JP2006344100A - 認証装置、画像出力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易な構成で顔を正面から撮影して認証用の顔画像を取得することができる技術を提案する。
【解決手段】特定の操作部である実行ボタン13aの近傍に撮像部11が配置される。ユーザーが実行ボタン13aを操作する際に撮像部11によって取得された画像から正面顔画像を検出して、顔認証動作を行う。このような構成により、実行ボタン13aを操作する際にはユーザーが実行ボタン13aの方向を向くといった習性を利用することで、容易な構成で顔を正面から撮影して認証用の顔画像を取得することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、認証技術に関する。
近年、各種オフィスにおいて、ファックスやコピーやスキャナーなどといった複数の機能を併せ持つMFP(Multi Function Peripheral)が普及してきている。
このようなMFPなどといった大型オフィス用事務機では、秘密文書が勝手に持ち出される情報漏洩や事務機の無断使用などといった情報および使用者を管理する上でのセキュリティーが問題となっている。
このような問題を解決するために、指紋や静脈の情報などを用いた認証によって使用者を制限するような技術が実用化されているが、指紋および静脈認証では、使用者が意識的にセンサーに触れる動作などが必要となるため、使用者にとっては拒絶感がある。
これに対して、カメラによって使用者の顔画像を取得して、顔画像を用いた認証を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1)。この顔画像を用いた認証では、使用者が特に意識することなく、認証動作が行われるため、ほとんど拒絶感がない。
但し、顔画像を用いた認証では、使用者が正面を向いた状態で、顔画像を取得しなければ、顔画像の情報が少なく、正しく認証を行うことが難しくなる。
そこで、人体の正面方向を検出し、カメラを人体正面方向に向かせた状態で、カメラで連続して画像データを取得し、これらの画像データから顔を認識する技術が提案されている(例えば、特許文献2)。
このような技術に関する先行技術文献としては、以下のようなものがある。
特開2003−108984号公報 特開2004−46399号公報
しかしながら、特許文献2で提案されている技術では、カメラを人体正面方向に向かせるための構成が必要であり、このような構成を実現するための装置構成が大がかりとなってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、容易な構成で顔を正面から撮影して認証用の顔画像を取得することができる技術を提案することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、認証装置であって、特定の操作部と、前記特定の操作部の近傍に配置され、被写体に係る画像を取得する撮像部と、前記画像から顔画像を検出する顔検出手段と、前記顔画像を用いた顔認証動作を行う認証手段とを備え、前記顔検出手段が、ユーザーによる前記特定の操作部の操作時に前記撮像部によって取得された操作時画像から正面顔画像を検出し、前記認証手段が、前記正面顔画像を用いた正面顔の顔認証動作を行うことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の認証装置であって、前記顔検出手段が、ユーザーによる前記特定の操作部の操作時に前記撮像部によって取得された複数の操作時画像から前記正面顔画像を検出することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の認証装置であって、前記認証手段が、前記撮像部によって取得された画像から前記顔検出手段によって所定の大きさの顔画像が検出されたことに応答して、前記正面顔の顔認証動作よりも低精度の顔認証動作を行うことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の認証装置であって、前記正面顔の顔認証動作による認証結果に基づいて、前記特定の操作部の操作に対応づけられた所定の動作の実行を制限する制限手段を更に備えることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項2に記載の認証装置であって、前記撮像部が、第1および第2の撮像部を有し、前記複数の操作時画像が、前記ユーザーによる前記特定の操作部の操作時に前記第1および第2の撮像部によってそれぞれ取得される第1および第2の操作時画像の組を複数含み、前記認証装置が、前記第1および第2の操作時画像の組に基づいて、顔を構成する複数の所定要素の3次元位置を検出する3次元位置検出手段と、前記複数の所定要素の3次元位置に基づいて、前記ユーザーの顔の姿勢を検出する顔姿勢検出手段と、前記顔検出手段が、前記顔の姿勢に基づいて、前記複数の操作時画像から前記正面顔画像を検出することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の認証装置であって、前記撮像部が、第1および第2の撮像部を有し、前記認証装置が、前記第1および第2の撮像部によって取得される画像の組に基づいて、顔を構成する複数の所定要素の3次元位置を検出する3次元位置検出手段を更に備え、前記認証手段が、前記正面顔画像と前記複数の所定要素の3次元位置の情報とを用いた正面顔の顔認証動作を行うことを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の認証装置であって、前記撮像部が、第1および第2の撮像部を有し、前記認証装置が、前記第1および第2の撮像部によって取得される画像の組に基づいて、顔を構成する複数の所定要素の3次元位置を検出する3次元位置検出手段と、前記複数の所定要素の3次元位置に基づいて、前記ユーザーの顔の姿勢を検出する顔姿勢検出手段と、所定の表示面に画面を表示する表示手段と、前記顔の姿勢に応じて前記画面のコントラストを強調するコントラスト変更手段とを更に備えることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項1に記載の認証装置であって、前記操作時画像を所定の記憶部に記憶させる記憶制御手段を更に備えることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項5から請求項7のいずれかに記載の認証装置であって、前記複数の所定要素の3次元位置の情報を、前記操作時画像とともに所定の記憶部に記憶させる記憶制御手段を更に備えることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、画像出力装置であって、画像を可視的に出力する画像出力手段と、請求項1から請求項9のいずれかに記載の認証装置と、前記認証装置における顔認証動作の認証結果に応じて、前記画像出力手段による画像の出力を制限する制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項1から請求項9のいずれに記載の発明によっても、特定の操作部の近傍に撮像部を配置し、ユーザーが特定の操作部を操作する際に撮像部によって取得された画像から顔画像を検出して、顔認証動作を行うような構成により、特定の操作部を操作する際にはユーザーが特定の操作部の方向を向くといった習性を利用することで、容易な構成で顔を正面から撮影して認証用の顔画像を取得することができる。