JP3235717B2 - 光電変換装置及びx線撮像装置 - Google Patents

光電変換装置及びx線撮像装置

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JP3235717B2 JP24770996A JP24770996A JP3235717B2 JP 3235717 B2 JP3235717 B2 JP 3235717B2 JP 24770996 A JP24770996 A JP 24770996A JP 24770996 A JP24770996 A JP 24770996A JP 3235717 B2 JP3235717 B2 JP 3235717B2
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千織 望月
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正和 森下
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    • H01L27/14663Indirect radiation imagers, e.g. using luminescent members

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電変換装置及び
X線撮像装置に係わり、更に、詳しくは、光電変換素子
の複数を有する基板を複数枚配置して大面積の読取りを
可能にした光電変換装置及びX線撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、X線撮像装置等における画像など
の情報の読み取りは、縮小光学系とCCD型センサを用
いた読取り系が用いられている。
【0003】しかしながら、画像情報の読取りとして、
近年、水素化アモルファスシリコン(以下「a−Si」
と記す。)に代表される非単結晶半導体を利用した光電
変換半導体材料の開発により、複数の光電変換素子を有
する光電変換部を大型の基板に形成し、情報源と等倍に
読取ることが可能ないわゆる密着型センサの開発がめざ
ましい。
【0004】特に、非単結晶半導体は光電変換部の光電
変換半導体材料のみならず、薄膜電界効果型トランジス
タ(以下「TFT」と記す。)の半導体材料としても用
いることができる。そこで、信号処理部なども光電変換
部とともに大面積の基板上に形成することが考えられて
いる。また、光電変換素子の光電変換半導体層とTFT
の半導体層は共通に使用し得ることから、それらを同時
に形成することが可能である。
【0005】更に、同じ基板上にコンデンサのような容
量素子を形成する場合、対向する電極間が絶縁されてい
れば、間に半導体層を有していても良い。このことは、
光電変換素子及び/又はTFTを構成する膜の堆積順序
と容量素子を形成する膜の堆積順序とを共通にすること
が可能で、よって、各素子を構成する膜を夫々同一の工
程で同時に形成することを可能にする。
【0006】これによって光電変換装置は高SN比化・
低コスト化を可能にするばかりか、低コストで大面積
で、高機能で特性の優れた光電変換装置とすることがで
きる。大面積にマトリクス状に光電変換素子を配した光
電変換装置をX線撮像装置の受光装置に適用することも
考えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大面
積、大受光面になるにつれて、製造時の微小なチリやほ
こり(たとえばアモルファスシリコン層を基板に堆積す
る時に薄膜堆積装置の壁などから剥れ落ちたゴミや工程
中に舞うほこり、あるいは金属層など各層を堆積する際
に基板などに付着している異物)を完全に除去すること
が難しくなる。そのため、大面積になる程、1つの基板
中に配線のショートやオープンのような配線の不具合や
光電変換素子などの各素子の不良が発生する可能性が高
くなる。
【0008】従って、大面積になる程、歩留りは低下
し、その結果として光電変換装置のコストも増大する。
【0009】そこで、大面積の光電変換装置を複数の光
電変換ユニットを配列して作製することが考えられる。
このように複数の光電変換ユニットを配列することで、
1つ1つの基板の面積が小さくなるので結果として歩留
りが向上し、基板1枚あたりの不良による損失額を低減
することが可能になるので、より低コスト化を達成する
ことができる。
【0010】また、このような構成とすることによっ
て、複数の基板の内の1つが不良となっても小さな基板
の交換で済ませることも可能になるため、より一層のコ
スト低減と、場合によってはメンテナンスコストの低減
も達成することができる。
【0011】しかしながら、上述したような複数枚の基
板を平面的に配置した光電変換装置においては、受光す
べき光(たとえばX線撮像装置の場合はX線源からのX
線が蛍光体に入射して発光された光など)が光電変換素
子基板内に入射したのち、基板の裏面や端面部分で反射
して光電変換素子の受光部などに入射し、光電変換装置
の解像度の低下などの光学的特性の悪化を招く場合があ
った。
【0012】[発明の目的]本発明の目的は、複数枚の
光電変換素子基板を貼り合わせて構成した大画面の光電
変換装置において、蛍光体層で発光した光のような受光
すべき光が、光電変換部以外の光電変換基板の裏面や、
複数枚の基板を貼り合わせた基板端部で反射して受光さ
れる問題を解決し、解像度等の光学特性を向上すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ため、本発明は、光電変換素子を複数表面上に有する基
板を共通の基台上に複数具備し、前記基板上に光変換体
を有する光電変換装置において、前記基板の裏面と、隣
接する前記基板同士の隙間とに、光吸収体を設けること
により、前記光変換体で発光した光が前記裏面及び前記
隣接する基板同士の隙間で乱反射することを防止するこ
とを特徴とする。
【0014】また、光電変換素子を複数表面上に有する
基板を共通の基台上に複数具備し、前記基板の裏面と、
隣接する前記基板同士の隙間とに、光吸収体を有する光
電変換手段と、X線を照射する為のX線照射手段と、X
線を受光して異なる波長の光を発生する光変換体と、を
有し、前記光吸収体は、前記光変換体で発光した光が前
記裏面及び前記隣接する基板同士の隙間で乱反射するこ
とを防止することを特徴とするX線撮像装置を、上記課
題を解決するための手段とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の好適な実施形態に
よる光電変換装置の一例を示す模式的平面図であり、図
2は図1のXY線による断面を示している。
【0016】1は複数の基板1−1、1−2、1−3、
1−4を有する光電変換素子アレイであり、各基板はそ
れぞれその表面に光電変換素子の群を有している。
【0017】2は基台であり、複数の基板1−1、1−
2、1−3、1−4を支持している。
【0018】4つの基板はそれぞれ接着剤3により基台
2に固定されて貼り合わされている。
【0019】そして、本発明においては、接着剤3は遮
光部材又は反射防止部材として機能する。
【0020】例えば、図中上方、即ち、基板1−1、1
−2、1−3、1−4側から入射した光は基板裏面側に
ある接着剤3により吸収されるので、基板裏面で反射し
て基板表面側にある不図示の光電変換素子群に反射光が
入射しないように構成されている。
【0021】また、図中上方から斜めに基板1−1、1
−2、1−3、1−4の側面に入射した光も、基板の側
面にある接着剤3で吸収されるので側面反射光を防止で
きる。
【0022】これが反射防止機能である。
【0023】又、装置の側面(端面)側から接着剤3を
通過して基板表面側の光電変換素子群に入射光が到達し
ないように接着剤3はその入射光を吸収するように構成
されている。同様に基台2の裏面から入射した光も基台
2の表面側の接着剤3を介して基板表面上の光電変換素
子群に到達しないように接着剤3はその入射光を吸収す
る。これが遮光機能である。
【0024】上記反射防止機能及び遮光機能を達成する
為に接着剤3は光電変換素子が受光すべき光を吸収する
光吸収材料で構成される。本発明に用いられる光吸収材
料は、全て波長の光を吸収するものである必要はなく、
光電変換素子によって受光され光電変換されるとノイズ
成分となるような光を吸収するものであればよい。
【0025】例えば、X線撮像装置用の光電変換装置で
あれば、後述するように光変換体としての蛍光体が発す
る光を吸収すればよい。
【0026】よって、本発明に用いられる光吸収材料は
黒色材料又は光電変換素子が受光すべき光の補色関係に
ある色を呈している材料であればよい。
