JP3222091B2 - 画像処理装置及び画像処理装置制御プログラムを記憶した媒体 - Google Patents
画像処理装置及び画像処理装置制御プログラムを記憶した媒体Info
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- JP3222091B2 JP3222091B2 JP13716497A JP13716497A JP3222091B2 JP 3222091 B2 JP3222091 B2 JP 3222091B2 JP 13716497 A JP13716497 A JP 13716497A JP 13716497 A JP13716497 A JP 13716497A JP 3222091 B2 JP3222091 B2 JP 3222091B2
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- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V40/00—Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
- G06V40/10—Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
- G06V40/16—Human faces, e.g. facial parts, sketches or expressions
- G06V40/161—Detection; Localisation; Normalisation
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び画
像処理装置制御プログラムを記憶した媒体に関し、詳し
くは、人物像が含まれるデジタル写真（デジタル画像デ
ータ）から人物像の顔画像を自動認識して切り出す画像
処理装置及び画像処理装置制御プログラムを記憶した媒
体に関する。
像処理装置制御プログラムを記憶した媒体に関し、詳し
くは、人物像が含まれるデジタル写真（デジタル画像デ
ータ）から人物像の顔画像を自動認識して切り出す画像
処理装置及び画像処理装置制御プログラムを記憶した媒
体に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの高性能
化や、スキャナー及びデジタルカメラの普及等により、
印刷や写植業者のみならず、個人でもデジタル写真を扱
う機会が増えてきている。このデジタル写真はパーソナ
ルコンピュータ上でフォトレタッチソフトを使うことに
より、写真の傷や色合いの補正等を行うことができる。
また、前述のフォトレタッチソフトは、画像中から対象
部分のみを他の画像に貼り付けることができる。例え
ば、人物像を含んだデジタル写真より人物画像部分のみ
を切り出して、他のデジタル写真の景色等に合成するこ
とにより、その景色の場所に人物がいたかのようなデジ
タル写真を作成することができる。しかし、人物像を含
んだデジタル写真より人物像のみを切り出す画像処理は
手作業で行うため多くの時間がかかり、面倒であった。
化や、スキャナー及びデジタルカメラの普及等により、
印刷や写植業者のみならず、個人でもデジタル写真を扱
う機会が増えてきている。このデジタル写真はパーソナ
ルコンピュータ上でフォトレタッチソフトを使うことに
より、写真の傷や色合いの補正等を行うことができる。
また、前述のフォトレタッチソフトは、画像中から対象
部分のみを他の画像に貼り付けることができる。例え
ば、人物像を含んだデジタル写真より人物画像部分のみ
を切り出して、他のデジタル写真の景色等に合成するこ
とにより、その景色の場所に人物がいたかのようなデジ
タル写真を作成することができる。しかし、人物像を含
んだデジタル写真より人物像のみを切り出す画像処理は
手作業で行うため多くの時間がかかり、面倒であった。
【０００３】デジタル写真より人物像を切り出す画像処
理の従来例として、例えば、特開平７−３０３２５０号
公報によれば、証明写真中の人物像の大きさが、証明写
真のサイズに対して適切な大きさとなるように、撮影領
域と人物領域との大きさを比較し、その比較結果をもと
に人物像の大きさを調整させてから撮影する照明写真用
画像撮影装置が提案されている。
理の従来例として、例えば、特開平７−３０３２５０号
公報によれば、証明写真中の人物像の大きさが、証明写
真のサイズに対して適切な大きさとなるように、撮影領
域と人物領域との大きさを比較し、その比較結果をもと
に人物像の大きさを調整させてから撮影する照明写真用
画像撮影装置が提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
７−３０３２５０号公報では、証明写真を対象としてい
るため背景を含む人物像の切り出しは考慮されていない
ため、例えば、建物等を背景とする画像から人物像を抽
出してその大きさを調整したり、複数の人物像から特定
の人物像を抽出することができないという問題がある。
また、撮影済の写真を適用するよう構成されていない。
７−３０３２５０号公報では、証明写真を対象としてい
るため背景を含む人物像の切り出しは考慮されていない
ため、例えば、建物等を背景とする画像から人物像を抽
出してその大きさを調整したり、複数の人物像から特定
の人物像を抽出することができないという問題がある。
また、撮影済の写真を適用するよう構成されていない。
【０００５】本発明は、以上の事情を考慮してなされた
ものであり、例えば、撮影背景、照度に影響されること
なく、現在撮影中のデジタル画像または撮影済みの写真
から人物像を含むカラー画像データを取得し、そのカラ
ー画像データから対象の人物像の顔画像を自動認識し、
その顔画像のサイズに応じた領域を切り出す機能を有す
る画像処理装置及び画像処理装置制御プログラムを記憶
した媒体を提供するものである。
ものであり、例えば、撮影背景、照度に影響されること
なく、現在撮影中のデジタル画像または撮影済みの写真
から人物像を含むカラー画像データを取得し、そのカラ
ー画像データから対象の人物像の顔画像を自動認識し、
その顔画像のサイズに応じた領域を切り出す機能を有す
る画像処理装置及び画像処理装置制御プログラムを記憶
した媒体を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、人物像を含む
カラー画像を取得する画像取得部と、取得されたカラー
画像などを画面表示する表示部と、前記カラー画像から
人物像の顔画像を認識するための複数の顔認識色データ
を予め記憶した認識色メモリと、前記カラー画像の全領
域の色データと複数の顔認識色データを比較しいずれか
の顔認識色データに一致する色データの領域を顔画像と
して認識し、前記顔画像の領域の座標位置を記憶する顔
画像認識部と、認識された顔画像の切り出し領域を指示
する領域指示部と、切り出し領域の指示を受け、前記顔
画像の領域の座標位置の最大値及び最小値に所定値Ｎを
それぞれ加減算することにより求めた顔画像のサイズに
応じた領域の枠を作成する枠作成部と、前記枠に囲まれ
る領域の顔画像を切り出す顔画像切出部とを備えてなる
画像処理装置を提供するものである。 また、前記顔画像
認識部が、複数の顔画像領域を認識した場合に、複数の
顔画像領域の一つを選択する顔画像選択部をさらに備
え、顔画像選択部が、前記複数の顔画像領域のうち１つ
の顔画像領域を順次選択し、前記枠作成部が選択された
顔画像領域の枠を作成することを特徴とするものであ
る。本発明は、人物像を含むカラー画像を取得する画像
取得部と、取得されたカラー画像などを画面表示する表
示部と、前記カラー画像から人物像の顔画像を認識する
ための複数の顔認識色データを予め記憶した認識色メモ
リと、顔画像認識処理などを指示する認識指示部と、前
記画像認識処理の指示を受け、前記カラー画像の全領域
の色データと複数の顔認識色データを比較しいずれかの
顔認識色データに一致する色データの領域を顔画像とし
て認識する顔画像認識部と、認識された顔画像の切り出
し領域を指示する領域指示部と、切り出し領域の指示を
受け、顔画像のサイズに応じた領域の枠を作成する枠作
成部と、前記枠に囲まれる領域の顔画像を切り出す顔画
像切出部とを備えてなる画像処理装置である。
カラー画像を取得する画像取得部と、取得されたカラー
画像などを画面表示する表示部と、前記カラー画像から
人物像の顔画像を認識するための複数の顔認識色データ
を予め記憶した認識色メモリと、前記カラー画像の全領
域の色データと複数の顔認識色データを比較しいずれか
の顔認識色データに一致する色データの領域を顔画像と
して認識し、前記顔画像の領域の座標位置を記憶する顔
画像認識部と、認識された顔画像の切り出し領域を指示
する領域指示部と、切り出し領域の指示を受け、前記顔
