JP2002342289A - 人物照合装置および人物照合装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

人物照合装置および人物照合装置の制御方法およびプログラム

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JP2002342289A
JP2002342289A JP2001143101A JP2001143101A JP2002342289A JP 2002342289 A JP2002342289 A JP 2002342289A JP 2001143101 A JP2001143101 A JP 2001143101A JP 2001143101 A JP2001143101 A JP 2001143101A JP 2002342289 A JP2002342289 A JP 2002342289A
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Hiroyuki Tsuji
博之 辻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの使い勝手を保ちつつ不正な操作を防
止することのできる、ユーザの使い勝手とセキュリティ
のバランスのとれた人物照合を行うこと。 【解決手段】 予め入力される装置の操作を許可された
複数の操作許可者の特徴データを第1の特徴データとし
て第1の特徴データ記憶部312に登録しておき、装置
の操作時に操作者の特徴データを第2の特徴データとし
て入力して第2の特徴データ記憶部314に記憶して、
第1,2の判定条件に基づいて、比較部330が、前記
第1の特徴データと前記第2の特徴データとを比較して
前記操作者が前記複数の操作許可者に含まれるか否かを
判定し、該比較判定結果に基づいて制御部320が実行
可能な処理モードを変更制御する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指紋等の人体の特
徴データに基づき画像処理装置などの操作者が本人であ
るか否かの判定を行う人物照合装置および人物照合装置
の制御方法およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、重要区域への入退出管理や重要設
備の不正操作防止のため、個人識別の必要性が増大して
いる。従来、個人識別のための人物照合装置としては、
例えば指紋などの、個人特有の特徴を識別用パターンと
してあらかじめ登録しておき、照合時に再度識別用パタ
ーンを取得して、登録しておいたパターンと照合するこ
とにより本人であるか否かを照合するものが知られてい
る。
【0003】このような人物照合装置においては、照合
時に照合対象者本人の識別用パターンを照合対象者本人
のものでないとして拒否する確率である本人拒否率を
「0%」とし、同時に第三者の識別用パターンを照合対
象者本人の識別用パターンとして受け入れ、誤認識する
割合である他人許容率を「0%」とすることが理想的で
ある。
【0004】一方、カラー画像データをデジタル的に処
理し、カラープリンタに出力してカラー画像を得るカラ
ープリント装置や、カラー原稿を色分解して電気的に読
み取り、得られたカラー画像データを用紙上にプリント
出力することによりカラー画像複写を行う、いわゆるデ
ジタル画像処理装置などの画像処理装置においても、そ
の機能や性能の目覚しい発展のため、紙幣や有価証券等
の複製という問題が起こりつつある。
【0005】そのため、これら不正操作を防止するため
に画像処理装置にあっても画像処理装置の操作者、すな
わちユーザに対する管理の必要が生じている。
【0006】従来、画像処理装置の操作者に対する管理
は、例えばパスワードの設定や、ICカードなどの管理
装置の使用などにより行われていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の操作者管理方法では、操作者が、ユーザ本人
を特定できない場合があった。そこで、画像処理装置に
おける操作者管理においても、指紋を用いて操作者本人
であるか否かの照合を行うことが考えられる。
【0008】しかしながら、日々頻繁に使用する画像処
理装置の使用の都度、厳密な人物照合による本人確認を
行っていては、確認に時間がかかってしまうばかりか、
判定条件の設定によっては、上述した本人拒否率が高く
なってしまう場合もあり、指紋を検出する際にユーザ本
人であることを誤認識して拒否しまい、ユーザ本人が使
用できないという問題があった。
【0009】一方、本人確認の時間を短縮し、あるいは
ユーザの使い勝手を向上させようと本人拒否率を低く設
定すると、一般的に他人許容率が高くなる傾向があるこ
とから、画像処理装置が第三者に使用されてしまう危険
性が高くなってしまい、紙幣や有価証券等の複製という
不正操作を防止しきれないという問題があった。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第12の発
明の目的は、予め入力される装置の操作を許可された複
数の操作許可者の特徴データを第1の特徴データとして
登録しておき、装置の操作時に操作者の特徴データを第
2の特徴データとして入力し、第1,2の判定条件に基
づいて、前記第1の特徴データと前記第2の特徴データ
とを比較して前記操作者が前記複数の操作許可者に含ま
れるか否かを判定し、該比較判定結果に基づいて実行可
能な処理モードを変更制御することにより、ユーザの使
い勝手を保ちつつ不正な操作を防止することのできる、
ユーザの使い勝手とセキュリティのバランスのとれた人
物照合装置および人物照合装置の制御方法およびプログ
ラムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、複数の処理モードを有する機能処理手段(図
3に示す画像処理部360)を備えた人物照合装置にお
いて、人物の特徴データを入力する入力手段(図2に示
す指紋検知センサ804)と、予め前記入力手段により
入力される装置の操作を許可された複数の操作許可者の
特徴データを第1の特徴データとして記憶する第1の記
憶手段(図3に示す第1の特徴データ記憶部312)
と、装置の操作時に前記入力手段により入力される操作
者の特徴データを第2の特徴データとして記憶する第2
の記憶手段(図3に示す第2の特徴データ記憶部31
4)と、所定の判定条件に基づいて、前記第1の記憶手
段に記憶される第1の特徴データと前記第2の記憶手段
に記憶される第2の特徴データとを比較して前記操作者
が前記複数の操作許可者に含まれるか否かの判定を行う
比較手段(図3に示す比較部330)と、前記比較手段
の比較判定結果に基づいて前記機能処理手段により実行
可能な処理モードを変更制御する制御手段(図3に示す
制御部320)とを有することを特徴とする。
【0012】また、前記判定条件は、前記第1の特徴デ
ータと前記第2の特徴データとが一致する割合とするこ
とを特徴とする。
【0013】さらに、前記判定条件は、少なくとも2以
上の異なる判定条件(図7に示すJmax,Jmin)
を含むことを特徴とする。
【0014】また、前記判定条件は、第1の判定条件
(図7に示すJmax)と、前記第1の判定条件より前
記第1の特徴データと前記第2の特徴データとが一致す
る割合の小さい第2の判定条件(図7に示すJmin)
とを有し、前記制御手段は、前記比較手段が前記第1の
判定条件に基づいて前記操作者が前記複数の操作許可者
に含まれると判定した場合は、前記機能処理手段の全て
の処理モードを実行可能に制御する(図8のステップS
607のコピーOK)こと特徴とする。
【0015】さらに、前記制御手段は、前記比較手段が
前記第1の判定条件に基づいて、前記操作者が前記複数
の操作許可者に含まれないと判定し、かつ前記第2の判
定条件に基づいて前記操作者が前記複数の操作許可者に
