JP3236706B2 - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法

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JP3236706B2
JP3236706B2 JP19025993A JP19025993A JP3236706B2 JP 3236706 B2 JP3236706 B2 JP 3236706B2 JP 19025993 A JP19025993 A JP 19025993A JP 19025993 A JP19025993 A JP 19025993A JP 3236706 B2 JP3236706 B2 JP 3236706B2
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tunnel insulating
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

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  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気的に書込および
消去を行なうことが可能な不揮発性半導体記憶装置およ
びその製造方法に関し、特に、駆動能力を低下させるこ
となく書換特性を向上させることが可能な構造を有する
不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、データを自由に書込むことが
でき、しかも電気的に消去可能なメモリデバイスとして
フラッシュメモリは知られている。1つのトランジスタ
で構成され、書込まれた情報電荷を電気的に一括消去す
ることが可能なEEPROM、いわゆるフラッシュメモ
リが、米国特許第4,868,619号や“An In-Syst
em Reprogrammable 32K ×8 CMOS Flash Memory" by Vi
rgil Niles Kynett et al., IEEE Journal of Solid-St
ate Circuits, vol. 23, No. 5, October 1988で提案さ
れている。
【0003】以下、上記のフラッシュメモリの一例につ
いて図10〜図24を用いて説明する。図10は、フラ
ッシュメモリの一般的な構成を示すブロック図である。
【0004】図10を参照して、フラッシュメモリは、
メモリセルアレイ100と、Xアドレスデコーダ200
と、Yゲート300と、Yアドレスデコーダ400とア
ドレスバッファ500と、書込回路600と、センスア
ンプ700と、入出力バッファ800と、コントロール
ロジック900とを含む。
【0005】メモリセルアレイ100は、行列上に配置
された複数個のメモリトランジスタをその内部に有す
る。メモリセルアレイ100の行および列を選択するた
めに、Xアドレスデコーダ200とYゲート300と
が、メモリセルアレイ100に接続されている。
【0006】Yゲート300には、列の選択情報を与え
るYアドレスデコーダ400が接続されている。Xアド
レスデコーダ200およびYアドレスデコーダ400に
は、それぞれ、アドレス情報が一時格納されるアドレス
バッファ500が接続されている。
【0007】Yゲート300には、データ入出力時に書
込動作を行なうための書込回路600が接続されてい
る。また、Yゲート300には、データ出力時に流れる
電流値から“0”と“1”とを判定するセンスアンプ7
00が接続されている。書込回路600とセンスアンプ
700には、それぞれ、入出力データを一時格納する入
出力バッファ800が接続されている。
【0008】アドレスバッファ500と入出力バッファ
800には、フラッシュメモリの動作制御を行なうため
のコントロールロジック900が接続されている。この
コントロールロジック900は、チップイネーブル信
号,アウトプットイネーブル信号およびプログラム信号
に基づいた制御を行なう。
【0009】次に、図11を用いて上記のメモリセルア
レイ100内に形成されたメモリトランジスタと、上記
の各要素との接続関係について説明する。図11は、図
10に示されたメモリセルアレイ100の概略構成を示
す等価回路図である。
【0010】図11を参照して、メモリセルアレイ10
0内には、行方向に延びる複数本のワード線WL1 ,W
2 ,…,WLiと、列方向に延びる複数本のビット線
BL 1 ,BL2 ,…,BLjとが互いに直交するように
配置される。そして、各ワード線と各ビット線との交点
に、それぞれフローティングゲート電極を有するメモリ
トランジスタQ11,Q12,…,Qijが設けられてい
る。
【0011】上記の各メモリトランジスタのドレインは
各ビット線に接続されている。また、各メモリトランジ
スタのコントロールゲート電極は各ワード線に接続され
ている。メモリトランジスタのソースは、各ソース線S
1 ,S2 ,…,Siに接続されている。同一行に属する
メモリトランジスタのソースは、図11に示されるよう
に、相互に接続されている。
【0012】図12は、上記のようなフラッシュメモリ
を構成する1つのメモリトランジスタの断面構造図であ
る。図12に示されるメモリトランジスタは、スタック
ゲート型とよばれる。図13は従来のスタックゲート型
フラッシュメモリの平面的な配置を示す概略平面図であ
る。図14は、図13におけるXIV−XIV線に沿う
断面を示す図である。これらの図を用いて、従来のフラ
ッシュメモリの構造についてより詳しく説明する。
【0013】まず図12および図14を参照して、シリ
コン基板101の主表面に設けられたp型不純物領域1
04には、n型のドレイン領域103とn型のソース領
域105とが間隔をあけて形成されている。これらのド
レイン領域103とソース領域105との間に挟まれた
領域にチャネルが形成されるように、この領域上には、
コントロールゲート電極113とフローティングゲート
電極109との積層構造が形成されている。
【0014】フローティングゲート電極109は、p型