画像の領域の座標位置の最大値及び最小値に所定値Ｎを
それぞれ加減算することにより求めた顔画像のサイズに
応じた領域の枠を作成する枠作成部と、前記枠に囲まれ
る領域の顔画像を切り出す顔画像切出部とを備えてなる
画像処理装置を提供するものである。 また、前記顔画像
認識部が、複数の顔画像領域を認識した場合に、複数の
顔画像領域の一つを選択する顔画像選択部をさらに備
え、顔画像選択部が、前記複数の顔画像領域のうち１つ
の顔画像領域を順次選択し、前記枠作成部が選択された
顔画像領域の枠を作成することを特徴とするものであ
る。本発明は、人物像を含むカラー画像を取得する画像
取得部と、取得されたカラー画像などを画面表示する表
示部と、前記カラー画像から人物像の顔画像を認識する
ための複数の顔認識色データを予め記憶した認識色メモ
リと、顔画像認識処理などを指示する認識指示部と、前
記画像認識処理の指示を受け、前記カラー画像の全領域
の色データと複数の顔認識色データを比較しいずれかの
顔認識色データに一致する色データの領域を顔画像とし
て認識する顔画像認識部と、認識された顔画像の切り出
し領域を指示する領域指示部と、切り出し領域の指示を
受け、顔画像のサイズに応じた領域の枠を作成する枠作
成部と、前記枠に囲まれる領域の顔画像を切り出す顔画
像切出部とを備えてなる画像処理装置である。
【０００７】なお、本発明において、表示部は、液晶回
路部、ＬＣＤディスプレイで構成される。画像取得部、
認識色メモリ、顔画像認識部、枠作成部、顔画像切出部
は、ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭ、Ｉ／Ｏポートからなるマ
イクロコンピュータで構成される。認識色メモリは、Ｒ
ＯＭ、ＲＡＭで構成され、予め選択された複数の顔認識
色データと変更できる予備の複数の顔認識色データをそ
れぞれのメモリ領域に記憶している。画像取得部は、撮
影されたカラー画像を直接入力するデジタルカメラ（Ｃ
ＣＤカメラ）、写真から読み取るスキャナー、またはイ
ンタネットから画像を受信するモデムなどの画像入力装
置、及び画像データが記憶された画像メモリと制御線で
接続される。認識指示部、領域指示部は、ペンと表示画
面と一体形成された透明タブレットとで構成され、各指
示アイコンとして表示画面の端部に表示することが好ま
しい。
路部、ＬＣＤディスプレイで構成される。画像取得部、
認識色メモリ、顔画像認識部、枠作成部、顔画像切出部
は、ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭ、Ｉ／Ｏポートからなるマ
イクロコンピュータで構成される。認識色メモリは、Ｒ
ＯＭ、ＲＡＭで構成され、予め選択された複数の顔認識
色データと変更できる予備の複数の顔認識色データをそ
れぞれのメモリ領域に記憶している。画像取得部は、撮
影されたカラー画像を直接入力するデジタルカメラ（Ｃ
ＣＤカメラ）、写真から読み取るスキャナー、またはイ
ンタネットから画像を受信するモデムなどの画像入力装
置、及び画像データが記憶された画像メモリと制御線で
接続される。認識指示部、領域指示部は、ペンと表示画
面と一体形成された透明タブレットとで構成され、各指
示アイコンとして表示画面の端部に表示することが好ま
しい。
【０００８】本発明によれば、撮影背景、照度に影響さ
れることなく、現在撮影中のデジタル画像または撮影済
みの写真から人物像の含むカラー画像データを取得し、
そのカラー画像データから人物像の顔画像を自動認識
し、認識した顔画像のサイズに応じた領域の顔画像を切
り出すことができる。
れることなく、現在撮影中のデジタル画像または撮影済
みの写真から人物像の含むカラー画像データを取得し、
そのカラー画像データから人物像の顔画像を自動認識
し、認識した顔画像のサイズに応じた領域の顔画像を切
り出すことができる。
【０００９】前記顔画像認識部は、前記カラー画像から
前記顔認識色データに一致する複数の領域を認識した
際、認識した複数の領域のうち最大サイズの領域を顔画
像として抽出するよう構成されることが好ましい。前記
構成によれば、複数の人物が撮影されている画像から一
人の顔画像を認識して切り出すことができる。よって、
証明写真のために新たに一人の顔写真を撮る必要がな
い。
前記顔認識色データに一致する複数の領域を認識した
際、認識した複数の領域のうち最大サイズの領域を顔画
像として抽出するよう構成されることが好ましい。前記
構成によれば、複数の人物が撮影されている画像から一
人の顔画像を認識して切り出すことができる。よって、
証明写真のために新たに一人の顔写真を撮る必要がな
い。
【００１０】前記認識指示部により前記認識色メモリに
記憶された複数の顔認識色データが選択可能に前記表示
部に表示され、その顔認識色データが選択された際、前
記顔認識色メモリに顔認識対象色として記憶される顔認
識色データを変更し、変更した顔認識色データを前記顔
画像認識部に出力する認識色変更部をさらに備えた構成
にすることが好ましい。前記構成によれば、個人差のあ
る肌色や撮影箇所の照度に合わせて、顔認識色メモリに
認識対象色データとして記憶される顔認識色データを変
更することができる。また、前記認識色メモリに記憶さ
れた顔認識色データを変更する認識色変更部をさらに備
え、認識色変更部は、スポイドツールを用いて肌色とし
て認識させたい色データを選択することにより、選択し
た色データを認識色メモリに追加または削除する機能を
持つ画像処理装置としてもよい。
記憶された複数の顔認識色データが選択可能に前記表示
部に表示され、その顔認識色データが選択された際、前
記顔認識色メモリに顔認識対象色として記憶される顔認
識色データを変更し、変更した顔認識色データを前記顔
画像認識部に出力する認識色変更部をさらに備えた構成
にすることが好ましい。前記構成によれば、個人差のあ
る肌色や撮影箇所の照度に合わせて、顔認識色メモリに
認識対象色データとして記憶される顔認識色データを変
更することができる。また、前記認識色メモリに記憶さ
れた顔認識色データを変更する認識色変更部をさらに備
え、認識色変更部は、スポイドツールを用いて肌色とし
て認識させたい色データを選択することにより、選択し
た色データを認識色メモリに追加または削除する機能を
持つ画像処理装置としてもよい。
【００１１】前記顔画像認識部は、前記認識色変更部に
より変更された顔認識色データを受けた際、前記カラー
画像の全領域の色データと前記変更された顔認識色デー
タを比較し変更された顔認識色データに一致する色デー
タの領域を顔画像として認識するよう構成されることが
好ましい。前記構成によれば、個人差のある肌色や撮影
箇所の照度に合わせた顔認識色データにより顔画像を認
識することができる。
より変更された顔認識色データを受けた際、前記カラー
画像の全領域の色データと前記変更された顔認識色デー
タを比較し変更された顔認識色データに一致する色デー
タの領域を顔画像として認識するよう構成されることが
好ましい。前記構成によれば、個人差のある肌色や撮影
箇所の照度に合わせた顔認識色データにより顔画像を認
識することができる。
【００１２】前記領域指示部は、作成された枠の位置及
びサイズの変更指示を前記枠作成部に出力する機能をさ
らに備え、前記枠作成部は前記領域指示部により指示さ
れた位置及びサイズに応じた枠を作成するよう構成され
ることが好ましい。前記構成によれば、作成された枠の
位置及びサイズを変更して認識された顔画像を切り出す
ことができる。
びサイズの変更指示を前記枠作成部に出力する機能をさ
らに備え、前記枠作成部は前記領域指示部により指示さ
れた位置及びサイズに応じた枠を作成するよう構成され
ることが好ましい。前記構成によれば、作成された枠の
位置及びサイズを変更して認識された顔画像を切り出す
ことができる。
【００１３】前記顔画像認識部は、認識した顔画像の領
域を前記表示部に補色データで反転表示させるよう構成
されることが好ましい。前記構成によれば、取得した画
像データから自動認識した顔画像を確認することができ
る。
域を前記表示部に補色データで反転表示させるよう構成
されることが好ましい。前記構成によれば、取得した画
像データから自動認識した顔画像を確認することができ
る。
【００１４】前記認識指示部及び前記領域指示部は、前
記表示部によって表示されるアイコンからなることが好
ましい。前記構成によれば、画面を見ながらペンまたは
指でアイコンを操作して取得した画像から特定の顔画像
を切り出すことができる。
記表示部によって表示されるアイコンからなることが好
ましい。前記構成によれば、画面を見ながらペンまたは
指でアイコンを操作して取得した画像から特定の顔画像
を切り出すことができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例に基づいて