その結果、顔認証に好適な正面顔の画像を得ることができるため、顔認証の精度を向上させることができる。また、ユーザーに特に意図させることなくユーザーの顔を正面から撮影することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、特定の操作部の操作時に得られる複数枚の画像から最も正面を向いた顔画像を検出して、顔認証動作を行うような構成により、更に顔認証に好適な正面顔の画像を得ることができるため、顔認証の精度をより向上させることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、所定の大きさの顔画像が検出されたことに応答して、正面顔の顔認証動作よりも低精度の顔認証動作を行うような構成とすることで、場合によって、低精度の顔認証と、高精度の顔認証とを適宜使い分けることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、正面顔画像を用いた顔認証動作による認証結果に基づいて、特定の操作部の操作に対応づけられた所定の動作の実行を制限するような構成とすることで、高精度の顔認証によって特定の操作に対応づけられた所定の動作の実行権限を的確に判定することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、特定の操作部の近傍に複数の撮像部を配置して、ユーザーによる特定の操作部の操作時に、当該複数の撮像部によってそれぞれ取得される複数の画像に基づいて、顔を構成する複数要素の3次元位置を検出することでユーザーの顔の姿勢を検出して、複数の操作時画像から正面顔画像を検出するような構成により、より正面顔画像を的確に得ることができるため、更に高精度の顔認証が可能となる。
また、請求項6に記載の発明によれば、顔を構成する複数要素の3次元位置を示す情報を顔認証動作に用いるような構成とすることで、顔認証動作に用いる副次的な成分を増加させることができるため、結果的に顔認証の精度を更に高めることができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、顔を構成する複数要素の3次元位置から求められる顔の姿勢に応じて、所定の表示面に表示される画面のコントラストを強調するような構成とすることで、ユーザーの姿勢に応じて、所定の表示面に表示される画面を見易くすることができる。
また、請求項8に記載の発明によれば、特定の操作部の操作時に取得される画像を所定の記憶部に記憶させるような構成とすることで、ユーザーの使用履歴として、ユーザーの顔を捉えた画像を記憶させることができるため、ユーザーを容易に特定することができる使用履歴を示す情報を容易に得ることができる。
また、請求項9に記載の発明によれば、顔を構成する複数要素の3次元位置の情報を、操作時に撮像部によって取得される画像とともに所定の記憶部に記憶させるような構成により、使用履歴の内容を充実させることができ、ユーザーの特定を更に精度良く行うことができる。
また、請求項10に記載の発明によれば、高精度の認証によって画像の出力権限を有する者を容易かつ的確に判定することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
<MFPの概要>
図1は、第1実施形態に係る認証装置100が搭載されたマルチ・ファンクション・ペリフェラル(以下、「MFP」と略する)1を示す外観図である。MFP1は、スキャナ、複写機、プリンタ、ファックス等の複数の画像処理機能を有する複合機であり、ネットワークを介したデータの送受信が可能である。また、MFP1は、複写機、プリンタ、ファックス等によって各種画像を出力する画像出力装置としても機能するし、ファックス等によって各種画像を送信する画像送信装置としても機能する。
MFP1は、図1に示すように、デジタルカメラの機能を有する撮像部11と、ユーザに対する指示メニューや取得した画像に関する情報等の表示を行うディスプレイ12と、複数のキーを備え、当該キーに対するユーザの操作による各種の指示や、文字・数字等のデータの入力を受け付ける操作部群13と、を備える操作パネル10、原稿を光電的に読み取って画像データを得るスキャナ部20、および画像データに基づいて記録シート上に画像を印刷するプリンタ部30を備える。なお、操作パネル10は、MFP1の正面上部に配置されている。
また、MFP1は、本体上面に原稿をスキャナ部20に送るフィーダ部21、下部にはプリンタ部30に記録シートを供給する給紙部40、中央部にはプリンタ部30によって画像が印刷された記録シートが排出されるトレイ50、内部にはネットワークを介して外部機器と画像データ等の送受信を行う通信部60、および各種データ等を記憶する記憶部に相当するハードディスク70を備えている。なお、図示は省略しているがMFP1はネットワーク・インターフェイス(ネットワークI/F)を有し、通信部60は外部機器との間で各種データの送受信が可能なようにネットワークI/Fを介してネットワークに接続されている。
ディスプレイ12は、データ送信の宛先の一覧表示を含む種々の表示に使用される一方、操作部群13はユーザによる送信先(宛先)の選択を含む種々の入力に用いられるものであり、これらがユーザーインターフェース(ユーザーI/F)の要部として機能する。
また、撮像部11は被写体に係る画像を取得するものであり、操作パネル10の所定の位置に配置されている。撮像部11は通常1/30秒毎に画像を取得する。
図2は操作パネル10の外観に着目した図である。
図2に示すように、操作パネル10の中央部から左方にかけてディスプレイ12が配置され、右方の部分に操作部群13が配置されている。ディスプレイ12は、表示した情報を利用者が指で触れることで選択できるタッチパネルとしても機能する。そして、操作部群13の右下部には、コピー等の出力処理の実行を指示する特定の操作部に相当するスタートボタン(実行ボタン)13aが配置され、更に、スタートボタン13aの近傍(ここでは、直ぐに上方)に撮像部11(実際には、撮像部11の撮影レンズ)が配置されている。
一般に、実行ボタン13aを押下する際にはユーザーは顔と視線を向ける。具体的には、先ず、視線が実行ボタン13aに対して向いて、その後、遅れて顔が向く。このような人間の習性を考慮して、ここでは、実行ボタン13a等といった特定の操作部材の付近に撮像部11を配置すると、特定の操作部材を操作する際に、ユーザーが正面を向いた顔の画像を取得することができる。
図1に戻って説明を続ける。
スキャナ部20は、写真、文字、絵などの画像情報を原稿から光電的に読み取って画像データを取得する。取得された画像データ(濃度データ)は、図示しない画像処理部においてデジタルデータに変換され、周知の各種画像処理を施された後、プリンタ部30や通信部60に送られ、画像の印刷やデータの送信に供されるか、または、後の利用のためにハードディスク70に格納される。
プリンタ部30は、スキャナ部20により取得された画像データ、通信部60により外部機器から受信した画像データ、またはハードディスク70に格納されている画像データに基づいて記録シート上に画像を印刷することで、画像を可視的に出力する。
通信部60は、公衆電話回線を介してファクシミリデータの送受信を行う他、LAN、インターネット等のネットワークを介して、該ネットワークに接続された外部機器との間で電子メール等を用いて画像データ(画像)等を含む各種データの送受信、すなわち入出力を行う。これにより、MFP1は、通常のファクシミリ通信を行うファクシミリ装置としての機能のみならず、電子メールの送受信端末としての機能も有する。したがって、電子メールの添付ファイルとして、各種画像データや文書データなどを送受信することもできる。なお、MFP1が行うネットワーク通信は有線でもよく無線でもよい。
<機能構成>
図3は、MFP1に設けられた構成のうち主に認証装置100に係る部分を示すブロック図である。MFP1は、MFP1全体の動作を制御するコントローラー120を備える。このコントローラー120は、各種演算処理を行うCPU121と、各種データを記憶するRAM122、および所定のソフトウェアプログラム(以下、単に「プログラム」と称する)131を記憶するROM130を備えて構成される。
また、コントローラー120には、ディスプレイ12、及び操作部群13を含むユーザーI/F230、撮像部11、スキャナ部20、プリンタ部30、およびハードディスク70も接続される。ハードディスク70は、画像データ等の各種データを保存する不揮発性の記憶媒体である。なお、RAM122は、不揮発性メモリ(nonvolatile RAM)である。
これにより、コントローラー120のCPU121の制御の下にRAM122、スキャナ部20、プリンタ部30、並びにハードディスク70の間で各種データの受け渡しが可能とされており、ディスプレイ12には、コントローラー120のCPU121の制御により、RAM122、ハードディスク70に記憶されている情報の表示が行われる。
さらに、コントローラー120には、ネットワークを介して接続される外部機器との間でデータの送受信を行うための通信部60も接続される。つまり、MFP1は、データの送信を行うデータ送信システム、およびデータの受信を行うデータ受信システムとしても機能する。
通信部60は、上述したように電子メール(E-Mail)の送信を行う機能を有している。この機能は、通信部60が、コントローラー120などと協働することによって実現される。そして、コントローラー120の制御の下で、通信部60が所定の送信先に電子メールを送信することができる。
ハードディスク70は、図4に示すように、後述する顔認証に用いるための基準となる顔をとらえた画像(以下「基準顔画像」とも称する)が複数登録されるデータベース(顔画像DB)71と、MFP1の使用者の履歴が格納されているデータベース(使用履歴DB)72とを記憶している。なお、顔画像DB71では、基準顔画像に対して各種付随するデータが関連付けられて記憶されている。例えば、顔画像DB71では、基準顔画像に対して、MFP1の動作の実行に関する使用権限等を示す各種データが関連付けられている。
また、コントローラー120は、スキャナ部30によって読み取られたデータを所定のファイル形式のデータに変換する機能を有している。
撮像部11とユーザーI/F230とコントローラ120とハードディスク70とが協働して、認証装置100としての機能(認証機能)を発揮する。撮像部11は、コントローラ120の制御下で、操作部群13の操作に応答したタイミングや既定のタイミングで被写体に係る画像を取得してコントローラ120に送信する。そして、コントローラ120は、撮像部11から入力される画像に基づいて顔の画像(以下「顔画像」とも称する)を用いた認証(顔認証)を行い、ディスプレイ12の表示や各種動作の可否を制御する。
なお、この実施形態においては、プログラム131はROM130内に格納されているが、プログラム131はRAM122内に格納されていても良い。また、RAM122やROM130内に格納されるプログラムは、たとえば、ネットワークを介した通信によってMFP1内に取り込んだプログラムであっても良い。
ここで、CPUによって実現される認証機能の機能構成について図5を参照しつつ説明する。なお、図5は、認証機能に関する機能構成を示すブロック図である。
画像取得部201は、撮像部11によって取得され、転送されてくる画像データ(以下、単に「画像」と略称する)を取得する。
顔検出部202は、画像取得部201によって取得された画像から顔を示す領域の画像(顔画像)を検出する。この顔画像の検出は、公知の種々の方法を用いることで実現することができるが、例えば、顔の輪郭の形や肌色や輝度の高い目の存在等を利用する種々の方法を用いることができる。
ここで、MFP1を使用する意志があるユーザーは、MFP1にある程度近づいており、かつMFP1の方向を向いていると考えられる。よって、ここでは、MFP1を使用する意志があるものと予測されるユーザーを検出するために、所定の大きさであって、ある程度正面を向いた顔画像を検出するように設定されているものとする。このようにMFP1を使用する意志があるものと予測されるユーザーの顔画像に絞って検出することで、後述する顔認証を必要以上に行うことなく、無駄な動作を省略することができる。
顔領域抽出部203は、画像取得部201によって取得された画像から、顔検出部202によって検出された顔画像を抽出する。
顔照合部204は、顔領域抽出部203によって抽出された顔画像と、ハードディスク70内に登録される顔画像DB71に含まれる基準顔画像とを照合することで、顔認証動作を行う。ハードディスク70に登録済みの人物の顔画像であるか否かの照合は、公知のテンプレートマッチングを用いることで行うことができる。
なお、顔画像の特徴量(色、縦長である、縦線及び横線の量、大きさ等)といった多次元の情報について、情報と情報とを比較する主成分分析法により類似度を検出することによっても顔画像の照合を行うことができる。この主成分分析法では、例えば、5個の情報のうち、色は角度によらず合うが、縦長度は合わないといった事情がある。よって、多次元情報の合い具合によって類似度を算出して、顔画像の照合を行うことができる。このような顔画像の照合により、人物が特定されて、認証を行うことができる。
表示制御部205は、顔照合部204における照合結果(認証結果)に基づいて、ディスプレイ12に表示される画面(表示画面)を適宜変更する。
使用権限判定部206は、顔照合部204における照合結果に基づいて、各種動作の実行に対する権限すなわちMFP1の機能の使用に対する権限の有無を判定する。
正面顔画像検出部207は、顔領域抽出部203によって抽出された顔画像を用いて、顔が略正面を向いている画像(以下「正面顔画像」とも称する)を検出する。正面顔画像検出部207では、例えば、複数の顔画像のうち、顔画像の左右対称性などを比較して、最も左右対称性が高いものを正面顔画像として検出することができる。
顔画像更新部208は、顔画像DB71に登録される基準顔画像を、最新の顔画像に随時入れ替える。
機能実行部209は、MFP1の各種機能(すなわち各種動作)の実行を制御する。
機能実行制限部210は、機能実行部209と協働して、使用権限判定部206による判定結果に基づいて、MFP1の各種機能(すなわち各種動作)の実行を制限する。
履歴記憶制御部211は、MFP1を操作したユーザーの顔画像と、MFP1が実行した動作内容を示す情報とを関連付けてハードディスク70内の使用履歴DB72に記憶する処理を制御する。
以上のような機能構成によって認証機能を用いたMFP1の各種処理や動作が実現される。
<認証機能を用いたMFPの動作>
<メニュー画面の表示制御>
図6は、上述した認証機能を用いたMFP1の動作フローを例示するフローチャートである。本動作フローは、MFP1をユーザーが利用する際に人物を認証することで、各ユーザー向けにカスタマイズされた表示内容(ここでは、メニュー画面)をディスプレイ12において可視的に出力する動作フローを示している。なお、ここで言う、「メニュー画面」とは、タッチパネルであるディスプレイ12に表示され、ユーザーが画面を適宜触れることで、MFP1の各種設定や実行内容等を指定することができる画面である。図6に示す動作フローは、CPU121の制御下で実行され、MFP1の電源が投入されると開始される。
ステップS1では、撮像部11によって取得された画像中に人物の顔を検出したか否かを判定する。ここでは、MFP1の電源が投入されている間、常に撮像部11によって画像を取得しており、撮像部11から画像取得部201に転送される画像を対象として、顔検出部202により人物の顔を検出したか否かを判定する。そして、人物の顔が検出されるまで、ステップS1の判定を繰り返し、人物の顔が検出されると、ステップS2に進む。
なお、顔検出部202では、例えば、時間的に連続する複数画像を比較して、差分があれば動きがあるものと検出し、当該差分の箇所について肌色検出等を行い、更に、平均的な顔を示すテンプレートとの間で、類似部位の検索を実行することで、人物の顔(すなわち顔画像)を検出することができる。
ステップS2では、顔照合部204において、検出された顔画像と、ハードディスク70の顔画像DB71に登録されている基準顔画像(顔データ)とを照合する顔認証動作を行う。
このようにして、ステップS1及びS2の処理により、所定の大きさの顔画像が検出されたことに応答して、顔認証動作が行われる。なお、当該顔認証動作で用いる顔画像は、必ずしも正面を向いた顔の画像(正面顔画像)ではないため、当該認証動作は、後述する正面顔の顔認証動作よりも比較的低精度のものとなる。
ステップS3では、顔照合部204において、ステップS2における照合結果に基づき、検出された人物の顔が顔画像DB71に登録済みの人物か否かを判定する。ここでは、登録済みの人物であれば、ステップS4に進み、登録済みの人物でなければ、ステップS5に進む。ここで、登録済みの人物であると判定される際には、同時にユーザーが特定される。
ステップS4では、表示制御部205の制御により、検出された顔画像に対応する登録済みの人物用にカスタマイズされたメニュー画面をディスプレイ12に表示して、本動作フローを終了する。ここでは、顔画像DB71に人物毎にカスタマイズされたメニュー画面のデータが記憶されているものとする。
ステップS5では、表示制御部205の制御により、カスタマイズされていない通常のメニュー画面をディスプレイ12に表示し、本動作フローを終了する。
なお、本動作フローが終了した後に、実行ボタン13aが押下されて、MFP1による各種動作が実行されると、再度、図6に示す動作フローが開始される。
<画像出力の実行制限と使用履歴の保存>
MFP1に顔認証機能を搭載することで、幾つかの利便性を持たせることができる。そのうち、上述したように、MFP1に近づいて来た人物を認識することで、個人毎にカスタマイズしたメニュー画面をディスプレイ12に表示することができる。この場合、ユーザーがMFP1に対してどの方向からアプローチして、顔がどの方向を向いているか特定できないので顔認証の精度が低い傾向にある。このような低精度の顔認証であっても、例えば、A氏がMFP1を利用しようとした際、認証装置100が誤ってB氏であると判断して、B氏用にカスタマイズしたメニュー画面を表示したとしても、メニュー画面のカスタマイズのやり直しを行うだけで済む。そして、このときには、最終目的である原稿スキャンやコピーの出力等といった情報漏洩等に絡む重大な機能の実行は未だに行われておらず、実害は少ない。
一方、MFP1の別の機能として、MFP1の利用者を制限することを考えると、最終目的であるコピー等を実行させないで実現させることができる。この場合には、顔認証が比較的低精度であれば、良く似た人が操作すれば、不正なコピーによる情報漏洩等を簡単に許してしまうことになる。よって、この場合には、高精度の顔認証が求められる。
また、原稿スキャンやコピーは、最終的に実行ボタン13aを押下することで実行されるが、その際、ユーザーは、撮像部11に対してほぼ正対するため、撮像部11は略正面を向いたユーザーの顔画像を取得することができる。そして、その結果として、より精度の高い認証が可能になる。
このように、上述したような利用する各個人向けにメニュー画面をカスタマイズして表示する場合と、MFP1の利用者を制限したり、機密文書の印刷権限を確認する場合とで、認証処理が要求されるタイミング、及び要求される認証処理の精度が異なる。
したがって、本実施形態に係るMFP1では、比較的低精度の認証しか要求されない場合には、画像中に顔を検出したら直ぐに行っても良いが、比較的高精度の認証が要求される場合には、実行ボタン13aが押下されるタイミングで行うようにしている。
以下、比較的高精度の顔認証が要求される場合について説明する。
複写機の機能によって画像を複写する等といった画像の出力を、権限が与えられた者のみに許可するような場合には、丸秘資料等の勝手な持ち出し等を防止するといった観点から高精度の顔認証が求められる。
この高精度の顔認証を実現するには、[1]基準顔画像については、経時変化の影響を受けないように出来るだけ最新のものを用いること、[2]カメラに対してユーザーの顔が正面を向いていること、[3]ユーザーの視線がカメラの光軸と一致している(目を開いている)こと、といった3つの条件が揃った状態でユーザーの顔を撮影することが望ましい。そこで、ここでは、高精度の顔認証を実現する際に、実行ボタン13aを押下するタイミングで取得される画像を用いて、顔認証を行うとともに、顔認証に用いる基準顔画像を随時更新する。このとき、ユーザーが撮像部11に対して正面に近い方向を向いた画像が取得されることになる。
以下、高精度の顔認証が求められる画像出力の実行の制限と、使用履歴の保存とを行うための動作について説明する。
図7は、第1実施形態に係るMFP1における画像出力の実行の制限と、使用履歴の保存に係る動作フローを示すフローチャートである。本動作フローは、CPU121の制御下で実行され、図6に示す動作フローが終了すると開始される。なお、本動作フローが実行されている間、撮像部11によって1/30秒毎に画像が取得される。
ステップS11では、ユーザーによって各種設定が入力され、ステップS12に進む。ここでは、利用者がコピー、FAX、ドキュメントのスキャン等といった各種動作のための設定を行う。そして、この設定が整うと、ユーザーは、実行ボタン13aを押下して各種動作の実行を指示することになる。
ステップS12では、スタートボタンすなわち実行ボタン13aが押下されたか否かを判定する。ここでは、実行ボタン13aが押下されるまで、ステップS12の判定を繰り返し、実行ボタン13aが押下されると、ステップS13に進む。
ステップS13では、スタートボタン(実行ボタン)13aを押下したタイミングの前後において撮像部11によって取得されるn枚の画像から顔画像を検出する。なお、nは1以上の整数で多いほど正面を向いた顔(正面顔)を含む画像を取得する確立が高くなる。
ここでは、n枚よりも多くのm枚の画像をRAM122に一時記憶することで、随時撮像部11によって取得される最新のm枚の画像をRAM122に一時記憶している。そして、例えば、n=10の場合には、実行ボタン13aが押下されたタイミングにおいて、RAM122に一時記憶されている画像のうちの最新の5枚の画像と、実行ボタン13aの押下直後に撮像部11によって取得される5枚の画像とを画像取得部201が取得する。このようにして取得されたn枚の画像から顔検出部202がn枚の顔画像を検出する。
ステップS14では、正面顔画像検出部207によって、ステップS13において検出されたn枚の顔画像から最も正面を向いたもの(正面顔画像)を検出して指定する。つまり、ここでは、ユーザーによる実行ボタン13aの押下操作時に撮像部11によって取得された画像(以下「操作時画像」とも称する)から正面顔画像が検出されて指定される。
ステップS15では、顔照合部204においてステップS14で指定された正面顔画像と顔画像DB71に登録された基準顔画像とを照合することで、正面顔画像を用いた顔認証動作(正面顔の顔認証動作)を行い、ステップS14で指定された正面顔画像が顔画像DB71に登録済みの人物か否かを判定する。そして、登録済みの人物であれば、ステップS16に進み、登録済みの人物でなければ、ステップS22に進む。ここで、登録済みの人物であると判定される際には、同時にユーザーが特定される。
ステップS16では、使用権限判定部206によってユーザーが使用権限のある人物であるか否かを判定する。ここでは、例えば、顔画像DB71においてステップS11で設定された動作の実行に対して関連付けられている使用権限に関する情報を参照することで、顔照合部204によって使用権限のある人物であるか否かを判定する。そして、ユーザーが、使用権限のある人物である場合には、ステップS17に進み、使用権限のある人物でない場合には、ステップS19に進む。
ステップS17では、ステップS11からステップS12にかけて実行が指定された動作に相当する画像の出力を実行する。この画像の出力としては、コピーやFAXによる画像の出力等が挙げられる。
ステップS18では、使用履歴を保存する。ここでは、履歴記憶制御部211の制御により、操作時画像の中からステップS14で指定された正面顔画像と、ステップS17においてMFP1が実行した動作内容に関する情報とを関連付けて使用履歴DB72に記憶する。ここでは、例えば、ユーザーの正面顔画像と、コピーを実行した画像のデータとが関連付けられて記憶される。
なお、例えば、ユーザーの正面顔画像と、コピーの対象となった機密文書のナンバー等とを関連付けて記憶するようにしても良い。機密文書のナンバー等を見分ける手法としては、細かい点配列等を利用した電子透かしや、紙中に埋め込まれた無線ICタグや、紙面上に表されたバーコード等から各種情報を得る手法が考えられる。
ステップS19では、使用権限が無く画像出力の実行ができない旨をディスプレイ12に表示する。つまり、ここでは、機能実行制限部210の制御により、正面顔の顔認証動作による認証結果に基づいて、実行ボタン13aの押下操作に対応付けられたMFP1の動作すなわち機能の実行を制限する。
なお、ステップS19では、例えば、「使用権限がありません」等といった文字情報がディスプレイ12に表示される。
ステップS20では、使用履歴を保存する。ここでは、履歴記憶制御部211の制御により、操作時画像の中からステップS14で指定された正面顔画像と、出力しようとした画像のデータとを関連付けて使用履歴DB72に記憶する。つまり、例えば、機密文書をコピーしようとした場合には、コピーの機能によって機密文書の画像データを取り込むが、コピーによる最終目的である紙面上への出力を許さず、取り込んだ画像データと正面顔画像とを関連付けて使用履歴として保存する。このように出力権限の無い人物の顔画像とコピーを実行しようとした対象の画像とを関連付けて記憶することで、防犯の効果を向上させることができる。なお、この使用履歴についても、ステップS18と同様に、例えば、ユーザーの正面顔画像と、コピーの対象となった機密文書のナンバー等とを関連付けて記憶するようにしても良い。
ステップS21では、顔画像DB71に登録された基準顔画像を、ステップS14で指定した正面顔画像に入れ替えることで、基準顔画像の更新登録を行い、本動作フローを終了する。このように、基準顔画像を最新のものに更新していくことで、ユーザーの顔の経時的な変化があっても、高精度の顔認証動作を実行することができる。
ステップS22では、現在、MFP1を操作しているユーザーの顔画像が顔画像DB71に登録されておらず、ステップS11で設定された画像出力の実行ができない旨をディスプレイ12に表示して、本動作フローを終了する。
以上のように、第1実施形態に係る認証装置100では、特定の操作部である実行ボタン13aの近傍に撮像部11が配置され、ユーザーが実行ボタン13aを操作する際に撮像部11によって取得された画像から正面顔画像を検出して、顔認証動作を行う。このような構成により、実行ボタン13aを操作する際にはユーザーが実行ボタン13aの方向を向くといった習性を利用することで、容易な構成で顔を正面から撮影して認証用の顔画像を取得することができる。その結果、顔認証に好適な正面顔の画像を得ることができるため、顔認証の精度を向上させることができる。また、ユーザーに特に意図させることなくユーザーの顔を正面から撮影することができる。
また、所定の大きさの顔画像が検出されたことに応答して、正面顔の顔認証動作よりも低精度の顔認証動作を行う。このような構成とすることで、例えば、メニュー画面のカスタマイズや、画像出力の制限等といった求められる処理に応じて、低精度の顔認証と、高精度の顔認証とを適宜使い分けることができる。
また、正面顔画像を用いた顔認証動作による認証結果に基づいて、実行ボタン13aの操作に対応づけられたMFP1の動作の実行を制限する。このため、高精度の顔認証によって実行ボタン13aに対応づけられたMFP1の機能の使用権限を的確に判定することができる。
また、実行ボタン13aの操作時に取得される画像をハードディスク70に記憶させるため、ユーザーの使用履歴として、ユーザーの顔を捉えた画像を記憶させることができる。その結果、使用履歴にユーザーの顔画像が含まれているため、当該顔画像を参照することで、ユーザーを容易に特定することができる。つまり、ユーザーを容易に特定することができる使用履歴を示す情報を容易に得ることができる。
そして、MFP1では、認証装置100の機能により、高精度の顔認証によって画像の出力について権限を有する者を容易かつ的確に判定することができる。
<第2実施形態>
上述した第1実施形態に係るMFP1では、撮像部11が配置されたが、第2実施形態に係るMFP1Aでは、2つの撮像部すなわち第1及び第2の撮像部11a,11bが配置されている。そして、第1及び第2の撮像部11a,11bによって得られる2方向から見た画像を用いてユーザーの顔の姿勢を検出して、当該姿勢の情報から正面顔画像を検出するようにしている。なお、MFP1Aには第1実施形態に係る認証装置100とは若干異なる機能を有する認証装置100Aが搭載されているものとする。
以下、第2実施形態に係るMFP1A及び認証装置100Aについて、第1実施形態に係るMFP1及び認証装置100と異なる点について主に説明する。なお、第2実施形態に係るMFP1A及び認証装置100Aでは、第1実施形態に係るMFP1及び認証装置100と同様な部分が多いため、同様な部分について同じ符号を付して説明を省略する。
図8は操作パネル10Aの外観に着目した図である。
図8に示すように、操作パネル10Aでは、2つの撮像部11a,11b(実際には撮影レンズ)が、実行ボタン13aの近傍である直ぐ上方において左右方向に相互に隣接して配置されている。このように、第1及び第2の撮像部11a,11bによってステレオカメラが構成されている。そして、第1及び第2の撮像部11a,11bによって略同時に若干異なる角度から見た2つの画像が1/30秒毎に得られる。
図9は、MFP1Aの認証機能に関する機能構成を示すブロック図である。
画像取得部201Aは、第1及び第2の撮像部11a,11bで取得される画像を順次取得する。
3次元位置算出部212は、第1及び第2の撮像部11a,11bで略同時に取得される画像の組と、第1及び第2の撮像部11a,11bの設計上決定されているステレオカメラのパラメータとを用いて被写体の頭部すなわち顔を構成する要素(以下「顔要素」とも称する)の3次元位置を算出する。
顔姿勢検出部213は、3次元位置算出部212によって算出された顔要素の3次元位置に基づいて、被写体の頭部すなわち顔の姿勢(以下「顔姿勢」とも称する)を検出する。
なお、以下では、顔要素の3次元位置及び顔姿勢を示す情報を「頭部の3次元情報」とも称する。そして、顔要素の3次元位置の算出及び顔姿勢の検出手法については、例えば、特開2003−15816号公報等に開示された公知の手法を用いることができる。
図10は、第1及び第2の撮像部11a,11bによって取得される画像に基づいて人物の顔要素の3次元位置を取得する動作フローを示すフローチャートである。
ステップS31では、第1の撮像部11aによって取得された画像中に人物の顔を検出したか否かを判定する。ここでは、MFP1の電源が投入されている間、常に第1の撮像部11aによって画像を取得しており、第1の撮像部11aから画像取得部201Aに転送される画像を対象として、顔検出部202により人物の顔を検出したか否かを判定する。そして、人物の顔が検出されるまで、ステップS31の判定を繰り返し、人物の顔(顔画像)が検出されると、ステップS32に進む。
ステップS32では、画像中において検出された顔画像から、顔に含まれる所定の要素である特徴部位を抽出する。図11は、第1の撮像部11aによって得られる画像中の顔画像を例示しており、ここでは、図11において四角で囲んでいるように、左目頭、左目尻、左口元、左眉頭、右目頭、右目尻、右口元、右眉頭の計8点の要素が特徴部位として抽出される。この特徴部位の抽出は、平均的な特徴部位を示す画像を用いたテンプレートマッチングで行うことができる。
ステップS33では、第2の撮像部11bで取得される画像中からステップS32において抽出された特徴部位に対応する所定の要素を探索して抽出する。図12は、第2の撮像部11bによって得られる画像中の顔画像を例示しており、ここでは、図12において四角で囲んでいるように、左目頭、左目尻、左口元、左眉頭、右目頭、右目尻、右口元、右眉頭の計8点の要素が特徴部位として抽出される。
ステップS34では、ステップS32及びS33で抽出した特徴部位の3次元座標を算出し、本動作フローを終了する。ここでは、例えば、既知のステレオカメラのパラメータと、2枚の顔画像から抽出された8組の対応点の画像上の座標とを用いて、特徴部位の3次元座標を算出する。
そして、第2実施形態に係るMFP1Aにおいても、図7に示したような画像出力の実行の制限と使用履歴の保存とを行う動作と同様な動作を行う。但し、第2実施形態に係るMFP1Aでは、図10に示した動作フローを、図7の動作フローのステップS13とS14とに適用して、特徴部位の3次元座標を用いることで、複数の顔画像から正面顔画像を指定する。
具体的には、ユーザーによる実行ボタン13aの押下操作時に第1及び第2の撮像部11a,11bによって略同時に若干異なる角度から見た操作時画像の組(第1及び第2の操作時画像の組)をn組取得する。そして、このn組の操作時画像の組について、それぞれ顔画像を抽出して8つの特徴部位の3次元座標を検出する。更に、顔姿勢検出部213により、8つの特徴部位の3次元位置に基づいて、ユーザーの顔の姿勢を検出し、続いて顔の姿勢に基づいて、n組の第1及び第2の操作時画像の組から、正面顔画像を検出し、指定する。
なお、ここでは、第1及び第2の撮像部11a,11bによって同時に2方向から人物の顔を撮影できるため、これに対応させて、顔認証動作に用いる基準顔画像を2枚にすることも可能である。
また、顔画像DB71に登録される基準顔画像に対して、顔の特徴部位の3次元位置を示す情報を付加して、この情報を顔認証動作に利用するようにすれば、顔認証動作の精度をより向上させることができる。
更に、使用履歴を使用履歴DB72に記憶する際に、操作時画像に含まれる正面顔画像に加えて、顔の特徴部位の3次元位置を示す情報を付加すれば、使用履歴の情報量を増加させることができる。
以上のように、第2実施形態に係る認証装置100Aでは、実行ボタン13aの近傍に2つ(一般的には複数)の撮像部11a,11bを配置しておく。そして、ユーザーによる実行ボタン13aの押下操作時に、2つの撮像部11a,11bによって取得される複数組の操作時画像に基づいて、顔を構成する8つ(一般的には複数)の要素の3次元位置を検出することでユーザーの顔の姿勢を検出する。そして、検出された顔の姿勢に基づいて複数の操作時画像から正面顔画像を検出する。このような構成により、より正面を向いた顔の画像を撮影することができるため、更に高精度の顔認証が可能となる。
また、顔を構成する複数要素の3次元位置を示す情報を顔認証動作に用いると、顔認証動作に用いる副次的な成分を増加させることができるため、結果的に顔認証の精度を更に高めることができる。
また、実行ボタン13aの押下操作時に、顔を構成する複数要素の3次元位置の情報を、第1及び第2の撮像部11a,11bによって取得される画像とともに使用履歴DB72に記憶させるようにすれば、使用履歴の内容を充実させることができ、ユーザーの特定を更に精度良く行うことができる。
<第3実施形態>
上述した第2実施形態に係るMFP1Aでは、顔を構成する複数要素の3次元位置を示す情報を用いて、正面顔画像を検出したり、顔認証を行ったりしたが、第3実施形態に係るMFP1Bでは、顔を構成する複数要素の3次元位置を示す情報を用いて、ディスプレイ12の表示画面のコントラストを変更する。
ここでは、まず、ディスプレイ12の表示画面のコントラストを変更すべき事情について説明する。
MFPに搭載されるディスプレイには、液晶パネルが主に用いられる。液晶パネルは視野角が比較的狭く、のぞき込む角度によっては明暗が反転してしまったり、コントラストが低下して文字が読めなくなったりする。
図13は、ユーザーがMFP1Bの操作パネル10Aをのぞき込む様子を横から見た模式図である。図13では、ユーザー500Aがディスプレイ12に対して正対している様子を示し、ユーザー500Bが若干上方からディスプレイ12に対して斜めにのぞき込んでいる。
図14は、ユーザー500Aから見たディスプレイ12上のメニュー画面を示している。ユーザー500Aからは、比較的輝度が高い状態でメニュー画面を視認することができる。
図15は、ユーザー500Bから見たディスプレイ12上のメニュー画面を示している。ユーザー500Bからは、比較的輝度が低い状態でしかメニュー画面を視認することができない。このような場合には、メニュー画面を視認し易くするために、ディスプレイ12上に表示される画面のコントラストを強調すべきである。そして、コントラストを強調すると、図16に示すように、ユーザー500Bも比較的輝度が高い状態でメニュー画面を視認することができる。
そこで、第3実施形態に係るMFP1Bでは、上記第2実施形態と同様な手法によって、顔の姿勢を検出して、当該顔の姿勢に応じてディスプレイ12のコントラストを調整するようにしている。
以下、第3実施形態に係るMFP1B及び認証装置100Bについて、第2実施形態に係るMFP1A及び認証装置100Aと異なる点について主に説明する。なお、第3実施形態に係るMFP1B及び認証装置100Bでは、第2実施形態に係るMFP1A及び認証装置100Aと同様な部分が多いため、同様な部分について同じ符号を付して説明を省略する。
図17は、MFP1Bの認証機能に関する機能構成を示すブロック図である。
コントラスト変更部214は、顔姿勢検出部213によって検出された顔姿勢に応じて、ディスプレイ12に表示される画面のコントラストを変更する。具体的には、ディスプレイ12に対してユーザーが正対している顔姿勢を基準として、ユーザーの顔の向きとディスプレイ12の法線とのずれ量(ユーザーの顔のディスプレイ12の正面からのずれ量)を算出し、当該ずれ量に応じて、表示画面のコントラストを強調する。
図18は、顔姿勢を検出して、当該顔姿勢に応じて表示画面のコントラストを変更する動作フローを示すフローチャートである。
ステップS41〜S44では、それぞれ図10のステップS31〜S34と同様な処理を行う。
ステップS45では、顔姿勢検出部213によって、ステップS44で算出された特徴部位の3次元座標から、顔の姿勢を検出する。すなわち、ユーザーの顔のディスプレイ12の正面からのずれ量を算出する。
ステップS46では、コントラスト変更部214によって、ステップS45で算出されたずれ量に応じて、ディスプレイ12上の表示画面のコントラストを適宜変更して、本動作フローを終了する。ここでは、ディスプレイ12の表示画面のコントラストが、ディスプレイ12に対してユーザーが正対している顔姿勢に対応するものに設定されていれば、ユーザーの顔のディスプレイ12の正面からのずれ量に応じて、コントラストを強調する。
以上のように、第3実施形態に係るMFP1B及び認証装置100Bでは、顔を構成する複数要素の3次元位置から求められる顔の姿勢に基づいて、ユーザーの顔の向きと、所定の表示面であるディスプレイ12の法線とのずれ量を求める。そして、当該すれ量に応じて、ディスプレイ12に表示される画面のコントラストを適宜強調する。このような構成とすることで、ユーザーの姿勢に応じて、所定の表示面に表示される画面を見易くすることができる。
<変形例>
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
◎例えば、上述した実施形態では、認証装置100,100A,100Bを搭載した装置の一例として、スキャナ、複写機、プリンタ、ファックス等の複数の画像処理機能を有する複合機であるMFP1,1A,1Bを挙げて説明したが、これに限られず、例えば、各種スキャナやデジタルカメラとして構成される撮像装置等といった各種画像入力装置、複写機やプリンタ等といった各種画像出力装置、若しくは情報出力装置、及びファックス等といった各種通信装置であっても良い。更に、認証機能によって使用権限等を認証することが必要な各種機器に適用することができる。
例えば、デジタルカメラに認証装置100,100A,100Bを適用すると、デジタルカメラを使用することができる者を精度良く限定することができる。また、例えば、自動車の運転席に認証装置100,100A,100Bを適用すると、運転者を認証機能によって特定して、使用権限を有する者であれば、エンジンスタートキーを操作可能とすることで、運転可能としても良い。
◎また、上述した実施形態では、スタートボタンを押下する際に高精度の認証動作を行ったが、これに限られず、更に、タッチパネルを操作している場合には、タッチパネルに対して正対していると考えられるため、タッチパネルの右端に設定を決定するための所謂OKボタンが配されている場合には、当該OKボタンを押下する際にユーザーの顔画像を取得するようにしても、ユーザーの正面顔画像を取得することができる。
◎また、上述した実施形態では、顔認証の結果、登録された個人毎にカスタマイズされたメニュー画面を表示したが、これに限られず、例えば、顔認証を利用して登録されたユーザーに対してメニュー画面を表示して、MFPを使用可能としても良い。
図19は、人物を認証することでメニュー画面の表示の有無を制御する動作フローを例示するフローチャートである。図19に示す動作フローは、MFP1の電源が投入されると開始される。
ステップS101では、タッチパネルすなわちディスプレイ12の表示をOFFする。
ステップS102では、図6のステップS1と同様に、撮像部11によって取得された画像中に人物の顔を検出したか否かを判定する。ここでは、人物の顔が検出されるまで、ステップS102の判定を繰り返し、人物の顔(すなわち顔画像)が検出されると、ステップS103に進む。
ステップS103では、検出された顔画像と、ハードディスク70の顔画像DB71に登録されている顔画像(顔データ)とを照合する。
ステップS104では、ステップS103における照合結果に基づいて、検出された人物の顔が、顔画像DB71に登録済みでかつMFPの使用権限を持つ人物であるか否かを判定する。ここでは、登録済みでかつ使用権限を持つ人物である場合には、ステップS105に進み、登録済みでかつ使用権限を持つ人物でない場合には、ステップS106に進む。
ステップS105では、タッチパネルであるディスプレイ12の表示をONにするとともに、メニュー画面を表示することでMFPの操作を可能にして、本動作フローを終了する。
ステップS106では、操作権限が無く、MFPを全く利用できない旨を示す文章をタッチパネルであるディスプレイ12上に表示し、本動作フローを終了する。
なお、本動作フローが終了した後に、実行ボタン13aが押下されて、MFPの各種動作が実行されると、再度、図19に示す動作フローが開始される。
このような構成とすることで、例えば、使用権限が与えられている営業部の人が、MFPの前に立つと、ディスプレイ12の表示がONされる。更に、MFPを、図19で示した動作と図7で示した動作の双方を行うものとすれば、例えば、営業部の人であることを前提として、画像出力に対する権限の有無により画像出力の実行の制限等といった制御を行うことができる。
◎また、上述した第1実施形態では、顔画像を用いた照合を行ったが、これに限られず、例えば、画像を処理した結果得られる顔の特徴を示すベクトル(特徴ベクトル)等を用いて照合する手法も存在する。
◎また、上述した実施形態では、認証を利用して使用権限の有無を判定して、画像の出力を制限したが、画像出力全体を制限せず、例えば、コピーの対象が機密文書である場合に、画像出力を権限の有無によって制限するようにしても良い。
◎また、上述した実施形態では、実行ボタン13aの押下操作時の前後に取得されるn枚の画像から正面顔画像を検出して、当該正面顔画像を用いた顔認証動作を行ったが、これに限られず、例えば、単に実行ボタン13aの押下操作に応答して取得される画像から顔画像を抽出して、当該顔画像を用いた顔認証動作を行うことで、MFPの動作の実行を制限するようにしても良い。
このような構成としても、実行ボタン13aを操作する際にはユーザーが実行ボタン13aの方向を向くといった習性を考慮すると、ユーザーが略正面を向いた正面顔画像を得ることができるため、上記実施形態とほぼ同様な効果を得ることができる。但し、より正面を向いた正面顔画像を得ることで顔認証動作の精度を向上させるといった観点から言えば、上記実施形態のように、実行ボタン13aの押下操作時の前後に得られる複数枚の画像から抽出される顔画像の中で最も正面を向いた正面顔画像を検出した方が好ましい。
第1実施形態に係る認証装置が搭載されたMFPを示す外観図である。 第1実施形態に係るMFPの操作パネルを例示する図である。 第1実施形態に係るMFPの機能構成を例示するブロック図である。 ハードディスクに記憶されるデータ内容を例示する図である。 第1実施形態に係るMFPの機能構成を例示するブロック図である。 第1実施形態に係るMFPの動作フローを示すフローチャートである。 第1実施形態に係るMFPの動作フローを示すフローチャートである。 第2実施形態に係るMFPの操作パネルを例示する図である。 第2実施形態に係るMFPの機能構成を例示するブロック図である。 第2実施形態に係るMFPの動作フローを示すフローチャートである。 顔画像領域からの特徴部位の抽出を示す図である。 顔画像領域からの特徴部位の抽出を示す図である。 操作パネルを見るユーザーの角度を例示する図である。 操作パネルのコントラスト調整を説明するための図である。 操作パネルのコントラスト調整を説明するための図である。 操作パネルのコントラスト調整を説明するための図である。 第3実施形態に係るMFPの機能構成を例示するブロック図である。 第3実施形態に係るMFPの動作フローを示すフローチャートである。 変形例に係るMFPの動作フローを示すフローチャートである。
符号の説明
1,1A,1B MFP
10,10A 操作パネル
11 撮像部
11a 第1の撮像部
11b 第2の撮像部
12 ディスプレイ
13 操作部群
13a 実行ボタン(スタートボタン)
20 スキャナ部
30 プリンタ部
60 通信部
70 ハードディスク
100,100A,100B 認証装置
120 コントローラー
202 顔検出部
204 顔照合部
205 表示制御部
206 使用権限判定部
207 正面顔画像検出部
208 顔画像更新部
209 機能実行部
210 機能実行制限部
211 履歴記憶制御部
212 3次元位置算出部
213 顔姿勢検出部
214 コントラスト変更部

Claims (10)

  1. 認証装置であって、
    特定の操作部と、
    前記特定の操作部の近傍に配置され、被写体に係る画像を取得する撮像部と、
    前記画像から顔画像を検出する顔検出手段と、
    前記顔画像を用いた顔認証動作を行う認証手段と、
    を備え、
    前記顔検出手段が、
    ユーザーによる前記特定の操作部の操作時に前記撮像部によって取得された操作時画像から正面顔画像を検出し、
    前記認証手段が、
    前記正面顔画像を用いた正面顔の顔認証動作を行うことを特徴とする認証装置。
  2. 請求項2に記載の認証装置であって、
    前記顔検出手段が、
    ユーザーによる前記特定の操作部の操作時に前記撮像部によって取得された複数の操作時画像から前記正面顔画像を検出することを特徴とする認証装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の認証装置であって、
    前記認証手段が、
    前記撮像部によって取得された画像から前記顔検出手段によって所定の大きさの顔画像が検出されたことに応答して、前記正面顔の顔認証動作よりも低精度の顔認証動作を行うことを特徴とする認証装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の認証装置であって、
    前記正面顔の顔認証動作による認証結果に基づいて、前記特定の操作部の操作に対応づけられた所定の動作の実行を制限する制限手段、
    を更に備えることを特徴とする認証装置。
  5. 請求項2に記載の認証装置であって、
    前記撮像部が、
    第1および第2の撮像部を有し、
    前記複数の操作時画像が、
    前記ユーザーによる前記特定の操作部の操作時に前記第1および第2の撮像部によってそれぞれ取得される第1および第2の操作時画像の組を複数含み、
    前記認証装置が、
    前記第1および第2の操作時画像の組に基づいて、顔を構成する複数の所定要素の3次元位置を検出する3次元位置検出手段と、
    前記複数の所定要素の3次元位置に基づいて、前記ユーザーの顔の姿勢を検出する顔姿勢検出手段と、
    前記顔検出手段が、
    前記顔の姿勢に基づいて、前記複数の操作時画像から前記正面顔画像を検出することを特徴とする認証装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の認証装置であって、
    前記撮像部が、
    第1および第2の撮像部を有し、
    前記認証装置が、
    前記第1および第2の撮像部によって取得される画像の組に基づいて、顔を構成する複数の所定要素の3次元位置を検出する3次元位置検出手段、
    を更に備え、
    前記認証手段が、
    前記正面顔画像と前記複数の所定要素の3次元位置の情報とを用いた正面顔の顔認証動作を行うことを特徴とする認証装置。
  7. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の認証装置であって、
    前記撮像部が、
    第1および第2の撮像部を有し、
    前記認証装置が、
    前記第1および第2の撮像部によって取得される画像の組に基づいて、顔を構成する複数の所定要素の3次元位置を検出する3次元位置検出手段と、
    前記複数の所定要素の3次元位置に基づいて、前記ユーザーの顔の姿勢を検出する顔姿勢検出手段と、
    所定の表示面に画面を表示する表示手段と、
    前記顔の姿勢に応じて前記画面のコントラストを強調するコントラスト変更手段と、
    を更に備えることを特徴とする認証装置。
  8. 請求項1に記載の認証装置であって、
    前記操作時画像を所定の記憶部に記憶させる記憶制御手段、
    を更に備えることを特徴とする認証装置。
  9. 請求項5から請求項7のいずれかに記載の認証装置であって、
    前記複数の所定要素の3次元位置の情報を、前記操作時画像とともに所定の記憶部に記憶させる記憶制御手段、
    を更に備えることを特徴とする認証装置。
  10. 画像出力装置であって、
    画像を可視的に出力する画像出力手段と、
    請求項1から請求項9のいずれかに記載の認証装置と、
    前記認証装置における顔認証動作の認証結果に応じて、前記画像出力手段による画像の出力を制限する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像出力装置。
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