JP3231372B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
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- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非磁性基材と、金属塩
スルホネ−ト基、及び分子末端に尿素基を有する熱可塑
性分岐ポリウレタンエラストマ−50%以上よりなる結
合剤中に磁気材料を分散してなる1層ないしそれ以上の
磁性層とからなる磁気記録媒体に関する。
スルホネ−ト基、及び分子末端に尿素基を有する熱可塑
性分岐ポリウレタンエラストマ−50%以上よりなる結
合剤中に磁気材料を分散してなる1層ないしそれ以上の
磁性層とからなる磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体は、記録、再生、経時変化
などについて益々高まる要求に応えて行かなければなら
なくなりつつある。これらの要求に応えるため、結合剤
はいよいよ重要になりつつある。従って、磁気特性を向
上させるために磁性材料の充填密度を高めることが望ま
しいが、それは層の結合剤の含有量を低下させることに
なる。針状の磁性材料をますます細かく分割して使用す
ることにより、シグナル/ノイズ比を改善しようという
試みもなされている。更にまた、これらの材料は経時変
化を低下させるために、非常にしばしば表面変性がなさ
れる。かかる対策の故に、分散工程中の顔料の分散、及
び良好な分散安定性を図る事が共にかなり困難になる。
しかし、一般には磁性層は非常に柔軟でなければなら
ず、また高い弾性と良好な引っ張り強度を持っていなけ
ればならない。更に、出力レベルの低下を避けるため
に、摩擦係数の低下、耐摩耗性の向上及びより優れた耐
久性などが益々求められている。加うるに、磁性層は特
に高温、高湿で機械的に安定でなければならない。
などについて益々高まる要求に応えて行かなければなら
なくなりつつある。これらの要求に応えるため、結合剤
はいよいよ重要になりつつある。従って、磁気特性を向
上させるために磁性材料の充填密度を高めることが望ま
しいが、それは層の結合剤の含有量を低下させることに
なる。針状の磁性材料をますます細かく分割して使用す
ることにより、シグナル/ノイズ比を改善しようという
試みもなされている。更にまた、これらの材料は経時変
化を低下させるために、非常にしばしば表面変性がなさ
れる。かかる対策の故に、分散工程中の顔料の分散、及
び良好な分散安定性を図る事が共にかなり困難になる。
しかし、一般には磁性層は非常に柔軟でなければなら
ず、また高い弾性と良好な引っ張り強度を持っていなけ
ればならない。更に、出力レベルの低下を避けるため
に、摩擦係数の低下、耐摩耗性の向上及びより優れた耐
久性などが益々求められている。加うるに、磁性層は特
に高温、高湿で機械的に安定でなければならない。
【0003】強い機械的応力を受ける磁性層に、結合剤
として優れている事が分かっているポリウレタンエラス
トマ−を含有させる事は知られている。ドイツ特許公告
1106 959、同2 753 694、ヨ−ロッパ
特許公開0 069 955、米国特許2、899、4
11などに記載されているようなポリエステルウレタン
が、特に適している事が立証されている。
として優れている事が分かっているポリウレタンエラス
トマ−を含有させる事は知られている。ドイツ特許公告
1106 959、同2 753 694、ヨ−ロッパ
特許公開0 069 955、米国特許2、899、4
11などに記載されているようなポリエステルウレタン
が、特に適している事が立証されている。
【0004】しかし、これらの結合剤は上記の要求や対
策には向いているとは言えない。顔料の濡れと分散が悪
影響を受ける場合が多く、そのために混練工程で燒結す
る材料が十分に粉砕されず、あるいは又顔料粒子の塊状
凝結をうまく阻止することができず、それが為に配向性
が悪化し、ひいては充填密度が低下する。従って、分散
工程を容易にするために、分子量の低い分散剤を比較的
少量添加する。これらの分散剤は良好な耐凝結性を持っ
ている反面、分散液の安定化を図る上では不満足であ
る。従って、より高分子量の分散用樹脂が追加成分とし
てしばしば用いられる。例えば、ドイツ特許公開3 0
26 357及びドイツ特許3137293にはSO3
M基を有するポリエステル樹脂を添加する事が記載され
ている。しかしながら、分散性向上のためのこれらの方
法には不利な点がある。例えば、低分子量の分散剤は高
温、高湿の環境下で滲み出してきて、その結果テ−プが
接触するすべての部分、特に録音再生装置のヘッド部分
に析出物が付着して出力レベルの低下をもたらす。一
方、分散用樹脂を使用した場合、分散液中での両立性の
問題が起こる事がある。これらの物質はしばしばフィル
ム形成物ではないのでブロッキングを引き起こす。その
上、これらの分散用樹脂の機械的特性は、主結合剤とし
て使われるポリウレタンの特性と往々にして合わない。
機械的特性の劣化も又、摩擦が増加する事を常に意味す
る。
策には向いているとは言えない。顔料の濡れと分散が悪
影響を受ける場合が多く、そのために混練工程で燒結す
る材料が十分に粉砕されず、あるいは又顔料粒子の塊状
凝結をうまく阻止することができず、それが為に配向性
が悪化し、ひいては充填密度が低下する。従って、分散
工程を容易にするために、分子量の低い分散剤を比較的
少量添加する。これらの分散剤は良好な耐凝結性を持っ
ている反面、分散液の安定化を図る上では不満足であ
る。従って、より高分子量の分散用樹脂が追加成分とし
てしばしば用いられる。例えば、ドイツ特許公開3 0
26 357及びドイツ特許3137293にはSO3
M基を有するポリエステル樹脂を添加する事が記載され
ている。しかしながら、分散性向上のためのこれらの方
法には不利な点がある。例えば、低分子量の分散剤は高
温、高湿の環境下で滲み出してきて、その結果テ−プが
接触するすべての部分、特に録音再生装置のヘッド部分
に析出物が付着して出力レベルの低下をもたらす。一
方、分散用樹脂を使用した場合、分散液中での両立性の
問題が起こる事がある。これらの物質はしばしばフィル
ム形成物ではないのでブロッキングを引き起こす。その
上、これらの分散用樹脂の機械的特性は、主結合剤とし
て使われるポリウレタンの特性と往々にして合わない。
機械的特性の劣化も又、摩擦が増加する事を常に意味す
る。
【0005】ポリウレタン結合剤そのものの分散特性を
向上させるために、結合剤に極性基を導入する事が初期
段階で提案された。これらの極性基は、ポリウレタンを
調製するのに使われるいずれかの成分により主として導
入される。極性基を有するポリエステルを用いる事がも
っとも多い(ドイツ特許公開2 833 845)。極
性基を持ったジオ−ル類により導入する事が、例えば日
本特許公開57−92421、ドイツ特許公告3、81
4、536、ヨ−ロッパ特許公開193 084に記載
されている。ポリウレタンの末端OH基におけるSN反
応により引き続いて極性基を導入する事が、日本特許公
開57−92422に開示されている。これまで開示さ
れた極性基を有するポリウレタンにより分散性は改善さ
れたが、その改善はまだ不十分であり、多くの要求に応
えるには至っていない。
向上させるために、結合剤に極性基を導入する事が初期
段階で提案された。これらの極性基は、ポリウレタンを
調製するのに使われるいずれかの成分により主として導
入される。極性基を有するポリエステルを用いる事がも
っとも多い(ドイツ特許公開2 833 845)。極
性基を持ったジオ−ル類により導入する事が、例えば日
本特許公開57−92421、ドイツ特許公告3、81
4、536、ヨ−ロッパ特許公開193 084に記載
されている。ポリウレタンの末端OH基におけるSN反
応により引き続いて極性基を導入する事が、日本特許公
開57−92422に開示されている。これまで開示さ
れた極性基を有するポリウレタンにより分散性は改善さ
れたが、その改善はまだ不十分であり、多くの要求に応
えるには至っていない。
【0006】開示されたすべてのポリウレタンのもう1
つの不利な点は、弾性を所定のレベルにするとしばしば
硬さが不十分になり、表面に粘着性が出る傾向があると
いう事である。従って、先行技術では適当なポリウレタ
ンを他の結合剤と組み合わせる事が行われている。提案
されている結合剤の組み合わせとしては、例えば、ポリ
ウレタンとフェノキシ樹脂、塩化ビニリデン/アクリロ
ニトリル共重合樹脂、塩化ビニル/アクリレ−ト共重合
樹脂、ポリカ−ボネ−トまたはポリエステルである。ド
イツ特許公開3 239 160がその例として挙げら
れる。これらの結合剤組み合わせが磁性層の機械的特性
の改善にはなるものの、分散性が悪影響を受けるため、
磁性材料の諸特性が十分に発揮されない。このことは、
配向比の低下、残留磁束密度の低下及びそれによる短波
長、長波長での感度の低下、さらには最終媒体の不満足
な出力レベル、などから明らかである。
つの不利な点は、弾性を所定のレベルにするとしばしば
硬さが不十分になり、表面に粘着性が出る傾向があると
いう事である。従って、先行技術では適当なポリウレタ
ンを他の結合剤と組み合わせる事が行われている。提案
されている結合剤の組み合わせとしては、例えば、ポリ
ウレタンとフェノキシ樹脂、塩化ビニリデン/アクリロ
ニトリル共重合樹脂、塩化ビニル/アクリレ−ト共重合
樹脂、ポリカ−ボネ−トまたはポリエステルである。ド
イツ特許公開3 239 160がその例として挙げら
れる。これらの結合剤組み合わせが磁性層の機械的特性
の改善にはなるものの、分散性が悪影響を受けるため、
磁性材料の諸特性が十分に発揮されない。このことは、