不純物領域104の主表面上に、約100Å程度の薄い
膜厚のトンネル絶縁膜107を介在して形成されてい
る。コントロールゲート電極113は、フローティング
ゲート電極109から電気的に分離されるように、フロ
ーティングゲート109電極上に層間絶縁膜111を介
在して形成されている。この場合であれば、絶縁層11
1は、シリコン酸化膜111aと、シリコン窒化膜11
1bとシリコン酸化膜111cとの積層構造で構成され
ている。
【0015】上記のフローティングゲート電極109は
多結晶シリコンによって構成されている。また、コント
ロールゲート電極113は、多結晶シリコンあるいは多
結晶シリコンと高融点金属の積層膜によって構成されて
いる。上記のフローティングゲート電極109,絶縁層
111およびコントロールゲート電極113の積層構造
の側壁には、サイドウォール絶縁膜114が形成されて
いる。このサイドウォール絶縁膜114およびコントロ
ールゲート電極113を覆うように、シリコン酸化膜1
15およびシリコン窒化膜116がそれぞれ形成されて
いる。
【0016】このシリコン窒化膜116上には、図14
に示されるように、スムースコート膜123が形成され
る。このスムースコート膜123の所定位置(ドレイン
領域103上の領域)には、コンタクトホール122が
形成されている。このコンタクトホール122内表面お
よびスムースコート膜123上には、ビット線117が
形成されている。このビット線117とドレイン領域1
03とは、ドレインコンタクト121を介して電気的に
接続される。
【0017】次に、図13を参照して、コントロールゲ
ート電極(ワード線)113は、相互に接続されて横方
向(行方向)に延びるように形成されている。ビット線
117は、上記のワード線113と直交するように配置
される。そして、ビット線117は、ドレインコンタク
ト121を介して、縦方向(列方向)に並ぶドレイン領
域103と電気的に接続されている。
【0018】それにより、縦方向に並ぶドレイン領域1
03が相互に接続される。一方、ソース領域105は、
図13に示されるように、ワード線113とフィールド
酸化膜119とによって囲まれた領域に形成され、ワー
ド線113が延びる方向に沿って延在している。上記の
各ドレイン領域103も、ワード線113とフィールド
酸化膜119とによって囲まれた領域内に形成されてい
る。
【0019】次に、上記のような構成を有するフラッシ
ュメモリの動作について図12を用いて説明する。
【0020】図12を参照して、まず、書込動作につい
て説明する。書込動作においては、ドレイン領域103
に6〜8V程度の電圧VD が印加され、コントロールゲ
ート電極113に10〜15V程度の電圧VG が印加さ
れる。このとき、ソース領域105とp型不純物領域1
04とは接地電位に保持される。それにより、メモリト
ランジスタのチャネル領域には、数100μA程度の電
流が流れる。
【0021】このとき、ソース領域105からドレイン
領域103に向かって電子が流れる。これらの電子のう
ちドレイン領域103近傍で加速された電子は、このド
レイン領域103近傍において高いエネルギを有する電
子、いわゆるチャネルホットエレクトロンとなる。
【0022】そして、この電子は、コントロールゲート
電極113に印加された上記の電圧VG による電界によ
って、図12において矢印で示されるように、フロー
ティングゲート電極109内に注入される。このように
してフローティングゲート電極109内に電子の蓄積が
行なわれる。それにより、メモリトランジスタのしきい
値電圧Vthが、所定の値よりも高くなる。このようにメ
モリトランジスタのしきい値電圧Vthが所定の値よりも
高くなった状態が、書込まれた状態、“0”とよばれ
る。
【0023】次に、消去動作について説明する。消去動
作においては、ソース領域105に10〜12V程度の
電圧VS が印加され、コントロールゲート電極113と
p型不純物領域104とは接地電位に保持される。この
とき、ドレイン領域103はフローティング状態に保持
される。
【0024】そして、ソース領域105に印加された上
記の電圧VS による電界によって、図12において矢印
に示されるように、フローティングゲート電極109
内の電子が、薄いトンネル絶縁膜107をトンネル現象
によって通過する。
【0025】このようにしてフローティングゲート電極
109内の電子が引き抜かれることによって、メモリト
ランジスタのしきい値電圧Vthが所定の値よりも低くな
る。このようにメモリトランジスタのしきい値電圧Vth
の値が所定の値よりも低くなった状態が、消去された状
態、“1”とよばれる。各メモリトランジスタのソース
領域105は、図13に示されるように互いに接続され
ている。そのため、この消去動作によって、すべてのメ
モリセルを一括消去することが可能となる。
【0026】次に、読出動作について説明する。読出動
作においては、コントロールゲート電極113に5V程
度の電圧VG ′が印加され、ドレイン領域103に1〜
2V程度の電圧VD ′が印加される。このとき、メモリ
トランジスタのチャネル領域に電流が流れるか否か、す
なわちメモリトランジスタがオン状態かオフ状態かによ
って上記の“1”,“0”の判定が行なわれる。
【0027】次に、上記の構造を有するフラッシュメモ
リの製造方法について図15〜図24を用いて説明す
る。図15〜図24は、上記のフラッシュメモリの製造
工程の第1工程〜第8工程を示す断面図である。なお、
図19は、図18におけるXIX−XIX線に沿う断面
を示す断面図であり、図22は、図21におけるXXI
I−XXII線に沿う断面図を示している。
【0028】まず図15を参照して、p型で<100>
のシリコン基板101の主表面上に、300Å程度の膜
厚を有するシリコン酸化膜102を形成する。そして、
このシリコン酸化膜102を通して、シリコン基板10
1の主表面においてp型不純物領域を形成するべき領域
内にボロン(B)を注入する。このときの注入条件は、
100KeV,1.0×1013/cm2 である。
【0029】次に、図16を参照して、シリコン基板1
