パネル取付装置の下部取付具を示す拡大斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図4におけるV−V断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図6(a)は本実施の形態による太陽光パネル取付装置の下部取付具を示す斜視図、図6(b)は図6(a)の下部取付具を反対側から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、本実施の形態による太陽光パネル取付装置の下部取付具を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図8(a)は本実施の形態による太陽光パネル取付装置の上部取付具と下部取付具を示す斜視図、図8(b)は本実施の形態による太陽光パネル取付装置のクランプ部材と上部取付具と下部取付具を示す背面図、図8(c)は図8(b)におけるc−c断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図9(a)は本実施の形態による太陽光パネル取付装置の上部取付具と下部取付具を示す斜視図、図9(b)は本実施の形態による太陽光パネル取付装置のクランプ部材と上部取付具と下部取付具を示す背面図、図9(c)は図9(b)におけるc−c断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図10(a)は本実施の形態による太陽光パネル取付装置の上部取付具と下部取付具を示す斜視図、図10(b)は本実施の形態による太陽光パネル取付装置のクランプ部材と上部取付具と下部取付具を示す背面図、図10(c)は図10(b)におけるc−c断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、折板屋根上に設置された本実施の形態による太陽光パネル取付装置を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、折板屋根上に設置された本実施の形態による太陽光パネル取付装置を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、折板屋根上に設置された本実施の形態による太陽光パネル取付装置を示す斜視図であり、太陽光パネルとクランプ部材を除去した状態を示す図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、折板屋根上に設置された本実施の形態による太陽光パネル取付装置を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、折板屋根上に設置された本実施の形態による太陽光パネル取付装置を示す側面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、折板屋根上に設置された本実施の形態による太陽光パネル取付装置を示す斜視図であり、太陽光パネルとクランプ部材を除去した状態を示す図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、図10(a)は本実施の形態による太陽光パネル取付装置のクランプ部材と下部取付具を示す斜視図、図10(b)は本実施の形態による太陽光パネル取付装置のクランプ部材と下部取付具を示す背面図、図10(c)は図10(b)におけるc−c断面図である。
図1乃至図10を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1や図2に示すように、本実施の形態による太陽光パネル取付装置1が太陽光パネル設置場所としての折板屋根3上に設置・固定され、上記太陽光パネル取付装置1によって後述する太陽光パネル5a、5bが支持・固定される。上記折板屋根3は図1乃至図5に示すように、例えば、鋼板を折り曲げて略V字形状に形成した屋根材3aを、複数個接続したものである。
上記屋根材3a同士は、図4や図5に示すように、隣り合う上記屋根材3aのうちの一方の上記屋根材3aの端部側を上側(図5中上方向)に垂直に折り曲げ、この折り曲げられた部分が隣り合う上記屋根材3aのうちの他方の上記屋根材3aの屈曲された端部側によって挟み込まれることによって接続されている。また、上記隣り合う屋根材3aのうちの他方の上記屋根材3aの端部側は、略円形に屈曲されている。そして、一の屋根材3aの略円形に屈曲された部分と隣り合う屋根材3aの垂直に屈曲された部分とによってハゼ3bが構成されている。