配向比の低下、残留磁束密度の低下及びそれによる短波
長、長波長での感度の低下、さらには最終媒体の不満足
な出力レベル、などから明らかである。
【0007】ポリウレタンの硬度を増加させ得る方法
は、ウレタン基と尿素基の濃度を増加する事であるが、
そのような方法ではテトラヒドロフランのような従来の
溶媒に溶けないポリマ−ができてしまう(ヨ−ロッパ特
許公開0 143 337)。ドイツ特許公開3 13
7 293では、非磁性粒子を混ぜて硬度を上げてい
る。
は、ウレタン基と尿素基の濃度を増加する事であるが、
そのような方法ではテトラヒドロフランのような従来の
溶媒に溶けないポリマ−ができてしまう(ヨ−ロッパ特
許公開0 143 337)。ドイツ特許公開3 13
7 293では、非磁性粒子を混ぜて硬度を上げてい
る。
【0008】しかし、上記の方法では結合剤系に対して
高まって来た諸々の要求に同時に答えるには不十分であ
る。その上、個々の効果を達成するためには、しばしば
ポリウレタンと他の樹脂を組み合わせて使用しなければ
ならない。
高まって来た諸々の要求に同時に答えるには不十分であ
る。その上、個々の効果を達成するためには、しばしば
ポリウレタンと他の樹脂を組み合わせて使用しなければ
ならない。
【0009】本発明の目的は、エ−テル類及び/または
ケトン類に易溶性で、優れた分散特性を有する熱可塑性
弾性ポリウレタンであって、それを用いて磁性層を形成
した場合、磁性層の機械的安定性が高まり、かつ録音特
性が向上するようなポリウレタンを提供することであ
る。
ケトン類に易溶性で、優れた分散特性を有する熱可塑性
弾性ポリウレタンであって、それを用いて磁性層を形成
した場合、磁性層の機械的安定性が高まり、かつ録音特
性が向上するようなポリウレタンを提供することであ
る。
【0010】上記目的は、非磁性基材と、50重量%以
上の熱可塑性ポリウレタンよりなる結合剤中に磁気材料
を分散してなる1層ないしそれ以上の磁性層からなる磁
気記録媒体において、上記ポリウレタンがイソシアネ−
トを含まず、テトラヒドロフランに可溶性の分岐ポリウ
レタンであって、分子末端にOH含有あるいはOH未含
有尿素基を有しており、30、000〜200、000
の分子量を有していて、下記の成分、すなわち: A)1モルの、分子量400〜10、000のポリジオ
−ル、 B)0.3〜10モルの下記混合物、すなわち、 B1)炭素数2〜18の1種以上のジオ−ル類、及び B2)1個あるいはそれ以上のスルホネ−ト基を有するジ
オ−ル、 C)0.01〜1モルの、炭素数3〜25のトリオ−ル
あるいはポリオ−ル、 D)1.3〜13モルの、炭素数6〜30の1種以上の
ジイソシアネ−ト、及び E)0.09〜2モルの、炭素数2〜16のアミノアル
コ−ル、から調製されるが、ただし、成分A)〜C)の
OH基:成分D)のNCO基:成分E)のアミノ基の比
が、1:1.03〜1.3:0.03〜0.3であるこ
とを特徴とする磁気記録媒体によって達成される。
上の熱可塑性ポリウレタンよりなる結合剤中に磁気材料
を分散してなる1層ないしそれ以上の磁性層からなる磁
気記録媒体において、上記ポリウレタンがイソシアネ−
トを含まず、テトラヒドロフランに可溶性の分岐ポリウ
レタンであって、分子末端にOH含有あるいはOH未含
有尿素基を有しており、30、000〜200、000
の分子量を有していて、下記の成分、すなわち: A)1モルの、分子量400〜10、000のポリジオ
−ル、 B)0.3〜10モルの下記混合物、すなわち、 B1)炭素数2〜18の1種以上のジオ−ル類、及び B2)1個あるいはそれ以上のスルホネ−ト基を有するジ
オ−ル、 C)0.01〜1モルの、炭素数3〜25のトリオ−ル
あるいはポリオ−ル、 D)1.3〜13モルの、炭素数6〜30の1種以上の
ジイソシアネ−ト、及び E)0.09〜2モルの、炭素数2〜16のアミノアル
コ−ル、から調製されるが、ただし、成分A)〜C)の
OH基:成分D)のNCO基:成分E)のアミノ基の比
が、1:1.03〜1.3:0.03〜0.3であるこ
とを特徴とする磁気記録媒体によって達成される。
【0011】本発明に依る新規な磁気記録媒体に使われ
る分岐ポリウレタンは、尿素基を挟んで分子鎖末端に結
合しているOH基の数が、1分子当たり4〜30、特に
6〜24、好ましくは8〜24である。必要な機械的特
性を達成するために求められる分子量は、重量平均で3
0、000以上、200、000以下であるが、好まし
くは60、000〜110、000である。しかし、O
H数が30以上であると、分子量が高い場合不利であ
る。なぜなら、OH数が高すぎると分子が分岐し過ぎ
て、それが為に分子が螺旋状になり、一部架橋が起こっ
て調製するのが難しくなり、使用にも困難を来す。1
0、000以上の平均分子鎖長に対して分岐数が1〜1
5、特に2〜10であると望ましいポリウレタンエラス
トマ−になる。そのような構造のポリウレタンは、未架
橋状態ではDIN53157に依る硬度が通常18〜1
40である。
る分岐ポリウレタンは、尿素基を挟んで分子鎖末端に結
合しているOH基の数が、1分子当たり4〜30、特に
6〜24、好ましくは8〜24である。必要な機械的特
性を達成するために求められる分子量は、重量平均で3
0、000以上、200、000以下であるが、好まし
くは60、000〜110、000である。しかし、O
H数が30以上であると、分子量が高い場合不利であ
る。なぜなら、OH数が高すぎると分子が分岐し過ぎ
て、それが為に分子が螺旋状になり、一部架橋が起こっ
て調製するのが難しくなり、使用にも困難を来す。1
0、000以上の平均分子鎖長に対して分岐数が1〜1
5、特に2〜10であると望ましいポリウレタンエラス
トマ−になる。そのような構造のポリウレタンは、未架
橋状態ではDIN53157に依る硬度が通常18〜1
40である。
【0012】さらに、それらは、弾性率(DIN53
457による)20〜2、500N/mm2 、破壊延伸
率(DIN53 455)100%以上、引張り強度
(DIN53 455)30N/mm2 以上を持ってい
る。軟化点は80〜180℃である。
457による)20〜2、500N/mm2 、破壊延伸
率(DIN53 455)100%以上、引張り強度
(DIN53 455)30N/mm2 以上を持ってい
る。軟化点は80〜180℃である。
【0013】新規な磁気記録媒体を調製するに際して、
基本的に磁性材料と特別なポリウレタンからなる分散液
を支持体に塗付する前に、ポリイソシアネ−トを添加す
ることができる。分子量10、000まで、好ましくは
500〜3、000の多くの有機ジ−、トリ−またはポ
リイソシアネ−ト類あるいはイソシアネ−トプレポリマ
−類を架橋に用いる事ができる。好ましいのは、1分子
あたりNCO基を2個以上持っているポリイソシアネ−
トあるいはイソシアネ−トプレポリマ−である。トリレ
ンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジイソシアネ−
ト、あるいはイソホロンジイソシアネ−トから、ジオ−
ルあるいはトリオ−ルとの重付加反応あるいはビュウレ
ットおよびイソシアヌレ−ト形成によって作られるポリ
イソシアネ−ト類が特に適当である事が分かっている。
トリレンジイソシアネ−トとトリメチロ−ルプロパンお
よびジエチレングリコ−ルとの付加物が特に有利であ
る。
基本的に磁性材料と特別なポリウレタンからなる分散液
を支持体に塗付する前に、ポリイソシアネ−トを添加す
ることができる。分子量10、000まで、好ましくは
500〜3、000の多くの有機ジ−、トリ−またはポ
リイソシアネ−ト類あるいはイソシアネ−トプレポリマ
−類を架橋に用いる事ができる。好ましいのは、1分子
あたりNCO基を2個以上持っているポリイソシアネ−
トあるいはイソシアネ−トプレポリマ−である。トリレ
ンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジイソシアネ−
ト、あるいはイソホロンジイソシアネ−トから、ジオ−
ルあるいはトリオ−ルとの重付加反応あるいはビュウレ
ットおよびイソシアヌレ−ト形成によって作られるポリ
イソシアネ−ト類が特に適当である事が分かっている。
トリレンジイソシアネ−トとトリメチロ−ルプロパンお
よびジエチレングリコ−ルとの付加物が特に有利であ
る。
【0014】上記ポリイソシアネ−トを、好ましくは調
製済の磁性分散液を支持体に塗布する前に混合すること
により、新規な記録媒体の機械的特性が、摩擦耐性及び
形成された磁性層の熱可塑性について格段に改善され
る。この目的のために添加されるポリイソシアネ−トの
量は、一般には、結合剤の全量に対して1〜20重量
%、好ましくは4〜15重量%である。
製済の磁性分散液を支持体に塗布する前に混合すること
により、新規な記録媒体の機械的特性が、摩擦耐性及び
形成された磁性層の熱可塑性について格段に改善され
る。この目的のために添加されるポリイソシアネ−トの
量は、一般には、結合剤の全量に対して1〜20重量
%、好ましくは4〜15重量%である。
【0015】新規な磁気記録媒体を特徴ずけるポリウレ
タンは、通常の成分から構成される。
タンは、通常の成分から構成される。
【0016】分子量が400〜10、000、好ましく
は500〜2、500のポリエステロ−ル、ポリエテロ
−ルあるいはポリカ−ボネ−トが成分Aとして使われ
る。ポリリジオ−ルは、末端にOH基を2個有する主と
して直鎖のポリマ−が有利である。ポリジオ−ルは、酸
価が10未満、好ましくは3未満である。
は500〜2、500のポリエステロ−ル、ポリエテロ
−ルあるいはポリカ−ボネ−トが成分Aとして使われ
る。ポリリジオ−ルは、末端にOH基を2個有する主と
