JPH09290822A - 液体包装用紙容器 - Google Patents

液体包装用紙容器

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JPH09290822A
JPH09290822A JP31815396A JP31815396A JPH09290822A JP H09290822 A JPH09290822 A JP H09290822A JP 31815396 A JP31815396 A JP 31815396A JP 31815396 A JP31815396 A JP 31815396A JP H09290822 A JPH09290822 A JP H09290822A
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誠司 小倉
Toshiharu Araki
俊晴 荒木
Atsuko Kawasaki
敦子 川▲崎▼
Hirofumi Kawai
広文 河合
Masao Tsurusaki
政雄 津留崎
Akira Yamatani
章 山谷
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実 永江
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直子 辻
Michihiro Maeda
道廣 前田
Masanobu Azuma
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/72Contents-dispensing means
    • B65D5/74Spouts
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  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】液体紙容器使用後において再生処理や廃棄処理
する場合に、紙基材シートを主体とする複合シートによ
り形成された容器本体を解体し易くし、容器本体からプ
ラスチック製の口栓の取り付けられている容器本体の一
部を容易に分離分別回収し易くすることにある。 【解決手段】紙基材シート又は複合シートを容器本体形
成用シートとして、その所定の各折目を介してカートン
状に折り曲げ、サイドシール部Dとトップシール部Eと
ボトムシール部Fとを形成して四方側面板1、2、3、
4と上面板6と底面板7とにより構成される液体包装用
紙容器において、形成用シートの両端部を互いに重ね合
わせてシールされる容器本体Aのサイドシール部D又は
側面板にプルタブ15及びテープ状フィルム17が設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙基材シートを主
体とする包装材料により形成された液体包装用の液体包
装用紙容器に関し、詳しくは該容器のリサイクル性や分
別性を考慮して、該容器本体の解体や、該容器本体から
液体注出用のプラスチック製の口栓を分離して分別する
ことを容易にするための液体包装用紙容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の上記口栓付き液体包装用紙容器の
容器本体は、紙基材シートの表裏面に合成樹脂フィルム
やアルミニウム箔などを貼り合わせた複合シートによ
り、液体包装用の容器として形成されている。
【0003】容器本体の形態しては各種形態があるが、
一般的に容器本体の上部などには、充填包装された液体
内容物を注出するための注出用の口栓(注出口部と、そ
れを施蓋するキャップ部)を備え、該口栓は、一般的に
注出口部とフランジ部とを備え、該容器本体の外面に、
若しくは該口栓を容器内側から外面に突出するように装
通してその容器内面に、それぞれ前記フランジ部を貼着
して取り付けられている。
【0004】上記口栓は、通常はプラスチックを材料と
して成形により作成されているために、容器使用後にお
いて容器本体を廃棄する際は、容器本体からプラスチッ
ク製の口栓だけを分離除去して、紙を主体とする前記容
器だけを別途再生処理加工することが必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記再
生処理加工のための容器本体からの口栓の分離操作は、
そのままの容器の状態から口栓を取り外すそうとした場
合は、容易には分離できず、時間と労力を必要としてい
た。
【0006】本発明は、上記のような液体包装用の液体
紙容器を、使用後において再生処理や廃棄処理する場合
に、紙基材シートを主体とする複合シートにより形成さ
れた容器本体を解体し易くするとともに、容器本体から
プラスチック製の口栓の取り付けられている容器本体の
一部を容易に分離して、分別回収し易くすることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
紙基材シート又は複合シートを容器本体形成用シートと
して、その所定の各折目を介してカートン状に折り曲
げ、サイドシール部Dとトップシール部Eとボトムシー
ル部Fとを形成して四方側面板1、2、3、4と上面板
6と底面板7とにより構成される液体包装用紙容器にお
いて、形成用シートの両端部を互いに重ね合わせてシー
ルされる容器本体Aのサイドシール部Dに剥離可能なプ
ルタブ15が設けられていることを特徴とする液体包装
用紙容器である。
【0008】また本発明は、上記第1の発明の液体包装
用紙容器において、前記プルタブ15が、前記サイドシ
ール部Dにおいて重ね合わせた外面側の前記容器本体形
成用シートの端部により形成され、易剥離性の樹脂16
による剥離層を介して剥離可能に設けられている液体包
