JP3255075B2 - 液体用紙容器 - Google Patents

液体用紙容器

Info

Publication number
JP3255075B2
JP3255075B2 JP08304597A JP8304597A JP3255075B2 JP 3255075 B2 JP3255075 B2 JP 3255075B2 JP 08304597 A JP08304597 A JP 08304597A JP 8304597 A JP8304597 A JP 8304597A JP 3255075 B2 JP3255075 B2 JP 3255075B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top seal
panel
layer
seal portion
paper container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08304597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10278928A (ja
Inventor
俊晴 荒木
実 永江
直子 辻
政雄 津留崎
高志 高木
広文 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP08304597A priority Critical patent/JP3255075B2/ja
Publication of JPH10278928A publication Critical patent/JPH10278928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3255075B2 publication Critical patent/JP3255075B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/02Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper by folding or erecting a single blank to form a tubular body with or without subsequent folding operations, or the addition of separate elements, to close the ends of the body
    • B65D5/06Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper by folding or erecting a single blank to form a tubular body with or without subsequent folding operations, or the addition of separate elements, to close the ends of the body with end-closing or contents-supporting elements formed by folding inwardly a wall extending from, and continuously around, an end of the tubular body
    • B65D5/067Gable-top containers
    • B65D5/068Gable-top containers with supplemental means facilitating the opening, e.g. tear lines, tear tabs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cartons (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酒類、果汁飲料、
調味料や台所洗剤などの液体内容物に用いる液体用紙容
器に関するものであり、詳しくは、使用後の空容器を解
体するときに、トップシール部が開口し易い液体用紙容
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液体内容物に使用される液体用紙
容器は、表面層及び裏面層に熱融着層をもち板紙層を基
材層とする積層板で、図9(a)に示すように、それぞ
れ上から順にトップシール部(A)、頂部(B)、側壁
部(C)、底部(D)が折り目線(1点鎖線で示す)を
介して連設する背シールパネル(110)、左側パネル
(120)、表パネル(130)、右側パネル(14
0)、裏パネル(150)を横に順に折り目線(1点鎖
線で示す)を介して連設するブランク(100)を、胴
貼り機で胴貼りしてスリーブを作製し、このスリーブを
液体用充填機に装填し、底部を熱融着して封鎖し、液体
内容物を充填して頂部を熱融着して封鎖したものであ
る。この液体用紙容器(10)は、図9(b)に示すよ
うに、トップシール部(A)と頂部(B)が切妻屋根形
で側壁部(C)が四角柱状である。また、必要に応じて
は、図9(c)に示すように、表パネル(130)の頂
部(B)の傾斜板に口栓(20)を突設したものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、環境
保全の問題から容器包装リサイクル法が施行され、使用
後の空容器の分別収集、再商品化が促進されることとな
った。しかしながら、前述した従来の液体用紙容器は、
使用後の空容器を解体して分別回収するときに、トップ
シール部の熱融着による封鎖が強固であるため、手でト
ップシール部を開口して容器を解体することが難しいこ
とがあった。また、切妻屋根形の傾斜板に、外付けの口
栓を設けたものは、口栓が簡単に外れないように強固に
溶着しているため、この口栓を分離することが難しかっ
た。
【0004】本発明は、上述の従来の液体用紙容器の問
題を解決したものであり、使用後の空容器を解体して分
別回収するときに、手で容易にトップシール部を開口し
易くまた、口栓を取り外し易い液体用紙容器を提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
板紙層を基材層とし表面層及び裏面層に熱融着層をもつ
積層板からなるブランクを折り畳み成形した頂部が切妻
屋根形の液体用紙容器において、図1(a)に示すよう
に、前記ブランク(100)の左側パネル(120)及
び右側パネル(140)のトップシール部(A)の表面
の中心より片側部分に剥離ニス塗膜(1)を部分的に形
成し、且つ、図1(b)に示すように、表パネル(13
0)及び裏パネル(150)のトップシール部(A)の
裏面にイージーピールテープ(2)(層間で容易に剥離
可能な多層構成のテープ)を貼着したことを特徴とする
液体用紙容器である。
【0006】次に、本発明の第2の発明は、板紙層を基
材層とし表面層及び裏面層に熱融着層をもつ積層板から
なるブランクを折り畳み成形した頂部が切妻屋根形の液
体用紙容器において、図2(a)に示すように、前記ブ
ランク(100)の左側パネル(120)及び右側パネ
ル(140)のトップシール部(A)の表面の左右の両
端部又は左右のどちらかの端部に縦のハーフカット
(3)を形成し、且つ、図2(b)に示すように、表パ
ネル(130)及び裏パネル(150)のトップシール
部(A)の裏面にイージーピールテープ(2)を貼着し
たことを特徴とする液体用紙容器である。
【0007】次に、本発明の第3の発明は、板紙層を基
材層とし表面層及び裏面層に熱融着層をもつ積層板から
なるブランクを折り畳み成形した頂部が切妻屋根形の液
体用紙容器において、図3(a)に示すように、前記ブ
ランク(100)の左側パネル(120)及び右側パネ
ル(140)のトップシール部(A)の表面の片側部分
に剥離ニス塗布膜(1)を部分的に形成し、且つ、図3
(b)に示すように、表パネル(130)及び裏パネル
(150)のトップシール部(A)の裏面の中央に縦の
ハーフカット(4)を形成したことを特徴とする液体用
紙容器である。
【0008】次に、本発明の第4の発明は、板紙層を基
材層とし表面層及び裏面層に熱融着層をもつ積層板から
なるブランクを折り畳み成形した頂部が切妻屋根形の液
体用紙容器において、図4(a)に示すように、前記ブ
ランク(100)の左側パネル(120)及び右側パネ
ル(140)のトップシール部(A)の表面の左右の両
端部又は左右のどちらかの端部に縦のハーフカット
(3)を形成し、且つ、表パネル(130)及び裏パネ
ル(150)のトップシール部(A)の裏面の中央に縦
のハーフカット(4)を形成したことを特徴とする液体
用紙容器である。
【0009】そして、本発明の第5の発明は、前記切妻
屋根形の傾斜板に口栓を外付けし、この口栓の外周にハ
ーフカットを形成したことを特徴とする本発明の第1乃
至第4の発明に記載の液体用紙容器である。
【0010】さて、頂部が切妻屋根形の液体用紙容器
は、使用後に廃棄処理するときに、嵩を減らすため又は
分別回収するために、まず、図8に示す頂部のトップシ
ール部(A)を手で開口してから液体用紙容器(10)
を解体するものである。このトップシール部の開口の仕
方は、図8(b)に示すように、まず、折り込まれて表
面どうしが熱融着されている左側パネルのトップシール
部(120A)と右側パネルのトップシール部(140
A)を矢印のように剥離する。ただし、表パネル(13
0)と裏パネル(150)の高さが左側パネル(120
A)と右パネル(140A)より高く設計している場合
は、表パネル(130)と裏パネル(150)の上部が
接着しているので、まずこの部分を剥離することにな
る。次に、図8(c)に示すように、内面どうしが熱融
着されている表パネルのトップシール部(130A)と
左側及び右側パネルのトップシール部(120Aと14
0A)、また、内面どうしが熱融着されている裏パネル
のトップシール部(150A)と左側及び右側パネルの
トップシール部(120Aと140A)とを矢印のよう
に剥離して開口するものである。
【0011】左側パネル及び右側パネルのトップシール
部の表面の中心より片側部分に剥離ニス塗膜を部分的に
形成し、表パネル及び裏パネルのトップシール部の裏面