図1及び図2に示すように、上記太陽光パネル取付装置1によって、上記折板屋根3上に複数(本実施の形態においては2枚)の太陽光パネル5a、5bが設置される。この太陽光パネル5a、5bは、例えば、太陽電池を備えるものである。そして、上記折板屋根3上には、上記太陽光パネル5aの前端(図1中左下側端)を支持・固定する複数(本実施の形態においては2つ)の第1取付具7、7が設置・固定されている。また、上記折板屋根3上には、上記太陽光パネル5aの後端(図1中右上側端)及び上記太陽光パネル5bの前端(図1中左下側端)を支持・固定する複数(本実施の形態においては2つ)の第2取付具9、9が設置・固定されている。また、上記折板屋根3上には、上記太陽光パネル5bの後端(図1中右上側端)を支持・固定する複数(本実施の形態においては2つ)の第3取付具11、11が設置・固定されている。すなわち、上記第1取付具7、7、上記第2取付具9、9、上記第3取付具11、11によって、上記太陽光パネル取付装置1が構成されていることになる。
そして、図2や図3に示すように、上記第1取付具7は、下部取付具13と、この下部取付具13に着脱可能に取り付けられる上部取付具15、及び、この上部取付具15に上記太陽光パネル5aを着脱可能に取り付けるクランプ部材16とから構成されている。
また、上記第2取付具9は、下部取付具17と、この下部取付具17に着脱可能に取り付けられる上部取付具19、及び、この上部取付具19に上記太陽光パネル5a、5bを着脱可能に取り付けるクランプ部材20とから構成されている。
また、上記第3取付具11は、下部取付具21と、この下部取付具21に着脱可能に取り付けられる上部取付具23、及び、この上部取付具23に上記太陽光パネル5bを着脱可能に取り付けるクランプ部材25とから構成されている。
なお、図3は上記クランプ部材16、20、25を上記第1取付具7、9、11から取り外した状態を示している。
上記下部取付具13、17、21の構成について、上記下部取付具13を例に挙げて説明する。図4乃至図7に示すように、上記下部取付具13は、第1挟持部材27に第2挟持部材29を係合させた構成となっている。
上記第1挟持部材27の上面(図5中上側の面)には、前後方向(図5中紙面垂直方向)に延長・形成された溝31が設けられている。この溝31は内側が広く、開口部側が上記内側よりも狭くなっている。また、上記第1挟持部材27には、前後方向(図5中紙面垂直方向)に延長・形成された回動用係合凹部33が設けられている。この回動用係合凹部33は、略円形の断面形状を成す凹部である。また、上記第1挟持部材27には、幅方向(図5中左右方向)に延長・形成された長穴形状の貫通孔35が設けられている。また、上記第1挟持部材27には、上記第2挟持部材29側(図5中右側)に突出・形成された挟持用凸部37が設けられている。また、上記第1挟持部材27には、上記折板屋根3側(図5中下側)に突出・形成された脚部39が設けられている。この脚部39が折板屋根3に当接している。
上記第2挟持部材29の上端側(図5中上側)には、前後方向(図5中紙面垂直方向)に延長・形成された回動用係合凸部41が設けられている。この回動用係合凸部41は上記回動用係合凹部33に対応した形状を成しており、上記回動用係合凸部41を上記回動用係合凹部33に係合させることで、上記第1挟持部材27と上記第2挟持部材29とが回動可能に接続される。また、上記第2挟持部材29の反第1挟持部材27側(図5中右側)には、前後方向(図5中紙面垂直方向)に延長・形成された溝43が設けられている。また、上記第2挟持部材29には、上記第1挟持部材27側(図5中左側)に突出・形成された挟持用凸部45が設けられている。この挟持用凸部45と上記第1挟持部材27の挟持用凸部37とによって、上記折板屋根3のハゼ3bが挟み込まれる。また、上記第2挟持部材29には、折板屋根3側(図5中下側)に突出・形成された脚部47が設けられている。この脚部47が上記折板屋根3に当接している。また、上記第2挟持部材29には、幅方向(図5中左右方向)に延長・形成された貫通孔49が設けられている。
また、上記第1挟持部材27の貫通孔35と上記第2挟持部材29の貫通孔49には、ボルト51が貫通している。このボルト51の頭部51aは上記第1挟持部材27側に配置されているとともに、上記ボルト51の軸部51bが上記貫通孔35と上記貫通孔49を貫通している。また、上記第2挟持部材29の溝43内にはナット53が設置されており、このナット53に上記ボルト51の軸部51bが螺合されている。
そして、上記ボルト51を上記ナット53に螺合させていくことで、上記第1挟持部材27と上記第2挟持部材29を互いに近接する方向に回動させ、上記折板屋根3のハゼ3bを挟み込み、上記下部取付具13を上記折板屋根3のハゼ3bに固定させている。
また、上記ボルト51の頭部51aと上記第1挟持部材27との間には、ワッシャ54が介挿されている。
また、上記下部取付具17、21の構成は、上記下部取付具13と同様のものであり、同様にして、上記折板屋根3のハゼ3bに固定されている。
また、上記下部取付具13、17、21は、例えば、アルミ製であり、押出成形によって形成されたものである。
なお、上記下部取付具17、21の構成要素については、上記下部取付具13の構成要素と同じ符号を付して、説明を省略する。
次に、第1取付具7の具体的な構成について、図8を用いて説明する。上記第1取付具7は、前述したように、下部取付具13、上部取付具15、及び、クランプ部材16から構成されている。