装用紙容器である。
【0009】また本発明は、上記第1の発明の液体包装
用紙容器において、前記プルタブ15が、前記サイドシ
ール部Dにおいて重ね合わせた外面側の前記容器本体形
成用シートの端部により形成され、易剥離性のテープ状
フィルム17による剥離層を介して剥離可能に設けられ
ている液体包装用紙容器である。
【0010】また本発明は、上記第1の発明の液体包装
用紙容器において、前記プルタブ15が、前記サイドシ
ール部Dにおいて重ね合わせた外面側の容器本体形成用
シートの端部より外方に突出する易剥離性のテープ状フ
ィルム17により形成されている液体包装用紙容器であ
る。
【0011】また本発明は、上記第1の発明の液体包装
用紙容器において、前記プルタブ15から前記四方の側
面板に亘る容器本体形成用シートの紙基材シート層にカ
ッティングラインが刻設されている液体包装用紙容器で
ある。
【0012】また本発明は、上記第1の発明の液体包装
用紙容器において、前記易剥離性のテープ状フィルム1
7が、前記四方の側面板の内面に沿って連続して設けら
れている液体包装用紙容器である。
【0013】また本発明は、上記第1の発明の液体包装
用紙容器において、前記易剥離性のテープ状フィルム1
7が、前記四方の側面板の内面に沿って連続して設けら
れ、該テープ状フィルム17と交差する前記四方の側面
板を形成する各々縦折目部分には、折目が形成されてい
ない液体包装用紙容器である。
【0014】また本発明は、上記第1の発明の液体包装
用紙容器において、前記易剥離性のテープ状フィルム1
7の幅方向両端縁に沿って、容器本体形成用シートの紙
基材シート層にカッティングラインが刻設されている液
体包装用紙容器である。
【0015】また本発明は、上記第1の発明の液体包装
用紙容器において、前記容器本体形成用シートによる前
記容器本体Aの外面若しくは内面に、液体注出用の口栓
が取り付けられている液体包装用紙容器である。
【0016】次に、本発明の第2の発明は、紙基材シー
ト又は複合シートを容器本体形成用シートとして、その
所定の各折目を介してカートン状に折り曲げ、サイドシ
ール部Dとトップシール部Eとボトムシール部Fとを形
成して、四方側面板1、2、3、4と上面板6と底面板
7とにより構成される液体包装用紙容器において、四方
側面板1、2、3、4のいずれか一つの側面板にプルタ
ブ形成用の切込線24によりプルタブ25が設けられ、
少なくとも該切込線24に相当する部分を封止した封止
フィルム26が接着されていることを特徴とする液体包
装用紙容器である。
【0017】また本発明は、上記第2の発明の液体包装
用紙容器において、前記プルタブ25が、前記切込線2
4により形成された窓孔部28の内端部に形成されてい
る液体包装用紙容器である。
【0018】また本発明は、上記第2の発明の液体包装
用紙容器において、前記プルタブ25から前記四方の側
面板に亘る容器本体形成用シートの紙基材シート層にカ
ッティングラインが刻設されている液体包装用紙容器で
ある。
【0019】また本発明は、上記第2の発明の液体包装
用紙容器において、前記プルタブ25の内面及び該プル
タブ25が設けられている側面板の内面にテープ状フィ
ルム27が接着されている液体包装用紙容器である。
【0020】また本発明は、上記第2の発明の液体包装
用紙容器において、前記プルタブ25の内面及び該プル
タブ25が設けられている側面板の内面及び他の側面板
の内面に亘ってテープ状フィルム27が連続して接着さ
れている液体包装用紙容器である。
【0021】また本発明は、上記第2の発明の液体包装
用紙容器において、前記プルタブ25の内面及び該プル
タブ25が設けられている側面板の内面及び他の側面板
の内面に亘ってテープ状フィルム27が連続して接着さ
れ、該テープ状フィルム27と交差する前記四方の側面
板を形成する各々縦折目部分には折目が形成されていな
い液体包装用紙容器である。
【0022】また本発明は、上記第2の発明の液体包装
用紙容器において、前記テープ状フィルム27の一端部
が、前記プルタブ25より僅かに外方に突出している液
体包装用紙容器である。
【0023】また本発明は、上記第2の発明の液体包装
用紙容器において、前記テープ状フィルム27の幅方向
両端縁に沿って、容器本体形成用シートの紙基材シート
層にカッティングラインが刻設されている液体包装用紙
容器である。
【0024】また本発明は、上記第2の発明の液体包装
用紙容器において、前記容器本体形成用シートによる前
記容器本体Aの外面若しくは内面に、液体注出用の口栓
が取り付けられている液体包装用紙容器である。
【0025】
【発明の実施の形態】
〔第1の発明又は第2の発明の紙容器本体の全体構造〕
本発明の第1の発明又は第2の発明の液体包装用紙容器
の容器本体Aは、図1(a)の液体包装用紙容器本体A
の全体外観斜視図に示すように、少なくとも紙基材シー
トの両面に合成樹脂フィルムを積層した矩形状の複合シ
ートを所定の折目を介してカートン状に折り曲げて、サ
イドシール部Dとトップシール部Eとボトムシール部F
とを形成して、四方の側面板1、2、3、4と上面板6
と底面板7とにより構成された液体包装用紙容器などで
ある。
【0026】また容器本体Aは、紙基材シートを主体と
するもので、上記のような構成であって、その容器本体
Aの内部に合成樹脂フィルム製のバッグが装填される紙
容器(バックインボックスタイプ)でもよく、本発明に
おいてはその外観形状などは特に限定されない。
【0027】容器本体Aは、例えば、図1(a)に示す
ように、前記複合シートを、平行な4本の所定の縦折目
a、b、c、dを介して折り曲げて、四方の側面板1、
2、3、4からなる角筒体が形成されている。
【0028】そして角筒体となった複合シートの側面板
