JP2002109542A - 画像処理システム並びにデータ処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理システム並びにデータ処理装置及び方法

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JP2002109542A
JP2002109542A JP2000301097A JP2000301097A JP2002109542A JP 2002109542 A JP2002109542 A JP 2002109542A JP 2000301097 A JP2000301097 A JP 2000301097A JP 2000301097 A JP2000301097 A JP 2000301097A JP 2002109542 A JP2002109542 A JP 2002109542A
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image
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JP2000301097A
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Hiroyuki Tsuji
博之 辻
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Collating Specific Patterns (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの使い勝手をより向上させるととも
に、セキュリティをより向上させる。 【解決手段】 選択されたモードがカラーモードと判定
した場合は、カラーモードにおける実行処理であるカラ
ーコピーに対応する類似閾値CをRAM133から取り
出し設定する。他方、選択されたモードが白黒モードと
判定した場合は、白黒モードにおける実行処理である白
黒コピーに対応する類似閾値BをRAM133から取り
出し設定する。そして、読み取った指紋情報と、RAM
133に格納されている指紋情報とを比較し、比較した
結果、本人であると判定した場合は、コピー可能とし、
コピースタートキーが押された時に、設定されたモード
に対応するコピー動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザ認証機能を
有する画像処理システム並びにデータ処理装置及び方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー印刷システムを用いること
によりカラー画像を得ることが容易になっており、この
ようなシステムの中には、紙幣や有価証券等を実物と見
まちがえるほどに複製可能なものもある。
【0003】そこで、このようなシステムの不正使用を
防止しセキュリティを向上させるため、個人認証が必要
であるが、パスワードやICカードによる個人認証は、
パスワードやICカードが使用者固有の特徴を有するも
のでないことから、一般的に、指紋のような個人に固有
の物理的属性の照合を利用した個人認証に劣ることにな
る。
【0004】例えば、指紋照合を利用した個人認証にお
いて、指紋を画像として照合するのは、ファイル容量や
照合速度の点で問題があるので、読み取られた指紋画
像における指紋の分岐点や端点のそれぞれの位置座標
が、予め登録されている指紋画像の指紋の分岐点や端点
のそれぞれの位置座標と一致した場合に本人とする方
法、読み取られた指紋画像から抽出された、指紋の分
岐点や端点の位置や向き等の特徴が、数値化され登録さ
れた指紋の分岐点や端点の位置や向き等の特徴と一致し
た場合に本人とする方法、等が採用されている。
【0005】しかし、指紋には汗やゴミ等が付着するこ
とがあるので、得られる指紋画像は指紋読み取りを行な
うたびに若干異なり、上記およびにおける一致を完
全一致のみとすると、実際には、個人認証が不可能にな
る。
【0006】そこで、上記においては、抽出された指
紋の分岐点や端点の位置の総数に対する、一致と判断さ
れた分岐点や端点位置の数の割合(類似度)が予め定め
た割合(類似閾値)以上である場合に、当該指紋の人を
本人と認証し、上記においては、抽出された全特徴部
分の数に対する一致と判断された特徴部分の数の割合
(類似度)が予め定めた割合(類似閾値)以上の場合
に、当該指紋の人を本人と認証するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにす
ると、例えば、類似閾値を低く設定すればするほど、認
識率が高くなるので、本人と認識される可能性が高くな
るが、第三者を本人と認識する可能性も高くなる。言い
換えると、ユーザ本人の誤認識の割合である本人拒否率
を下げると、第三者を本人と誤認識する割合である他人
許容率が高くなる。
【0008】よって、ユーザの使い勝手を向上させよう
として、本人拒否率を下げると、他人許容率が高くな
り、第三者に当該装置を使用されてしまう危険性が高く
なることになり、他方、セキュリティを向上させようと
して、他人許容率を下げると、本人拒否率が高くなり、
ユーザ本人が当該装置を使用できなくなる危険性が高く
なることになる。
【0009】本発明の目的は、上記のような問題点を解
決し、ユーザの使い勝手をより向上させるとともに、セ
キュリティをより向上させることができる画像処理シス
テムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、個人
に固有の物理的属性を有する人体部を画像として読み取
る画像読取手段と、該画像読取手段により得られた画像
パターンから不変特徴を抽出する抽出手段と、予め登録
された者の全ての不変特徴に対する、前記抽出手段によ
り抽出された全ての不変特徴の類似度を求める類似度取
得手段と、該類似度取得手段により求められた類似度が
予め定めた類似閾値以上である場合にその者を本人と認
証する認証手段とを有する画像処理システムにおいて、
前記認証手段は、ユーザによる要求が可能な複数の実行
処理とセキュリティレベルとを対応させ、セキュリティ
レベルと類似閾値とを対応させてストアしたストア手段
と、個人認証のために前記画像読取手段による画像読み
取りが行われた場合に、ユーザ要求の実行処理に対応す
る類似閾値を前記ストア手段から取り出す取出手段と、
該取出手段により取り出された類似閾値を設定する設定