本発明を詳述する。なお、これによって本発明は限定さ
れるものではない。
本発明を詳述する。なお、これによって本発明は限定さ
れるものではない。
【００１６】図１は本発明の画像処理装置の外観を示す
斜視図である。図１において、１は本体キャビネット
部、２は入出力部、３は蓋部、８は本体電源スイッチを
示す。本発明の撮影画像処理装置は、本体キャビネット
部１と蓋部３とから構成される。本キャビネット部１の
表面部には、表示部と透明なタブレットを一体とした入
出力部２と、図示していない赤外線通信部、ペン保持部
等を備え、その内部には入出力部２、赤外線通信部、イ
ンターフェース等を制御する制御部と、各部に電圧を供
給する電源部を内蔵している。
斜視図である。図１において、１は本体キャビネット
部、２は入出力部、３は蓋部、８は本体電源スイッチを
示す。本発明の撮影画像処理装置は、本体キャビネット
部１と蓋部３とから構成される。本キャビネット部１の
表面部には、表示部と透明なタブレットを一体とした入
出力部２と、図示していない赤外線通信部、ペン保持部
等を備え、その内部には入出力部２、赤外線通信部、イ
ンターフェース等を制御する制御部と、各部に電圧を供
給する電源部を内蔵している。
【００１７】蓋部３は、本体キャビネット部１の端面に
ヒンジによって接続されており、入出力部２を覆うよう
に回動し、持ち運び時に入出力部２を保護する役目を果
たしている。また、本体電源スイッチ８は、本体キャビ
ネット部１の側面に設けられており、この本体電源スイ
ッチ８を操作して電源部の電圧供給をＯＮ−ＯＦＦする
ものである。
ヒンジによって接続されており、入出力部２を覆うよう
に回動し、持ち運び時に入出力部２を保護する役目を果
たしている。また、本体電源スイッチ８は、本体キャビ
ネット部１の側面に設けられており、この本体電源スイ
ッチ８を操作して電源部の電圧供給をＯＮ−ＯＦＦする
ものである。
【００１８】図２は図１の入出力部の外観を示す斜視図
である。図２に示すように、入出力部２は、文字情報、
イメージ情報をドットで表示することが可能なマトリッ
クス方式からなる薄型のカラー液晶表示部２−１と、そ
のカラー液晶表示部２−１を覆う大きさの透明タブレッ
ト２−２とが一体形成されている。なお、カラー液晶表
示部２−１は、必要に応じてＥＬパネル等よりなるバッ
クライトＢＬを背面に設けてもよい。
である。図２に示すように、入出力部２は、文字情報、
イメージ情報をドットで表示することが可能なマトリッ
クス方式からなる薄型のカラー液晶表示部２−１と、そ
のカラー液晶表示部２−１を覆う大きさの透明タブレッ
ト２−２とが一体形成されている。なお、カラー液晶表
示部２−１は、必要に応じてＥＬパネル等よりなるバッ
クライトＢＬを背面に設けてもよい。
【００１９】また、透明タブレット２−２は、例えば、
透明なシート２枚の内側面にＸＹ座標を検出する透明電
極を設け、通常状態において各々の電極が接触しないよ
うに小さな突起状のスペーサが規則正しく印刷された構
成になっており、指或いはペンにて指示することにより
透明電極が接触し、指示された位置情報を検出する。ま
た、液晶表示部２−１にて表示された表示内容との位置
情報の同期を取ることによりユーザが指示したカラー液
晶表示部２−１の位置情報を検出することができる。
透明なシート２枚の内側面にＸＹ座標を検出する透明電
極を設け、通常状態において各々の電極が接触しないよ
うに小さな突起状のスペーサが規則正しく印刷された構
成になっており、指或いはペンにて指示することにより
透明電極が接触し、指示された位置情報を検出する。ま
た、液晶表示部２−１にて表示された表示内容との位置
情報の同期を取ることによりユーザが指示したカラー液
晶表示部２−１の位置情報を検出することができる。
【００２０】図３は本発明の画像処理装置の全体構成を
示すブロック図である。図３において、本発明の装置
は、カラー液晶表示部２−１と透明タブレット部２−
２、タブレット制御部４、液晶回路部５、コモン回路
６、セグメント回路７、本体電源スイッチ８、中央制御
部９、ＲＴＣ１０、ＲＯＭ１１、ＲＡＭ１２、モジュラ
ー部１３、モジュラー制御部１４、外部入力制御部１
５、外部入力部１６、外部記憶装置１７から構成され
る。
示すブロック図である。図３において、本発明の装置
は、カラー液晶表示部２−１と透明タブレット部２−
２、タブレット制御部４、液晶回路部５、コモン回路
６、セグメント回路７、本体電源スイッチ８、中央制御
部９、ＲＴＣ１０、ＲＯＭ１１、ＲＡＭ１２、モジュラ
ー部１３、モジュラー制御部１４、外部入力制御部１
５、外部入力部１６、外部記憶装置１７から構成され
る。
【００２１】また、モジュラー部１３、モジュラー制御
部１４はネットワークと接続する通信インターフェース
として機能する。外部入力制御部１５と外部入力部１６
はデジタルカメラ（ＣＣＤカメラ）、スキャナーと接続
する画像インターフェースとして機能する。
部１４はネットワークと接続する通信インターフェース
として機能する。外部入力制御部１５と外部入力部１６
はデジタルカメラ（ＣＣＤカメラ）、スキャナーと接続
する画像インターフェースとして機能する。
【００２２】タブレット制御部４は、カラー液晶表示部
２−１にて表示された表示内容との位置情報の同期を取
りながら透明タブレット部２−２の両透明電極を走査し
て、指或いはペンにて指示された透明タブレット２−２
上の両透明電極の接触により座標検出を行っている。液
晶回路部５は、液晶を点灯させるドット位置をビットマ
ップとして表示メモリに記憶し、コモン回路６、セグメ
ント回路７に表示内容に応じた駆動信号を送り、カラー
液晶表示部２−１を駆動する。
２−１にて表示された表示内容との位置情報の同期を取
りながら透明タブレット部２−２の両透明電極を走査し
て、指或いはペンにて指示された透明タブレット２−２
上の両透明電極の接触により座標検出を行っている。液
晶回路部５は、液晶を点灯させるドット位置をビットマ
ップとして表示メモリに記憶し、コモン回路６、セグメ
ント回路７に表示内容に応じた駆動信号を送り、カラー
液晶表示部２−１を駆動する。
【００２３】中央制御部９は、マイクロコンピュータの
ＣＰＵ、Ｉ／Ｏポートからなり、ＣＰＵは、制御線ａを
介してタブレット制御部４と、制御線ｂを介して本体電
源スイッチ８と、制御線ｃを介してＲＡＭ１２と、制御
線ｄを介してＲＴＣ１０と、制御線ｅを介してＲＯＭ１
１と、制御線ｆを介してモジュラー制御部１４と、制御
線ｇを介して外部入力制御部１５と、制御線ｈを介して
外部記憶装置１７とそれぞれ接続され、ＲＯＭ１１から
の各種プログラム命令により各部の入力情報または出力
情報を制御する。
ＣＰＵ、Ｉ／Ｏポートからなり、ＣＰＵは、制御線ａを
介してタブレット制御部４と、制御線ｂを介して本体電
源スイッチ８と、制御線ｃを介してＲＡＭ１２と、制御
線ｄを介してＲＴＣ１０と、制御線ｅを介してＲＯＭ１
１と、制御線ｆを介してモジュラー制御部１４と、制御
線ｇを介して外部入力制御部１５と、制御線ｈを介して
外部記憶装置１７とそれぞれ接続され、ＲＯＭ１１から
の各種プログラム命令により各部の入力情報または出力
情報を制御する。
【００２４】ＲＴＣ(Real Time Clock)１０は、図示し
ていないクロック信号により時間を計時し、現在の年月
日、時間情報を中央制御部９に出力する。ＲＯＭ１１
は、中央制御部９が各部を制御するプログラムを記憶し
たプログラムエリアを有し、このエリアに、顔画像認識
部１１−１、顔画像選択部１１−２、領域指定部１１−
３、顔画像切出部１１−４、認識色変更部１１−５、画
像取得部１１−６、枠作成部１１−７、座標算出部１１
−８として機能するプログラムが記憶されている。
ていないクロック信号により時間を計時し、現在の年月
日、時間情報を中央制御部９に出力する。ＲＯＭ１１
は、中央制御部９が各部を制御するプログラムを記憶し
たプログラムエリアを有し、このエリアに、顔画像認識
部１１−１、顔画像選択部１１−２、領域指定部１１−
３、顔画像切出部１１−４、認識色変更部１１−５、画
像取得部１１−６、枠作成部１１−７、座標算出部１１
−８として機能するプログラムが記憶されている。
【００２５】ＲＡＭ１２は、画像バッファメモリ１２−
１、認識色メモリ１２−２、クリップボードメモリ１２
−３、画像メモリ１２−４、及び認識結果メモリ１２−
５として機能するエリアを有している。
１、認識色メモリ１２−２、クリップボードメモリ１２
−３、画像メモリ１２−４、及び認識結果メモリ１２−
５として機能するエリアを有している。
【００２６】図３において、本発明は、カラー液晶表示
部２−１と、前記カラー画像から人物像の顔画像を認識
するための複数の顔認識色データを予め記憶した認識色
メモリ１２−２と、顔画像認識処理などを指示する認識