1の側端部を、側面板4の端部の折目dを介して折り曲
げた貼着板5(なお、貼着板5の縦方向の端部は、これ
を切削して折り返すことによる、公知のエッジプロテク
トが施されていてもよい)上に重ね合わせて、互いに加
熱接着シールすることによりサイドシール部Dが形成さ
れている。
【0029】そして、角筒体とした複合シートの対向す
る側面板1、3の上部と下部は、それぞれ水平折目e、
gを介して上部の上端同志と下部の下端同志を重ね合わ
せるように折り曲げられているとともに、対向する他の
側面板2、4の上部と下部とは、それぞれ傾斜折目fと
45°折目hとを介して内方に折り曲げられ、前記上部
上端の重ね合わせ内面を加熱シールしてトップシール部
Eが形成され、下部下端の前記重ね合わせ内面を加熱シ
ールしてボトムシール部Fが形成されている。
【0030】また、図1(b)は、上記容器本体Aの上
面板6の外面(若しくは図示しないが外面側に突出する
ように内面)に、注出口部11とフランジ部12とを備
えた液体注出用の口栓Bを取り付け、該口栓Bに施蓋す
る施蓋部Cを備えた構造の口栓付きの液体包装用紙容器
本体Aである。
【0031】〔第1の発明又は第2の発明の紙容器本体
形成用シートについて〕上記容器本体Aを形成するシー
トは、少なくとも紙基材シート(板紙)を主体とするも
のであり、その紙基材シートの両面に、接着若しくはラ
ミネートされた1層乃至複数層の合成樹脂フィルム層と
により構成される複合シートである。なお、バックイン
ボックスタイプの液体包装用紙容器の場合は、容器の内
部に合成樹脂フィルム製のバッグが装填されるので、必
ずしも合成樹脂フィルム層が片面又は両面にラミネート
されていなくてもよく、紙基材シート単体又は紙基材シ
ートを主体とするものであればよい。
【0032】例えば、上記複合シートは、紙基材シート
層と、その両面にラミネートされたそれぞれポリエチレ
ンフィルム層と、容器本体Aの内面側に相当する一方の
ポリエチレンフィルム層に順にラミネートされたアルミ
ニウム層(例えばアルミニウム箔)と、ポリエチレンテ
レフタレートフィルム層と、ポリエチレン層となってい
る。
【0033】なお、容器本体Aを形成する複合シート
は、この他に各種積層構造のものが使用でき、本発明に
おいては特に限定されるものではない。
【0034】〔第1の発明のサイドシール部とプルタブ
について〕第1の発明の液体包装用紙容器Aは、図1
(a)〜(b)に示すように、複合シート(又は紙基材
シート)の両端部を互いに重ね合わせて加熱接着シール
(又は接着剤を介して接着)される容器本体Aの前記サ
イドシール部Dの一部に、易剥離性の樹脂又はテープ状
フィルムによる剥離層を介して、プルタブ15が設けら
れているものであり、プルタブ15は、例えば、前記サ
イドシール部Dとなる貼着板5に対して貼着される側面
板1の外端部に、その上部若しくは下部、又は上下部に
設けられている。そして、例えば、プルタブ15の内
面、又はプルタブ15の内面から側面板1の内面に亘っ
て、あるいはプルタブ15の内面から各側面板1、2、
3、4、貼着板5の内面に亘ってテープ状フィルム17
が接着されている。
【0035】上記プルタブ15は、容器本体Aを解体し
易くするため、又は口栓Bの取り付けられている口栓付
きの液体包装用紙容器本体Aから口栓Bの取り付けられ
ている容器本体の一部分を切除し易くするために、サイ
ドシール部Dを剥離するために設けられたものである。
【0036】〔第1の発明の実施の形態その1〕図1
(a)の斜視部、及び図2(a)の平面断面図に示すよ
うに、複合シート(又は紙基材シート)の両端部(側面
板1の外端部と貼着板5)を互いに重ね合わせてシール
される容器本体Aのサイドシール部Dの一部に、少なく
ともその両端部のうちのいずれか一方の重ね合わせ内面
にコーティングされた易剥離性樹脂16(シリコーン
系、パラフィン系、ワックス系などの剥離性樹脂)によ
る剥離層を介して、プルタブ15が設けられ、該プルタ
ブ15は、前記サイドシール部Dにおいて貼着板5上に
重ね合わせた側面板1の外端部(外面側に重ね合わせた
複合シートの端部)により形成されているものである。
【0037】前記易剥離性樹脂16による剥離層は、図
1(a)に示すように、側面板1の外端部に形成された
プルタブ15の形成領域を含めて、縦方向のサイドシー
ル部Dを所定幅(例えば5mm〜10mm)で横断する
ような形状に、その横断形状の全域若しくは部分域にお
ける側面板1の外端部と貼着板5との重ね合わせ内面に
形成され、プルタブ15を引っ張ることによって、その
近傍のサイドシール部Dの一部は、側面板1の外端部側
にコーティングされている易剥離性樹脂16と貼着板5
との間で、又は側面板1の外端部と貼着板5側にコーテ
ィングされている易剥離性樹脂16との間で、又は易剥
離性樹脂16の層内凝集破壊により剥離させることがで
きる。
【0038】側面板1の外端部を用いて形成されている
プルタブ15(複合シート製のプルタブ)の外端部は、
該プルタブ15の形成されている該端部のうちの他の部
分よりも外方に突出していても、突出していなくてもい
ずれでもよいし、側面板1の外端部におけるプルタブ1
5外端部の上下に相当する個所には、それぞれミシン目
若しくは切り込み15aを設けてもよい。なお、上記容
器本体Aには、その外面若しくは内面に口栓Bが取り付
けられていてもいなくてもいずれでもよい。
【0039】プルタブ15を引っ張り、サイドシール部
Dの一部を剥離することによって、それを起因として、
容器本体Aの解体が容易となり、例えば容器本体Aを、
口栓Bの取り付けられている上面板6側の部分と、四方
の側面板及び底面板7の部分とにそれぞれ分断して分別
することができる。
【0040】なお、図3(a)及び図4(a)は図2
