JPS62263702A

JPS62263702A - ストリツプラインフイルタ

Info

Publication number: JPS62263702A
Application number: JP61107199A
Authority: JP
Inventors: Yohei Ishikawa; 容平石川; Jun Hattori; 準服部; Hideyuki Kato; 英幸加藤
Original assignee: Murata Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1986-05-09
Filing date: 1986-05-09
Publication date: 1987-11-16
Also published as: JPH0481881B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野〕この発明は、ストリップラインフィルタに関するもので
、特に、いわゆるトリプレート型のストリップラインフ
ィルタに関するものである。

［従来の技術］ストラップラインフィルタを構成する基本要素は、スト
リップラインであり、このようなストリップラインとし
ては、第５図に示すようなものや第６図に示すようなも
のがよく用いられている。

第５図のストリップラインは、たとえばセラミックから
なる誘電体基板１の一方の主面にアース電極２を、他方
の主面に共振電極３を形成したちのであり、構成が容易
である反面、導体損が大きく、かつ電磁界の洩れがある
ことが欠点である。

これに対して、第６図のストリップラインは、いわゆる
トリプレート型と呼ばれるもので、一方の主面にアース
？ｔＪｉｔ４．　５がそれぞれ形成されたたとえばセラ
ミックからなる誘電体基板６，７で共振電極８を挟んで
構成されたちのである。この第４図のストリップライン
は、第３図のストリップラインに比べて、導体損が小さ
く、かつ電磁界の洩れも実質的にないという特徴を有し
ている。

［発明が解決しようとする問題点］ところが、第４図のストリップラインにおいては、誘電
体基数６または７に反りがあるとか、重ね合わせの際に
誘電体基板６または７が浮く等の理由によって、共振電
極８と誘電体基板６または７との間に、たとえば点線で
示すようなわずかなギャップ９が生じることがあり、こ
れが当該ストリップラインの回路定数（たとえば、特性
インピーダンス、実効誘電率等）に大きく影響を及ぼす
ため、それを用いたストリップラインフィルタは、その
フィルタ特性が不安定になるという問題点があった。

そこで、この発明は、導体損および電磁界の洩れを従来
のものと同程度に抑えつつ、安定した特性を得ることが
できる、ストリップラインフィルタを提供することを目
的としている。

また、この発明は、上述の目的を達成すべく構成された
ストリップラインフィルタをより高い生産性をもって製
造できるｈ１４造を提供することも目的としている。

［問題点を解決するための手段］この発明は、相対向する第１および第２の主面ならびに
第１の主面と第２の主面とを連結する端面をそれぞれ有
する、第１および第２の誘電体基板を備え、第１および
第２の誘電体基板の各第１の主面にはアース電極が形成
され、第１および第２の誘電体基板は、各第２の主面を
互いに対向させかつ対向された各第２の主面の間に、各
アース電極と各誘電体基板の各端面部分を介して接続さ
れた共振電極を挟んだ状態で、互いに重ね合わされてな
る、ストリップラインフィルタに向けられるものであり
、上述した技術的課題は、次のように解決される。

すなわち、第１および第２の誘電体基板の各第２の主面
には、第１および第２の共振電りがそれぞれ形成される
。また、第１および第２の誘電体Ｕ、仮は、第１および
第２の共振電極の間に誘電体基板より低誘電率の絶縁性
シートを挟み、かつ当該絶縁性シートを貫通する少なく
とも１つの金属ピンによって第１および第２の共振電極
を互いに電気的接続した状態で、互いに重ね合わされる
。

［発明の作用効果］上述した構成によれば、まず、共振電極が第１および第
２の誘電体基板の各節２の主面のそれぞれに形成される
ので、このような共振電極と誘電体基板との間にはギャ
ップが生じ得ない。また、絶縁性シートが第１および第
２の共振電極の間に挟まれているが、このような絶縁性
シートと共振電極との間では、たとえギャップが生じた
としても、その影響の度合は、共振電極と誘電体基板と
の間のギャップに比べて、極めて小さい。したがって、
このように構成されたストリップラインフィルタの電気
的特性はより安定化される。

また、第１の誘電体基板側の第１の共振電極と第２の誘
電体基板側の第２の共振電極とは、金属ピンによって互
いに導通される。したがって、同相の電流が流れ、その
ため、導体損は小さく、また電磁界の洩れも実質的にな
くなる。この意味で、導体損および電磁界の洩れに関し
ては、従来のものと同等のものが得られる。

また、この発明においては、」−述のように、を口対向
する２つの共振電極を互いに導通させるために、金属ピ
ンを用いており、この金属ピンは、絶縁性シートを貫通
した状態で保持されている。したがって、金属ピンに対
しては（ＦＪら特別な保持手段を必要とすることなく、
これを所定の状態に組込むことができ、その上で、第１
および第２の誘電体基板を互いに圧着させることにより
、金属ピンは、安定した状態で、その各端部がそれぞれ
第１および第２の共振電極に電気的に接続された状態と
なる。したがって、製造工程に含まれる作業が容易にな
り、生産性が向にされる。結果として、ストリップライ
ンフィルタを安価に提供することができる。

