JP3399200B2 - 熱可塑性ポリカーボネートの製造法 - Google Patents

熱可塑性ポリカーボネートの製造法

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JP3399200B2 JP32247995A JP32247995A JP3399200B2 JP 3399200 B2 JP3399200 B2 JP 3399200B2 JP 32247995 A JP32247995 A JP 32247995A JP 32247995 A JP32247995 A JP 32247995A JP 3399200 B2 JP3399200 B2 JP 3399200B2
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    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G64/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbonic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G64/20General preparatory processes
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、芳香族ジフエノール、炭酸ジア
リールエステル、随時分岐鎖剤及び/又はモノフエノー
ル及び随時触媒から、80〜400℃の温度及び100
0〜0.01ミリバールの絶対圧力において、オリゴ/
ポリカーボネートを無溶媒エステル交換法で製造するに
際して、芳香族ジフエノールと炭酸ジアリールエステル
を、エステル交換の第1工程(オリゴカーボネート製造
過程)において気相で反応させる、該オリゴ/ポリカー
ボネートの製造法に関する。
【0002】本発明の方法で製造されるオリゴ/ポリカ
ーボネートは、無溶媒であり、色が軽度であり、且つポ
リカーボネートの望しくない欠点を実質的に含まない。
【0003】溶融エステル交換法による芳香族オリゴ/
ポリカーボネートの製造は、文献から公知であり、例え
ばH.シユネル(Schnell)著、ポリカーボネートの化
学と物理、ポリマー・レビユー(Polymer Reviews)、
9巻、ジヨン・ワイリー・アンド・サンズ社(John Wil
ey & Sons. Inc.)(1964)に記述されている。
【0004】参考文献及びそこに引用されている文献に
おいては、固体遊離体(芳香族ジフエノール、炭酸ジア
リールエステル)を、常に溶融し、反応させてポリカー
ボネートを製造する。
【0005】今回驚くことに、芳香族ジフエノールを気
相で炭酸ジアリールエステルと一緒にすることにより、
反応を迅速に完結させうるということが発見された。こ
れは、蒸留による精製直後に、更なる工程を必要としな
いで遊離体を非常に高量で使用することができるという
特別な利点をもつ。単離及び続く再溶融は不必要であ
る。
【0006】本発明の方法に適当なジフエノールは、式
(I)
【0007】
【化1】
【0008】[式中、X=C1-8アルキリデン又はシク
ロアルキリデン、S又は単結合、R=CH3、Cl又は
Br、及びn=0、1又は2]に相当する。
【0009】好適なジフエノールは、例えば4,4′−
ジヒドロキシジフエニル、4,4′−ジヒドロキシジフ
エニルスルフイド、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
エニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジメチル
−4−ヒドロキシフエニル)−プロパン、2,2−ビス
−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフエニル)−プ
ロパン、2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロ
キシフエニル)−プロパン、1,1−ビス−(4−ヒド
ロキシフエニル)−シクロヘキサン及び1,1−ビス−
(4−ヒドロキシフエニル)−3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサンである。上述したジフエノールのうちで、
2,2−ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−プロパン
及び1,1−ビス−(4−ヒドロキシフエニル)−3,
3,5−トリメチルシクロヘキサンは特に好適である。
【0010】上述したジフエノールは、ホモポリマー又
はコポリマーの製造に使用しうる。ポリカーボネート
は、少量の分岐鎖を用いることによつて、故意に及び制
御して分岐されていてもよい。適当な分岐鎖剤は、クロ
ログルシノール、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−
(4−ヒドロキシフエニル)−ヘプト−2−エン、4,
6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフエ
ニル)−ヘプタン、1,3,5−トリ−(4−ヒドロキシ
フエニル)−ベンゼン、1,1,1−トリ−(4−ヒドロ
キシフエニル)−エタン、トリ−(4−ヒドロキシフエ
ニル)−フエニルメタン、2,2−ビス−[4,4−ビス
−(4−ヒドロキシフエニル)−シクロヘキシル]−プ
ロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフエニルイソ
プロピル)−フエノール、2,6−ビス−(2−ヒドロ
キシ−5′−メチルベンジル)−4−メチルフエノー
ル、2−(4−ヒドロキシフエニル)−2−(2,4−
ジヒドロキシフエニル)−プロパン、ヘキサ−(4−
(4−ヒドロキシフエニルイソプロピル)−フエノー
ル)−オルトテレフタル酸エステル、テトラ−(4−ヒ
ドロキシフエニル)−メタン、テトラ−(4−(4−ヒ
ドロキシフエニルイソプロピル)−フエノキシ)−メタ
ン、1,4−ビス−(4′,4″−ジヒドロキシトリフエ
ニル)−メチル)−ベンゼン及び更に特にα,α′,α″
−トリス−(4−ヒドロキシフエニル)−1,3,5−ト
リイソプロピルベンゼンを含む。
【0011】他の可能な分岐鎖剤は、2,4−ジヒドロ
キシ安息香酸、トリメシン酸、シアヌル酸クロリド及び
3,3−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフエニ
ル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロインドールであ
る。
【0012】随時使用される分岐鎖剤は、用いるジフエ
ノールに基づいて0.05〜2モル%でジフエノールと
一緒に使用され、又は好ましくはオリゴ/ポリ縮合の遅
い段階で添加しうる。
【0013】本発明との関連における炭酸ジエステル
は、ジ−C6-18アリールエステル、ハロゲン置換NO2
置換炭酸ジエステル、好ましくはフエノール又はアルキ
ル置換フエノールのジエステル、即ち炭酸ジフエニル又
は例えば炭酸ジクレジルである。炭酸ジエステルはビス
フエノールのモル当り1.01〜2モル、好ましくは1.
02〜1.30モル、更に好ましくは1.03〜1.15
モルの量で使用される。
【0014】本発明の方法において、芳香族ジヒドロキ
シ化合物と炭酸ジエステルは、気相反応のために蒸発せ
しめられ、或いは好ましくは精製工程(蒸留)後に気相
で一緒にしてもよい。
【0015】オリゴカーボネートの生成する気相反応は
触媒の不存在下に起こる。しかしながら窒素及び燐塩
基、例えばアンモニウム及びホスホニウム触媒(参照I
II、IV)並びにグアニジン及びホスフアゼン塩基
は、オリゴカーボネートに至る気相反応に対する触媒と
して有利に使用しうる。これらの触媒は、気相で用いて
も、固定床触媒として担体に固定してもよい。
【0016】本発明の方法で使用するのに好適な、オリ
ゴカーボネート製造段階の触媒は、一般式(III)及
び(IV)
【0017】
【化2】
【0018】[式中、R1-4は同一でも異なつてもよく
且つアルキル、アリール又はシクロアルキル基を表わ
し、そしてX-はアニオンであつてよく、対応する酸/
塩基対H++X-⇔HXはpKB<11を有する]に相当
する化合物である。
【0019】本発明の方法で用いるのに適当な触媒の例
は、アンモニア、テトラメチルアンモニウムヒドロキシ
ド、テトラメチルアンモニウムアセテート、テトラメチ
ルアンモニウムフルオリド、テトラメチルアンモニウム
テトラフエニルボラネート、テトラフエニルホスホニウ
ムフルオリド、テトラフエニルホスホニウムテトラフエ
ニルボラネート、ジメチルジフエニルアンモニウムヒド
ロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシ、DB
U、DBN又はグアニジン系、例えば1,5,7−トリア
ザビシクロ−[4,4,0]−デク−5−エン、7−フエ
ニル−1,5,7−トリアザビシクロ−[4,4,0]−デ
ク−5−エン、7−メチル−1,5,7−トリアザビシク
ロ−[4,4,0]−デク−5−エン、7,71−ヘキシリ
デン−ジ−1,5,7−トリアザビシクロ−[4,4,0]
−デク−5−エン、7,71−デシリデン−ジ−1,5,7
−トリアザビシクロ−[4,4,0]−デク−5−エン、
7,71−ドデシリデン−ジ−1,5,7−トリアザビシク
ロ−[4,4,0]−デク−5−エン、又はホスフアゼ
ン、例えばホスフアゼン塩基P1−t−オクト=ter
t−オクチル−イミノトリス−(ジメチルアミノ)−ホ
スホラン、ホスフアゼン塩基P1t−ブチル=tert
−ブチルイミノトリス−(ジメチルアミノ)−ホスホラ
ン、BEMP=2−tert−ブチルイミノ−2−ジエ
チルアミノ−1,3−ジメチルパーヒドロ−1,3−ジア
ザ−2−ホスホリンである。
【0020】これらの触媒はフエノール1モル当り10
-1〜10-8モルの量で使用される。触媒は(2又は3つ
を)互いに組合せて使用してもよい。
【0021】固定床触媒及び上述した触媒に対する担体
材料は、ガラス、ゼオライト、酸化アルミニウム、活性
炭、金属/合金、セラミツクス及び重合体担体である。
【0022】触媒を用いない反応に対しては、気相反応
のために大表面積を形成させることが有利である。これ
は対応する幾何的形体(例えば、球、網、粉末、リン
グ、粒状物、ペレツト)により大表面積を提供するガラ
ス、ゼオライト、活性炭、不活性な金属/合金(例えば
V4A、ハステロイ)のような材料上に気体混合物を通
過させることによつて保証することができる。
【0023】気相反応で生成するオリゴカーボネート
は、ジクロルメタン中又はフエノール及びo−ジクロル
ベンゼンの等重量混合物中の相対溶液粘度を測定し、光
散乱法で較正することによつて決定して、300〜2
4,000、好ましくは400〜19,000の平均分子
量Mwを有する。
【0024】オリゴカーボネートを製造する際の温度
は、100〜350℃、好ましくは150〜280℃の
範囲である。オリゴカーボネートに至るエステル交換中
に生成するモノフエノールは、1バール〜0.5ミリバ
ール、好ましくは<500〜7ミリバールの絶対圧を適
用することによつて除去される。しかしながら、対応す
る量の担体ガス(不活性なガス、例えば窒素、アルゴ
ン、二酸化炭素、水蒸気)を用いることによつて低分圧
を確立してもよい。
【0025】本発明の方法において、芳香族ジヒドロキ
シ化合物及び炭酸ジエステルの反応によるオリゴカーボ
ネートの製造は、不連続式に又は好ましくは連続式に行
うことができる。この目的のために、芳香族ジヒドロキ
シ化合物及び炭酸ジエステルの気体を、適当な技術手段
(例えばノズル、混合要素、適当な幾何的形体(例えば
球、網、粉末、リング、粒状物、ペレツト)により大き
い混合表面積を提供するガラス、ゼオライト、活性炭、
不活性な金属/合金のような材料上への通流)を用いる
ことによつて混合し且つ反応させる。反応は、例えば単
純な加熱管中で又は充填反応塔(充填物:適当な形(例
えば球、網、粉末、リング、粒状物、ペレツト)のガラ
ス、ゼオライト、活性炭、不活性な金属/合金、セラミ
ツクス、担持触媒)中で行うことができる。
【0026】本発明の方法のオリゴカーボネートに至る
気相反応における芳香族ジヒドロキシ化合物及び炭酸ジ
エステルの滞留時間は、液相反応(1〜5時間)に比べ
て非常に短く、1時間以下、好ましくは0.5時間以
下、更に好ましくは15分間以下である。
【0027】次いでオリゴカーボネートを、例えば撹拌
タンク反応器、薄層蒸発器、反応塔、ループ反応器、フ
ラツシユ蒸発を含む管コイル、下降フイルム蒸発器、カ
スケード式の撹拌タンク反応器、簡単なデイスク反応器
中へ導入することによつて更に反応させる。
【0028】オリゴカーボネートは、<100〜0.0
1ミリバール下において250〜400℃、好ましくは
280〜320℃まで温度を更に上昇させることによ
り、ポリカーボネートに転化される。
【0029】この段階にアルカリ金属/アルカリ土類金
属触媒を添加することは有利である。このアルカリ金属
/アルカリ土類金属触媒は、好ましくはジフエノール1
モル当り10-8〜10-4モル、更に好ましくは10-7
10-3モルの濃度で使用される。対応する触媒の例は、
リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、カルシウ
ム、バリウム、マグネシウムのヒドロキシド、カーボネ
ート、ハライド、フエノレート、ジフエノレート、フル
オリド、アセテート、ホスフエート、ハイドロジエンホ
スフエート、ボラネートである。
【0030】アルカリ金属/アルカリ土類金属触媒は、
例えば固体として或いは水、フエノール、オリゴカーボ
ネート、ポリカーボネート中の溶液又はマスターバツチ
として添加しうる。
【0031】本発明の方法において、オリゴカーボネー
トの重縮合は、連続式又は不連続式で、例えば撹拌タン
ク反応器、薄層蒸発器、カスケード式撹拌タンク反応
器、押出し機、混練機、デイスク反応器及び/又は高粘
度デイスク反応器中において行うことができる。
【0032】本発明の方法による芳香族ポリカーボネー
トは、ジクロルメタン中又はフエノール及びo−ジクロ
ルベンゼンの等重量混合物中の相対溶液粘度を測定し、
光散乱法で較正することによつて決定して、18,00
0〜60,000、好ましくは19,000〜40,00
0の重量平均分子量を有すべきである。
【0033】これは、好ましくはモノフエノールの留去
によつて低分子量のオリゴカーボネートを比較的低粘度
のポリカーボネートに且つ比較的高分子量のオリゴカー
ボネートを比較的高粘度のポリカーボネートに重縮合さ
せることによつて行われる。オリゴカーボネートの反応
によるポリカーボネートの製造は、WO 90/753
6号又はヨーロツパ特許第338085号に従い、本発
明の方法で製造されるオリゴカーボネートを結晶化さ
せ、これを固相での重縮合に供しても行いうる。
【0034】本発明の方法の芳香族ポリカーボネート
は、ジクロルメタン中又はフエノール及びo−ジクロル
ベンゼンの等重量混合物中の相対溶液粘度を測定し、光
散乱法で較正することによつて決定して、18,000
〜60,000、好ましくは19,000〜40,000
の重量平均分子量を有すべきである。
【0035】本発明で製造したポリカーボネートは、色
が明るく、好ましくは<1,200ppmの低末端OH
基含量を有し、且つ加水分解及び熱に対して耐性があ
る。
【0036】重合体の重量平均分子量を制限するには、
分子量調節剤例えばアルキルフエノール(イソオクチル
フエノール、t−ブチルフエノール、クミルフエノー
ル)を、公知の方法に従い、必要量で用いることができ
る(ヨーロツパ特許第360,578号)。
【0037】本発明で製造されるポリカーボネートに
は、その性質を改善するために助剤及び強化剤が添加し
うる。適当な助剤及び強化剤は、安定剤(例えばUV、
熱、γ−線安定剤)、帯電防止剤、流れ助剤、離型剤、
難燃剤、顔料、微粒子鉱物、繊維、例えばアルキル及び
アリールホスフアイト、ホスフエート及びホスフアン、
低分子量カルボン酸エステル、ハロゲン化合物、塩、チ
ヨーク、シリカ粉、ガラス及び炭素繊維、酸及びエポキ
シドを含む。
【0038】他の重合体例えばポリオレフイン、ポリウ
レタン、ポリスチレンも、本発明のポリカーボネートと
混合しうる。
【0039】これらの物質は、必要ならば本発明の方法
の他の段階でも添加できるけれど、好ましくは通常の装
置において、最終ポリカーボネートに添加される。
【0040】更に、本ポリカーボネートは、特別な用途
のために、ブロツク、セグメント及び共単量体、例えば
OH末端シロキサンブロツク、芳香族及び脂肪族OH及
びカルボン酸末端ポリエステル、OH末端ポリフエニレ
ンスルフイドブロツク、OH末端ポリフエニレンオキシ
ドブロツクの共縮合によつて改変されていてよい。
【0041】本発明で製造されるポリカーボネートは、
普通の用途、即ち電気工学、建設分野及び自動車工業に
おいて、例えばデータ記憶媒体に対する支持材料とし
て、被覆が目的の二重壁パネルとして、又は電子装置の
ハウジング材料として適当である。
【0042】
【実施例】実施例1 ビスフエノールA 1kg及び炭酸ジフエニル1kgを
別々に2つの油加熱した容器中に秤り入れ、窒素下に溶
融した。油加熱した容器には、加熱されたガラス管(ガ
ラスリング充填)中に開口する2つの加熱連結管を配置
した。このガラス管(長さ30cm及び直径7.5c
m)は、生成物出口を備え且つブリツジの取付けられた
2lの2ツ口フラスコ(加熱)で終つた。ビスフエノー
ルAを290℃まで加熱し、炭酸ジフエニルを250℃
まで加熱した。加熱されたガラス管を230℃に、また
2lの2ツ口フラスコを210℃に加熱した。次いでビ
スフエノールA及び炭酸ジフエニルが均一に沸とうする
ように圧力を連続的に40ミリバールまで減じた。均一
な沸とうは分離温度の再調整により調節しえた。次いで
加熱されたガラス管中でオリゴカーボネートの合成が進
み、オリゴカーボネートが2lの2ツ口フラスコ中で分
離した。脱離したフエノールを連続的にブリツジを通し
て除去した。相対溶液粘度1.038(ジクロルメタ
ン、25℃、5g/l)のオリゴカーボネートを、撹拌
機、内部温度計及びビグロウカラム(30cm、反射
的)を備えたフラスコ中に放出し、そして同時に温度を
1時間にわたつて250℃まで上昇させ、真空を10ミ
リバールまで低下させた。更に真空を0.5ミリバール
まで低下させ且つ温度を250℃まで上昇させることに
より、重縮合を1時間にわたつて完結させた。相対溶液
粘度1.230(ジクロルメタン、25℃、5g/l)
の無溶媒で明るい色のポリカーボネートを得た。このポ
リカーボネートは510ppmのフエノール性OH値を
有した。
【0043】実施例2 ガラスリングの代りにV4a石英リングを用いる以外実
施例1の通りであつた。得られたオリゴカーボネートは
相対溶液粘度1.045(ジクロルメタン、25℃、5
g/l)を有し、そして相対溶液粘度1.254(ジク
ロルメタン、25℃、5g/l)を有する明色の無溶媒
ポリカーボネートを与えた。
【0044】実施例3 NaOH 0.0001g(ビスフエノールAに基づいて
5×10-4モル%)を1%水溶液の形でオリゴカーボネ
ートに添加する以外実施例の通りであつた。相対溶液粘
度1.299(ジクロルメタン、25℃、5g/l)を
有する明色の無溶媒のポリカーボネートを得た。このポ
リカーボネートは280ppmのフエノール性OH値を
有した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・フイシヤー ドイツ47809クレーフエルト・エミール −フアイネンデゲン−シユトラーセ2 (72)発明者 ゴツトフリート・ツアビイ ドイツ51375レーフエルクーゼン・ベル ギシエラントシユトラーセ124ベー (72)発明者 フランツ−フエルデイナント・リール ドイツ41540ドルマゲン・プフアウエン シユトラーセ26 (56)参考文献 特開 平5−148619(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 64/00 - 64/42 WPI/L(QUESTEL)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族ジフエノール及び炭酸ジアリー
    ルエステルを一緒にし、気体形で反応させる、熱可塑性
    の、無溶媒オリゴ/ポリカーボネートの製造法。
  2. 【請求項2】 1000〜0.01ミリバールの絶対圧
    力下、80〜400℃の温度で行う、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 ジフエノールがビスフエノールAであ
    り、炭酸ジアリールエステルがジフエニルカーボネート
    である、請求項1または2の方法。
  4. 【請求項4】 気相反応で製造されるオリゴカーボネー
    トが300〜24000の平均分子量Mwを有する請求
    項1〜3のいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 オリゴカーボネート合成に対する滞留時
    間が1時間以下である、請求項1〜4のいずれか1項記
    載の方法。
JP32247995A 1994-11-21 1995-11-17 熱可塑性ポリカーボネートの製造法 Expired - Fee Related JP3399200B2 (ja)

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