(a)の他の実施の形態であり、図3(a)は、複合シ
ートによる容器本体Aにおける貼着板5の端部5aと側
面板1の内面とを重ね合わせて加熱接着シールしたもの
であり、図4(a)は、図5に示すように、前記貼着板
5の端部5aの側面板1内面と重ね合わされる面を厚み
方向に紙基材シート層まで切削し、その切削面を内側に
して切削側に180°折り返して形成したエッジプロテ
クト端部5bと側面板1の内面とを重ね合わせて加熱接
着シールしたものであって、そのエッジプロテクト端部
5bにおける前記重ね合わせ内面は、互いに同一の合成
樹脂層による内面表層となって良好な接着シールが得ら
れるとともに、その貼着板5の端部には液体浸透性の紙
基材シート層が露呈せず、液体紙容器としての内面には
液体浸透のない合成樹脂層によって被覆された貼着板5
の端部が形成される。
【0041】〔第1の発明の実施の形態その2〕図1
(a)の斜視部、及び図2(b)の平面断面図に示すよ
うに、複合シート(又は紙基材シート)の両端部(側面
板1の外端部と貼着板5)を互いに重ね合わせてシール
される容器本体Aのサイドシール部Dの一部に、少なく
ともその両端部のうちのいずれか一方の重ね合わせ内面
に貼着された易剥離性のテープ状フィルム17(シリコ
ーン系、パラフィン系、ワックス系などの剥離性の樹脂
がコーティングされた合成樹脂フィルム、又はそれぞれ
別個の易剥離性樹脂と合成樹脂フィルムとの組み合わ
せ)による剥離層を介してプルタブ15が設けられ、該
プルタブ15は、前記サイドシール部Dにおいて貼着板
5上に重ね合わせた側面板1の外端部(外面側に重ね合
わせた複合シートの端部)により形成されているもので
ある。
【0042】前記易剥離性のテープ状フィルム17によ
る剥離層は、図1(a)に示すように、側面板1の外端
部に形成されたプルタブ15の形成領域を含めて、縦方
向のサイドシール部Dを所定幅(例えば5mm〜10m
m)で横断するような形状にその横断形状の全域若しく
は部分域における側面板1の外端部と貼着板5との重ね
合わせ内面に形成され、プルタブ15を引っ張ることに
よって、その近傍のサイドシール部Dの一部は、側面板
1の外端部側に貼着されたテープ状フィルム17と貼着
板5との間、又は側面板1の外端部と貼着板5側に貼着
されたテープ状フィルム17との間の層間剥離により剥
離させることができる。
【0043】側面板1の外端部及びその下層のテープ状
フィルム17を用いて形成されているプルタブ15(複
合シート及びテープ状フィルム製のプルタブ)の外端部
は、該プルタブ15の形成されている該端部のうちの他
の部分よりも外方に突出していても、突出していなくて
もいずれでもよいし、側面板1の外端部におけるプルタ
ブ15外端部の上下に相当する個所には、それぞれミシ
ン目若しくは切り込み15aを設けてもよい。なお、上
記容器本体Aには、その外面若しくは内面に口栓Bが取
り付けられていてもいなくてもいずれでもよい。
【0044】プルタブ15を引っ張り、サイドシール部
Dの一部を剥離することによって、それを起因として、
容器本体Aの解体が容易となり、例えば容器本体Aを、
口栓Bの取り付けられている上面板6側の部分と、四方
の側面板及び底面板7の部分とにそれぞれ分断して分別
することができる。
【0045】なお、図3(b)及び図4(b)は図2
(b)の他の実施の形態であり、図3(b)は、複合シ
ートによる容器本体Aにおける貼着板5の端部5aと側
面板1の内面とを重ね合わせて加熱接着シールしたもの
であり、図4(b)は、図5に示すように、前記貼着板
5の端部5aの側面板1内面と重ね合わされる面を厚み
方向に紙基材シート層まで切削して、その切削面を内側
にして切削側に180°折り返して形成したエッジプロ
テクト端部5bと側面板1の内面とを重ね合わせて加熱
接着シールしたものであって、そのエッジプロテクト端
部5bにおける前記重ね合わせ内面は、互いに同一の合
成樹脂層による内面表層となって良好な接着シールが得
られるとともに、その貼着板5の端部には液体浸透性の
紙基材シート層が露呈せず、液体紙容器としての内面に
は液体浸透のない合成樹脂層によって被覆された貼着板
5の端部が形成される。
【0046】〔第1の発明の実施の形態その3〕図1
(b)の斜視部、及び図2(c)の平面断面図に示すよ
うに、複合シート(又は紙基材シート)の両端部(側面
板1の外端部と貼着板5)を互いに重ね合わせてシール
される容器本体Aのサイドシール部Dの一部に、上記そ
の2と同様に易剥離性のテープ状フィルム17(シリコ
ーン系、パラフィン系、ワックス系などの剥離性の樹脂
がコーティングされた合成樹脂フィルム、又はそれぞれ
別個の易剥離性樹脂と合成樹脂フィルムとの組み合わ
せ)による剥離層を介してプルタブ15が設けられ、該
テープ状フィルム17の外端部は、前記サイドシール部
Dにおいて貼着板5上に重ね合わせた側面板1の外端部
よりも外方に突出させてあり、該プルタブ15は、その
突出したテープ状フィルム17によって構成されてい
る。
【0047】前記易剥離性のテープ状フィルム17によ
る剥離層は、図1(b)に示すように、側面板1の外端
部を含めて、縦方向のサイドシール部Dを所定幅(例え
ば5mm〜10mm)で横断するような形状にその横断
形状の全域若しくは部分域における側面板1の外端部と
貼着板5との重ね合わせ内面に形成され、突出するテー
プ状フィルム17の外端部によるプルタブ15を引っ張
ることによって、その近傍のサイドシール部Dの一部
は、側面板1の外端部側に貼着されたテープ状フィルム
17と貼着板5との間の層間剥離により剥離させること
ができる。
【0048】前記テープ状フィルム17上に重なる部分
の側面板1の外端部は、該外端部のうちの他の部分より