手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項1において、物理的な属性は、指紋
とすることができる。
【0012】請求項1において、物理的な属性は、掌紋
とすることができる。
【0013】請求項1において、物理的な属性は、網膜
の毛細血管の構造パターンとすることができる。
【0014】請求項1において、物理的な属性は、顔の
構造的パラメータとすることができる。
【0015】請求項1において、物理的な属性は、手形
とすることができる。
【0016】請求項1において、実行処理は、カラー画
像処理およびモノクロ画像処理とすることができる。
【0017】請求項7において、カラー画像処理に対応
する類似閾値をモノクロ画像処理に対応する類似閾値よ
り高くすることができる。
【0018】請求項9の発明は、通常の動作モード及び
高機能な動作モードとを含む複数の動作モードのうちの
ユーザにより選択された動作モードの実行可否を、閾値
を用いて認証処理を行う認証手段による認証結果に基づ
いて、決定するデータ処理装置であって、複数の動作モ
ードのうちのユーザにより選択された動作モードを判断
する手段と、ユーザにより選択された動作モードが前記
複数の動作モードのうちの通常の動作モードであると前
記判断手段により判断したことに応じて、複数の閾値の
うちの、第1の閾値に基づいた認証処理を行うよう制御
すると共に、ユーザにより選択された動作モードが前記
複数の動作モードのうちの高機能な動作モードであると
前記判断手段により判断したことに応じて、前記複数の
閾値のうちの、前記第1の閾値よりも高い、第2の閾値
に基づいた認証処理を行うよう制御する制御手段とを有
することを特徴とする。
【0019】請求項9において、ユーザからの動作モー
ドに従い、シート上に画像形成する画像形成手段を有す
ることができる。
【0020】請求項10において、前記通常の動作モー
ドは白黒印刷モードを含み、前記高機能な動作モードは
カラー印刷モードを含むことができる。
【0021】請求項10において、前記通常の動作モー
ドは、画像形成されたシート対して所定の処理を施すシ
ート加工処理を実行しないモードを含み、前記高機能な
動作モードはシート加工処理を実行するモードを含むこ
とができる。
【0022】請求項10において、前記通常の動作モー
ドは片面印刷モードを含み、前記高機能な動作モードは
両面印刷モードを含むことができる。
【0023】請求項9において、前記認証手段は指紋認
証を行うことができる。
【0024】請求項14において、前記認証手段は音声
認証を行うことができる。
【0025】請求項16の発明は、通常の動作モード及
び高機能な動作モードとを含む複数の動作モードのうち
のユーザにより選択された動作モードの実行可否を、閾
値を用いて認証処理を行う認証手段による認証結果に基
づいて、決定するデータ処理方法であって、複数の動作
モードのうちのユーザにより選択された動作モードを判
断するステップと、ユーザにより選択された動作モード
が前記複数の動作モードのうちの通常の動作モードであ
ると判断したことに応じて、複数の閾値のうちの、第1
の閾値に基づいた認証処理を行うよう制御すると共に、
ユーザにより選択された動作モードが前記複数の動作モ
ードのうちの高機能な動作モードであると判断したこと
に応じて、前記複数の閾値のうちの、前記第1の閾値よ
りも高い、第2の閾値に基づいた認証処理を行うよう制
御するステップとを有することを特徴とする。
【0026】コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記
憶したプログラムは、通常の動作モード及び高機能な動
作モードとを含む複数の動作モードのうちのユーザによ
り選択された動作モードの実行可否を、閾値を用いて認
証処理を行う認証手段による認証結果に基づいて、決定
するデータ処理装置に、複数の動作モードのうちのユー
ザにより選択された動作モードを判断するステップと、
ユーザにより選択された動作モードが前記複数の動作モ
ードのうちの通常の動作モードであると判断したことに
応じて、複数の閾値のうちの、第1の閾値に基づいた認
証処理を行うよう制御すると共に、ユーザにより選択さ
れた動作モードが前記複数の動作モードのうちの高機能
な動作モードであると判断したことに応じて、前記複数
の閾値のうちの、前記第1の閾値よりも高い、第2の閾
値に基づいた認証処理を行うよう制御するステップとを
実行させる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0028】<第1の実施の形態>図1は本発明の第1
の実施の形態を示す。これはカラーコピー機の例であ
り、その構造を図2に示す。
【0029】(本体構造)図2を説明する。図2におい
て、201はイメージスキャナであり、原稿を読み取
り、デジタル信号処理を行うものである。200はプリ
ンタ部であり、イメージスキャナ201に読み取られた
原稿画像に対応した画像を用紙にフルカラーでプリント
出力するものである。
【0030】(イメージスキャナ201)202は原稿
圧板であり、原稿台ガラス203上の原稿204を押圧
するためのものである。205はハロゲンランプであ
り、原稿台ガラス203上の原稿204を照明するもの
である。206,207はミラーであり、原稿からの反
射光をレンズ208に導くためのものである。231は
赤外線カットフィルタであり、レンズ208に設けてあ
る。101はCCD(charge coupled device)であ
り、各色成分を読み取るラインセンサが設けてあり、各
ラインセンサは5000画素分の受光素子を有し、レン
ズ208を介して入力された光信号を色分解し、レッド
(R),グリーン(G),ブルー(B)各色成分信号に
変換するものである。これらの色信号は信号処理部20
9に送られる。CCD101によれば、原稿台ガラス2
03に載置される原稿中で最大サイズであるA3サイズ
の原稿の短手方向297mmを400dpiの解像度で
読み取ることができる。
【0031】ハロゲンランプ205およびミラー206
は速度Vで、ミラー207は速度1/2Vで、CCD1
01におけるラインセンサの電気的走査方向(以下、主
走査方向という)に対して垂直方向(以下、副走査方向
という)に機械的に動くことにより、原稿204の全面
を走査する。
【0032】211は標準白色板であり、可視光領域で
は略均一の反射特性を示し、白色の色を有している。こ
の標準白色板211は、Rセンサ,Gセンサ,Bセンサ
からの色線分信号の補正(シェーディング補正)に使用
される。
【0033】画像信号処理部209は、CCD101に
よって読み取られたRGBの色成分信号を電気的に処理
し、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),
ブラック(K)の各成分に分解し、プリンタ202に送
る。また、イメージスキャナ201における1回の原稿
走査(スキャン)につき、M,C,Y,Kのうちの1つ
の成分がプリンタ200に送られる。従って、計4回の
原稿走査により1回のプリントアウトが完成する。
【0034】(プリンタ部200)212はレーザドラ
イバであり、画像信号処理部209からのM,C,Y,
Kの画像信号に基づき半導体レーザ素子213を変調駆
動するものである。半導体レーザ素子213からのレー
ザ光は、ポリゴンミラー214と、f−θレンズ215
と、ミラー216を介して、感光ドラム217上に達
し、そのレーザ光により感光ドラム217は走査され
る。
【0035】219はマゼンタ現像器、220はシアン
現像器、221はイエロー現像器、222はブラック現
像器であり、これら4つの現像器は感光ドラム217に
交互に接し、感光ドラム217上に形成された静電潜像
を、その潜像に対応するトナーにより現像するものであ
る。
【0036】223は転写ドラムであり、用紙カセット
224または225より給紙され、転写ドラム223に
巻き付けられた記録紙に、感光ドラム217上のトナー
像を転写するものである。M,C,Y,Kの4色のトナ
ー像が、転写ドラム223に巻き付けられた記録紙に、
順次、転写されることになる。226は定着ユニットで
あり、転写ドラム22から分離・剥離された記録紙上の
トナー像を定着するものである。定着された記録紙は排
紙される。なお、白黒コピーでは、ブラック1色分の転
写を行う。
【0037】図1を説明する。CCD101はRGBの
3ラインのCCDで構成されており、原稿からの1ライ
ンの光情報を色分解して400dpiの解像度でRGB
の電気信号を出力する。本実施の形態では、1ラインと
して最大297mm(A4縦)の読みとりを行うため、
CCD101からはR,G,Bに対してそれぞれ1ライ
ン4677画素画像が出力される。
【0038】図1において、104は同期信号生成部で
あり、主走査アドレスカウンタや副走査アドレスカウン
タ等より構成される。主走査アドレスカウンタは、感光
ドラム217へのラインごとのレーザ記録の同期信号で
あるBD信号によってラインごとにクリアされて、画素
クロック発生器105からのVCLK信号をカウント
し、CCD101から読み出される1ラインの画情報の
各画素に対応したカウント出力H−ADRを発生する。
このH−ADRは0から5000までアップカウント
し、CCD101からの1ライン分の画像信号を充分読
み出せる。また、同期信号発生部104からは、ライン
同期信号LSYNCや画像信号の主走査有効区間信号V
Eや副走査有効区間信号PE等の各種のタイミング信号
を出力する。
【0039】106はCCD駆動信号生成部であり、H
−ADRをデコードしてCCD101のシフトパルスか
らリセットパルスや転送クロックであるCCD−DRI
VE信号を生成する。これにより、CCD101からV
CLKに同期して、同一画素に対するR,G,Bの色分
解画像信号が順次出力される。107はA/Dコンバー
タであり、RGBの各画像信号を8ビットのデジタル信
号に変換するものである。
【0040】150はシェーディング補正部であり、C
CD101での画素ごとの信号出力のばらつきを補正す
るものである。シェーディング補正部150には、RG
Bの各信号のそれぞれ1ライン分のメモリをもち、光学
系により予め決められた濃度を持つ白色板211の画像
を読み取って、基準信号として用いる。
【0041】151は副走査つなぎ部であり、CCD1
01からの画像信号が副走査方向に8ラインずつずれる
のを吸収するものである。152は入力マスキング部で
あり、入力信号R,G,Bの色にごりを取り除くもので
ある。153、163はバッファであり、ZO−ED信
号がローレベル(以下、Lという)のとき画像信号を通
し、ZO−ED信号がハイレベル(以下、Hという)の
とき画像信号を通さなくする。通常、編集機能を用いる
ときはLである。
【0042】155は平滑化フィルタであり、5×5の
マトリクス演算を行って、画像信号を平滑化するもので
ある。156は色変換部であり、RGBの画像信号をH
SL色空間座標に変換し、予め指定された色を他の指定
された色に変換し、再びRGBの色空間に戻す機能を有
する。また、多値の信号を一定のしきい値で2値に変換
することも可能である。
【0043】159は外部装置であり、画像信号を最大
A3サイズまで記憶するメモリ装置や、メモリ装置を制
御するコンピュータ等から構成される。外部装置159
の画像信号は、RGB信号か、CMYK信号か、2値信
号の形式で入出力される。158はインタフェース(I
/F)部であり、外部装置159からの画像信号と内部
の画像信号とのタイミングと速度を合わせるものであ
る。
【0044】160はエリア生成部であり、エディタ等
により指定された領域を生成し記憶するものである。ま
た、原稿に描かれたマーカペン等の画像を抽出したMA
RKER信号もエリア領域としてメモリに記憶される。
さらに、CCD101で読み取られた画像信号を2値化
したSC−BI信号は、2値画像信号としてZ−BI出
力信号に用いられる。このエリア生成部160のうちエ
リア用のメモリ書き込み部とメモリ読み出し部は、後
程、詳細に説明する。
【0045】157はRGB合成部であり、CCD10
1により読み取られたRGB画像信号と、外部装置15
9からのRGB画像信号を合成するものである。CCD
101からのRGB画像信号と外部装置159からの2
値画像との合成も可能である。合成する領域はエリア生
成部160からのAREA信号により指定されるか、も
しくは外部装置159からのIPU−BI信号により指
定される。また合成には、CCD101からの画像信号
と外部の画像信号を領域ごとに独立して合成する置き換
え合成と、2つの画像を同時に重ねて透かし合わせたよ
うに合成する透かし合成も可能である。この透かし合成
では、2つの画像のうちどちらの画像をどれだけ透かし
て合成するかという透かし率の指定も可能である。
【0046】161は輪郭生成部であり、CCD101
からの画像信号を2値化したSC−BI信号や、外部装
置159からの2値データであるIPU−BI信号か、
エリア生成部160からの2値データZ−BI信号に対
して輪郭を抽出し影の生成を行うものである。162は
黒文字判定部であり、太さ判別部177と、エッジ検出
部175と、彩度判定部176とを有し、太さ判別部1
77は入力された画像信号の特徴を判定し、8種類の文
字の太さ信号(太文字度)ZONEを出力するものであ
り、エッジ検出部175はエッジ信号EDGEを出力す
るものであり、彩度判定部176は色信号COLを出力
するものである。
【0047】108は色空間圧縮部で次のようなマトリ
クス演算を行うものである。
【0048】
【数1】
【0049】ここで、XはR,G,Bの最小値を表す。
なお、色空間圧縮部108において予め色空間圧縮を行
うか、行わないかの設定をしておくことにより、領域信
号AREAで色空間圧縮のON/OFFの切り換えが可
能となる。
【0050】109は光量−濃度変換部(LOG変換
部)であり、RGBの8ビットの光量信号を対数変換に
より、CMYの各8ビットの濃度信号に変換するもので
ある。110は出力マスキング処理部であり、既知のU
CR処理(下色除去処理)によりC,M,Y3色の濃度
信号からブラックの濃度信号を抽出するとともに、各濃
度信号に対応した現像剤の色濁りを除去する既知のマス
キング演算を施すものである。このようにして生成され
たM′,C′,Y′,K′の各濃度信号から、セレクタ
111によって現在使用される現像剤に対応した色の信
号が選択される。ZO−TONER信号はこの色選択の
ためにCPU(central processing unit)130から
発生される2ビットの信号であり、ZO−TONERが
0の場合にはM′信号が、ZO−TONERが1の場合
にはC′信号が、ZO−TONERが2の場合にはY′
信号が、ZO−TONERが3の場合にはK′信号がR
EAD−DT信号として出力される。
【0051】164はCMYK合成部であり、CCD1
01からの画像信号と、外部装置159からのCMYK
形式の画像信号を合成するものである。CMYK合成を
行うときは、CCD101からの画像信号に応じて現在
使用する現像剤に対応した色信号が外部装置159より
1ページ分ずつ入力される。また、合成する領域はRG
B合成部157と同様にAREA信号もしくはIPU−
BI信号により切り換えを行う。また同様に透かし合成
も可能である。165は色づけ部であり、例えば白黒画
像に予め設定した色を付ける等の処理を行うものであ
る。また、外部装置159からの2値の画像信号IPU
−BIに対しても色付けを行うことができる。さらに、
徐々に階調が変化するようなグラデーションのパターン
も作ることが可能である。166はF値補正部であり、
現像特性に応じたガンマ処理を行うとともにモードごと
の濃度の設定も可能である。
【0052】114は変倍部であり、画像信号1ライン
分のメモリを持ち、主走査方向の画像信号の拡大、縮小
や画像を斜めにして出力する斜体を行う。また、サンプ
リング時には、メモリにサンプリングデータを蓄積しヒ
ストグラムの作成に用いる。168はテクスチャ部であ
り、CCD101により読み取られたカラー画像信号に
予めCCD101により読み取られた画像信号を2値化
したパターンもしくは外部装置159から入力された2
値化パターンを合成して出力する。
【0053】169はスムージング部、170はエッジ
強調部であり、それぞれ、5×5のフィルタにより構成
される。
【0054】115はレーザコントローラであり、8ビ
ットの濃度信号であるVIDEO信号に応じてレーザの
発光量を制御するものである。116フォトディテクタ
であって、感光ドラム217に近接して設けてあり、感
光ドラム217を走査する直前のレーザ光の通過を検出
して1ラインの同期信号BDを発生するものである。1
71はエリアルックアップテーブル部であり、エリア生
成部160からのAREA信号に応じて各モードの設定
を行うものである。以下、ルックアップテーブルをLU
Tという。エリアLUT171の出力であるLOGCD
信号は、LOG変換109のLOGテーブルをスルー設
定等に切り換えたり、UCRCD信号は出力マスキング
110でトリミングやマスキングを行ったり、FCD信
号はF値補正166のF値の大きさを変えたりする。ま
た、ACD6信号は色付け部165へ、NCD信号はM
CYK合成部164へ、KCD信号は黒文字LUT部1
72に接続されており、それぞれ各種モードの設定を行
う。
【0055】172は黒文字LUTであり、黒文字判定
部162の出力により種々の処理を行うものである。例
えば、UCR−SL信号は、出力マスキング部110の
UCR量を変化させて、より黒い文字と判定した領域に
は黒の量をより多くしてC,M,Yの量をより少なくし
て現像する等の処理を行うものである。また、EDGE
−SL信号は、スムージング部169およびエッジ強調
部170では、黒い文字の領域ほどエッジのものが強調
されるようなフィルタに切り換える設定を行う。また、
SNS−SL信号は解像度200/400dpiを表す
線数信号である。線数信号SNS−SL信号は、0のと
きは400dpiの線数信号を表し、1のときは200
dpiの線数信号を表している。なお、線数信号は、文
字部のエッジものでかつ太さの細い部分が400dp
i、写真画像が200dpiになるように出力される。
【0056】このように処理されたMCYKの面順次の
画像信号と、200/400線の切り替え信号であるS
NS−SL信号は、レーザコントローラ115に送られ
る。SNS−SL信号は、レーザコントローラ115に
おいてPWM制御の200線/400線の線数切り換え
を行う。つまり、黒い文字と判定した領域では解像度を
上げるために、400線で現像を行い、他の画像領域で
は階調を上げるために、200線で現像を行う。
【0057】135は操作部であり、コピー枚数や各種
動作モードを指示するためのものである。133はRA
M(random access memory)であり、CPU130で用
いるプログラムや予め決められた設定値が格納してあ
り、データの一時的な保存や新たに設定された設定値等
や各ユーザごとの指紋情報も格納してある。RAM13
3には指紋情報が登録されており、また、ユーザによる
要求が可能な複数の実行処理とセキュリティレベルとを
対応させ、セキュリティレベルと類似閾値とを対応させ
てストアしてある。なお、セキュリティレベルが高くな
るほど類似閾値が高くなるようにしてあり、したがっ
て、カラーモードのセキュリティレベルは白黒モードよ
り高くしてあり、類似閾値はカラーモードの方が白黒モ
ードより高くしてある。
【0058】図3は図1の操作部135の操作面を示
す。700は液晶表示部であり、タッチキーが内蔵され
ている。701は原稿モードキーであり、文字・写真、
文字、写真、地図のような各種原稿モードをユーザが選
択可能となっている。702はカラーモード選択キーで
あり、カラーモードまたは白黒モードの切り換えを選択
するためのものである。703はコピースタートボタン
であり、704は指紋を検出する指紋検出センサであ
る。
【0059】図4は図1のRAM133にストアされる
指紋登録および個人認証プログラムの一例を示すフロー
チャートである。ステップS301にて、操作部135
の操作がユーザの登録または個人認証のどちらであるか
を判定する。指紋登録と判定した場合は、ステップS3
02にて、指紋検出センサ704から指紋情報を読み取
り、ステップS303にて、読み取られた指紋の分岐点
や端点などの指紋の特徴を抽出し、得られた指紋の特徴
データを、ステップS304にて、RAM133に格納
する。その後、この処理を終了する。
【0060】他方、ステップS301にて個人認証と判
定した場合は、ステップS305にて、指紋入力回数を
0に設定し、ステップS306にて、指紋検出センサ7
04から指紋情報を読み取る。そして、ステップS30
7にて、指紋の特徴を抽出し、RAM133に登録され
ている複数のユーザの指紋特徴データと比較する。
【0061】そして、予め定めた判定条件に合致した場
合は、すなわち、登録されたユーザ本人であると確認し
た場合は、ステップS308にて、コピー動作や設定等
の各モードに移行する。
【0062】他方、ステップS307にて登録されてい
るユーザでないと判定した場合は、ステップS309に
て、指紋入力回数に1を加算し、ステップS310に
て、入力回数が設定回数Nより大きいか否かを判定す
る。
【0063】肯定判定した場合は、エラー表示等の警告
を出し、その後、この処理を終了する。他方、否定判定
した場合は、ステップS306に戻る。
【0064】次に、類似閾値と本人拒否率および他人許
容率との関係を説明する。本人拒否率PRは指紋判定時
に本人の指紋データを本人のものでないとして拒否する
確率である。他人許容率OAは指紋判定時に他人の指紋
データを本人の指紋データとして受け入れる確率であ
る。本人拒否率および他人許容率と、類似閾値との間に
は、類似閾値を上げるほど、他人許容率は小さくなり、
本人拒否率は大きくなる、という関係がある(指紋認証
判定結果として、本人が拒否される確率が高くなればな
る程、その分、第三者が入力しても、それが本人である
と装置が誤認する確率を、低くさせることができ
る。)。
【0065】また、白黒コピーモード時には、ユーザの
使い勝手が向上するように、本人拒否率を下げるような
類似閾値が設定される(即ち、第三者による指紋入力が
行なわれた場合に、それが本人であると誤認して、当該
白黒コピーモードの実行を許可する確率が、カラーコピ
ーモード時よりも高くなるかもしれないが、本人による
指紋入力が行なわれた場合に、それが第三者であると誤
認してしまい、本人であるのにもかかわらず、当該白黒
コピーモードの実行を許可しない等の事態が発生する確
率を低くすることができる)。これに対して、カラーコ
ピーモード時には、セキュリティを向上させるため、他
人拒否率を下げるような類似閾値が設定される(即ち、
本人による指紋入力が行なわれた場合に、それが第三者
であると間違えてしまい、カラーコピーモードを受付け
ないようにしてしまう可能性が、コピーモード時のとき
よりも多くなるかもしれないが、第三者による指紋入力
が行なわれた場合に、それが本人であると誤認して、当
該カラーコピーモードの実行を許可してしまう等の事態
が発生する確率を低くすることができる。)。白黒コピ
ーモードおよびカラーコピーモードにおける、類似閾値
(操作部を介して入力された指紋データが、メモリに登
録している指紋データにどれくらい類似している(整合
する)か否かに応じて、ユーザからの指示を受付けるか
否かを決定する為の、その類似度)、本人拒否率、他人
許容率の間の関係を図5に示す。
【0066】
【表1】
【0067】そして、類似閾値と、本人拒否率と、他人
許容率は、 という関係を有する。即ち、ユーザにより選択された動
作モードがカラーモードであることに応じて、指紋認証
時の判定を、白黒モード時における判定よりも、厳しく
行い、白黒モードであることに応じて、指紋認証時の判
定を、カラーモード時の時よりも甘くする。何故このよ
うな制御を行うか、その理由に関し述べる。本形態のよ
うな画像形成装置は、ユーザからの様々なニーズに応え
るべく、色々な動作モードを有しており、そのうちの、
白黒コピーモード等の動作モードは、通常の基本的な動
作モードであり、ユーザにより使用される頻度も高い動
作モードに相当し、一方、カラーモード等の動作モード
は、白黒モードよりも、コスト的な面等からみても、高
機能な付加価値の高いモードに含まれる。又、指紋認証
は、音声認証のように、認証時におけるユーザが行うべ
き操作等が、パスワードやICカードによる認証等に比
べ、簡単で手間がかからずユーザへの負担も少ない有効
な手段である一方で、認証結果が常に一定とはならず
(例えば、本人が何回アクセスしても常に本人であると
装置が判断するとは限らない)、閾値を高くすること
で、第三者と共に本人をも拒否したり、閾値を低くする
ことで、本人と共に第三者をも許容させることができる
等の特徴を有す認証方法である。
【0068】このような状況を考慮して、本形態では、
ユーザがどの動作モードを選択しようが関係なく指紋認
証における閾値が常に一律となるような制御は敢えて行
わずに、ユーザにより選択可能な複数の動作モードのう
ちの、カラー出力モードがユーザにより選択されたこと
に応じて、白黒出力モード時における閾値(例えば、類
似度60%)よりも高い閾値(例えば、類似度80%)
に基づいた指紋認証を行い、白黒出力モードがユーザに
より選択されたことに応じて、カラーモード時における
閾値よりも低い閾値に基づいた指紋認証を行うよう制御
している。
【0069】即ち、閾値を用いた認証方法(本形態で
は、主に指紋認証の場合を例に挙げるが、これに限ら
ず、音声認証でも適用可能である)を用いて、ユーザか
らの指示を受付けるか否か(ユーザにより選択された動
作モードを許可するか否か、その実行可否)を制御する
当該画像形成装置において、複数の閾値データを保持し
ておき、ユーザにより選択された動作モードが、付加価
値の高い高機能な動作モード(本形態では、付加価値の
高い高機能な応用動作モードとして、主に、カラー出力
モードの場合を例に挙げるが、これに限らず、ステイプ
ルモードやパンチ処理モード、製本処理モード、大量部
数出力するモード、両面印刷モード、4in1、2in
1等のレイアウト処理モード等を含めても良い。)であ
ることに応じて、複数の閾値データのうちの、基本的な
通常の標準動作モード(本形態では、主に白黒出力モー
ドをの場合を例に挙げるが、これに限らず、片面印刷モ
ード、少量部数出力するモード等を含めても良い。)時
における閾値よりも高い閾値を用いた認証処理を行い、
ユーザにより選択された動作モードが、上記基本的な標
準動作モードであることに応じて、上記複数の閾値のう
ちの、上記高機能動作モード時における閾値よりも低い
閾値を用いた認証処理を行うよう制御している。
【0070】これにより、付加価値の高い高機能のモー
ドのセキュリティを向上させるが為に、通常の機能のモ
ードにおけるユーザの操作性が損なわれてしまう等の不
具合が生じたり、通常の機能のモードにおけるユーザの
操作性が損なわれてしまうのを防止するが為に、付加価
値の高い高機能のモードのセキュリティが低減してしま
う等の不具合が生じることを防止でき、ユーザの使い勝
手とセキュリティとの適正なバランスを保つことができ
る。
【0071】図6は図1のRAM133にストアされる
個人認証プログラムの一例を示すフローチャートであ
る。ステップS501にて、ユーザにより原稿台ガラス
203上に原稿がセットされ、カラーモードまたは白黒
モードのうちのカラーモードが設定されると、ステップ
S502にて、指紋入力回数を0に初期化し、ステップ
S503にて、指紋検出センサ704から指紋情報を読
み取り、ステップS504にて、設定されたモードの判
定を行う。
【0072】カラーモードと判定した場合は、ステップ
S505にて、カラーモードにおける実行処理であるカ
ラーコピーに対応する類似閾値CをRAM133から取
り出し設定する。この場合、表1から分かるように、他
人許容率は低くなり、本人拒否率は高くなる。他方、白
黒モードと判定した場合は、ステップS506にて、白
黒モードにおける実行処理である白黒コピーに対応する
類似閾値BをRAM133から取り出し設定する。この
場合、表1から分かるように、本人拒否率を低くなり、
他人許容率を高くなる。
【0073】そして、ステップS507にて、読み取っ
た指紋情報と、RAM133に格納されている指紋情報
とを比較し、比較した結果、本人であると判定した場合
は(ステップS504の判断がカラーモードの場合、上
記ステップ507では、ステップS503にて操作部を
介して入力された指紋とメモリに保持している指紋との
類似度が類似閾値C以上であることを条件として、閾値
C以上であれば、本人であると判定する。ステップS5
04の判断が白黒モードの場合、上記ステップ507で
は、ステップS503にて操作部を介して入力された指
紋とメモリに保持している指紋との類似度が類似閾値B
以上であることを条件として、閾値B以上であれば、本
人であると判定する。)、ステップS508へ移行し、
コピー可能とし、コピースタートキーが押された時に、
設定されたモードに対応するコピー動作を行う(ユーザ
により設定された動作モードの実行を許可する。即ち、
ユーザからの指示を受付ける)。
【0074】他方、本人でないと判定した場合は(ステ
ップS504の判断がカラーモードの場合、上記ステッ
プ507では、ステップS503にて操作部を介して入
力された指紋とメモリに保持している指紋との類似度が
類似閾値C未満であることを条件として、閾値C未満で
あれば、本人でないと判定する。ステップS504の判
断が白黒モードの場合、上記ステップ507では、ステ
ップS503にて操作部を介して入力された指紋とメモ
リに保持している指紋との類似度が類似閾値B未満であ
ることを条件として、閾値B未満であれば、本人でない
と判定する。)、ユーザからの指示は受付けず、ユーザ
により設定された動作モードの実行を禁止して、ステッ
プS509へ移行し、現在の入力回数に1を加算して、
ステップS510にて、設定回数Nと比較する。そし
て、入力回数が設定回数Nより大きければ、エラーの警
告を出し、この処理を終了する。他方、入力回数が設定
回数より小さければ、ステップS503に戻る。尚、本
形態では、カラーモードと白黒モードとの場合を主に説
明するが、上述したように、ステイプルモードの設定可
否や、片面、両面の設定可否等を判断材料としても良
い。例えば、図6のステップS504での判断を、例え
ば、ステイプルモードやパンチ処理モードや製本処理モ
ード等の、シート加工処理モードが設定されたか否かの
判断に置き換え、シート加工処理モードがONの場合
は、S505へ移行し、シート加工処理モードがOFF
の場合は、ステップS506へ移行するよう制御しても
良い。又、図6のステップS504での判断を、出力枚
数(又は出力部数)が所定値以上か否かの判断に置き換
え、所定値以上であると判断した場合は、S505へ移
行し、所定値未満と判断した場合は、ステップS506
へ移行するよう制御しても良い。又、図6のステップS
504での判断を、出力枚数(又は出力部数)が所定値
以上か否かの判断に置き換え、所定値以上であると判断
した場合は、S505へ移行し、所定値未満と判断した
場合は、ステップS506へ移行するよう制御しても良
い。又、図6のステップS504での判断を、片面印刷
か両面印刷かの判断に置き換え、両面印刷であると判断
した場合は、S505へ移行し、片面印刷と判断した場
合は、ステップS506へ移行するよう制御しても良
い。又、これらの判断材料をすべてステップS504の
判断の中に含めるようにしても勿論良い。又、コンピュ
ータ等の、画像形成装置以外の、データ処理装置におい
ても、例えば、複数の動作モードを有し、且つ、そのな
かに、通常の標準機能モードの他に、オプション機能モ
ードを含んでいる等の場合は、本形態を適用できる。
【0075】<第2の実施の形態>第1の実施の形態で
は、ユーザによりモードが設定された後に指紋判定を行
うようにしたが、本実施の形態では、コピースタートキ
ー703に指紋検出センサ704を取り付けてあり、コ
ピースタート703の押下操作と同時に、指紋検出セン
サ704により指紋を読み取り、指紋照合を行なうよう
にした。
【0076】図7は第2の実施の形態において図1のR
AM133にストアされる個人認証プログラムの一例を
示すフローチャートであり、CPU130により読み出
し実行される。ステップS601にて、ユーザにより原
稿台ガラス203上に原稿がセットされると、指紋入力
回数を0にセットし、ステップS602にて、コピース
タートキー703が押されると、ステップS603に
て、指紋検出センサ704により指紋情報を読み取る。
【0077】ステップS604にて、原稿のプリスキャ
ンを行い、カラー原稿または白黒原稿のいずれである
か、すなわち、カラーモードまたは白黒モードのいずれ
であるかのモード判定を行う。そして、カラーモードと
判定した場合、ステップS605にて、カラーモードに
おける実行処理であるカラーコピーに対応する類似閾値
CをRAM133から取り出し設定する。この場合、上
述したように他人許容率が低くなり、本人拒否率は高く
なる。
【0078】そして、ステップS606にて、読み取っ
た指紋情報と、RAM133に格納してある指紋情報と
比較し、本人であるか否かを判定する。そして、本人と
判定した場合は、コピー可能とし、ステップS607に
て、カラーコピー動作を行う。
【0079】他方、ステップS604にて、白黒原稿で
あると判定した場合、ステップS609にて、白黒モー
ドにおける実行処理である白黒コピーに対応する類似閾
値BをRAM133から取り出し設定する。この場合、
上述したように、本人拒否率は低くなり、他人許容率は
高くなる。そして、ステップS610にて、読み取った
指紋情報と、RAM133に格納してある指紋情報とを
比較し、本人であるか否かを判定する。そして、本人で
あると判定した場合は、白黒コピー可能とし、ステップ
S611にて、白黒コピー動作を行う。
【0080】他方、ステップS610にて、本人でない
と判定した場合は、ステップS612にて、指紋入力回
数を1加算し、ステップS613にて、入力回数が設定
回数Nより大きいか否かを判定する。肯定判定した場合
は、エラーの警告を行い、その後、コピー動作を中止す
る。他方、否定判定した場合は、ステップS602に戻
る。
【0081】他方、ステップS606にて本人でないと
判定した場合は、ステップS608にて、ユーザの選択
が指紋の再入力か白黒モードでの出力のいずれであるか
を判定する。そして、白黒モードでの出力と判定した場
合は、ステップS609に移行し、他方、指紋の再入力
と判定した場合は、ステップS612に移行する。
【0082】以上、個人に固有の物理的属性として指紋
を採用した例を説明したが、この指紋に代えて、掌紋、
手形、網膜の毛細血管の構造パターン、顔の構造的パラ
メータ、等を用いることができる。
【0083】また、第1および第2の実施の形態では、
カラーコピー機の例を説明したが、これに限定されるも
のではなく、本発明は、ネットワークを用いたプリント
や画像送信を行なう画像処理システム、FAX等にも適
用可能である。
【0084】本実施の形態では、カラーモード時の類似
閾値を白黒モードの時の類似閾値より大きくした例を説
明したが、類似閾値はセキュリティが高くなるほど高く
しても良い。
【0085】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。
【0086】また、本発明は、システムあるいは装置に
プログラム(図6や図7に示したフローチャートのプロ
グラム等を含む)を供給することによって達成される場
合にも、適用できることはもちろんである。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上記のように構成したので、ユーザの使い勝手をより向
上させるとともに、セキュリティをより向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】図1のカラー複写機の構造を示す断面図であ
る。
【図3】図1の操作部135のキーおよび液晶表示部の
配置を示す図である。
【図4】図1のRAM133にストアされる指紋登録お
よび個人認証プログラムの一例を示すフローチャートで
ある。
【図5】白黒コピーモードおよびカラーコピーモードに
おける、判定閾値、本人拒否率、他人許容率の間の関係
を示す図である。
【図6】図1のRAM133にストアされる個人認証プ
ログラムの一例を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態において図1のRAM133
にストアされる個人認証プログラムの一例を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
101 CCD 104 同期信号生成部 105 画素クロック発生器 106 CCD駆動信号生成部 107 A/Dコンバータ 108 色空間圧縮部 109 LOG変換部 110 出力マスキング処理部 111 セレクタ 114 変倍部 115 レーザコントローラ 116 フォトディテクタ 118 フォトセンサ 130 CPU 131 読み取りモータコントローラ 132 I/Oポート 133 RAM 134 読み取りモータ 135 操作部 150 シェーディング補正部 151 副走査つなぎ部 152 入力マスキング部 153 バッファ 154 編集部 155 平滑化フィルタ 156 色変換部 157 RGB合成部 158 インタフェース部 159 外部装置159 160 エリア生成部 161 輪郭生成部 162 黒文字判定部 163 バッファ 164 CMYK合成部 165 色づけ部 166 F値補正部 168 テクスチャ部 169 スムージング部 170 エッジ強調部 171 エリアLUT 172 黒文字LUT 175 エッジ検出部 176 彩度判定部 177 太さ判別部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DE02 DE07 EJ02 EJ03 FA11 FA21 FA28 FA32 GA19 GA20 GA32 GA34 5B043 AA09 BA02 BA03 BA04 BA07 DA05 EA06 EA08 GA04 GA11 HA02 5C077 LL14 LL16 TT02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人に固有の物理的属性を有する人体部
    を画像として読み取る画像読取手段と、 該画像読取手段により得られた画像パターンから不変特
    徴を抽出する抽出手段と、 予め登録された者の全ての不変特徴に対する、前記抽出
    手段により抽出された全ての不変特徴の類似度を求める
    類似度取得手段と、 該類似度取得手段により求められた類似度が予め定めた
    類似閾値以上である場合にその者を本人と認証する認証
    手段とを有する画像処理システムにおいて、 前記認証手段は、 ユーザによる要求が可能な複数の実行処理とセキュリテ
    ィレベルとを対応させ、セキュリティレベルと類似閾値
    とを対応させてストアしたストア手段と、 個人認証のために前記画像読取手段による画像読み取り
    が行われた場合に、ユーザ要求の実行処理に対応する類
    似閾値を前記ストア手段から取り出す取出手段と、 該取出手段により取り出された類似閾値を設定する設定
    手段とを備えたことを特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記物理的な属性
    は、指紋であることを特徴とする画像処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記物理的な属性
    は、掌紋であることを特徴とする画像処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記物理的な属性
    は、網膜の毛細血管の構造パターンであることを特徴と
    する画像処理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記物理的な属性
    は、顔の構造的パラメータであることを特徴とする画像
    処理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記物理的な属性
    は、手形であることを特徴とする画像処理システム。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記実行処理は、カ
    ラー画像処理およびモノクロ画像処理であることを特徴
    とする画像処理システム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、カラー画像処理に対
    応する類似閾値がモノクロ画像処理に対応する類似閾値
    より高いことを特徴とする画像処理システム。
  9. 【請求項9】 通常の動作モード及び高機能な動作モー
    ドとを含む複数の動作モードのうちのユーザにより選択
    された動作モードの実行可否を、閾値を用いて認証処理
    を行う認証手段による認証結果に基づいて、決定するデ
    ータ処理装置であって、 複数の動作モードのうちのユーザにより選択された動作
    モードを判断する手段と、 ユーザにより選択された動作モードが前記複数の動作モ
    ードのうちの通常の動作モードであると前記判断手段に
    より判断したことに応じて、複数の閾値のうちの、第1
    の閾値に基づいた認証処理を行うよう制御すると共に、
    ユーザにより選択された動作モードが前記複数の動作モ
    ードのうちの高機能な動作モードであると前記判断手段
    により判断したことに応じて、前記複数の閾値のうち
    の、前記第1の閾値よりも高い、第2の閾値に基づいた
    認証処理を行うよう制御する制御手段と、を有すること
    を特徴とするデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、ユーザからの動作
    モードに従い、シート上に画像形成する画像形成手段を
    有することを特徴とするデータ処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記通常の動作
    モードは白黒印刷モードを含み、前記高機能な動作モー
    ドはカラー印刷モードを含むことを特徴とするデータ処
    理装置。
  12. 【請求項12】 請求項10において、前記通常の動作
    モードは、画像形成されたシート対して所定の処理を施
    すシート加工処理を実行しないモードを含み、前記高機
    能な動作モードはシート加工処理を実行するモードを含
    むことを特徴とするデータ処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項10において、前記通常の動作
    モードは片面印刷モードを含み、前記高機能な動作モー
    ドは両面印刷モードを含むことを特徴とするデータ処理
    装置。
  14. 【請求項14】 請求項9において、前記認証手段は指
    紋認証を行うことを特徴とするデータ処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記認証手段は
    音声認証を行うことを特徴とするデータ処理装置。
  16. 【請求項16】 通常の動作モード及び高機能な動作モ
    ードとを含む複数の動作モードのうちのユーザにより選
    択された動作モードの実行可否を、閾値を用いて認証処
    理を行う認証手段による認証結果に基づいて、決定する
    データ処理方法であって、 複数の動作モードのうちのユーザにより選択された動作
    モードを判断するステップと、 ユーザにより選択された動作モードが前記複数の動作モ
    ードのうちの通常の動作モードであると判断したことに
    応じて、複数の閾値のうちの、第1の閾値に基づいた認
    証処理を行うよう制御すると共に、ユーザにより選択さ
    れた動作モードが前記複数の動作モードのうちの高機能
    な動作モードであると判断したことに応じて、前記複数
    の閾値のうちの、前記第1の閾値よりも高い、第2の閾
    値に基づいた認証処理を行うよう制御するステップと、
    を有することを特徴とするデータ処理方法。
  17. 【請求項17】 通常の動作モード及び高機能な動作モ
    ードとを含む複数の動作モードのうちのユーザにより選
    択された動作モードの実行可否を、閾値を用いて認証処
    理を行う認証手段による認証結果に基づいて、決定する
    データ処理装置に、 複数の動作モードのうちのユーザにより選択された動作
    モードを判断するステップと、 ユーザにより選択された動作モードが前記複数の動作モ
    ードのうちの通常の動作モードであると判断したことに
    応じて、複数の閾値のうちの、第1の閾値に基づいた認
    証処理を行うよう制御すると共に、ユーザにより選択さ
    れた動作モードが前記複数の動作モードのうちの高機能
    な動作モードであると判断したことに応じて、前記複数
    の閾値のうちの、前記第1の閾値よりも高い、第2の閾
    値に基づいた認証処理を行うよう制御するステップと、
    を実行させる為のプログラムを記憶したコンピュータ読
    み取り可能な記憶媒体。
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