01内に注入した上記の不純物(B)を拡散することに
よって、p型不純物領域104を形成する。このときの
条件は、1200℃で6時間である。その後、シリコン
酸化膜102を除去する。
【0030】次に、図17を参照して、p型不純物領域
104の主表面全面上に、熱酸化法を用いて、100Å
程度の膜厚を有するシリコン酸化膜107を形成する。
これがトンネル絶縁膜107となる。
【0031】次に、上記のトンネル絶縁膜107上に、
CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて、約1
000Å程度の膜厚を有する多結晶シリコン層108を
形成する。この多結晶シリコン層108がフローティン
グゲート電極109となる。そして、この多結晶シリコ
ン層108上にフローティングゲート電極109の形状
にパターニングされたレジストパターン106を形成す
る。
【0032】そして、このレジストパターン106をマ
スクとして用いて多結晶シリコン層108をエッチング
する。このときの図18に示されるXIX−XIX線に
沿う断面構造が、図19に示されている。上記のように
多結晶シリコン層108をパターニングした後、レジス
トパターン106を除去する。
【0033】次に、図20を参照して、上記の多結晶シ
リコン層108上に、CVD法などを用いて、150Å
程度の膜厚を有するシリコン酸化膜111aを形成す
る。そして、このシリコン酸化膜111a上に、CVD
法などを用いて、150Å程度の膜厚を有するシリコン
窒化膜111bを形成する。このシリコン窒化膜111
bに熱酸化処理を施すことによって、このシリコン窒化
膜111b表面に約20Å程度の膜厚を有するシリコン
酸化膜111cを形成する。
【0034】これらのシリコン酸化膜111a,111
cおよびシリコン窒化膜111bによって、絶縁層11
1が構成される。そして、シリコン酸化膜111c上
に、CVD法などを用いて2500Å程度の膜厚を有す
る多結晶シリコン層110を形成する。この多結晶シリ
コン層110がコントロールゲート電極113となる。
【0035】次に、図21を参照して、多結晶シリコン
層110上に、所定形状にパターニングされたレジスト
パターン112を形成する。そして、このレジストパタ
ーン112をマスクとして用いて、多結晶シリコン層1
10,シリコン酸化膜111c,シリコン窒化膜111
b,シリコン酸化膜111aおよび多結晶シリコン層1
08を順次エッチングする。
【0036】それにより、図21に示されるように、コ
ントロールゲート電極113およびフローティングゲー
ト電極109が形成される。このときの図21における
XXII−XXII線に沿う断面が、図22に示されて
いる。
【0037】次に、上記のレジストパターン112を除
去する。そして、図23に示されるように、CVD法お
よびエッチバック法などを用いることによってフローテ
ィングゲート電極109とコントロールゲート電極11
3との積層構造の側壁に、サイドウォール絶縁膜114
を形成する。
【0038】そして、このサイドウォール絶縁膜114
上およびコントロールゲート電極113上に、CVD法
などを用いて、シリコン酸化膜115を形成する。この
シリコン酸化膜115上にCVD法などを用いて、シリ
コン窒化膜116を形成する。このシリコン窒化膜11
6上に、スムースコート膜123を形成する。
【0039】次に、図24を参照して、ドレイン領域1
03上に位置する部分にエッチング法などを用いて、コ
ンタクトホール122を形成する。そして、このコンタ
クトホール122内表面上およびスムースコート膜12
3上にスパッタリング法などによって、アルミニウム配
線層(ビット線)117を形成する。このビット線11
7は、ドレインコンタクト121を介してドレイン領域
103に電気的に接続される。
【0040】このアルミニウム配線層117上に、再び
スムースコート膜118を形成する。そして、このスム
ースコート膜118上に、スパッタリング法などを用い
て、アルミニウム配線層120を形成する。以上の工程
を経て、フラッシュメモリが形成されることになる。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
フラッシュメモリには、次に説明するような問題点があ
った。上記のフラッシュメモリにおいては、トンネル絶
縁膜107としてシリコン酸化膜を用いていた。したが
って、消去動作時においては、このシリコン酸化膜から
なる薄いトンネル絶縁膜107をトンネル現象によって
電子が通過する。
【0042】このように、シリコン酸化膜からなるトン
ネル絶縁膜107を電子が通過することによってシリコ
ン酸化膜が劣化し、書込/消去を繰返すことによってト
ンネル絶縁膜107が絶縁破壊するといった問題点があ
った。
【0043】上記のような電子の通過によって誘起され
る絶縁破壊を抑制する方法の1つに、シリコン酸化膜を
熱窒化して得られる窒化酸化膜や、この窒化酸化膜を熱
酸化して得られる再酸化窒化酸化膜を用いる方法が、Ex
tended Abstracts of the 22nd Conference on Solid S
tate Devices and Materials, Sendai, 1990, pp.171-1
74 や、Appl. Phys. Lett. 60(12), 23 March 1992, p
p.1489-1491 などに提案されている。
【0044】上記の文献に記載されているように、熱窒
化処理あるいは熱窒化処理および熱酸化処理をシリコン
酸化膜に施すことによって、シリコン酸化膜自体をトン
ネル絶縁膜107として使用する場合よりも書換耐性を
ある程度向上させることが可能となる。しかし、この場
合においても、次に説明するような2つの問題点があっ
た。
【0045】まず第1の問題点について、図25〜図2
7を用いて説明する。図25は、トンネル絶縁膜107
aとして、窒化酸化膜あるいは再酸化窒化酸化膜を用い
た場合のメモリトランジスタを示す断面図である。図2
6は、上記のような熱窒化処理あるいは熱窒化処理およ