も外方に突出していても、突出していなくてもいずれで
もよいし、側面板1の外端部における該テープ状フィル
ム17の上下に相当する個所には、それぞれミシン目若
しくは切り込み15aを設けてもよい。なお、上記容器
本体Aには、その外面若しくは内面に口栓Bが取り付け
られていてもいなくてもいずれでもよい。
【0049】なお、図3(c)及び図4(c)は図2
(c)の他の実施の形態であり、図3(c)は、複合シ
ートによる容器本体Aにおける貼着板5の端部5aと側
面板1の内面とを重ね合わせて加熱接着シールしたもの
であり、図4(c)は、図5に示すように、前記貼着板
5の端部5aの側面板1内面と重ね合わされる面を厚み
方向に紙基材シート層まで切削し、その切削面を内側に
して切削側に180°折り返して形成したエッジプロテ
クト端部5bと側面板1の内面とを重ね合わせて加熱接
着シールしたものであって、そのエッジプロテクト端部
5bにおける前記重ね合わせ内面は、互いに同一の合成
樹脂層による内面表層となって良好な接着シールが得ら
れるとともに、その貼着板5の端部には液体浸透性の紙
基材シート層が露呈せず、液体紙容器としての内面には
液体浸透のない合成樹脂層によって被覆された貼着板5
の端部が形成される。
【0050】〔第1の発明の実施の形態その4〕図2
(d)の平面断面図及び図6の斜視部に示すように、複
合シート(又は紙基材シート)の両端部(側面板1の外
端部と貼着板5)を互いに重ね合わせてシールされる容
器本体Aのサイドシール部Dの一部に、少なくともその
両端部のうちのいずれか一方の重ね合わせ内面に貼着さ
れた易剥離性のテープ状フィルム17(シリコーン系、
パラフィン系、ワックス系などの剥離性の樹脂がコーテ
ィングされた合成樹脂フィルム、又はそれぞれ別個の易
剥離性樹脂と合成樹脂フィルムとの組み合わせ)による
剥離層を介してプルタブ15が設けられ、該テープ状フ
ィルム17の外端部は、前記サイドシール部Dにおいて
貼着板5上に重ね合わせた側面板1の外端部よりも外方
に突出させてあり、該プルタブ15は、その突出したテ
ープ状フィルム17によって構成されている。
【0051】そして、前記テープ状フィルム17は、図
2(d)、図6に示すように、四方の各側壁板1、2、
3、4、及び貼着板5に亘って全周に延設され、その容
器本体Aの内周面に連続して貼着されている。
【0052】そして、その延設された部分のテープ状フ
ィルム17と容器本体Aの内周面との重ね合わせ内面に
は、易剥離性樹脂などを使用しない易剥離性の解除され
た状態で貼着されており、プルタブ15の形成領域にお
ける易剥離性による貼着状態に比較してより接着強度の
ある状態で貼着されている。
【0053】なお、該プルタブ15は、テープ状フィル
ム17を側面板1の外端部よりも外方に突出させないよ
うにして、上記その2(図1(a)及び図2(b)参
照)と同様に、前記サイドシール部Dにおいて貼着板5
上に重ね合わせた側面板1の外端部により形成されてい
てもよい。また、図4(d)は図2(d)の他の実施の
形態であり、図4(d)は、図5に示すように、前記貼
着板5の端部5aの側面板1内面と重ね合わされる面を
厚み方向に紙基材シート層まで切削して、その切削面を
内側にして切削側に180°折り返して形成したエッジ
プロテクト端部5bと側面板1の内面とを重ね合わせて
加熱接着シールしたものであって、そのエッジプロテク
ト端部5bにおける前記重ね合わせ内面は、互いに同一
の合成樹脂層による内面表層となって良好な接着シール
が得られるとともに、その貼着板5の端部には液体浸透
性の紙基材シート層が露呈せず、液体紙容器としての内
面には液体浸透のない合成樹脂層によって被覆された貼
着板5の端部が形成される。
【0054】〔第1の発明の実施の形態その5〕上記実
施の形態その1、乃至その4における本発明の液体包装
用紙容器において、容器本体Aを形成する複合シート
(又は紙基材シート)に、図1(a)に示すように易剥
離性樹脂16をコーティングした領域の上下端縁に沿っ
て、あるいは図1(b)又は図4に示すようにテープ状
フィルム17を貼着した領域の上下端縁に沿って、切り
込み線、ハーフカット、ミシン目などのカッテングライ
ン18を設けるものである。
【0055】図7(a)〜(c)は、そのカッティング
ライン18の一例を説明する複合シート30の側断面図
である。
【0056】例えば、上記カッティングライン18は、
図7(a)に示すように、紙基材シート31と、その両
側にそれぞれポリエチレン樹脂による合成樹脂フィルム
層32と、ポリエチレンテレフタレート樹脂層33a、
ポリエチレン樹脂層33bによる合成樹脂フィルム層3
3とをラミネートした複合シート30における紙基材シ
ート層31に刻設されている。
【0057】また、図7(b)に示すように、紙基材シ
ート31と、その両側にそれぞれポリエチレン樹脂によ
る合成樹脂フィルム層32と、アルミニウム箔層35を
介して、ポリエチレンテレフタレート樹脂層33a、ポ
リエチレン樹脂層33bによる合成樹脂フィルム層33
とをラミネートした複合シート30における紙基材シー
ト層31に刻設されている。
【0058】また、図7(c)に示すように、紙基材シ
ート31と、その両側にそれぞれポリエチレン樹脂によ
る合成樹脂フィルム層32と、ポリエチレン樹脂による
合成樹脂フィルム層33とをラミネートし、該合成樹脂
フィルム層33上にアルミニウム箔層35を介して、ポ
リエチレンテレフタレート樹脂層36a、ニーラム方式
によるポリエチレン樹脂層36bによる合成樹脂フィル
ム層36をラミネートした複合シート30における紙基
材シート層31に刻設されている。
【0059】図8(a)〜(c)は、複合シート30に
おける紙基材シート層31に刻設したカッティングライ