上記上部取付具15には、下部取付具13側(図8(c)中下側)に幅方向(図8(c)中紙面垂直方向)に延長・形成された係合溝55と、高さ方向(図8(c)中上下方向)に延長・形成された貫通孔57が設けられている。上記係合溝55を上記下部取付具13の上端(図8(c)中上側端)に係合させることで、上記上部取付具15が上記下部取付具13に取り付けられている。また、上記上部取付具15の前方側(図8(c)中右側)は、水平部59となっている。この水平部59は折板屋根3に対して傾斜していない部分である。また、上記上部取付具15の後方側(図8(c)中左側)は、傾斜部61となっている。この傾斜部61は折板屋根3に対して、例えば、5°傾斜された部分となっている。
また、上記傾斜部61にはストッパ62が、上記傾斜部61に垂直に突出・形成されている。
なお、上記上部取付具15は、例えば、アルミ製であり、押出成形によって形成されたものである。
上記クランプ部材16には、高さ方向(図8(c)中上下方向)に延長・形成された貫通孔63が設けられている。また、上記クランプ部材16には、太陽光パネル5a側(図8(c)中左側)に突出・形成された係合爪65が設けられている。この係合爪65も上記傾斜部61と同様に、例えば、5°に傾斜されている。また、上記係合爪65は上記クランプ部材16の垂直な背面部(図8(c)中右側の部分)に対しても傾斜された状態で突出・形成されたものである。また、上記係合爪65にはストッパ64が形成されている。
上記クランプ部材16の係合爪65と上記上部取付具15の傾斜部61との間に太陽光パネル5aが挟み込まれている。また、上記ストッパ62、64に上記太陽光パネル5aの端部が当接するようになっている。
また、上記クランプ部材16の係合爪65の太陽光パネル5a側(図8(c)中下側)には滑り止め66が形成されている。この滑り止め66は微細な凹凸からなり上記係合爪65と上記太陽光パネル5a間の摩擦係数を高くしている。
なお、上記クランプ部材16は、例えば、アルミ製であり、押出成形によって形成されたものである。
そして、上記クランプ部材16の貫通孔63と上記上部取付具15の貫通孔57を貫通して、ボルト67が上記下部取付具13の溝31内に挿入されたナット69に螺合されている。このナット69は上記溝31の断面形状に対応した形状を成しているものである。そして、上記ナット69に上記ボルト67を螺合させていくことで、上記クランプ部材16を上記上部取付具15側に付勢させ、これによって上記クランプ部材16の係合爪65と上記上部取付具15の傾斜部61との間に太陽光パネル5aを固定している。
また、上記ボルト67の頭部と上記クランプ部材16との間にはワッシャ72が介挿されている。
次に、第2取付具9の具体的な構成について、図9を用いて説明する。上記第2取付具9は、前述したように、下部取付具17、上部取付具19、及び、クランプ部材20から構成されている。
上記上部取付具19は、下部取付具17側(図9(c)中下側)に幅方向(図9(c)中紙面垂直方向)に延長・形成された係合溝71と、高さ方向(図9(c)中上下方向)に延長・形成された貫通孔73、75が設けられている。上記係合溝71を上記下部取付具17の上端(図9(c)中上側端)に係合させることで、上記上部取付具19が上記下部取付具17に取り付けられている。また、上記貫通孔75を貫通して、ボルト77が上記下部取付具17の溝31内に挿入されたナット79に螺合されている。このナット79は上記溝31の断面形状に対応した形状を成しているものである。上記ボルト77と上記ナット79とによって上記下部取付具17と上記上部取付具19とが固定されている。また、上記上部取付具19には肉抜き用の貫通孔78、78、78、78が形成されている。
また、上記ボルト77と上記上部取付具19との間にはワッシャ80が介挿されている。
また、上記上部取付具19の上端部には傾斜部としての太陽光パネル載置部81、83が形成されている。この太陽光パネル載置部81、83は折板屋根3に対して、例えば、5°傾斜されている。
また、上記太陽光パネル載置部81、83の間には溝85が形成されている。この溝85は上記下部取付具17の溝31と同様のものであるが、上記太陽光パネル載置部81、83に対応して、上記折板屋根3に対して、例えば、5°傾斜された状態で形成されている。
また、上記太陽光パネル載置部81にはストッパ86aが垂直に突出・形成されており、上記太陽光パネル載置部83にはストッパ86bが垂直に突出・形成されている。
なお、上記上部取付具19は、例えば、アルミ製であり、押出成形によって形成されたものである。
上記クランプ部材20には、高さ方向(図9(c)中上下方向)に延長・形成された貫通孔87が設けられており、上記クランプ部材20の太陽光パネル5a側(図9(c)中右下側)の面にはストッパ88aが垂直に突出・形成されているとともに、上記クランプ部材20の太陽光パネル5b側(図9(c)中左下側)の面にはストッパ88bが垂直に突出・形成されている。