び熱酸化処理が施された後のトンネル絶縁膜107aお
よびその近傍の領域に含まれる窒素濃度分布を示す図で
ある。
【0046】図27は、トンネル絶縁膜としてシリコン
酸化膜を用いた場合(I)およびトンネル絶縁膜として
再酸化窒化酸化膜を用いた場合(IIb,IIa)にお
ける累積故障率(%)と、トンネル絶縁膜を通過した電
荷の密度Qinj(C/cm 2 )との関係を示す図であ
る。
【0047】なお、図27において(I)は、トンネル
絶縁膜107aとしてシリコン基板を熱酸化することに
よって得られたシリコン酸化膜を用い、消去動作と同様
の方向に電子を通過させた場合を示している。また、
(IIa)は、再酸化窒化酸化膜をトンネル絶縁膜10
7aとして用い、消去動作と逆方向に電子を通過させた
場合を示している。また、(IIb)は、再酸化窒化酸
化膜をトンネル絶縁膜107aとして用い、消去動作と
同様の方向に電子を通過させた場合を示している。ここ
で、上記の累積故障率(%)とは、トンネル絶縁膜10
7aとしてシリコン酸化膜あるいは再酸化窒化酸化膜を
用いた場合にトンネル絶縁膜107aの絶縁破壊によっ
て故障に至ったデバイスの累積故障率のことである。
【0048】まず図25を参照して、データの書込時に
は、上記のように、チャネルホットエレクトロンによっ
て、シリコン基板101からフローティングゲート電極
109へ電子が注入される。ここで図26を参照して、
上記のトンネル絶縁膜107aは、シリコン基板101
上にシリコン酸化膜を形成した後に、このシリコン酸化
膜に熱窒化処理および熱酸化処理が施されることによっ
て形成される。
【0049】それにより、図26に示されるように、ト
ンネル絶縁膜107aの上面と、シリコン基板101と
トンネル絶縁膜107aとの界面126が主に窒化され
る。その結果、シリコン基板101とトンネル絶縁膜1
07aとの界面に、シリコン基板101の窒化部分Dが
形成されることになる。
【0050】そして、上記の書込時の場合と同様の方向
に電子を移動させ、トンネル絶縁膜107aを通過させ
た。この電子は、図26に示されるように、まず上記
の窒化部分Dを通ってトンネル絶縁膜107a内を通過
する。そして、フローティングゲート電極109内に注
入される。
【0051】その結果、図27において(IIa)で示
されるように、トンネル絶縁膜107aの材質がシリコ
ン酸化膜の場合(I)に比べて、累積故障率に対する電
荷密度の値が大きくなる。すなわち、トンネル絶縁膜1
07aの耐性が向上することになる。
【0052】ここで再び図25を参照して、消去時に
は、領域B内において、トンネル現象によってフローテ
ィングゲート電極109からソース領域105へ電子が
引き抜かれる。この領域Bのように、電子がトンネル現
象によってトンネル絶縁膜107aを通過する領域を、
以下本明細書においては、「トンネル領域」と称する。
【0053】この場合には、図26においてに示され
るように、まず最初にトンネル絶縁膜107a上面の窒
化部分を電子は通過する。そしてその後、トンネル絶縁
膜107a内を通過し、ソース領域105内に注入され
る。すなわち、消去時には、上記の書込時の場合とは違
って、電子は、まず最初にトンネル絶縁膜107a自体
の窒化部分を通過することとなる。
【0054】そして、上記の消去時の場合と同様の方向
に電子を移動させ、トンネル絶縁膜107aを通過させ
た。その結果、図27において(IIb)で示されるよ
うに、トンネル絶縁膜107aの材質がシリコン酸化膜
である場合(I)よりも累積故障率に対する電荷の密度
の値は小さくなっている。すなわち、トンネル絶縁膜1
07aの耐性が劣化している。
【0055】以上のことから、上記の熱窒化処理あるい
は熱窒化処理および熱酸化処理が施されたトンネル絶縁
膜107aでは、シリコン基板101からフローティン
グゲート電極109へ電子を移動させる(書込方向)場
合にはその耐性は向上するが、フローティングゲート電
極109からソース領域105へ電子を移動させる(消
去方向)場合には、トンネル絶縁膜107aの耐性はシ
リコン酸化膜の場合に比べて劣化することがわかる。
【0056】すなわち、上記の熱窒化処理あるいは熱窒
化処理および熱酸化処理が施されたトンネル絶縁膜10
7aを用いたとしても、フラッシュメモリの書換耐性を
十分に向上させることはできないといった問題があっ
た。
【0057】次に、第2の問題点について図28および
図29を用いて説明する。図28は、上記の熱窒化処理
あるいは熱窒化処理と熱酸化処理との組合せの処理が施
されたトンネル絶縁膜107aを有するメモリトランジ
スタを示す平面図である。図29は、図28におけるX
XIX−XXIX線に沿う断面構造およびトンネル絶縁
膜107a上面の窒素濃度分布を示す図である。
【0058】まず図28を参照して、トンネル絶縁膜1
07aに上記の熱窒化処理あるいは熱窒化処理後の熱酸
化処理を施した場合には、トンネル絶縁膜107aの上
面全面が窒化されることになる。それにより、メモリト
ランジスタにおけるチャネル領域124上に相当する部
分も窒化されることになる。より具体的には、図29に
示されるように、チャネル領域124上を含むトンネル
絶縁膜107aの上面は、全面にわたってほぼ一様に窒
化される。
【0059】このように、チャネル領域124上に位置
するトンネル絶縁膜107aが窒化されることによっ
て、次のような問題点が生じる。すなわち、Internatio
nal Electron Device Meeting, 1991, pp.649-652 に示
されるように、窒化処理が全面に施されたトンネル絶縁
膜107aを有することによって、トランジスタの低電
圧下における駆動能力が低下する。つまり、トンネル絶
縁膜107aとして上記の窒化酸化膜あるいは再酸化窒
化酸化膜を用いた場合には、メモリトランジスタの低電
圧下における駆動能力が低下するという問題が生じるこ
とになる。
【0060】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものである。この発明の1つの目的は、
書換特性を向上させることが可能となる不揮発性半導体