【0027】又、上述した例では、接着剤が光吸収材料
となっている例を挙げたが、接着剤としての機能と光吸
収材料としての機能は互いに分離することも出来る。本
発明に用いられる光吸収体としては、金属酸化物等の無
機材料又は樹脂等の有機材料が挙げられる。
【0028】そして、有機材料からなる光吸収体を作成
する方法としては、染料を用いて直接樹脂を着色する方
法と樹脂に光を吸収する顔料を適宜混ぜる方法がある。
一般に手軽にできる方法として、樹脂に顔料を適宜混ぜ
合わせ、必要とする色相を作り出す方法が好適である。
【0029】顔料の種類としては、有機顔料としてニト
ロ系色素、アゾ顔料、インダンスレン、チオインジゴペ
リノン、ペリレン、ジオキサジン、キナクリドン、フタ
ロシアニン、イソインドリノン、キノフタロン系などが
ある。
【0030】また無機顔料としてはカーボンブラック、
黄鉛、カドミ黄、クローバーミリオン(オレンジ)ベン
ガラ、シュ、鉛丹、カドミ赤、ミネラルバイオレット
(紫色)、コバルトブルー、コバルトグリーン、酸化ク
ロム、ビリジアン(緑)などがある。
【0031】これらの顔料を、蛍光体の発光波長にあわ
せ適宜選択することにより、このみの色相の光吸収体又
は黒色の光吸収体を作成することができる。
【0032】更に、本発明の光吸収体に用いられる樹脂
としては、エポキシ樹脂、アクリル樹脂(メタクリル樹
脂)、シリコーン樹脂が挙げられる。
【0033】エポキシ樹脂としては、実用上もっとも広
く用いられるビスフェノールAとエピクロルヒドリンの
縮合であるBAE型エポキシ樹脂が上げられる。またこ
の樹脂を主成分として、ビスフェノールFやこれらの一
連の同族形とそのハロゲン化樹脂、ポリアルコール、ダ
イマ酸、トリマ酸、ノボラック型フェノール樹脂などに
エピクロルヒドリンでエポキシ基を導入した樹脂、ポリ
オレフィンに過酸化物でエポキシ基を導入した樹脂、脂
環式エポキシ樹脂と言われるエポキシ樹脂等が使われ
る。BAE型エポキシ樹脂は、その用法、硬化剤別の硬
化物の性質がよく調べられており、十分なデータがそろ
っていて安心して使える材料である。
【0034】また硬化剤としては、ジエチレントリアミ
ン、n−アミノエチルピペラジン、ベンジルメチルアミ
ン、メタフェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタ
ン、ジアミノジフェニルエタン、ポリアミド樹脂、ジシ
アンジアミド、三フッ化ホウ素モノエチルアミン、エチ
ルメチルイミダゾール、無水フタル酸、無水ヘキサヒド
ロフタル酸、無水メチルナジック酸、無水ピロメリット
酸、無水クロレンでデック酸等を、適宜塗布工程に応じ
た性質のエポキシ樹脂を得るために用いることができ
る。
【0035】アクリル樹脂(メタクリル樹脂)として
は、重合形態の異なる3種類が知られている。モノマー
またはシラップを塊状重合により重合させた鋳込み重合
体。懸濁重合により得られる、粒状のもの。懸濁重合に
よりえた粉状体を押し出し機にかけて粒状化して得られ
るもの。これらのうち、塗布工程により適したものを適
宜選んで使用することができる。
【0036】シリコーン樹脂としてはトリクロルシラン
とジクロルシランを用いたメチル系シリコーン樹脂とフ
ェニル系シリコーン樹脂、シリコーンアルキド樹脂があ
る。塗布工程により適したものを適宜選んで使用するこ
とができる。
【0037】本発明に用いられる光吸収体を所定の位置
に配する方法としては、スパッタリング法、真空蒸着
法、CVD法等が考えられるが、スパッタリングにより
無機光吸収層を基板に付与する方法が好適である。
【0038】一方、有機光吸収層を付与する方法として
は、スピンナー塗布、カーテンコート塗布、スクリーン
印刷、オフセット印刷のような転写法、ディスペンサー
による塗布等が挙げられる。
【0039】スパッタリング法について詳述する。
【0040】図3は、スパッタ法にてガラス基板102
の裏面及び側面に金属酸化物の光吸収層301を設ける
ための成膜装置の説明図である。
【0041】図3に示すように、チャンバー内にガラス
基板102を加熱するヒーター201とガラス基板を保
持するホルダー202があり、またガラス基板の裏面及
び側面に光吸収層301として成膜するターゲット(T
2 3 )105がある。ホルダー202は、光電変換
素子面101の反対面をターゲット105に向けてセッ
トする。
【0042】チャンバー内をポンプによって、真空度1
×10-6まで真空引きを行い、この真空度に到達した
ら、Arガスを流して5mTorrにする。ヒーター2
01に通電して基板102を加熱するとともに、電源P
Wより高周波電圧を供給して、ターゲット105と基板
102との間にグロー放電を起こして、光吸収層301
を基板の裏面及び側面(端面)に成膜する。
【0043】次に図4を参照して、本発明に用いられる
光吸収層の塗装法・印刷法について説明する。ここでは
ガラス基板の裏面及び側面に光吸収層を設ける例を挙げ
ている。
【0044】図4の(a)は、塗装法のスプレー203
を使って黒色樹脂106をガラス基板102の裏面及び
側面に塗布する様子を示している。
【0045】図4の(b)は、ハケ204によって、黒
色の樹脂106をガラス基板102の裏面及び側面に塗
布する様子を示している。
【0046】図4の(c)は、印刷法のスクリーン印刷
板204を使って黒色樹脂106をガラス基板102の
裏面に塗布する様子を示している。
【0047】複数の基板を1つの共通基台に貼り合わせ
る方法としては、上記のスパッタ法・印刷法・塗装法の
いずれかの方法でガラス基板の裏面及び側面に光吸収層
を設けた後に複数の基板を接着剤などで基台に貼り合わ
せる方法が挙げられる。
【0048】光吸収層が接着剤を兼ねる場合には、基台
表面に光吸収性接着剤を付与した後、その上に複数の基
板を載置して接着剤を硬化させる方法がある。
【0049】次に、本発明に用いられる光電変換素子の
構成について述べる。
【0050】図5(a)〜(c)は、ある光センサの構
成を示す図であり、図5(a)、(b)は二種類の光セ
ンサの層構成を示し、図5(c)は共通した代表的な駆
動方法を示している。図5(a)、(b)共にフォト・
ダイオード型の光センサであり、図5(a)はPIN型
センサ、図5(b)はショットキー型センサと称されて
いる。図5(a)、(b)中、21は絶縁基板、22は
下部電極、23はp型半導体層(以下p層と記す)、2
4は真性半導体層(以下、i層と記す)、25はn型半
導体層(以下n層と記す)、26は透明電極である。図
5(b)のショットキー型では下部電極22の材料を適
当に選び、下部電極22からi層24に電子が注入され
ないようショットキーバリア層が形成されている。図5
(c)において、10は上記光センサを記号化して表わ
した光センサを示し、11は電源、12は電流アンプ等
の検出部を示している。光センサ10中Cで示された方
向は図5(a)、(b)中の透明電極26側、Aで示さ
れた方向が下部電極22側であり、電源11はA側に対
しC側に正の電圧が加わる様に設定されている。
【0051】ここで動作を簡単に説明する。図5
(a)、(b)に示されるように、矢印で示された方向
から光が入射され、i層24に達すると、光は吸収され
電子とホールが発生する。i層24には電源11により
電界が印加されているため電子はC側、つまりn層25
を通過して透明電極26に移動し、ホールはA側つまり
下部電極22に移動する。よって、光センサ10に光電
流が流れたことになる。また、光が入射しない場合i層
24で電子もホールも発生せず、また、透明電極内26
のホールはn層25がホールの注入阻止層として働き、
下部電極22内の電子は図5(a)のPIN型ではp層
23が、図5(b)のショットキー型ではショットキー
バリア層が、電子の注入阻止層として働き、電子、ホー
ル共に移動できず、電流は流れない。したがって光の入
射の有無で電流が変化し、これを図5(c)の検出部1
2で検出すれば光センサとして動作する。
【0052】しかしながら、上記光センサでSN比が高
く、低コストの光電変換装置を生産するのは困難であっ
た。以下その理由について説明する。
【0053】第一の理由は、図5(a)のPIN型、図
5(b)のショットキー型は、共に2カ所に注入阻止層
が必要なところにある。図5(a)のPIN型において
注入阻止層であるn層25は電子を透明電極26に導く
と同時にホールがi層24に注入するのを阻止する特性
が必要である。どちらかの特性を逸すれば光電流が低下
したり、光が入射しない時の電流(以下暗電流と記す)
が発生、増加することになりSN比の低下の原因にな
る。この暗電流はそれ自身がノイズと考えられると同時
にショットノイズと呼ばれるゆらぎ、いわゆる量子ノイ
ズを含んでおりたとえ検出部12で暗電流を差し引く処