また、上記クランプ部材20の太陽光パネル5a側(図9(c)中右下側)の面には滑り止め90aが形成されているとともに、上記クランプ部材20の太陽光パネル5b側(図9(c)中左下側)の面には滑り止め90bが形成されている。上記滑り止め90a、90bも微細な凹凸から成り、上記クランプ部材20と上記太陽光パネル5a、5bとの間の摩擦係数を高くしている。
そして、上記クランプ部材20の貫通孔87を貫通して、ボルト89が上記上部取付具19の溝85内に挿入されたナット91に螺合されている。このナット91は上記溝85の断面形状に対応した形状を成しているものである。そして、上記ナット91に上記ボルト89を螺合させていくことで、上記クランプ部材20を上記上部取付具19側に付勢させ、これによって上記クランプ部材20と上記上部取付具19の太陽光パネル載置部81、83との間に太陽光パネル5a、5bを固定している。
また、上記ストッパ86a、88aに上記太陽光パネル5aの端部が当接されるとともに、上記ストッパ86b、88bに上記太陽光パネル5bの端部が当接される。
また、上記ボルト89と上記クランプ部材20との間にはワッシャ92が介挿されている。
なお、上記クランプ部材20は、例えば、アルミ製であり、押出成形によって形成されたものである。
次に、第3取付具11の具体的な構成について、図10を用いて説明する。上記第3取付具11は、前述したように、下部取付具21、上部取付具23、及び、クランプ部材25から構成されている。
上記上部取付具23は、下部取付具21側(図10(c)中下側)に幅方向(図10(c)中紙面垂直方向)に延長・形成された係合溝93と、高さ方向(図10(c)中上下方向)に延長・形成された貫通孔95、97が設けられている。上記係合溝93を上記下部取付具21の上端(図10(c)中上側端)に係合させることで、上記上部取付具23が上記下部取付具21に取り付けられている。また、上記貫通孔97を貫通して、ボルト99が上記下部取付具21の溝31内に挿入されたナット101に螺合されている。このナット101は上記溝31の断面形状に対応した形状を成しているものである。上記ボルト99と上記ナット101とによって上記下部取付具21と上記上部取付具23とが固定されている。
また、上記ボルト99の頭部と上記上部取付具23との間にはワッシャ98が介挿されている。
また、上記上部取付具23には、肉抜き用の貫通孔100、100、100が形成されている。
また、上記上部取付具23の上端部には傾斜部としての太陽光パネル載置部103が形成されている。この太陽光パネル載置部103は折板屋根3に対して、例えば、5°傾斜されている。
また、上記太陽光パネル載置部103には溝105が形成されている。この溝105は上記下部取付具21の溝31と同様のものであるが、上記太陽光パネル載置部103に対応して、上記折板屋根3に対して、例えば、5°傾斜された状態で形成されている。
また、上記太陽光パネル載置部103には垂直にストッパ104が突出・形成されている。
なお、上記上部取付具23は、例えば、アルミ製であり、押出成形によって形成されたものである。
上記クランプ部材25は上記クランプ部材16と略同様の構成のものであるが、係合爪65が太陽光パネル5b側(図10(c)中右側)に指向しているものである。また、上記クランプ部材25の係合爪65は、上記クランプ部材25の背面部(図10(c)中左側の部分)に対して垂直に形成されており、上記クランプ部材25が上記上部取付具23に取り付けられることによって、上記太陽光パネル載置部103の傾斜に対応して傾斜されるようになっている。なお、上記クランプ部材25の構成要素については、上記クランプ部材16の構成要素と同じ符号を付して、上記係合爪65以外の構成要素の説明を省略する。
また、上記クランプ部材25の係合爪65と上記上部取付具23の太陽光パネル載置部103との間に太陽光パネル5bが挟み込まれている。
また、上記上部取付具23のストッパ104と上記クランプ部材25のストッパ64に上記太陽光パネル5bの端部が当接されている。
そして、上記クランプ部材25の貫通孔63を貫通して、ボルト107が上記上部取付具23の溝105内に挿入されたナット109に螺合されている。このナット109は上記溝105の断面形状に対応した形状を成しているものである。そして、上記ナット109に上記ボルト107を螺合させていくことで、上記クランプ部材25を上記上部取付具23側に付勢させ、これによって上記クランプ部材25の係合爪65と上記上部取付具23の太陽光パネル載置部103との間に太陽光パネル5bを固定している。
また、上記ボルト107と上記クランプ部材25との間にはワッシャ110が介挿されている。
なお、上記クランプ部材25は、例えば、アルミ製であり、押出成形によって形成されたものである。
以上が本実施の形態による太陽光パネル取付装置1の構成である。
次に本実施の形態による太陽光パネル取付装置1の作用について説明する。
太陽光パネル5a、5bを折板屋根3に設置・固定する場合は、次のような取付作業を行う。
まず、上記折板屋根3の所定のハゼ3bの所定の位置に、下部取付具13、13、17、17、21、21を固定する。すなわち、ボルト51とナット53とによって第1挟持部材27と第2挟持部材29によって上記ハゼ3bを挟み込んだ状態で固定する。このとき、図5に示すように、上記ハゼ3bの下側部分(図5中下側部分)が上記第1挟持部材27の挟持用凸部37と上記第2挟持部材29の挟持用凸部45によって挟み込まれているとともに、上記第1挟持部材27の脚部39と上記第2挟持部材29の脚部47が上記折板屋根3に当接した状態となっている。
次に、上記下部取付具13の溝31内にナット69を挿入し、上記下部取付具17の溝31内にナット79を挿入し、上記下部取付具21の溝31内にナット101を挿入する。そして、上記下部取付具13の上端部に上部取付具15の係合溝55を係合させて上記下部取付具13に上記上部取付具15を取り付け、上記下部取付具17の上端部に上部取付具19の係合溝71を係合させて上記下部取付具17に上記上部取付具19を取り付け、上記下部取付具21の上端部に上部取付具23の係合溝93を係合させて上記下部取付具21に上記上部取付具23を取り付ける。そして、ボルト77を上記ナット79に螺合させて上記上部取付具19を固定するとともに、ボルト99をナット101に螺合させて上記上部取付具23を固定する。
このようにして、上記下部取付具13、13に上記上部取付具15、15、を取り付け、上記下部取付具17、17に上記上部取付具19、19を取り付け、上記下部取付具21、21に上記上部取付具23、23を取り付けると、図3に示すような状態となる。
次に、上記上部取付具15の上にクランプ部材16を配置し、ボルト67を上記クランプ部材16の貫通孔63と上記上部取付具15の貫通孔57を貫通させて上記ナット69に螺合させ、上記クランプ部材16を仮止めする。このようにして、第1取付具7が構成される。
また、ナット91を上記上部取付具19の溝85内に挿入するとともに上記上部取付具19の上にクランプ部材20を配置し、ボルト89を上記クランプ部材20の貫通孔87を貫通させて上記ナット91に螺合させ、上記クランプ部材20を仮止めする。このようにして、第2取付具9が構成される。
また、ナット109を上記上部取付具23の溝105内に挿入するとともに上記上部取付具23の上にクランプ部材25を配置し、ボルト107を上記クランプ部材25の貫通孔63を貫通させて上記ナット109に螺合させ、上記クランプ部材25を仮止めする。このようにして、第3取付具11が構成される。
次に、上記第1取付具7、7の上記クランプ部材16、16と上記上部取付具15、15とによって太陽光パネル5aの一の辺側を挟み込み、且つ、上記第2取付具9、9の上記クランプ部材20、20と上記上部取付具19、19とによって上記太陽光パネル5aの上記一の辺に対向する辺側を挟み込む。そして、ボルト67、67を締めて、上記太陽光パネル5aを上記第1取付具7、7に固定する。
次に、上記第2取付具9、9の上記クランプ部材20、20と上記上部取付具19、19とによって太陽光パネル5bの一の辺側を挟み込み、且つ、上記第3取付具11、11の上記クランプ部材25、25と上記上部取付具23、23とによって太陽光パネル5bの上記一の辺に対向する辺側を挟み込む。そして、ボルト89、89、及び、ボルト107、107を締めて、上記太陽光パネル5a、5bを上記第2取付具9、9に固定するとともに、上記太陽光パネル5bを上記第3取付具11、11に固定する。
このようにして、本実施の形態による太陽光パネル取付装置1が折板屋根3に対して取り付けられる。
上記太陽光パネル取付装置1は、上記第1取付具7の上部取付具15に傾斜部61が形成されており、上記第2取付具9の上部取付具19に傾斜された太陽光パネル載置部81、83が設けられており、上記第3取付具11の上部取付具23に傾斜された太陽光パネル載置部103が設けられているとともに、上記上部取付具15、19、23は、この順番にその高さが高いものになっているため、上記太陽光パネル5a、5bは上記折板屋根3に対して傾斜した状態で設置されている。
次に、本実施の形態による太陽光パネル取付装置1による効果について説明する。
まず、太陽光パネル5a、5bを支持・固定する第1取付具7、第2取付具9、第3取付具11には、それぞれ、共通した構成の下部取付具13、17、21がある。この下部取付具13、17、21に対して、高さの異なる上部取付具15、19、23が着脱可能に取り付けられる。そして、上記第1取付具7、上記第2取付具9、上記第3取付具11は、図2に示すように、前方(図2中左方向)から後方(図2中右方向)に向かって高さが高くなるように配置されているため、上記太陽光パネル取付装置1は、上記太陽光パネル5a、5bを前方(図2中左方向)から後方(図2中右方向)に向かって高くなるように傾斜させて支持・固定させることができる。
また、上記下部取付具13、17、21の上にフレーム及び柱、架台等を設けることなく、上記上部取付具15等によって上記太陽光パネル5a、5bを傾斜させた状態で設置させることができるため、使用する部品点数が少なく、設置作業も容易となる。
また、上記第1取付具7の上部取付具15に傾斜部61が形成されており、上記第2取付具9の上部取付具19に傾斜された太陽光パネル載置部81、83が設けられており、上記第3取付具11の上部取付具23に傾斜された太陽光パネル載置部103が設けられているため、上記太陽光パネル取付装置1は、上記太陽光パネル5a、5bを前述したような傾斜させた状態で安定して支持・固定させることができる。
また、上記太陽光パネル5aはクランプ部材16と上部取付具15との間に挟まれており、上記下部取付具13の溝31内に挿入されたナット69と上記ナット69に螺合され上記クランプ部材16を貫通するボルト67によって、上記クランプ部材16が上記上部取付具15側に付勢され、これによって上記太陽光パネル5aが固定されている。また、上記太陽光パネル5a、5bはクランプ部材20と上部取付具19、との間に挟まれており、上記上部取付具19の溝85内に挿入されたナット91と上記ナット91に螺合され上記クランプ部材20を貫通するボルト89によって、上記クランプ部材20が上記上部取付具19側に付勢され、これによって上記太陽光パネル5a、5bが固定されている。また、同様にして、上記太陽光パネル5bは、クランプ部材25や上部取付具23等によって固定されている。そのため、上記太陽光パネル取付装置1は、上記太陽光パネル5a、5bを確実に支持・固定することができる。
また、上記太陽光パネル取付装置1は、上記第1取付具7、上記第2取付具9、上記第3取付具11には、それぞれ、共通した構成の下部取付具13、17、21があり、この下部取付具13、17、21に対して上記上部取付具15、19、23が着脱可能に取り付けられているため、上記上部取付具15、19、23を取り外し、上記下部取付具13、17、21とクランプ部材16、20、25によって上記太陽光パネル5a、5bを支持・固定することで、上記太陽光パネル5a、5bを上記折板屋根3に対して平行な状態で支持・固定することもできる。このような場合の詳細については後述する。
なお、上記上部取付具19の溝85やナット91と同様の溝31やナット69が上記下部取付具17にも設けられており、上記上部取付具23の溝105やナット109と同様の溝31やナット101が上記下部取付具21にも設けられているため、上記クランプ部材20を上記下部取付具17に取り付けたり、上記クランプ部材25を上記下部取付具21に取り付けたりすることが可能となっている。
また、上記クランプ部材16や上記クランプ部材25には滑り止め66が形成されており、上記クランプ部材20には滑り止め90a、90bが形成されているため、上記太陽光パネル5a、5bを確実に固定することができる。
また、上記下部取付具13、17、21、上記上部取付具15、19、23、上記クランプ部材16、20、25は、例えば、アルミ製であり、押出成形によって形成されたものであるため、他の部材を追加することなく係合構造等(回動用係合凹部33、回動用係合凸部41、挟持用凸部37、45、脚部39、47、滑り止め66、係合爪65、係合溝71、93、溝31、43、85等)を個々の上記構成要素に対して一体として設けることができ、このことによっても使用される部品点数を少なくすることができる。
次に、図11乃至図13を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態による太陽光パネル取付装置111も折板屋根3に設置・固定されるものである。しかし、上記太陽光パネル取付装置111は、1枚の太陽光パネル、すなわち太陽光パネル5aのみが支持・固定されている。
そのため、前述した第1の実施の形態において太陽光パネル5bを支持・固定していた第3取付具11、11が、本実施の形態においては設けられていない。
すなわち、本実施の形態による太陽光パネル取付装置111は、第1の実施の形態による太陽光パネル取付装置1から第3取付具11、11を取り除いた構成となっている。
なお、前述した第1の実施の形態の場合と、本実施の形態の場合とにおいて共通する構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態による太陽光パネル取付装置111も、支持・固定する太陽光パネルの数が少ないものの、前述した第1の実施の形態による太陽光パネル取付装置1と同様の作用・効果を奏するものである。
次に、図14乃至図17を参照して、本願発明の第3の実施の形態について説明する。
図14及び図15に示すように、本実施の形態による太陽光パネル取付装置113は、前述した第1の実施の形態や第2の実施の形態の場合と異なり、太陽光パネル5aを折板屋根3に対して平行な状態で支持・固定するものである。
以下、上記太陽光パネル取付装置113の構成について説明する。
なお、前述した第1の実施の形態の場合と、本実施の形態の場合とにおいて共通する構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