含まれると判定した場合は、前記機能処理手段により実
行可能な処理モードを制限する(図8のステップS60
9のモード限定コピーOK)こと特徴とする。
【0016】また、前記制御手段は、前記比較手段が第
1,2の判定条件のいずれに基づいても前記操作者が前
記複数の操作許可者に含まれないと判定した場合は、前
記機能処理手段の全ての処理モードを実行不可能に制限
する(図8のステップS610のコピー禁止)こと特徴
とする。
【0017】さらに、前記制御手段は、前記比較手段が
前記第1の判定条件に基づいて、前記操作者が前記複数
の操作許可者に含まれないと判定した場合には、再度、
前記入力手段により操作者の特徴データを入力し、第2
の特徴データとして前記第2の記憶手段に記憶し、前記
判定手段により判定可能に制御する(図9のステップS
712からステップS605へのループ)こと特徴とす
る。
【0018】また、前記人物の特徴データは、指紋デー
タ、掌紋データ、手形データ、網膜の毛細血管の構造パ
ターンデータ、顔の構造的パラメータデータ,声紋デー
タを含むことを特徴とする。
【0019】さらに、前記機能処理手段は、画像処理手
段を含むことを特徴とする。
【0020】また、前記画像処理手段は、カラー画像処
理モード,モノクロ画像処理モード,高解像度画像処理
モード,低解像度画像処理モードを有することを特徴と
する。
【0021】さらに、本発明は、複数の処理モードを有
する機能処理手段と、人物の特徴データを入力する入力
手段とを備えた人物照合装置の制御方法において、予め
前記入力手段により入力される装置の操作を許可された
複数の操作許可者の特徴データを第1の特徴データとし
て登録する第1の登録工程(図8のステップS602〜
S604)と、装置の操作時に操作者の特徴データを第
2の特徴データとして前記入力手段により入力する入力
工程(図8のステップS605)と、所定の判定条件に
基づいて、前記第1の特徴データと前記第2の特徴デー
タとを比較して前記操作者が前記複数の操作許可者に含
まれるか否かの判定を行う比較判定工程(図8のステッ
プS606,S608)と、該比較判定結果に基づいて
前記機能処理手段により実行可能な処理モードを変更す
る変更工程(図8のステップS607,S609,S6
10)とを有することを特徴とする。
【0022】また、本発明は、複数の処理モードを有す
る機能処理手段と、人物の特徴データを入力する入力手
段とを備えた人物照合装置に、予め前記入力手段により
入力される装置の操作を許可された複数の操作許可者の
特徴データを第1の特徴データとして登録する第1の登
録工程(図8のステップS602〜S604)と、装置
の操作時に操作者の特徴データを第2の特徴データとし
て前記入力手段により入力する入力工程(図8のステッ
プS605)と、所定の判定条件に基づいて、前記第1
の特徴データと前記第2の特徴データとを比較して前記
操作者が前記複数の操作許可者に含まれるか否かの判定
を行う比較判定工程(図8のステップS606,S60
8)と、該比較判定結果に基づいて前記機能処理手段に
より実行可能な処理モードを変更する変更工程(図8の
ステップS607,S609,S610)とを実行させ
ることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、本発明の
人物照合装置を、カラー複写機などの画像処理装置に適
用した場合の実施形態について、図面を参照しつつ詳細
に説明する。
【0024】図1は、本発明の第1実施形態を示す人物
照合装置を適用可能な画像処理装置のハードウェア構成
を説明するブロック図である。
【0025】図に示すように、人物照合装置を備えた画
像処理装置は、少なくとも、CPU130と、読取モー
タコントローラ131と、I/Oポート132と、メモ
リ133と、読み取りモータ134と、操作部135と
から構成されている。
【0026】CPU130は、画像読み取り、画像記録
の動作の制御を行う機能を有する。読み取りモータコン
トローラ131は、読み取りモータ134の前進/後進
及び速度の制御を行う機能を有する。
【0027】I/Oポート132は、複写動作の制御に
必要な上記以外の図示しないセンサやアクチュエータを
制御する機能を有する。このI/Oポート132の中に
用紙カセットから用紙を給紙するPF信号も含まれる。
またその他の信号として、用紙カセットに取り付けられ
た図示されていない用紙サイズセンサにより用紙のサイ
ズが検知され、I/Oポート132からCPU130に
入力される。
【0028】メモリ133には、CPU130で用いる
プログラムや予め決められた設定値が格納されている。
また、データの一時的な保存を行うCPU130のワー
ク領域や新たに設定された設定値等や各ユーザごとの指
紋情報も格納されている。また、画像処理装置は、図示
しないネットワーク通信部を有し、ネットワークを介し
て各種情報処理装置と通信可能に構成してもよい。
【0029】さらに、操作部135は、画像処理装置の
操作者がコピー枚数や各種動作モードを指示するための
ものであり、以下、図2にその一例を示す。
【0030】図2は、図1に示した操作部135の一例
を示す平面図であり、ここでは、タッチキーを内蔵した
液晶表示操作部の一例を示す。
【0031】図において、801は原稿モードキーで、
これらのキーを押下することにより、「文字・写真」原
稿モード、「文字」原稿モード、「写真」原稿モード、
「地図」原稿モードのような各種の原稿モードを、ユー
ザが選択可能となっている。802はカラーモード選択
キーで、これらのキーを押下することにより、「フルカ
ラー」モードまたは「白黒」モードの切り替えを選択す
る。
【0032】803はコピースタートボタンで、このキ
ーを押下することにより、コピースタートを指示するこ
とができる。804は指紋検知センサで、指紋を検知す
るためのセンサである。805はタッチキー内蔵の液晶
表示部で、各種モード設定状態や装置の動作状態等を表
示し、詳細な設定を行う場合にはタッチキーとして用い
られる。
【0033】806はテンキーで、これらのキーを押下
することにより、コピー枚数等各種数値情報の設定が可
能である。807は登録キーで、ユーザの指紋情報を登
録するためのキーである。808は照合キーで、ユーザ
の指紋情報を照合(認証)するためのキーである。
【0034】このように構成された画像処理装置の機能
ブロックについて以下図3を参照して説明する。
【0035】図3は、図1に示した画像処理装置の機能
ブロックの一例を示す図であり、画像処理装置100の
機能のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示した
ものである。なお、図3において説明する人物照合部3
00の機能ブロックは、図1に示した画像処理装置にお
けるCPU130等の制御装置において実行されるプロ
グラム等やメモリ装置133等により実現される。
【0036】図において、100は画像処理装置で、少
なくとも操作部135と、人物照合部300と、画像処
理部360とから構成される。
【0037】人物照合部300は、少なくとも、図1に
示す操作部135に接続された入力部350と、入力部
350から入力された第1及び第2の特徴データを記憶
するメモリ記憶部310と、比較部330と、制御部3
20とから構成される。
【0038】また、メモリ記憶部310は、画像処理装
置の操作を許可された複数の操作許可者が事前に登録
(図2に示した操作部135の指紋検知センサ804等
から読み取らせて(入力して)登録)を行った指紋デー
タ等の第1の特徴データを格納する第1の特徴データ記
憶部312と、画像処理装置操作時に操作者が図2に示
した操作部135の指紋検知センサ804から読み取ら
せた(入力した)指紋データなどの第2の特徴データを
格納する第2の特徴データ記憶部314を備える。
【0039】ここで比較部330は、第1の特徴データ
記憶部312に格納されている第1の特徴データと、第
