JPH0563041B2 - - Google Patents

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JPH0563041B2
JPH0563041B2 JP61305028A JP30502886A JPH0563041B2 JP H0563041 B2 JPH0563041 B2 JP H0563041B2 JP 61305028 A JP61305028 A JP 61305028A JP 30502886 A JP30502886 A JP 30502886A JP H0563041 B2 JPH0563041 B2 JP H0563041B2
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JP
Japan
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resonant
dielectric
electrode
electrodes
resonant electrodes
Prior art date
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JP61305028A
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English (en)
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JPS63156403A (ja
Inventor
Yohei Ishikawa
Jun Hatsutori
Hideyuki Kato
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一対の誘電体基板を各々の共振電極
が対向接触するよう貼り合わせて構成されたトリ
プレート型のストリツプラインフイルタに関し、
特に対向する一対の共振電極同志を確実に導通さ
せて、製品歩留りを向上できるようにした接続構
造に関する。
〔従来の技術〕
従来、トリプレート型ストリツプラインフイル
タとして第4図に示すものがあつた。これは一対
の誘電体基板10,10の非対向面となる第1主
面にそれぞれアース電極11を形成し、対向面と
なる第2主面にそれぞれ櫛状の共振電極12,1
2を互いに同一パターンになるように形成し、こ
のアース電極11と共振電極12とを誘電体基板
10の一側端面部分で接続し、該共振電極12,
12が対向するよう誘電体基板10,10を貼り
合わせて構成されている。このような構成からな
るトリプレート型ストリツプラインフイルタは、
単体のストリツプラインフイルタに比べて導体損
を小さくできるとともに、電磁界の洩れを抑制で
きることから安定したフイルタ特性が得られる特
長がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来構造からなるトリプレ
ート型ストリツプラインフイルタでは、上記誘電
体基板10,10の貼り合わせ作業を行う際に、
上記誘電体基板10に反りが生じているとか、両
基板10,10が相互に浮いてしまう等の理由に
よつて、両共振電極12,12を確実に導通させ
ることができない場合がある。即ち、この従来構
造では、共振電極12,12間の接続状態は、誘
電体基板10,10の表面の平坦度等の仕上げ精
度に大きく左右され、結局加工精度を大幅に向上
させる必要があり、コスト高の要因となる。これ
らの導通不良によりフイルタ特性が不安定になる
ことから、製品品質がばらつき、その結果製品歩
留りが悪いという問題点がある。
しかもこの貼り合わせ作業においては、共振電
極12部分は隠れて見え難いことから共振電極1
2,12間の接続状況を確認できない問題もあ
る。
そこで本発明は、上記従来の問題点を解決する
ためになされたもので、対向する共振電極を確実
に接触導通させることができ、製品歩留りを向上
できるトリプレート型ストリツプラインフイルタ
を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、一対の誘電体基板を、その対向面に
形成された複数の共振電極が対向接触するように
重ね合わせてなるトリプレート型ストリツプライ
ンフイルタにおいて、上記共振電極を、誘電体基
板に凹状の溝を形成し、該溝の内表面に電極材料
を被覆してなる凹状のものとするとともに、該共
振電極間に誘電体層を介在させ、該誘電体層を挟
んで対向する共振電極の他端間に該両電極を導通
させる接続部材を挿入し、該接続部材を、上記第
1誘電体基板の共振電極の他端側に挿入接続され
