JP6515539B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関する。
操作者の操作に基づき処理が実行される処理機器に対峙する特定領域を撮像する撮像手段と、撮像手段で処理機器に対する操作状態を撮像するように制御する制御手段と、撮像手段で撮像した特定領域の画像の中から、人物画像を抽出する抽出手段と、抽出手段で抽出した人物画像以外の背景画像の全部又は一部を隠蔽する隠蔽手段と、隠蔽手段で隠蔽された後の特定領域の画像を、処理機器を操作する操作者の操作履歴情報として保存する保存手段と、を有する操作履歴画像保存装置が知られている(特許文献1)。
特開2014−182476号公報
従来の技術では、非定型の文書に画像を合成して記録することができなかった。本発明は、印刷指示をした使用者または画像形成装置の使用者の顔画像を非定型の文書に合成して記録することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の画像形成装置は、
原稿を読取る読取手段と、
操作者を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段で撮像された前記操作者の顔を含む画像の周辺の背景を隠蔽する隠蔽手段と、
前記隠蔽手段で隠蔽された後の前記操作者の顔を含む画像を透かし画像として前記読取手段で読み取られた原稿データ又は受け取った印刷データ合成して合成画像データを印刷出力する印刷手段と、を備えた、
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記隠蔽手段が、前記操作者の顔の周辺の背景を所定の単色で塗りつぶし、または削除する、
ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記撮像手段で前記操作者の複数の顔を含む画像が撮像された場合、前記隠蔽手段は最も大きい顔を含む画像以外を所定の単色で塗りつぶし、または削除する、
ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記原稿の画像データ又は前記印刷データの印字領域外に前記隠蔽手段で隠蔽された後の前記操作者の顔を含む画像を合成する、
ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
前記隠蔽手段で隠蔽された後の前記操作者の顔を含む画像、前記原稿の画像データ又は前記印刷データは出力可能なサイズに合わせて縮小する、
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記原稿に付された所定の目印を検出する目印検出手段を更に備え、前記目印検出手段で検出された前記目印を含む領域に前記隠蔽手段で隠蔽された後の前記操作者の顔を含む画像を合成する、
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
情報を表示するとともに前記操作者の操作を受け付ける操作表示手段を更に備え、
前記撮像手段で撮像された前記操作者の顔を含む画像を表示して前記操作者の顔の周辺の背景を前記操作者の操作に応じて隠蔽する、
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項に記載の画像処理装置において、
前記隠蔽された後の前記操作者の顔を含む画像と前記読取手段で読み取られた原稿画像又は受け取った印刷データの画像を表示して前記操作者の操作に応じて前記操作者の顔を含む画像と前記原稿画像又は受け取った印刷データの画像を合成して表示する、
ことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項又はに記載の画像処理装置において、
前記操作者の操作がジェスチャ操作である、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項10に記載のプログラムは、
コンピュータに、
原稿を読取る読取機能と、
操作者を撮像する撮像機能と、
撮像された前記操作者の顔を含む画像の周辺の背景を隠蔽する隠蔽機能と、
隠蔽された後の前記操作者の顔を含む画像を透かし画像として読み取られた原稿データ又は受け取った印刷データ合成して合成画像データを印刷出力する印刷機能と、
撮像された画像と読み取られた原稿データを合成して印刷し、又は転送する出力機能と、を実現する、
ことを特徴とするプログラム。
請求項1及び1に記載の発明によれば、非定型の文書に画像形成装置の使用者の顔を含む画像を透かし画像として重畳して合成して印刷出力することができる。