2の特徴データ記憶部314に格納される第2の特徴デ
ータとの照合を行い、設定される判定条件(後述する第
1,2の判定条件Jmax,Jmin)より一致の割合
が高いか否かにより、画像処理装置の操作者が本人であ
る(画像処理装置の操作者が予め画像処理装置の操作を
許可された複数の操作許可者に含まれる)か否かの判断
を行う機能を有する。また、制御部320は、入力部3
50と比較部330の制御を行う機能を有する。
【0040】図4,図5は、図3に示した画像処理装置
100の論理構成の一例を示す図である。
【0041】図において、101はCCD(フルカラー
センサ)で、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー
(B)の3ラインセンサで構成されており、原稿からの
1ラインの光情報を色分解して400dpiの解像度で
R、G、Bの電気信号を出力する機能を有する。本実施
形態では1ラインとして最大297mm(A4縦)の読
み取りを行うため、CCD101からはR、G、B各々
1ライン4677画素画像が出力される。
【0042】104は同期信号生成回路で、少なくとも
主走査アドレスカウンタと副走査アドレスカウンタとで
構成される。主走査アドレスカウンタは、感光ドラムへ
のライン毎のレーザ記録の同期信号であるBD信号によ
ってライン毎にクリアされて、画素クロック発生器10
5からのVCLK信号をカウントし、CCD101から
読み出される1ラインの画情報の各画素に対応したカウ
ント出力H−ADR(不図示)を発生する。このH−A
DRは「0」から「5000」までアップカウントし、
CCD101からの1ライン分の画像信号を十分読み出
せる。また、同期信号発生回路104は、ライン同期信
号LSYNCや画像信号の主走査有効区間信号VEや副
走査有効区間信号PE等の各種のタイミング信号を出力
する。
【0043】106はCCD駆動信号生成部で、同期信
号生成回路104から入力される図示しないH−ADR
をデコードしてCCD101のシフトパルスよりセット
パルスや転送クロックであるCCD−DRIVE信号を
発生する機能を有する。これによりVCLKに同期し
て、CCD101は、同一画素に対するR、G、Bの色
分解画像信号を順次出力する。
【0044】107はA/Dコンバータで、CCD10
1から入力されるレッド(R)、グリーン(G)、ブル
ー(B)の各アナログ画像信号を、レッド(R)、グリ
ーン(G)、ブルー(B)の8ビットのデジタル信号に
変換する機能を有する。
【0045】150はシェーディング補正回路で、A/
Dコンバータ107から入力されるレッド(R)、グリ
ーン(G)、ブルー(B)のデジタル信号に対して、C
CD101における各画素ごとの信号出力のばらつきを
補正する機能を有する。シェーディング補正回路150
は、R、G、Bの各信号に対し、それぞれ1ライン分の
メモリをもち、光学系により予め決められた濃度を持つ
白色板の画像を読み取って基準信号として用いる。
【0046】151は副走査つなぎ回路で、シェーディ
ング補正回路150から入力される、即ちCCD101
において読み取られた画像信号が副走査方向に8ライン
ずつずれるのを吸収する機能を有する。152は入力マ
スキング回路で、副走査つなぎ回路151から入力され
るR、G、B信号の色にごりを取り除く機能を有する。
【0047】153,163はバッファで、ZO−ED
信号がLレベルのとき入力マスキング回路152,セレ
クタ111から入力される画像信号を通し、ZO−ED
信号がHレベルのとき画像信号を通さなくする機能を有
する。通常、編集機能を用いるときはLレベルである。
【0048】155は平滑化フィルタで、入力マスキン
グ回路152から入力される画像信号を平滑化するフィ
ルタであり、5×5のマトリクス演算を行う機能を有す
る。
【0049】156は色変換回路で、平滑化フィルタ1
55で平滑化されたR、G、Bの各画像信号をHSL色
空間座標に変換して、予め指定された色を他の指定され
た色に変換して、再びR、G、Bの色空間に戻す機能を
有する。この色変換回路156は、多値の信号を一定の
閾値で2値に変換することも可能である。
【0050】159は外部装置で、少なくとも画像信号
を最大A3サイズまで記憶するメモリ装置とメモリ装置
を制御するコンピュータとから構成される。この外部装
置159からの画像信号は、レッド(R)、グリーン
(G)、ブルー(B)信号、またはシアン(C)、マゼ
ンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)信号、そ
して2値信号の形式で入出力される。
【0051】158はインターフェイス(I/F)回路
で、外部装置159からの画像信号と本画像処理装置内
部の画像信号とのタイミングと速度を合わせる機能を有
する。
【0052】160はエリア生成回路で、エディタ等に
より指定された領域を生成し記憶する機能を有する。ま
た、原稿に描かれたマーカペン等の画像を抽出したMA
RKER信号もエリア領域として図1に示したメモリ1
33に記憶される。
【0053】またCCD101で読み取られた画像信号
を2値化したSC−BI信号は、2値画像信号としてZ
−BI出力信号に用いられる。このエリア生成回路16
0のうちエリア用のメモリ書き込み部とメモリ読み出し
部については、後に詳細に説明する。
【0054】157はRGB合成回路で、CCD101
により入力され色変換回路156を介して入力されたR
GB画像信号と外部装置159からI/F回路158を
介して入力されたRGB画像信号とを合成する機能を有
する。また、このRGB合成回路157は、CCD10
1からのRGB画像信号と外部装置159からの2値画
像とを合成することも可能である。合成する領域は、エ
リア生成回路160からのAREA信号、あるいは外部
装置159からのIPU−BI信号により指定される。
【0055】また、2値画像を合成する方法としては、
CCD101からの画像信号と外部装置159からの画
像信号を領域ごとに独立して合成する置き換え合成とい
う方法と、2つの画像を同時に重ねて透かし合わせたよ
うに合成する透かし合成という方法とが可能である。こ
の透かし合成においては、2つの画像のうち、どちらの
画像をどれだけ透かして合成するかという透かし率を指
定することも可能である。
【0056】161は輪郭生成回路で、CCD101で
読み取られ色変換回路156を介して入力された画像信
号を2値化したSC−BI信号や、外部装置159から
の2値データであるIPU−BI信号またはエリア生成
回路160からの2値データZ−BI信号に対して輪郭
を抽出し、影の生成を行う機能を有する。
【0057】162は黒文字判定回路で、入力された画
像信号の特徴を判定する機能を有し、少なくとも8種類
の文字の太さ信号(太文字度)ZONEを出力する太さ
判別回路177、エッジ信号EDGEを出力するエッジ
検出回路175、色信号COLを出力する彩度判定回路
176とから構成される。
【0058】108は色空間圧縮回路で、入力マスキン
グ回路152,RGB合成回路157から入力される画
像信号に対して、以下の数1で示すマトリクス演算を行
う機能を有する。
【0059】
【数1】 ここでXはR、G、Bの最小値を表す。なお、色空間圧
縮回路108において予め色空間圧縮を行うか、行わな
いかの設定をしておくことにより、領域信号AREAで
色空間圧縮のON/OFFの切り換えが可能となる。
【0060】109はLOG変換回路(光量−濃度変換
部)で、色空間圧縮回路108から入力されるR、G、
Bの8ビットの光量信号を対数変換することによりシア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各8ビッ
トの濃度信号に変換する機能を有する。
【0061】110は出力マスキング処理部で、LOG
変換回路109から入力されるYMCK画像信号に対し
て、既知のUCR処理(下色除去処理)によりC、M、