ン18の各種形状を示す平面図であり、図8(a)はミ
シン目状、若しくは断続線状、図8(b)は連続線状、
図8(c)は波形状のそれぞれカッティングライン18
である。
【0060】〔第1の発明の実施の形態その6〕図9
は、上記実施の形態その1、乃至その5における第1の
発明の液体包装用紙容器本体Aを形成するための複合シ
ートにより形成された容器内面側から見たブランクシー
トである。
【0061】図示するように、各側面板1、2、3、
4、及び貼着板5に亘って、それら各々板の上部若しく
は下部、又は上下両部に、連続してテープ状フィルム1
7が、そのブランクシートの内面側に接着して設けられ
ている。
【0062】そして、各側面板1、2、3、4、及び貼
着板5を形成する型押しされた各々折目a、b、c、d
において、前記テープ状フィルム17と交差する部分に
は、それぞれ折目a、b、c、dが型押しされない折目
分断領域a1 、b1 、c1 、d1 が形成されている。
【0063】そのため、ブランクシートの内面側に接着
して設けられるテープ状フィルム17は、その型押しさ
れていない部分のブランクシートと平面性良く良好に接
着している。
【0064】〔第2の発明のプルタブについて〕第2の
発明の液体包装用紙容器Aの全体構造は、前記図1
(a)〜(b)に示すような構造であり、第1の発明の
紙容器Aと同様の構造が採用できる。
【0065】図10は、第2の発明の液体包装用紙容器
本体Aを形成するための複合シートにより形成された容
器内面側から見たブランクシートである。
【0066】上記紙容器A本体の側面板1、2、3、4
のうちのいずれか一つの側面板、例えば側面板1に、そ
の上方の一側端部側に、その側面板1の外面まで貫設し
た切込線24により形成されたプルタブ25を備えてい
る。
【0067】前記プルタブ25を形成するための切込線
24の切り込みパターンは、本発明においては特に限定
されるものではないが、例えば、図10、図11に示す
ように、切込線24(実線で図示された切込線)により
窓孔部28が形成され、その内端部をプルタブ25とす
るようにしてもよい。あるいは図12に示すように、切
込線24(実線で図示された切込線)を二つの楕円状パ
ターンとして、各々楕円状パターンの外側に繋ぎ部24
b、24bを形成して、共通切込線24cを開封するこ
とにより窓孔部が形成できるようにしてもよい。
【0068】〔第2の発明の封止フィルムについて〕図
10に示すように、前記側面板1の外面若しくは内面又
は両面には、切込線24に相当する部分を封止する封止
フィルム26が、側面板1の全面若しくは切込線24の
形成領域に接着されて、切込線24のシート内面と外面
との間の切込による非密封性を封止フィルム26により
解消して密封性が保持されている。
【0069】例えば、図10、図11、図12に示すよ
うに、切込線24形成部分のみを、点線で図示したよう
に矩形状の封止フィルム26で被覆してもよい。
【0070】封止フィルム26として使用する素材とし
ては、例えば、容器の内面の樹脂とヒートシール可能な
フィルムを容器側に向けて、さらにガスバリア層を積層
したフィルム、さらにその外側にポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエチレンテレフタレートフィルムを積層
したものを用いることができる。具体的には、ポリエチ
レン/アルミニウム箔/ポリエチレンテレフタレートの
三層構造、ポリエチレン/ポリ塩化ビニリデン/ポリエ
チレンの三層構造、ポリエチレン/ポリビニルアルコー
ル/ポリエチレン、ポリエチレン/酸化珪素蒸着ポリエ
チレンテレフタレートの三層構造などがある。
【0071】〔第2の発明の実施の形態その1〕前記プ
ルタブ25から、前記四方の側面板1、2、3、4、貼
着板5までに亘る容器本体形成用シート(複合シート)
の紙基材シート層に、前述した第1の発明の紙容器A
(図7(a)〜(c)、図8(a)〜(c)参照)と同
様に、カッティングライン(図示せず)を刻設したもの
である。
【0072】〔第2の発明の実施の形態その2〕前記側
面板1の前記プルタブ25の内面、及び該側面板1の内
面には、他の側面板2、3、4方向に向かうテープ状フ
ィルム27が接着されている。
【0073】該テープ状フィルム27は、側面板1の一
側端部に形成された前記プルタブ25から側面板1の他
側端部までの長さであって、側面板1のみに接着されて
いてもよいし、図10に示すように、前記プルタブ25
から側面板1、2、3、4、貼着板5までの長さであっ
て、前記プルタブ25から側面板1、2、3、4、貼着
板5に亘って連続して接着されていてもよい。
【0074】テープ状フィルム27として使用する素材
は、ブランクシートの内面に接着可能な合成樹脂フィル
ムが適当であり、該ブランクシートの最内面に使用され
る内面樹脂と同質の合成樹脂フィルム、又は内面樹脂と
接着可能な樹脂フィルムが使用される。
【0075】図13は、切込線24の形成領域における
側面板1の内外面に接着して被覆した封止した封止フィ
ルム26と、テープ状フィルム27の部分側断面であ
る。
【0076】図13(a)は、切込線24により形成さ
れた側面板1の窓孔部28を、内外面から封止フィルム
26、26にて被覆接着して封止した後に、プルタブ2
5相当部分にある内面の封止フィルム26上から側面板
1の内面にテープ状フィルム27を接着したものであ
り、(b)は、切込線24により形成された側面板1の
窓孔部28に到達するように、テープ状フィルム27を
プルタブ25相当部分の内面及び側面板1の内面に接着
した後に、その窓孔部28を内外面から封止フィルム2
6、26にて被覆接着して封止したものであり、(c)
は、側面板1の切込線24の形成領域を内外面から封止
フィルム26、26にて被覆接着して封止した後に、プ
ルタブ25相当部分にある内面の封止フィルム26上か
ら側面板1の内面にテープ状フィルム27を接着したも
のであり、(d)は、側面板1の切込線24により形成
されたプルタブ25相当部分の内面及び側面板1の内面
にテープ状フィルム27を接着した後に、テープ状フィ
ルム27上より、その切込線24の形成領域を内外面か
ら封止フィルム26、26にて被覆接着して封止したも
のである。
【0077】〔第2の発明の実施の形態その3〕図10
に示すように、前記プルタブ25の内面、及び該プルタ
ブ25が設けられている側面板1の内面、及び他の側面
板2、3、4、貼着板5のそれぞれ内面に亘って、テー
プ状フィルム27が連続して接着されていて、該テープ
状フィルム27と交差する前記四方の側面板1、2、
3、4、貼着板5を形成する型押しされた各々縦折目
a、b、c、d(それぞれ型押し罫線)には、型押し罫
線による折目が形成されていない折目分断領域a1 、b
1 、c1 、d1 が形成されている。
【0078】これによって、ブランクシートの内面側に
接着して設けられるテープ状フィルム27は、その型押
しされていない部分のブランクシートと平面性良く良好
に接着している。
【0079】〔第2の発明の実施の形態その4〕前記テ
ープ状フィルム27の一端部は、図10に示すように、
前記プルタブ25より僅かに外方に突出して接着してい
る。
【0080】〔第2の発明の実施の形態その5〕図10
に示すように、容器本体形成用シート(複合シート)に
より形成されたブランクシートの内面に接着された前記
テープ状フィルム27の幅方向両端縁に沿って、容器本
体形成用シートの紙基材シート層に、前述した第1の発
明の紙容器A(図7(a)〜(c)、図8(a)〜
(c)参照)と同様に、カッティングライン(図示せ
ず)を刻設したものである。
【0081】
【発明の効果】本発明の液体包装用紙容器は、使用後に
不用となって再生処理加工する際において、従来のよう
な多大な時間と労力を必要とせずに、紙基材シートを主
体とする容器本体のサイドシール部に設けたプルタブを
引っ張ることによってサイドシール部を剥離して、ある
いは側面板に設けたプルタブを引っ張ることによって側
面板を切り破って、それをきっかけとして液体包装用紙
容器本体を容易に解体することができる。
【0082】また、プラスチック製の口栓が取り付けら
れた液体包装用紙容器においては、容器本体の口栓の取
り付けられた部分だけ切除して分離することも可能にな
り、使用後において再生処理や廃棄処理する場合の紙製
物品とプラスチック製物品との分別処理操作を容易にす
ることができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(b)は第1の発明又は第2の発明の
紙容器の構造を説明する全体斜視図、及び第1の発明の
紙容器の実施の形態を説明する全体斜視図である。
【図2】(a)〜(d)は第1の発明の紙容器の実施の
形態を説明する平面断面図である。
【図3】(a)〜(c)は第1の発明の紙容器の他の実
施の形態を説明する平面断面図である。
【図4】(a)〜(d)は第1の発明の紙容器の他の実
施の形態を説明する平面断面図である。
【図5】第1の発明の紙容器のサイドシール部における
容器内面のエッジプロテクトを説明する部分平面断面図
である。
【図6】第1の発明の紙容器の他の実施の形態を説明す
る全体斜視図である。
【図7】第1の発明の紙容器の複合シート及びカッティ
ングラインを説明する側断面図である。
【図8】第1の発明の紙容器のカッティングラインを説
明する平面図である。
【図9】第1の発明の紙容器のブランクシートの一例を
示す平面図。
【図10】第2の発明の紙容器のブランクシートの一例
を示す平面図。
【図11】第2の発明の紙容器のプルタブ部分の一例を
示す部分平面図。
【図12】第2の発明の紙容器のプルタブ部分の他の例
を示す部分平面図。
【図13】第2の発明の紙容器のプルタブ部分及び封止
フィルムの構造を示す部分側断面図。
【符号の説明】
A…液体用紙容器本体 B…口栓 C…施蓋部 D…サ
イドシール部 E…トップシール部 F…ボトムシール部 a〜i…折
目 1、2、3、4…側面板 5…貼着板 5a…貼着板の
端部 5b…エッジプロテクト端部 6…上面板 7…底面板 11…注出口部 12…フランジ部 15…プルタブ
16…易剥離性樹脂 17…テープ状フィルム 18…カッティングライン 24…切込線 25…プルタブ 26…封止フィルム
27…テープ状フィルム 28…窓孔部 30…複合シート 31…紙基材シート層 32、33
…合成樹脂フィルム層 35…アルミニウム箔層 36…合成樹脂フィルム層
フロントページの続き (72)発明者 川▲崎▼ 敦子 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 河合 広文 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 津留崎 政雄 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 山谷 章 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 永江 実 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 辻 直子 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 前田 道廣 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 東 正信 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙基材シート又は複合シートを容器本体形