理をしても、暗電流に伴う量子ノイズを小さくすること
はできない。通常この特性を向上させるためi層24や
n層25の成膜の条件や、作成後のアニールの条件の最
適化を図る必要がある。しかし、もう一つの注入阻止層
であるp層23についても電子、ホールが逆ではあるが
同等の特性が必要であり、同様に各条件の最適化が必要
である。通常、前者n層の最適化と後者p層の最適化の
条件は同一でなく、両者の条件を同時に満足させるのは
困難である。つまり、同一光センサ内に二カ所の注入阻
止層が必要なことは高SN比の光センサの形成を困難に
する。これは図5(b)のショットキー型においても同
様である。
【0054】また、図5(b)のショットキー型におい
ては、片方の注入阻止層にショットキーバリア層を用い
ているが、これは下部電極22とi層24の仕事関数の
差を利用するもので、下部電極22の材料が限定された
り、界面の局在準位の影響が特性に大きく影響し、条件
を満足させるのはさらに困難である。また、さらにショ
ットキーバリア層の特性を向上させるために、下部電極
22とi層24の間に100オングストローム前後の薄
いシリコンや金属の酸化膜、窒化膜を形成することも報
告されているが、これはトンネル効果を利用し、ホール
を下部電極22に導き、電子のi層24への注入を阻止
する効果を向上させるもので、やはり仕事関数の差を利
用しているため下部電極22の材料の限定は必要である
し、電子の注入の阻止とトンネル効果によるホールの移
動という逆の性質を利用するため酸化膜や窒化膜は10
0オングストローム前後と非常に薄いところに限定さ
れ、かつ、厚さや膜質の制御は難しく生産性を低下させ
られる。
【0055】また、注入阻止層が2カ所必要なことは、
生産性を低下させコストもアップする。これは注入阻止
層が特性上重要な為2か所中1か所でもゴミ等で欠陥が
生じた場合、光センサとしての良好な特性が得られない
からである。
【0056】第二の理由を図6を用いて説明する。図6
は薄膜の半導体膜で形成した電界効果型トランジスタ
(TFT)の層構成を示している。TFTは光電変換装
置を形成するうえで制御部の一部として利用することが
ある。図中図5と同一なものは同番号で示してある。図
6において、27はゲート絶縁膜であり、60は上部電
極である。形成法を順を追って説明する。絶縁基板21
上にゲート電極(G)として働く下部電極22、ゲート
絶縁膜27、i層24、n層25、ソース、ドレイン電
極(S、D)として働く上部電極60を順次成膜し、上
部電極60をエッチングしてソース、ドレイン電極を形
成し、その後n層25をエッチングしてチャネル部を構
成している。TFTの特性はゲート絶縁膜27とi層2
4の界面の状態に敏感で通常その汚染を防ぐために同一
真空内で連続に堆積する。
【0057】従来の光センサをこのTFTと同一基板上
に形成する場合、この層構成が問題となりコストアップ
や特性の低下を招く。この理由は図5に示した従来の光
センサの構成が、図5(a)のPIN型が電極/p層/
i層/n層/電極、図5(b)のショットキー型が電極
/i層/n層/電極という構成であるのに対し、TFT
は電極/絶縁層/i層/n層/電極という構成で両者が
異なるからである。これは同一プロセスで形成できない
ことを示し、プロセスの複雑化による歩留まりの低下、
コストアップを招く。また、i層/n層を共通化するに
はゲート絶縁膜27やp層23のエッチング工程が必要
となり、先に述べた光センサの重要な層である注入阻止
層のp層23とi層24が同一真空内で成膜できなかっ
たり、TFTの重要なゲート絶縁膜27とi層24の界
面がゲート絶縁膜のエッチングにより汚染され、特性の
劣化やSN比の低下の原因になる。
【0058】また、前述した図5(b)のショットキー
型の特性を改善するため下部電極22とi層24の間に
酸化膜や窒化膜を形成したものは膜構成の順は同一であ
るが先に述べたように酸化膜や窒化膜は100オングス
トローム前後である必要がありゲート絶縁膜と共用する
ことは困難である。図7にゲート絶縁膜とTFTの歩留
まりについて、我々が実験した結果を示す。ゲート絶縁
膜厚が1000オングストローム以下で歩留まりは急激
に低下し、800オングストロームで歩留まりは約30
%、500オングストロームで歩留まりは0%、250
オングストロームではTFTの動作すら確認できなかっ
た。トンネル効果を利用した光センサの酸化膜や窒化膜
と、電子やホールを絶縁しなければならないTFTのゲ
ート絶縁膜を共用化することは明らかに困難であり、こ
れをデータが示している。
【0059】またさらに、図示していないが電荷や電流
の積分値を得るのに必要となる素子である容量素子(以
下コンデンサと記す)を従来の光センサと同一の構成で
リークが少ない良好な特性のものを作るのは難しい。コ
ンデンサは2つの電極間に電荷を蓄積するのが目的なた
め電極間の中間層には必ず電子とホールの移動を阻止す
る層が必要であるのに対し、従来の光センサは電極間に
半導体層のみ利用しているため熱的にリークの少ない良
好な特性の中間層を得るのは難しいからである。
【0060】このように光電変換装置を構成するうえで
重要な素子であるTFTやコンデンサとプロセス的にま
たは特性的にマッチングが良くないことは複数の光セン
サを二次元に多数配置し、この光信号を順次検出するよ
うなシステム全体を構成するうえで工程が多くかつ複雑
になるため歩留まりが非常に悪く、低コストで高性能多
機能な装置を作るうえで重大な問題になる。
【0061】以下に述べる光電変換装置は、こうした問
題を解決できるものであり、本発明に好適に用いられ
る。
【0062】図11は、本発明に用いられる光電変換装
置を示す全体回路図、図9(a)はその光電変換装置の
1画素に相当する各構成素子の平面図、図9(b)は図
9(a)のA−B線断面図である。
【0063】図8において、S11〜S33は光電変換
素子で下部電極側をG、上部電極側をDで示している。
C11〜C33は蓄積用コンデンサ、T11〜T33は
転送用TFTである。Vsは読み出し用電源、Vgはリ
フレッシュ用電源であり、それぞれスイッチSWs、S
Wgを介して全光電変換素子S11〜S33のG電極に
接続されている。スイッチSWsはインバータを介し
て、スイッチSWgは直接にリフレッシュ制御回路RF
に接続されており、リフレッシュ期間はスイッチSWg
がonするよう制御されている。1画素は1個の光電変
換素子とコンデンサ、およびTFTで構成され、その信
号出力は信号配線SIGにより検出用集積回路ICに接
続されている。以前我々が提案した光電変換装置は計9
個の画素を3つのブロックに分け1ブロックあたり3画
素の出力を同時に転送しこの信号配線SIGを通して検
出用集積回路ICによって順次出力に変換され出力され
る(Vout)。また1ブロック内の3画素を横方向に
配置し、3ブロックを順に縦に配置することにより各画
素を二次元的に配置している。
【0064】図中破線で囲んだ部分は大面積の同一絶縁
基板上に形成されているが、このうち第1画素に相当す
る部分の平面図を図9(a)に示す。また図(a)の破
線A−Bで示した部分の断面図を図9(b)に示す。S
11は光電変換素子、T11はTFT、C11はコンデ
ンサ、およびSIGは信号配線である。以前我々が提案
した光電変換装置においてはコンデンサC11と光電変
換素子S11は特別に素子を分離しておらず、光電変換
素子S11の電極の面積を大きくすることによりコンデ
ンサC11を形成している。これは光電変換素子とコン
デンサが同じ層構成であるから可能なことで以前我々が
提案した光電変換装置の特徴でもある。また、画素上部
にはパッシベーション用窒化シリコン膜SiNとヨウ化
セシウム等の蛍光体CsIが形成されている。上方より
X線(X−ray)が入射すると蛍光体CsIにより光
(破線矢印)に変換され、この光が光電変換素子に入射
される。蛍光体はこのようにある波長の光を受光して別
の波長の光を発する光変換体として機能する。
【0065】次に図8と図10を参照して光電変換装置
の動作について説明する。図10は図8の装置の動作を
示すタイミングチャートである。
【0066】はじめにシフトレジスタSR1およびSR
2により制御配線g1〜g3、s1〜s2にHiが印加
される。すると転送用TFT・T11〜T33とスイッ
チM1〜M3がonし導通し、全光電変換素子S11〜
S33のD電極はGND電位になる(積分検出器Amp
の入力端子はGND電位に設計されているため)。同時
にリフレッシュ制御回路RFがHiを出力しスイッチS
Wgがonし全光電変換素子S11〜S33のG電極は
リフレッシュ用電源Vgにより正電位になる。すると全
光電変換素子S11〜S33はリフレッシュモードにな
りリフレッシュされる。つぎにリフレッシュ制御回路R
