JP3233780B2 - 熱可塑性ポリカーボネートを製造する2段階の方法 - Google Patents

熱可塑性ポリカーボネートを製造する2段階の方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、80℃〜320℃の温度におい
て1,000ミリバール〜0.01ミリバールの圧力下に
溶融物中で芳香族ジフェノール、炭酸ジアリールエステ
ルおよび触媒から軽度に分枝鎖状のポリカーボネートを
製造する2段階の方法に関し、この方法は、第4アンモ
ニウムおよび/またはホスホニウム化合物を第1段階
(オリゴカーボネートの合成)においてジフェノールの
1モルあたり10-4〜10-8モルの量で使用し、第1段
階における反応成分の溶融を80℃〜180℃の範囲の
温度において、好ましくは100℃〜150℃の範囲の
温度において、大気圧下に0.25〜3時間までの期間
にわたって実施し;オリゴカーボネートを触媒の添加、
真空(1バール〜0.5ミリバール)の適用および温度
の増加(290℃まで)後にモノフェノールの蒸留によ
り製造し、そしてこうして製造されたオリゴカーボネー
トを第2段階においてアルカリ金属および/またはアル
カリ土類金属の触媒をジフェノールの1モルあたり10
-4〜10-8モルの量で添加して240℃〜320℃の範
囲の温度において、好ましくは260℃〜300℃の範
囲の温度において、<500ミリバール〜0.01ミリ
バールの圧力下に短時間(3時間以内)でポリカーボネ
ートにポリ縮合することを特徴とする。
【0002】本発明の方法により製造されるポリカーボ
ネートは、軽度に分枝鎖状、溶剤不含であり、そして薄
い色である。
【0003】溶融エステル交換法による芳香族オリゴ/
ポリカーボネートの製造は、文献から知られており、そ
してEncyclopedia of Polymer
Science、Vol.10(1969)、Che
mistry and Physics of Pol
ycarbonates、Polymer Revie
ws、H.Schnell、Vol.9、John W
iley and Sons,Inc.(1964)お
よびドイツ国特許(DE−P)第1,031,512号に
記載されている。
【0004】塩基性アルカリ金属、アルカリ土類金属お
よび遷移金属の水酸化物、アルコラート、炭酸塩、酢酸
塩、ホウ酸塩、水素リン酸および水素化物は、前述の文
献およびその中に引用されている文献の中に触媒として
記載されている。これらのような化合物を使用する場
合、エステル交換は不都合な二次反応を伴い、これらの
二次反応は光学的および機械的性質が直鎖状ポリカーボ
ネートに劣る分枝鎖状ポリカーボネートを生成する(参
照、比較例1および2)。
【0005】米国特許第3,442,854号は、溶融エ
ステル交換法のための触媒として第4アンモニウム/ホ
スホニウム化合物を記載している。しかしながら、高分
子量ポリカーボネートを得ようとする場合、<300℃
の反応温度をポリ縮合段階において数時間(<4時間)
の間適用しなくてはならない。これらの生成物は、ま
た、軽度に分枝鎖状ではなく(参照、比較例3および
4)そして、そのうえ、体積/時間収量は不満足であ
る。
【0006】欧州特許出願第360,578号および欧
州特許出願第351,168号は、アルカリ金属/アル
カリ土類金属塩類およびホウ酸/ホウ酸エステルと組み
合わせてアンモニウム塩類を記載しているが、日本特許
出願第7214742号はポリカーボネートの製造の触
媒としてアルカリ金属/アルカリ土類金属塩類と組み合
わせて水酸化テトラメチルアンモニウムを記載してい
る。このポリ縮合は単一段階の方法として実施される。
この手順は軽度に分枝鎖状のポリカーボネートを生成し
ない(参照、比較例5)。
【0007】ドイツ国特許出願第P42 38 12
3.1号(1992年12月11日提出)によれば、溶