Yの3色の濃度信号からブラックの濃度信号を抽出する
とともに、各濃度信号に対応した現像剤の色濁りを除去
する既知のマスキング演算を施し、M’、C’、Y’、
K’を生成する機能を有する。
【0062】セレクタ111は、出力マスキング処理部
110により生成されたM’、C’、Y’、K’の各濃
度信号の内から、現在使用する現像剤に対応した色の信
号を選択する。ここで、ZO−TONER信号はこの色
選択のために図1に示したCPU130から発生される
2ビットの信号であり、ZO−TONERが「0」の場
合にはM’信号が、ZO−TONERが「1」の場合に
はC’信号が、ZO−TONERが「2」の場合には
Y’信号が、ZO−TONERが「3」の場合にはK’
信号がREAD−DT信号として出力される。
【0063】164はCMYK合成回路で、CCD10
1により読み取られセレクタ111から出力された画像
信号と外部装置159より入力されるCMYK形式の画
像信号とを合成する機能を有する。CMYK合成を行う
ときは、CCD101から入力されセレクタ111から
出力されるYMCKいずれかの画像信号に応じて、現在
使用する現像剤に対応した色信号が外部装置159より
1ページ分ずつ入力される。また、合成する領域は、R
GB合成回路157と同様にAREA信号もしくはIP
U−BI信号により指定される。また同様に透かし合成
をすることも可能である。
【0064】165は色づけ回路で、バッファ163か
ら出力された画像信号に対して、例えば白黒画像に予め
設定した色を付ける等の処理を行う機能を有する。ま
た、色づけ回路165は、外部装置159からの2値の
画像信号IPU−BIに対しても色付けを行うこともで
き、さらに、徐々に階調が変化するようなグラデーショ
ンのパターンも作ることが可能である。
【0065】166はF値補正回路で、色付け回路16
5から入力される画像信号に対して、プリンタの現像特
性に応じたガンマ処理を行うとともにモードごとの濃度
の設定をも行うことのできる機能を有する。
【0066】114は変倍回路で、画像信号1ライン分
のメモリを持ち、F値補正回路166から入力される画
像信号に対して、主走査方向の画像信号の拡大、縮小や
画像を斜めにして出力する斜体を行う機能を有する。ま
た、サンプリング時には、メモリ133にサンプリング
データを蓄積しヒストグラムの作成に用いる。
【0067】168はテクスチャ回路で、CCD101
で読み取られ変倍回路114から入力されるカラー画像
信号に、予めCCD101により読み取られた画像信号
を2値化したパターン、もしくは外部装置159から入
力された2値化パターンを合成して出力する機能を有す
る。
【0068】169はスムージング回路で、5×5のフ
ィルタから構成され、テクスチャ回路168から入力さ
れる画像信号に対して、スムージング処理を施す。
【0069】170はエッジ強調回路で、5×5のフィ
ルタから構成され、スムージング回路169から入力さ
れる画像信号に対して、エッジ強調処理を施す。
【0070】115はレーザ及びレーザコントローラ
で、エッジ強調回路170から入力される8ビットの濃
度信号であるVIDEO信号に応じてレーザの発光量を
制御する機能を有する。このレーザ光は、ポリゴンミラ
ー214で感光ドラム217の軸方向に走査され、感光
ドラム217に1ラインの静電潜像を形成する。
【0071】116はフォトディテクタで、感光ドラム
217に近接して設けられており、感光ドラム217を
走査する直前のレーザ光の通過を検出して1ラインの同
期信号BDを発生する機能を有する。
【0072】171はエリアLUT(ルックアップテー
ブル)で、エリア生成回路160からのAREA信号に
応じて各モードの設定を行う機能を有する回路である。
エリアLUT171の出力であるLOGCD信号は、L
OG変換回路109のLOGテーブルをスルー設定等に
切り換え、UCRCD信号は出力マスキング回路110
にトリミングやマスキングの設定を行い、FCD信号は
F値補正回路166のF値の大きさを変える。また、A
CD6信号は色付け回路165へ、NCD信号はMCY
K合成回路164へ、KCD信号は黒文字LUT172
へ接続されており、それぞれ各種モードの設定を行う。
【0073】黒文字LUT172は、黒文字判定回路1
62の出力により様々な処理を行う機能を有する。例え
ばUCR−SL信号は、出力マスキング回路110のU
CR量を変化させ、より黒い文字と判定した領域には黒
の量をより多く、C、M、Yの量をより少なくして現像
する等の処理を行う。またEDGE−SL信号は、スム
ージング回路169及びエッジ強調回路170で、黒い
文字の領域ほどエッジの部分が強調されるようなフィル
タに切り換える設定を行う。SNS−SL信号は、解像
度200/400dpiを表す線数信号であり、0のと
きは400dpiの線数信号を表し、1のときは200
dpiの線数信号を表す。なお、線数信号は、文字部の
エッジ部分でかつ太さの細い部分が400dpi、写真
画像が200dpiになるように出力される。
【0074】このように処理されたMCYKの面順次の
画像信号と、200/400線の切り替え信号であるS
NS−SL信号は、レーザコントローラ115に送られ
る。SNS−SL信号は、レーザコントローラ115に
おいてPWM制御の200線/400線の線数切り換え
を行う。つまり、黒い文字と判定した領域では解像度を
上げるために400線で現像を行い、他の画像領域では
階調を上げるために200線で現像を行う。
【0075】118はフォトセンサで、図6に示す転写
ドラム227が所定位置に来たことを検出してページ同
期信号ITOPを発生し、同期信号生成回路104の副
走査アドレスカウンタを初期化する機能を有する。この
フォトセンサ118は、同期信号生成回路104の副走
査アドレスカウンタを初期化するとともにCPUに入力
される。
【0076】次に、図3に示した画像処理部360を有
する画像処理装置100の内部構成及び該画像処理装置
の動作概要について説明する。
【0077】図6は、図3に示した画像処理装置100
の内部構成の一例を示す図であり、図4と同一のものに
は同一の符号を付してある。
【0078】図に示すように、画像処理装置100は、
少なくともプリンタ200と、イメージスキャナ201
から構成されている。イメージスキャナ201は、原稿
を読み取り、デジタル信号処理を行う機能を有する。
【0079】また、プリンタ部200は、イメージスキ
ャナ201で読み取られた原稿画像に対応した画像を用
紙にフルカラーでプリント出力する部分である。
【0080】イメージスキャナ201において、202
は原稿圧板(以下、プラテン)であり、原稿台ガラス2
03上の原稿204は、ハロゲンランプ205の光によ
り照射される。原稿からの反射光は、ミラー206、2
07に導かれ、レンズ208によりCCD101上に像
を結ぶ。レンズ208には、赤外線カットフィルタ23
1が設けられている。
【0081】CCD101は、原稿からの反射光を色分
解して、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)
各色成分信号を信号処理部209に送る。CCD101
には、各色成分を読み取るラインセンサが設けられてお
り、各々のラインセンサは5000画素分の受光素子を
有する。これにより、原稿台ガラス203に載置される
原稿中で最大サイズであるA3サイズの原稿の短手方向
297mmを400dpiの解像度で読み取ることがで
きる。
【0082】なお、ハロゲンランプ205,ミラー20
6は速度V、そしてミラー207は速度1/2VにてC
CD101におけるラインセンサの電気的走査方向(以
下、主走査方向)に対して垂直方向(以下、副走査方
向)に機械的に動くことにより、原稿204の全面を走
査する。標準白色板211は、可視光領域では略均一の
反射特性を示し、白色を有している。この標準白色板2
