JP3255118B2 - 伝送線路および伝送線路共振器 - Google Patents

伝送線路および伝送線路共振器

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    • H01P3/02Waveguides; Transmission lines of the waveguide type with two longitudinal conductors
    • H01P3/08Microstrips; Strip lines
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    • HELECTRICITY
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    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P3/00Waveguides; Transmission lines of the waveguide type
    • H01P3/02Waveguides; Transmission lines of the waveguide type with two longitudinal conductors
    • H01P3/08Microstrips; Strip lines
    • H01P3/088Stacked transmission lines

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  • Waveguides (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は伝送線路および伝送
線路共振器、特に高周波を使用する誘電体基板に形成さ
れる伝送線路および伝送線路共振器に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に、従来の伝送線路であるストリッ
プ線路を示す。図9において、ストリップ線路1は、誘
電体基板2の内部に形成されたストリップ状の線路電極
3と、誘電体基板2の上下面に線路電極3を挟んで形成
されたグランド電極4および5から構成されている。
【0003】また、図10に、特開昭62−71303
号公報にその基本的な構成が示されている、別のストリ
ップ線路を示す。図10において、ストリップ線路10
は、誘電体基板11の一方の面にグランド電極12を形
成し、他方の面にストリップ状の線路電極13を形成し
て構成したいわゆるマイクロストリップ線路と、同様に
誘電体基板14とグランド電極15とストリップ状の線
路電極16から構成したマイクロストリップ線路とを、
樹脂シート17を間に挟んで線路電極13と線路電極1
6が対向するように重ね、かつ、対向する線路電極13
と線路電極16の間を樹脂シート17を貫通する複数の
導通材18で導通させて構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ストリ
ップ線路1においては、線路電極3の側縁部に電流が集
中するため、比較的損失が大きいという問題点がある。
そのため、これらを適当な長さに形成して伝送線路共振
器として用いる場合にQが低くなってしまうという問題
点がある。
【0005】また、ストリップ線路10においては、2
つの線路電極13と16に同相に信号が流れるため、線
路電極13と16の側縁部への電流の集中が緩和されて
損失は小さくなるが、誘電体基板11と14で樹脂シー
ト17を挟み、かつ、樹脂シート17を貫通する導通材
18を有する構成となっているため、1つのプロセスで
作成することができず、量産性が悪く高価格になるとい
う問題がある。
【0006】本発明は上記の問題点を解決することを目
的とするもので、損失が少なく、量産性の良い低価格な
伝送線路および伝送線路共振器を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の伝送線路は、複数のストリップ状の線路電
極および複数の誘電体層からなり、前記複数の線路電極
を、それぞれ前記誘電体層を介して互いに積層するとと
もに、前記線路電極の長手方向に適当な間隔をあけて設
けたビアホールで互いに接続し、前記複数の線路電極の
積層方向に、該複数の線路電極に対して前記誘電体層を
隔てて第1のグランド電極を設け、前記複数の線路電極
と同じ平面上において、該線路電極の側縁部にそれぞれ
近接して第2のグランド電極を設けてなることを特徴と
する。
【0008】