請求項2に記載の発明によれば、撮像される画像への写り込みによる情報漏れを回避することができる。
請求項3に記載の発明によれば、撮像される画像への写り込みによるプライバシー侵害を回避することができる。
請求項4に記載の発明によれば、印刷データ又は原稿データの元の画像領域を保持しながら合成画像を出力することができる。
請求項5に記載の発明によれば、印刷データ又は原稿データが記録される記録媒体を変更することなく合成画像を出力することができる。
請求項に記載の発明によれば、操作者が予め指定した領域に顔を含む画像を合成して印刷出力することができる。
請求項に記載の発明によれば、画像を確認しながら撮像された画像の背景を隠蔽することができる。
請求項に記載の発明によれば、操作者が画像を確認しながら非定型の文書に画像形成装置の使用者の顔を含む画像を合成することができる。
請求項に記載の発明によれば、操作者が画像を確認しながら容易に合成画像を編集することができる。
画像形成装置1の外観全体を示す概略構成図である。 人検知装置100を含む画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。 変形例の人検知装置100を備えた画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。 変形例の人検知装置100の撮像範囲を示す模式図である。 (a)は人検知カメラ120で撮像された生画像の一例を示す模式図、(b)はマスク処理された後の操作者の顔を含む画像の一例を示す模式図である。 画像形成装置1の動作の流れを示すフローチャートである。 マスク処理の一例を説明する模式図である。 複数の人が撮像された場合のマスク処理の一例を説明する模式図である。 画像形成装置1により印刷される画像の用紙に対する画像形成領域と合成画像の配置例を示した図である。 原稿に付された目印を検出して、検出されたマーキング領域にマスク処理された画像を合成する配置例を示した図である。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び具体例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び具体例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
「第1実施形態」
(1)画像形成装置の全体構成
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の外観全体を示す概略構成図、図2は人検知装置100を含む画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら、画像形成装置1の全体構成を説明する。
画像形成装置1は、図1(a)に示すように、原稿から画像を読み取って画像データに変換する読取手段としての読取部2、読み取った画像データを記録媒体としての用紙に印刷する印刷手段としての画像形成部3、ユーザーインターフェイスとしての操作情報部4、画像形成装置1全体の動作を制御する制御装置10(図2に図示)、設定画面、設定情報、画像等の各種の情報を記憶するHDD等からなる記憶装置20(図2に図示)を備えて構成されている。
画像形成装置1は、処理機能として、画像を光学的に走査して画像データを得る読取機能(スキャン機能)、読取機能により得られた画像データに所定の処理を施して記録媒体に画像として記録する複写機能(コピー機能)、通信回線等を介して取得した画像データに対して色変換や変倍等の画像処理を施して記録媒体に画像を形成する画像形成機能(プリント機能)等の複数の機能を備えている。
読取部2は、自動原稿送り部21と、画像読取部22とを備えて構成されている。自動原稿送り部21は、原稿載置台211に置かれた原稿を画像読取部22の読取位置に搬送し、画像読取部22でCCD(Charge Coupled Device)ラインセンサ等のイメージセンサ(不図示)で読み取られた画像は電気信号である画像データに変換される。
画像形成部3は、例えば、電子写真方式により、入力された画像データに基づく画像を紙等の記録媒体上に形成する。
読取部2の前面側には、操作表示手段として操作情報部4が配置されている。操作情報部4は、液晶表示パネル、各種操作ボタン、タッチパネル等を組み合わせて構成され、ユーザーインターフェイスとして機能する。画像形成装置1は、操作情報部4を介して各種の設定や指示の入力を受け付け、また、液晶表示パネルを介して各種情報を表示する。
