JP2015017956A - 放射線検出器 - Google Patents

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幸司 鷹取
Koji Takatori
幸司 鷹取
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Abstract

【課題】支持部の支持板から放射線検出部のアレイ基板を分離しやすく、且つ、外力に対する耐性の高い放射線検出器を提供することである。
【解決手段】実施形態に係る放射線検出器は、第1の面に光電変換素子を有するアレイ基板と、前記光電変換素子の上に設けられ、放射線を蛍光に変換するシンチレータと、前記アレイ基板の前記第1の面とは反対側の第2の面から突出する保持部と、前記保持部が挿入される孔および凹部の少なくともいずれかを有し、前記アレイ基板の前記第2の面側に設けられた支持板と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、放射線検出器に関する。
放射線検出器の一例にX線検出器がある。X線検出器においては、X線をシンチレータにより可視光すなわち蛍光に変換し、この蛍光をアモルファスシリコン(a−Si)フォトダイオード、あるいはCCD(Charge Coupled Device)などの光電変換素子を用いて信号電荷に変換することでX線画像を取得している。
この様なX線検出器は、金属部品や樹脂部品を組合せてなる筐体を有している。そして、シンチレータおよび光電変換素子が設けられたX線検出部(X線検出パネル)や、光電変換素子に電気的に接続される回路基板が筐体の内部に設けられている。
近年においては、X線検出器の薄型化や軽量化が進み、持ち運びが可能となったり、X線画像を撮像するためのフィルム媒体が組み込まれたカセッテ(Cartridge)との置き換えが可能となったりしている。
持ち運びやカセッテとの置き換えが可能なX線検出器は、様々な外力を受け得る。例えば、X線検出器を落下させたり、衝撃または荷重がX線検出器に加えられたりする場合がある。そのため、X線検出器は、衝撃などの外力が加えられてもX線検出器としての機能を維持できる構造を有している必要がある。
ここで、X線検出器の筐体の側面部や角部に外力が加わると、X線検出部のアレイ基板と、X線検出部を支持する支持部の支持板との間において滑り方向(剪断方向)に大きな力が発生する。そのため、X線検出部は、接着剤、粘着剤、粘着テープなどにより支持部に固定されている。
この場合、接着剤などで固定する面積を大きくし、X線検出部と支持部とを強固に接合すると、外力に対する耐性を向上させることができる。しかしながら、X線検出部と支持部とを強固に接合すると、X線検出部に不具合が発生した際に支持部からX線検出部を分離することが困難となる。
一方、接着剤などで固定する面積を小さくし、X線検出部と支持部との接合強度を弱めると、支持部からX線検出部を分離しやすくなる。しかしながら、外力に対する耐性が低くなることになる。
また、筐体の内部に緩衝材を設けて支持部に伝わる外力を低減させる技術も提案されている。しかしながら、外力に対する耐性のさらなる向上が望まれていた。
特開2002−186604号公報 特許第4497663号公報
本発明が解決しようとする課題は、支持部の支持板から放射線検出部のアレイ基板を分離しやすく、且つ、外力に対する耐性の高い放射線検出器を提供することである。
実施形態に係る放射線検出器は、第1の面に光電変換素子を有するアレイ基板と、前記光電変換素子の上に設けられ、放射線を蛍光に変換するシンチレータと、前記アレイ基板の前記第1の面とは反対側の第2の面から突出する保持部と、前記保持部が挿入される孔および凹部の少なくともいずれかを有し、前記アレイ基板の前記第2の面側に設けられた支持板と、を備えている。
本実施の形態に係るX線検出器1を例示するための模式断面図である。 X線検出部5を例示するための模式斜視図である。 X線検出部5の回路図である。 X線検出器1のブロック図である。 (a)〜(d)は、他の実施形態に係る保持部7を例示するための模式断面図である。 (a)〜(d)は、複数の保持部7の配設形態について例示をするための模式平面図である。 (a)〜(c)は、保持部7の断面形状を例示するための模式図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
また、本発明の実施形態に係る放射線検出器は、X線のほかにもγ線などの各種放射線に適用させることができる。ここでは、一例として、放射線の中の代表的なものとしてX線に係る場合を例にとり説明をする。したがって、以下の実施形態の「X線」を「他の放射線」に置き換えることにより、他の放射線にも適用させることができる。
また、各図中における矢印X、Y、Zは互いに直交する三方向を表している。
図1は、本実施の形態に係るX線検出器1を例示するための模式断面図である。
図2は、X線検出部5を例示するための模式斜視図である。
図3は、X線検出部5の回路図である。
図4は、X線検出器1のブロック図である。
図1に示すように、X線検出器1には、筐体2、支持部3、回路基板4、X線検出部5、押しつけ部材6、および保持部7が設けられている。
筐体2は、カバー部21、入射窓22、および基部23を有する。
カバー部21は、箱状を呈し、互いに対向する面に開口部がそれぞれ設けられている。 カバー部21は、例えば、ステンレスなどの金属を用いて形成することができる。
また、カバー部21は、例えば、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリカーボネイト樹脂、炭素繊維強化プラスチック(CFRP;Carbon-Fiber-Reinforced Plastic)などを用いて形成することもできる。
入射窓22は、板状を呈し、カバー部21の一方の開口を塞ぐように設けられている。 入射窓22は、X線100を透過させる。入射窓22は、X線吸収率の低い材料を用いて形成することができる。入射窓22は、例えば、炭素繊維強化プラスチックなどを用いて形成することができる。
基部23は、板状を呈し、カバー部21の入射窓22が設けられる側とは反対側の開口を塞ぐように設けられている。基部23の入射窓22側の面には、支持部3が設けられている。基部23の材料は、ある程度の剛性を有するものであれば特に限定はない。基部23の材料は、例えば、カバー部21の材料と同様とすることができる。
支持部3は、支持板31と支柱32とを有する。
支持板31は、板状を呈し、筐体2の内部に設けられている。支持板31の入射窓22側の面には、X線検出部5が設けられている。支持板31の基部23側の面には、回路基板4が設けられている。
また、支持板31は、後述する保持部7が挿入される孔31aおよび凹部31bの少なくともいずれかを有する。
支持板31の材料は、ある程度の剛性を有するものであれば特に限定はない。ただし、支持板31のシンチレータ52からの光(X線検出部5から漏れる光)に対する光学特性(例えば、反射率など)が均一となるようにすることが好ましい。支持板31のシンチレータ52からの光に対する光学特性が均一となるようにすれば、X線画像に生じるノイズを低減させることができる。支持板31は、例えば、黒色の板状体とすることができる。この場合、支持板31の材料は、例えば、炭素繊維強化プラスチックなどとすることができる。
支柱32は、柱状を呈し、筐体2の内部の所定の位置に支持板31を支持する。支柱32は、支持板31と基部23との間に設けられている。この場合、支柱32は、支持板31に設けられた回路基板4と基部23との間に設けられていてもよい。支柱32の材料は、ある程度の剛性を有するものであれば特に限定はない。ただし、支柱32が回路基板4と基部23との間に設けられている場合には、支柱32の材料は、樹脂などの絶縁性材料とすることが好ましい。
図2および図4に示すように、回路基板4は、例えば、制御回路41と、増幅回路42とを有する。
制御回路41は、後述する薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)51cの動作、すなわちオン状態およびオフ状態を制御する。
制御回路41は、ゲートドライバ41aと行選択回路41bとを有する。
ゲートドライバ41aは、対応する制御ライン(又はゲートライン)51dに制御信号を印加する。
行選択回路41bは、X線画像の走査方向に従って、対応するゲートドライバ41aに外部からの制御信号を送る。
例えば、制御回路41は、後述するフレキシブルプリント基板53と制御ライン51dとを介して、制御信号を各制御ライン51d毎に順次印加する。制御ライン51dに印加された制御信号により薄膜トランジスタ51cがオン状態となり、光電変換素子51bからの画像データ信号が受信できるようになる。
増幅回路42は、積分増幅器42a、A/D変換器42b、および画像合成回路42cを有する。
積分増幅器42aは、各光電変換素子51bからの画像データ信号を増幅し出力する。積分増幅器42aから出力された画像データ信号は、並列/直列変換されてA/D変換器42bに入力される。
A/D変換器42bは、入力された画像データ信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換する。
画像合成回路42cは、A/D変換器42bにより変換された画像データ信号(デジタル信号)に基づいて、X線画像を生成する。
例えば、増幅回路42は、後述するデータライン(又はシグナルライン)51eとフレキシブルプリント基板53とを介して、各光電変換素子51bからの画像データ信号を順次受信し、これを増幅する。そして、増幅された画像データ信号をデジタル信号に変換し、デジタル信号に変換された画像データ信号に基づいて、X線画像を生成する。
図2および図3に示すように、X線検出部5は、アレイ基板51、シンチレータ52、およびフレキシブルプリント基板53を有する。
アレイ基板51は、基板51a、光電変換素子51b、薄膜トランジスタ51c、制御ライン51d、およびデータライン51eを有する。
基板51aは、板状を呈し、ガラスなどから形成されている。
光電変換素子51bと、薄膜トランジスタ51cは、基板51aの入射窓22側の面に複数組設けられている。1組の光電変換素子51bと、薄膜トランジスタ51cは、制御ライン51dとデータライン51eとで画された領域に設けられている。複数組の光電変換素子51bと、薄膜トランジスタ51cは、マトリクス状に並べられている。なお、1組の光電変換素子51bと、薄膜トランジスタ51cは、1つの画素(pixel)に対応する。
また、光電変換素子51bにおいて変換した信号電荷を蓄積する蓄積キャパシタ51fを設けることができる。ただし、光電変換素子51bの容量によっては、光電変換素子51bが蓄積キャパシタ51fを兼ねることができる。
光電変換素子51bは、例えば、フォトダイオードなどとすることができる。
薄膜トランジスタ51cは、蛍光が光電変換素子51bに入射することで生じた電荷の蓄積および放出のスイッチングを行う。薄膜トランジスタ51bは、アモルファスシリコン(a−Si)やポリシリコン(P−Si)などの半導体材料を含むものとすることができる。薄膜トランジスタ51cは、ゲート電極51g1、ソース電極51g2及びドレイン電極51g3を有している。薄膜トランジスタ51cのゲート電極51g1は、対応する制御ライン51dと電気的に接続される。薄膜トランジスタ51cのソース電極51g2は、対応するデータライン51eと電気的に接続される。薄膜トランジスタ51cのドレイン電極51g3は、対応する光電変換素子51bと蓄積キャパシタ51fとに電気的に接続される。
制御ライン51dは、所定の間隔を開けて互いに平行に複数設けられている。制御ライン51dは、X方向(例えば、行方向)に延びている。
データライン51eは、所定の間隔を開けて互いに平行に複数設けられている。データライン51eは、X方向に直交するY方向(例えば、列方向)に延びている。
シンチレータ52は、光電変換素子51bの上に設けられ、入射するX線を可視光すなわち蛍光に変換する。シンチレータ52は、基板51a上の複数の光電変換素子51bが設けられた領域を覆うように設けられている。
シンチレータ52は、例えば、ヨウ化セシウム(CsI):タリウム(Tl)、あるいはヨウ化ナトリウム(NaI):タリウム(Tl)などを用いて形成することができる。この場合、真空蒸着法などを用いて、柱状結晶の集合体が形成されるようにすることができる。
また、シンチレータ52は、例えば、酸硫化ガドリニウム(GdS)などを用いて形成することもできる。
フレキシブルプリント基板53は、複数の制御ライン51dのそれぞれを回路基板4に設けられた制御回路41と電気的に接続する。
また、フレキシブルプリント基板53は、複数のデータライン51eのそれぞれを回路基板4に設けられた増幅回路42と電気的に接続する。
押しつけ部材6は、X線検出部5を支持板31に向けて押しつける。押しつけ部材6は、Z方向においてX線検出部5の位置がずれるのを抑制するために設けられている。
押しつけ部材6は、入射窓22とX線検出部5との間に設けられている。なお、押しつけ部材6は、カバー部21の内壁とX線検出部5との間に設けられていてもよい。押しつけ部材6は、例えば、ゴムなどの弾性体から形成することができる。
ここで、X線検出部5(基板51a)と支持部3(支持板31)とを強固に接合すると、外力に対する耐性を向上させることができる。しかしながら、X線検出部5と支持部3とを強固に接合すると、X線検出部5に不具合が発生した際に支持部3からX線検出部5を分離することが困難となる。
一方、支持部3からX線検出部5を分離しやすくするために、単に、X線検出部5と支持部3との接合強度を弱めると、外力に対する耐性が低くなる。
そこで、本実施の形態に係るX線検出器1においては、X方向およびY方向の少なくともいずれかの方向においてX線検出部5の位置がずれるのを抑制するために保持部7を設けている。
また、X線検出部5と支持部3との接合強度は、支持部3からX線検出部5を容易に分離できる程度とされている。例えば、接着剤や粘着テープなどを用いて、X線検出部5の
アレイ基板51の面の一部が、支持部3の支持板31と接合されている。すなわち、X線検出部5が支持部3と部分的に接合されている。
保持部7は、アレイ基板51(基板51a)の支持板31側に設けられている。保持部7は、基板51aの支持板31側の面から突出している。支持板31の保持部7が設けられる位置に対応する位置には、支持板31の厚み方向(Z方向)を貫通する孔31aが設けられている。そして、保持部7は、孔31aに挿入されている。
保持部7と孔31aとの間の隙間寸法(クリアランス)は、0.3mm以下とすることが好ましい。
保持部7と孔31aとの間の隙間寸法が0.3mmを超えると、外力が作用した際にX線検出部5のX線画像検出中心と、X線検出器1の表示中心とのずれ量が大きくなりすぎて、X線検出器1の検出精度の劣化が大きくなりすぎるおそれがある。
また、外力が作用した際の剛性を考慮すると、保持部7の断面寸法は、例えば、直径寸法で5mm以上50mm以下とすることが好ましい。
また、シンチレータ52からの光が、孔31aに入射するとX線画像にノイズが生じるおそれがある。そのため、保持部7のシンチレータ52からの光に対する光学特性(例えば、反射率など)は、支持板31のシンチレータ52からの光に対する光学特性と同等であることが好ましい。保持部7は、例えば、不透明な黒色の樹脂などから形成することができる。
保持部7の形成方法には、特に限定はない。例えば、柱状の保持部7を予め形成し、基板51aの支持板31側の面に接合することができる。また、保持部7は、PEP(Photo Engraving Process)などを用いて、基板51aの支持板31側の面に形成することもできる。また、アレイ基板51と支持板31とを部分的に接合し、孔31aを介して、保持部7を基板51aに接合することもできる。また、アレイ基板51と支持板31とを部分的に接合し、孔31aの内部に樹脂などを流し込むことで、保持部7を形成することもできる。
X線検出器1の筐体2の側面部や角部に外力が加わると、X線検出部5と、支持部3との間において滑り方向(X方向、Y方向)に大きな力が加わる。
しかしながら、X線検出器1には、保持部7が設けられているので、X線検出部5と、支持部3との接合強度を弱くしても、X方向およびY方向におけるX線検出部5の位置ずれ量を小さくすることができる。
そのため、支持部3の支持板31からX線検出部5のアレイ基板51を分離しやすく、且つ、外力に対する耐性の高いX線検出器1を提供することができる。
図5(a)〜(d)は、他の実施形態に係る保持部7を例示するための模式断面図である。
外力に対する耐性があれば、保持部7の高さ寸法(Z方向の寸法)には特に限定がない。
そのため、図5(a)に示すように、保持部7の高さ寸法は、支持板31の厚み寸法よりも短くすることができる。この場合、生産性を考慮すると、保持部7の高さ寸法は、0.5mm以上とすることが好ましい。
保持部7の高さ寸法が、支持板31の厚み寸法よりも短ければ、保持部7と回路基板4とが干渉することがない。そのため、回路基板4の保持部7が設けられる位置に対応する位置に孔4aを設ける必要はない。
この場合、図5(b)に示すように、凹部31b(支持板31の厚み方向を貫通しない孔)とすることもできる。
支持板31や回路基板4に貫通孔を設けないようにすれば、シンチレータ52からの光に対する光学特性が均一となるようにすることができる。そのため、X線画像に生じるノイズを低減させることができる。
また、図5(c)に示すように、保持部7の高さ寸法は、支持板31の厚み寸法よりも長くすることができる。
保持部7の高さ寸法が、支持板31の厚み寸法よりも長くなっていれば、支持板31にX線検出部5を取り付ける際に取付基準とすることができる。なお、保持部7が複数設けられる場合には、複数の保持部7の一部が、支持板31の厚み寸法よりも長い高さ寸法を有するものとすることもできる。
また、保持部7の高さ寸法が、支持板31の厚み寸法よりも長くなっていれば、孔31aを介して、保持部7を基板51aに接合する際の作業性を向上させることができる。
また、図5(d)に示すように、保持部7は、基板51aに接合される第1の部分7aと、第1の部分7aの基板51a側とは反対側に設けられ、第1の部分7aよりも断面積の大きい第2の部分7bとを有するものとすることができる。孔31aは、保持部7の第1の部分7aが挿入される第1の部分31aと、保持部7の第2の部分7bが挿入される第2の部分31a2とを有するものとすることができる。
第1の部分7aと第2の部分7bとを有する保持部7とすれば、X方向およびY方向のみならず、Z方向におけるX線検出部5の位置ずれ量を小さくすることができる。
第1の部分7aと第2の部分7bとを有する保持部7とすれば、押しつけ部材6を省くこともできる。
この場合、支持部3からX線検出部5を分離する際には、保持部7の第1の部分7aを基板51aから剥がす必要がある。しかしながら、保持部7の第1の部分7aの断面積は小さいので、保持部7の第1の部分7aを基板51aから比較的容易に剥がすことができる。
次に、複数の保持部7の配設形態について例示をする。
図6(a)〜(d)は、複数の保持部7の配設形態について例示をするための模式平面図である。
図6(a)に示すように、複数の保持部7は、マトリックス状に配設することができる。
また、図6(b)に示すように、複数の保持部7は、千鳥状に配設することもできる。
その他、複数の保持部7は、放射線上に設けられていてもよいし、同心円上に設けられていてもよい。
また、X線検出器1を落下させるなどして衝撃が加えられた場合には、X線検出部5の角部に負荷が集中する。
そのため、図6(c)に示すように、基板51aの角部の近傍に設けられる保持部7の数を、基板51aの中央部に設けられる保持部7の数よりも多くすることができる。基板51aの角部の近傍に設けられる保持部7の数を多くすれば、衝撃などに対する耐性を向上させることができる。
また、図6(d)に示すように、基板51aの周縁に沿って複数の保持部7を設けることもできる。この様にすれば、保持部7が、回路基板4の部品と干渉するのを抑制することができる。
保持部7の間隔(ピッチ寸法)には特に限定がない。保持部7の間隔は、例えば、30mm〜150mm程度とすることができる。保持部7の間隔をこの様な範囲とすれば、保持部7を設ける際の作業性を向上させることができる。
なお、保持部7の間隔は、必ずしも一定である必要はなく、回路基板4の部品との干渉などを考慮して適宜変更することができる。また、複数の保持部7の配設形態は、必ずしも対称性を有している必要はない。例えば、複数の保持部7の配設形態は、回路基板4の部品の配置や重量の偏りなどに応じて、非対称を有していてもよい。この場合、複数の保持部7の配設形態は、回路基板4の部品の配置や重量の偏りなどに応じて、任意のものとすることができる。
保持部7の数には限定がなく、1つ以上の保持部7を設けるようにすることができる。 保持部7の配設形態、間隔、数などは、X線検出部5と支持部3とが部分的に接合された位置や接合強度などを考慮して決定することができる。
図7(a)〜(c)は、保持部7の断面形状を例示するための模式図である。
保持部7の断面形状は、任意の形状とすることができる。
この場合、図7(a)に示すように、保持部7の断面形状を円形とすれば、外力の印加方向が変化することで、耐性が変化するのを抑制することができる。
また、保持部7の断面形状は、多角形とすることができる。
例えば、図7(b)に示すように、保持部7の断面形状は、四角形とすることができる。
保持部7の断面形状を多角形とすれば、特定の方向からの外力に対する耐性を向上させることができる。
なお、保持部7の断面形状は、三角形や五角形などの他の多角形であってもよい。
また、保持部7の断面形状は、複数の線状部分が交差した形状とすることができる。
例えば、図7(c)に示すように、保持部7の断面形状は、十字形状とすることができる。
ここで、基板51aには、互いに直交する制御ライン51dと、データライン51eとが設けられている。そのため、十字形状を有する保持部7を、制御ライン51dとデータライン51eとに対応させて設けるようにすれば、シンチレータ52からの光が保持部7に入射するのを抑制することができる。そのため、X線画像に生じるノイズを低減させることができる。
次に、X線検出器1の作用について例示をする。
まず、初期状態においては、蓄積キャパシタ51fに電荷が蓄えられている。また、蓄積キャパシタ51fに並列接続されている光電変換素子51bには逆バイアス状態の電圧が印加されている。なお、光電変換素子51bに印加されている電圧は、データライン51eに印加されている電圧と同じである。光電変換素子51bは、ダイオードの一種であるフォトダイオードなどであるため、逆バイアスの電圧が印加されても電流はほとんど流れない。そのため、蓄積キャパシタ51fに蓄えられた電荷は減少することなく保持される。
X線100が、入射窓22を介してシンチレータ52に入射すると、シンチレータ52の内部において高エネルギーのX線100が低エネルギーの蛍光(可視光)に変換される。シンチレータ52の内部において発生した蛍光の一部は、光電変換素子51bに入射する。
光電変換素子51bに入射した蛍光は、光電変換素子51bの内部において、電子とホールからなる電荷に変換される。電子とホールは、蓄積キャパシタ51fにより形成された電界方向に沿って光電変換素子51bの両端子にそれぞれ到達する。そのため、光電変換素子51bの内部に電流が流れる。
光電変換素子51bの内部を流れる電流は、並列接続されている蓄積キャパシタ51fに流れ込む。蓄積キャパシタ51fに電流が流れ込むことで、蓄積キャパシタ51fに蓄えられている電荷が打ち消される。そのため、蓄積キャパシタ51fに蓄えられていた電荷が減少し、蓄積キャパシタ51fの両端子間における電位差も初期状態と比べて減少する。
複数の制御ライン51dは、対応するゲートドライバ41aに電気的に接続されている。ゲートドライバ41aは、複数の制御ライン51dの電位を順番に変化させる。すなわち、ゲートドライバ41aは、複数の制御ライン51dに制御信号を順次印加する。この場合、ある特定の時間においては、ゲートドライバ41aにより、電位を変化させた制御ライン51dは、1本のみである。電位が変化した制御ライン51dに対応するデータライン51eに並列接続されている薄膜トランジスタ51cのソース電極51g2とドレイン電極51g3との間は、オフ状態(絶縁状態)からオン状態(導通状態)へと変化する。
各データライン51eには、所定の電圧が印加されている。データライン51eに印加されている電圧は、電位が変化した制御ライン51dに電気的に接続されている薄膜トランジスタ51cを介して、蓄積キャパシタ51fに印加される。
初期状態においては、蓄積キャパシタ51fはデータライン51eと同じ電位となっている。そのため、蓄積キャパシタ51fの電荷量が初期状態から変化していない場合には、データライン51eから蓄積キャパシタ51fに電荷が移動しない。
一方、蛍光が入射した光電変換素子51bと並列接続されている蓄積キャパシタ51fの電荷量は減少している。すなわち、蛍光が入射した光電変換素子51bと並列接続されている蓄積キャパシタ51fの電荷量は初期状態から変化している。そのため、オン状態となった薄膜トランジスタ51cを介して、データライン51eから蓄積キャパシタ51fに電荷が移動する。その結果、蓄積キャパシタ51fに蓄えられた電荷量は初期状態に戻る。また、移動した電荷は、データライン51eを流れ、画像データ信号として積分増幅器42aに向けて出力される。
複数のデータライン51eは、対応する積分増幅器42aとそれぞれ電気的に接続されている。
積分増幅器42aは、一定時間内に流れる電流を積分し、その積分値に対応した電圧を出力する。すなわち、積分増幅器42aは、ある一定時間内にデータライン51eを流れる電荷量を電圧値に変換する。その結果、光電変換素子51bの内部において発生した電荷信号(画像データ信号)は、積分増幅器42aによって電位情報へと変換される。
積分増幅器42aによって変換された電位情報は、A/D変換器42bによってデジタル信号へと順次変換される。デジタル値となった画像データ信号は、画像合成回路42cによって合成されX線画像が生成される。例えば、画像合成回路42cは、デジタル値となった画像データ信号を画素の行と列にしたがって順次合成してX線画像を生成する。生成されたX線画像に関する電気信号は、図示しないディスプレイ装置などの外部機器に向けて出力される。
外部の機器に向けて出力されたX線画像に関する電気信号は、通常のディスプレイ装置などによって容易に画像化が可能である。そのため、X線を照射することで得られたX線画像は、可視光による画像として観察できるようになる。
本実施の形態に係るX線検出器1によれば、落下による衝撃などの外力がX線検出器1に加わったとしても、保持部7によりX線検出部5の位置を維持することができる。そのため、X線検出部5の破損や位置ずれの発生を抑制することができる。
また、製造中などにおいてX線検出部5に不具合が生じたとしても、X線検出部5は支持部3と部分的に接合されているだけであるため、X線検出部5を容易に分離することができる。
また、支持板31は、軽量化のために肉抜きが施される場合がある。支持板31に肉抜き部分があると、接着剤などによる接合強度のみでX線検出部5を保持するのが困難となるおそれがある。本実施の形態に係るX線検出器1によれば、保持部7によりX線検出部5の位置を維持することができる。そのため、肉抜きが施された支持板31であっても、X線検出部5の破損や位置ずれの発生を抑制することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 X線検出器、2 筐体、3 支持部、4 回路基板、5 X線検出部、6 押しつけ部材、7 保持部、7a 第1の部分、7b 第2の部分、21 カバー部、22 入射窓、23 基部、31 支持板、31a 孔、31b 凹部、32 支柱、41 制御回路、41a ゲートドライバ、41b 行選択回路、42 増幅回路、42a 積分増幅器、42b A/D変換器、42c 画像合成回路、51 アレイ基板、51a 基板、51b 光電変換素子、51c 薄膜トランジスタ、51d 制御ライン、51e データライン、52 シンチレータ、53 フレキシブルプリント基板、100 X線

Claims (6)

  1. 第1の面に光電変換素子を有するアレイ基板と、
    前記光電変換素子の上に設けられ、放射線を蛍光に変換するシンチレータと、
    前記アレイ基板の前記第1の面とは反対側の第2の面から突出する保持部と、
    前記保持部が挿入される孔および凹部の少なくともいずれかを有し、前記アレイ基板の前記第2の面側に設けられた支持板と、
    を備えた放射線検出器。
  2. 前記アレイ基板の前記第2の面の一部は、前記支持板と接合されている請求項1記載の放射線検出器。
  3. 前記保持部は、複数設けられ、
    前記アレイ基板の角部の近傍に設けられた前記保持部の数は、前記アレイ基板の中央部に設けられた前記保持部の数よりも多い請求項1または2に記載の放射線検出器。
  4. 前記保持部は、複数設けられ、
    前記複数の保持部は、前記アレイ基板の周縁に沿って設けられた請求項1または2に記載の放射線検出器。
  5. 前記保持部は、前記アレイ基板に設けられる第1の部分と、前記第1の部分の前記アレイ基板側とは反対側に設けられ前記第1の部分よりも断面積の大きい第2の部分と、を有する請求項1〜4のいずれか1つに記載の放射線検出器。
  6. 前記保持部の前記シンチレータからの光に対する光学特性は、前記支持板の前記シンチレータからの光に対する光学特性と同等である請求項1〜5のいずれか1つに記載の放射線検出器。
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