【0009】
【0010】また、本発明の伝送線路は、前記複数の線
路電極に近接した位置において、前記第2のグランド電
極同士を、前記線路電極の長手方向に適当な間隔をあけ
て設けたビアホールで互いに接続してなることを特徴と
する。
【0011】また、本発明の伝送線路は、前記複数の線
路電極に近接した位置において、前記第1のグランド電
極と前記第2のグランド電極を、前記線路電極の長手方
向に適当な間隔をあけて設けたビアホールで互いに接続
してなることを特徴とする。
【0012】また、本発明の伝送線路は、前記複数の線
路電極と同じ平面上において、該線路電極の側縁部にそ
れぞれ近接して第2のグランド電極を設けてなることを
特徴とする。
【0013】また、本発明の伝送線路は、前記複数の線
路電極に近接した位置において、前記第2のグランド電
極同士を、前記線路電極の長手方向に適当な間隔をあけ
て設けたビアホールで互いに接続してなることを特徴と
する。
【0014】また、本発明の伝送線路は、前記ビアホー
ルの間隔を、最高使用周波数の信号の波長の1/4以下
としたことを特徴とする。
【0015】また、本発明の伝送線路共振器は、上記の
伝送線路を有限な長さに形成してなることを特徴とす
る。
【0016】このように構成することにより、本発明の
伝送線路においては、損失を小さくすることができ、ま
た低価格に作ることができる。
【0017】また、本発明の伝送線路共振器において
は、伝送線路の損失が小さくなることによりQを高くす
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の伝送線路の一実
施例の一部透視斜視図を示す。図1において、伝送線路
20は、セラミックや樹脂などの誘電体層21a、21
b、21cからなる誘電体基板21と、ストリップ状の
線路電極22aおよび22bと、複数のビアホール23
と、第1のグランド電極24aおよび24bから構成さ
れている。
【0019】また、図2に、図1に示した伝送線路20
の断面図を示す。ここで、図2(a)は伝送線路20
を、ビアホールの中心を通り、x−y面に沿って切断し
た断面図で、図2(b)は同じくビアホールの中心を通
り、y−z面に沿って切断した断面図を表している。
【0020】図1および図2に示すように、伝送線路2
0において、誘電体層21aと21bは誘電体層21c
を間に挟んでy軸方向に積層されている。また、線路電
極22aおよび22bは、誘電体層21aと21cの層
間および誘電体層21bと21cの層間において、その
長手方向をz軸方向に一致させて伸びて形成され、一定
間隔Lごとにビアホール23で接続されている。ここ
で、ビアホール23の間隔Lは、伝送線路20の最高使
用周波数の信号の波長の1/4以下に設定されている。
また、第1のグランド電極24aおよび24bは、線路
電極22aおよび22bに対して誘電体層21aおよび
21bを隔てて設けられている。
【0021】このように構成された伝送線路20は、線
路電極22aと22bがビアホール23で接続されてい
て1つの線路とみなすことができるため、全体としてト
リプレート構造のストリップ線路と同等の動作をする。
そして、線路電極22aと22bが、信号の波長の1/
4以下の間隔毎にビアホール23で接続されているため
に、線路電極22aと22bには同相の信号が流れる。
そのために、各線路電極22a、22bの側縁部への電
流の集中を緩和し、伝送線路としての損失を小さくする
ことができる。
【0022】また、線路電極22aおよび22b、ビア
ホール23、第1のグランド電極24aおよび24b
を、積層多層基板を作成するプロセスを用いることによ
って同一プロセスで作成することができるため、量産性
が良くなり、低損失の伝送線路を低価格で提供できるよ
うになる。
【0023】図3に、本発明の伝送線路の別の実施例の
断面図を示す。ここで、図3(a)は伝送線路を、ビア
ホールの中心を通り、x−y面に沿って切断した断面図
で、図3(b)は同じくビアホールの中心を通り、y−
z面に沿って切断した断面図を表している。図3におい
て、図2と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付
し、その説明を省略する。
【0024】図3に示した伝送線路25において、誘電
体基板21は、誘電体層21aと21bの間に誘電体層
21dと21eを順に挟んで積層して構成されている。
そして、線路電極22aは誘電体層21aと21dの層
間に、線路電極22bは誘電体層21bと21eの層間
に形成され、線路電極22aと22bの間にはもう1つ