記憶装置およびその製造方法を提供することにある。
【0061】この発明の他の目的は、低電圧下における
メモリトランジスタの駆動能力を低下させることなく書
換特性を向上させることが可能となる不揮発性半導体記
憶装置およびその製造方法を提供することにある。
【0062】
【0063】
【課題を解決するための手段】この発明に基づく不揮発
性半導体記憶装置は、1つの局面では、主表面を有する
第1導電型の半導体基板と、この半導体基板の主表面に
チャネル領域を規定するように間隔をあけて形成された
第2導電型の1対の不純物領域と、チャネル領域上から
不純物領域上にわたって形成されたトンネル絶縁膜と、
トンネル絶縁膜と半導体基板との界面近傍であって、チ
ャネル領域側に位置する1対の不純物領域の端部を各々
その内部に含む半導体基板内の1対の領域に、チャネル
領域と部分的に重なりかつ互いに間隔をあけて形成され
た、半導体基板を構成する材質の窒化物層と、トンネル
絶縁膜上に形成されたフローティングゲートと、半導体
基板を構成する材質の窒化物層の上方に位置するフロー
ティングゲートとトンネル絶縁膜との界面近傍の領域に
形成された、フローティングゲートを構成する材質の窒
化物層とを備えている。
【0064】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
は、さらに他の局面では、主表面を有する第1導電型の
半導体基板と、半導体基板の主表面にチャネル領域を規
定するように間隔をあけて形成された1対の第2導電型
の不純物領域と、チャネル領域上から不純物領域上にわ
たって形成されたトンネル絶縁膜と、トンネル絶縁膜上
に形成された電荷蓄積電極と、電荷蓄積電極上に絶縁層
を介在して形成された制御電極とを備え、不純物領域と
電荷蓄積電極との間でトンネル現象によって電子のやり
とりが行なわれるトンネル領域内に位置する電荷蓄積電
とトンネル絶縁膜との界面における窒素含有量が、チ
ャネル領域上に位置する電荷蓄積電極とトンネル絶縁膜
との界面における窒素含有量よりも多い。
【0065】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
の製造方法によれば、まず、半導体基板上にトンネル絶
縁膜、電荷蓄積電極材料を順次形成する。そして、電荷
蓄積電極材料を所定形状にパターニングすることによっ
て電荷蓄積電極を形成する。そして、半導体基板とトン
ネル絶縁膜と電荷蓄積電極との積層構造に窒化処理を施
すことによって、半導体基板と電荷蓄積電極との間でト
ンネル現象による電子のやりとりが行なわれるトンネル
領域内に位置するトンネル絶縁膜と電荷蓄積電極との界
面に電荷蓄積電極材料の窒化物層を形成する。
【0066】
【作用】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
は、半導体基板とトンネル絶縁膜との界面およびフロー
ティングゲートとトンネル絶縁膜との界面に、半導体基
板を構成する材質の窒化物層とフローティングゲート
構成する材質の窒化物層が形成されている。フローティ
ングゲートから半導体基板へ電子を移動させる際に、電
子は、まずフローティングゲートを構成する材質の窒化
物層とトンネル絶縁膜との界面を通過した後に、トンネ
ル絶縁膜内を通過することとなる。それにより、図27
に示される(IIa)の場合と同様に、電子が上記のよ
うな窒化物層とトンネル絶縁膜との界面を最初に通過す
ることなくトンネル絶縁膜内を通過した場合よりもトン
ネル絶縁膜の電子の通過に対する耐性を向上させること
が可能となる。半導体基板からフローティングゲートへ
電子を移動させる場合も同様である。その結果、従来例
よりも、書込/消去動作を繰返すことによって誘起され
るトンネル絶縁膜の絶縁破壊を抑制することが可能とな
る。
【0067】
【0068】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
は、さらに他の局面では、トンネル領域内に位置する
荷蓄積電極とトンネル絶縁膜との界面における窒素含有
量が、チャネル領域上に位置する電荷蓄積電極とトンネ
ル絶縁膜との界面における窒素含有量よりも多くなって
いる。それにより、従来の手法によって形成された窒化
酸化膜あるいは再酸化窒化酸化膜をトンネル絶縁膜とし
て使用した場合よりも、メモリトランジスタの低電圧下
における駆動能力を向上させることが可能となる。
【0069】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
の製造方法によれば、トンネル絶縁膜上に電荷蓄積電極
を形成した後に、半導体基板とトンネル絶縁膜と電荷蓄
積電極との積層構造に窒化処理が施される。それによ
り、電荷蓄積電極とトンネル絶縁膜との界面に、電荷蓄
積電極材料の窒化物層を形成することが可能となる。
【0070】
【実施例】以下、この発明に基づく実施例について、図
1〜図9を用いて説明する。図1は、この発明に従って
形成されたメモリトランジスタを示す平面図である。図
2は、図1におけるII−II線に沿って見た断面図お
よび図1に示されるメモリトランジスタにおけるトンネ
ル絶縁膜7に含まれる窒素濃度分布を示す図である。図
3は、図2に示されるメモリトランジスタのチャネル領
域部分を拡大した図および、トンネル絶縁膜7,トンネ
ル絶縁膜7とフローティングゲート電極9との界面26
およびトンネル絶縁膜7とシリコン基板1との界面25
における窒素の濃度分布を示す図である。図4は、この
発明に従う製造方法によって窒化処理が施された後のメ
モリトランジスタにおける窒化部分31を模式的に示す
図である。
【0071】まず、図1および図2を参照して、この発
明に基づくフラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装
置)におけるメモリトランジスタは、シリコン基板1の
主表面に形成されたp型不純物領域4内に、チャネル領
域24を規定するように間隔をあけて形成されたn型ド
レイン領域3およびn型ソース領域5を有している。
【0072】そして、チャネル領域24上からソース/