11は、Rセンサ,Gセンサ,Bセンサからの色線分信
号の補正(シェーディング補正)に使用される。
【0083】画像信号処理部209では、CCD101
によって読み取られたRGBの色成分信号を電気的に処
理し、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー
(Y),ブラック(K)の各成分に分解し、プリンタ部
200に送る。また、イメージスキャナ201における
1回の原稿走査(スキャン)につき、M,C,Y,Kの
うち、少なくともいずれか一つの成分がプリンタ部20
0に送られる。従って、計4回の原稿走査により1回の
プリントアウトが完成する。
【0084】イメージスキャナ201の信号処理部20
9より送られてくるM、C、Y、Kの画像信号は、レー
ザドライバ212に送られる。レーザドライバ212
は、得られた画像信号に応じて半導体レーザ素子213
を変調駆動する。半導体レーザ素子213により生成さ
れたレーザ光は、ポリゴンミラー214,f−θレンズ
215,ミラー216を介して感光ドラム217上に達
し、そのレーザ光により感光ドラム217が走査され
る。なお、レーザドライバ212と半導体レーザ素子2
13は、図4に示したレーザ&コントローラ115に対
応する。
【0085】219〜222は現像器であり、マゼンタ
現像器219、シアン現像器220、イエロー現像器2
21、ブラック現像器222より構成され、これら4つ
の現像器が交互に感光ドラム217に接し、感光ドラム
217上に形成されるM、C、Y、Kの静電潜像を、そ
の潜像に応じたトナーにより現像する。227は転写ド
ラムであり、用紙カセット224または225より給紙
された用紙をこの転写ドラム223に巻き付け、感光ド
ラム217上に現像されたトナー像を記録紙に転写す
る。
【0086】このようにして用紙にはM、C、Y、Kの
4色が順次記録紙上に転写され、定着ユニット226に
てトナー像が定着された後に排紙トレイ228に排紙さ
れる。なお、白黒コピーでは、ブラック1色分の転写を
行う。
【0087】このように構成された画像処理装置におけ
る判定条件と本人拒否率と他人許容率との関係を以下に
図7を参照して説明する。
【0088】図7は、本発明の人物照合装置における判
定条件と本人拒否率と他人許容率との関係の一例を示す
特性図であり、横軸に判定条件(一致度)を示し、縦軸
に本人拒否率,他人許容率を示す。
【0089】図において、本人拒否率PRは、指紋判定
時に本人の指紋データを本人のものでないとして拒否す
る確率を表す。また、他人許容率OAは、同様に他人の
指紋データを本人の指紋データとして受け入れる確率で
ある。他人許容率OAは、判定条件(一致度)を上げる
ほど小さくなり、本人拒否率PRは、判定条件を上げる
ほど大きくなる。
【0090】そこで、ユーザの使い勝手を保ちつつ、セ
キュリティの確保を図るために、可能な限り他人を受け
入れにくく、かつ本人を受け入れやすくなるような判定
条件を設定する。
【0091】ここで、本人拒否率PRの上限をPRmi
nとし、他人許容率OAの上限をOAmaxとする。こ
のときの判定条件をそれぞれJmin、Jmaxとし、
判定条件Jminのときの他人許容率OAをOAmin
とし、判定条件Jmaxのときの本人拒否率PRをPR
maxとすると、判定条件、本人拒否率、他人許容率の
関係は以下のようになる。
【0092】 ユーザ使い勝手向上 セキュリティ確保 判定条件 Jmin < Jmax 本人拒否率 PRmin < PRmax 他人許容率 OAmin > OAmax すなわち、判定条件Jmaxで指紋判定を行うと、他人
を受け入れにくいためセキュリティが確保されるが、ユ
ーザ本人であっても受け入れられない可能性が高くなり
ユーザ使い勝手は低下する可能性がある。
【0093】また、判定条件Jminで指紋判定を行う
と、ユーザ本人であれば受け入れられる可能性が高くな
りユーザの使い勝っては向上するが、他人を受け入れて
しまう可能性があり、セキュリティが確保の面から問題
となる。
【0094】そこで、JminからJmaxの間に判定
条件を設けるときは、複数回指紋入力を行ったり、カラ
ーコピーを禁止して白黒コピーのみを許可したり等のモ
ードの限定を行うことにより、セキュリティを高めるこ
とが可能となる。
【0095】このように構成された画像処理装置におけ
る指紋登録及び指紋認証シーケンスについて以下図8を
参照して説明する。
【0096】図8は、本発明の人物照合装置における第
1の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、
本発明の第1実施形態における指紋登録及び指紋認証処
理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図
1に示したCPU130によりメモリ133に格納され
たプログラムに基づいて実行されるものであり、ユーザ
による図2に示した登録キー807または照合キー80
8押下により起動される。また、S601〜S610は
各ステップを示す。
【0097】まず、操作部よりユーザの指紋登録(図2
に示した登録キー807)または指紋認証(図2に示し
た照合キー808)のどちらが選択されたかを判定し
(S601)、指紋登録が選択されたと判定された場合
は、ステップS602に進み、以下の手順によりユーザ
の指紋の登録を行う。
【0098】まず、ユーザが図2に示した指紋検知セン
サ804に指を置くと、指紋検知センサ804により指
紋情報の読み取りを行い(S602)、該読み取られた
指紋の分岐点や端点などの指紋の特徴の抽出を行い(ス
テップ603)、これらの指紋の特徴データを第1の特
徴データとしてメモリ133内の所定領域(第1の特徴
データ記憶部312)に格納(記憶)することにより
(ステップ604)、指紋登録処理を終了する。
【0099】一方、ステップS601で指紋認証が選択
されたと判定された場合は、ステップS605に進み、
以下の手順でユーザの指紋認証処理を行う。
【0100】まず、ユーザが図2に示した指紋検知セン
サ804に指を置くと、指紋検知センサ804により指
紋情報の読み取りを行い(S605)、次に指紋の特徴
の抽出を行い第2の特徴データとしてメモリ133内の
所定領域(第2の特徴データ記憶部314)に記憶し、
判定条件をJmax(第1の判定条件)に設定し、メモ
リ133に登録された複数のユーザの指紋特徴データ
(第1の特徴データ)との比較を行ってユーザ本人であ
る(操作者が予め操作を許可された複数の操作許可者に
含まれる)か判定(指紋判定1)を行う(S606)。
このとき、登録されたユーザ本人である(操作者が予め
操作を許可された複数の操作許可者に含まれる)と確認
出来れば(OKと判定された場合)、通常コピー(カラ
ーコピー)のスタンバイ状態に移行し(S607)、指
紋承認処理を終了する。
【0101】一方、ステップS606で、指紋判定で登
録されたユーザ本人である(操作者が予め操作を許可さ
れた複数の操作許可者に含まれる)と確認できなければ
(NGと判定された場合)、さらに判定条件をJmin
(第2の判定条件)(<Jmax(第1の判定条件))
に設定し、ステップS605で入力された第2の特徴デ
ータとメモリ133に登録された複数のユーザの指紋特
徴データ(第2の特徴データ)との比較を行ってユーザ
本人である(操作者が予め操作を許可された複数の操作
許可者に含まれる)か判定(指紋判定2)を行い(S6
08)、登録されたユーザ本人である(操作者が予め操
作を許可された複数の操作許可者に含まれる)と確認出
来れば(OKと判定された場合)、モード限定コピー
(白黒コピーモード)のスタンバイ状態に移行し(S6
09)、指紋承認処理を終了する。
【0102】一方、ステップS608で登録されたユー
ザ本人である(操作者が予め操作を許可された複数の操
作許可者に含まれる)と確認出来なければ(NGと判定
された場合)、図2に示した液晶表示部805にエラー
表示の警告等を出してコピー禁止とし(S610)、指
紋承認処理を終了する。
【0103】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
指紋承認処理において、1度だけの指紋入力に基づいて
指紋判定を行う場合について説明したが、予めメモリ1
33に指紋入力回数を登録しておき、該登録された指紋
入力回数に基づき指紋判定を繰り返し可能なように構成
してもよい。以下その実施形態について説明する。
【0104】図9は、本発明の人物照合装置における第
2の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、
本発明の第2実施形態における指紋登録及び指紋認証処
理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図
1に示したCPU130によりメモリ133に格納され
たプログラムに基づいて実行されるものであり、ユーザ
による図2に示した登録キー807または照合キー80
8押下により起動される。また、S601〜S608,
S709〜S713は各ステップを示し、図8と同一の
ステップには同一のステップ番号を付してある。
【0105】なお、第2実施形態における指紋登録及び
指紋認証処理は、図8に示した第1実施形態の指紋登録
及び指紋認証処理に、あらかじめメモリ133に登録さ
れた指紋入力回数に基づき指紋判定を繰り返すステップ
を備えたものである。
【0106】まず、操作部よりユーザの指紋登録(図2
に示した登録キー807)または指紋認証(図2に示し
た照合キー808)のどちらが選択されたかを判定し
(S601)、指紋登録が選択されたと判定された場合
は、ステップS602に進み、以下の手順によりユーザ
の指紋の登録を行う。
【0107】まず、ユーザが図2に示した指紋検知セン
サ804に指を置くと、指紋検知センサ804により指
紋情報の読み取りを行い(S602)、該読み取られた
指紋の分岐点や端点などの指紋の特徴の抽出を行い(ス
テップ603)、これらの指紋の特徴データを第1の特
徴データとしてメモリ133内の所定領域(第1の特徴
データ記憶部312)に格納(記憶)することにより
(ステップ604)、指紋登録処理を終了する。
【0108】一方、ステップS601で指紋認証が選択
されたと判定された場合は、ステップS605に進み、
以下の手順でユーザの指紋認証処理を行う。
【0109】まず、ユーザが図2に示した指紋検知セン
サ804に指を置くと、指紋検知センサ804により指
紋情報の読み取りを行い(S605)、次に指紋の特徴
の抽出を行い第2の特徴データとしてメモリ133の所
定領域(第2の特徴データ記憶部314)に記憶し、判
定条件をJmax(第1の判定条件)に設定し、メモリ
133に登録された複数のユーザの指紋特徴データ(第
1の特徴データ)との比較を行ってユーザ本人である
(操作者が予め操作を許可された複数の操作許可者に含
まれる)か判定(指紋判定1)を行う(S606)。こ
のとき、登録されたユーザ本人である(操作者が予め操
作を許可された複数の操作許可者に含まれる)と確認出
来れば(OKと判定された場合)、通常コピー(カラー
コピー)のスタンバイ状態に移行し(S607)、指紋
承認処理を終了する。
【0110】一方、ステップS606で、指紋判定で登
録されたユーザ本人である(操作者が予め操作を許可さ
れた複数の操作許可者に含まれる)と確認できなければ
(NGと判定された場合)、さらに判定条件をJmin
(第2の判定条件)(<Jmax(第1の判定条件))
に設定し、ステップS605で入力された第2の特徴デ
ータとメモリ133に登録された複数のユーザの指紋特
徴データ(第2の特徴データ)との比較を行ってユーザ
本人である(操作者が予め操作を許可された複数の操作
許可者に含まれる)か判定(指紋判定2)を行い(S6
08)、登録されたユーザ本人である(操作者が予め操
作を許可された複数の操作許可者に含まれる)と確認出
来れば(OKと判定された場合)、モード限定コピー
(白黒コピーモード等)でよいかどうかの選択指示をユ
ーザに行わせるように図2に示した液晶表示部805に
表示して、液晶表示部805のタッチパネル又は操作部
135の各種キーからのユーザ入力によりモード限定コ
ピーが選択されたか否かを判定する(S709)。ここ
で、モード限定コピーが選択されたと判定された場合
は、実行可能なコピーモードを限定したモード限定コピ
ーのスタンバイ状態に移行し(S710)、指紋承認処
理を終了する。
【0111】一方、ステップS709で、モード限定コ
ピーが選択されなかった(カラーコピーが選択された)
と判定された場合は、又は、ステップS608で登録さ
れたユーザ本人である(操作者が予め操作を許可された
複数の操作許可者に含まれる)と確認出来なかった場合
(NGと判定された場合)は、ステップS711に進
む。
【0112】ステップS711において、指紋入力回数
に1加算し、指紋入力回数が予め登録された指紋入力制
限回数Mよりも大きいか否かを判定し(S712)、指
紋入力回数が予め登録された指紋入力制限回数Mよりも
大きいと判定された場合は、図2に示した液晶表示部8
05にエラー表示の警告等を表示してコピー禁止とし
(S713)、処理を終了する。
【0113】一方、ステップS712で、指紋入力回数
が予め登録された指紋入力制限回数Mよりも小さいと判
定された場合は、ステップS605に戻り、再度指紋入
力を行い、以後前述のステップを繰り返す。
【0114】このように予め指紋入力制限回数を設定し
ておくことにより、判定条件Jmaxを多少高めに設定
しておいても、複数回入力する機会があるため、ユーザ
の使い勝手の向上とセキュリティのバランスを取ること
が可能となる。
【0115】〔他の実施形態〕上記各実施形態において
は、照合対象者の特徴データとして指紋を採用した例を
説明したが、この指紋に代えて、掌紋、手形、網膜の毛
細血管の構造パターン、顔の構造的パラメータ,声紋等
を用いるように構成してもよい。
【0116】また、上記各実施形態では、本発明の人物
照合装置をカラーコピー機に適用する例を説明したが、
これに限定されるものではなく、本発明は、ネットワー
クを用いたプリントや画像送信を行なう画像処理システ
ム、FAX等にも適用可能である。
【0117】また、ステップS608における指紋判定
2で承認された場合の機能限定は、フルカラーモードか
ら白黒モードへの機能限定(切り替え)だけでなく、画
像処理解像度の高解像度モードから低解像度モードへの
機能限定(切り替え)や、編集モードから読み取り専用
モードへの機能限定(切り替え)や、ネットワークモー
ドからローカルモードへの機能限定(切り替え)等の他
の各種機能モードの機能限定(切り替え)を行うように
構成してもよい。
【0118】また、上述した実施形態においては、電子
写真方式特にレーザビーム方式による画像処理装置に本
発明に適用する場合を一例に説明したが、本発明はこの
場合に限定されるものではなく、レーザビーム方式以外
の電子写真方式(例えばLED方式)でも、液晶シャッ
タ方式、インクジェット方式、熱転写方式、昇華方式で
もその他の方式による画像処理装置に本発明を適用する
ように構成してもよい。
【0119】さらに、上述した各実施形態においては、
一つの機器からなる画像処理装置に対して本発明を適用
する場合を一例に説明したが、本発明はこの場合に限定
されるものではなく、複数の機器から構成されるシステ
ムに適用するように構成してもよい。また本発明を、シ
ステムあるいは装置にプログラムを供給することによっ
て達成される場合にも適用できることはもちろんであ
る。
【0120】また、上記各実施形態を合わせた構成であ
っても本発明は適用可能であることは言うまでもない。
【0121】以上より、あらかじめ照合対象者の特徴デ
ータを入力し第1の特徴データとしてメモリ133に登
録しておき、前記装置操作時に操作者の特徴データを入
力し第2の特徴データとしてメモリ133に記憶し、所
定の判定条件に基づき、前記第1の特徴データと前記第
2の特徴データとを比較して、前記操作者があらかじめ
登録された照合対象者に含まれているか否かの判定を行
い、該比較判定結果に応じて所定の機能の処理を変更制
御するので、ユーザの使い勝手とセキュリティのバラン
スの取れた人物照合方法を提供することができる。
【0122】以下、図10に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る人物照合装置で読み出し可能なデータ処
理プログラムの構成について説明する。
【0123】図10は、本発明に係る人物照合装置で読
み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを説明する図である。
【0124】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0125】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、インスト
ールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、
解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0126】本実施形態における図8,図9に示す機能
が外部からインストールされるプログラムによって、ホ
ストコンピュータにより遂行されていてもよい。そし
て、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD
等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外
部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置
に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0127】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0128】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0129】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,
不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリ
コンディスク等を用いることができる。
【0130】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0131】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0132】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0133】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第
1,2,11,12の発明によれば、予め入力される装
置の操作を許可された複数の操作許可者の特徴データを
第1の特徴データとして登録しておき、装置の操作時に
操作者の特徴データを第2の特徴データとして入力し、
所定の判定条件に基づいて、前記第1の特徴データと前
記第2の特徴データとを比較して前記操作者が前記複数
の操作許可者に含まれるか否かを判定し、該比較判定結
果に基づいて実行可能な処理モードを変更制御するの
で、ユーザの使い勝手を保ちつつ不正な操作を防止する
ことのできる、ユーザの使い勝手とセキュリティのバラ
ンスのとれた人物照合を行うことができる。
【0135】第3の発明によれば、前記判定条件は、少
なくとも2以上の異なる判定条件を含むので、複数の判
定条件で人物照合を行って、ユーザの使い勝手を保ちつ
つ不正な操作を防止することのできる、ユーザの使い勝
手とセキュリティのバランスのとれた人物照合を行うこ
とができる。
【0136】第4の発明によれば、前記判定条件は、第
1の判定条件と、前記第1の判定条件より前記第1の特
徴データと前記第2の特徴データとが一致する割合の小
さい第2の判定条件を有し、前記制御手段は、前記比較
手段が前記第1の判定条件に基づいて前記操作者が前記
複数の操作許可者に含まれると判定した場合は、前記機
能処理手段の全ての処理モードを実行可能に制御するの
で、強弱2つの判定条件で人物照合を行って、強い判定
条件により許容された場合には全ての処理モードを実行
可能にして、セキュリティを高くすることができる。
【0137】第5の発明によれば、前記制御手段は、前
記比較手段が前記第1の判定条件に基づいて、前記操作
者が前記複数の操作許可者に含まれないと判定し、かつ
前記第2の判定条件に基づいて前記操作者が前記複数の
操作許可者に含まれると判定した場合は、前記機能処理
手段により実行可能な処理モードを制限するので、弱い
判定条件でのみ許容された場合でも特定の処理モードに
ついては実行でき、ユーザの使い勝手を保ちつつ不正な
操作を防止することができる。
【0138】第6の発明によれば、前記制御手段は、前
記比較手段が第1,2の判定条件のいずれに基づいても
前記操作者が前記複数の操作許可者に含まれないと判定
した場合は、前記機能処理手段の全ての処理モードを実
行不可能に制限するので、不正な操作を防止することが
できる。
【0139】第7の発明によれば、前記制御手段は、前
記比較手段が前記第1の判定条件に基づいて、前記操作
者が前記複数の操作許可者に含まれないと判定した場合
には、再度、前記入力手段により操作者の特徴データを
入力し、第2の特徴データとして前記第2の記憶手段に
記憶し、前記比較手段により判定可能に制御するので、
特定データの入力ミスを考慮して、ユーザの使い勝手を
保ちつつ不正な操作を防止することができる。
【0140】第8の発明によれば、前記人物の特徴デー
タは、指紋データ、掌紋データ、手形データ、網膜の毛
細血管の構造パターンデータ、顔の構造的パラメータデ
ータ,声紋データを含むので、ユーザの使い勝手を保ち
つつ確実に人物認証を行い不正な操作を防止することが
できる。
【0141】第9の発明によれば、前記機能処理手段
は、画像処理手段を含むので、ユーザの使い勝手を保ち
つつ不正な画像処理操作を防止することができる。
【0142】第10の発明によれば、前記画像処理手段
は、カラー画像処理モード,モノクロ画像処理モード,
高解像度画像処理モード,低解像度画像処理モードを有
するので、ユーザの使い勝手を保ちつつ不正なカラー画
像処理操作を防止することができる。
【0143】従って、ユーザの使い勝手とセキュリティ
のバランスを取れた人物照合を行うことができる等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す人物照合装置を適
用可能な画像処理装置のハードウェア構成を説明するブ
ロック図である。
【図2】図1に示した操作部の一例を示す平面図であ
る。
【図3】図1に示した画像処理装置の機能ブロックの一
例を示す図である。
【図4】図3に示した画像処理装置の論理構成の一例を
示す図である。
【図5】図3に示した画像処理装置の論理構成の一例を
示す図である。
【図6】図3に示した画像処理装置の内部構成の一例を
示す図である。
【図7】本発明の人物照合装置における判定条件と本人
拒否率と他人許容率との関係の一例を示す特性図であ
る。
【図8】本発明の人物照合装置における第1の制御処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の人物照合装置における第2の制御処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る人物照合装置で読み出し可能な
各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリ
マップを説明する図である。
【符号の説明】 100 画像処理装置 132 I/Oポート 133 メモリ 134 読み取りモータ 135 操作部 300 人物照合部 310 記憶部 312 第1の特徴データ記憶部 314 第2の特徴データ記憶部 320 制御部 330 比較部 350 入力部 360 画像処理部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の処理モードを有する機能処理手段
    を備えた人物照合装置において、 人物の特徴データを入力する入力手段と、 予め前記入力手段により入力される装置の操作を許可さ
    れた複数の操作許可者の特徴データを第1の特徴データ
    として記憶する第1の記憶手段と、 装置の操作時に前記入力手段により入力される操作者の
    特徴データを第2の特徴データとして記憶する第2の記
    憶手段と、 所定の判定条件に基づいて、前記第1の記憶手段に記憶
    される第1の特徴データと前記第2の記憶手段に記憶さ
    れる第2の特徴データとを比較して前記操作者が前記複
    数の操作許可者に含まれるか否かの判定を行う比較手段
    と、 前記比較手段の比較判定結果に基づいて前記機能処理手
    段により実行可能な処理モードを変更制御する制御手段
    と、を有することを特徴とする人物照合装置。
  2. 【請求項2】 前記判定条件は、前記第1の特徴データ
    と前記第2の特徴データとが一致する割合とすることを
    特徴とする請求項1記載の人物照合装置。
  3. 【請求項3】 前記判定条件は、少なくとも2以上の異
    なる判定条件を含むことを特徴とする請求項1又は2記
    載の人物照合装置。
  4. 【請求項4】 前記判定条件は、第1の判定条件と、前
    記第1の判定条件より前記第1の特徴データと前記第2
    の特徴データとが一致する割合の小さい第2の判定条件
    とを有し、 前記制御手段は、前記比較手段が前記第1の判定条件に
    基づいて前記操作者が前記複数の操作許可者に含まれる
    と判定した場合は、前記機能処理手段の全ての処理モー
    ドを実行可能に制御することを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の人物照合装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記比較手段が前記第
    1の判定条件に基づいて、前記操作者が前記複数の操作
    許可者に含まれないと判定し、かつ前記第2の判定条件
    に基づいて前記操作者が前記複数の操作許可者に含まれ
    ると判定した場合は、前記機能処理手段により実行可能
    な処理モードを制限することを特徴とする請求項3又は
    4記載の人物照合装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記比較手段が第1,
    2の判定条件のいずれに基づいても前記操作者が前記複
    数の操作許可者に含まれないと判定した場合は、前記機
    能処理手段の全ての処理モードを実行不可能に制限する
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の人物
    照合装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記比較手段が前記第
    1の判定条件に基づいて、前記操作者が前記複数の操作
    許可者に含まれないと判定した場合には、再度、前記入
    力手段により操作者の特徴データを入力し、第2の特徴
    データとして前記第2の記憶手段に記憶し、前記比較手
    段により判定可能に制御することを特徴とする請求項3
    〜6のいずれかに記載の人物照合装置。
  8. 【請求項8】 前記人物の特徴データは、指紋データ、
    掌紋データ、手形データ、網膜の毛細血管の構造パター
    ンデータ、顔の構造的パラメータデータ,声紋データを
    含むことを特徴とする請求項1記載の人物照合装置。
  9. 【請求項9】 前記機能処理手段は、画像処理手段を含
    むことを特徴とする請求項1記載の人物照合装置。
  10. 【請求項10】 前記画像処理手段は、カラー画像処理
    モード,モノクロ画像処理モード,高解像度画像処理モ
    ード,低解像度画像処理モードを有することを特徴とす
    る請求項9記載の人物照合装置。
  11. 【請求項11】 複数の処理モードを有する機能処理手
    段と、人物の特徴データを入力する入力手段とを備えた
    人物照合装置の制御方法において、 予め前記入力手段により入力される装置の操作を許可さ
    れた複数の操作許可者の特徴データを第1の特徴データ
    として登録する第1の登録工程と、 装置の操作時に操作者の特徴データを第2の特徴データ
    として前記入力手段により入力する入力工程と、 所定の判定条件に基づいて、前記第1の特徴データと前
    記第2の特徴データとを比較して前記操作者が前記複数
    の操作許可者に含まれるか否かの判定を行う比較判定工
    程と、 該比較判定結果に基づいて前記機能処理手段により実行
    可能な処理モードを変更する変更工程と、を有すること
    を特徴とする人物照合装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 複数の処理モードを有する機能処理手
    段と、人物の特徴データを入力する入力手段とを備えた
    人物照合装置に、 予め前記入力手段により入力される装置の操作を許可さ
    れた複数の操作許可者の特徴データを第1の特徴データ
    として登録する第1の登録工程と、 装置の操作時に操作者の特徴データを第2の特徴データ
    として前記入力手段により入力する入力工程と、 所定の判定条件に基づいて、前記第1の特徴データと前
    記第2の特徴データとを比較して前記操作者が前記複数
    の操作許可者に含まれるか否かの判定を行う比較判定工
    程と、 該比較判定結果に基づいて前記機能処理手段により実行
    可能な処理モードを変更する変更工程と、を実行させる
    ためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7959075B2 (en) 2006-08-21 2011-06-14 Fujitsu Limited Fraud registration preventing apparatus, fraud registration preventing method, computer-readable recording medium in which fraud registration preventing program is stored, and fraud registration preventing system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7959075B2 (en) 2006-08-21 2011-06-14 Fujitsu Limited Fraud registration preventing apparatus, fraud registration preventing method, computer-readable recording medium in which fraud registration preventing program is stored, and fraud registration preventing system

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