の線路電極22cが、誘電体層21dと21eの層間に
形成されている。さらに、ビアホール23は線路電極2
2aと22bだけでなく線路電極22cにも接続されて
いる。
【0025】このように構成することによって、伝送線
路25においては同相の信号の流れる3つの線路電極を
有することになり、線路電極22a、22b、22cの
側縁部への電流の集中をさらに緩和し、伝送線路として
の損失をさらに小さくすることができる。
【0026】なお、図3に示したように、線路電極の数
は2つに限るものではなく、3つ以上の線路電極を積層
して伝送線路を構成しても構わないもので、同様の作用
効果を奏するものである。そして、その場合にも積層多
層プロセスを用いることによって、容易に実現すること
ができるものである。
【0027】また、図1ないし図3に示した各実施例に
おいては、トリプレート構造のストリップ線路として動
作するが、たとえば誘電体層21aと第1のグランド電
極24aを取り去って、いわゆるマイクロストリップ線
路として動作する構成としても構わないもので、この場
合も同様の作用効果を奏するものである。
【0028】さらに、図1ないし図3に示した各実施例
においては、誘電体基板21の上下面に第1のグランド
電極24aおよび24bを形成していたが、第1のグラ
ンド電極24aの上および第1のグランド電極24bの
下にも誘電体層を有する構造、言い換えれば多数の誘電
体層からなる誘電体基板の中に第1のグランド電極24
aおよび24bを含めた伝送線路20や25が埋め込ま
れた構造であっても構わないもので、同様の作用効果を
奏するものである。
【0029】図4に、本発明の伝送線路のさらに別の実
施例の一部透視斜視図を示す。また、図5に、図4に示
した伝送線路30を、ビアホールの中心を通り、x−y
面に沿って切断した断面図を示す。図4および図5にお
いて、図1および図2と同一もしくは同等の部分には同
じ記号を付し、その説明を省略する。
【0030】図4および図5に示した伝送線路30にお
いて、線路電極22aと同じ平面上、すなわち誘電体層
21aと21cの層間において、線路電極22aの両側
の側縁部に近接して第2のグランド電極31aが形成さ
れている。また、線路電極22bと同じ平面上、すなわ
ち誘電体層21bと21cの層間において、線路電極2
2bの両側の側縁部に近接して第2のグランド電極31
bが形成されている。そして、第2のグランド電極31
aおよび31bは、線路電極22aおよび22bに近接
した位置において、線路電極22aおよび22bの長手
方向に、一定間隔L2ごとにビアホール32で接続され
ている。ここで、ビアホール32の間隔L2は、ビアホ
ール23の間隔Lと同様に、伝送線路30の最高使用周
波数の信号の波長の1/4以下に設定されている。
【0031】このように伝送線路30を構成することに
よって、線路電極22aおよび22bは、第2のグラン
ド電極31aおよび31bをグランド電極としてコプレ
ーナ線路として働く。そして、この場合にも上記の各実
施例と同様に、線路電極22aと22bには同相の信号
が流れる。そのために、線路電極22a、22bの側縁
部への電流の集中を緩和し、伝送線路としての損失を小
さくすることができる。
【0032】なお、図4および図5に示した伝送線路3
0においては、線路電極の数を2つとしているが、線路
電極の数は2つに限るものではなく、図3に示した伝送
線路25と同様に、3つ以上の線路電極を積層して伝送
線路を構成しても構わないもので、同様の作用効果を奏
するものである。そして、その場合にも積層多層プロセ
スを用いることによって、容易に実現することができる
ものである。
【0033】また、図4および図5に示した伝送線路3
0においては、第1のグランド電極24aと24bを有
しているが、第1のグランド電極24aと24bを取り
去って純粋なコプレーナ線路として働く構造としても構
わないもので、同様の作用効果を奏するものである。
【0034】また、図4および図5に示した伝送線路3
0においては、第2のグランド電極31aと31bをス
ルーホール32で接続しているが、必ずしもスルーホー
ルで接続することに限定されるものではなく、第2のグ
ランド電極31aと31bが誘電体基板21の端面で互
いに接続しているなど、何らかの形で高周波的に等電位
のグランド電極として働くように構成されていれば構わ
ないもので、同様の作用効果を奏するものである。
【0035】また、図4および図5に示した伝送線路3
0においては、第2のグランド電極31aと31bを線
路電極22aと22bの両側に設けているが、線路電極
22aおよび22bの片側にのみ設けたものであっても
同様の作用効果を奏するものである。
【0036】図6に、本発明の伝送線路のさらに別の実
施例の、ビアホールの中心を通り、x−y面に沿って切
断した断面図を示す。図6において、図5と同一もしく
は同等の部分には同じ記号を付し、その説明を省略す
る。
【0037】図6に示した伝送線路35において、、第
1のグランド電極24aおよび24bと第2のグランド
電極31aおよび31bは、線路電極22aおよび22
bに近接した位置において、線路電極22aおよび22
bの長手方向に、一定間隔ごとにビアホール36でそれ
ぞれ接続されている。
【0038】このように構成することによって、伝送線
路35は、ストリップ線路やコプレーナ線路として動作
するだけでなく、線路電極22aと22b、およびビア
ホール23からなる中心導体と、第1のグランド電極2
4aと24b、第2のグランド電極31aと31b、お
よびビアホール32からなる外導体とを有する同軸線路
に近い動作をしているとみなすこともできる。その場
合、線路電極22aと22bの側縁部への電流の集中が
緩和されるだけではなく、線路電極22aと22bを流
れる信号から発生する電磁界の外部への漏れも少なくな
り、伝送線路としての損失をさらに小さくすることがで
きる。
【0039】なお、図6に示した伝送線路35において
は、線路電極の数を2つとしているが、線路電極の数は
2つに限るものではなく、図3に示した伝送線路25と
同様に、3つ以上の線路電極を積層して伝送線路を構成
しても構わないもので、同様の作用効果を奏するもので
ある。そして、その場合にも積層多層プロセスを用いる
ことによって、容易に実現することができるものであ
る。
【0040】図7に、本発明の伝送線路共振器の一実施
例の一部透視斜視図を示す。また、図8に、図7に示し
た伝送線路共振器40を、ビアホールの中心を通り、y
−z面に沿って切断した断面図を示す。図7および図8
において、図1および図2と同一もしくは同等の部分に
は同じ記号を付し、その説明を省略する。
【0041】図7および図8において、伝送線路共振器
40は、伝送線路20の線路電極22aおよび22bを
有限の長さL3に切断して構成されており、その一端が
ビアホール41で第1のグランド電極24bと接続され
ている。ここで、長さL3は使用周波数の信号の波長の
1/4の長さである。その結果、伝送線路共振器40
は、一端が接地、他端が開放の1/4波長共振器として
動作する。そして、誘電体基板21は、第1のグランド
電極24aの上に誘電体層21fが積層され、誘電体層
21fの上には電極42が形成され、電極42はビアホ
ール43を介して長さL3に形成された線路電極22a
および22bの他端と接続されており、伝送線路共振器
40の入出力端として用いられる。
【0042】このように構成された伝送線路共振器40
においては、伝送線路の損失が小さいためにQの高い共
振器とすることができる。また、積層多層プロセスを用
いることによって、容易に実現することができる。
【0043】なお、図7においては、有限の長さに切断
した伝送線路20の一端を接地して1/4波長共振器と
したが、両端を開放して1/2波長共振器とするなど、
どのような構成としても構わないものである。
【0044】また、図7においては、図1に示した伝送
線路20を用いて伝送線路共振器を構成したが、図3、
図4、図6に示した伝送線路25、30、35を用いて
伝送線路共振器を構成しても構わないもので、同様の作
用効果を奏するものである。
【0045】
【発明の効果】本発明の伝送線路によれば、複数のスト
リップ状の線路電極および複数の誘電体層からなり、前
記複数のストリップ状の線路電極を、それぞれ前記誘電
体層を介して互いに積層するとともに、線路電極の長手
方向に最高使用周波数の信号の波長の1/4以下の間隔
をあけて設けたビアホールで互いに接続することによ
り、線路電極の側縁部への電流の集中を緩和し、伝送線
路としての損失を小さくすることができる。また、同一
プロセスで作成することができるため、量産性が良くな
り、低価格化が実現できる。
【0046】また、複数の線路電極の積層方向に、複数
の線路電極に対して誘電体層を隔てて第1のグランド電
極を設けることによって、低損失のストリップ線路もし
くはマイクロストリップ線路として動作させることがで
きる。
【0047】また、複数の線路電極と同じ平面上におい
て、線路電極の側縁部にそれぞれ近接して第2のグラン
ド電極を設けるとともに、複数の線路電極に近接した位
置において、第2のグランド電極同士を、線路電極の長
手方向に適当な間隔をあけて設けたビアホールで互いに
接続することによって、低損失のコプレーナー線路とし
て動作させることができる。
【0048】また、複数の線路電極に近接した位置にお
いて、第1のグランド電極と第2のグランド電極を、線
路電極の長手方向に適当な間隔をあけて設けたビアホー
ルで互いに接続することによって、線路電極を流れる信
号から発生する電磁界の外部への漏れが少なくなり、伝
送線路としての損失をさらに小さくすることができる。
【0049】また、本発明の伝送線路共振器によれば、
上記の伝送線路を有限な長さに形成して構成することに
よって、Qの高い共振器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伝送線路の一実施例を示す一部透視斜
視図である。
【図2】図1の伝送線路の断面図で、(a)はビアホー
ルの中心を通り、x−y面に沿って切断した断面図を、
(b)はビアホールの中心を通り、y−z面に沿って切
断した断面図を表している。
【図3】本発明の伝送線路の別の実施例を示す断面図
で、(a)はビアホールの中心を通り、x−y面に沿っ
て切断した断面図を、(b)はビアホールの中心を通
り、y−z面に沿って切断した断面図を表している。
【図4】本発明の伝送線路のさらに別の実施例を示す一
部透視斜視図である。
【図5】図4の伝送線路を、ビアホールの中心を通り、
x−y面に沿って切断した断面図である。
【図6】本発明の伝送線路のさらに別の実施例の、ビア
ホールの中心を通り、x−y面に沿って切断した断面図
である。
【図7】本発明の伝送線路共振器の一実施例を示す一部
透視斜視図である。
【図8】図7の伝送線路共振器の、ビアホールの中心を
通り、y−z面に沿って切断した断面図である。
【図9】従来の伝送線路を示す一部透視斜視図である。
【図10】従来の別の伝送線路を示す一部透視斜視図で
ある。
【符号の説明】
20、25、30、35…伝送線路 21…誘電体基板 21a、21b、21c、21d、21e…誘電体層 22a、22b、22c…線路電極 23、32、36…ビアホール 24a、24b…第1のグランド電極 31a、31b…第2のグランド電極 L1、L2…ビアホールの間隔 40…伝送線路共振器

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のストリップ状の線路電極および複
    数の誘電体層からなり、前記複数の線路電極を、それぞ
    れ前記誘電体層を介して互いに積層するとともに、前記
    線路電極の長手方向に適当な間隔をあけて設けたビアホ
    ールで互いに接続し、 前記複数の線路電極の積層方向に、該複数の線路電極に
    対して前記誘電体層を隔てて第1のグランド電極を設
    け、 前記複数の線路電極と同じ平面上において、該線路電極
    の側縁部にそれぞれ近接して第2のグランド電極を設け
    てなることを特徴とする伝送線路。
  2. 【請求項2】 前記複数の線路電極に近接した位置にお
    いて、前記第2のグランド電極同士を、前記線路電極の
    長手方向に適当な間隔をあけて設けたビアホールで互い
    に接続してなることを特徴とする、請求項に記載の伝
    送線路。
  3. 【請求項3】 前記複数の線路電極に近接した位置にお
    いて、前記第1のグランド電極と前記第2のグランド電
    極を、前記線路電極の長手方向に適当な間隔をあけて設
    けたビアホールで互いに接続してなることを特徴とす
    る、請求項2に記載の伝送線路。
  4. 【請求項4】 前記複数の線路電極と同じ平面上におい
    て、該線路電極の側縁部にそれぞれ近接して第2のグラ
    ンド電極を設けてなることを特徴とする、請求項1に記
    載の伝送線路。
  5. 【請求項5】 前記複数の線路電極に近接した位置にお
    いて、前記第2のグランド電極同士を、前記線路電極の
    長手方向に適当な間隔をあけて設けたビアホールで互い
    に接続してなることを特徴とする、請求項4に記載の伝
    送線路。
  6. 【請求項6】 前記ビアホールの間隔を、最高使用周波
    数の信号の波長の1/4以下としたことを特徴とする、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の伝送線路。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の伝
    送線路を、有限な長さに形成してなることを特徴とする
    伝送線路共振器。
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