上記太陽光パネル取付装置113には、図14及び図15に示すように、まず、太陽光パネル5aがある。そして、上記折板屋根3に固定され上記太陽光パネル5aの前端(図14中左下側端)を支持・固定する複数(本実施の形態においては2つ)の第1取付具115、115が設置されている。また、上記折板屋根3に固定され上記太陽光パネル5aの後端(図14中右上側端)を支持・固定する複数(本実施の形態においては2つ)の第2取付具117、117が設置されている。
そして、図15乃至図17に示すように、上記第1取付具115は、下部取付具13と、この下部取付具13に着脱可能に取り付けられるとともに、上記太陽光パネル5aを上記下部取付具13に対して着脱可能に取り付けるクランプ部材119とから構成されている。
また、上記第2取付具117は、下部取付具17と、この下部取付具17に着脱可能に取り付けられるとともに、上記太陽光パネル5aを上記下部取付具17に対して着脱可能に取り付けるクランプ部材121とから構成されている。
上記クランプ部材119は、図17に示すように、折板屋根3に対して平行な太陽光パネル5a側の方向(図17(c)中左方向)に突出・形成された係合爪123が設けられている。また、上記クランプ部材121には高さ方向(図17(c)中上下方向)に延長・形成された貫通孔125が設けられている。また、上記係合爪123には上記下部取付具13側に突出・形成されたストッパ126が設けられている。また、上記クランプ部材121も上記クランプ部材119と同様の構成の部材であり、各構成要素については上記クランプ部材119と同じ符号を付し、説明を省略する。
そして、上記クランプ部材119の係合爪123と上記下部取付具13との間に上記太陽光パネル5aの前端側(図14中左下側)が挟み込まれている。また、上記クランプ部材121の係合爪123と上記下部取付具17との間に上記太陽光パネル5aの後端側(図14中右上側)が挟み込まれている。
また、上記ボルト127の頭部と上記クランプ部材119との間にはワッシャ131が介挿されている。同様にして、上記ボルト129の頭部と上記クランプ部材121との間にもワッシャが介挿されている。
そして、図17(c)に示すように、上記クランプ部材119の貫通孔125を貫通し、上記下部取付具13の溝31内のナット69に螺合されるボルト127によって上記クランプ部材119が上記下部取付具13側に付勢されることで、上記太陽光パネル5aの前端側(図14中左下側)が固定される。また、同様にして、上記クランプ部材121とボルト129によって、上記太陽光パネル5aの後端側(図14中右上側)も固定される。
また、上記太陽光パネル5aの前方側(図14中左下側)の端部が上記クランプ部材119のストッパ126に当接している。また、上記太陽光パネル5aの後方側(図14中右上側)の端部が上記クランプ部材121のストッパ126に当接している。
次に本実施の形態による太陽光パネル取付装置113の作用について説明する。
太陽光パネル5aを折板屋根3に設置・固定する場合は、次のような取付作業を行う。
まず、前述した第1の実施の形態の場合と同様にして、上記折板屋根3の所定のハゼ3bの所定の位置に、下部取付具13、13、17、17を固定する。
次に、上記下部取付具13の溝31内にナット69を挿入し、上記下部取付具17の溝31内にナット79を挿入する。
次に、上記下部取付具13の上にクランプ部材119を配置し、ボルト127を上記クランプ部材119の貫通孔125に貫通させてナット69に螺合させ、上記クランプ部材119を仮止めする。また、上記下部取付具17の上にクランプ部材121を配置し、ボルト129を上記クランプ部材121の貫通孔125に貫通させてナット79に螺合させ、上記クランプ部材121を仮止めする。
次に、上記第1取付具115、115の上記クランプ部材119、119と上記下部取付具13、13とによって太陽光パネル5aの一の辺側を挟み込み、且つ、上記第2取付具117、117の上記クランプ部材121、121と上記下部取付具17、17とによって上記太陽光パネル5aの上記一の辺に対向する辺側を挟み込む。そして、ボルト127、127及びボルト129、129を締めて、上記太陽光パネル5aを上記第1取付具115、115と上記第2取付具117、117に固定する。
このようにして、本実施の形態による太陽光パネル取付装置113が折板屋根3に対して取り付けられる。
上記太陽光パネル取付装置113は、上記下部取付具13、13、17、17に対して直接、上記太陽光パネル5aが取り付けられている。そのため、図14や図15に示すように、上記太陽光パネル5aは折板屋根3に対して傾斜しておらず、水平に(上記折板屋根3の向きに平行に)支持・固定されている。
次に、本実施の形態による太陽光パネル取付装置113による効果について説明する。
上記太陽光パネル取付装置113は、上記下部取付具13、13、17、17に対して直接、太陽光パネル5aが取り付けられているため、上記太陽光パネル5aを折板屋根3に対して平行に支持・固定させることができる。
