JPH04237201A - ストリップ線路型フィルタ - Google Patents

ストリップ線路型フィルタ

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JPH04237201A
JPH04237201A JP2050991A JP2050991A JPH04237201A JP H04237201 A JPH04237201 A JP H04237201A JP 2050991 A JP2050991 A JP 2050991A JP 2050991 A JP2050991 A JP 2050991A JP H04237201 A JPH04237201 A JP H04237201A
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conductor
conductors
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filter
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JP2050991A
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Kazuhisa Yamazaki
和久 山崎
Junji Chikada
淳二 近田
Shigemitsu Suzuki
重光 鈴木
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FDK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘電体基板の間に複数
の共振器導体を配置したストリップ線路型フィルタに関
する。更に詳しく述べると、誘電体基板を3層以上の多
層構造とし、隣接する共振器導体を異なる層間に配置し
てフィルタ長手方向の寸法を短縮したストリップ線路型
のフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ストリップ線路型フィルタは、図11に
示すように、複数個(ここでは3個)並設した共振器導
体10と、その両端に位置するL型入出力導体12と、
それらを挾む2枚の誘電体基板14とを有する。共振器
導体10とL型入出力導体12は金属板のエッチング等
によりほぼ櫛形状をなすように一体的に製作する。つま
り各共振器導体10は先端開放型とし、基端を共通接続
し、またL型入出力導体12も同じ側で共通接続してい
る。誘電体基板14には、その片面を除く外面に導電性
材料からなる外部導体を設け、誘電体が露出している面
が内向きで対向するようにして前記共振器導体10及び
L型入出力導体12をサンドイッチ状に挾み込む。更に
上下の外部導体を外側に設ける金具など(図示せず)で
接続しアースをとる。
【0003】これによって図12に示すように、共振器
16間がインダクタンスLで結合した等価回路で表され
るフィルタが得られる。共振器導体同士の間隔や両端の
共振器導体とL型入出力導体との間隔は、所望の帯域幅
から、共振器導体幅/厚さ、誘電体基板の厚さ等により
決まる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来構造のス
トリップ線路型フィルタでは、要求される帯域幅によっ
て共振器導体同士の間隔が決まり、フィルタの長手方向
寸法を小さくすることが困難であった。小型化のために
は従来技術では使用する誘電体基板の誘電率を高くする
以外に方法がないが、さまざまな組成や製法によってマ
イクロ波用誘電体磁器組成物の高誘電率化が試みられて
いるものの一定の限界がある。
【0005】本発明の目的は、上記のような従来技術の
欠点を解消し、Q0を極力落とさずに、フィルタ長手方
向の寸法を小さくできる構造のストリップ線路型フィル
タを提供することである。また併せて有極化構成を実現
しやすいストリップ線路型フィルタを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数平行に配
列した共振器導体を誘電体基板で挾み、その外側に外部
導体を設け、各共振器導体の基端を前記外部導体に短絡
し先端を開放とし、両側に入出力導体を設けたストリッ
プ線路型フィルタである。そして本発明の特徴は、この
構成において誘電体基板を3層以上設け、隣接する共振
器導体を異なる層間に配置した点にある。また層間に両
端開放の別の導体を設け、それを介して共振器導体間で
有極結合させる構成も含まれる。
【0007】両端の共振器導体の近傍に入出力導体を位
置させて入出力結合をさせるが、この入出力導体は入力
側と出力側を同じ層間に設置する。そしてフィルタ全体
の構成を入力側半分と出力側半分とで対称的な導体配置
構造とする。
【0008】
【作用】隣接する共振器導体を異なる層に配置すると、
間に位置する誘電体基板の厚みによって隣接する共振器
導体間隔が実質的に広がることになる。このため同じ結
合度を保つには水平方向の共振器導体間隔を狭くしなけ
ればならない。つまり間の誘電体基板を厚くすることで
上記間隔は狭くなり、フィルタ全体としての長手方向寸
法は短くなる。但し、あまり狭くしすぎると同一層上の
共振器導体が接近し結合する虞があるため一定の限界は
ある。逆にその結合量を調整することによりフィルタを
有極化することも可能である。
【0009】また層間に両端開放の別の導体を挿入する
と、それに電界が集まり信号の一部を分配できるため、
有極構造にでき、その調整も容易に行える。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例の斜視図、図2はそ
の分解斜視図、図3は断面図であり、3個の共振器導体
を用いる例である。2個の共振器導体20a,20cと
、その両端に位置するL型入出力導体22a,22bを
、金属板のエッチング等によりほぼ櫛形状をなすように
一体的に製作する。両共振器導体20a,20bは先端
開放型として、基端が共通導体26に連続し、またL型
入出力導体22a,22bも同じ側で共通導体26に連
続している。またそれとは別に、共振器導体20bを金
属板のエッチング等により製作する。これらは0.1m
m程度の厚さでよい。これら導体を上中下3層の誘電体
基板24a,24b,24cで挾む。
【0011】上層の誘電体基板24aには上面と4側面
に外部導体を設ける。中層の誘電体基板24bには入出
力導体の引出し部分近傍を除く側面に外部導体を設ける
。下層の誘電体基板24cには入出力導体の引出し部分
近傍を除く側面と下面全体に外部導体を設ける。これら
外部導体は銀など導電性材料のメタライズにより形成す
る。従って上層の誘電体基板24aの下面、中層の誘電
体基板24bの上面と下面、下層の誘電体基板24cの
上面では誘電体が露出した状態である。2個の共振器導
体20a,20cを有する金属板を下層の誘電体基板2
4cと中層の誘電体基板24bで挾み、共振器導体20
bを中層の誘電体基板24bと上層の誘電体基板24a
で挾む。このとき共通導体26はその縁がやや外側に突
出するようにし、また共振器導体20bは2個の共振器
導体20a,20cの丁度中間に位置合わせし且つその
一端(共通導体26と同じ側)が誘電体基板からやや突
出するように配置する。そして共通導体26と共振器導
体20bの端部を、その突出部分で外部導体に半田付け
等により接続する。従って入出力導体22a,22cは
同じ層間に位置し、フィルタ全体で見たとき入力側半分
と出力側半分は対称的な導体配置になっている。
【0012】ここで各誘電体基板24a,…,24cに
よって導体を挾む力が変わるとフィルタ特性は変化する
。そのため一定の力で強固に固定することが肝要である
。そこで図示していないが、アース用突起を設けた底板
と蓋体からなる金属ケースを用い、前記共振器導体など
を挾んだ積層誘電体基板を載せ、蓋体にある一定の圧力
をかけた状態で固定する。例えば底板及び蓋体に窓部を
設け、その窓部を利用して上下層の誘電体基板の外部導
体に半田付けして接続固定し、同時にアースをとる。 安定な特性を得るためには、入出力導体に近い箇所で3
層の誘電体基板の外部導体のアースをとることが望まし
い。
【0013】これによって図12に示したのと同様の等
価回路が得られる。結合の強さは共振器導体の幅と厚さ
、中層の誘電体基板の厚さで制御できる。周波数の調整
は共振器導体の先端開放端に対向している誘電体基板の
外部導体部分を削ることで可能である。このため各共振
器導体はその先端開放端が誘電体基板の側面近くまで延
びている構造とする。このようにすると誘電体基板を規
格化・共通化でき、導体設計のみによって所望のフィル
タが得られる。
【0014】図4は本発明の他の実施例で用いる共振器
導体と入出力導体の斜視図であり、図5はそれを用いた
フィルタの斜視図である。導体部分を除けば基本的な構
成は前記の実施例と同様であるから、対応する部材に同
一符号を付し、それらについての説明は省略する。本実
施例では3個の共振器導体30a,30b,30c及び
L型入出力導体32a,32bが共通導体36で連続一
体化した構造になっている。中間の共振器導体30bは
他の共振器導体30a,30cに対して段違いになるよ
うに成形され、その段差は丁度中層の誘電体基板24b
を挿入できる寸法に設定する。この導体も金属板のエッ
チング等で製作する。
【0015】図6及び図7は本発明の他の実施例を示し
ている。いずれも共振器導体40を5個配列した例であ
る。図6では3枚の誘電体基板44を用い、上から第1
層と第2層の誘電体基板間に第2と第4の共振器導体を
配置し、第2層と第3層の誘電体基板間に第1、第3、
第5の共振器導体を配置している。図7は4枚の誘電体
基板44を用い、上から第1層と第2層の誘電体基板間
に第3の共振器導体を配置し、第2層と第3層の誘電体
基板間に第2と第4の共振器導体を配置し、第3層と第
4層の誘電体基板間に第1と第5の共振器導体を配置し
ている。これら複数の誘電体基板は、所望の特性に応じ
て厚さ、誘電率の異なるものを組み合わせることもでき
る。これによって図8に示すような等価回路をもつ5段
フィルタが得られる。
【0016】図9は本発明の更に他の実施例を示してい
る。フィルタの基本は図7に示すものと同様である。そ
れとの違いは、本実施例では誘電体基板間に両端開放の
別の導体を介在させ、それを介して共振器導体間で有極
結合させる点である。第2層と第3層の誘電体基板の両
端(第2及び第4の共振器導体の外側)にそれらと同じ
厚さの第1及び第3の中間導体(金属板)50a,50
cを設ける。また第3層と第4層の誘電体基板の中央に
第2の中間導体(金属板)50bを設ける。これら導体
50a,…,50cはどこにも接続されておらず、電気
的には浮いた状態で挾み込む。このようにすると入出力
導体と第1の中間導体との間で容量Ca が形成され、
同様に第1の中間導体と第2の共振器導体との間で容量
Cb が、第2の共振器導体と第2の中間導体との間で
容量Cc が、第2の中間導体と第4の共振器導体との
間で容量Cd が、第4の共振器導体と第3の中間導体
との間で容量Ce が、第3の中間導体と入出力導体と
の間で容量Cf が形成される。このように中間導体を
挿入することによって電界が集まり、これを利用して信
号の一部を分配できる。中間導体の大きさ、形、位置を
適当に選ぶことにより、等価回路的には図10のように
なり、容易に有極型フィルタを構成できる。
【0017】以上本発明の好ましい実施例について説明
したが、本発明はこのような構成のみに限定されるもの
ではない。誘電体基板の枚数、共振器導体の個数は適宜
変更できる。共振器導体、入出力導体、中間導体などは
金属板ではなく導体パターンによって構成することも可
能である。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記のように誘電体基板を3層
以上とし、隣接する共振器導体を異なる層間に配置した
から、平面的に見て共振器導体同士の間隔を短縮でき、
段数が多くなっても長手方向寸法が大きくならずフィル
タ全体を小型化できる。また両端開放の中間導体を適宜
配置することによって容易に有極型フィルタを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるストリップ線路型フィルタの一実
施例の斜視図。
【図2】図1のフィルタの分解斜視図。
【図3】図1の断面図。
【図4】本発明の他の実施例で用いる導体の斜視図。
【図5】図4の導体を用いたストリップ線路型フィルタ
の斜視図。
【図6】本発明の他の実施例の断面図。
【図7】本発明の他の実施例の断面図。
【図8】図6及び図7のフィルタの等価回路図。
【図9】本発明の更に他の実施例の断面図。
【図10】図9のフィルタの等価回路図。
【図11】従来技術によるストリップ線路型フィルタの
斜視図。
【図12】図11のフィルタの等価回路図。
【符号の説明】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の共振器導体を誘電体基板で挾み
    、その外側に外部導体を設け、各共振器導体の基端を前
    記外部導体に接続し先端を開放とし、両側に入出力導体
    を設けたストリップ線路型フィルタにおいて、誘電体基
    板を3層以上設け、隣接する共振器導体を異なる層間に
    配置したことを特徴とするストリップ線路型フィルタ。
  2. 【請求項2】  請求項1において、層間に両端開放の
    別の導体を配置し、それを介して共振器導体間で有極結
    合させたストリップ線路型フィルタ。
  3. 【請求項3】  フィルタ全体として入力側半分と出力
    側半分とで各導体を対称的に同じ層間に配置した請求項
    1又は2記載のストリップ線路型フィルタ。
JP3020509A 1991-01-21 1991-01-21 ストリップ線路型フィルタ Expired - Lifetime JPH0824242B2 (ja)

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