ドレイン領域5,3上にわたってトンネル絶縁膜7が形
成されている。このトンネル絶縁膜7上には、多結晶シ
リコンなどからなるフローティングゲート電極9が形成
されている。
【0073】フローティングゲート電極9上には、絶縁
層11を介在してコントロールゲート電極13が形成さ
れている。この場合であれば、絶縁層11は、シリコン
酸化膜11a,シリコン窒化膜11bおよびシリコン酸
化膜11cを有している。
【0074】図1および図2に示されるように、本発明
に従うフラッシュメモリにおけるトンネル絶縁膜7は、
メモリトランジスタのチャネル領域24上に位置する部
分で、殆ど窒化されていない部分を有している。それに
より、低電圧下におけるメモリトランジスタの駆動能力
を、従来のような窒化処理が施されたトンネル絶縁膜7
を使用したメモリトランジスタよりも向上させることが
可能となる。
【0075】次に、図2〜図4を用いて、本発明に従う
フラッシュメモリの動作および構造について詳しく説明
する。まず図2を参照して、基本的な動作に関しては、
従来例と同様である。すなわち、書込時(シリコン基板
1からフローティングゲート電極9内へ電子を注入する
動作時)には、図中で示されるように、領域C内にお
いて、チャネルホットエレクトロンによる電子のフロー
ティングゲート電極9への注入が行なわれる。
【0076】また消去時(フローティングゲート電極9
からシリコン基板1へ電子を移動させる動作時)には、
領域A(トンネル領域)内において、トンネル現象によ
って、フローティングゲート電極9からシリコン基板1
へ電子が引き抜かれる。
【0077】次に図4を参照して、本発明に従うメモリ
トランジスタは、その表面に窒化部分31を有してい
る。これは、製造方法に起因するものであるため、後に
詳しく説明する。この窒化部分31内における、領域A
および領域D内に位置する部分の存在が、特にメモリト
ランジスタの動作時のトンネル絶縁膜の耐性に大きく影
響を及ぼす。
【0078】より具体的には、領域A内におけるフロー
ティングゲート電極9とトンネル絶縁膜7との界面2
6,領域A内におけるトンネル絶縁膜7とシリコン基板
1との界面25,領域D内におけるフローティングゲー
ト電極9とトンネル絶縁膜7との界面26および領域D
内におけるトンネル絶縁膜7とシリコン基板1との界面
25が窒化されることが、トンネル絶縁膜7の書換耐性
に大きく影響することとなる。
【0079】次に、図3および図4を用いて、メモリト
ランジスタの動作と上記の窒化部分との関係についてよ
り詳しく説明する。図4を参照して、上記の窒化部分3
1を有することによって、領域A(トンネル領域)内に
位置する、フローティングゲート電極9とトンネル絶縁
膜7との界面26が窒化される。それにより、図3に示
されるように、その界面26近傍において、フローティ
ングゲート電極9の窒化部分D1が存在することとな
る。
【0080】また、このとき、領域A内に位置するトン
ネル絶縁膜7とシリコン基板1との界面25も窒化され
る。それにより、図3に示されるように、トンネル絶縁
膜7とシリコン基板1との界面25近傍においてシリコ
ン基板1の窒化部分D2が形成される。また、トンネル
絶縁膜7において、上記の界面25,26近傍に位置す
る部分にトンネル絶縁膜7自体の窒化部分が形成され
る。
【0081】また、図4を参照して、領域D内において
も同様に、上記の界面25,26近傍に、フローティン
グゲート電極9の窒化部分、トンネル絶縁膜7の窒化部
分およびシリコン基板1の窒化部分が形成される。それ
により、少なくとも、上記の書込動作が行なわれる領域
D内においては、従来の熱窒化処理などが施された場合
と同様の界面25は得られる。その結果、従来の熱窒化
処理が施された場合と同様の書込時の特性は得られる。
【0082】上記の構成を有することによって、書込時
(シリコン基板1からフローティングゲート電極9へ電
子を注入する動作時)には、シリコン基板1内のホット
エレクトロンは、図3においてで示されるように、シ
リコン基板1の窒化部分D2をまず最初に通過する。そ
して、トンネル絶縁膜7内を通過し、フローティングゲ
ート電極9に到達する。
【0083】それにより、この部分においては従来の熱
窒化処理あるいは熱窒化処理および熱酸化処理が施され
たトンネル絶縁膜107を有する場合と同様に、トンネ
ル絶縁膜7の材質としてシリコン酸化膜を用いる場合に
比べて電子の通過に対するトンネル絶縁膜7の耐性は向
上する。
【0084】一方、消去時(フローティングゲート電極
9からシリコン基板1内に電子を移動させる動作時)に
は、図3においてで示されるように、電子は、まず、
フローティングゲート電極9の窒化部分D1およびトン
ネル絶縁膜7の窒化部分を通過し、トンネル絶縁膜7内
に注入される。そして、トンネル絶縁膜7の窒化部分お
よびシリコン基板1の窒化部分D2を通過して、ソース
領域5内に電子は到達する。
【0085】この場合にも、上記の書込時と同様に、電
子は、まず、フローティングゲート電極9の窒化部分D
1を通過した後にトンネル絶縁膜7内に注入されること
になる。それにより、上記の書込時の場合と同様に、こ
の消去時においてもトンネル絶縁膜7の耐性を向上させ
ることが可能となるのではないかと本願発明者は推測し
た。
【0086】その推測に基づいて本願発明者は実験を行
ない、図9に示される結果を得た。図9は、トンネル絶
縁膜を通過した電荷の密度Qinj(C/cm2 )と、
累積故障率(%)との関係を示す図である。なお図9に
おいては、上記の消去方向に電子を移動させた場合のト
ンネル絶縁膜7の耐性に関するデータが記載されてい
る。
【0087】図9に示されるように、本発明によれば、
従来の熱窒化処理あるいは熱窒化処理および熱酸化処理
をトンネル絶縁膜に施した場合(IIb)に比べて、消
去時のトンネル絶縁膜7の耐性を向上させることが可能
となることが実証されている。図9に示されるデータよ
り、本願発明者が行なった上記の推測が正しかったこと
が実証されたと言える。以上説明したように、本発明に
従うフラッシュメモリのメモリトランジスタにおいて
は、トンネル絶縁膜7とフローティングゲート電極9と
の界面に窒化部分D1を、トンネル絶縁膜7とシリコン
基板1との界面にシリコン基板1の窒化部分D2を有す
ることによって、従来よりもトンネル絶縁膜7の書込/
消去動作の繰返しに対する耐性を向上させることが可能
となる。それにより信頼性の高いフラッシュメモリが得
られる。
【0088】次に、図5〜図8を用いて、本発明に従う
フラッシュメモリの製造方法について説明する。図5お
よび図6は、本発明に従う不揮発性半導体記憶装置の製
造工程の第6工程および第7工程を示す断面図である。
図7は、図6に示されるメモリトランジスタの部分拡大
断面図である。図8は、この発明に従うフラッシュメモ
リの製造工程の第7工程を示す断面図である。
【0089】まず従来例と同様の工程を経て、図5に示
される構造を得る。すなわち、p型シリコン基板101
の主表面にp型不純物領域4を形成する。そしてこのp
型不純物領域4上に、トンネル絶縁膜7,フローティン
グゲート電極9材料,シリコン酸化膜11a,シリコン
窒化膜11b,シリコン酸化膜11c,コントロールゲ
ート電極13材料をそれぞれ堆積する。
【0090】そして、コントロールゲート電極13材料
上に、所定形状にパターニングされたレジストパターン
12を形成する。このレジストパターン12をマスクと
して用いて、上記の各層を順次エッチングすることによ
って、コントロールゲート13,絶縁層11(11a,
11b,11c)およびフローティングゲート電極9を
それぞれ形成する。
【0091】次に、図6を参照して、レジストパターン
12を除去する。この状態で、熱窒化処理および熱酸化
処理が順次施されることになる。このように、シリコン
基板1、フローティングゲート電極9、トンネル絶縁膜
7、コントロールゲート電極13の積層構造に熱窒化処
理が施されることによって図4に示される窒化部分31
が形成される。
【0092】また、図4に示されるような窒化部分31
が形成されるため、界面25および界面26におけるメ
モリトランジスタのチャネル領域上に位置する部分で、
ほとんど窒化されない部分が存在する。それにより、メ
モリトランジスタの低電圧下における駆動能力はほとん
ど低下しない。
【0093】次に、上記の熱窒化処理あるいは熱酸化処
理の具体的な条件について詳述する。まず第1の方法と
しては、850℃以上の温度でNH3 雰囲気内で熱窒化
処理を施した後、O2 を用いて950℃以上の温度で酸
化処理を施す方法を挙げることができる。
【0094】第2の方法としては、NH3 を用いて上記
の場合と同様の窒化処理を施した後、H2 Oを用いて7
50℃以上の温度で酸化処理を施す手法を挙げることが
できる。
【0095】また、第3の方法としては、上記の場合と
同様にNH3 を用いて窒化処理を施した後、N2 Oを用
いて800℃以上の温度で熱処理を施す方法を挙げるこ
とができる。
【0096】第4の方法としては、N2 Oを用いて90
0℃以上の温度で熱処理を施すものを挙げることができ
る。
【0097】以上のような熱窒化処理および熱酸化処理
が施されることによって、図7に示されるように、領域
A,C内におけるフローティングゲート電極9とトンネ
ル絶縁膜7との界面26と、領域A,C内におけるトン
ネル絶縁膜7とシリコン基板1との界面25とが窒化さ
れる。
【0098】それにより、領域A,C内に位置する界面
26近傍に、フローティングゲート電極9の窒化部分
と、トンネル絶縁膜7の窒化部分とが形成される。ま
た、領域A,C内におけるトンネル絶縁膜7とシリコン
基板1との界面26においても、シリコン基板1の窒化
部分と、トンネル絶縁膜7の窒化部分とが形成されるこ
とになる。それにより、上述したように、トンネル絶縁
膜7の書換動作に対する耐性を向上させることが可能と
なる。
【0099】次に、図8を参照して、上記のような熱窒
化処理あるいは熱酸化処理が施された後は、従来例と同
様の工程を経て、サイドウォール絶縁膜14,シリコン
酸化膜15,シリコン窒化膜16,スムースコート膜2
3,コンタクトホール22,ドレインコンタクト21,
ビット線17,スムースコート膜18,アルミニウム配
線層20がそれぞれ形成される。
【0100】以上の工程を経て、この発明に従うフラッ
シュメモリが形成されることになる。なお、本発明は、
電荷蓄積電極を有し、電気的に書込/消去が行なえる不
揮発性半導体記憶装置であれば適用可能である。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、トンネル領域内に位置する電荷蓄積電極とトンネル
絶縁膜との界面に、電荷蓄積電極を構成する材質の窒化
物層を形成することが可能となる。それにより、電荷蓄
積電極から半導体基板へ電子を移動させる際のトンネル
絶縁膜の耐性を向上させることが可能となる。その結
果、不揮発性半導体記憶装置の信頼性を向上させること
が可能となる。
【0102】また、この発明によれば、トンネル領域内
に位置する電荷蓄積電極とトンネル絶縁膜との界面にお
ける窒素含有量が、チャネル領域上に位置する電荷蓄積
電極とトンネル絶縁膜との界面における窒素含有量より
も多くなるように、メモリトランジスタを形成すること
が可能となる。それにより、メモリトランジスタの低電
圧下における電流駆動能力が低下することを防止すると
ともに不揮発性半導体記憶装置の信頼性を向上させるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づく一実施例におけるフラッシュ
メモリに含まれるメモリトランジスタの平面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿って見た断面お
よびトンネル絶縁膜7上面の窒素濃度分布を示す図であ
る。
【図3】図2におけるチャネル領域近傍を拡大した図お
よびその部分におけるトンネル絶縁膜近傍の窒素濃度分
布を示す図である。
【図4】この発明に従って形成されたメモリトランジス
タにおける窒化部分を模式的に示す図である。
【図5】この発明に基づくフラッシュメモリの製造工程
の第5工程を示す断面図である。
【図6】この発明に基づくフラッシュメモリの製造工程
の第6工程を示す断面図である。
【図7】図6におけるトンネル絶縁膜7近傍を拡大して
断面図である。
【図8】この発明に基づくフラッシュメモリの製造工程
の第7工程を示す断面図である。
【図9】この発明に基づくフラッシュメモリと従来のフ
ラッシュメモリの累積故障率(%)とトンネル絶縁膜を
通過した電荷の密度Qinj(C/cm2 )との関係を
示す図である。
【図10】フラッシュメモリの一般的な構成を示すブロ
ック図である。
【図11】図10に示されたメモリセルアレイの概略構
成を示す等価回路図である。
【図12】フラッシュメモリを構成する1つのメモリト
ランジスタの断面構造を示す図である。
【図13】従来のスタックゲート型フラッシュメモリの
平面的配置を示す概略平面図である。
【図14】図13におけるXIV−XIV線に沿う部分
断面図である。
【図15】従来のフラッシュメモリの製造工程の第1工
程を示す部分断面図である。
【図16】従来のフラッシュメモリの製造工程の第2工
程を示す部分断面図である。
【図17】従来のフラッシュメモリの製造工程の第3工
程を示す部分断面図である。
【図18】従来のフラッシュメモリの製造工程の第4工
程を示す部分断面図である。
【図19】図18におけるXIX−XIX線に沿う断面
図である。
【図20】従来のフラッシュメモリの製造工程の第5工
程を示す部分断面図である。
【図21】従来のフラッシュメモリの製造工程の第6工
程を示す部分断面図である。
【図22】図21におけるXXII−XXII線に沿う
断面図である。
【図23】従来のフラッシュメモリの製造工程の第7工
程を示す部分断面図である。
【図24】従来のフラッシュメモリの製造工程の第8工
程を示す部分断面図である。
【図25】トンネル絶縁膜として窒化酸化膜あるいは再
酸化窒化酸化膜を用いた場合のメモリトランジスタを示
す断面図である。
【図26】図25におけるメモリトランジスタのチャネ
ル領域近傍を拡大した断面図およびトンネル絶縁膜およ
びその近傍に含まれる窒素濃度分布を示す図である。
【図27】トンネル絶縁膜としてシリコン酸化膜を用い
た場合(I)と、トンネル絶縁膜として再酸化窒化酸化
膜を用いた場合(IIa,IIb)の累積故障率(%)
とトンネル絶縁膜を通過した電荷の密度Qinj(C/
cm2 )との関係を示す図である。
【図28】トンネル絶縁膜として窒化酸化膜あるいは再
酸化窒化酸化膜を用いた場合のメモリトランジスタの部
分平面図である。
【図29】図28におけるXXIX−XXIX線に沿う
断面およびトンネル絶縁膜に含まれる窒素濃度分布を示
す図である。
【符号の説明】
1,101 シリコン基板 3,103 ドレイン領域 4,104 p型不純物領域 5,105 ソース領域 7,107,107a トンネル絶縁膜 9,109 フローティングゲート電極 11,111 絶縁層 13,113 コントロールゲート電極 24,124 チャネル領域 25,26,125,126 界面 31 窒化部分

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有する第1導電型の半導体基板
    と、 前記半導体基板の主表面にチャネル領域を規定するよう
    に間隔をあけて形成された第2導電型の1対の不純物領
    域と、 前記チャネル領域上から前記不純物領域上にわたって形
    成されたトンネル絶縁膜と、 前記トンネル絶縁膜と前記半導体基板との界面近傍であ
    って、前記チャネル領域側に位置する前記1対の不純物
    領域の端部を各々その内部に含む前記半導体基板内の1
    対の領域に、前記チャネル領域と部分的に重なりかつ互
    いに間隔をあけて形成された、前記半導体基板を構成す
    る材質の窒化物層と、 前記トンネル絶縁膜上に形成されたフローティングゲー
    トと、 前記半導体基板を構成する材質の窒化物層の上方に位置
    する前記フローティングゲートと前記トンネル絶縁膜と
    の界面近傍の領域に形成された、前記フローティングゲ
    ートを構成する材質の窒化物層と、 を備えた不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 主表面を有する第1導電型の半導体基板
    と、 前記半導体基板の主表面にチャネル領域を規定するよう
    に間隔をあけて形成された1対の第2導電型の不純物領
    域と、 前記チャネル領域上から前記不純物領域上にわたって形
    成されたトンネル絶縁膜と、 前記トンネル絶縁膜上に形成されたフローティングゲー
    トと、 前記フローティングゲート上に絶縁層を介在して形成さ
    れたコントロールゲートと、 を備え、 前記不純物領域と前記フローティングゲートとの間でト
    ンネル現象によって電子のやりとりが行なわれるトンネ
    ル領域内に位置する前記フローティングゲートと前記ト
    ンネル絶縁膜との界面における窒素含有量が、前記チャ
    ネル領域上に位置する前記フローティングゲートと前記
    トンネル絶縁膜との界面における窒素含有量よりも多
    い、不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板上にトンネル絶縁膜、電荷蓄
    積電極材料を順次形成する工程と、 前記電荷蓄積電極材料を所定形状にパターニングするこ
    とによって電荷蓄積電極を形成する工程と、 前記半導体基板と、前記トンネル絶縁膜と、前記電荷蓄
    積電極との積層構造に窒化処理を施すことによって、前
    記半導体基板と前記電荷蓄積電極との間でトンネル現象
    による電子のやりとりが行なわれるトンネル領域内に位
    置する前記トンネル絶縁膜と前記電荷蓄積電極との界面
    に、前記電荷蓄積電極材料の窒化物層を形成する工程
    と、 を備えた不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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