して直鎖のポリマ−が有利である。ポリジオ−ルは、酸
価が10未満、好ましくは3未満である。
【0017】ポリエテロ−ルは、炭素数4〜15、好ま
しくは4〜8の脂肪族、芳香族ジカルボン酸と、好まし
くは炭素数2〜20の脂肪族または脂環式グリコ−ルと
のエステル化反応、或は炭素数3〜20のラクトンの重
合反応により調製することが出来る。例えば、グルタ−
ル酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバチン酸、ドデカン
ジオン酸、イソフタ−ル酸、好ましくはアジピン酸、コ
ハク酸、テレフタ−ル酸をジカルボン酸として用いるこ
とができる。ジカルボン酸は単独で、或は混合物で使う
ことが出来る。ポリエステロ−ルを調製する際、ジカル
ボン酸の代わりにそれの無水物や塩化カルボニルのよう
な誘導体の形で使用しても良い。
しくは4〜8の脂肪族、芳香族ジカルボン酸と、好まし
くは炭素数2〜20の脂肪族または脂環式グリコ−ルと
のエステル化反応、或は炭素数3〜20のラクトンの重
合反応により調製することが出来る。例えば、グルタ−
ル酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバチン酸、ドデカン
ジオン酸、イソフタ−ル酸、好ましくはアジピン酸、コ
ハク酸、テレフタ−ル酸をジカルボン酸として用いるこ
とができる。ジカルボン酸は単独で、或は混合物で使う
ことが出来る。ポリエステロ−ルを調製する際、ジカル
ボン酸の代わりにそれの無水物や塩化カルボニルのよう
な誘導体の形で使用しても良い。
【0018】適当なグリコ−ルの例は、ジエチレングリ
コ−ル、ペンタンジオ−ル、デカン−1、10−ジオ−
ル、2、2、4−トリメチルペンタン−1、5−ジオ−
ルなどである。エタン−1、2−ジオ−ル、ブタン−
1、4−ジオ−ル、ヘキサン−1、6−ジオ−ル、2、
2−ジメチルプロパン−1、3−ジオ−ル、1、4−ジ
メチルロ−ルシクロヘキサン、1、4−ジエタノ−ルシ
クロヘキサン、1、4−ジエタノ−ルプロパンなどが好
ましく用いられる。ポリエステロ−ルの調製に適当なラ
クトンの例は、α、α−ジメチル−β−プロピオラクト
ン、ブチロラクトン、好ましくはカプロラクトンであ
る。ポリカ−ボネ−ト類は、一般にヘキサン−1、6−
ジオオ−ルが基本骨格である。
コ−ル、ペンタンジオ−ル、デカン−1、10−ジオ−
ル、2、2、4−トリメチルペンタン−1、5−ジオ−
ルなどである。エタン−1、2−ジオ−ル、ブタン−
1、4−ジオ−ル、ヘキサン−1、6−ジオ−ル、2、
2−ジメチルプロパン−1、3−ジオ−ル、1、4−ジ
メチルロ−ルシクロヘキサン、1、4−ジエタノ−ルシ
クロヘキサン、1、4−ジエタノ−ルプロパンなどが好
ましく用いられる。ポリエステロ−ルの調製に適当なラ
クトンの例は、α、α−ジメチル−β−プロピオラクト
ン、ブチロラクトン、好ましくはカプロラクトンであ
る。ポリカ−ボネ−ト類は、一般にヘキサン−1、6−
ジオオ−ルが基本骨格である。
【0019】ポリエテロ−ル類は、末端にOH基を有し
ており、エ−テル結合を含み、分子量が約600〜4、
000、好ましくは1、000〜2、000の本質的に
直鎖の化合物である。ポリエテロ−ルは、2個の活性水
素がアルキレンラジカルに結合している重合開始剤分子
を用いて、テトラヒドロフランのような環状エ−テルを
重合させることにより、或はまた炭素数2〜4の1ない
し2種のアルキレンオキサイドを反応させることにより
容易に調製する事ができる。アルキレンオキサイドの例
としては、エチレンオキサイド、1、2−プロピレンオ
キサイド、エピクロルヒドリン、1、2−及び2、3−
ブチレンオキサイドなどである。アルキレンオキサイド
類は単独で、或は順番に、或は混合物として用いること
ができる。適当な重合開始剤分子の例としては、水、エ
チレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ブタン−
1、4−ジオ−ル、ヘキサン−1、6−ジオ−ルなどの
グリコ−ル類、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジア
ミン、4、4’−ジアミノ−ジフェニルメタンなどのア
ミン類、及びエタノ−ルアミンなどのアミノアルコ−ル
類である。ポリエステロ−ルの場合と同様、ポリエテロ
−ル類もまた単独で或は混合物として用いることができ
る。
ており、エ−テル結合を含み、分子量が約600〜4、
000、好ましくは1、000〜2、000の本質的に
直鎖の化合物である。ポリエテロ−ルは、2個の活性水
素がアルキレンラジカルに結合している重合開始剤分子
を用いて、テトラヒドロフランのような環状エ−テルを
重合させることにより、或はまた炭素数2〜4の1ない
し2種のアルキレンオキサイドを反応させることにより
容易に調製する事ができる。アルキレンオキサイドの例
としては、エチレンオキサイド、1、2−プロピレンオ
キサイド、エピクロルヒドリン、1、2−及び2、3−
ブチレンオキサイドなどである。アルキレンオキサイド
類は単独で、或は順番に、或は混合物として用いること
ができる。適当な重合開始剤分子の例としては、水、エ
チレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ブタン−
1、4−ジオ−ル、ヘキサン−1、6−ジオ−ルなどの
グリコ−ル類、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジア
ミン、4、4’−ジアミノ−ジフェニルメタンなどのア
ミン類、及びエタノ−ルアミンなどのアミノアルコ−ル
類である。ポリエステロ−ルの場合と同様、ポリエテロ
−ル類もまた単独で或は混合物として用いることができ
る。
【0020】炭素数2〜10、好ましくは4〜6の脂肪
族ジオ−ル類、例えば、エタン−1、2−ジオ−ル、プ
ロパン−1、3−ジオ−ル、ブタン−1、4−ジオ−
ル、ヘキサン−1、6−ジオ−ル、ペンタン−1、5−
ジオ−ル、デカン−1、10−ジオ−ル、2−メチルプ
ロパン−1、3−ジオ−ル、2−メチル−2−ブチルプ
ロパン−1、3−ジオ−ル、2、2−ジメチルブタン−
1、4−ジオ−ル、ネオペンチルグリコ−ルヒドロキシ
ピバル酸エステル、ジエチレングリコ−ル、トリエチレ
ングリコ−ル、メチルジエタノ−ルアミン、1、4−ジ
メチロ−ルシクロヘキサン、1、4−ジエタノ−ルシク
ロヘキサンなどでも、或は芳香族ジオ−ル類、例えばビ
スフェノ−ルAのエチレンまたはプロピレン付加物、ハ
イドロキノンのエチレンオキサイド付加物などでも成分
B1として使用される。ジオ−ル類は単独で、或は混合
物として用いることができる。また、炭素数2〜15の
ジアミン類、例えばエチレンジアミン、1、6−ヘキサ
メチレンジアミン、4、9−ジオキソドデカン−1、1
2−ジアミン、4、4’−ジアミノジフェニルメタンな
ど、或はアミノアルコ−ル類、例えばモノエタノ−ルア
ミン、モノイソプロパノ−ルアミン、2−アミノ−2−
メチルペンタン−2−オ−ル、などを少量用いても良
い。生じる尿素基をポリマ−鎖のなかに組み込むのが有
利である事が分かっている。末端鎖に付いた尿素基は、
さほど重要ではない。
族ジオ−ル類、例えば、エタン−1、2−ジオ−ル、プ
ロパン−1、3−ジオ−ル、ブタン−1、4−ジオ−
ル、ヘキサン−1、6−ジオ−ル、ペンタン−1、5−
ジオ−ル、デカン−1、10−ジオ−ル、2−メチルプ
ロパン−1、3−ジオ−ル、2−メチル−2−ブチルプ
ロパン−1、3−ジオ−ル、2、2−ジメチルブタン−
1、4−ジオ−ル、ネオペンチルグリコ−ルヒドロキシ
ピバル酸エステル、ジエチレングリコ−ル、トリエチレ
ングリコ−ル、メチルジエタノ−ルアミン、1、4−ジ
メチロ−ルシクロヘキサン、1、4−ジエタノ−ルシク
ロヘキサンなどでも、或は芳香族ジオ−ル類、例えばビ
スフェノ−ルAのエチレンまたはプロピレン付加物、ハ
イドロキノンのエチレンオキサイド付加物などでも成分
B1として使用される。ジオ−ル類は単独で、或は混合
物として用いることができる。また、炭素数2〜15の
ジアミン類、例えばエチレンジアミン、1、6−ヘキサ
メチレンジアミン、4、9−ジオキソドデカン−1、1
2−ジアミン、4、4’−ジアミノジフェニルメタンな
ど、或はアミノアルコ−ル類、例えばモノエタノ−ルア
ミン、モノイソプロパノ−ルアミン、2−アミノ−2−
メチルペンタン−2−オ−ル、などを少量用いても良
い。生じる尿素基をポリマ−鎖のなかに組み込むのが有
利である事が分かっている。末端鎖に付いた尿素基は、
さほど重要ではない。
【0021】上記ジオ−ル類は、全部あるいは一部を水
で置き換えても良い。
で置き換えても良い。
【0022】成分B2)を構成するジオ−ル類は、1個
以上の−SO3 M基を持っている。これらの例として
は、ドイツ特許3 407 562に記載されているよ
うに、式(I): R1CH2O−(C2H4O−)n(C3H7O−)mCH2CHR3CH2−SO3X [式中、R1 が
以上の−SO3 M基を持っている。これらの例として
は、ドイツ特許3 407 562に記載されているよ
うに、式(I): R1CH2O−(C2H4O−)n(C3H7O−)mCH2CHR3CH2−SO3X [式中、R1 が
【0023】
【化1】 R2 がCH3-、C2H5-またはC3H7- であり、R3 がH-または
CH3-であり、XがH、アルカリ金属またはアンモニウム
イオンであり、nが0〜100であり、mが0〜50で
あり、1≦n+m]の化合物、及び一部ドイツ特許公開
に記載されている下記式(II):
CH3-であり、XがH、アルカリ金属またはアンモニウム
イオンであり、nが0〜100であり、mが0〜50で
あり、1≦n+m]の化合物、及び一部ドイツ特許公開
に記載されている下記式(II):
【0024】
【化2】 [式中、R1 が、炭素原子が20〜86重量%を占め
る、炭素数1〜40の直鎖、分岐または環状のラジカ
ル、あるいは
る、炭素数1〜40の直鎖、分岐または環状のラジカ
ル、あるいは
【0025】
【化3】 (式中、R3 がHまたはCH3 であり、nが0〜100で
あり、mが0〜50であり、1≦n+mであり、Xが-S
O3M であり、MはH、Li、Na,Kまたはアンモニウ
ムである)]のジオ−ルである。
あり、mが0〜50であり、1≦n+mであり、Xが-S
O3M であり、MはH、Li、Na,Kまたはアンモニウ
ムである)]のジオ−ルである。
【0026】成分B1、B2の比は、使用される磁性材
料の比表面積によって選ぶのが良い。
料の比表面積によって選ぶのが良い。
【0027】成分C)のトリオ−ル類は、炭素数3〜1
0、好ましくは3〜6の化合物である。適当なトリオ−
ルの例としては、グリセロ−ル、トリメチロ−ルプロパ
ンなどである。例えば、トリメチロ−ルプロパンとエチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイドなどの低分子量
反応生成物もまた使用できる。トリオ−ル存在下に重付
加反応を行う事により、最終生成物を分岐させることが
でき、局所的に架橋が起こらない限り、ポリウレタンの
機械的特性に好ましい効果をもたらすことができる。例
えば、エリスリト−ル、ペンタエリスリト−ル、ソルビ
ト−ルなどをポリオ−ルとして用いることができる。
0、好ましくは3〜6の化合物である。適当なトリオ−
ルの例としては、グリセロ−ル、トリメチロ−ルプロパ
ンなどである。例えば、トリメチロ−ルプロパンとエチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイドなどの低分子量
反応生成物もまた使用できる。トリオ−ル存在下に重付
加反応を行う事により、最終生成物を分岐させることが
でき、局所的に架橋が起こらない限り、ポリウレタンの
機械的特性に好ましい効果をもたらすことができる。例
えば、エリスリト−ル、ペンタエリスリト−ル、ソルビ
ト−ルなどをポリオ−ルとして用いることができる。
【0028】NCO含有中間体を生成するために、成分
A、B及びCを、炭素数6〜30の脂肪族、脂環式或は
芳香族ジイソシアネ−ト(成分D)と反応させる。それ
らジイソシアネ−トの例としては、トリレン−2、4−
ジイソシアネ−ト、トリレン−2、6−ジイソシアネ−
ト、m−およびp−テトラメチロ−ルジイソシアネ−
ト、m−フェニレンジイソシアネ−ト、4−クロロフェ
ニレン−1、3−ジイソシアネ−ト、ナフチレン−1、
5−ジイソシアネ−ト、ヘキサメチレン−1、5−ジイ
ソシアネ−ト、ヘキサメチレン−1、6−ジイソシアネ
−ト、シクロヘキシレン−1、4−ジイソシアネ−ト、
テトラヒドロナフチレン−1、5−ジイソシアネ−ト、
4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネ−ト、ジシク
ロヘキシルメタンジイソシアネ−ト、イソホロンジイソ
シアネ−ト、及びそれらの混合物である。
A、B及びCを、炭素数6〜30の脂肪族、脂環式或は
芳香族ジイソシアネ−ト(成分D)と反応させる。それ
らジイソシアネ−トの例としては、トリレン−2、4−
ジイソシアネ−ト、トリレン−2、6−ジイソシアネ−
ト、m−およびp−テトラメチロ−ルジイソシアネ−
ト、m−フェニレンジイソシアネ−ト、4−クロロフェ
ニレン−1、3−ジイソシアネ−ト、ナフチレン−1、
5−ジイソシアネ−ト、ヘキサメチレン−1、5−ジイ
ソシアネ−ト、ヘキサメチレン−1、6−ジイソシアネ
−ト、シクロヘキシレン−1、4−ジイソシアネ−ト、
テトラヒドロナフチレン−1、5−ジイソシアネ−ト、
4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネ−ト、ジシク
ロヘキシルメタンジイソシアネ−ト、イソホロンジイソ
シアネ−ト、及びそれらの混合物である。
【0029】次に、成分A〜Dより得られたNCO含有
中間体をアミノアルコ−ル類(成分E)と反応させて、
OH含有ポリウレタンエラストマ−を得る。これらの、
炭素数2〜16、好ましくは3〜6のアミノアルコ−ル
としては、モノエタノ−ルアミン、メチルイソプロパノ
−ルアミン、エチルイソプロパノ−ルアミン、メチルエ
タノ−ルアミン、3−アミノプロパノ−ル、1−エチル
アミノブタン−2−オ−ル、4−メチル−4−アミノペ
ンタン−2−オ−ル、N−(2−ヒドロキシエチル)−
アニリンなどがある。アミノジオ−ルは、分子鎖末端で
付加反応するために、ポリマ−のOH数が倍加するので
特に好ましい。ジエタノ−ルアミン及びジイソプロパノ
−ルアミンが特に有利である事が分かっている。
中間体をアミノアルコ−ル類(成分E)と反応させて、
OH含有ポリウレタンエラストマ−を得る。これらの、
炭素数2〜16、好ましくは3〜6のアミノアルコ−ル
としては、モノエタノ−ルアミン、メチルイソプロパノ
−ルアミン、エチルイソプロパノ−ルアミン、メチルエ
タノ−ルアミン、3−アミノプロパノ−ル、1−エチル
アミノブタン−2−オ−ル、4−メチル−4−アミノペ
ンタン−2−オ−ル、N−(2−ヒドロキシエチル)−
アニリンなどがある。アミノジオ−ルは、分子鎖末端で
付加反応するために、ポリマ−のOH数が倍加するので
特に好ましい。ジエタノ−ルアミン及びジイソプロパノ
−ルアミンが特に有利である事が分かっている。
【0030】成分AのDに対する比率は、ポリジオ−ル
1モルに対してジイソシアネ−トが1.35〜13モル
であるが、その際、炭素数2〜20のジオ〜ルを0.3
〜10モル使用し、トリオ−ルを0.05〜0.5モル
使用する;ジオ−ルの使用量は、一部ポリジオ−ルの分
子量による。しかし、実用上の理由から、反応物が完全
に反応するのに必要とする量に対して、ジイソシアネ−
トを3%以上過剰に使用すると有利であり、そのため、
反応混合物における水酸基に対するイソシアネ−ト基の
数量比は約1.03〜1.3,好ましくは1.05〜
1.15である。次に、過剰のNCO基をアミノアルコ
−ルのNH基と化学量論量的に反応させ、その為成分A
〜C:D:Eの比は、1:1.03〜1.3:0.03
〜0.3、好ましくは1:1.05〜1.15:0.0
5〜0.15である。
1モルに対してジイソシアネ−トが1.35〜13モル
であるが、その際、炭素数2〜20のジオ〜ルを0.3
〜10モル使用し、トリオ−ルを0.05〜0.5モル
使用する;ジオ−ルの使用量は、一部ポリジオ−ルの分
子量による。しかし、実用上の理由から、反応物が完全
に反応するのに必要とする量に対して、ジイソシアネ−
トを3%以上過剰に使用すると有利であり、そのため、
反応混合物における水酸基に対するイソシアネ−ト基の
数量比は約1.03〜1.3,好ましくは1.05〜
1.15である。次に、過剰のNCO基をアミノアルコ
−ルのNH基と化学量論量的に反応させ、その為成分A
〜C:D:Eの比は、1:1.03〜1.3:0.03
〜0.3、好ましくは1:1.05〜1.15:0.0
5〜0.15である。
【0031】このような構成を有する熱可塑性、弾性の
OH含有ポリウレタンは、触媒及び他の助剤、或は添加
剤の存在下またはそれなしで、溶液中で2段階工程で調
製される。これらの化合物を無溶媒バッチ方式で調製す
る事はできない。トリオ−ルが存在して、アミンとNC
O基が反応するために、無溶媒重付加反応中に少なくと
も一部ゲルが形成されるので、反応は溶液中で行われ
る。一般的には、無溶媒重付加反応で起るような部分的
な過剰架橋の危険性は、溶液重付加反応では避けられ
る。
OH含有ポリウレタンは、触媒及び他の助剤、或は添加
剤の存在下またはそれなしで、溶液中で2段階工程で調
製される。これらの化合物を無溶媒バッチ方式で調製す
る事はできない。トリオ−ルが存在して、アミンとNC
O基が反応するために、無溶媒重付加反応中に少なくと
も一部ゲルが形成されるので、反応は溶液中で行われ
る。一般的には、無溶媒重付加反応で起るような部分的
な過剰架橋の危険性は、溶液重付加反応では避けられ
る。
【0032】反応条件(溶媒量、反応熱など)に基づい
て、2段階工程においては2つの異なる方式が可能であ
である。
て、2段階工程においては2つの異なる方式が可能であ
である。
【0033】方式1:最初にイソシアネ−トを少量の溶
媒と共に取り、次に成分A、B及びC、更に、必要なら
触媒、助剤及び添加剤を溶媒に溶かして、20〜90
℃、好ましくは30〜70℃で、0.2〜5時間で添加
する。成分を、所望のNCO含有量まで反応させ、次い
で第2段階で成分Eを添加する。
媒と共に取り、次に成分A、B及びC、更に、必要なら
触媒、助剤及び添加剤を溶媒に溶かして、20〜90
℃、好ましくは30〜70℃で、0.2〜5時間で添加
する。成分を、所望のNCO含有量まで反応させ、次い
で第2段階で成分Eを添加する。
【0034】方式2:この方式では、A〜Dの成分を最
初から所定量の溶媒に溶かして、固形分が15〜50重
量%になるように溶液を調製する。次ぎに、必要に応じ
て触媒を添加して、撹拌しつつ20〜90℃、好ましく
は30〜70℃に加熱する。その後、所望のNCO含有
量になるまで成分を反応させ、次いで第2段階で成分E
を添加する。2段階工程では、最初の段階では成分A〜
Cに比較して過剰のNCOが使用される。両方式におい
て、幾らかの溶媒中で反応を開始して、残りの溶媒を反
応中、あるいは反応後に添加することもできる。
初から所定量の溶媒に溶かして、固形分が15〜50重
量%になるように溶液を調製する。次ぎに、必要に応じ
て触媒を添加して、撹拌しつつ20〜90℃、好ましく
は30〜70℃に加熱する。その後、所望のNCO含有
量になるまで成分を反応させ、次いで第2段階で成分E
を添加する。2段階工程では、最初の段階では成分A〜
Cに比較して過剰のNCOが使用される。両方式におい
て、幾らかの溶媒中で反応を開始して、残りの溶媒を反
応中、あるいは反応後に添加することもできる。
【0035】ポリウレタン調製用の溶媒として、テトラ
ヒドロフランが好ましく用いられる。勿論、使用分野に
よっては、ポリウレタンは、ジオキサン、シクロヘキサ
ノン、メチルエチルケトン、ジメチルフォルムアミド、
N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、酢酸エ
チルグリコ−ルなどの他の極性溶媒中で調製することも
できる。上記溶媒を、トルエン、キシレンなどの芳香族
溶媒、エチルあるいはブチル酢酸などのエステル類と混
合することもできる。
ヒドロフランが好ましく用いられる。勿論、使用分野に
よっては、ポリウレタンは、ジオキサン、シクロヘキサ
ノン、メチルエチルケトン、ジメチルフォルムアミド、
N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、酢酸エ
チルグリコ−ルなどの他の極性溶媒中で調製することも
できる。上記溶媒を、トルエン、キシレンなどの芳香族
溶媒、エチルあるいはブチル酢酸などのエステル類と混
合することもできる。
【0036】ポリウレタンの調製および架橋反応に適し
た触媒の例としては、トリエチルアミン、トリエチレン
ジアミン、N−メチルピリジン、N−メチルモルホリン
などの3級アミン類、オクタン酸錫、オクタン酸鉛、ス
テアリン酸亜鉛などの金属塩類、ジラウリン酸ジブチル
錫などの有機金属化合物などである。触媒の適量は、そ
れの活性による。一般に、ポリウレタン100重量部に
対して0.005〜0.3重量部、好ましくは0.01
〜0.1重量部用いるのが有利であることが分かってい
る。
た触媒の例としては、トリエチルアミン、トリエチレン
ジアミン、N−メチルピリジン、N−メチルモルホリン
などの3級アミン類、オクタン酸錫、オクタン酸鉛、ス
テアリン酸亜鉛などの金属塩類、ジラウリン酸ジブチル
錫などの有機金属化合物などである。触媒の適量は、そ
れの活性による。一般に、ポリウレタン100重量部に
対して0.005〜0.3重量部、好ましくは0.01
〜0.1重量部用いるのが有利であることが分かってい
る。
【0037】新規な磁気記録媒体を特徴づけるポリウレ
タンは、磁性層形成用の結合剤として単独で使用するこ
とができるが、磁気記録媒体の或る特別の用途の場合に
は、結合剤の第2成分を結合剤全量あたり5〜50重量
部、好ましくは10〜40重量部添加するのが有利であ
る。
タンは、磁性層形成用の結合剤として単独で使用するこ
とができるが、磁気記録媒体の或る特別の用途の場合に
は、結合剤の第2成分を結合剤全量あたり5〜50重量
部、好ましくは10〜40重量部添加するのが有利であ
る。
【0038】物理的に乾燥する結合剤を混合することが
知られている。その例として、ポリビニルホルマ−ル結
合剤などが上げられるが、これはビニルエステルポリマ
−を加水分解してできるビニルアルコ−ルポリマ−を、
ホルムアルデヒドと反応させて作る。ポリビニルホルマ
−ル類は、ビニルホルマ−ル基を65重量%以上、特に
80重量%以上含んでいるのが有利である。ポリビニル
ホルマ−ル類は、ビニルアルコ−ル基を5〜13重量
%、ビニルホルマ−ル基を80〜88重量%を有し、か
つ比重が約1.2であり、ポリビニルホルマ−ル5gを
フェノ−ル/トルエン1:1の混合溶媒100mlに溶
かした溶液中で20℃で測定した粘度が、約50〜12
0mPa.sであり、Fikentscer(Cellulosechemie 13
、 1932、 58 頁)によるK値(ジメチルホルムアミド中
1%)は40〜70である。ポリビニルホルマ−ルの他
に適当なものは塩化ビニル/ジオ−ルモノ−またはジメ
タアクリレ−ト共重合物であるが、これは通常の方法、
例えば、塩化ビニルとジオ−ルモノ−またはジメタクリ
レ−トの溶液重合あるいは懸濁重合により調製すること
ができる。このために使用されるジオ−ルモノ−または
ジメタクリレ−トは、アクリル酸又はメタクリル酸と、
エチレングリコ−ル、ブタン−1、4−ジオ−ル、プロ
パンジオ−ル、好ましくはプロパン−1、3−ジオ−ル
と0〜50重量%のプロパン−1、2−ジオ−ルからな
るプロパンジオ−ルなどの炭素数2〜4の相当量の脂肪
族ジオ−ルのエステル化反応生成物である。共重合物
は、塩化ビニル含有量が50〜95重量%、またジオ−
ルアクリレ−ト又はメタクリレ−ト含有量が5〜50重
量%であることが望ましい。特に適当な共重合物は、塩
化ビニルを70〜90重量%、ジオ−ルモノアクリレ−
ト又はジオ−ルモノメタクリレ−トを10〜30重量%
含むのが好ましい。塩化ビニル/プロパンジオ−ルモノ
アクリレ−ト共重合体などの特に好ましい共重合物を、
テトラヒオドロフランとジオキサンの等容量混合溶媒に
溶かして15%溶液にしたものは、25℃での粘度が約
30mPa.sである。特に好ましい化合物のFikentsc
erによるK値(ジメチルホルムアミド中1%)は30〜
50、好ましくは約40である。
知られている。その例として、ポリビニルホルマ−ル結
合剤などが上げられるが、これはビニルエステルポリマ
−を加水分解してできるビニルアルコ−ルポリマ−を、
ホルムアルデヒドと反応させて作る。ポリビニルホルマ
−ル類は、ビニルホルマ−ル基を65重量%以上、特に
80重量%以上含んでいるのが有利である。ポリビニル
ホルマ−ル類は、ビニルアルコ−ル基を5〜13重量
%、ビニルホルマ−ル基を80〜88重量%を有し、か
つ比重が約1.2であり、ポリビニルホルマ−ル5gを
フェノ−ル/トルエン1:1の混合溶媒100mlに溶
かした溶液中で20℃で測定した粘度が、約50〜12
0mPa.sであり、Fikentscer(Cellulosechemie 13
、 1932、 58 頁)によるK値(ジメチルホルムアミド中
1%)は40〜70である。ポリビニルホルマ−ルの他
に適当なものは塩化ビニル/ジオ−ルモノ−またはジメ
タアクリレ−ト共重合物であるが、これは通常の方法、
例えば、塩化ビニルとジオ−ルモノ−またはジメタクリ
レ−トの溶液重合あるいは懸濁重合により調製すること
ができる。このために使用されるジオ−ルモノ−または
ジメタクリレ−トは、アクリル酸又はメタクリル酸と、
エチレングリコ−ル、ブタン−1、4−ジオ−ル、プロ
パンジオ−ル、好ましくはプロパン−1、3−ジオ−ル
と0〜50重量%のプロパン−1、2−ジオ−ルからな
るプロパンジオ−ルなどの炭素数2〜4の相当量の脂肪
族ジオ−ルのエステル化反応生成物である。共重合物
は、塩化ビニル含有量が50〜95重量%、またジオ−
ルアクリレ−ト又はメタクリレ−ト含有量が5〜50重
量%であることが望ましい。特に適当な共重合物は、塩
化ビニルを70〜90重量%、ジオ−ルモノアクリレ−
ト又はジオ−ルモノメタクリレ−トを10〜30重量%
含むのが好ましい。塩化ビニル/プロパンジオ−ルモノ
アクリレ−ト共重合体などの特に好ましい共重合物を、
テトラヒオドロフランとジオキサンの等容量混合溶媒に
溶かして15%溶液にしたものは、25℃での粘度が約
30mPa.sである。特に好ましい化合物のFikentsc
erによるK値(ジメチルホルムアミド中1%)は30〜
50、好ましくは約40である。
【0039】下記式によって表わされる構造を有するフ
ェノキシ樹脂を使うこともできる:
ェノキシ樹脂を使うこともできる:
【0040】
【化4】 上記式において、nは約100である。これらの樹脂
は、例えばドイツ特許公告1 295 100に記載さ
れているものである。セルロ−スエステル結合剤もまた
上記結合剤混合物に適当なものである。これらは、セル
ロ−スと炭素数1〜4のカルボン酸とのエステル化反応
物、例えば、酢酸セルロ−ス、三酢酸セルロ−ス、アセ
トプロピオン酸セルロ−ス、アセト酪酸セルロ−スなど
である。
は、例えばドイツ特許公告1 295 100に記載さ
れているものである。セルロ−スエステル結合剤もまた
上記結合剤混合物に適当なものである。これらは、セル
ロ−スと炭素数1〜4のカルボン酸とのエステル化反応
物、例えば、酢酸セルロ−ス、三酢酸セルロ−ス、アセ
トプロピオン酸セルロ−ス、アセト酪酸セルロ−スなど
である。
【0041】分子鎖末端にOH含有尿素基を有する特別
の分岐ポリウレタンの処理は通常の方法で行われるが、
もし必要なら他の結合剤と混合して、また磁性材料と通
常の助剤と共に処理をして、新規な磁気記録媒体を形成
する。
の分岐ポリウレタンの処理は通常の方法で行われるが、
もし必要なら他の結合剤と混合して、また磁性材料と通
常の助剤と共に処理をして、新規な磁気記録媒体を形成
する。
【0042】磁性層の特性に実質的に関与する通常の顔
料、例えば、フェライトや金属磁性粉の他に、γ−酸化
鉄(III)、微粉末磁鉄鉱、添加または未添加強磁性
二酸化クロム、コバルト変性γ−酸化鉄(III)、な
どが異方性磁性材料として使用することができる。好ま
しいのは、針状γ−酸化鉄(III)、コバルト添加酸
化鉄(III)、強磁性二酸化クロムなどである。粒子
径は通常0.15〜2μm、好ましくは0.15〜0.
8μmである。
料、例えば、フェライトや金属磁性粉の他に、γ−酸化
鉄(III)、微粉末磁鉄鉱、添加または未添加強磁性
二酸化クロム、コバルト変性γ−酸化鉄(III)、な
どが異方性磁性材料として使用することができる。好ま
しいのは、針状γ−酸化鉄(III)、コバルト添加酸
化鉄(III)、強磁性二酸化クロムなどである。粒子
径は通常0.15〜2μm、好ましくは0.15〜0.
8μmである。
【0043】新規な結合剤は、他の低分子量分散剤を使
わずに配合・使用できる。しかし、分散剤、例えば、レ
シチン、1、3−ジアミノジオレイン酸牛脂エステル、
ポリカルボン酸類、モノ−、ジ−またはポリスルホン酸
類、りん酸類、及びそれらの混合物あるいはエステル
類、または周期律表第1群〜5群の金属とのそれらの塩
類などを、先行技術に比べて少ない量を添加しても良
い。
わずに配合・使用できる。しかし、分散剤、例えば、レ
シチン、1、3−ジアミノジオレイン酸牛脂エステル、
ポリカルボン酸類、モノ−、ジ−またはポリスルホン酸
類、りん酸類、及びそれらの混合物あるいはエステル
類、または周期律表第1群〜5群の金属とのそれらの塩
類などを、先行技術に比べて少ない量を添加しても良
い。
【0044】磁性層は更に、充填剤の他に潤滑剤などの
添加剤を少量含むが、それらは磁性材料の分散過程で、
或は磁性層形成中に混入される。それらの添加剤の例と
しては、ステアリン酸などの脂肪酸或いは異性化脂肪酸
又はそれらの周期律表第1群〜5群の金属との塩類、脂
肪酸エステル又はワックス、シリコンオイル、カ−ボン
ブラックなどである。添加剤の量は通常添加されている
量で良く、一般には磁性材料に対して10重量%未満で
ある。
添加剤を少量含むが、それらは磁性材料の分散過程で、
或は磁性層形成中に混入される。それらの添加剤の例と
しては、ステアリン酸などの脂肪酸或いは異性化脂肪酸
又はそれらの周期律表第1群〜5群の金属との塩類、脂
肪酸エステル又はワックス、シリコンオイル、カ−ボン
ブラックなどである。添加剤の量は通常添加されている
量で良く、一般には磁性材料に対して10重量%未満で
ある。
【0045】結合剤混合物に対する磁性材料の比は、重
量比で1〜10、特に3〜6である。新規なポリウレタ
ンの特に有利な点は、顔料結合能が優れているために、
伸縮性が劣化したり、性能特性が損なわれること無く磁
性層への磁性材料の充填密度を高くすることができると
いうことである。
量比で1〜10、特に3〜6である。新規なポリウレタ
ンの特に有利な点は、顔料結合能が優れているために、
伸縮性が劣化したり、性能特性が損なわれること無く磁
性層への磁性材料の充填密度を高くすることができると
いうことである。
【0046】非磁性及び非磁性化支持体としては、通常
使われている硬質或は軟質支持体、特に、ポリエチレン
テレフタレ−トなどの、厚みが一般に4〜200μm、
特に6〜36μmである線状ポリエステルフィルムを使
うことができる。最近、電子計算機や会計処理機などで
は、紙支持体に磁性層を設けたものを使うことが重要に
なってきているが、このような目的に対しても新規な塗
付材料は適している。
使われている硬質或は軟質支持体、特に、ポリエチレン
テレフタレ−トなどの、厚みが一般に4〜200μm、
特に6〜36μmである線状ポリエステルフィルムを使
うことができる。最近、電子計算機や会計処理機などで
は、紙支持体に磁性層を設けたものを使うことが重要に
なってきているが、このような目的に対しても新規な塗
付材料は適している。
【0047】新規な磁気記録媒体は、公知の方法で作製
するころができる。磁性材料と結合剤溶液に分散剤及び
他の添加剤を添加して分散機、例えばチュ−ブラ−ボ−
ルミル或は撹拌ボ−ルミル中で撹拌して磁性粉分散液を
調製し、濾過する。必要ならイソシアネ−ト架橋剤と混
合した後、通常の塗付機、例えばナイフ塗付機等で非磁
性支持体上に塗付する。
するころができる。磁性材料と結合剤溶液に分散剤及び
他の添加剤を添加して分散機、例えばチュ−ブラ−ボ−
ルミル或は撹拌ボ−ルミル中で撹拌して磁性粉分散液を
調製し、濾過する。必要ならイソシアネ−ト架橋剤と混
合した後、通常の塗付機、例えばナイフ塗付機等で非磁
性支持体上に塗付する。
【0048】通常は、塗布混合溶液が支持体上で乾く前
に磁気配向が行われる;乾燥工程は50〜90℃、10
〜200秒で行うのが良い。磁性層は、通常使われてい
る装置で、必要なら圧力をかけて、25〜100℃、好
ましくは60〜80℃で、加熱鏡面ロ−ラ−の間を通し
てカレンダ−処理及びコンパクト処理を行うことができ
る。
に磁気配向が行われる;乾燥工程は50〜90℃、10
〜200秒で行うのが良い。磁性層は、通常使われてい
る装置で、必要なら圧力をかけて、25〜100℃、好
ましくは60〜80℃で、加熱鏡面ロ−ラ−の間を通し
てカレンダ−処理及びコンパクト処理を行うことができ
る。
【0049】更に、結合剤を架橋しても良いがその場合
は、未架橋状態のOH基を有するポリマ−はべとつかず
非常に容易に圧縮できるので、架橋反応が終了する前に
カレンダ−処理を行うのが有利であることが分かってい
る。磁性層の厚さは、一般に0.5〜20μm,好まし
くは1〜10μmである。磁気テ−プを製造する場合
は、塗付フィルムを長さ方向に所定の幅(一般にインチ
表示)に裁断する。
は、未架橋状態のOH基を有するポリマ−はべとつかず
非常に容易に圧縮できるので、架橋反応が終了する前に
カレンダ−処理を行うのが有利であることが分かってい
る。磁性層の厚さは、一般に0.5〜20μm,好まし
くは1〜10μmである。磁気テ−プを製造する場合
は、塗付フィルムを長さ方向に所定の幅(一般にインチ
表示)に裁断する。
【0050】公知のポリウレタンに比較して、新規なス
ルホネ−ト基含有ポリウレタンは通常の磁性材料を簡単
に非常に短時間で、かつ通常使われている分散機で非常
に少ないエネルギ−消費量で処理して、高い磁性粉含有
量の均質な分散液を調製することができる。
ルホネ−ト基含有ポリウレタンは通常の磁性材料を簡単
に非常に短時間で、かつ通常使われている分散機で非常
に少ないエネルギ−消費量で処理して、高い磁性粉含有
量の均質な分散液を調製することができる。
【0051】その上更に、結合剤として従来型のポリウ
レタンあるいはポリウレタン混合物やより硬質の塗布用
樹脂を使ったものと比較すると、本発明の新規な磁気記
録媒体は、電気音響特性や摩擦耐性などが向上してい
る。加うるに、ポリイソシアネ−トで架橋されたOH含
有ポリウレタンにより、磁気的に、それゆえ電気音響的
に改良された磁気記録媒体が、より簡単でかつ短時間の
処方によって得ることができる。別の利点は、新規な磁
気記録媒体に適しているポリマ−は、結合剤の架橋によ
り磁性層に高温高湿耐性を付与することができるという
ことである。
レタンあるいはポリウレタン混合物やより硬質の塗布用
樹脂を使ったものと比較すると、本発明の新規な磁気記
録媒体は、電気音響特性や摩擦耐性などが向上してい
る。加うるに、ポリイソシアネ−トで架橋されたOH含
有ポリウレタンにより、磁気的に、それゆえ電気音響的
に改良された磁気記録媒体が、より簡単でかつ短時間の
処方によって得ることができる。別の利点は、新規な磁
気記録媒体に適しているポリマ−は、結合剤の架橋によ
り磁性層に高温高湿耐性を付与することができるという
ことである。
【0052】以下に述べる実施例及び比較実施例におい
ては、特に断らない限りは、部及びパ−セントは重量単
位である。容量部は重量部に対して、リッタ−がキログ
ラムに対して持っているのと同様の関係を持っている。
ては、特に断らない限りは、部及びパ−セントは重量単
位である。容量部は重量部に対して、リッタ−がキログ
ラムに対して持っているのと同様の関係を持っている。
【0053】ポリマ−A 容積が150、000容量部で、撹拌機と還流冷却器を
備えた加熱容器中で、アジピン酸と1、4−ブタンジオ
−ルから調製したポリエステルジオ−ル(分子量約1、
000)6、841部、1、4−ブタンジオ−ル777
部、ポリエ−テル−1、3−ジオ−ルスルホネ−ト(分
子量1、340)437部、及びトリメチロ−ルプロパ
ン44部を、4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
−ト4、275部と共にテトラヒドロフラン37、12
0部に溶解し、60℃に加熱した。最終粘度が2Pa.
s(60℃)になるまで反応を行った。NCO含有量は
0.03%であった。その後、テトラヒロフラン50、
380部添加して、固形分含有量が12.5%になるよ
うに希釈するとともに、ジエタノ−ルアミン127部を
添加して反応を停止した。生成したポリマ−のK値(ジ
メチルホルムアミド中1%溶液で測定)は59.1であ
った。
備えた加熱容器中で、アジピン酸と1、4−ブタンジオ
−ルから調製したポリエステルジオ−ル(分子量約1、
000)6、841部、1、4−ブタンジオ−ル777
部、ポリエ−テル−1、3−ジオ−ルスルホネ−ト(分
子量1、340)437部、及びトリメチロ−ルプロパ
ン44部を、4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
−ト4、275部と共にテトラヒドロフラン37、12
0部に溶解し、60℃に加熱した。最終粘度が2Pa.
s(60℃)になるまで反応を行った。NCO含有量は
0.03%であった。その後、テトラヒロフラン50、
380部添加して、固形分含有量が12.5%になるよ
うに希釈するとともに、ジエタノ−ルアミン127部を
添加して反応を停止した。生成したポリマ−のK値(ジ
メチルホルムアミド中1%溶液で測定)は59.1であ
った。
【0054】ポリマ−B ポリマ−Aと同じ組成物を使い、同じ方法でポリマ−B
を調製した。ただし、最終粘度が0.5Pa.s(60
℃)になるまで反応を行った。NCO含有量は0.01
%で、K値は52.3であった。
を調製した。ただし、最終粘度が0.5Pa.s(60
℃)になるまで反応を行った。NCO含有量は0.01
%で、K値は52.3であった。
【0055】ポリマ−C 上記加熱容器中で、アジピン酸と1、4−ブタンジオ−
ルから調製したポリエステルジオ−ル(分子量約1、0
00)6、897部、1、4−ブタンジオ−ル791
部、ポリエ−テル−1、3−ジオ−ルスルホネ−ト(分
子量1、340)330部、及びトリメチロ−ルプロパ
ン44部を、4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
−ト4、311部と共にテトラヒドロフラン37、21
7部に溶解し、60℃に加熱した。最終粘度が2Pa.
s(60℃)になるまで反応を行った。NCO含有量は
0.03%であった。その後、テトラヒドロフラン5
0、383部添加して、固形分含有量が12.5%にな
るように希釈するとともに、ジエタノ−ルアミン128
部を添加して反応を停止した。生成したポリマ−のK値
(ジメチルホルムアミド中1%溶液で測定)は59.1
であった。
ルから調製したポリエステルジオ−ル(分子量約1、0
00)6、897部、1、4−ブタンジオ−ル791
部、ポリエ−テル−1、3−ジオ−ルスルホネ−ト(分
子量1、340)330部、及びトリメチロ−ルプロパ
ン44部を、4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
−ト4、311部と共にテトラヒドロフラン37、21
7部に溶解し、60℃に加熱した。最終粘度が2Pa.
s(60℃)になるまで反応を行った。NCO含有量は
0.03%であった。その後、テトラヒドロフラン5
0、383部添加して、固形分含有量が12.5%にな
るように希釈するとともに、ジエタノ−ルアミン128
部を添加して反応を停止した。生成したポリマ−のK値
(ジメチルホルムアミド中1%溶液で測定)は59.1
であった。
【0056】ポリマ−D 前記加熱容器中で、アジピン酸、イソフタ−ル酸及び
1、6−ヘキサンジオ−ルから調製したポリエステルジ
オ−ル(分子量約1、000)8、912部、1、4−
ブタンジオ−ル1、021部、ポリエ−テル−1、3−
ジオ−ルスルホネ−ト(分子量1、340)574部、
及びトリメチロ−ルプロパン57部を、4、4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネ−ト5、721部と共にテト
ラヒドロフラン48、357部に溶解し、60℃に加熱
した。最終粘度が250mPa.s(60℃)になるま
で反応を行った。NCO含有量は0.09%であった。
その後、テトラヒドロフラン34、472部添加して、
固形分含有量が16.5%になるように希釈するととも
に、ジエタノ−ルアミン180部を添加して反応を停止
した。生成したポリマ−のK値(ジメチルホルムアミド
中1%溶液で測定)は50.1であった。
1、6−ヘキサンジオ−ルから調製したポリエステルジ
オ−ル(分子量約1、000)8、912部、1、4−
ブタンジオ−ル1、021部、ポリエ−テル−1、3−
ジオ−ルスルホネ−ト(分子量1、340)574部、
及びトリメチロ−ルプロパン57部を、4、4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネ−ト5、721部と共にテト
ラヒドロフラン48、357部に溶解し、60℃に加熱
した。最終粘度が250mPa.s(60℃)になるま
で反応を行った。NCO含有量は0.09%であった。
その後、テトラヒドロフラン34、472部添加して、
固形分含有量が16.5%になるように希釈するととも
に、ジエタノ−ルアミン180部を添加して反応を停止
した。生成したポリマ−のK値(ジメチルホルムアミド
中1%溶液で測定)は50.1であった。
【0057】ポリマ−E ジエタノ−ルアミンの代わりにジブチルアミン222部
を使って反応を停止した以外は、ポリマ−Dと同じ組成
物、同じ処方でポリマ−Eを調製した。
を使って反応を停止した以外は、ポリマ−Dと同じ組成
物、同じ処方でポリマ−Eを調製した。
【0058】ポリマ−F 前記加熱容器中で、ポリカ−ボネ−トジオ−ル(分子量
約2、000)6、637部、エポキシ化2、2−ビス
−(4−ハイドロキシフェニル)−プロパン4、195
部、ポリエ−テル−1、3−ジオ−ルスルホネ−ト(分
子量1、340)560部、及びトリメチロ−ルプロパ
ン74部を、4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
−ト4、818部と共にテトラヒドロフラン48、19
4部に溶解し、60℃に加熱した。最終粘度が250m
Pa.s(60℃)になるまで反応を行った。NCO含
有量は0.06%であった。その後、テトラヒドロフラ
ン34、470部添加して、固形分含有量が16.5%
になるように希釈するとともに、ジエタノ−ルアミン1
79部を添加して反応を停止した。生成したポリマ−の
K値(ジメチルホルムアミド中1%溶液で測定)は5
1.3であった。
約2、000)6、637部、エポキシ化2、2−ビス
−(4−ハイドロキシフェニル)−プロパン4、195
部、ポリエ−テル−1、3−ジオ−ルスルホネ−ト(分
子量1、340)560部、及びトリメチロ−ルプロパ
ン74部を、4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
−ト4、818部と共にテトラヒドロフラン48、19
4部に溶解し、60℃に加熱した。最終粘度が250m
Pa.s(60℃)になるまで反応を行った。NCO含
有量は0.06%であった。その後、テトラヒドロフラ
ン34、470部添加して、固形分含有量が16.5%
になるように希釈するとともに、ジエタノ−ルアミン1
79部を添加して反応を停止した。生成したポリマ−の
K値(ジメチルホルムアミド中1%溶液で測定)は5
1.3であった。
【0059】ポリマ−G(比較化合物) 前記加熱容器中で、アジピン酸と1、4−ブタンジオ−
ルから調製したポリエステルジオ−ル(分子量約1、0
00)7、071部、1、4−ブタンジオ−ル833
部、及びトリメチロ−ルプロパン45部を、4、4’−
ジフェニルメタンジイソシアネ−ト4、419部と共に
テトラヒドロフラン37、107部に溶解し、60℃に
加熱した。最終粘度が2Pa.s(60℃)になるまで
反応を行った。NCO含有量は0.05%であった。そ
の後、テトラヒドロフラン50、393部添加して、固
形分含有量が12.5%になるように希釈するととも
に、ジエタノ−ルアミン131部を添加して反応を停止
した。生成したポリマ−のK値(ジメチルホルムアミド
中1%溶液で測定)は59.8であった。
ルから調製したポリエステルジオ−ル(分子量約1、0
00)7、071部、1、4−ブタンジオ−ル833
部、及びトリメチロ−ルプロパン45部を、4、4’−
ジフェニルメタンジイソシアネ−ト4、419部と共に
テトラヒドロフラン37、107部に溶解し、60℃に
加熱した。最終粘度が2Pa.s(60℃)になるまで
反応を行った。NCO含有量は0.05%であった。そ
の後、テトラヒドロフラン50、393部添加して、固
形分含有量が12.5%になるように希釈するととも
に、ジエタノ−ルアミン131部を添加して反応を停止
した。生成したポリマ−のK値(ジメチルホルムアミド
中1%溶液で測定)は59.8であった。
【0060】ポリマ−H(比較化合物) 前記加熱容器中で、アジピン酸、イソフタ−ル酸及び
1、6−ヘキサンジオ−ルから調製したポリエステルジ
オ−ル(分子量約1、000)9、273部、1、4−
ブタンジオ−ル1、103部、及びトリメチロ−ルプロ
パン60部を、4、4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネ−ト5、847部と共にテトラヒドロフラン48、8
47部に溶解し、60℃に加熱した。最終粘度が2P
a.s(60℃)になるまで反応を行った。NCO含有
量は0.03%であった。その後、テトラヒドロフラン
34、474部添加して、固形分含有量が16.5%に
なるように希釈するとともに、ジエタノ−ルアミン18
9部を添加して反応を停止した。生成したポリマ−のK
値(ジメチルホルムアミド中1%溶液で測定)は58.
7であった。
1、6−ヘキサンジオ−ルから調製したポリエステルジ
オ−ル(分子量約1、000)9、273部、1、4−
ブタンジオ−ル1、103部、及びトリメチロ−ルプロ
パン60部を、4、4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネ−ト5、847部と共にテトラヒドロフラン48、8
47部に溶解し、60℃に加熱した。最終粘度が2P
a.s(60℃)になるまで反応を行った。NCO含有
量は0.03%であった。その後、テトラヒドロフラン
34、474部添加して、固形分含有量が16.5%に
なるように希釈するとともに、ジエタノ−ルアミン18
9部を添加して反応を停止した。生成したポリマ−のK
値(ジメチルホルムアミド中1%溶液で測定)は58.
7であった。
【0061】
【実施例1】第1段階において、下記の組成の混合物
を、鋼球890部を内蔵する容量6リッタ−のボ−ルミ
ルに仕込み、良く混合した後72時間分散を行った。そ
の後、第2段階として、以下に示す混合物を追加して更
に72時間分散を続けた。
を、鋼球890部を内蔵する容量6リッタ−のボ−ルミ
ルに仕込み、良く混合した後72時間分散を行った。そ
の後、第2段階として、以下に示す混合物を追加して更
に72時間分散を続けた。
【0062】 第1段階混合物: ・強磁性二酸化クロム磁性粉 100部 (抗磁力:41.5KA・m-1、比表面積: 26.5m2 /g) ・α−酸化鉄 3部 (比表面積:3m2 /g) ・ポリマ−B 8.33部 ・テトラヒドロフラン 160部 第2段階混合物: ・ポリマ−B 13.88部 ・ステアリン酸イソトリデシルエステル 1部 ・ミリスチン酸 0.5部 ・テトラヒドロフラン 102部
【0063】上記分散液を加圧下、細孔径5μmのフィ
ルタ−で濾過して、厚さ23.5μmのポリエチレンテ
レフタレ−トフィルム上にナイフ塗付器で塗付した。塗
付フィルムを磁場に通した後、60〜100℃で乾燥し
た。更に、加熱ロ−ラ(90℃、ニップ圧力200kg
/cm)の間を通してコンパクト処理及びカレンダ−処
理を行った。塗付層の厚さは3.5μmであった。塗付
フィルムを1/2インチ幅に裁断して磁気テ−プ試料と
した。
ルタ−で濾過して、厚さ23.5μmのポリエチレンテ
レフタレ−トフィルム上にナイフ塗付器で塗付した。塗
付フィルムを磁場に通した後、60〜100℃で乾燥し
た。更に、加熱ロ−ラ(90℃、ニップ圧力200kg
/cm)の間を通してコンパクト処理及びカレンダ−処
理を行った。塗付層の厚さは3.5μmであった。塗付
フィルムを1/2インチ幅に裁断して磁気テ−プ試料と
した。
【0064】
【比較例1】ポリマ−Gをポリウレタンエラストマ−と
して使用した以外は、実施例1と同様にして磁気テ−プ
試料を作成した。
して使用した以外は、実施例1と同様にして磁気テ−プ
試料を作成した。
【0065】
【比較例2】ドイツ特許公開DAS1、295、001
に記載されているような溶融縮合法で調製された化合物
をポリウレタンエレストマ−として使用した以外は、実
施例1と同様にして磁気テ−プ試料を作成した。
に記載されているような溶融縮合法で調製された化合物
をポリウレタンエレストマ−として使用した以外は、実
施例1と同様にして磁気テ−プ試料を作成した。
【0066】このようにして作成したテ−プ試料を、下
記項目について評価を行った。
記項目について評価を行った。
【0067】光沢は、マニュアル塗付試験で、ドクタ−
ランゲ反射計を使って角度60°で測定した。光沢値が
高い程分散がうまくいっていることを示す。
ランゲ反射計を使って角度60°で測定した。光沢値が
高い程分散がうまくいっていることを示す。
【0068】この目的のために、厚さ24μmのポリエ
チレンテレフタレ−トフィルム上に40μmナイフ塗付
器で、塗付速度1メ−トル/秒でマニュアル塗付した。
チレンテレフタレ−トフィルム上に40μmナイフ塗付
器で、塗付速度1メ−トル/秒でマニュアル塗付した。
【0069】磁気特性は、振動試料磁気計を使って10
0KA/mの磁場中で測定し、残留磁束密度Mr[m
T]及び配向比OR(テ−プの横方向の残留磁束密度に
対する縦方向の残留磁束密度の比)を決定した。結果を
表1に示す。
0KA/mの磁場中で測定し、残留磁束密度Mr[m
T]及び配向比OR(テ−プの横方向の残留磁束密度に
対する縦方向の残留磁束密度の比)を決定した。結果を
表1に示す。
【0070】
【表1】
【0071】
【実施例2、3、4】ポリマ−Aの代わりにそれぞれポ
リマ−D、E、Fをポリウレタンエラストマ−として使
用した以外は、実施例1と同様にして磁気テ−プ試料を
作成した。
リマ−D、E、Fをポリウレタンエラストマ−として使
用した以外は、実施例1と同様にして磁気テ−プ試料を
作成した。
【0072】
【比較例3】ポリマ−Aの代わりにポリマ−Hをポリウ
レタンエラストマ−として使用した以外は、実施例1と
同様にして磁気テ−プ試料を作成した。
レタンエラストマ−として使用した以外は、実施例1と
同様にして磁気テ−プ試料を作成した。
【0073】
【比較例4】下記組成の混合物より調製した分散液を使
用した以外は、実施例1と同様にしてテ−プ試料を作成
した。
用した以外は、実施例1と同様にしてテ−プ試料を作成
した。
【0074】 第1段階混合物: ・強磁性二酸化クロム磁性粉 100部 (抗磁力:41.5KA・m-1、比表面積: 26.5m2 /g) ・α−酸化鉄 3部 (比表面積:3m2 /g) ・ポリマ−H 78部 ・ポリビニ−ルホルマ−ル 22部 (組成比:ビニ−ルホルマ−ル:82%、酢酸 ビニ−ル:12%、ビニ−ルアルコ−ル:6%) ・N−牛脂−1、3−ジアミノ−ジオレエ−ト 0.5部 ・ステアリン酸錫 1部 ・テトラヒドロフラン 160部 第2段階混合物: ・ポリマ−H 13.88重量部 ・ステアリン酸イソトリデシルエステル 1重量部 ・ミリスチン酸 0.5部 ・テトラヒドロフラン 102重量部
【0075】このようにして作成した磁気テ−プ試料
を、前記と同様にして評価を行った。結果を下記表2に
示す。
を、前記と同様にして評価を行った。結果を下記表2に
示す。
【0076】
【表2】
【0077】従来のポリマ−Hに対する新規なポリマ−
D、E、Fの優位性は、分散結果のみから明白である。
他に助剤なしでポリマ−Hのみを使用した場合、混合物
の分散は不能になった(比較例3)。磁気テ−プを作成
できるような分散液の調製は、ポリビニ−ルホルマ−ル
及び分散剤を添加して初めて可能になった(比較例
4)。
D、E、Fの優位性は、分散結果のみから明白である。
他に助剤なしでポリマ−Hのみを使用した場合、混合物
の分散は不能になった(比較例3)。磁気テ−プを作成
できるような分散液の調製は、ポリビニ−ルホルマ−ル
及び分散剤を添加して初めて可能になった(比較例
4)。
【0078】比較例4により作成した通常の磁気テ−プ
に対して、実施例2〜4により作製した本発明の磁気テ
−プが優れている事は、磁性層の機械的安定性の尺度で
ある剥離性からもまた明らかである。
に対して、実施例2〜4により作製した本発明の磁気テ
−プが優れている事は、磁性層の機械的安定性の尺度で
ある剥離性からもまた明らかである。
【0079】使用中の剥離性は以下のようにして測定さ
れる:磁気テ−プをIBM3480カセットドライブ用
のコンピュ−タ−テ−プカセットに装着し、最初からテ
−プを走行させてテ−プ末端まで書き込みを行い、もう
一度巻き戻す。この操作を400回繰り返すが、操作中
は書き込み/読み出しヘッドの清掃を行わず、400回
の操作終了後透明粘着テ−プを書き込み/読み出しヘッ
ドに粘着させて、操作中に剥離してヘッドに付着した物
質を粘着テ−プに付着させる。次に、その粘着テ−プを
白紙に接着して目視により観察して、剥離物の付着の程
度を次の5段階に分類した: 1 大変良好(付着物なし) 2 良好 (僅かに付着物あり) 3 やや良好(明らかに付着物あり) 4 やや不良(著しく付着物あり) 5 不良 (磁性層の一部が剥離した付着物あり)
れる:磁気テ−プをIBM3480カセットドライブ用
のコンピュ−タ−テ−プカセットに装着し、最初からテ
−プを走行させてテ−プ末端まで書き込みを行い、もう
一度巻き戻す。この操作を400回繰り返すが、操作中
は書き込み/読み出しヘッドの清掃を行わず、400回
の操作終了後透明粘着テ−プを書き込み/読み出しヘッ
ドに粘着させて、操作中に剥離してヘッドに付着した物
質を粘着テ−プに付着させる。次に、その粘着テ−プを
白紙に接着して目視により観察して、剥離物の付着の程
度を次の5段階に分類した: 1 大変良好(付着物なし) 2 良好 (僅かに付着物あり) 3 やや良好(明らかに付着物あり) 4 やや不良(著しく付着物あり) 5 不良 (磁性層の一部が剥離した付着物あり)
【0080】結果を下記表3に示す。
【0081】上記表3の結果から明らかなように、通常
のバインダ−を使用して作製した比較例4の磁気テ−プ
がかなりの剥離物の生成を示したのに対し、新規なバイ
ンダ−を用いて作製した本発明の磁気テ−プの場合は、
実質的に剥離物の発生がなかった。
のバインダ−を使用して作製した比較例4の磁気テ−プ
がかなりの剥離物の生成を示したのに対し、新規なバイ
ンダ−を用いて作製した本発明の磁気テ−プの場合は、
実質的に剥離物の発生がなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルムート、アウヴェター ドイツ連邦共和国、6703、リムブルガー ホーフ、レスィングシュトラーセ、35 (72)発明者 ミヒャエル、ボブリッヒ ドイツ連邦共和国、6737、ベール−イゲ ルハイム、イン、デン、ミュールゲルテ ン、3 (72)発明者 ヨッヘン、ルドルフ ドイツ連邦共和国、6915、ドセンハイ ム、カスターニエンヴェーク、73 (72)発明者 グレゴール、ブロット ドイツ連邦共和国、6148、ヘペンハイ ム、ギーセナー、シュトラーセ、6 (72)発明者 アルベルト、コール ドイツ連邦共和国、6711、ラウメルスハ イム、シュロスシュトラーセ、26 (72)発明者 ヴェルナー、レンツ ドイツ連邦共和国、6702、バート、ディ ルクハイム、ハインリッヒ−ベルマン− シュトラーセ、14 (72)発明者 ルドルフ、ズュティンガー ドイツ連邦共和国、6900、ハイデルベル ク、カール−クリスト−シュトラーセ、 17 審査官 原 健司 (56)参考文献 特開 平3−152116(JP,A) 特開 平2−103276(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/702 C08G 18/65 C09D 175/04
Claims (2)
- 【請求項1】非磁性基材と、50重量%以上の熱可塑性
ポリウレタンよりなる結合剤中に磁気材料を分散してな
る少なくとも1層の磁気層からなる磁気記録媒体におい
て、上記ポリウレタンがイソシアネ−トを含まず、テト
ラヒドロフランに可溶性の分岐ポリウレタンであって、
分子末端にOH含有尿素基を有しており、30、000
〜200、000の分子量を有していて、下記の成分、
すなわち: A)1モルの、分子量400〜10、000のポリジオ
−ル、 B)0.3〜10モルの下記混合物、すなわち、 B1)炭素数2〜18の1種以上のジオ−ル類、及び B2)1個あるいはそれ以上のスルホネ−ト基を有するジ
オ−ル、 C)0.01〜1モルの、炭素数3〜25のトリオ−ル
あるいはポリオ−ル、 D)1.3〜13モルの、炭素数6〜30の1種以上の
ジイソシアネ−ト、及び E)0.09〜2モルの、炭素数2〜16のアミノアル
コ−ル、から調製されるが、ただし、成分A)〜C)の
OH基:成分D)のNCO基:成分E)のアミノ基の比
が、1:1.03〜1.3:0.03〜0.3であるこ
とを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項2】非磁性基材と、50重量%以上の熱可塑性
ポリウレタンよりなる結合剤中に磁気材料を分散してな
る少なくとも1層の磁気層からなる磁気記録媒体におい
て、上記ポリウレタンがイソシアネートを含まず、テト
ラヒドロフランに可溶性の分岐ポリウレタンであって、
分子末端にOH未含有尿素基を有しており、30、00
0〜200、000の分子量を有していて、下記の成
分、すなわち: A)1モルの、分子量400〜10、000のポリジー
ル、 B)0.3〜10モルの下記混合物、すなわち、 B1)炭素数2〜18の1種以上のジオール類、及び B2)1個あるいはそれ以上のスルホネート基を有する
ジオール、 C)0.01〜1モルの、炭素数3〜10のトリオール
あるいはポリオール、 D)1.3〜13モルの、炭素数6〜30の1種以上の
ジイソシアネート、及び E)0.09〜2モルの、炭素数2〜16のOHを含ま
ないモノアミン、から調製されるが、ただし、成分A)
〜C)のOH基:成分D)のNCO基:成分E)のアミ
ノ基の比が、1:1.03〜1.3:0.03〜0.3
であることを特徴とする磁気記録媒体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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DE4039749.1 | 1990-12-13 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04298818A JPH04298818A (ja) | 1992-10-22 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|---|---|---|
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US5567512A (en) * | 1993-10-08 | 1996-10-22 | Hmt Technology Corporation | Thin carbon overcoat and method of its making |
DE4424261A1 (de) | 1994-07-09 | 1996-01-11 | Basf Magnetics Gmbh | Magnetischer Aufzeichnungsträger |
KR0163094B1 (ko) * | 1995-10-18 | 1999-01-15 | 이웅열 | 자기기록매체 |
DE19734893A1 (de) * | 1997-08-12 | 1999-02-18 | Emtec Magnetics Gmbh | Lösungsmittelfrei herstellbare Polyurethane und ihre Verwendung als Bindemittel für magnetische Aufzeichnungsträger |
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---|---|---|---|---|
US2871218A (en) * | 1955-12-01 | 1959-01-27 | Goodrich Co B F | Simulated vulcanizates of polyurethane elastomers |
US2899411A (en) * | 1956-07-30 | 1959-08-11 | Polyurethane elastomers from hy- | |
US3320090A (en) * | 1964-07-30 | 1967-05-16 | Ampex | Phenoxy-polyurethane magnetic tape binder |
US4152485A (en) * | 1977-08-05 | 1979-05-01 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Magnetic recording medium |
DE2753694C3 (de) * | 1977-12-02 | 1982-05-13 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Magnetische Aufzeichnungsträger mit Polyurethanelastomer-Bindemitteln in der Magnetschicht |
GB2054622B (en) * | 1979-07-12 | 1983-04-07 | Tdk Electronics Co Ltd | Magnetic recording medium |
JPS5758227A (en) * | 1980-09-25 | 1982-04-07 | Tdk Corp | Magnetic recording medium |
DE3127884A1 (de) * | 1981-07-15 | 1983-02-03 | Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen | Magnetisches speichermedium |
US4423115A (en) * | 1981-10-23 | 1983-12-27 | Tdk Electronics Co., Ltd. | Magnetic recording medium |
JPS6095722A (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-29 | Sony Corp | 磁気記録媒体 |
EP0193084B1 (en) * | 1985-03-01 | 1988-04-20 | Sumitomo Bayer Urethane Co.Ltd: | Magnetic recording medium, a process for preparing a magnetic recording medium and a binder composition therefor |
JPS63275024A (ja) * | 1987-05-02 | 1988-11-11 | Hitachi Maxell Ltd | 無機顔料用結合剤とこれを用いた磁気記録媒体 |
DE3929165A1 (de) * | 1989-09-02 | 1991-03-07 | Basf Ag | Magnetische aufzeichnungstraeger |
-
1990
- 1990-12-13 DE DE4039749A patent/DE4039749A1/de not_active Withdrawn
-
1991
- 1991-11-29 EP EP19910120616 patent/EP0490201B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-11-29 DE DE59101674T patent/DE59101674D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-12-11 US US07/804,658 patent/US5266408A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-12-12 JP JP32871091A patent/JP3231372B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1991-12-13 KR KR1019910022984A patent/KR920013347A/ko not_active Application Discontinuation
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---|---|
DE59101674D1 (de) | 1994-06-23 |
EP0490201A1 (de) | 1992-06-17 |
US5266408A (en) | 1993-11-30 |
JPH04298818A (ja) | 1992-10-22 |
KR920013347A (ko) | 1992-07-28 |
DE4039749A1 (de) | 1992-06-17 |
EP0490201B1 (de) | 1994-05-18 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |