JP6123185B2 - 液体用紙容器 - Google Patents
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Description
公知文献を以下に示す。
前記外側熱可塑性樹脂層が、直鎖状低密度ポリエチレンに熱可塑性エラストマーをブレンドしたイージーピール樹脂層を有し、
前記熱可塑性エラストマーが、変性エチレン・α−オレフィン共重合体、ポリブテン−1、ポリメチル−1ペンテン、ポリヘキセン1、ポリオクテン1、スチレン・イソプレン共重合体、スチレン・イソブチレン共重合体、及びそれらの水素添加物、あるいは、ポリスチレン、環状オレフィン共重合体の少なくとも一種類以上であることを特徴とする液体用紙容器である。
紙容器である。
以下、本発明を実施するための第1の実施形態につき説明する。
図1は、本発明の液体用紙容器の第1の実施形態に用いる積層体を模式的に断面で示した説明図、図2(A)(B)は、本発明の液体用紙容器の第1の実施形態に用いる積層体の外側熱可塑性樹脂層の例を模式的に断面で示した説明図、図3(A)(B)は、本発明の液体用紙容器の第1の実施形態に用いる積層体の内側熱可塑性樹脂層の例を模式的に断面
で示した説明図である。
チレンで、密度が0.925g/cm3以下で、MIが4以上のものが好適に使用できる。また、可塑性エラストマーの配合量は、イージーピール樹脂に対して、5から50重量%である。
0nmが好ましい。また、基材フィルムは、6〜25μmのものが好ましく用いられる。アルミニウム箔や、蒸着層は、積層するとき、接着樹脂層3側にしても、反対側にしてもよい。
を行う。
図4は、本発明の液体用紙容器の形状の一例を模式的に示した説明図、図5は、本発明の液体用紙容器の形状の一例のブランクを模式的に示した説明図である。
18が設けられているが、いずれかにあるだけでもよい。
確実に剥がすことができる。
バリア層4のアルミナ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム12μmの蒸着面と、密度が0.911g/cm3の直鎖状低密度ポリエチレンの未延伸フィルムの内側熱可塑性樹脂層6を、接着層5の低密度ポリエチレンを押出した溶融樹脂を介してサンドイッチラミネートによって積層して内装フィルムを作成した。
外側熱可塑性樹脂層1として、第1成分の密度が0.902g/cm3の低密度ポリエチレンに、第2成分のポリブテン−1を配合量が30重量%になるように混合したイージーピール樹脂層1aを単層で設けた以外は、実施例1と同様にして、実施例2の液体用紙容器を作成した。
外側熱可塑性樹脂層1をTダイから押し出して厚さ30μmで設けた以外は、実施例1と同様にして、実施例3の液体用紙容器を作成した。
外側熱可塑性樹脂層1として、第1成分の直鎖状低密度ポリエチレンに、第2成分のポリブテン−1を配合量が5重量%になるように混合したイージーピール樹脂層1aを単層で設けた以外は、実施例1と同様にして、実施例4の液体用紙容器を作成した。
外側熱可塑性樹脂層1として、第1成分の直鎖状低密度ポリエチレンに、第2成分のポリブテン−1を配合量が50重量%になるように混合したイージーピール樹脂層1aを単層で設けた以外は、実施例1と同様にして、実施例5の液体用紙容器を作成した。
外側熱可塑性樹脂層1のイージーピール樹脂層1aの第2成分として、ポリブテン−1を25重量%と、ポリスチレンを25重量%配合した以外は、実施例1と同様にして、実施例6の液体用紙容器を作成した。
外側熱可塑性樹脂層1のイージーピール樹脂層1aの第2成分として、ポリブテン−1を25重量%と、環状オレフィン共重合体を25重量%配合した以外は、実施例1と同様にして、実施例7の液体用紙容器を作成した。
外側熱可塑性樹脂層1を、第1成分の密度が0.911g/cm3の直鎖状低密度ポリエチレンに、第2成分のポリブテン−1を配合量が30重量%になるように混合したイージーピール樹脂層1aと、0.911g/cm3の直鎖状低密度ポリエチレンからなるポリエチレン層1bが各厚さ10μmで総厚20μmの多層とし、イージーピール樹脂層1a側を紙層2側に積層した以外は、実施例1と同様にして、実施例8の液体用紙容器を作成した。
外側熱可塑性樹脂層1を、第1成分の密度が0.911g/cm3の直鎖状低密度ポリエチレンに、第2成分のポリブテン−1を配合量が30重量%になるように混合したイージーピール樹脂層1aと、0.911g/cm3の直鎖状低密度ポリエチレンからなるポリエチレン層1bが各厚さ10μmで総厚20μmの多層とし、ポリエチレン層1b側を紙層2側に積層した以外は、実施例1と同様にして、実施例9の液体用紙容器を作成した。
ブランクを作成するときに、屋根板11、11に、その左右下端より左右中央上端方向に補助折罫17、17を設け、図7(A)に示す液体用紙容器201のような形状で、胴部20の各面板の幅がそれぞれ85mmで容量2リットルの液体用紙容器とした以外は、実施例1と同様にして、実施例10の液体用紙容器を作成した。
印刷機で、外側熱可塑性樹脂層1のコロナ処理面に絵柄となる印刷層を設けるときに、図8のブランク402のように、トップシール部14どうしが直接シールされる部分で、屋根板11、11の上方のトップシール部14の裏面の左右両端を残して左右中央部に、弱化シール部19を、剥離ニスを塗布して設けた以外は、実施例1と同様にして、実施例11の液体用紙容器を作成した。