剤不含の軽度に分枝鎖状のポリカーボネートの製造のた
めの芳香族ジヒドロキシ化合物および炭酸ジエステルの
溶融エステル交換のための触媒として、第4アンモニウ
ムまたはホスホニウム化合物が適当であり、295℃以
下のポリ縮合温度が得られ、そして中間的に形成された
オリゴカーボネートはある種の末端OH/アリールカー
ボネート基の比を有する。この方法は本発明による方法
より長いポリ縮合相における反応時間を必要とし、そし
てオリゴカーボネートの末端基のゾーンを維持すること
に拘束される。
【0008】日本特許出願第04/122,727号
は、大量(ジフェノールの1モルあたり10-2〜10-5
モル/モルのジフェノール)のエステル交換触媒(A
l、Ti、Ge、Snの塩類、アルキルピリジン、アル
キルイミダゾールおよびそれらの塩類およびまたホスフ
ィン)をプレポリマーの製造について使用し、そして引
き続いてアルカリ金属およびアルカリ土類金属の塩類を
使用してポリ縮合するポリ縮合方法を記載している。し
かしながら、本発明による方法と比較すると、大量の触
媒を使用しなくてはならず、これはポリカーボネートの
品質を劣化することが避けられない。
【0009】欧州特許(EP)第0 529 093号
には、エステル交換によりポリカーボネートを製造する
非常に広い2段階の手順が記載されている。
【0010】今回、オリゴカーボネートは低い濃度のア
ンモニウムおよび/またはホスホニウムの触媒を使用し
て製造することができそして、第2段階において、短時
間でアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の触
媒を使用してポリ縮合して軽度に分枝鎖状の、薄い色の
ポリカーボネートを製造することができることが発見さ
れた。
【0011】本発明による方法に関して軽度に分枝鎖状
は、ポリカーボネートの中の次の式:
【0012】
【化2】
【0013】式中、XはC1−C8アルキリデンまたはC
5−C10シクロアルキリデン、Sまたは単結合であり、
RはCH3、ClまたはBrであり、そしてnは0、1
または2である、に相当する枝分かれ剤の含量が、全体
の鹸化後HPLCにより測定して、75ppmの体積を
越えないこと意味する。
【0014】本発明による方法に適当なジフェノール
は、式(2)
【0015】
【化3】
【0016】式中、X、Rおよびnは式(1)について
定義した通りである、に相当する。
【0017】好ましいジフェノールは、例えば、4,
4′−ジヒドロキシジフェニル、4,4′−ジヒドロキ
シジフェニルサルファイド、2,2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−
ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,
2−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−シクロヘキサンおよび1,1−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキ
サンである。
【0018】これらのジフェノールのうちで、2,2−
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパンおよび
1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5
−トリメチルシクロヘキサンはとくに好ましい。
【0019】本発明に関して炭酸エステルは、ジ−C6
−C14−アリールジエステル、好ましくはフェノールま
たはアルキル置換フェノールのジエステル、すなわち、
ジフェニルカーボネートまたは、例えば、ジクレシルカ
ーボネートである。炭酸ジエステルは1.01〜1.30
モル/モルのビスフェノール、好ましくは1.02〜1.
15モル/モルのビスフェノール、の量で使用する。
【0020】第1段階(オリゴカーボネートの合成)の
ための成分、すなわち、ジフェノールおよび炭酸ジアリ
ールエステルは、アルカリ金属およびアルカリ土類金属
のイオンを含有してはならず、0.1ppm以下の量の
アルカリ金属およびアルカリ土類金属のイオンは許容さ
れる。これと同様に純粋なジフェノールおよび炭酸ジア
リールエステルは、炭酸ジアリールエステルおよびジフ
ェノールを再結晶化、洗浄または蒸留することによって
得ることができる。本発明による方法において、ジフェ
ノールおよび炭酸ジアリールエステルの両者の中のアル
カリ金属およびアルカリ土類金属のイオンは0.1pp
m以下であるべきである。
【0021】アンモニウムおよび/またはホスホニウム
の触媒はオリゴカーボネートの合成のために使用され
る。それらは好ましくは10-8〜10-4モル/モルのジ
フェノール、より好ましくは10-7〜10-5モル/モル
のジフェノール、の量で使用される。
【0022】オリゴカーボネートの段階の製造のための
本発明による方法に関して好ましい触媒は、一般式3お
よび4に相当する化合物である: 式中、R1〜R4は同一であるか、あるいは異なることが
でき、そしてアルキル、アリールまたはシクロアルキル
基を表し、そしてX-はアニオンであることができ、こ
こで対応する酸/塩基の対H++X-←→HXは<11の
pKB値を有する。
【0023】水酸化テトラメチルアンモニウム、酢酸テ
トラメチルアンモニウム、フッ化テトラメチルアンモニ
ウム、ホウ酸テトラメチルアンモニウムテトラフェニ
ル、フッ化テトラフェニルホスホニウム、ホウ酸テトラ
フェニルホスホニウムテトラフェニル、水酸化ジメチル
ジフェニルアンモニウム、水酸化テトラエチルアンモニ
ウム。
【0024】触媒は、また、互いに(2種またはそれ以
上)組み合わせて使用することができる。
【0025】第1段階のオリゴカーボネートは、ジクロ
ロメタンまたは等しい重量のフェノール/o−ジクロロ
ベンゼンの混合物中で相対溶液粘度を測定し、光散乱に
より目盛り定めすることによって決定して、3,000
〜24,000、好ましくは5,000〜20,000の
範囲の平均分子量Mwを有する。第1段階のオリゴカー
ボネートの分子量は、ポリカーボネートの要求される最
終濃度により支配される。こうして、低分子量のポリカ
ーボネートは、第2段階において、低分子量のオリゴカ
ーボネートの縮合により得られるが、比較的高分子量の
ポリカーボネートは比較的高分子量のオリゴカーボネー
トの縮合により得られる。
【0026】これらのオリゴカーボネートの製造のため
の温度は100℃〜290℃、好ましくは150〜28
0℃の範囲である。オリゴカーボネートのエステル交換
の間に生成するモノフェノールは、1バール〜0.5ミ
リバール、好ましくは<500ミリバール〜1ミリバー
ルの真空を適用することによって除去する。
【0027】第2段階、すなわち、において、オリゴカ
ーボネートのポリ縮合において、軽度に分枝鎖状のポリ
カーボネートは、アルカリ金属および/またはアルカリ
土類金属の触媒をオリゴカーボネートに添加し、そして
さらに<500ミリバール〜0.01ミリバールの圧力
下に温度を240〜320℃に、好ましい260〜30
0℃に増加することによって製造する。
【0028】アルカリ金属および/またはアルカリ土類
金属の触媒は、好ましくは、10-8〜10-4モル/モル
のジフェノール、より好ましくは10-7〜10-5モル/
モルのジフェノール、の濃度で使用される。適当な触媒
の例は、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、
カルシウム、バリウムおよびマグネシウムの水酸化物、
炭酸塩、ハロゲン化物、フェノレート、ジフェノレー
ト、フッ化物、酢酸塩、リン酸塩、水素リン酸塩および
ホウ酸塩である。
【0029】アルカリ金属および/またはアルカリ土類
金属の触媒は、例えば、固体として、あるいは水、フェ
ノール、オリゴカーボネート、ポリカーボネート中の溶
液の形態で添加することができる。
【0030】本発明による2段階の方法において、芳香
族ジヒドロキシ化合物および炭酸ジアリールエステルの
反応は、連続的または不連続的に,例えば、撹拌したタ
ンク、薄層蒸発器、撹拌したタンクのカスケード、押出
機、混練機、簡単なディスク型反応器および高い粘度デ
ィスク型反応器中で実施することができる。
【0031】本発明による方法の芳香族ポリカーボネー
トは、ジクロロメタンまたは等しい重量のフェノール/
o−ジクロロベンゼンの混合物中で相対溶液粘度を測定
し、光散乱により目盛り定めすることによって決定し
て、18,000〜60,000、好ましくは19,00
0〜40,000の範囲の平均分子量Mwを有する。
【0032】これは好ましいモノフェノールを蒸留して
低分子量のオリゴカーボネートをポリ縮合して比較的低
い粘度のポリカーボネートを生成し、そして比較的高い
分子量のオリゴカーボネートをポリ縮合して比較的高い
粘度のポリカーボネートを形成することによって達成さ
れる。
【0033】分子量調節剤、例えば、アルキルフェノー
ルを計算量で使用して、先行技術(欧州特許(EP)第
360,578号)から知られているように、ポリマー
の平均重量−平均分子量Mwを制限することができる。
【0034】補助剤および強化用材料を本発明に従い製
造されたポリカーボネートの中に混入して、それらの性
質を改良することができる。適当な補助剤および強化用
材料は、なかでも、次のものを包含する:安定剤、流れ
促進剤、離型剤、防炎剤、顔料、微細粒子の鉱物、繊
維、例えば、アルキルおよびアリールホスファイト、ホ
スフェート、ホスファン、低分子量カルボン酸エステ
ル、ハロゲン化合物、塩類、チョーク、シリカ粉末、ガ
ラス繊維および炭素繊維。
【0035】他のポリマー、例えば、ポリオレフィン、
ポリウレタン、ポリスチレンをまた本発明によるポリカ
ーボネートの中に混入することができる。
【0036】これらの材料は、好ましくは、普通のユニ
ットの中で最終のポリカーボネートに添加するが、ま
た、本発明において、要件に従いこの方法の他の段階に
おいて添加することができる。
【0037】さらに、ポリカーボネートは、特別の応用
のために、ブロック、セグメントおよびコモノマー、例
えば、OH末端のシロキサンブロック、OHおよびカル
ボン酸基末端の芳香族および脂肪族のポリエステル、O
H末端のポリフェニレンサルファイドのブロック、OH
末端のポリフェニレンオキシドのブロックを縮合により
組み込むことによって変性することができる。
【0038】
【実施例】比較例1 撹拌機、内部の温度計およびブリッジをもつビグロウ
(Vigreuc)カラム(300cm、銀処理した)
を装備した500mlの3つ首フラスコに、114.1
5g(0.500モル)のビスフェノールAおよび11
3.54g(0.530モル)のジフェニルカーボネート
を秤量して入れる。この装置を真空の適用および窒素で
パージする(3回)ことによって大気の酸素を除去し、
そしてこの混合物を150℃に加熱する。次いで、0.
00029g(5×10-4モル%)のナトリウムフェノ
レート(ビスフェノールAに基づく)を1%の水溶液の
形態で添加し、そして生成したフェノールを100ミリ
バールにおいて蒸留する。1時間後、真空を10ミリバ
ールに増加する。真空を0.5ミリバールに低下し、そ
して温度を280℃に増加することによって、ポリ縮合
を完結する。1.388の相対溶液粘度(ジクロロメタ
ン、25℃、5g/l)をもつ溶剤不含ポリカーボネー
トが得られる。ポリカーボネートの中の式5に相当する
枝分かれ剤の含量はHPLC法により測定して350p
pmである。
【0039】
【化4】
【0040】比較例2 比較例1におけるようであるが、ただしポリ縮合温度は
275℃である。1.249の相対溶液粘度(ジクロロ
メタン、25℃、5g/l)をもつ溶剤不含ポリカーボ
ネートが得られる。ポリカーボネートの中の枝分かれ剤
(5)の含量は128ppmである。
【0041】比較例3 比較例1におけるようであるが、ただし0.0039g
のN(CH34B(C654(2×10-3モル%)を
固体の形態で使用し、そしてポリ縮合温度は5時間のポ
リ縮合時間について310℃である。1.265の相対
溶液粘度(ジクロロメタン、25℃、5g/l)をもつ
薄い色の溶剤不含ポリカーボネートが得られる。ポリカ
ーボネートの中の枝分かれ剤(5)の含量は205pp
mである。 比較例4 比較例1におけるようであるが、ただしポリ縮合温度は
320℃である。1.348の相対溶液粘度(ジクロロ
メタン、25℃、5g/l)をもつ溶剤不含ポリカーボ
ネートが得られる。ポリカーボネートの中の枝分かれ剤
(5)の含量は440ppmである。
【0042】比較例5 比較例1におけるようであるが、ただしメタノール中の
25%の溶液の形態の0.0045gのN(CH3
4(1×10-2モル%)、1%の水溶液の形態の0.00
03gのNaHCO3(7×10-4モル%)および固体
の形態の0.0039gのH3BO3(1×10-2モル
%)を使用する。ポリ縮合以上のは280℃である。
1.357の相対溶液粘度(ジクロロメタン、25℃、
5g/l)をもつ薄い色の溶剤不含ポリカーボネートが
得られる。ポリカーボネートの中の枝分かれ剤(5)の
含量は390ppmである。
【0043】実施例1 撹拌機、内部の温度計およびビグロウ(Vigreu
c)カラム(30cm、銀処理した)を装備した500
mlの3つ首フラスコに、114.15g(0.500モ
ル)のビスフェノールAおよび113.54g(0.53
0モル)のジフェニルカーボネートを秤量して入れる。
この装置を真空の適用および窒素でパージする(3回)
ことによって大気の酸素を除去し、そしてこの混合物を
150℃に加熱する。次いで、0.00023g(5×
10-4モル%)の水酸化テトラメチルアンモニウム(ビ
スフェノールAに基づく)を1%の水溶液の形態で添加
し、そして生成したフェノールを100ミリバールにお
いて蒸留する。同時に、温度を250℃に増加する。次
いで真空を段階的に1ミリバールに増加し、その間温度
を260℃に増加する。1.157の相対溶液粘度(ジ
クロロメタン、25℃、5g/l)をもつ薄い色の溶剤
不含ポリカーボネートが得られる。オリゴカーボネート
中の枝分かれ剤(5)の含量は<2ppmである。次い
で、0.0001gのNaOH(5×10-4モル%)
(ビスフェノールAに基づく)を1%の水溶液の形態で
オリゴカーボネートに添加し、そしてこのオリゴカーボ
ネートを280℃/0.1ミリバールにおいて1.5時
間撹拌する。1.313の相対溶液粘度(ジクロロメタ
ン、25℃、5g/l)をもつ薄い色の溶剤不含ポリカ
ーボネートが得られる。ポリカーボネートの中の枝分か
れ剤(5)の含量は12ppmである。
【0044】実施例2 実施例1におけるようであるが、ただしポリ縮合を1時
間に限定する。1.287の相対溶液粘度(ジクロロメ
タン、25℃、5g/l)をもつ薄い色の溶剤不含ポリ
カーボネートが得られる。ポリカーボネートの中の枝分
かれ剤(5)の含量は10ppmである。
【0045】実施例3 実施例1におけるようであるが、ただしNaOHの代わ
りに0.0006gのLiOH(5×10-4モル%)
(ビスフェノールAに基づく)を第2段階においてオリ
ゴカーボネートに添加する。1.292の相対溶液粘度
(ジクロロメタン、25℃、5g/l)をもつ薄い色の
溶剤不含ポリカーボネートが得られる。ポリカーボネー
トの中の枝分かれ剤(5)の含量は8ppmである。
【0046】実施例4 実施例3におけるようであるが、ただしポリ縮合を1時
間に限定する。1.272の相対溶液粘度(ジクロロメ
タン、25℃、5g/l)をもつ薄い色の溶剤不含ポリ
カーボネートが得られる。ポリカーボネートの中の枝分
かれ剤(5)の含量は6ppmである。
【0047】実施例5 実施例1におけるようであるが、ただし水酸化テトラメ
チルアンモニウムの代わりに0.00165gのホウ酸
テトラフェニルホスホニウムテトラフェニル(5×10
-4モル%)(ビスフェノールAに基づく)をオリゴカー
ボネートの合成のために固体の形態で使用する。1.1
77の相対溶液粘度(ジクロロメタン、25℃、5g/
l)をもつ薄い色の溶剤不含オリゴカーボネートが得ら
れる。オリゴカーボネートの中の枝分かれ剤(5)の含
量は<2ppmである。このオリゴカーボネートをさら
に実施例1におけるように反応させると、1.321の
相対溶液粘度(ジクロロメタン、25℃、5g/l)を
もつ薄い色の溶剤不含ポリカーボネートが得られる。ポ
リカーボネートの中の枝分かれ剤(5)の含量は15p
pmである。
【0048】実施例6 5130g(22.5モル)のビスフェノールA、51
04g(23.85モル)のジフェニルカーボネートお
よび74mgのPPh4BPh4(5×10-4モル%)を
秤量して25リットルの撹拌した容器に入れる。この容
器を窒素で不活性化し、そして原料を200℃に15分
で加熱することによって溶融する。100℃の溶融温度
において、撹拌機を始動させそして300ミリバールの
真空を適用する。温度を200℃に1時間保持し、そし
て解放したフェノールをカラムを通して蒸留する。次い
で温度を1時間かけて250℃に増加し、そして真空を
30分の期間かけて5ミリバールに変化させる。得られ
るオリゴカーボネートは1.156の相対溶液粘度(ジ
クロロメタン、25℃、5g/l)を有する。オリゴカ
ーボネートの中の枝分かれ剤(5)の含量は<2ppm
である。この溶融物の温度を290℃に増加し、窒素で
パージし、13mgのナトリウムフェノレート(5×1
-4モル%)を添加し、高い真空(1ミリバール)を適
用し、そしてポリ縮合を290℃において2.0時間実
施する。窒素でパージした後、ポリカーボネートを容器
から取り出し、そして粒子状にする。単離されるポリカ
ーボネートは1.297の相対溶液粘度(ジクロロメタ
ン、25℃、5g/l)を有する。枝分かれ剤(5)の
含量は40ppmである。
【0049】実施例7 実施例6におけるようであるが、ただし5130g(2
2.5モル)のビスフェノールA、5056g(23.6
3モル)のジフェニルカーボネートおよび592mgの
PPh4BPh4(5×10-4モル%)を秤量して入れ
る。得られるオリゴカーボネートは1.186の相対溶
液粘度(ジクロロメタン、25℃、5g/l)を有す
る。オリゴカーボネートの中の枝分かれ剤(5)の含量
は<2ppmである。200℃において窒素でパージし
た後、7.8mgののナトリウムフェノレート(3×1
-4モル%)を添加し、高い真空(1ミリバール)を適
用し、そしてポリ縮合を290℃において2.5時間実
施する。窒素でパージした後、ポリカーボネートを容器
から取り出し、そして粒子状にする。単離されるポリカ
ーボネートは1.297の相対溶液粘度(ジクロロメタ
ン、25℃、5g/l)を有する。枝分かれ剤(5)の
含量は29ppmである。
【0050】実施例8 実施例6におけるようであるが、ただし5130g(2
2.5モル)のビスフェノールA、5052g(24.0
8モル)のジフェニルカーボネートおよび44.1mg
のNMe4BPh4(5×10-4モル%)を秤量して入れ
る。得られるオリゴカーボネートは1.148の相対溶
液粘度(ジクロロメタン、25℃、5g/l)を有す
る。オリゴカーボネートの中の枝分かれ剤(5)の含量
は<2ppmである。280℃において窒素でパージし
た後、26mgののナトリウムフェノレート(1×10
-4モル%)を添加し、高い真空(1ミリバール)を適用
し、そしてポリ縮合を280℃において2時間実施す
る。窒素でパージした後、ポリカーボネートを容器から
取り出し、そして粒子状にする。単離されるポリカーボ
ネートは1.258の相対溶液粘度(ジクロロメタン、
25℃、5g/l)を有する。枝分かれ剤(5)の含量
は45ppmである。
【0051】実施例9 実施例6におけるようであるが、ただし5130g(2
2.5モル)のビスフェノールA、5104g(23.8
5モル)のジフェニルカーボネートおよび74.0mg
のPPh4BPh4(5×10-4モル%)を秤量して25
リットルの撹拌した容器に入れる。この容器を窒素で不
活性化し、そして原料を200℃に15分で加熱するこ
とによって溶融する。100℃の溶融温度において、撹
拌機を始動させそして300ミリバールの真空を適用す
る。温度を200℃に1時間保持し、そして解放したフ
ェノールをカラムを通して蒸留する。温度を1時間かけ
て250℃に増加し、そして真空を100ミリバールに
変化し、次いで30分の期間かけて10ミリバールに変
化させる。溶融物の温度を290℃に増加した後、それ
を窒素でパージし、そして生成したオリゴマーを容器か
ら取り出し、そして粒子状にする。ここでオリゴマーは
1.168の相対溶液粘度(ジクロロメタン、25℃、
5g/l)を有する。5×10-4のナトリウムフェノレ
ートをオリゴカーボネートに混転により適用し、ポリ縮
合をZSK 32(100rpm;300℃;4.0k
g/時)の中で実施する。単離されるポリカーボネート
は1.315の相対溶液粘度(ジクロロメタン、25
℃、5g/l)を有する。枝分かれ剤(5)の含量は1
5ppmである。
【0052】実施例10 実施例6におけるようであるが、ただし5130g(2
2.5モル)のビスフェノールA、5056g(23.6
3モル)のジフェニルカーボネートおよび353mgの
NMe4(4×10-4モル%)を秤量していれる。28
0℃においてパージした後、オリゴマーを単離する。5
×10-4のナトリウムフェノレートをオリゴカーボネー
トに混転により適用し、ポリ縮合をZSK 32(10
0rpm;320℃;4.5kg/時)の中で実施す
る。こうして単離されるポリカーボネートは1.296
の相対溶液粘度(ジクロロメタン、25℃、5g/l)
を有する。枝分かれ剤(5)の含量は10ppmであ
る。
【0053】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。
【0054】1.80℃〜320℃の温度において1,
000ミリバール〜0.01ミリバールの圧力下に溶融
物中でジフェノール、炭酸ジアリールエステルおよび触
媒のエステル交換により軽度に分枝鎖状のポリカーボネ
ートを製造する2段階の方法において、この方法を2段
階で実施し、そして第4アンモニウムおよび/またはホ
スホニウム化合物を触媒としてこの方法の第1段階(オ
リゴカーボネートの合成)において、10-4〜10-8
ル/モルのジフェノール、の量で使用し、第1段階にお
ける反応成分の溶融を80℃〜180℃の範囲の温度に
おいて大気圧下に5時間までの期間にわたって実施し;
オリゴカーボネートを触媒の添加、真空(1バール〜
0.5ミリバール)の適用および温度の増加(290℃
まで)後にモノフェノールの蒸留により製造し、そして
こうして製造されたオリゴカーボネートを第2段階にお
いてアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の触
媒を、10-4〜10-8モル/モルのジフェノール、の量
で添加して240℃〜320℃の範囲の温度において<
500ミリバール〜0.01ミリバールの圧力下に短時
間(3時間以内)でポリカーボネートにポリ縮合するこ
とを特徴とする、軽度に分枝鎖状のポリカーボネートを
製造する2段階の方法。
【0055】2.ポリカーボネートの中の次の式:
【0056】
【化5】
【0057】式中、XはC1−C8アルキリデンまたはC
5−C10シクロアルキリデン、Sまたは単結合であり、
RはCH3、ClまたはBrであり、そしてnは0、1
または2である、に相当する枝分かれ剤の含量が、全体
の鹸化後HPLCにより測定して、75ppmの体積を
越えないことを特徴とする、上記第1項記載の方法。
【0058】3.反応成分の溶融を100℃〜150℃
の範囲の温度において実施することを特徴とする、上記
第1項記載の方法。
【0059】4.こうして製造されたオリゴカーボネー
トを260℃〜300℃の範囲の温度においてポリ縮合
することを特徴とする、上記第1項記載の方法。
【0060】5.式3および/または式4 式中、R1〜R4は同一であるか、あるいは異なることが
でき、そしてアルキル、アリールまたはシクロアルキル
基を表し、そしてX-はアニオンであることができ、こ
こで対応する酸/塩基の対H++X-←→HXは<11の
pKB値を有する、のアンモニウムおよび/またはホス
ホニウム化合物を使用することを特徴とする、上記第1
項記載の方法。
【0061】6.オリゴカーボネートの製造のための触
媒を、10-5〜10-7モル/モルのジフェノール、の量
で使用することを特徴とする、上記第1項記載の方法。
【0062】7.アルカリ金属および/またはアルカリ
土類金属の触媒を、10-5〜10-7モル/モルのジフェ
ノール、の量で使用することを特徴とする、上記第1項
記載の方法。
【0063】8.アルカリ金属およびアルカリ土類金属
の触媒を、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウ
ム、カルシウム、バリウムおよびマグネシウムの水酸化
物、炭酸塩、ハロゲン化物、フェノレート、ジフェノレ
ート、フッ化物、酢酸塩、リン酸塩、水素リン酸塩およ
びホウ酸塩から成る群より選択することを特徴とする、
上記第1項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボルフガング・アレベルト ドイツ47809クレーフエルト・シユトラ トウマーフエルト17 (56)参考文献 特開 平4−122727(JP,A) 米国特許4888400(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 64/00 - 64/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 80℃〜320℃の温度において1,0
    00ミリバール〜0.01ミリバールの圧力下に溶融物
    中でジフェノール、炭酸ジアリールエステルおよび触媒
    のエステル交換により、ポリカーボネートの中の次の
    式: 【化1】 式中、 XはC 1 −C 8 アルキリデンまたはC 5 −C 10 シクロアル
    キリデン、Sまた は単結合であり、RはCH 3 、Clま
    たはBrであり、そしてnは0、1ま たは2である、 に相当する枝分かれ剤の含量が、全体の鹸化後HPLC
    により測定して、75ppmの値を越えない ポリカーボ
    ネートを製造する2段階の方法において、この方法を2
    段階で実施し、そして第4アンモニウムおよび/または
    ホスホニウム化合物を触媒としてこの方法の第1段階
    (オリゴカーボネートの合成)において、10-4〜10
    -8モル/モルのジフェノール、の量で使用し、第1段階
    における反応成分の溶融を80℃〜180℃の範囲の温
    度において大気圧下に5時間までの期間にわたって実施
    し;オリゴカーボネートを触媒の添加、真空(1バール
    〜0.5ミリバール)の適用および温度の増加(290
    ℃まで)後にモノフェノールの蒸留により製造し、そし
    てこうして製造されたオリゴカーボネートを第2段階に
    おいてアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の
    触媒を、10-4〜10-8モル/モルのジフェノール、の
    量で添加して240℃〜320℃の範囲の温度において
    <500ミリバール〜0.01ミリバールの圧力下に短
    時間(3時間以内)でポリカーボネートにポリ縮合する
    ことを特徴とする、上記ポリカーボネートを製造する2
    段階の方法。
  2. 【請求項2】 式3および/または式4 式中、 R1〜R4は同一であるか、あるいは異なることができ、
    そしてアルキル、 アリールまたはシクロアルキル基を表し、そしてX-
    アニオンであることができ、ここで対応する酸/塩基の
    対H++X-←→HXは<11のpKB値を有する、 のアンモニウムおよび/またはホスホニウム化合物を使
    用することを特徴とする、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 アルカリ金属およびアルカリ土類金属の
    触媒を、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、
    カルシウム、バリウムおよびマグネシウムの水酸化物、
    炭酸塩、ハロゲン化物、フェノレート、ジフェノレー
    ト、フッ化物、酢酸塩、リン酸塩、水素リン酸塩および
    ホウ酸塩から成る群より選択することを特徴とする、請
    求項1の方法。
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