また、金属ピンの大きさ、取付位置、数、等を変更する
ことにより、共振周波数や結合係数といったフィルタ特
性が変わることかわかった。したがって、金属ピンに関
して上述のような条件を変えることにより、フィルタ特
性を目標通りに調整することが容易になる。すなわち、
従来は、フィルタ特性は、誘電体基板の材質や共振電極
の寸法および形状などによって決まってしまう。そのた
め、所望のフィルタ特性を得ようとすれば、何回も設計
を変更して上述したようなファクタを手直しする必要が
あり、製品開発までに時間がかかっていた。また、所望
のフィルタ特性に対応する上記ファクタが決定されても
、フィルタ特性のばらつきを防ぐために、非常に厳しい
精度が要求され、生産の困難性に遭遇していた。この発
明によれば、後で金属ピンによるフィルタ特性の調節が
可能であるので、所望のフィルタ特性を得ることが容易
である。

［実施例］第１図には、この発明の好ましい実施例のストリップラ
インフィルタが斜視図で示されていて、その一部が破断
されて示されている。第２図は、同じストリップライン
フィルタの正面図を一部破断して示したものである。

このストリップラインフィルタは、主要な構成として、
たとえばセラミックからなる第１の：Ａ電体基板１１お
よび第２の誘電体基板１２を備え、これらの間には、た
とえば樹脂からなる絶縁性シート１３が挟まれ、これら
は、金属ケース１４内に内蔵される。

第１の誘電体基板１１の第１の主面である上方に向く主
面には、アース電極１５が形成され、第２の誘電体基板
１２の第１の主面である下方に向く主面には、アース電
極１６が形成される。また、第１の誘電体基板１１の第
２の主面である下方に向く主面には、共振電極１７がコ
ムライン状に形成される。他力、第２の誘電体基板１２
の第２の主面である上ｈ゛に向く主面には、共振電極１
８が同じくコムライン状に形成される。なお、共振電極
１７と共振型？５！１８とは、絶縁性シート１３を介し
て対称的に配置され、各共振電極１７．１８は互いに対
向している。それぞれの共振電極１７゜１８は、各誘電
体基板１１．１２の端面部分において、対応のアース？
ａ極１５，１６と接続されている。

このような第１および第２の誘電体基板１１゜１２は、
それぞれ共振電極１７．１８が形成された主面を互いに
対向させかつそれらの間に前述の絶縁性シート１３を挟
んだ状態で金属ケース１４内に収納される。金属ケース
１４は、図示したように、好ましくは、１枚の金属板を
打ち抜きこれを折曲げることにより一体に構成されたも
のである。金属ケース１４の内面は、アース電極１５ま
たはアース電極１５．１６からの延長部分に接触してい
る。このような金属ケース１４には、たとば窓１９．２
０で示すように、複数個の窓が形成される。これらの窓
１９．２０は、外部から与えられる半田によりアース電
極１５．１６と金属ケース１４とを半田付けすることを
容易にするものである。金属ケース１４には、一体的に
、外方へ張り出したアース端子片２１が形成される。ア
ース端子片２１は、当該ストリップラインフィルタを適
宜のプリント回路基板へフェースボンディングにより容
易に半田付けすることを可能にする。

また、金属ケース１４には、切欠２２が形成されていて
、これよって、たとえば第２の誘電体基板１２の共振電
極１８からの引出電極２３が露出した状態とされる。こ
の引出電極２３には、人力または出力用の入出力端子片
２４が切欠２２を介して接続される。この入出力端子片
２４も、前述したフェースボンディングに適した形状と
なっている。なお、図示しないが、金属ケース１４の第
１図による左側の側面においても、入出力端子片２４と
実質的に同様の入出力端子片がまた同様の態様で引出さ
れている。

第１図および第２図において、絶縁性シート１３に着目
すると、そこには、金属ピン２５が貫通した状態で配置
されている。この金属ピン２５は、共振電極１７と共振
電極１８とを互いに電気的に接続している。このような
電気的接続は、第１の誘電体基板１１と第２の誘電体基
板１２とを互いに圧着させる方向に力を加えることによ
り容易に達成される。金属ケース１４は、このように互
いに圧縮された第１および第２の誘電体基板１１゜１２
を保持する機能も果たしている。

第３図には、相対向する共振電極１７と共振電極１８と
の一部が示されている。これら共振電極１７．１８にお
いて、ｒ１７ａＪ　　ｒ１８ａＪで示す箇所がそれぞれ
の電圧開放端である。金属ピン２５は、これら電圧開放
端１７．１８に近接して位置されるのが好ましい。これ
は、金属ピン２５から電圧開放端１７ａ、１８ａまでの
共振電極部分が、いわゆる「スタブ」として働かないよ
うにするためである。金属ピン２５は、第３図に示した
寸法２６を変えることにより、フィルタ特性を調整する
ことができる。なお、寸法２６の変更は、絶縁性シート
１３において金属ピン２５を貫通させるための穴の位置
を変えることによって達成され、あるいは、太き目の穴
を絶縁性シート１３に形成しておき、その穴内で金属ピ
ン２５の位置を変えることによっても達成されることが
できる。

したがって、金属ピン２５の位置は、任意に選ぶことが
できる。

また、上述した金属ピン２５は、断面円形のものであっ
たが、第４１Ａに示すような断面角形のちのであっても
よい。さらに、金属ピンの形状は、様々に変更すること
ができる。このような金属ピンの形状の変更によっても
、フィルタ特性の調整が可能である。

なお、金属ピンに関して、これは、共振電極の長さ方向
に沿って設けられる棒状のものも用いることができる。

また、金属ピンの数は、第２図に示すように、コムライ
ン状に形成された各共振電極１７．１８の６技ごとに１
個ずつ設ける必要はない。これは、あくまでもフィルタ
特性の調整のためのものであり、６技に複数個の金属ピ
ンが設けられても、金属ピンが全く設けられない技が存
在していてもよい。

また、図示の実施例では、共振電極１７．１８がコムラ
イン型であったが、インターディジタル型の共振電極を
備えるものにも、この発明は等しく適用することができ
る。

また、上述した実施例では、絶縁性シート１３として、
樹、指からなるものを例示したが、これは、誘電体基板
１１．１２より低誘電率のガラスまたはセラミックで構
成されてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例の斜視図であり、一部が
破断されて示されている。第２図は、第１図に示したス
トリップラインフィルタの正面図であり、一部が断面図
で示されている。第３図は、第１図の１１１対向する共
振電極１７．１８の各一部を金属ピン２５とともに示す
斜視図である。第４図は、金属ピンの他の形状例を示す
斜視図である。第５図および第６図は、それぞれ、従来のストリップラ
インの一部を示す断面図である。図において、１１は第１の誘電体基板、１２は第２の誘
電体基板、１３は絶縁性シート、１４は金属ケース、１
５．１６はアース電極、１７．１８は共振電極、１７ａ
、１８ａは電圧開放端、１９．２０は窓、２１はアース
端子片、２２は切欠、２４は入出力端子片、２５は金属
ピンである。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）相対向する第１および第２の主面ならびに前記第
１の主面と前記第２の主面とを連結する端面をそれぞれ
有する、第１および第２の誘電体基板を備え、前記第１
および第２の誘電体基板の各第１の主面にはアース電極
が形成され、前記第１および第２の誘電体基板は、各前
記第２の主面を互いに対向させかつ対向された各第２の
主面の間に、各前記アース電極と各誘電体基板の各端面
部分を介して接続された共振電極を挟んだ状態で、互い
に重ね合わされてなる、ストリップラインフィルタにお
いて、前記第１および第２の誘電体基板の各第２の主面には、
第１および第２の共振電極がそれぞれ形成され、　前記第１および第２の誘電体基板は、前記第１および
第２の共振電極の間に誘電体基板より低誘電率の絶縁性
シートを挟み、かつ当該絶縁性シートを貫通する少なく
とも１つの金属ピンによって第１および第２の共振電極
を互いに電気的接続した状態で、互いに重ね合わされた
ことを特徴とする、ストリップラインフィルタ。
（２）前記金属ピンは、前記共振電極の電圧開放端に近
接して位置される、特許請求の範囲第１項記載のストリ
ップラインフィルタ。
（３）前記金属ピンは、断面円形である、特許請求の範
囲第１項または第２項記載のストリップラインフィルタ
。
（４）前記金属ピンは、断面角形である、特許請求の範
囲第１項または第２項記載のストリップラインフィルタ
。
（５）前記絶縁性シートを挾んだ前記第１および第２の
誘電体基板は、金属ケース内に内蔵される、特許請求の
範囲第１項ないし第４項のいずれかに記載のストリップ
ラインフィルタ。
（６）前記金属ケースには、外部から与えられる半田に
より前記アース電極と半田付けされるように窓が形成さ
れる、特許請求の範囲第５項記載のストリップラインフ
ィルタ。
（７）前記金属ケースには、外方へ張り出したアース端
子片が一体に形成される、特許請求の範囲第６項記載の
ストリップラインフィルタ。
（８）前記金属ケースには、切欠が形成され、当該切欠
を介して、前記共振電極に接続される入出力端子片が引
出される、特許請求の範囲第７項記載のストリップライ
ンフィルタ。
（９）前記絶縁性シートは樹脂からなる、特許請求の範
囲第１項ないし第８項のいずれかに記載のストリップラ
インフィルタ。
（１０）前記絶縁性シートはガラスからなる、特許請求
の範囲第１項ないし第８項のいずれかに記載のストリッ
プラインフィルタ。
（１１）前記絶縁性シートはセラミックからなる、特許
請求の範囲第１項ないし第８項のいずれかに記載のスト
リップラインフィルタ。