印刷機で、外側熱可塑性樹脂層1のコロナ処理面に絵柄となる印刷層を設けるときに、図7(B)の液体用紙容器301のように、折り返し片13、13、13、13の外面と、その折り返し片13、13、13、13と対向した屋根板11、11の部分の外面に、それぞれ滑り止め加工部18を、粘着性ニスを塗布して設けた以外は、実施例1と同様にして、実施例12の液体用紙容器を作成した。
印刷機で、外側熱可塑性樹脂層1のコロナ処理面に絵柄となる印刷層を設けるときに、実施例11のように、弱化シール部19を、剥離ニスを塗布して設け、更に、ブランクを作成するときに、実施例10のように、屋根板11、11に、その左右下端より左右中央上端方向に補助折罫17、17を設けた以外は、実施例1と同様にして、実施例13の液体用紙容器を作成した。
印刷機で、外側熱可塑性樹脂層1のコロナ処理面に絵柄となる印刷層を設けるときに、実施例11のように、弱化シール部19を、剥離ニスを塗布して設け、且つ、実施例12のように、滑り止め加工部18を、粘着性ニスを塗布して設け、更に、ブランクを作成するときに、実施例10のように、屋根板11、11に、その左右下端より左右中央上端方向に補助折罫17、17を設けた以外は、実施例1と同様にして、実施例14の液体用紙容器を作成した。
内側熱可塑性樹脂層6を、第1成分の密度が0.911g/cm3の直鎖状低密度ポリエチレンに、第2成分のポリブテン−1を配合量が30重量%になるように混合したイージーピール樹脂層6aの単層とした以外は、実施例1と同様にして、実施例15の液体用紙容器を作成した。
外側熱可塑性樹脂層1に、密度が0.902g/cm3の低密度ポリエチレン20μmを用いた以外は、実施例1と同様にして、比較例1の液体用紙容器を作成した。
実施例と比較例について、下記の方法で試験し、比較評価した。
実施例と比較例の液体用紙容器のトップシール部14を、それぞれ、前述のトップシール部14の開口の方法に従い、図9(B)、図9(C)、図9(D)の順に、手で開口して、その開口のしやすさを官能で判定した。容易に開口できたものを○とし、更にこれより容易に開口できたものを◎とし、開口が困難であったものを×として評価した。その結果を表1にまとめた。
実施例1から実施例15の液体用紙容器は、開口性官能評価が○、または、◎で、容易に開口することができた。一方、比較例1の液体用紙容器は、開口性官能評価は×で、開口が困難であった。
101、201、301・・・液体用紙容器
102、402・・・ブランク
1・・・外側熱可塑性樹脂層
1a・・・イージーピール樹脂層
1b・・・ポリエチレン層
2・・・紙層
3・・・接着樹脂層
4・・・バリア層
5・・・接着層
6・・・内側熱可塑性樹脂層
6a・・・イージーピール樹脂層
6b・・・ポリエチレン層
10・・・頂部
11、11・・・屋根板
12、12・・・折り込み片
13、13、13、13・・・折り返し片
14・・・トップシール部
15・・・口栓
16・・・口栓孔
17・・・補助折罫
18・・・滑り止め加工部
19・・・弱化シール部
20・・・胴部
21・・・左側面板
22・・・正面板
23・・・右側面板
24・・・背面板
25・・・貼着板
30・・・底部
31、31・・・底板
32、32・・・底部折り込み片
33、33、33、33・・・底部折り返し片
34・・・ボトムシール部
Claims (7)
- 少なくとも、最外層に外側熱可塑性樹脂層と、最内層に内側熱可塑性樹脂層と、中間に紙層が積層された積層体を製函してなる液体用紙容器であって、
前記外側熱可塑性樹脂層が、直鎖状低密度ポリエチレンに熱可塑性エラストマーをブレンドしたイージーピール樹脂層を有し、
前記熱可塑性エラストマーが、変性エチレン・α−オレフィン共重合体、ポリブテン−1、ポリメチル−1ペンテン、ポリヘキセン1、ポリオクテン1、スチレン・イソプレン共重合体、スチレン・イソブチレン共重合体、及びそれらの水素添加物、あるいは、ポリスチレン、環状オレフィン共重合体の少なくとも一種類以上であることを特徴とする液体用紙容器。 - 前記直鎖状低密度ポリエチレンは、密度が0.925g/cm3以下で、MIが4以上であることを特徴とする請求項1に記載の液体用紙容器。
- 前記外側熱可塑性樹脂層は、密度が0.911g/cm3の直鎖状低密度ポリエチレンにポリブテン−1を30重量%の配合量になるようにブレンドしたイージーピール樹脂層を有することを特徴とする請求項1または2に記載の液体用紙容器。
- 前記外側熱可塑性樹脂層は、密度が0.911g/cm3の直鎖状低密度ポリエチレンにポリブテン−1とポリスチレンとを共に25重量%の配合量になるようにブレンドしたイージーピール樹脂層を有することを特徴とする請求項1または2に記載の液体用紙容器。
- 前記外側熱可塑性樹脂層は、密度が0.911g/cm3の直鎖状低密度ポリエチレンにポリブテン−1と環状オレフィン共重合体とを共に25重量%の配合量になるようにブレンドしたイージーピール樹脂層を有することを特徴とする請求項1または2に記載の液体用紙容器。
- 前記外側熱可塑性樹脂層は、前記イージーピール樹脂層と、直鎖状低密度ポリエチレン層との多層であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の液体用紙容器。
- 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の液体用紙容器の製造方法であって、前記紙層に、前記外側熱可塑性樹脂層を押し出して設けることを特徴とする液体用紙容器の製造方法。
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