る第1接続部分と、上記第2誘電体基板の共振電
極の他端側に挿入接続される第2接続部分と、上
記誘電体層の上記共振電極間に介在された部分を
周回するよう上記第1、第2接続部分に一体的に
連なつて形成され、上記第1、第2誘電体基板の
各共振電極の他端同士を短絡する短絡部分とを備
えたものとしたことを特徴としている。
〔作用〕
本発明に係るトリプレート型ストリツプライン
フイルタによれば、対向する両共振電極の一側端
間に接続部材を挿入して両電極を接続するように
したので、接続部分を外部から見ながら貼り合わ
せ作業を行うことができるから、共振電極の接続
状態を確認しながら確実に接続することができ、
導通不良の問題は解消できる。その結果、フイル
タ特性を安定化できるとともに製品歩留りを向上
できる。
また接続部材により共振電極間を導通させるよ
うにしたので、誘電体基板に反りがあつても問題
はなく、つまり誘電体基板の仕上精度によつて接
続状態が影響をうけることはなく、従つて誘電体
基板の加工コストが上昇する問題も生じない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例による
トリプレート型ストリツプラインフイルタを示
す。図において、1はトリプレート型ストリツプ
ラインフイルタであり、これはセラミツクスから
なる一対の誘電体基板2a,2bを互いに対向す
るように貼り合わせて構成されている。この各誘
電体基板2a,2bの各非対向面(第1図上、下
面)である第1主面にはそれぞれアース電極3,
3が形成されており、各対向面である第2主面に
はそれぞれ短冊状に延びる複数の共振電極4が相
互に対向するよう形成されており、該各共振電極
4と上記アース電極3とはそれぞれ誘電体基板2
a,2bの一側端面で接続されている。
そして本実施例では、各共振電極4は凹状に形
成されている。即ち、この共振電極4は、上記誘
電体基板2a,2bの第2主面に凹状の溝部5を
形成し、該溝部5の内表面にAg等の電極材料を
被着させてなるものである。また、この対向する
共振電極4間には誘電体層の一例として、低比誘
電率εrを有する樹脂シート6が介設されている。
これによりこの樹脂シート6とこれを挟んで対向
する共振電極4,4とで□状の空間部が形成され
ている。
さらに、上記各対向する共振電極4,4の他側
端間、即ち上記アース電極3との接続端と反対側
の端部間の上、下空間部には、金属等からなるコ
字状の接続部材7が挿入されている。この接続部
材7は、図示上側、下側の共振電極4,4の他端
側に挿入接続される第1、第2接続部分7a,7
bと、上記樹脂シート6の上記共振電極4,4間
に介在された部分の他端側を周回するよう上記第
1、第2接続部分7a,7bに一体的に連なつて
形成され、上記各共振電極4,4の他端同士を短
絡する短絡部分7cとを備えている。上記各接続
部分7a,7bと上記各共振電極4,4との当接
部分はハンダ8により固着されている。なお、こ
の当接部分は導電性接着剤により接着してもよ
い。
このように本実施例のトリプレート型ストリツ
プラインフイルタ1によれば、□状の空間部を有
する共振電極4の他側端間に接続部材7を挿入し
て接続したので、共振電極4間の導電接続を作業
者が見ながらできるから、接続が確実になり、ま
た誘電体基板2に反りが生じていてもこの反りが
接続状態に影響することはなく、確実に接続され
るから、安定したフイルタ特性を確保でき、その
結果製品歩留りを向上できる。
また、上述のように誘電体基板2の反りは接続
性に影響しないから、従来のような接続を確実に
するため誘電体基板2の加工精度を向上させる必
要はなく、加工コストを低減できる。
さらにまた、共振電極4,4間に樹脂シート6
を介在させたので、樹脂シート6が無い場合に比
べ、誘電体媒質の極端な不連続部分が生じること
により回路定数、例えば特性インピーダンスや実
効誘電率への影響を少なくできる。
ここでいう誘電体媒質の極端な不連続部分が生
じるとは、機械的不安定さにより、上下の共振電
極が面接触状態から点接触状態になつたり、一方
の電極が他方の電極が設けられている誘電体基板
に接触したりすることによつて共振器周囲の媒質
状態が極端に変化することをいう。
例えば、第4図の従来構造の場合、上下の共振
電極は理想的には常に全体が直接接触しているわ
けであるが、機械的不安定さにより、いままで面
接触していた部分が離間して点接触状態になる
と、上下共振電極の接触しない部分の間にはいま
まで無かつた空気が共振器間の誘電体媒質として
突然存在することとなる。あるいは一方の共振電
極が他方の誘電体基板に接触すると、他方の共振
電極つまり導体に接触していた状態から異質の誘
電体に接触することとなる。これらは共振電極同
士が面接触している安定状態からいうと共振器周
囲の媒質状態が極端に変化したことになる。
これに対して本実施例では、共振電極4,4間
に樹脂シート6を介在させたので、予め一定間隔
だけ上下の共振電極が離され、かつ低比誘電率の
誘電体媒質が存在している状態からの比較になる
ので、機械的不安定さにより、共振電極4のいま
まで樹脂シート6に面接触していた部分が樹脂シ
ート6から離間して点接触状態になつたり、いま
まで無かつた空気が共振器間の誘電体媒質として
突然存在することになつても、樹脂シート6が無
い場合ほどの極端な媒質状態の変化は生じない。
その結果、上述の通り、例えば特性インピーダン
スや実効誘電率への影響を少なくできる。
なお、本実施例では、誘電体層として低εrの樹
脂シートを例にとつたが、この誘電体層は低εrの
ガラス又はセラミツクスなどの誘電体板でもよ
い。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係るトリプレート型スト
リツプラインフイルタによれば、誘電体基板に形
成された凹状溝の内表面に沿うように被覆形成さ
れ、誘電体層を挟んで対向する一対の共振電極
を、これの他側端間に接続部材を挿入して導通さ
せたので、この接続部を外部から見ながら接続作
業ができ、接続が確実になつて安定したフイルタ
特性を確保でき、その結果製品歩留りを向上でき
る効果がある。また、誘電体基板の反りが接続性
に影響を与えることはないから、該基板の加工精
度を上げる必要はなく、加工コストを低減できる
効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例による
トリプレート型ストリツプラインフイルタを説明
するための図であり、第1図はその1部断面正面
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
接続部材を共振電極間に挿入した状態を示す斜視
図、第4図は従来のトリプレート型ストリツプラ
インフイルタを示す正面図である。 図において、1はトリプレート型ストリツプラ
インフイルタ、2は誘電体基板、3はアース電
極、4は共振電極、5は溝部、6は樹脂シート
(誘電体層)、7は接続部材である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1主面にアース電極が形成され、第2主面
    に一端が上記アース電極に接続され短冊状に延び
    る複数の共振電極が形成された第1、第2誘電体
    基板を、上記共振電極同士が対向接触するよう重
    ね合わせて構成されたトリプレート型ストリツプ
    ラインフイルタにおいて、上記共振電極を、上記
    第1、第2誘電体基板の対向面に凹状の溝を形成
    し、該溝の内表面に電極材料を被覆して凹状に形
    成するとともに、該共振電極間に誘電体層を介在
    させ、上記誘電体層を挟んで対向する共振電極の
    他端間に該両共振電極を導通させる接続部材を挿
    入し、該接続部材を上記第1誘電体基板の共振電
    極の他端側に挿入接続される第1接続部分と、上
    記第2誘電体基板の共振電極の他端側に挿入接続
    される第2接続部分と、上記誘電体層の上記共振
    電極間に介在された部分を周回するよう上記第
    1、第2接続部分に一体的に連なつて形成され、
    上記第1、第2誘電体基板の各共振電極の他端同
    士を短絡する短絡部分とを備えたものとしたこと
    を特徴とするトリプレート型ストリツプラインフ
    イルタ。
JP61305028A 1986-12-19 1986-12-19 トリプレ−ト型ストリツプラインフイルタ Granted JPS63156403A (ja)

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Families Citing this family (3)

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JP2740966B2 (ja) * 1989-02-28 1998-04-15 住友金属工業株式会社 高周波誘電体部品およびその製造方法
JP2752048B2 (ja) * 1990-06-08 1998-05-18 日本碍子 株式会社 対称型ストリップライン共振器
JPH056915U (ja) * 1991-05-24 1993-01-29 住友金属工業株式会社 高周波用共振器

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