操作情報部4は、タッチパネル表面に接触した指を動かした軌跡を認識し、操作者はタッチパネル表面で指を動かすジェスチャ操作を行うことで、その動きに感覚的に合致した適切な動作で指示できる。
操作情報部4の側方側には、操作者の認証を行う認証部5が配置されている。認証部5は、例えば、操作者がかざしたICカードの識別情報を受け付けて、予め登録された使用者情報が保管されている外部認証サーバへ受け付けた識別情報を送信し、外部認証サーバから送信されてくる使用者情報を受信することで使用者の認証を行う。
読取装置支持部6には、撮像手段の一例としての人検知装置100(図2参照)が装着されている。人検知装置100は、移動体としての人を検知し、人検知カメラ120で撮像された画像データを制御装置10へ送信する。
制御装置10は、図2に示すように、画像形成装置1の動作を制御する画像形成装置制御部11、印刷処理要求に応じた画像データを準備するコントローラ部12、操作者の識別情報を受け付けて使用者の認証を行う識別情報取得部13、人検知カメラ120で撮像された画像データを取得する画像取得部14、画像データの顔を含む画像の周辺の背景を隠蔽する隠蔽手段としてのマスク処理部15、マスク処理された画像データと画像読取部22で読み取られた原稿データを合成して合成画像データを生成する画像合成部16、ユーザーインターフェイス(以下UIと記す)制御部17、マスク処理された画像データを記憶装置20に転送する画像転送部18、を備えている。
(2)人検知装置の構成と動作
人検知装置100は、人検知カメラ120、揮発性メモリからなる画像蓄積部130、送信部140、制御部150を備えている。
尚、画像蓄積部130、送信部140、制御部150は、マイクロプロセッサ、メモリ等とともに半導体チップ上に集積したSoC(System on a Chip)として、画像形成装置1の動作を制御する画像形成装置制御部11と独立して設けることができる。
人検知カメラ120は、撮像部121と、映像出力部122とを備えている。撮像部121は、更に、画像センサ121a(不図示)と、光学像を画像センサ121aの受光エリアに形成する光学レンズ121b(不図示)と、画像センサ121aに入射する光量を検知する光量検知手段としての光量センサ121c(不図示)と、を備えている。また、撮像部121は、これ以外に必要な回路等も含んでいる。
尚、画像センサ121aとしては、画像形成装置1が設置された空間の定められた領域において、人の顔領域あるいは移動する人の全身領域の有無、形状(輪郭)等を検出するものであり、例えば、イメージセンサ(CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ)が適用可能である。
映像出力部122は、撮像部121によって撮像した映像を画像蓄積部130に出力する。具体的には、映像出力部122は、画像センサ121aから出力された撮像データに対して、デジタル変換、ノイズ除去といった処理を施し、得られたデジタルデータを画像蓄積部130に出力する。
また、人検知カメラ120は、制御部150からの指示に応じて撮像部121の撮像方向を変化させる撮像方向可変機構123(不図示)を備えている。具体的には、撮像方向可変機構123は、一般的な監視カメラに組み込まれる、ターンテーブル、チルト機構等であり、撮像部121の撮像方向を変化させて、画像を多方向から撮像して撮像される人の特徴を詳細に記録することができる。
「変形例」
図1(b)は変形例の人検知装置100を備えた画像形成装置1の外観全体を示す概略構成図、図3は変形例の人検知装置100を備えた画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図、図4は変形例の人検知装置100の撮像範囲を示す模式図である。
人検知装置100としては、図1(b)に示すように、操作情報部4に、他の人検知カメラとして顔認識カメラ120Aを設けて複数の人検知カメラを備えた構成としてもよい。顔認識カメラ120Aは、画像形成装置1の周囲において、移動体(人)の有無、形状(輪郭)を検出するものであり、例えば、イメージセンサ(CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ)が適用可能である。
そのために、操作情報部4を介して画像形成装置1の操作を行う操作者の顔認証に適したフィルタ構成(主として、顔の輪郭、目、鼻、口等が明確に検出されるようなフィルタ構成)とすることができる。
顔認識カメラ120Aとしては、赤外線カメラや、画像形成装置1の本体の一部に光源を備え、光源からのフラッシュ光で撮像するフラッシュ撮像機能を備えたカメラであっても良い。
人検知カメラ120と顔認識カメラ120Aにより、操作者の撮像範囲として2つの領域(図4の撮像範囲A1と撮像範囲A2)を設定して、それぞれの人検知カメラ120と顔認識カメラ120Aで画像を多方向から撮像して撮像される人の特徴をより詳細に記録することができる。
相対的に遠い検出領域である図4の撮像範囲A1は、人検知カメラ120による相対的に画像形成装置1から離れた領域の操作者を撮像する撮像領域である。
また、相対的に近い撮像領域である図4の撮像範囲A2は、顔認識カメラ120Aによる相対的に近接の操作者を撮像する撮像領域、具体的には、画像形成装置1の操作情報部4の操作が可能な範囲であり、目安として0〜2m程度である。
(3)操作者の顔画像と原稿データの合成出力
図5(a)は人検知カメラ120で撮像された生画像の一例を示す模式図、(b)はマスク処理された後の操作者の顔を含む画像の一例を示す模式図、図6は画像形成装置1の動作の流れを示すフローチャート、図7はマスク処理の一例を説明する模式図、図8は複数の人が撮像された場合のマスク処理の一例を説明する模式図である。
以下、本実施形態に係る画像形成装置1の動作制御について、さらに具体的に説明する。
従来、画像入力機器として、携帯電話やプリントクラブ(登録商標)など、顔を撮影するデジタルカメラの利用が広まっている。また、撮影しようとする画像から、被写体の顔の位置を検出したり、顔だけでなく、目、鼻、口、耳といった顔の特徴点を検出して一定の処理を施し、予め準備されたテンプレートに画像を記録することが行われている。
一方、例えば、コンビニエンスストアなど、アーケード市場の複合機では印刷指示をした使用者または複合機の使用者の顔画像を非定型の文書に合成して記録することができなかった。
本実施形態に係る画像形成装置1は、撮像手段としての人検知装置100で撮像された操作者の顔を含む画像の周辺の背景を隠蔽手段としてのマスク処理部15でマスク処理した画像と読取手段で読み取られた原稿データを合成して合成画像データを印刷出力する。
具体的には、原稿をコピー又はスキャン操作した操作者の顔画像データを画像読取部22で読み取られた原稿データと合成して印刷出力し、またはスキャンデータとして予め指定された保存先へ転送する。
(3.1)人検知装置100の動作
認証部5が、操作者がかざしたICカードの識別情報を受け付ける(S101)と、予め登録された使用者情報が保管されている外部認証サーバへ受け付けた識別情報を送信し、外部認証サーバから送信されてくる使用者情報を受信することで使用者の認証を行う(S102)。
認証部5が受け付けた識別情報が予め登録された使用者情報のひとつと一致する場合(S102:Yes)、操作情報部4が操作者の指示を受け付ける(S103)。具体的には、操作者が操作情報部4を介して、スタートボタンを押下して、画像形成装置1が、指示に対応した動作を開始する。
そして、画像形成装置制御部11は、制御部150を介して、人検知カメラ120へ撮像開始を指示する(S104)。
そして、映像出力部122は、撮像部121によって撮像した操作者の顔を含む画像を画像蓄積部130に一時的に記憶する(S105)。具体的には、映像出力部122は、画像センサ121aから出力された撮像データに対して、デジタル変換、ノイズ除去といった処理を施し、得られたデジタルデータを揮発メモリからなる画像蓄積部130に一時的に記録する。
そして、画像取得部14は、画像蓄積部130に一時的に記憶された画像データを送信部140を介して取得して、マスク処理部15で操作者の顔を含む画像の周辺の背景を所定の単色で塗りつぶし、または削除して(S106)、画像転送部18を介して記憶装置20に一時的に記録する(S107)。
尚、ステップ107においては、通信手段を介して外部へ送信して予め指定されたサーバ等へ保存しても良い。
画像合成部16は、画像読取部22で読み取られた原稿データと記憶装置20に記録されたマスク処理された画像を合成して合成画像データを生成する(S108)。
生成された合成画像データは、コントローラ部12を介して処理要求に応じた画像データとして準備され出力される(S109)。処理要求がコピーの場合には、印刷出力され、スキャンの場合には、スキャンデータとして予め設定された保存先へ転送される。
(3.2)マスク処理
マスク処理としては、一例として、必要とされる操作者の顔を含む画像とそれ以外の背景画像とを、人検知装置100からの位置によって予め定められた閾値によって分類して背景画像を隠蔽する。
具体的には、図7に示すように、人検知装置100から画像として必要とされる操作者までの距離(図中 L1参照)は、撮像される操作者の位置が撮像範囲A1又は撮像範囲A2(図4参照)であるために予め予測可能である。
一方、操作者以外の背景画像として撮像される領域は、画像形成装置1が設置された空間内の様々な位置(例えば壁:図中 L2参照)であり、撮像範囲A1又は撮像範囲A2との間に一定の閾値(図7参照)を設定することができる。
そして、撮像された画像領域を予め定められた画素単位に分割し、分割されたそれぞれの画素の距離情報を閾値と比較して、操作者の顔を含む画像データと背景画像データとに分類して、背景画像データに対して所定の単色で塗りつぶし、または削除するマスク処理を行う。
その結果、例えば、背景画像として撮像された壁等に貼付された媒体(紙媒体等)の秘匿情報を隠蔽することができる。
「変形例」
人検知装置100の人検知カメラ120の撮像範囲A1は、図4に示すように、相対的に画像形成装置1から離れた領域の操作者を撮像する撮像領域である。そのために、撮像された画像には、操作者以外の他の移動体(人)も複数撮像されることがある。
図8に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1においては、撮像された複数の人の顔を含む画像のうち、最も大きい画像以外を背景画像として所定の単色で塗りつぶし、または削除するマスク処理を行う。
その結果、撮像される画像への写り込みによるプライバシー侵害を回避することができる。
(3.3)合成画像の生成
図9は、画像形成装置1により印刷される画像の用紙に対する画像形成領域と合成画像の配置例を示した図である。
人検知カメラ120で撮像された操作者の画像データは、画像合成部16で原稿の画像データ又は印刷データと合成される際に、画像形成領域の原稿画像データ又は印刷データが存在しない位置に配置される(図9(a)参照)。
具体的には、操作者の画像データの原稿画像データ又は印刷データに対して形成される位置の情報及び用紙に対して形成される位置の情報が画像合成部16で決定され、コントローラ部12で印刷濃度を調整して印刷出力され、スキャンの場合にはスキャンデータとして予め設定された保存先へ転送される。
画像合成部16は、操作者の画像データが画像形成領域に収まらないと判定した場合、合成画像データに含まれる操作者の画像データを縮小して合成画像データが画像形成領域内に収まるように調整する。
また、原稿の画像データ又は印刷データを出力可能なサイズに合わせて縮小して合成画像データが画像形成領域内に収まるように調整してもよい。そして、コントローラ部12で印刷濃度を調整して印刷出力され、スキャンの場合にはスキャンデータとして予め設定された保存先へ転送される(図9(b)参照)。
「変形例1」
図10は、原稿に付された目印としての所定のマーキング領域を検出して、検出されたマーキング領域に記憶装置20に記録されたマスク処理された画像を合成する配置例を示した図である。
画像読取部22は、原稿載置台211に置かれた原稿をスキャンして、原稿に付された目印として、例えば蛍光ペン(ラインマーカー、蛍光マーカー等)によって形成された所定のマーキング領域を検出する(図10(a)参照)。
そして、画像合成部16は、マスク処理された操作者の顔を含む画像を検出されたマーキング領域に配置する(図10(b)参照)。
原稿に付された目印を検出して、検出されたマーキング領域にマスク処理された画像を合成する場合、操作者が予め合成画像の配置位置を指定することができるため、例えば名刺や証明書を原稿として操作者の好みの位置に容易に画像を配置することができる。
「変形例2」
人検知カメラ120で撮像された操作者の画像データは、画像合成部16で原稿の画像データ又は印刷データと合成される際に、電子透かし化処理を行っても良い。画像データに対する電子透かし化処理には様々な公知の手法が適用され得る。
例えば、電子透かしの手法としては、画像データの標本値に情報を埋め込む手法と、画像データの周波数成分に情報を埋め込む手法とが知られている(図9(c)参照)。
「変形例3」
画像形成装置1は、操作情報部4を介して人検知カメラ120で撮像された操作者の画像及び原稿画像又は印刷データの画像を表示し、操作者が操作情報部4に表示された画像を確認しながら操作者以外の背景画像をマスク処理する。
マスク処理は、タッチパネル表面で指を動かして背景部をなぞった操作軌跡を検知して行うことができる。
そして、マスク処理された操作者の画像は、タッチパネル上に表示された原稿画像又は印刷データの画像に対してジェスチャ操作、例えば、ドラッグ操作を行うことで配置され、操作者はその操作に感覚的に合致した動作で容易に画像合成の指示ができる。
なお、原稿画像又は印刷データの画像に対するマスク処理された操作者の画像の合成は、操作情報部4から位置情報を数値入力して行ってもよい。
(3.4)出力画像の表示
本実施形態に係る画像形成装置1は、認証部5で操作者の認証がなされ、操作情報部4が操作者の処理を受け付けたときに、マスク処理された操作者の顔を含む画像と画像読取部22で読み取られた原稿データとが合成された合成画像データを操作情報部4に表示する。
その結果、印刷出力し、又は保存先へ転送する前に合成された合成画像を予め確認することができる。
1・・・画像形成装置
2・・・読取部
22・・・画像読取部
3・・・画像形成部
4・・・操作情報部
5・・・認証部
6・・・読取装置支持部
10・・・制御装置
11・・・画像形成装置制御部
12・・・コントローラ部
13・・・識別情報取得部
14・・・画像取得部
15・・・マスク処理部
16・・・画像合成部
17・・・ユーザーインターフェイス制御部
18・・・画像転送部
20・・・記憶装置
100・・・人検知装置
120・・・人検知カメラ
120A・・・顔認識カメラ
121・・・撮像部
130・・・画像蓄積部
140・・・送信部
150・・・制御部

Claims (10)

  1. 原稿を読取る読取手段と、
    操作者を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像された前記操作者の顔を含む画像の周辺の背景を隠蔽する隠蔽手段と、
    前記隠蔽手段で隠蔽された後の前記操作者の顔を含む画像を透かし画像として前記読取手段で読み取られた原稿データ又は受け取った印刷データ合成して合成画像データを印刷出力する印刷手段と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記隠蔽手段が、前記操作者の顔の周辺の背景を所定の単色で塗りつぶし、または削除する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記撮像手段で前記操作者の複数の顔を含む画像が撮像された場合、前記隠蔽手段は最も大きい顔を含む画像以外を所定の単色で塗りつぶし、または削除する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記原稿の画像データ又は前記印刷データの印字領域外に前記隠蔽手段で隠蔽された後の前記操作者の顔を含む画像を合成する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記隠蔽手段で隠蔽された後の前記操作者の顔を含む画像、前記原稿の画像データ又は前記印刷データは出力可能なサイズに合わせて縮小する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記原稿に付された所定の目印を検出する目印検出手段を更に備え、前記目印検出手段で検出された前記目印を含む領域に前記隠蔽手段で隠蔽された後の前記操作者の顔を含む画像を合成する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 情報を表示するとともに前記操作者の操作を受け付ける操作表示手段を更に備え、
    前記撮像手段で撮像された前記操作者の顔を含む画像を表示して前記操作者の顔の周辺の背景を前記操作者の操作に応じて隠蔽する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記隠蔽された後の前記操作者の顔を含む画像と前記読取手段で読み取られた原稿画像又は受け取った印刷データの画像を表示して前記操作者の操作に応じて前記操作者の顔を含む画像と前記原稿画像又は受け取った印刷データの画像を合成して表示する、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記操作者の操作がジェスチャ操作である、
    ことを特徴とする請求項又はに記載の画像形成装置。
  10. コンピュータに、
    原稿を読取る読取機能と、
    操作者を撮像する撮像機能と、
    撮像された前記操作者の顔を含む画像の周辺の背景を隠蔽する隠蔽機能と、
    隠蔽された後の前記操作者の顔を含む画像を透かし画像として読み取られた原稿データ又は受け取った印刷データ合成して合成画像データを印刷出力する印刷機能と、
    撮像された画像と読み取られた原稿データを合成して印刷し、又は転送する出力機能と、を実現する、
    ことを特徴とするプログラム。
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