FがLoを出力しスイッチSWsがonし全光電変換素
子S11〜S33のG電極は読み取り用電源Vsにより
負電位になる。すると全光電変換素子S11〜S33は
光電変換モードになり同時にコンデンサC11〜C33
は初期化される。この状態でシフトレジスタSR1およ
びSR2により制御配線g1〜g3、s1〜s2にLo
が印加される。すると転送用TFT・T11〜T33の
スイッチM1〜M3がoffし、全光電変換素子S11
〜S33のD電極はDC的にはオープンになるがコンデ
ンサC11〜C33によって電位は保持される。しかし
この時点ではX線は入射されていないため全光電変換素
子S11〜S33には光は入射されず光電流は流れな
い。この状態でX線がパルス的に出射され人体等を通過
し蛍光体CsIに入射すると光に変換され、その光がそ
れぞれの光電変換素子S11〜S33に入射する。この
光は人体等の内部構造の情報が含まれている。この光に
より流れた光電流は電荷としてそれぞれのコンデンサC
11〜C33に蓄積されX線の入射終了後も保持され
る。つぎにシフトレジスタSR1により制御配線g1に
Hiの制御パルスが印加され、シフトレジスタSR2の
制御配線s1〜s3への制御パルス印加によって転送用
TFT・T11〜T33のスイッチM1〜M3を通して
v1〜v3が順次出力される。同様にシフトレジスタS
R1、SR2の制御により他の光信号も順次出力され
る。これにより人体等の内部構造の二次元情報がv1〜
v9として得られる。静止画像を得る場合はここまでの
動作であるが動画像を得る場合はここまでの動作を繰り
返す。
【0067】この光電変換装置では光電変換素子のG電
極が共通に接続され、この共通の配線をスイッチSWg
とスイッチSWsを介してリフレッシュ用電源Vgと読
み取り用電源Vsの電位に制御している為、全光電変換
素子を同時にリフレッシュモードと光電変換モードとに
切り換えることができる。このため複雑な制御なくして
1画素あたり1個のTFTで光出力を得ることができ
る。
【0068】9個の画素を3×3に二次元配置し3画素
ずつ同時に、3回に分割して転送・出力したがこれに限
らず、例えば縦横1mmあたり5×5個の画素を200
0×2000個の画素として二次元的に配置すれば40
cm×40cmのX線検出器が得られる。これをX線フ
ィルムの代わりにX線発生器と組み合わせX線レントゲ
ン装置を構成すれば胸部レントゲン検診や乳ガン検診に
使用できる。するとフィルムと異なり瞬時にその出力を
CRTで写し出すことが可能で、さらに出力をディジタ
ルに変換しコンピュータで画像処理して目的に合わせた
出力に変換することも可能である。また光磁気ディスク
に保管もでき、過去の画像を瞬時に検索することもでき
る。また感度もフィルムより良く人体に影響の少ない微
弱なX線で鮮明な画像を得ることもできる。
【0069】図11、図12に2000×2000個の
画素を持つ光電変換装置の実装を示す平面図を示す。2
000×2000個の検出器を構成する場合、図8で示
した破線内の素子を縦・横に数を増せばよいが、この場
合制御配線もg1〜g2000と2000本になり信号
配線SIGもsig1〜sig2000と2000本に
なる。またシフトレジスタSR1や検出用集積回路IC
も2000本の制御・処理をしなければならず大規模と
なる。これをそれぞれ1チップの素子で行うことは1チ
ップが非常に大きくなり製造時の歩留まりや価格等で不
利である。そこで、シフトレジスタSR1は例えば10
0段ごと1個のチップに形成し、20個(SR1−1〜
SR1−20)を使用すれば良い。また検出用集積回路
も100個の処理回路ごと1個のチップに形成し、20
個(IC1〜IC20)を使用する。
【0070】図11には左側(L)に20チップ(SR
1−1〜SR1−20)と下側(D)に20チップ実装
し、1チップあたり100本の制御配線、信号配線を各
々ワイヤーボンディングでチップと接線している。外部
への接続は省略している。また、SWg、SWs、V
g、Vs、RF等も省略している。検出集積回路IC1
〜IC20からは20本の出力(Vout)があるが、
これらはスイッチ等を介して1本にまとめたり、20本
をそのまま出力し並列処理すればよい。そして、光電変
換素子は4つの基板1−1、1−2、1−3、1−4上
に形成され、この4つの基板が1つの共通の基台2上に
貼り合わされている。
【0071】図12には別の例を示す。左側(L)に1
0チップ(SR1−1〜SR1−10)と右側(R)に
10チップ(SR1−11〜SR1−20)と上側
(U)に10チップ(IC1〜10)、下側(D)に1
0チップ(IC11〜20)を実装している。この構成
は上・下・左・右側(U、D、L、R)にそれぞれ各配
線を1000本ずつに振り分けているため、各辺の配線
の密度が小さくなり、また各辺のワイヤーボンディング
の密度も小さく、歩留まりが向上する。配線の振り分け
は左側(L)にg1,g3,g5,…,g1999,右
側(R)にg2,g4,g6,…,g2000とし、つ
まり奇数番目の制御線を左側(L)、偶数番目の制御線
を右側(R)に振り分ける。こうすると各配線は等間隔
に引き出され配線されるので密度の集中なく歩留まりが
向上する。また、上側(U)下側(D)への配線も同様
に振り分ければよい。また、図示していないが別の例と
して配線の振り分けは左側(L)にg1〜g100,g
201〜g300,…,g1801〜g1900、右側
(R)にg101〜g200,g301〜g400,
…,g1901〜g2000を振り分け、つまり、1チ
ップごと連続な制御線を振り分け、これを左・右側(L
・R)交互に振り分ける。こうすると、1チップ内は連
続に制御でき、駆動タイミングが楽で回路を複雑にしな
くてよく安価なものが使用できる上・下側(U・D)に
ついても同様で、連続な処理が可能で安価な回路が使用
できる。この装置も光電変換素子は4つの基板1−1、
1−2、1−3、1−4上に形成され、この4つの基板
が1つの共通の基台2上に貼り合わされている。
【0072】また図11、図12共にそれぞれ4枚の基
板上に図8の破線部の回路を形成した後、その基板上に
チップを実装してもよいし、基台2上に4つの回路基板
1−1〜1−4とチップを実装してもよい。また、チッ
プをフレキシブル基板上に実装して破線部の回路基板に
張り付け接線してもよい。
【0073】またこのような非常に多くの画素をもつ大
面積の光電変換装置は従来の光センサを用いた複雑な工
程では不可能であったが、図8〜図10の光電変換装置
の工程は各素子を共通な膜で同時に形成しているため工
程数が少なく、簡易的な工程ですむため高歩留まりが可
能で低コストで大面積・高性能の光電変換装置の生産を
可能としている。また、コンデンサと光電変換素子とが
同じ素子内で構成でき、実質上素子を半減することが可
能でさらに歩留まりを向上できる。
【0074】以上説明した光電変換装置によれば光電変
換装置内の光電変換素子は注入素子層が一カ所のみで光
の入射量を検出することができ、プロセスの最適化が容
易で、歩留まりの向上が図れ、製造コストの低減が可能
で、SN比の高い低コストの光電変換装置を提供するこ
とができる効果がある。また、第一の電極層/絶縁層/
光電変換半導体層においてトンネル効果や、ショットキ
ーバリアを利用していないため、電極材料は自由に選択
でき、絶縁層の厚さやその他の制御も自由度が高い。
【0075】また同時に形成する薄膜電解効果トランジ
スタ(TFT)等のスイッチ素子または/および容量素
子とはマッチングが良く、同一膜構成のため共通な膜と
して同時に形成可能でかつ光電変換素子、TFT共に重
要な膜構成は同一真空内で同時に形成可能であり、さら
に光電変換装置を高SN化、低コスト化することができ
る効果がある。またコンデンサも中間層に絶縁層を含ん
でおり良好な特性で形成でき複数の光電変換素子で得ら
れた光情報の積分値を簡単な構成で出力できる高機能の
光電変換装置が提供できる効果がある。また低コストで
大面積・高機能・高特性のファクシミリやX線レントゲ
ン装置を提供できるという効果もある。
【0076】上述した本発明の光電変換装置と蛍光体と
X線源を備え、人体等を透過したX線を本発明の光電変
換装置で画像信号に変換するX線撮像装置の実施例を説
明するための模式図を、図13に示す。
【0077】31はX線源、32は被写体、33は被写
体から発生する散乱線を除去するためのグリッド、34
は蛍光体、35は基台、36は本発明になる光電変換装
置である。
【0078】X線源から発生したX線を被写体に当て、
透過するX線をセンサユニットで受ける。この時被写体
から発生する散乱線は、グリッドで取り除かれる。
【0079】センサユニットに入った透過X線は、蛍光
体に吸収され、可視光に変換される。光電変換装置内で
画像信号として取り込まれ、外部の信号処理部(不図
示)で処理される。このとき本発明になる光電変換装置
を用いることにより、光電変換装置の基板に入った光は
基板裏面及び/又は端面の光吸収層で吸収され、解像度
の低下を、招くような現象は何等見られなかった。その
結果従来の光電変換装置を用いた場合に較べ、解像度の
優れたX線画像を得ることができた。
【0080】[第1の参考例] 図14の(a)は、本発明の第1の参考例に係わる光電
変換装置を説明する為の図である。
【0081】光電変換素子4を搭載するガラス基板1
を、基台2上に図14の(b)に示すように、黒色接着
剤3を印刷法にて、前記ガラス基板1を貼り合わせる位
置(4ケ所)に塗布し、更にその上に図14の(a)に
示すように、光電変換素子4を有する面の反対の面を貼
り合わせる。
【0082】この例では光吸収層である黒色接着剤3
は、基板1の裏面にのみ配されている。これは、基板1
の端面からの不要な光の入射が無視し得る場合に有効な
構成である。
【0083】[第2の参考例] 図15の(a)は、本発明の第2の参考例に係わる光電
変換装置を説明する為の図である。
【0084】光電変換素子4を搭載するガラス基板1
を、基台2上に、図15の(b)に示すように、接着剤
3をディスペンサにて前記ガラス基板1を貼り合わせる
位置に塗布し、更にその上に図15の(a)に示すよう
に光電変換素子4面の反対の面を貼り合わせる。
【0085】光吸収層5は貼り合わせ前に、ガラス基板
102の裏面及び側面に付与しておく。
【0086】この装置は、基板1の端面に光吸収層5が
配されている為に、基板1の端面に不要な光が入射する
ことを防止できる。
【0087】[第1の実施形態] 図16は、本発明による光電変換装置の実施形態を示す
全体平面図であり、図17は、図16の断面構成を示す
模式断面図である。
【0088】図16及び図17において、光電変換素子
を搭載した基板1−1,1−2,1−3,1−4の4枚
を隙間間隔をあけて基台2に貼り合わせることにより1
つの大きな光電変換装置を構成している。
【0089】光電変換装置1は、a−Siに代表される
光電変換半導体材料を用いた光電変換素子及び薄膜電界
効果型トランジスタを大面積の基板に形成し、情報源と
等倍の光学系で読み取るいわゆる密着型センサとなって
いる。これは、複数の素子を二次元的に等間隔で配置
し、光電変換半導体層とTFTの半導体層とを同時に形
成した基板である。
【0090】図16及び図17に示すように、4枚の基
板上に光電変換素子を製作し、その4枚の光電変換基板
を、隙間をあけて、基台2上に密着剤3を貼り合わせ、
光電変換基板の上面に蛍光体層4を設けて、大面積の光
電変換装置を構成している。
【0091】また、基板の裏面および端部および光電変
換基板を基台に貼り合わせて隙間に、蛍光体層4で発光
した光の波長に近似する波長を吸収し反射させない、即
ち所定の光を吸収し反射する波長を制御する反射防止膜
(光吸収層)5を設けたことにより、光電変換装置の解
像度等の光学特性を改良することが可能となった。
【0092】これは、例えば、前記蛍光体層での発光し
た光の波長のピークが540nmであれば、その波長に
近似する波長のみを吸収し、反射させない反射防止膜を
設けたことにより、光電変換装置の解像度等の光学特性
を改良することが出来る。
【0093】このような、反射防止膜としては、例え
ば、エポキシ系やアクリル系の高分子材料をスピンナー
や、転写や、印刷や、ハケで塗ることで形成することが
できる。
【0094】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、複数の素子を二次元的に等間隔で配置し、光電変換
半導体層とTFTの半導体層とを同時に形成した複数の
光電変換装置基板を、隙間をあけて基台に貼り合わせて
大面積の蛍光体層付き光電変換装置を構成する光電変換
装置において、蛍光体層で発光した光が、前記光電変換
部以外の光電変換基板の裏面や端部で乱反射することを
防止するため、蛍光体層で発光した光の波長に近似する
波長を吸収し反射させない反射防止膜を設けたことによ
り、乱反射を防止し、光電変換装置の解像度等の光学特
性を改良できるという効果を得ることができる。
【0095】[第2の実施形態] 図18は、本発明による光電変換装置の実施形態を示す
全体の好適な一例を説明するための模式的平面図であ
り、図19は、図18の断面構成を示す模式的断面図で
ある。
【0096】図18及び図19において、1は光電変換
ユニット、1−1,1−2,1−3,1−4は夫々光電
変換素子(不図示)をマトリクス状に配した光電変換ユ
ニット1の基板、2は基台、3は光電変換ユニット1と
基台2とを接合する接着剤、4は蛍光体層、5は吸収層
である。
【0097】光電変換ユニット1の基板1−1,1−
2,1−3,1−4上にはアモルファスシリコンに代表
される非晶質半導体材料を光電変換半導体層として利用
した光電変換素子を有している。光電変換ユニット1か
ら外部へ読取信号を出力するために利用される薄膜電界
効果型トランジスタを該基板1−1,1−2,1−3,
1−4上に合わせて形成することは好ましい。光電変換
素子の複数は夫々2次元的に等間隔で配置されることが
望ましく、薄膜電界効果型トランジスタと組にして形成
されることが好ましい。
【0098】光電変換装置は図18に示されるように、
4つの光電変換ユニット1を夫々縦横に2つずつ配置し
て基台2に接着剤3を用いて固定してある。光電変換ユ
ニット1の基台への固定は接着剤3による必要は必ずし
もないが、接着剤3による固定は固定後の光電変換ユニ
ット1の不要な移動やズレが生じ難いので好ましい。
尚、接着剤3が配される位置は基台2と光電変換ユニッ
ト1との間全てに設けることは必須ではない。少なくと
も光電変換ユニット1が固定的に基台2に固定されれば
どのように設けても良い。
【0099】蛍光体層4は光電変換ユニット1の光電変
換素子に近接して設けられることが望ましい。これらを
近接して好ましくは密着して設けることによって光電変
換素子が受光する光を発する、情報源としての蛍光体層
からの光を等倍で読み取ることができる。
【0100】基板1−1〜1−4の端面及び/または裏
面には蛍光体層4で発した光を吸収する吸収層5が設け
られている。
【0101】吸収層5を基板1−1〜1−4の端面に設
けると、基板内に入った光が裏面で反射され、あるいは
直接に端面に照射され、その照射光が端面で反射されて
光電変換素子に再び入射することを防ぐあるいは入射さ
れる光量を低下することができる。
【0102】つまり、光電変換ユニット1の基板1−1
〜1−4の夫々の端面近傍の光電変換素子への不要な光
入射を抑えS/N比を向上させることができる。
【0103】また、吸収層5を基板1−1〜1−4の裏
面に設けると、基板内に入った光が裏面で反射されるこ
とを防ぐことあるいは反射される光量を低下することが
できる。
【0104】これによって、光電変換素子への不要な光
入射を抑えることができ、S/N比の向上や実質的解像
度の向上をはかることができる。
【0105】本発明における吸収層は蛍光体層4の発光
波長に合わせて吸収波長特性を設定してある。より詳細
には、蛍光体層4の発光波長の主となるピークの波長及
び必要に応じてその近傍の波長を吸収するようにしてお
り、一般的には蛍光体層4の発光色の補色とされる。
【0106】また、蛍光体4の発光波長の主となるピー
クの波長を色度図上でとり、色度図上で白色を示す白色
点Wを通過する直線をひき、W点の先の直線上に表われ
る色を透過する吸収体とすることも好ましい。蛍光体4
の発光波長によっては補色波長対を透過する吸収体を用
いることはより好ましい。
【0107】たとえば、蛍光体層4が発光した光の波長
の主ピークが540nmであればその波長を含みその波
長に近似する波長を吸収するような吸収体、より具体的
には赤又は青あるいはマゼンタ色の吸収体とすることが
好ましい。
【0108】また、吸収体を着色する色材としては、X
線により分解し難く、長期的に安定なものが好ましい。
【0109】基板の端面又は裏面への光吸収体の付与
は、スピンナー塗布、カーテンコート塗布、スクリーン
印刷、オフセット印刷のような転写、ディスペンサーが
好適に用いられる。あるいは、台上にスピンナー塗布、
カーテンコート塗布、スクリーン印刷、転写、ディスペ
ンサーによって吸収体となる樹脂を付与した後、光電変
換ユニットを配置することによって結果として光電変換
ユニットの基板の裏面や端部に吸収体を付与してもよ
い。台上に付与する樹脂層を充分な厚さにしておけば、
光電変換ユニットを台に押し付けることによってそれぞ
れの基板の間にも樹脂が流れ込み、端面部にも吸収体を
付与することができる。台上から光電変換ユニットを取
りはずせば、吸収体が基体裏面と端面に付与される。
【0110】この場合、台を基台とし、樹脂を接着剤に
上記したような色材を混合したものを使用することによ
って吸収体層を別に設けずに吸収体層と接着剤とを共用
させることができる。
【0111】また、基板の端面にのみ吸収体を付与する
場合は、基台上に光電変換ユニットを固定した後、図2
0の模式的斜視図に示されるようにディスペンサーによ
り基板周囲に吸収体となる樹脂を注入すれば良い。
【0112】[第3の実施形態] 図21は、本発明の第の実施形態に係る光電変換装置
の全体平面図である。
【0113】図21に示す光電変換装置において特徴的
な点は、4枚の基板の上に構成されている光電変換装置
100、200、300、400の各々4枚を光電変換
素子1画素分の間隔をあけて貼り合わせることによって
1つの大きな光電変換装置を構成している点である。
【0114】光電変換装置100の上には、光電変換素
子が1000×1000個配置され、制御配線g1〜g
1000と100信号配線sig1〜sig1000の
計2000本の配線と接続されている。シフトレジスタ
SR1は100段ごとに1個のチップに形成してあり、
基板100の上には、SR1−1〜SR1−10の計1
0個が配置され制御配線g1〜g1000と接続されて
いる。
【0115】また、検出用集積回路も100個の処理回
路ごと1個のチップに形成し、IC1〜IC10の計1
0個が配置され信号配線sig1〜sig1000と接
続されている。光電変換装置200、300、400に
おいても基板100と同様であり、光電変換素子は10
0×100個配置されており、1000本の制御配線と
1000本の信号配線により接続されている。またシフ
トレジスタ及び検出用集積回路も同様に10個ずつ配置
されている。これらのシフトレジスタ及び検出用集積回
路は各基板毎に同じものを用いても異なるものを用いて
もよい。また、4枚の光電変換装置において同時に走査
することも可能であり、そのような場合は1/4の走査
時間に短縮することが可能となる。
【0116】図21に示すように4枚の基板上に光電変
換素子を作製し、その4枚の光電変換装置基板を若干の
隙間をあけて貼り合わせて大面積の光電変換装置を構成
することにより、基板1枚あたりの歩留まりは高くな
り、同時に基板1枚あたりの不具合による損失額を小さ
くすることができる。具体的には、図21の大面積の光
電変換装置における光電変換素子が配置してある面積
と、一枚の大面積基板上に設けられた光電変換装置にお
ける光電変換素子が配置してある面積が同じ場合、図2
1に示す各基板内のすべての制御配線とすべての信号配
線の合計の長さは一枚の大面積基板上に設けられた光電
変換装置内のすべての制御配線とすべての信号配線の合
計の長さの約1/4となる。
【0117】このような光電変換装置において制御配線
及び信号配線のショートまたはオープンはその配線に接
続されている光電変換素子のすべての出力信号が不正確
なものとなるため、光電変換装置としては使用不可能と
なってしまう。そのため、すべての制御配線及びすべて
の信号配線の合計の長さにほぼ比例して上記のような不
具合が生じ、歩留まりを下げるのである。
【0118】よって図21に示す基板1枚あたりの配線
の不具合による歩留まりは、1枚の大面積基板上に多数
の光電変換素子を全て形成した光電変換装置の約4倍と
なる。また、図21に示す基板1枚が不具合となり、使
用不可能になった場合の損失額は、基板の面積にほぼ比
例するため、1枚の大面積基板上に全光電変換素子を形
成した光電変換装置において不具合が発生し使用不可能
になった場合の損失額の約1/4となるのである。
【0119】また、図21のように基板と基板の間隔を
光電変換素子の画素の1.5画素分以下とすることによ
り、光電変換素子のない部分のデータは両隣の光電変換
素子の出力信号の平均値を用いることが可能となり、デ
ータの補正方法が非常に容易になるだけでなく、比較的
正確なデータを得ることが可能となる。
【0120】次に図21の中央部の拡大図を図22に示
す。
【0121】図22は4枚の基板が貼り合わせられる中
央部を示しているが、実際に中央部に存在するべき素子
のデータを補正し用いる時の方法について説明する。
【0122】図22における中央部素子アのデータを補
完する場合、両隣(左右)のデータを用いることができ
ないのである。又、同じように上下のデータを用いるこ
ともできない。
【0123】しかしながら、図22におけるpx4のデ
ータ及びpx5のデータは各々両隣のデータの平均値を
用いて求めることができる。そして、px4とpx5の
平均値を用いることによりpx1の位置のデータを補完
することが可能となる。同様にpx2及びpx3の位置
データは各々上下のデータを平均して補完することが可
能である。
【0124】一般にデータを補完する場合、左右のデー
タ又は上下のデータの平均値を用いる場合だけでなく、
上・下・左・右及び斜め上・下・左・右の計8個の平均
を用いる場合や、その8個の中の数個のデータを用いる
場合、又は、前記データを用いた相乗平均を用いる場合
などいろいろな方法が知られている。
【0125】このようなデータ補完の一連の動作を、図
4のフローチャートを用いて説明すると、2次元画像入
力工程STP1→メモリへの格納工程STP2の画像処
理[補間]工程STP3→メモリへの格納工程STP4
→2次元画像出力工程STP5というフローチャートで
表わすことができる。
【0126】次に、このような方法の具体的な実施形態
を図24の画像処理[補間]のフローチャート及び図2
5に示す光電変換装置の基板上のデータ配置イメージ図
を用いて説明する。
【0127】ここでは例として、各基板110,21
0,310,410上に縦3個×横3個の光電変換素子
が存在し、基板と基板の間には1個の光電変換素子が存
在する隙間があるとする。そうすると、必要となるデー
タ数は、(3+1+3)×(3+1+3)=49個とな
り、その各データを図25に示すように、DAT(1,
1),DAT(1,2)・・・・・DAT(1,7),
DAT(2,1),・・・・・DAT(7,7)という
名称で示すことにする。
【0128】図23のフローチャートにおける工程ST
P2において、各光電変換素子のデータがメモリ入力さ
れる。この時、図25におけるDAT(m,4)及びD
AT(4,n)には相当するデータが発生しない為、空
の状態(φ)となる。
【0129】そして、次に、図24で示す画像処理[補
間]について説明する。
【0130】まず、各基板間のデータを補完するかどう
かを決める。補間する必要が無い場合は、データを空の
まま(φ)にしておく。補間する必要のある場合は、そ
のデータが補間するべきデータかどうかチェックする。
この場合、m≠4、又はn≠4であれば、補間するべき
データではないので、光電変換素子より得られ、メモリ
に入力されていたデータそのものを用いることになる。
そして、データが補間するべきデータである場合、即
ち、この場合、m=4の場合は、補間されるべきデータ
の上下のデータの平均値を、又、n=4の場合は、補間
されるべきデータの両隣のデータの平均値を補間される
べきデータとして再びメモリに入力される(図23の工
程STP4に対応)。ここで特にm=4かつn=4の場
合、即ち4枚の基板の中心のデータDAT(4,4)に
ついては、上下及び両隣のデータは(イ)のメモリ中に
は存在しない為、斜め右上、左上、右下、左下の4つデ
ータの平均値をメモリに入力することになる。
【0131】このように、必要とするデータの両隣及び
上下に存在するデータの平均値を用いることにより、容
易に補間可能となる。
【0132】次に図22のE−F(又はG−H)断面図
を図26に示す。図26において各基板は一枚の大きな
ガラス基板80又は銅板80に貼りつけられている。
又、4枚の基板各々の隙間は光吸収体としての黒い樹脂
90で埋められており、蛍光体からの光の散乱によるク
ロストークを防いでいる。
【0133】また、第1〜第の実施形態の光電変換装
置は、図9に示すように、第一の電極層2、絶縁層7、
光電変換半導体層4、第1導電型のキャリアの注入を阻
止する半導体層5、及び第二の電極層6を積層した光電
変換素子と、前記光電変換半導体層に入射した信号光に
より発生した第1導電型のキャリアを前記光電変換半導
体層に留まらせ、前記第1導電型と異なる第2導電型の
キャリアを前記第二の電極層に導く方向に前記光電変換
素子に電界を与える光電変換手段と、前記光電変換素子
に電界を与えて、前記第1導電型のキャリアを前記光電
変換半導体層から前記第二の電極層に導く方向に前記光
電変換素子に電界を与えるリフレッシュ手段と、前記光
電変換手段による光電変換動作中に前記光電変換半導体
層に蓄積された前記第1導電型のキャリアもしくは前記
第二の電極層に導かれた前記第2導電型のキャリアを検
出する為の信号検出部と、を有している。
【0134】[第4の実施形態] 図27は、本発明の第4の実施形態に係る光電変換装置
の全体平面図である。
【0135】図27に示す光電変換装置において特徴的
な点は、4つの光電変換装置がすべて同一構成の光電変
換装置100で構成されており、かつ各々の光電変換装
置4枚を同一平面内において90°ずつ回転させ光電変
換素子1画素分の間隔をあけて貼り合わせることによっ
て1つの大きな光電変換装置を構成している点である。
【0136】光電変換装置100の上には、光電変換素
子が1000×1000個配置され、制御配線g1〜g
1000と100信号配線sig1〜sig1000の
計2000本の配線と接続されている。シフトレジスタ
SR1は100段ごとに1個のチップに形成してあり、
基板100の上には、SR1−1〜SR1−10の計1
0個が配置され制御配線g1〜g1000と接続されて
いる。
【0137】また、検出用集積回路も100個の処理回
路ごと1個のチップに形成し、IC1〜IC10の計1
0個が配置され信号配線sig1〜sig1000と接
続されている。これらのシフトレジスタ及び検出用集積
回路は各基板毎に同じものを用いることができる。ま
た、4枚の光電変換装置において同時に走査することも
可能であり、そのような場合は1/4の走査時間に短縮
することが可能となる。
【0138】図27に示すように4枚の基板上に同一パ
ターンの光電変換素子及び配線を形成し、同一のシフト
レジスタ及び検出用集積回路を実装し、その4枚の基板
を各々90°ずつ回転させ若干の隙間をあけて貼り合わ
せて大面積の光電変換装置を構成することにより、部品
点数の大幅な削減が可能となる。また、検査工程も1種
類の装置で行うことが可能となり、検査工程の効率の向
上及びそれに伴うスループットの向上が可能となる。
【0139】又、図には示していないが、図27に示し
た光電変換装置と同様の考え方を用いて、4枚の基板上
に同一パターンの光電変換素子及び配線を2枚ずつ形成
し、同一のシフトレジスタ及び検出用集積回路を実装
し、その2枚の基板を各々180°ずつ回転させ、隙間
をあけて貼り合わせて大面積の光電変換装置を構成する
ことにより、部品点数の削減が可能となる、また、検査
工程も2種類の装置で行うことが可能となり、検査工程
の効率の向上及びそれに伴うスループットの向上が可能
となる。その結果、大面積の光電変換装置のコストを低
減することが可能となる。
【0140】また、4枚の基板上に実装するシフトレジ
スタ及び検出用集積回路を双方向で駆動可能なものとす
ることにより、4枚の光電変換装置すべて同一の方向で
走査することが可能となる。その結果、読み取られた全
光電変換素子の信号を処理する回路が簡単なものとな
り、高速で信号を処理することが可能となる。
【0141】よって、低コストで高性能な大面積の光電
変換装置が可能となる。
【0142】以上、説明した第3,4の実施形態の装置
においても、各基板100の裏面及び隣接する基板同士
の隙間に光吸収体を設けることが望ましい。
【0143】また、図26に示すように、前記光電変換
素子の上部に蛍光体を配置し、X線撮像装置を構成する
こともできる。
【0144】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、大
面積の光電変換装置を作製する時の基板1枚あたりの歩
留まりを向上させ、かつ基板1枚あたりの不具合による
損失額を小さくすることにより結果的に大面積の光電変
換装置のコストを低減することが可能となる。
【0145】また、本実施の形態によれば、貼り合わせ
る基板間の隙間を光電変換素子1.5画素分以下とする
ことにより、光電変換素子のない部分のデータをできる
かぎり減らし、且つ光電変換素子のない部分のデータ補
間を容易にし、比較的正確なデータを得ることが可能と
なる。
【0146】また、本実施の形態によれば、大面積の光
電変換装置を作製する時の検査工程の効率の向上及びそ
れに伴うスループットの向上及び部品点数の削減が可能
となり、結果的に大面積の光電変換装置のコストをさら
に低減することが可能となる。
【0147】また、本実施の形態によれば、大面積の光
電変換装置において、すべての光電変換素子を同一方向
に走査し、信号処理を簡単な装置で高速に行うことが可
能となり、その結果、光電変換装置のコスト低減と性能
を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施形態による光電変換装置の
平面図である。
【図2】図1のXY線による断面図である。
【図3】本発明に用いられる光吸収体を形成する為の装
置の模式図である。
【図4】本発明に用いられる光吸収体を形成する方法を
示す模式図である。
【図5】光電変換素子を説明する為の模式図である。
【図6】光電変換素子の別の例を示す断面図である。
【図7】TFTの歩留まりのゲート絶縁膜依存性を示す
図である。
【図8】本発明の光電変換装置の回路図である。
【図9】本発明に用いられる光電変換素子の構造を示す
模式図である。
【図10】本発明の光電変換装置の駆動タイミングを示
す図である。
【図11】本発明の光電変換装置の一例を示す平面図で
ある。
【図12】本発明の光電変換装置の別の例を示す平面図
である。
【図13】本発明のX線撮像装置を示す模式図である。
【図14】本発明の光電変換装置の一例を示す図であ
る。
【図15】本発明の光電変換装置の別の例を示す図であ
る。
【図16】本発明の光電変換装置の別の例を示す平面図
である。
【図17】図16の光電変換装置の断面図である。
【図18】本発明の光電変換装置の別の例を示す平面図
である。
【図19】図18の光電変換装置の断面図である。
【図20】本発明の光電変換装置の製造方法の一工程を
示す図である。
【図21】本発明の光電変換装置の別の例を示す平面図
である。
【図22】本発明の光電変換装置を示す図である。
【図23】本発明に用いられる信号処理方法のフローチ
ャートを示す図である。
【図24】本発明に用いられる信号処理方法のフローチ
ャートを示す図である。
【図25】本発明に用いられる補間方法のフローチャー
トを示す図である。
【図26】本発明のX線検出用光電変換装置を示す断面
図である。
【図27】本発明の光電変換装置の別の例を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 光電変換素子アレイ 1−1、1−2、1−3、1−4 基板 2 基台 3 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/04 H04N 9/07 A 5/335 H01L 27/14 C 9/07 H04N 1/04 E (72)発明者 林 眞一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 高見 栄一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 望月 千織 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 小林 功 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 海部 紀之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 森下 正和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 冨名腰 章 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 多胡 晃 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 田村 敏和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−75087(JP,A) 特開 平7−235652(JP,A) 特開 平5−315581(JP,A) 特開 平6−188400(JP,A) 特開 平2−189970(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/14 - 27/148

Claims (38)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換素子を複数表面上に有する基板
    を共通の基台上に複数具備し、前記基板上に光変換体を
    有する光電変換装置において、 前記基板の裏面と、隣接する前記基板同士の隙間とに、
    光吸収体を設けることにより、 前記光変換体で発光した光が前記裏面及び前記隣接する
    基板同士の隙間で乱反射することを防止することを特徴
    とする光電変換装置。
  2. 【請求項2】 前記光吸収体は、前記光電変換素子に入
    射すると特性を低下させる光を吸収可能な材料からなる
    請求項1記載の光電変換装置。
  3. 【請求項3】 前記光吸収体は、黒色、又は前記光電変
    換素子が受光すべき光に対して補色関係にある色を呈し
    ている、材料である請求項1記載の光電変換装置。
  4. 【請求項4】 前記光吸収体は、樹脂である請求項1記
    載の光電変換装置。
  5. 【請求項5】 前記光吸収体は、染料又は顔料により着
    色された樹脂である請求項1記載の光電変換装置。
  6. 【請求項6】 前記光吸収体は、エポキシ樹脂、アクリ
    ル樹脂又はシリコーン樹脂である請求項1記載の光電変
    換装置。
  7. 【請求項7】 前記光吸収体は、接着機能をもつ請求項
    1記載の光電変換装置。
  8. 【請求項8】 前記基板同士の間隔は、前記光電変換素
    子の1.5画素分より小さい請求項1記載の光電変換装
    置。
  9. 【請求項9】 前記光変換体は、蛍光体である請求項1
    記載の光電変換装置。
  10. 【請求項10】 前記光変換体は、全ての前記基板に共
    通の層である請求項1記載の光電変換装置。
  11. 【請求項11】 前記光変換体は、各基板毎に設けられ
    ている請求項1記載の光電変換装置。
  12. 【請求項12】 前記基板は、透明基板である請求項1
    記載の光電変換装置。
  13. 【請求項13】 前記基台は、透明な基台である請求項
    1記載の光電変換装置。
  14. 【請求項14】 前記基台は、その面積が前記複数の基
    板の面積の和より大きい請求項1記載の光電変換装置。
  15. 【請求項15】 光電変換素子を複数表面上に有する基
    板を共通の基台上に複数具備し、前記基板の裏面と、隣
    接する前記基板同士の隙間とに、光吸収体を有する光電
    変換手段と、 X線を照射する為のX線照射手段と、 X線を受光して異なる波長の光を発生する光変換体と、
    を有し、 前記光吸収体は、前記光変換体で発光した光が前記裏面
    及び前記隣接する基板同士の隙間で乱反射することを防
    止することを特徴とするX線撮像装置。
  16. 【請求項16】 前記光吸収体は、前記光電変換素子に
    入射すると特性を低下させる光を吸収可能な材料からな
    る請求項15記載のX線撮像装置。
  17. 【請求項17】 前記光吸収体は、黒色、又は前記光電
    変換素子が受光すべき光に対して補色関係にある色を呈
    している、材料である請求項15記載のX線撮像装置。
  18. 【請求項18】 前記光吸収体は、樹脂である請求項
    記載のX線撮像装置。
  19. 【請求項19】 前記光吸収体は、染料又は顔料により
    着色された樹脂である請求項15記載のX線撮像装置。
  20. 【請求項20】 前記光吸収体は、エポキシ樹脂、アク
    リル樹脂又はシリコーン樹脂である請求項15記載のX
    線撮像装置。
  21. 【請求項21】 前記光吸収体は、接着機能をもつ請求
    15記載のX線撮像装置。
  22. 【請求項22】 前記基板同士の間隔は、前記光電変換
    素子の1.5画素分より小さい請求項15記載のX線撮
    像装置。
  23. 【請求項23】 前記光変換体は、蛍光体である請求項
    15記載のX線撮像装置。
  24. 【請求項24】 前記光変換体は、全ての前記基板に共
    通の層である請求項15記載のX線撮像装置。
  25. 【請求項25】 前記光変換体は、各基板毎に設けられ
    ている請求項15記載のX線撮像装置。
  26. 【請求項26】 前記基板は、透明基板である請求項
    記載のX線撮像装置。
  27. 【請求項27】 前記基台は、透明な基台である請求項
    15記載のX線撮像装置。
  28. 【請求項28】 前記基台は、その面積が前記複数の基
    板の面積の和より大きい請求項15記載のX線撮像装
    置。
  29. 【請求項29】 前記光吸収層は、印刷法・塗装法で付
    着させた黒色樹脂であることを特徴とする請求項1記載
    の光電変換装置。
  30. 【請求項30】 前記隙間の光電変換素子のない部分の
    データを、両隣の光電変換素子の出力信号で補間する手
    段を有することを特徴とする請求項1記載の光電変換装
    置。
  31. 【請求項31】 同一構成の前記基板を、2次元的に縦
    横2枚ずつ4枚、それぞれ平面上で90°ずつ回転して
    配置し、貼り合わせたことを特徴とする請求項1記載の
    光電変換装置。
  32. 【請求項32】 2次元的に配列された光電変換素子を
    搭載した基板を、2次元的に縦横2枚ずつ4枚貼り合わ
    せ、前記貼り合わせる4枚の基板の中で隣り合わない2
    枚の基板は各々同一の構成であり、かつ平面上で180
    °回転した位置関係で配置されており、かつ、4枚の基
    板を走査する方向が4枚とも同一であることを特徴とす
    る請求項1記載の光電変換装置。
  33. 【請求項33】 前記基板上には、 第一の電極層、絶縁層、光電変換半導体層、第1導電型
    のキャリアの注入を阻止する半導体層、及び第二の電極
    層を積層した光電変換素子と、 前記光電変換半導体層に入射した信号光により発生した
    第1導電型のキャリアを前記光電変換半導体層に留まら
    せ、前記第1導電型と異なる第2導電型のキャリアを前
    記第二の電極層に導く方向に前記光電変換素子に電界を
    与える光電変換手段と、 前記光電変換素子に電界を与えて、前記第1導電型のキ
    ャリアを前記光電変換半導体層から前記第二の電極層に
    導く方向に前記光電変換素子に電界を与えるリフレッシ
    ュ手段と、 前記光電変換手段による光電変換動作中に前記光電変換
    半導体層に蓄積された前記第1導電型のキャリアもしく
    は前記第二の電極層に導かれた前記第2導電型のキャリ
    アを検出する為の信号検出部と、 を有することを特徴とする請求項1記載の光電変換装
    置。
  34. 【請求項34】 前記光吸収層は、印刷法・塗装法で付
    着させた黒色樹脂であることを特徴とする請求項15
    載のX線撮像装置。
  35. 【請求項35】 前記隙間の光電変換素子のない部分の
    データを、両隣の光電変換素子の出力信号で補間する手
    段を有することを特徴とする請求項15に記載のX線撮
    像装置。
  36. 【請求項36】 同一構成の前記基板を、2次元的に縦
    横2枚ずつ4枚、それぞれ平面上で90°ずつ回転して
    配置し、貼り合わせたことを特徴とする請求項15に記
    載のX線撮像装置。
  37. 【請求項37】 2次元的に配列された光電変換素子を
    搭載した基板を、2次元的に縦横2枚ずつ4枚貼り合わ
    せ、前記貼り合わせる4枚の基板の中で隣り合わない2
    枚の基板は各々同一の構成であり、かつ平面上で180
    °回転した位置関係で配置されており、かつ、4枚の基
    板を走査する方向が4枚とも同一であることを特徴とす
    る請求項15に記載のX線撮像装置。
  38. 【請求項38】 前記基板上には、 第一の電極層、絶縁層、光電変換半導体層、第1導電型
    のキャリアの注入を阻止する半導体層、及び第二の電極
    層を積層した光電変換素子と、 前記光電変換半導体層に入射した信号光により発生した
    第1導電型のキャリアを前記光電変換半導体層に留まら
    せ、前記第1導電型と異なる第2導電型のキャリアを前
    記第二の電極層に導く方向に前記光電変換素子に電界を
    与える光電変換手段と、 前記光電変換素子に電界を与えて、前記第1導電型のキ
    ャリアを前記光電変換半導体層から前記第二の電極層に
    導く方向に前記光電変換素子に電界を与えるリフレッシ
    ュ手段と、 前記光電変換手段による光電変換動作中に前記光電変換
    半導体層に蓄積された前記第1導電型のキャリアもしく
    は前記第二の電極層に導かれた前記第2導電型のキャリ
    アを検出する為の信号検出部と、 を有することを特徴とする請求項15に記載のX線撮像
    装置。
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