指示部と、顔画像の切り出し領域を指示する領域指示部
とを備えた画像処理装置をコンピュータによって制御す
るためのプログラムを記憶した媒体であって、該制御プ
ログラムはコンピュータに、人物像を含むカラー画像を
取得させ、取得されたカラー画像などをカラー液晶表示
部２−１に表示させ、前記認識指示部により画像認識処
理の指示を受けた際、前記カラー画像の全領域の色デー
タと前記顔認識色データを比較しいずれかの顔認識色に
一致する色データの領域を顔画像として認識させ、前記
領域指示部より切り出し領域の指示を受けた際、顔画像
のサイズに応じた領域の枠を作成させ、前記枠に囲まれ
る領域の顔画像を切り出させる画像処理装置制御プログ
ラムを、ＥＥＰＲＯＭからなるメモリカード、フロッピ
ーディスク、ハードディスク、ＭＤ、ＣＤ−ＲＯＭなど
で構成した記憶媒体に記憶させ、汎用の制御プログラム
として外部記憶装置で利用できるように構成することも
できる。なお、前記構成において、認識指示部、領域指
示部は、カラー液晶表示部２−１によって表示されるア
イコンと透明タブレット部２−２で構成することができ
る。中央制御部９は制御線ｈを介して外部記憶装置１７
から制御プログラムを得ることができる。
部２−１と、前記カラー画像から人物像の顔画像を認識
するための複数の顔認識色データを予め記憶した認識色
メモリ１２−２と、顔画像認識処理などを指示する認識
指示部と、顔画像の切り出し領域を指示する領域指示部
とを備えた画像処理装置をコンピュータによって制御す
るためのプログラムを記憶した媒体であって、該制御プ
ログラムはコンピュータに、人物像を含むカラー画像を
取得させ、取得されたカラー画像などをカラー液晶表示
部２−１に表示させ、前記認識指示部により画像認識処
理の指示を受けた際、前記カラー画像の全領域の色デー
タと前記顔認識色データを比較しいずれかの顔認識色に
一致する色データの領域を顔画像として認識させ、前記
領域指示部より切り出し領域の指示を受けた際、顔画像
のサイズに応じた領域の枠を作成させ、前記枠に囲まれ
る領域の顔画像を切り出させる画像処理装置制御プログ
ラムを、ＥＥＰＲＯＭからなるメモリカード、フロッピ
ーディスク、ハードディスク、ＭＤ、ＣＤ−ＲＯＭなど
で構成した記憶媒体に記憶させ、汎用の制御プログラム
として外部記憶装置で利用できるように構成することも
できる。なお、前記構成において、認識指示部、領域指
示部は、カラー液晶表示部２−１によって表示されるア
イコンと透明タブレット部２−２で構成することができ
る。中央制御部９は制御線ｈを介して外部記憶装置１７
から制御プログラムを得ることができる。
【００２７】図４は図３における画像処理装置の機能構
成を示すブロック図である。図４において、入力制御部
４−１は、透明タブレット部２−２にペンダウンされた
座標位置を読み込む。外部入力制御部１５は、外部入力
部１６に接続されたスキャナーやデジタルカメラ等の機
器を制御し画像データを得る。
成を示すブロック図である。図４において、入力制御部
４−１は、透明タブレット部２−２にペンダウンされた
座標位置を読み込む。外部入力制御部１５は、外部入力
部１６に接続されたスキャナーやデジタルカメラ等の機
器を制御し画像データを得る。
【００２８】画像取得部１１−６は、外部入力制御部１
５の制御によって、スキャナーやデジタルカメラ等の機
器が接続されている外部入力部１６から入力される撮影
中の画像データを取得し、あるいは、既に撮影済の画像
データが入力された画像メモリ１２−４から画像データ
を取得する。画像バッファメモリ１２−１は、取得され
た画像データを記憶する。表示メモリ５−１は、カラー
液晶表示部２−１に表示する画像データを記憶する。
５の制御によって、スキャナーやデジタルカメラ等の機
器が接続されている外部入力部１６から入力される撮影
中の画像データを取得し、あるいは、既に撮影済の画像
データが入力された画像メモリ１２−４から画像データ
を取得する。画像バッファメモリ１２−１は、取得され
た画像データを記憶する。表示メモリ５−１は、カラー
液晶表示部２−１に表示する画像データを記憶する。
【００２９】認識色メモリ１２−２は、顔画像として認
識される肌色に近い顔認識色が数種類設定されいる。顔
画像認識部１１−１は、認識色メモリ１２−２に記憶さ
れている複数の顔認識色データと画像バッファメモリ１
２−１に記憶された画像データのカラーマッチングを行
い、顔認識色データのいずれかに一致する画像データの
色部分を顔画像の領域として認識する。座標算出部１１
−８は、認識された領域の面積を算出し、座標位置とと
もに認識結果メモリ１２−５に記憶する。
識される肌色に近い顔認識色が数種類設定されいる。顔
画像認識部１１−１は、認識色メモリ１２−２に記憶さ
れている複数の顔認識色データと画像バッファメモリ１
２−１に記憶された画像データのカラーマッチングを行
い、顔認識色データのいずれかに一致する画像データの
色部分を顔画像の領域として認識する。座標算出部１１
−８は、認識された領域の面積を算出し、座標位置とと
もに認識結果メモリ１２−５に記憶する。
【００３０】認識色変更部１１−５は、指定された顔認
識色データを認識色メモリ１２−２に設定する。領域指
定部１１−３は、認識された顔画像を切り出すための領
域指定処理を行う。座標算出部１１−８は、認識された
領域の座標位置から所定の長さ広げた長方形を算出す
る。枠作成部１１−７は、座標算出部１１−８によって
求めた長方形の枠を作成し、画像バッファメモリ１２−
１に重ね合わせてカラー表示液晶表示部に表示する。顔
画像切出部１１−４は、切出領域に対応する画像データ
を画像バッファメモリ１２−１より切り出し、クリップ
ボードメモリ１２−３へ記憶する。
識色データを認識色メモリ１２−２に設定する。領域指
定部１１−３は、認識された顔画像を切り出すための領
域指定処理を行う。座標算出部１１−８は、認識された
領域の座標位置から所定の長さ広げた長方形を算出す
る。枠作成部１１−７は、座標算出部１１−８によって
求めた長方形の枠を作成し、画像バッファメモリ１２−
１に重ね合わせてカラー表示液晶表示部に表示する。顔
画像切出部１１−４は、切出領域に対応する画像データ
を画像バッファメモリ１２−１より切り出し、クリップ
ボードメモリ１２−３へ記憶する。
【００３１】図５〜図１７は本実施例における画像処理
の表示画面を示す説明図であり、例えば、１９９６年１
２月２７日（金）午前１０時１０分の時刻がＲＴＣ１０
より入力されている。図１８〜図１９は本実施例におけ
る画像処理動作の手順を示すフローチャートである。図
１８〜図１９の画像処理動作の手順を、以下、図５〜図
１７を用いて説明する。
の表示画面を示す説明図であり、例えば、１９９６年１
２月２７日（金）午前１０時１０分の時刻がＲＴＣ１０
より入力されている。図１８〜図１９は本実施例におけ
る画像処理動作の手順を示すフローチャートである。図
１８〜図１９の画像処理動作の手順を、以下、図５〜図
１７を用いて説明する。
【００３２】図５は本実施例におけるＴＯＯＬＳメニュ
ー画面を示す説明図である。本体電源スイッチ８をＯＮ
し、初期画面でアイコンボタンの「ＴＯＯＬＳ」ボタン
を選択すると図５に示す、「画像取込」や「音声取込」
の処理を指示するＴＯＯＬＳメニュー画面が表示され
る。 ステップＳ０１：使用者が、カラー液晶表示部２−１上
にＴＯＯＬＳメニュー画面の表示状態で、ペンダウンを
行うことにより、透明タブレット部２−２にて割り込み
を受け付ける。 ステップＳ０２：入力制御部４−１にて透明タブレット
部２−２へペンダウンされた座標位置を読み込む。 ステップＳ０３：読み込んだ座標位置を判定し、その座
標位置が「画像取込」ボタン（図５に示す点線部分）の
領域であれば、ステップＳ０４へ進み、座標位置が他の
ボタンの領域であれば、その他の処理を行う。
ー画面を示す説明図である。本体電源スイッチ８をＯＮ
し、初期画面でアイコンボタンの「ＴＯＯＬＳ」ボタン
を選択すると図５に示す、「画像取込」や「音声取込」
の処理を指示するＴＯＯＬＳメニュー画面が表示され
る。 ステップＳ０１：使用者が、カラー液晶表示部２−１上
にＴＯＯＬＳメニュー画面の表示状態で、ペンダウンを
行うことにより、透明タブレット部２−２にて割り込み
を受け付ける。 ステップＳ０２：入力制御部４−１にて透明タブレット
部２−２へペンダウンされた座標位置を読み込む。 ステップＳ０３：読み込んだ座標位置を判定し、その座
標位置が「画像取込」ボタン（図５に示す点線部分）の
領域であれば、ステップＳ０４へ進み、座標位置が他の
ボタンの領域であれば、その他の処理を行う。
【００３３】ステップＳ０４：カラー画像データ（カラ
ー写真データ）の取得処理及び表示処理を行う。画像取
得部１１−６は、外部入力制御部１５の制御に基づい
て、スキャナーやデジタルカメラ等の画像入力機器と接
続された外部入力部１６から入力される撮影中のカラー
画像データを取得し、あるいは、既に撮影済のカラー画
像データを記憶した画像メモリ１２−４からカラー画像
データを取得する。取得されたカラー画像データが画像
バッファメモリ１２−１に記憶されるとともに表示メモ
リ５−１に送られ、カラー液晶表示部２−１に表示され
る。
ー写真データ）の取得処理及び表示処理を行う。画像取
得部１１−６は、外部入力制御部１５の制御に基づい
て、スキャナーやデジタルカメラ等の画像入力機器と接
続された外部入力部１６から入力される撮影中のカラー
画像データを取得し、あるいは、既に撮影済のカラー画
像データを記憶した画像メモリ１２−４からカラー画像
データを取得する。取得されたカラー画像データが画像
バッファメモリ１２−１に記憶されるとともに表示メモ
リ５−１に送られ、カラー液晶表示部２−１に表示され
る。
【００３４】図６は本実施例における画像取得処理の表
示画面を示す説明図である。図６に示すように、カラー
画像データの取得処理後、そのカラー画像データが画面
表示されるので、使用者は、表示されたカラー画像デー
タが認識対象のカラー画像データであるか確認し、認識
対象のカラー画像データであれば、次の顔画像認識処理
の始動を指示する。
示画面を示す説明図である。図６に示すように、カラー
画像データの取得処理後、そのカラー画像データが画面
表示されるので、使用者は、表示されたカラー画像デー
タが認識対象のカラー画像データであるか確認し、認識
対象のカラー画像データであれば、次の顔画像認識処理
の始動を指示する。
【００３５】ステップＳ０５：使用者が、画像取得処理
の表示画面を確認し、同画面上のボタンにペンダウンを
行うことにより、透明タブレット部２−２にて割り込み
を受け付ける。 ステップＳ０６：入力制御部４−１にて透明タブレット
部２−２へペンダウンされた座標位置を読み込む。 ステップＳ０７：読み込んだ座標位置を判定し、その座
標位置が「顔認識」ボタンの領域（図６中の点線部分）
であれば、顔画像認識部１１−１が起動され、ステップ
Ｓ０８へ進み、座標位置が他のボタンの領域であれば、
ステップＳ２１へ進む。
の表示画面を確認し、同画面上のボタンにペンダウンを
行うことにより、透明タブレット部２−２にて割り込み
を受け付ける。 ステップＳ０６：入力制御部４−１にて透明タブレット
部２−２へペンダウンされた座標位置を読み込む。 ステップＳ０７：読み込んだ座標位置を判定し、その座
標位置が「顔認識」ボタンの領域（図６中の点線部分）
であれば、顔画像認識部１１−１が起動され、ステップ
Ｓ０８へ進み、座標位置が他のボタンの領域であれば、
ステップＳ２１へ進む。
【００３６】ステップＳ０８：顔画像認識部１１−１
は、顔画像認識処理を行う。顔画像認識部１１−１は、
認識色メモリ１２−２に記憶されている顔画像として認
識される複数の顔認識色データと画像バッファメモリ１
２−１に記憶されたカラー画像データのカラーマッチン
グを行い、画像バッファメモリ１２−１のカラー画像デ
ータ中で顔認識色データに一致する色部分を顔画像の領
域であると認識する。このとき認識された最大の面積を
持つ領域を顔画像の領域として抽出する。
は、顔画像認識処理を行う。顔画像認識部１１−１は、
認識色メモリ１２−２に記憶されている顔画像として認
識される複数の顔認識色データと画像バッファメモリ１
２−１に記憶されたカラー画像データのカラーマッチン
グを行い、画像バッファメモリ１２−１のカラー画像デ
ータ中で顔認識色データに一致する色部分を顔画像の領
域であると認識する。このとき認識された最大の面積を
持つ領域を顔画像の領域として抽出する。
【００３７】認識色メモリ１２−２には、顔画像として
認識される肌色に近い顔認識色が数種類設定されてお
り、このうちのいずれかの顔認識色と一致した部分が顔
画像として認識される。顔画像認識部１１−１は、さら
に、このようにして認識された領域の面積を算出し、座
標位置とともに認識結果メモリ１２−５に記憶する。さ
らに、認識された顔画像の領域が表示メモリ５−１で補
色データに置換処理され、カラー液晶表示部２−１で反
転表示される（図７参照）。
認識される肌色に近い顔認識色が数種類設定されてお
り、このうちのいずれかの顔認識色と一致した部分が顔
画像として認識される。顔画像認識部１１−１は、さら
に、このようにして認識された領域の面積を算出し、座
標位置とともに認識結果メモリ１２−５に記憶する。さ
らに、認識された顔画像の領域が表示メモリ５−１で補
色データに置換処理され、カラー液晶表示部２−１で反
転表示される（図７参照）。
【００３８】図７は本実施例における顔認識処理の表示
画面を示す説明図である。図７に示すように、認識され
た顔画像の領域が、補色で反転表示される。 ステップＳ０９：使用者は、顔画像認識処理後の表示画
面で、認識された顔画像の領域を確認し、同画面上のボ
タンにペンダウンを行うことにより、透明タブレット部
２−２にて割り込みを受け付ける。 ステップＳ１０：入力制御部４−１にて透明タブレット
部２−２へペンダウンされた座標位置を読み込む。 ステップＳ１１：読み込んだ座標位置を判定し、その座
標位置が「領域指定」ボタン（図７中の点線部分）の領
域であれば、領域指定部１１−３が起動され、ステップ
Ｓ１２へ進み、座標位置が他のボタンの領域であれば、
ステップＳ２３へ進む。
画面を示す説明図である。図７に示すように、認識され
た顔画像の領域が、補色で反転表示される。 ステップＳ０９：使用者は、顔画像認識処理後の表示画
面で、認識された顔画像の領域を確認し、同画面上のボ
タンにペンダウンを行うことにより、透明タブレット部
２−２にて割り込みを受け付ける。 ステップＳ１０：入力制御部４−１にて透明タブレット
部２−２へペンダウンされた座標位置を読み込む。 ステップＳ１１：読み込んだ座標位置を判定し、その座
標位置が「領域指定」ボタン（図７中の点線部分）の領
域であれば、領域指定部１１−３が起動され、ステップ
Ｓ１２へ進み、座標位置が他のボタンの領域であれば、
ステップＳ２３へ進む。
【００３９】ステップＳ１２：領域指定部１１−３は、
ステップＳ０８で認識された顔画像を切り出すための領
域指定処理を行う。顔画像の切出領域を示す枠を表示画
面に表示する（図８参照）。座標算出部１１−８は、領
域指定部１１−３の指定により、画像バッファメモリ１
２−１内の顔画像領域のＸＹ座標を読み出し、顔画像領
域のＸ座標の最大値ｘ１と最小値ｘ２、Ｙ座標の最大値
ｙ１と最小値ｙ２を求め、最大値ｘ１、ｙ１のからさら
にＮ大きい座標（ｘ１＋Ｎ，ｙ１＋Ｎ）、最小値ｘ２、
ｙ２からさらにＮ小さい座標（ｘ２−Ｎ，ｙ２−Ｎ）を
求める。
ステップＳ０８で認識された顔画像を切り出すための領
域指定処理を行う。顔画像の切出領域を示す枠を表示画
面に表示する（図８参照）。座標算出部１１−８は、領
域指定部１１−３の指定により、画像バッファメモリ１
２−１内の顔画像領域のＸＹ座標を読み出し、顔画像領
域のＸ座標の最大値ｘ１と最小値ｘ２、Ｙ座標の最大値
ｙ１と最小値ｙ２を求め、最大値ｘ１、ｙ１のからさら
にＮ大きい座標（ｘ１＋Ｎ，ｙ１＋Ｎ）、最小値ｘ２、
ｙ２からさらにＮ小さい座標（ｘ２−Ｎ，ｙ２−Ｎ）を
求める。
【００４０】ここで、Ｎは予め一定の値が設定されてお
り、好みに合わせて枠のサイズを変更できるようＮを再
設定にすることも可能である。枠作成部１１−７は、座
標算出部１１−８によって求めらた４点の座標を結ぶ長
方形の枠を作成し、画像バッファメモリ１２−１に重ね
合わせてカラー表示液晶表示部に表示する。
り、好みに合わせて枠のサイズを変更できるようＮを再
設定にすることも可能である。枠作成部１１−７は、座
標算出部１１−８によって求めらた４点の座標を結ぶ長
方形の枠を作成し、画像バッファメモリ１２−１に重ね
合わせてカラー表示液晶表示部に表示する。
【００４１】図８は本実施例における切出領域指定処理
の表示画面を示す説明図である。図８に示すように、顔
画像の切出領域を示す枠が画像データに重ね合わせて表
示される。図１６は本実施例における枠サイズ変更処理
の表示画面を示す説明図である。図１６に示すように、
顔画像の切り出し領域を示す枠は、使用者がペンでドラ
ッグ／ダウンすることにより、枠を任意に拡大縮小また
は移動させることも可能である。
の表示画面を示す説明図である。図８に示すように、顔
画像の切出領域を示す枠が画像データに重ね合わせて表
示される。図１６は本実施例における枠サイズ変更処理
の表示画面を示す説明図である。図１６に示すように、
顔画像の切り出し領域を示す枠は、使用者がペンでドラ
ッグ／ダウンすることにより、枠を任意に拡大縮小また
は移動させることも可能である。
【００４２】ステップＳ１３：使用者が、図８に示す切
出領域指定処理の表示画面を確認し、同画面上のボタン
にペンダウンを行うことにより、透明タブレット部２−
２にて割り込みを受け付ける。 ステップＳ１４：入力制御部４−１にて透明タブレット
部２−２へペンダウンされた座標位置を読み込む。 ステップＳ１５：読み込んだ座標位置を判定し、その座
標位置が「確定」ボタン（図８中の点線部分）の領域で
あれば、ステップＳ１６へ進み、座標位置が他の領域で
あれば、その他の処理を行う。
出領域指定処理の表示画面を確認し、同画面上のボタン
にペンダウンを行うことにより、透明タブレット部２−
２にて割り込みを受け付ける。 ステップＳ１４：入力制御部４−１にて透明タブレット
部２−２へペンダウンされた座標位置を読み込む。 ステップＳ１５：読み込んだ座標位置を判定し、その座
標位置が「確定」ボタン（図８中の点線部分）の領域で
あれば、ステップＳ１６へ進み、座標位置が他の領域で
あれば、その他の処理を行う。
【００４３】ステップＳ１６：ステップＳ１２で求めた
切出領域を確定し反転表示させる。画像バッファメモリ
１２−１において、画像データの切出領域を設定する。
図９は本実施例における切出領域確定処理の表示画面を
示す説明図である。 ステップＳ１７：使用者が、図９に示す切出領域確定処
理の表示画面を確認し、同画面上のボタンにペンダウン
を行うことにより、透明タブレット部２−２にて割り込
みを受け付ける。 ステップＳ１８：入力制御部４−１にて透明タブレット
部２−２へペンダウンされた座標位置を読み込む。 ステップＳ１９：読み込んだ座標位置を判定し、その座
標位置が「取込」ボタン（図９中の点線部分）の領域で
あれば、顔画像切出部１１−４は起動し、ステップＳ２
０へ進み、座標位置が他のボタン領域であれば、その他
の処理を行う。
切出領域を確定し反転表示させる。画像バッファメモリ
１２−１において、画像データの切出領域を設定する。
図９は本実施例における切出領域確定処理の表示画面を
示す説明図である。 ステップＳ１７：使用者が、図９に示す切出領域確定処
理の表示画面を確認し、同画面上のボタンにペンダウン
を行うことにより、透明タブレット部２−２にて割り込
みを受け付ける。 ステップＳ１８：入力制御部４−１にて透明タブレット
部２−２へペンダウンされた座標位置を読み込む。 ステップＳ１９：読み込んだ座標位置を判定し、その座
標位置が「取込」ボタン（図９中の点線部分）の領域で
あれば、顔画像切出部１１−４は起動し、ステップＳ２
０へ進み、座標位置が他のボタン領域であれば、その他
の処理を行う。
【００４４】ステップＳ２０：顔画像切出部１１−４
は、ステップＳ１２で求めた切出領域に対応する画像デ
ータを画像バッファメモリ１２−１より切り出し、クリ
ップボードメモリ１２−３へ記憶する。このクリップボ
ードメモリ１２−３は、切り出された画像データを記憶
する出力バッファであるが、他のアプリケーションの画
像データと合成することができるため、クリップボード
上にて切り出した顔画像に他のアプリケーションの画像
データを貼り付けることができる。そして、使用者は、
必要に応じてカラー液晶表示部またはカラープリンタに
出力することができる。
は、ステップＳ１２で求めた切出領域に対応する画像デ
ータを画像バッファメモリ１２−１より切り出し、クリ
ップボードメモリ１２−３へ記憶する。このクリップボ
ードメモリ１２−３は、切り出された画像データを記憶
する出力バッファであるが、他のアプリケーションの画
像データと合成することができるため、クリップボード
上にて切り出した顔画像に他のアプリケーションの画像
データを貼り付けることができる。そして、使用者は、
必要に応じてカラー液晶表示部またはカラープリンタに
出力することができる。
【００４５】ステップＳ２１：ステップＳ０７で読み込
んだ座標位置が「認識色変更」ボタン（図１２中の点線
部分）の領域であれば、ステップＳ２２へ進み、座標位
置が他の領域であれば、その他の処理を行う。 ステップＳ２２：認識色変更部１１−５は、図１３に示
すカラーパレットを表示し、認識色変更処理を行う。ス
テップＳ２２の処理が終了するとステップＳ０５へ戻
る。
んだ座標位置が「認識色変更」ボタン（図１２中の点線
部分）の領域であれば、ステップＳ２２へ進み、座標位
置が他の領域であれば、その他の処理を行う。 ステップＳ２２：認識色変更部１１−５は、図１３に示
すカラーパレットを表示し、認識色変更処理を行う。ス
テップＳ２２の処理が終了するとステップＳ０５へ戻
る。
【００４６】図１２は本実施例における顔認識色指定処
理の表示画面を示す説明図である。図１２において、使
用者は、「認識色変更」ボタンを押すことにより、図１
３に示す顔認識色変更処理の表示画面が表示される。図
１３は本実施例における顔認識色変更処理の表示画面を
示す説明図である。図１３に示すように、使用者は、
「認識色変更」ボタンを押すことにより、表示されたカ
ラーパレットにより認識色の指定を自由に変更できる。
このとき、顔を認識する肌色を枠で囲んで表示するなど
して、現在認識色メモリ１２−２に設定されている肌色
を区別して表示する。そして、使用者が、肌色として認
識させたい色データを選択してタッチすることにより、
認識色メモリ１２−２に追加して記憶する。
理の表示画面を示す説明図である。図１２において、使
用者は、「認識色変更」ボタンを押すことにより、図１
３に示す顔認識色変更処理の表示画面が表示される。図
１３は本実施例における顔認識色変更処理の表示画面を
示す説明図である。図１３に示すように、使用者は、
「認識色変更」ボタンを押すことにより、表示されたカ
ラーパレットにより認識色の指定を自由に変更できる。
このとき、顔を認識する肌色を枠で囲んで表示するなど
して、現在認識色メモリ１２−２に設定されている肌色
を区別して表示する。そして、使用者が、肌色として認
識させたい色データを選択してタッチすることにより、
認識色メモリ１２−２に追加して記憶する。
【００４７】また、肌色として認識されていることを示
す枠で囲まれて表示されている色の中から使用者が選択
してタッチすることにより、その色を認識色メモリ１２
−２から削除することができる。以上のようにカラーパ
レットから選択する方法に加えて、スポイドツールを用
いて画面上の認識色（図１３の矢印部分）を指定して撮
影画像の色を認識色として設定することも可能である。
前記処理により、個人差のある肌色や撮像箇所の照度に
影響されずに、デジタル写真等より人物画像を容易に取
り込むことができる。
す枠で囲まれて表示されている色の中から使用者が選択
してタッチすることにより、その色を認識色メモリ１２
−２から削除することができる。以上のようにカラーパ
レットから選択する方法に加えて、スポイドツールを用
いて画面上の認識色（図１３の矢印部分）を指定して撮
影画像の色を認識色として設定することも可能である。
前記処理により、個人差のある肌色や撮像箇所の照度に
影響されずに、デジタル写真等より人物画像を容易に取
り込むことができる。
【００４８】ステップＳ２３：ステップＳ１１で読み込
んだ座標位置が「認識色変更」ボタン（図１２中の点線
枠部分）の領域であれば、ステップＳ２４へ進み、座標
位置が他の領域であれば、ステップＳ２５へ進む。 ステップＳ２４：認識色変更部１１−５は、認識色変更
処理を行う。処理が終了するとステップＳ０５へ戻る。
ここでの処理は、ステップＳ２２の処理と同じなので説
明は省略する。 ステップＳ２５：ステップＳ２３で読み込んだ座標位置
が「選択」ボタンの領域であれば、ステップＳ２６へ進
み、座標位置が他の領域あれば、その他の処理を行う。
んだ座標位置が「認識色変更」ボタン（図１２中の点線
枠部分）の領域であれば、ステップＳ２４へ進み、座標
位置が他の領域であれば、ステップＳ２５へ進む。 ステップＳ２４：認識色変更部１１−５は、認識色変更
処理を行う。処理が終了するとステップＳ０５へ戻る。
ここでの処理は、ステップＳ２２の処理と同じなので説
明は省略する。 ステップＳ２５：ステップＳ２３で読み込んだ座標位置
が「選択」ボタンの領域であれば、ステップＳ２６へ進
み、座標位置が他の領域あれば、その他の処理を行う。
【００４９】ステップＳ２６：顔画像選択部１１−２
は、顔画像選択処理を行う。ステップＳ２６の処理が終
了するとステップＳ０９へ戻る。図１０は本実施例にお
ける複数人物画像取得処理の表示画面を示す説明図であ
る。図１０に示すように、取得した画像には二人の人物
が撮影されている。このような場合、ステップＳ０７〜
ステップＳ０８の顔認識処理では、複数の顔画像が認識
され、認識された領域面積がそれぞれ算出されて記憶さ
れる。一人の人物画像のときは、顔画像がひとつだけな
ので、一意的に顔画像が確定される（図６、図７参
照）。
は、顔画像選択処理を行う。ステップＳ２６の処理が終
了するとステップＳ０９へ戻る。図１０は本実施例にお
ける複数人物画像取得処理の表示画面を示す説明図であ
る。図１０に示すように、取得した画像には二人の人物
が撮影されている。このような場合、ステップＳ０７〜
ステップＳ０８の顔認識処理では、複数の顔画像が認識
され、認識された領域面積がそれぞれ算出されて記憶さ
れる。一人の人物画像のときは、顔画像がひとつだけな
ので、一意的に顔画像が確定される（図６、図７参
照）。
【００５０】顔画像選択部１１−２は、認識結果メモリ
１２−５に記憶されている顔画像領域の各算出面積、各
座標情報を参照して、認識された複数顔画像領域の中か
ら、最大の面積を持つ顔画像を選択する。図１１は本実
施例における複数顔認識処理の表示画面を示す説明図で
ある。図１１に示すように、認識された二人の人物像の
うち、大きい顔画像が選択されて反転表示される。
１２−５に記憶されている顔画像領域の各算出面積、各
座標情報を参照して、認識された複数顔画像領域の中か
ら、最大の面積を持つ顔画像を選択する。図１１は本実
施例における複数顔認識処理の表示画面を示す説明図で
ある。図１１に示すように、認識された二人の人物像の
うち、大きい顔画像が選択されて反転表示される。
【００５１】そして、「領域指定」ボタンをタッチする
と、ステップＳ１１の処理に戻り、領域指定が行われ、
切り出し領域を示す枠が表示され、切り出し領域が反転
表示される。図１４は本実施例における顔画像選択処理
の表示画面を示す説明図である。図１４に示すように、
「選択」ボタンをタッチすると、顔画像選択部１１−２
は、次に大きな面積の顔画像を検出し、その顔画像を反
転表示する。
と、ステップＳ１１の処理に戻り、領域指定が行われ、
切り出し領域を示す枠が表示され、切り出し領域が反転
表示される。図１４は本実施例における顔画像選択処理
の表示画面を示す説明図である。図１４に示すように、
「選択」ボタンをタッチすると、顔画像選択部１１−２
は、次に大きな面積の顔画像を検出し、その顔画像を反
転表示する。
【００５２】図１５は図１４における切出領域指定処理
の表示画面を示す説明図である。図１５に示すように、
顔画像の切出領域を示す枠が指定され、表示画面に表示
される。図１７は図１４における切出領域確定処理の表
示画面を示す説明図である。図１７に示すように、確定
した切出領域が反転表示される。確定した画像データは
画像バッファメモリ１２−１より切り出され、クリップ
ボードメモリ１２−３へ記憶される。
の表示画面を示す説明図である。図１５に示すように、
顔画像の切出領域を示す枠が指定され、表示画面に表示
される。図１７は図１４における切出領域確定処理の表
示画面を示す説明図である。図１７に示すように、確定
した切出領域が反転表示される。確定した画像データは
画像バッファメモリ１２−１より切り出され、クリップ
ボードメモリ１２−３へ記憶される。
【００５３】同様に、三人以上の人物画像の写真画像で
も、「選択」ボタン操作を繰り返すことにより、顔画像
を順次選択していくことができるので、使用者が希望す
る人物の顔画像を切り出すことができる。図６〜図１７
における「キャンセル」ボタンは現在の画像処理をキャ
ンセルして、画像処理を変更することができる。
も、「選択」ボタン操作を繰り返すことにより、顔画像
を順次選択していくことができるので、使用者が希望す
る人物の顔画像を切り出すことができる。図６〜図１７
における「キャンセル」ボタンは現在の画像処理をキャ
ンセルして、画像処理を変更することができる。
【００５４】前記処理により、取得した画像中に含まれ
る人物像の顔画像部分を自動認識し、その顔画像のサイ
ズに応じた領域指定が自動的に行われ、指定された領域
の画像データを切り出すことができるので、人物画像の
取り込み作業を容易にし、手作業の場合の手ぶれによる
切り出し部分の漏れがなくなり、人物像を正確に取り込
むことが可能となる。また、複数の人物が含まれる画像
データから、特定の人物の顔画像を選択して、その顔画
像のサイズに応じた領域指定が自動的に行われ、指定さ
れた領域の画像データを切り出すことができる。
る人物像の顔画像部分を自動認識し、その顔画像のサイ
ズに応じた領域指定が自動的に行われ、指定された領域
の画像データを切り出すことができるので、人物画像の
取り込み作業を容易にし、手作業の場合の手ぶれによる
切り出し部分の漏れがなくなり、人物像を正確に取り込
むことが可能となる。また、複数の人物が含まれる画像
データから、特定の人物の顔画像を選択して、その顔画
像のサイズに応じた領域指定が自動的に行われ、指定さ
れた領域の画像データを切り出すことができる。
【００５５】例えば、下記の各種アプリケーションに利
用することができる。 ・アドレス帳において、登録者の名前と同時に顔写真も
登録できる。顔は知っているけれでも名前がわからない
といったことがなくなる。アドレス帳に登録する顔写真
を作成するとき、デジタルカメラに近い人の顔画像が対
象として自動的に切り出すことができるので、撮影時、
対象の人を前に立ってもらえば、自動的にその人が選択
の対象となる。 ・名刺情報において、名刺交換時、自分の顔入りの情報
を交換することで名前と顔を一緒に覚えてもらえる。 ・顧客データベースにおいて、関連業者の担当業務別に
写真を添付できる。これにより業務の引継などがスムー
ズになる。
用することができる。 ・アドレス帳において、登録者の名前と同時に顔写真も
登録できる。顔は知っているけれでも名前がわからない
といったことがなくなる。アドレス帳に登録する顔写真
を作成するとき、デジタルカメラに近い人の顔画像が対
象として自動的に切り出すことができるので、撮影時、
対象の人を前に立ってもらえば、自動的にその人が選択
の対象となる。 ・名刺情報において、名刺交換時、自分の顔入りの情報
を交換することで名前と顔を一緒に覚えてもらえる。 ・顧客データベースにおいて、関連業者の担当業務別に
写真を添付できる。これにより業務の引継などがスムー
ズになる。
【００５６】
【発明の効果】本発明によれば、撮影背景、照度に影響
されることなく、現在撮影中のデジタル画像または撮影
済みの写真から人物像を含むカラー画像データを取得
し、そのカラー画像データから対象の人物像の顔画像を
自動認識し、その顔画像のサイズに応じた領域を切り出
すことができる。また、その顔画像のサイズに応じた領
域指定が自動的に行われ、指定された領域の画像データ
を切り出すことができるので、人物画像の取り込み作業
を容易にし、手作業の場合の手ぶれによる切り出し部分
の漏れがなくなり、人物像を正確に取り込むことが可能
となる。
されることなく、現在撮影中のデジタル画像または撮影
済みの写真から人物像を含むカラー画像データを取得
し、そのカラー画像データから対象の人物像の顔画像を
自動認識し、その顔画像のサイズに応じた領域を切り出
すことができる。また、その顔画像のサイズに応じた領
域指定が自動的に行われ、指定された領域の画像データ
を切り出すことができるので、人物画像の取り込み作業
を容易にし、手作業の場合の手ぶれによる切り出し部分
の漏れがなくなり、人物像を正確に取り込むことが可能
となる。
【図１】本発明の撮影画像処理装置の外観を示す斜視図
である。
である。
【図２】図１の入出力部の構成を示す斜視図である。
【図３】本発明の画像処理装置の全体構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図４】図３における画像処理装置の機能構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図５】本実施例におけるＴＯＯＬＳメニュー画面を示
す説明図である。
す説明図である。
【図６】本実施例における画像取得処理の表示画面を示
す説明図である。
す説明図である。
【図７】本実施例における顔認識処理の表示画面を示す
説明図である。
説明図である。
【図８】本実施例における切出領域指定処理の表示画面
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図９】本実施例における切出領域確定処理の表示画面
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図１０】本実施例における複数人物画像取得処理の表
示画面を示す説明図である。
示画面を示す説明図である。
【図１１】本実施例における複数顔認識処理の表示画面
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図１２】本実施例における認識色指定処理の表示画面
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図１３】本実施例における顔認識色変更処理の表示画
面を示す説明図である。
面を示す説明図である。
【図１４】本実施例における顔画像選択処理の表示画面
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図１５】図１４における切出領域指定処理の表示画面
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図１６】本実施例における枠サイズ変更処理の表示画
面を示す説明図である。
面を示す説明図である。
【図１７】図１４における切出領域確定処理の表示画面
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図１８】本実施例における画像処理動作の手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図１９】図１８に続く画像処理動作の手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
１ 本体キャビネット部 ２ 入出力部 ２−１ カラー液晶表示部 ２−２ 透明タブレット ３ 蓋部 ４ タブレット制御部 ４−１ 入力制御部 ５ 液晶回路部 ５−１ 表示メモリ ６ コモン回路 ７ セグメント回路 ８ 本体電源スイッチ ９ 中央制御部 １０ ＲＴＣ １１ ＲＯＭ １１−１ 顔画像認識部 １１−２ 顔画像選択部 １１−３ 領域指定部 １１−４ 顔画像切出部 １１−５ 顔認識色変更部 １１−６ 画像取得部 １１−７ 枠作成部 １１−８ 座標算出部 １２ ＲＡＭ １２−１ 画像バッファメモリ １２−２ 認識色メモリ １２−３ クリップボードメモリ １２−４ 画像メモリ １２−５ 認識結果メモリ １３ モジュラー部 １４ モジュラー制御部 １５ 外部入力制御部 １６ 外部入力部 １７ 外部記憶装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平９−101579（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−50528（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−44670（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−287216（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−154259（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−153197（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−282227（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−153047（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−35992（ＪＰ，Ａ) カラー自然画像からの顔の検出 呉海 元 陳謙 谷内田正彦 電子情報通信学 会技術研究報告［パターン認識・理解 ］Ｖｏｌ．94 Ｎｏ．445 Ｐ．７−14 （ＰＲＵ94−108）社団法人電子情報通 信学会発行 1995年１月20日発行 色彩画像からの顔の発見と顔部品の同 定 横山太郎 呉海元 谷内田正彦 情 報処理学会研究報告 コンピュータビジ ョンとイメージメディア 100−11 Ｖ ｏｌ．96 Ｎｏ．47 Ｐ．85−92 社団 法人情報処理学会発行 1996年５月24日 発行 (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G06T 1/00 280 - 340 G06T 3/00 400 G06T 1/00 200 G08B 13/196 H04N 7/18 H04N 1/387 H04N 1/46 特許ファイル（ＰＡＴＯＬＩＳ) ＪＩＣＳＴファイル（ＪＯＩＳ)
Claims (4)
- 【請求項１】 人物像を含むカラー画像を取得する画像
取得部と、取得されたカラー画像などを画面表示する表
示部と、前記カラー画像から人物像の顔画像を認識する
ための複数の顔認識色データを予め記憶した認識色メモ
リと、前記カラー画像の全領域の色データと複数の顔認
識色データを比較しいずれかの顔認識色データに一致す
る色データの領域を顔画像として認識し、前記顔画像の
領域の座標位置を記憶する顔画像認識部と、認識された
顔画像の切り出し領域を指示する領域指示部と、切り出
し領域の指示を受け、前記顔画像の領域の座標位置の最
大値及び最小値に所定値Ｎをそれぞれ加減算することに
より求めた顔画像のサイズに応じた領域の枠を作成する
枠作成部と、前記枠に囲まれる領域の顔画像を切り出す
顔画像切出部とを備えてなる画像処理装置。 - 【請求項２】 前記顔画像認識部が、複数の顔画像領域
を認識した場合に、複数の顔画像領域の一つを選択する
顔画像選択部をさらに備え、顔画像選択部が、前記複数
の顔画像領域のうち１つの顔画像領域を順次選択し、前
記枠作成部が選択された顔画像領域の枠を作成すること
を特徴とする請求項１記載の画像処理装置。 - 【請求項３】 前記認識色メモリに記憶された顔認識色
データを変更する認識色変更部をさらに備え、認識色変
更部は、スポイドツールを用いて肌色として認識させた
い色データを選択することにより、選択した色データを
認識色メモリに追加または削除することを特徴とする請
求項１記載の画像処理装置。 - 【請求項４】 表示画面を有する表示部と、人物像を含
むカラー画像から人物像の顔画像を認識するための複数
の顔認識色データを予め記憶した認識色メモリと、顔画
像の切り出し領域を指示する領域指示部とを備えた画像
処理装置をコンピュータによって制御するためのプログ
ラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
あって、コンピュータに、人物像を含むカラー画像を取
得させ、取得されたカラー画像を表示部に表示させ、前
記カラー画像の全領域の色データと複数の顔認識色デー
タと複数の顔認識色データと比較しいずれかの顔認識デ
ータに一致する色データの領域を顔画像として認識さ
せ、前記顔画像の領域の座標位置を記憶させ、前記領域
指示部より切り出し領域の指示を受けた際、前記顔 画像
の領域の座標位置の最大値及び最小値に所定値Ｎをそれ
ぞれ加減算することにより求めた顔画像のサイズに応じ
た領域の枠を作成させ、前記枠に囲まれる領域の顔画像
を切り出させるプログラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13716497A JP3222091B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 画像処理装置及び画像処理装置制御プログラムを記憶した媒体 |
| US09/021,019 US6035074A (en) | 1997-05-27 | 1998-02-09 | Image processing apparatus and storage medium therefor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13716497A JP3222091B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 画像処理装置及び画像処理装置制御プログラムを記憶した媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10334213A JPH10334213A (ja) | 1998-12-18 |
| JP3222091B2 true JP3222091B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=15192324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13716497A Expired - Fee Related JP3222091B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 画像処理装置及び画像処理装置制御プログラムを記憶した媒体 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6035074A (ja) |
| JP (1) | JP3222091B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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