    成用シートとして、その所定の各折目を介してカートン
    状に折り曲げ、サイドシール部Dとトップシール部Eと
    ボトムシール部Fとを形成して四方側面板1、2、3、
    4と上面板6と底面板7とにより構成される液体包装用
    紙容器において、形成用シートの両端部を互いに重ね合
    わせてシールされる容器本体Aのサイドシール部Dに剥
    離可能なプルタブ15が設けられていることを特徴とす
    る液体包装用紙容器
  2. 【請求項2】前記プルタブ15が、前記サイドシール部
    Dにおいて重ね合わせた外面側の前記容器本体形成用シ
    ートの端部により形成され、易剥離性の樹脂16による
    剥離層を介して剥離可能に設けられている請求項1記載
    の液体包装用紙容器。
  3. 【請求項3】前記プルタブ15が、前記サイドシール部
    Dにおいて重ね合わせた外面側の前記容器本体形成用シ
    ートの端部により形成され、易剥離性のテープ状フィル
    ム17による剥離層を介して剥離可能に設けられている
    請求項1記載の液体包装用紙容器。
  4. 【請求項4】前記プルタブ15が、前記サイドシール部
    Dにおいて重ね合わせた外面側の容器本体形成用シート
    の端部より外方に突出する易剥離性のテープ状フィルム
    17により形成されている請求項1又は請求項3記載の
    液体包装用紙容器。
  5. 【請求項5】前記プルタブ15から前記四方の側面板に
    亘る容器本体形成用シートの紙基材シート層にカッティ
    ングラインが刻設されている請求項1乃至請求項4記載
    の液体包装用紙容器。
  6. 【請求項6】前記易剥離性のテープ状フィルム17が、
    前記四方の側面板の内面に沿って連続して設けられてい
    る請求項3又は請求項4記載の液体包装用紙容器。
  7. 【請求項7】前記易剥離性のテープ状フィルム17が、
    前記四方の側面板の内面に沿って連続して設けられ、該
    テープ状フィルム17と交差する前記四方の側面板を形
    成する各々縦折目部分には、折目が形成されていない請
    求項6記載の液体包装用紙容器。
  8. 【請求項8】前記易剥離性のテープ状フィルム17の幅
    方向両端縁に沿って、容器本体形成用シートの紙基材シ
    ート層にカッティングラインが刻設されている請求項6
    又は請求項7記載の液体包装用紙容器。
  9. 【請求項9】前記容器本体形成用シートによる前記容器
    本体Aの外面若しくは内面に、液体注出用の口栓が取り
    付けられている請求項1乃至請求項8いずれか1項記載
    の液体包装用紙容器。
  10. 【請求項10】紙基材シート又は複合シートを容器本体
    形成用シートとして、その所定の各折目を介してカート
    ン状に折り曲げ、サイドシール部Dとトップシール部E
    とボトムシール部Fとを形成して四方側面板1、2、
    3、4と上面板6と底面板7とにより構成される液体包
    装用紙容器において、四方側面板1、2、3、4のいず
    れか一つの側面板にプルタブ形成用の切込線24により
    プルタブ25が設けられ、少なくとも該切込線24に相
    当する部分を封止した封止フィルム26が接着されてい
    ることを特徴とする液体包装用紙容器。
  11. 【請求項11】前記プルタブ25が、前記切込線24に
    より形成された窓孔部28の内端部に形成されている請
    求項10記載の液体包装用紙容器。
  12. 【請求項12】前記プルタブ25から前記四方の側面板
    に亘る容器本体形成用シートの紙基材シート層にカッテ
    ィングラインが刻設されている請求項10又は請求項1
    1記載の液体包装用紙容器。
  13. 【請求項13】前記プルタブ25の内面及び該プルタブ
    25が設けられている側面板の内面にテープ状フィルム
    27が接着されている請求項10又は請求項11記載の
    液体包装用紙容器。
  14. 【請求項14】前記プルタブ25の内面及び該プルタブ
    25が設けられている側面板の内面及び他の側面板の内
    面に亘ってテープ状フィルム27が連続して接着されて
    いる請求項10又は請求項11記載の液体包装用紙容
    器。
  15. 【請求項15】前記プルタブ25の内面及び該プルタブ
    25が設けられている側面板の内面及び他の側面板の内
    面に亘ってテープ状フィルム27が連続して接着され、
    該テープ状フィルム27と交差する前記四方の側面板を
    形成する各々縦折目部分には折目が形成されていない請
    求項14記載の液体包装用紙容器。
  16. 【請求項16】前記テープ状フィルム27の一端部が、
    前記プルタブ25より僅かに外方に突出している請求項
    13乃至請求項15いずれか1項記載の液体包装用紙容
    器。
  17. 【請求項17】前記テープ状フィルム27の幅方向両端
    縁に沿って、容器本体形成用シートの紙基材シート層に
    カッティングラインが刻設されている請求項13乃至請
    求項16いずれか1項記載の液体包装用紙容器。
  18. 【請求項18】前記容器本体形成用シートによる前記容
    器本体Aの外面若しくは内面に、液体注出用の口栓が取
    り付けられている請求項10乃至請求項17いずれか1
    項記載の液体包装用紙容器。
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