また、必要に応じて、例えば、上記下部取付具13、13に対して、前述した第1の実施の形態等で用いた上部取付具15、15や、上記下部取付具17、17に対して、前述した第1の実施の形態等において用いた上部取付具19、19を取り付けるとともに、前述した第1の実施の形態等において用いたクランプ部材16、16、20、20を用いることで、上記太陽光パネル5aを傾斜した状態で支持・固定させることもできる。
なお、当然のことながら、上記太陽光パネル取付装置113は、前述した第1の実施の形態による太陽光パネル取付装置1と同様の効果も奏するものである。
なお、本発明は、前述した第1〜第3の実施の形態に限定されない。
例えば、用いられる取付具や支持・固定される太陽光パネルの個数・配置には様々な場合が考えられる。例えば、3枚以上の太陽光パネルを一列に配置する場合や、複数の太陽光パネルの列を配置することも考えられる。また、取付具を一列に配置する場合も考えられる。
また、太陽光パネルの傾斜角度には様々な場合が考えられ、これに合わせて、上部取付具の高さや傾斜部(太陽光パネル載置部)の傾斜角度も様々な場合が考えられる。
また、クランプ部材や上部取付具の向きを変更することで、太陽光パネルの取り付けられる方向が変更される場合も考えられる。例えば、前述した第1の実施の形態や第2の実施の形態の場合には、太陽光パネルは折板屋根のハゼの方向(折板流れ方向)に傾斜された状態で設置されていたが、太陽光パネルを折板屋根のハゼの方向(折板流れ方向)に直交する方向に傾斜された状態で設置する場合も考えられる。
また、太陽光パネル取付装置の設置場所は、折板屋根上には限られない。また、設置場所に合わせて下部取付具の構成にも様々な場合が考えられる。例えば、設置場所を挟み込むような構造ではなく、ボルト・ナットなどの締結部材によって直接締結・固定されるような場合が考えられる。
また、各部材の材質についても、様々な場合が考えられる。
本発明は、例えば、折板屋根上に設置される太陽光パネル取付装置に係り、特に、設置場所に設けられた複数の金具に対して太陽光パネルが直接又は間接に取り付けられたものであって、上記複数の金具に必要に応じて高さが設定された別の金具が設置され、上記太陽光パネルを設置場所に対して平行に取り付けることができるだけではなく、傾斜させた状態でも取り付けることができるとともに、部品点数が少なく、設置作業も容易となるように工夫したものに係り、例えば、工場用の太陽光パネル取付装置に好適である。
1 太陽光パネル取付装置
5a 太陽光パネル
5b 太陽光パネル
7 第1取付具
9 第2取付具
11 第3取付具
13 下部取付具
15 上部取付具
16 クランプ部材
17 下部取付具
19 上部取付具
20 クランプ部材
21 下部取付具
23 上部取付具
25 クランプ部材
31 溝
61 傾斜部
67 ボルト
69 ナット
81 太陽光パネル載置部(傾斜部)
83 太陽光パネル載置部(傾斜部)
85 溝
89 ボルト
91 ナット
103 太陽光パネル載置部(傾斜部)
105 溝
107 ボルト
109 ナット
111 太陽光パネル取付装置
113 太陽光パネル取付装置
115 第1取付具
117 第2取付具
119 クランプ部材
121 クランプ部材
127 ボルト
129 ボルト

Claims (4)

  1. 太陽光パネル設置場所の所定の複数箇所に着脱可能に取り付けられる下部取付具と、
    上記下部取付具に必要に応じて着脱可能に取り付けられ予めその高さが設定されている上部取付具と、
    を具備し、
    上記下部取付具に直接的に又は上記上部取付具を介して間接的に太陽光パネルが着脱可能に取り付けられることを特徴とする太陽光パネル取付装置。
  2. 請求項1記載の太陽光パネル取付装置において、
    上記上部取付具又は上記下部取付具には内部よりも開口部が狭くなっている溝が形成されており、
    上記溝に挿入されたナットと、
    上記ナットに螺合されるボルトと、
    上記ボルトによって付勢され上記上部取付具又は上記下部取付具との間に上記太陽光パネルを挟持するクランプ部材と、を具備することを特徴とする太陽光パネル取付装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の太陽光パネル取付装置において、
    上記上部取付具には傾斜部が設けられていて上記太陽光パネルが傾斜した状態で取り付けられるものであることを特徴とする太陽光パネル取付装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の太陽光パネル取付装置において、
    上記上部取付具、上記下部取付具、及び、上記クランプ部材は、押出成形によって形成されたものであることを特徴とする太陽光パネル取付装置。
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