にイージーピールテープを貼着したブランクを折り畳ん
で作製された本発明の液体用紙容器は、使用後に頂部の
トップシール部を開口するため、まず、左側パネルのト
ップシール部と右側パネルのトップシール部を剥離する
ときに、熱融着面に部分的に剥離ニス塗膜が形成されて
接着力が調整されているので、手で容易に剥離すること
ができる。次に、内面どうしが熱融着されている表パネ
ルのトップシール部と左側及び右側パネルのトップシー
ル部、また、内面どうしが熱融着されている裏パネルの
トップシール部と左側及び右側パネルのトップシール部
とを剥離するときに、間にイージーピールテープが介在
しているので、手で容易に剥離してトップシール部を開
口することができる。なお、表パネル(130)と裏パ
ネル(150)の高さが左側パネル(120A)と右パ
ネル(140A)より高く設計している場合は、表パネ
ル(130)と裏パネル(150)の上部が接着してい
るが、間にイージーピールテープが介在しているので、
手で容易に剥離することができる。
【0012】また、左側パネル及び右側パネルのトップ
シール部の表面の左右の両端部又は左右のどちらかの端
部に縦のハーフカットを形成し、表パネル及び裏パネル
のトップシール部の裏面にイージーピールテープを貼着
したブランクを折り畳んで作製された本発明の液体用紙
容器は、使用後に頂部のトップシール部を開口するた
め、まず、左側パネルのトップシール部と右側パネルの
トップシール部を剥離するときに、熱融着面の端部に形
成されいる縦のハーフカットが剥離のきっかけとなり、
このハーフカットより内側は板紙層が層間剥離を起こす
ので、手で容易に剥離することができる。次に、表パネ
ルのトップシール部と左側及び右側パネルのトップシー
ル部、また、内面どうしが熱融着されている裏パネルの
トップシール部と左側及び右側パネルのトップシール部
とを剥離するときに、間にイージーピールテープが介在
しているので、手で容易に剥離してトップシール部を開
口することができる。なお、表パネル(130)と裏パ
ネル(150)の高さが左側パネル(120A)と右パ
ネル(140A)より高く設計している場合は、表パネ
ル(130)と裏パネル(150)の上部が接着してい
るが、間にイージーピールテープが介在しているので、
手で容易に剥離することができる。
【0013】また、左側パネル及び右側パネルのトップ
シール部の表面より片側部分に剥離ニス塗布膜を部分的
に形成し、表パネル及び裏パネルのトップシール部の裏
面の中央に縦のハーフカットを形成したブランクを折り
畳んで作製された本発明の液体用紙容器は、使用後に頂
部のトップシール部を開口するため、まず、左側パネル
のトップシール部と右側パネルのトップシール部を剥離
するときに、熱融着面に部分的に剥離ニス塗膜が形成さ
れて接着力が調整されているので、手で容易に剥離する
ことができる。次に、内面どうしが熱融着されている表
パネルのトップシール部と左側及び右側のトップシール
部、また、内面どうしが熱融着されている裏パネルのト
ップシール部と左側及び右側のトップシール部とを剥離
するときに、表及び裏パネルのトップシール部の裏面の
中央に設けた縦のハーフカットが剥離のきっかけにな
り、このハーフカットよりも外側は板紙層が相関剥離を
起こすので、手で容易に剥離してトップシール部を開口
することができる。
【0014】また、左側パネル及び右側パネルのトップ
シール部の表面の左右の両端部又は左右のどちらかの端
部に縦のハーフカットを形成し、且つ、表パネル及び裏
パネルのトップシール部の裏面の中央に縦のハーフカッ
トを形成したブランクを折り畳んで作製された本発明の
液体用紙容器は、使用後に頂部のトップシール部を開口
するため、まず、左側パネルのトップシール部と右側パ
ネルのトップシール部を剥離するときに、熱融着面の端
部に形成されている縦のハーフカットが剥離のきっかけ
となり、このハーフカットより内側は板紙層が層間剥離
を起こすので、手で容易に剥離することができる。次
に、内面どうしが熱融着されている表パネルのトップシ
ール部と左側及び右側のトップシール部、また、内面ど
うしが熱融着されている裏パネルのトップシール部と左
側及び右側のトップシール部とを剥離するときに、表及
び裏パネルのトップシール部の裏面の中央に設けられた
縦のハーフカットが剥離のきっかけになり、このハーフ
カットより外側の板紙層が層間剥離を起こすので、手で
容易に剥離してトップシール部を開口することができ
る。
【0015】そして、表パネルの頂部の傾斜板の表面の
熱融着して突設する口栓の外周にハーフカットを形成し
たブランクを折り畳んで作製された本発明の液体用紙容
器は、口栓の周囲に形成されたハーフカットから内側の
板紙層を層間剥離させて、手で容易に口栓を容器から分
離して分別回収することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の液体用紙容器を作製する
ブランクは、通常、坪量が300〜400g/m2 の板
紙層を基材層とし、表面層に15〜30μmのポリエチ
レン及び裏面層に40〜70μmのポリエチレンなどの
熱可塑性樹脂の熱融着層をもつ積層板を打抜き加工した
ものである。そして、サック貼り機で背貼りしてスリー
ブを作製し、このスリーブを充填機で製箱すると同時に
内容物を充填して密封するものである。なお、ブランク
の積層板の構成としては、廃棄のし易さを考慮して、最
近ではバリヤ層として用いられるアルミニウム箔を酸化
ケイ素蒸着薄膜に替えた、図6に示すポリエチレン層
(101)/板紙層(102)/ポリエチレン層(10
3)/ポリエチレンテレフタレート層(104)/酸化
ケイ素蒸着薄膜層(105)/ポリエチレン層(10
6)構成などがある。
【0017】本発明の液体用紙容器の一実施形態例のブ
ランク(100)は、図1(a)に示すように、左側パ
ネル(120)及び右側パネル(140)のトップシー
ル部(A)の表面の中心より片側部分に剥離ニス塗膜
(1)を部分的に形成し、図1(b)に示すように、表
パネル(130)及び裏パネル(150)のトップシー
ル部(A)の裏面に、イージーピールテープ(2)を貼
着するものである。上述の剥離ニス塗膜(1)の形状
は、特に限定するものではないが、図1(a)に示すド
ット状、図7(a)に示す帯状、図7(b)に示すスリ
ット状などがあり、大きさは、熱融着したトップシール
が手で剥離可能な熱融着強度をもつように定めるもので
ある。また、イージーピールテープは、例えば、ポリエ
チレン/ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン構
成の積層テープを使用するが、これに限定するものでは
なく、熱融着したトップシールが手で層間剥離可能な接
着強度をもつテープを使用するものである。
【0018】次に、他の一実施形態例のブランクは、図
2(a)に示すように、左側パネル(120)及び右側
パネル(140)のトップシール部(A)の表面の左右
の両端部又は左右のどちらかの端部に縦のハーフカット
(3)を形成し、図2(b)に示すように、表パネル
(130)及び裏パネル(150)のトップシール部
(A)の裏面にイージーピールテープ(2)を貼着する
ものである。上述のハーフカットの位置は、熱融着した
トップシールを手で剥離するときに、剥離のきっかけと
なる位置に形成するものであり、また、ハーフカット
(3)の深さは、図6に示すように、ブランク(10
0)の積層板の表面から基材層である板紙層(102)
の厚みの半ば程度に達するものである。
【0019】次に、他の一実施形態例のブランク(10
0)は、図3(a)に示すように、左側パネル(12
0)及び右側パネル(140)のトップシール部(A)
の表面の中心より片側部分に剥離ニス塗膜(1)を部分
的に形成し、図3(b)に示すように、表パネル(13
0)及び裏パネル(150)のトップシール部(A)の
裏面の中央に縦のハーフカット(4)を形成したもので
ある。上述の剥離ニス塗膜(1)の形状は、特に限定す
るものでないが、図1(a)に示すドット状、図7
(a)に示す帯状、図7(b)に示すスリット状などが
あり、大きさは、熱融着したトップシール部が手で剥離
可能な熱融着強度をもつように定めるものである。ま
た、上述のハーフカット(4)の位置は、内面どうしが
熱融着されている表パネルのトップシール部と左側及び
右側パネルのトップシール部、また、内面どうしが熱融
着されている裏パネルのトップシール部と左側及び右側
パネルのトップシール部とを剥離するときに、剥離のき
っかけとなる位置に形成するものである。また、表パネ
ル(130)及び裏パネル(150)のトップシール部
(A)裏面の外周より少し内側の位置に横のハーフカッ
ト(5)を設けても良い。このハーフカット(5)を設
けることにより、剥離していくときに熱融着層を破って
いく必要がなくハーフカット(5)に沿って剥離してい
くので、より剥離がし易くなる。また。表パネル(13
0)と裏パネル(150)の高さが、左側パネル(12
0A)と右側パネル(140A)より高く設定されてい
る場合は、表パネル(130A)と裏パネル(150
A)の裏面どうしの接着を手で剥離するときの剥離のき
っかけとなる位置に形成されることとなるので、手で容
易に剥離することができる。ハーフカット(3,4,
5)の深さは、図6に示すように、ブランク(100)
の積層板の表面又は裏面から基材層である板紙層(10
2)の厚みの半ば程度に達するものである。
【0020】次に、他の一実施形態のブランク(10
0)は、図4(a)に示すように、左側パネル(12
0)及び右側パネル(140)のトップシール部(A)
の表面の左右の両端部又は左右のどちらかの端部に縦の
ハーフカット(3)を形成し、図4(b)に示すよう
に、表パネル(130)及び裏パネル(150)のトッ
プシール部(A)の裏面の中央に縦のハーフカット
(4)を形成したものである。上述のハーフカット
(3)の位置は、熱融着したトップシール部を手で剥離
するときに、剥離のきっかけとなる位置に形成するもの
である。また、上述のハーフカット(4)の位置は、内
面どうしが熱融着されている表パネルのトップシール部
と左側及び右側のトップシール部、また、内面どうしが
熱融着されている裏パネルのトップシール部と左側及び
右側パネルのトップシール部とを剥離するときに、剥離
のきっかけとなる位置に形成するものである。また、左
側パネル(120)及び右側パネル(140)のトップ
シール部(A)の表面の上下の両端部に横のハーフカッ
ト(5)を設けても良い。このハーフカット(5)を設
けることにより、剥離していくときに熱融着層を破って
いく必要がなくハーフカット(5)に沿って剥離してい
くので、より剥離がし易くなる。また、表パネル(13
0)及び裏パネル(150)のトップシール部(A)裏
面の下部にハーフカット(5)を設けても良い。このハ
ーフカット(5)を設けることにより、剥離していくと
きに熱融着層を破っていく必要がなくハーフカット
(5)に沿って剥離していくので、より剥離し易くな
る。ハーフカット(3,4,5)の深さは、図6に示す
ように、ブランク(100)の積層板の表面又は裏面か
ら基材層である板紙層(102)の厚みの半ば程度に達
するものである。
【0021】また、図5(c)に示す本発明の液体用紙
容器(10)は、口栓(20)を切妻屋根形頂部の傾斜
板に外付けして突設する一実施形態例であって、このブ
ランク(100)は、例えば、図5(a)に示すよう
に、表パネル(130)及び裏パネル(150)のトッ
プシール部(A)の裏面にイージーピールテープ(2)
を貼着し、図5(b)に示すように、表パネル(13
0)の頂部(B)の傾斜板の表面に突設する口栓の外周
にハーフカット(3)を形成するものである。ハーフカ
ットの深さは、表面から板紙層の厚みの半ば程度に達す
るものである。なお、前述した図1乃至図4に示した液
体用紙容器にも、同様に切妻屋根形頂部の傾斜板に口栓
を外付けし、この口栓の外周にハーフカットを形成して
も良い。
【0022】上述した本発明の実施形態例の液体用紙容
器は、いずれも熱融着したトップシール部が手で容易に
開口することができ、また、外付けした口栓を手で容器
から取り外すことができた。
【0023】
【発明の効果】本発明の液体用紙容器は、使用後の空容
器の熱融着で封鎖されたトップシールを、廃棄処理する
ときに、手で容易に開口し容器を解体することができ
る。
【0024】また、頂部の傾斜板に外付けされた口栓
を、廃棄処理するときに、手で容器から容易に取り外し
て、分別回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施形態例の液体用紙容
器のトップシール部の表面の状態を示すブランクの部分
展開平面図であり、(b)は、トップシール部の裏面の
状態を示すブランクの部分展開平面図である。
【図2】(a)は、本発明の他の一実施形態例の液体用
紙容器のトップシール部の表面の状態を示すブランクの
部分展開平面図であり、(b)は、トップシール部の裏
面の状態を示すブランクの部分展開平面図である。
【図3】(a)は、本発明の他の一実施形態例の液体用
紙容器のトップシール部の表面の状態を示すブランクの
部分展開平面図であり、(b)は、トップシール部の裏
面の状態を示すブランクの部分展開平面図である。
【図4】(a)は、本発明の他の一実施形態例の液体用
紙容器のトップシール部の表面の状態を示すブランクの
部分展開平面図であり、(b)は、トップシール部の裏
面の状態を示すブランクの部分展開平面図である。
【図5】(a)は、本発明の他の一実施形態例の液体用
紙容器のトップシール部の裏面の状態を示すブランクの
部分展開平面図であり、(b)は、頂部の表面の状態を
示すブランクの部分展開平面図であり、(c)は、容器
の外観を示す斜視図である。
【図6】ハーフカットを形成した部分のブランクの断面
図である。
【図7】(a)及び(b)は、トップシール部に形成す
る剥離ニス塗膜の形状が異なる本発明の他の一実施形態
例の液体用紙容器のブランクの部分展開平面図である。
【図8】トップシール部の開口の段階を示す説明図であ
り、(a)は、開口前で、(b)は、開口途中で、
(c)は、開口したところである。
【図9】(a)は、従来の一例の液体用紙容器のブラン
クの展開平面図であり、(b)は、一例の容器の外観を
示す斜視図であり、(c)は、頂部に口栓を突設する一
例の容器の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1……剥離ニス塗膜 2……イージーピールテープ 3,4,5……ハーフカット 10……液体用紙容器 20……口栓 100……ブランク 101,103,106……ポリエチレン層 102……板紙層 104……ポリエチレンテレフタレート層 105……酸化ケイ素蒸着薄膜層 110……背シールパネル 120……左側パネル 130……表パネル 140……右側パネル 150……裏パネル A……トップシール部 B……頂部 C……側壁部 D……底部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 高志 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 (72)発明者 河合 広文 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 審査官 前田 幸雄 (56)参考文献 実開 平5−62428(JP,U) 実開 昭60−62421(JP,U) 実開 平1−116136(JP,U) 実開 平4−100428(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 5/74 B65D 5/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板紙層を基材層とし表面層及び裏面層に熱
    融着層をもつ積層板からなるブランクを折り畳み成形し
    た頂部が切妻屋根形の液体用紙容器において、前記ブラ
    ンクの左側パネル及び右側パネルのトップシール部の表
    面の中心より片側部分に剥離ニス塗膜を部分的に形成
    し、且つ、表パネル及び裏パネルのトップシール部の裏
    面にイージーピールテープを貼着したことを特徴とする
    液体用紙容器。
  2. 【請求項2】板紙層を基材層とし表面層及び裏面層に熱
    融着層をもつ積層板からなるブランクを折り畳み成形し
    た頂部が切妻屋根形の液体用紙容器において、前記ブラ
    ンクの左側パネル及び右側パネルのトップシール部の表
    面の左右の両端部又は左右のどちらかの端部に縦のハー
    フカットを形成し、且つ、表パネル及び裏パネルのトッ
    プシール部の裏面にイージーピールテープを貼着したこ
    とを特徴とする液体用紙容器。
  3. 【請求項3】板紙層を基材層とし表面層及び裏面層に熱
    融着層をもつ積層板からなるブランクを折り畳み成形し
    た頂部が切妻屋根形の液体用紙容器において、前記ブラ
    ンクの左側パネル及び右側パネルのトップシール部の表
    面の片側部分に剥離ニス塗布膜を部分的に形成し、且
    つ、表パネル及び裏パネルのトップシール部の裏面の中
    央に縦のハーフカットを形成したことを特徴とする液体
    用紙容器。
  4. 【請求項4】板紙層を基材層とし表面層及び裏面層に熱
    融着層をもつ積層板からなるブランクを折り畳み成形し
    た頂部が切妻屋根形の液体用紙容器において、前記ブラ
    ンクの左側パネル及び右側パネルのトップシール部の表
    面の左右の両端部又は左右のどちらかの端部に縦のハー
    フカットを形成し、且つ、表パネル及び裏パネルのトッ
    プシール部の裏面の中央に縦のハーフカットを形成した
    ことを特徴とする液体用紙容器。
  5. 【請求項5】前記切妻屋根形の傾斜板に口栓を外付け
    し、この口栓の外周にハーフカットを形成したことを特
    徴とする請求項1乃至4記載の液体用紙容器。
JP08304597A 1997-04-01 1997-04-01 液体用紙容器 Expired - Fee Related JP3255075B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08304597A JP3255075B2 (ja) 1997-04-01 1997-04-01 液体用紙容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08304597A JP3255075B2 (ja) 1997-04-01 1997-04-01 液体用紙容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10278928A JPH10278928A (ja) 1998-10-20
JP3255075B2 true JP3255075B2 (ja) 2002-02-12

Family

ID=13791239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08304597A Expired - Fee Related JP3255075B2 (ja) 1997-04-01 1997-04-01 液体用紙容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3255075B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012086857A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Toppan Printing Co Ltd 紙容器用積層体およびこれを用いた液体用紙容器
JP2015061795A (ja) * 2015-01-08 2015-04-02 凸版印刷株式会社 紙容器用積層体およびこれを用いた液体用紙容器

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58104883A (ja) * 1981-12-14 1983-06-22 株式会社長谷川工務店 エレベ−タ−における防犯設備
JP4489198B2 (ja) * 1999-01-18 2010-06-23 大日本印刷株式会社 液体用紙容器
JP2001031060A (ja) * 1999-07-21 2001-02-06 Toppan Printing Co Ltd 液体紙容器
JP2002255153A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Toppan Printing Co Ltd 易解体性ゲーブルトップ型紙容器
JP4736218B2 (ja) * 2001-03-29 2011-07-27 凸版印刷株式会社 易解体性ゲーブルトップ型紙容器
JP5953651B2 (ja) * 2011-03-17 2016-07-20 凸版印刷株式会社 液体用紙容器
JP5722725B2 (ja) * 2011-08-02 2015-05-27 本田技研工業株式会社 梱包ケース
JP5631853B2 (ja) * 2011-11-30 2014-11-26 三洋エナジー東浦株式会社 不正開封防止ケース
JP6136132B2 (ja) * 2012-07-11 2017-05-31 凸版印刷株式会社 液体用紙容器
JP6123185B2 (ja) * 2012-08-02 2017-05-10 凸版印刷株式会社 液体用紙容器
JP6191223B2 (ja) * 2013-04-30 2017-09-06 凸版印刷株式会社 紙容器およびその製造方法
JP6222017B2 (ja) * 2014-03-18 2017-11-01 凸版印刷株式会社 液体用紙容器
WO2017010088A1 (ja) 2015-07-13 2017-01-19 凸版印刷株式会社 包装容器
JP6888335B2 (ja) * 2016-05-13 2021-06-16 大日本印刷株式会社 紙容器
JP6772537B2 (ja) * 2016-05-13 2020-10-21 大日本印刷株式会社 紙容器及びその解体方法
JP6747052B2 (ja) * 2016-05-13 2020-08-26 大日本印刷株式会社 紙容器及びその解体方法
JP6930083B2 (ja) * 2016-09-30 2021-09-01 大日本印刷株式会社 紙容器
JP7024224B2 (ja) * 2017-01-30 2022-02-24 大日本印刷株式会社 紙容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012086857A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Toppan Printing Co Ltd 紙容器用積層体およびこれを用いた液体用紙容器
JP2015061795A (ja) * 2015-01-08 2015-04-02 凸版印刷株式会社 紙容器用積層体およびこれを用いた液体用紙容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10278928A (ja) 1998-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3255075B2 (ja) 液体用紙容器
JP3461942B2 (ja) 液体容器のための開封装置
KR20120003850A (ko) 환경 친화적 액체 용기 및 제조 방법
CN205952725U (zh) 一种卷烟的包装硬盒
AU636256B2 (en) Gable top container having reduced opening force and method for construction
JP2001278265A (ja) 容 器
JP4287006B2 (ja) バッグインボックス用部材およびバッグインボックス
JPH09290822A (ja) 液体包装用紙容器
JP3714690B2 (ja) 紙容器
CN205952724U (zh) 一种卷烟包装硬盒
JPH0110354Y2 (ja)
JPS5822916Y2 (ja) 簡易開封構造を有する密封容器
JP4238412B2 (ja) トレー容器
JP3077561B2 (ja) 易開封性紙容器
JP4940866B2 (ja) 解体容易な注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器
JPH084441Y2 (ja) インナーシール材付きキャップ
JPH0322096Y2 (ja)
JPH057145Y2 (ja)
JPH1179242A (ja) バッグインカートン
JPH11193028A (ja) 簡易注出孔付き紙容器
JPH0443468Y2 (ja)
JPS6348509Y2 (ja)
JP3127060B2 (ja) 内袋付き箱型容器
JPH041059Y2 (ja)
JP2605758Y2 (ja) 飲み口部を有する液体用紙容器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071130

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091130

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091130

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131130

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees