JP6471729B2 - 情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法 - Google Patents
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Description
これらの画像形成装置で印刷された原稿において、個人情報や機密情報のような表示してほしくない情報を見つけたときに、従来では、PC等を用いて元のデータを編集しなくてはならなかった。
特許文献1の技術では、原稿からデータへの反映が可能となる。
本発明の情報処理装置は、前記秘匿位置算出部は、隠された前記原稿の位置を前記ウェアラブル端末に表示させることを特徴とする。
本発明の情報処理装置は、前記ウェアラブル端末から、認証データを取得して認証する認証部と、前記認証部による認証が成功した場合、前記秘匿情報付加部により前記秘匿情報の付加された前記原稿の画像データが閲覧された際に、前記原稿の位置が指で示されたことを認識して、前記原稿の位置に含まれる情報を前記ウェアラブル端末に表示させる秘匿情報出力部とを備えることを特徴とする。
本発明の情報処理システムは、ウェアラブル端末と情報処理装置とを備えた情報処理システムであって、前記ウェアラブル端末は、原稿の画像データを取得する撮像部と、取得された前記原稿の画像データを前記情報処理装置に送信する通信部とを備え、前記情報処理装置は、前記ウェアラブル端末の前記通信部から、前記原稿の画像データを取得する画像データ取得部と、前記画像データ取得部により取得された前記原稿の画像データと前記原稿の元データとを関連付けする関連付け部と、前記関連付け部により関連付けられた前記原稿の画像データの一部が指で隠されたことを認識し、隠された前記原稿の位置を算出する秘匿位置算出部と、前記秘匿位置算出部により算出された前記原稿の位置に含まれる情報について、出力を禁止する秘匿情報を前記原稿の元データに付加する秘匿情報付加部とを備えることを特徴とする。
本発明の情報処理方法は、情報処理装置により実行される情報処理方法であって、前記情報処理装置は、ウェアラブル端末から原稿の画像データを取得し、取得された前記原稿の画像データと前記原稿の元データとを関連付けし、関連付けられた前記原稿の画像データの一部が指で隠されたことを認識し、隠された前記原稿の位置を算出し、算出された前記原稿の位置に含まれる情報について、出力を禁止する秘匿情報を前記原稿の元データに付加することを特徴とする。
〔画像形成システムXのシステム構成〕
まず、図1を参照して、画像形成システムXの全体のシステム構成について説明する。画像形成システムXは、画像形成装置1とウェアラブル端末2とから構成される。
本実施形態の画像形成装置1は、情報処理装置の一例であり、MFPやプリンター等である。
また、本実施形態のウェアラブル端末2は、一例として、カメラ付きのメガネ型のヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display、HMD)等の装着可能型(wearable)端末である。
制御部10は、記憶部19のROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)に記憶されている制御プログラムを読み出して、この制御プログラムをRAMに展開させて実行することで、後述する機能ブロックの各手段として動作させられる。また、制御部10は、図示しない外部の端末や操作パネル部16から入力された所定の指示情報に応じて、装置全体の制御を行う。
また、画像処理部11は、原稿読取部12で読み取られた画像データを、記憶部19に印刷データとして記憶することも可能である。この際、画像処理部11は、印刷データをPDF(Portable Document Format)やTIFF等のフォーマットのファイル単位に変換することも可能である。
また、画像処理部11は、画像データ310について、OCR(Optical Character Recognition)により文字情報を認識することも可能である。
また、画像処理部11は、画像データ310からユーザーの指の位置を認識することも可能である。
また、画像処理部11は、画像データ310から、二次元バーコード等の情報を認識することも可能である。
原稿読取部12は、スキャナーと、プラテンガラスと、原稿読取スリットとを備えている。原稿読取部12は、プラテンガラスに載置された原稿を読み取る場合には、スキャナーをプラテンガラスに対向する位置に移動させ、プラテンガラスに載置された原稿を走査しながら読み取って画像データを取得し、取得した画像データを制御部10に出力する。
原稿給送部13は、原稿載置部と、原稿搬送機構とを備えている。原稿給送部13は、原稿載置部に載置された原稿を、原稿搬送機構によって1枚ずつ順に繰り出して、原稿読取部12に給送する。
通信部15は、ウェアラブル端末の通信部25から各種データを送受信することが可能である。また、通信部15は、図示しない外部ネットワークに接続することも可能である。
操作パネル部16の入力部のボタンは、テンキー、スタート、キャンセル、動作モードの切り換え、ジョブの実行に係る指示を行うボタン等である。この動作モードは、複写、FAX送信、スキャナー、ネットワークスキャナー等である。また、ジョブは、選択された文書の印刷、送信、保存、及び記録等の種類を含んでいる。操作パネル部16の入力部は、ユーザーによる画像形成装置1の各種ジョブの指示を取得する。また、操作パネル部16から取得したユーザーの指示により、各ユーザーの情報を入力、変更することも可能である。
画像形成部17は、感光体ドラム、露光部、現像部、転写部、及び定着部等を備えている。画像形成部17は、帯電、露光、現像、転写、定着からなる画像形成プロセスを実行することで記録紙Pにトナー像を記録する。
記憶部19のRAMは、省電力状態であっても、セルフリフレッシュ等の機能により、記憶内容が保持されてもよい。
記憶部19のROMやHDDには画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。これに加えて、記憶部19は、ユーザーのアカウント設定も記憶している。また、記憶部19には、ユーザー毎の保存フォルダーの領域が含まれていてもよい。
また、制御部10、20,及び画像処理部11は、RAMやROMやフラッシュメモリー等を内蔵していてもよい。
制御部20は、記憶部に記憶された各プログラムをハードウェア資源を用いて実行する。
本実施形態において、撮像部22は、後述する原稿の画像データ310を取得する。
本実施形態において、通信部25は、取得された画像データ310を画像形成装置1に送信する。
なお、通信部25を介して接続されるネットワークは、アクセスポイント、ハブ、ルーター等に接続されていてもよい。
表示部26は、例えば、ウェアラブル端末2を装着したユーザーの視野に合わせるように、画像形成装置1からの指示に対応した図形や画像等を表示することが可能である。すなわち、表示部26により、拡張現実(Augmented Reality、AR)を実現することが可能となる。
ここで、図2を参照し、画像形成システムXの制御構成について説明する。
画像形成装置1の制御部10は、画像データ取得部100、関連付け部110、秘匿位置算出部120、秘匿情報付加部130、認証部140、及び秘匿情報出力部150を備えている。
また、記憶部19は、認証データ230、原稿データ300、画像データ310、及び原稿位置情報320を記憶している。
また、ウェアラブル端末2の制御部20の記憶部は、認証データ330を記憶している。
また、秘匿位置算出部120は、指先だけでは隠す範囲が不足する場合に、指の向き、複数の指、指の移動等によるジェスチャーを認識して、原稿の位置を算出する。
また、秘匿位置算出部120は、算出された原稿の位置をウェアラブル端末2の表示部26に表示させる。
また、原稿データ300は、関連付け部110により、画像データ310と関連付けられている。
また、原稿データ300は、画像データ310と関連付けするための二次元バーコード等の情報を含んでいてもよい。
なお、この画像データ310は、ビットマップ形式等に変換されてもよい。また、画像データ310は、画像処理部11によりOCRで文字情報が取得され、付加されていてもよい。
また、上述の画像形成装置1の各部は、本発明の画像形成方法を実行するハードウェア資源となる。
次に、図3〜図5を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1による秘匿文字表示処理の説明を行う。
図3の例によると、本実施形態の秘匿文字表示処理は、ウェアラブル端末2を用いて、手元にある原稿の例である原稿500を撮像し、これを元データとなる原稿データ300に関連付ける。この上で、原稿500について、削除ではなく非表示とすべき情報を指で隠して指示する。また、この指示を取得して、元データとなる原稿データ300の文字を「非表示」とする秘匿情報400を付加する。
本実施形態の秘匿文字表示処理は、主に画像形成装置1の制御部10及びウェアラブル端末2の制御部20が、記憶されたプログラムを、各部と協働し、ハードウェア資源を用いて実行する。
以下で、図4のフローチャートを参照して、秘匿文字表示処理の詳細をステップ毎に説明する。
まず、画像データ取得部100が、画像データ取得処理を行う。
まず、ユーザーがウェアラブル端末2を装着して、画像形成装置1に、元データである原稿データ300が保存されている原稿を閲覧する。この原稿は、例えば、画像形成装置1で印刷されたものであってもよい。
すると、ウェアラブル端末2の撮像部22が、原稿の画像を撮像して、画像データ310を作成する。ウェアラブル端末2の制御部20は、この画像データ310を、通信部25を介して、画像形成装置1へ送信する。
画像データ取得部100は、通信部15を介してウェアラブル端末2の通信部25と接続し、原稿の画像データ310を取得して、記憶部19へ保存する。
次に、関連付け部110が、関連付け処理を行う。
関連付け部110は、画像データ取得部100により取得された原稿の画像データ310と、原稿の元データである原稿データ300とを関連付けする。すなわち、関連付け部110は、閲覧された原稿と、元データとを関連付ける。このため、関連付け部110は、画像処理部11で原稿データ300をOCRさせる。関連付け部110は、例えば、この結果の文字列を複数個取得して、この複数の文字列を検索キーとして、記憶部19に保存された各原稿データ300から、該当するものと該当ページとを検索する。関連付け部110は、検索された原稿データ300とページとについての情報を、記憶部19に保存する。
なお、関連付け部110は、原稿データ300に二次元バーコード等が含まれている場合、画像処理部11でこれを認識させ、原稿データ300とこのページとを特定してもよい。
また、関連付け部110は、画像形成装置1の操作パネル部16により、直接、関連付けする原稿データ300やページをユーザーに選択させてもよい。
次に、秘匿位置算出部120が、秘匿位置算出処理を行う。
秘匿位置算出部120は、関連付け部110により関連付けられた原稿の画像データ310の一部が指で隠されたことを認識し、隠された原稿の位置を算出する。すなわち、秘匿位置算出部120は、ユーザーによる「隠す指示」を認識する。この際、秘匿位置算出部120は、例えば、算出された原稿データ300中のページや文字データの位置を算出する。これらにより、ユーザーが隠したい文字列を認識する。
図5(a)の例では、秘匿位置算出部120は、ユーザーがウェアラブル端末2を用いて原稿500を閲覧しながら、一部を指で隠した場合に、この隠した文字データの位置を原稿位置情報320として算出する。このため、秘匿位置算出部120は、例えば、画像処理部11に、画像データ310内に指が撮像されているかどうかを認識させる。秘匿位置算出部120は、指が撮像されている場合、この指の位置の情報から、原稿データ300のページ内の文字データの原稿位置情報320を算出する。
なお、秘匿位置算出部120は、原稿の一部が指で隠されたことを認識した場合、アイコン等をウェアラブル端末2の表示部26に表示させてもよい。すなわち、秘匿位置算出部120は、かざした指先と重なる位置に、文字の秘匿の処理の実行を指示する「隠す指示」のアイコン等を表示させてもよい。これにより、ユーザーが文字を隠したい位置を容易に認識することが可能となる。
次に、秘匿位置算出部120が、ジェスチャーが認識されたか否かを判定する。
秘匿位置算出部120は、指先だけでは隠す範囲が不足する場合に、指の向き、複数の指、指の移動等によるジェスチャーを認識する。この際、秘匿位置算出部120は、例えば、画像処理部11により画像データ310内で認識された、原稿の文字に対する指の向き、複数の指の位置、指の位置の時間的な変動(指の移動)等から、ユーザーの示す「ジェスチャー」を認識する。
秘匿位置算出部120は、ジェスチャーが認識された場合に、Yesと判定する。秘匿位置算出部120は、それ以外の場合には、Noと判定する。
Yesの場合、秘匿位置算出部120は、処理をステップS105に進める。
Noの場合、秘匿位置算出部120は、処理をステップS106に進める。
ジェスチャーが認識された場合、秘匿位置算出部120は、秘匿位置拡大処理を行う。
秘匿位置算出部120は、原稿中の秘匿される文字の範囲を広げる。すなわち、秘匿位置算出部120は、認識されたジェスチャーに対応した範囲を原稿位置情報320に設定する。
図5(b)の例に示すように、秘匿位置算出部120は、例えば、指の向きが複数の文字を隠すように原稿500に載置されていた場合、この指の長さの分だけ、原稿位置情報320に含まれる範囲を広げる。この広げる範囲としては、原稿内の文字幅、行幅、文字の向き(縦横)等に対応していてもよい。なお、秘匿位置算出部120は、複数の指で複数の文字が隠されていた場合も、この文字に対応するよう、原稿位置情報320の範囲を同様に広げてもよい。
また、図5(c)の例に示すように、秘匿位置算出部120は、例えば、原稿500の複数の文字をなぞるように指が動かされ、指の位置が時間的に変動(指の移動)した場合、このなぞった位置の範囲を原稿位置情報320とするように広げる。
このように、「ジェスチャー」を認識することで、指の向きを変えたり複数の指で隠したり、指を広げたり、指でなぞった範囲を隠したりすることが可能になる。
ここで、秘匿位置算出部120が、選択範囲表示処理を行う。
秘匿位置算出部120は、原稿の位置となる指の範囲をウェアラブル端末2の表示部26に表示させる。秘匿位置算出部120は、具体的には、例えば、算出された原稿位置情報320の箇所を覆うような図形を描画するコマンドを、ウェアラブル端末2へ送信する。図5の例では、ウェアラブル端末2の制御部20は、このコマンドに対応した円形または楕円形の図形を色づけ等して表示部26に表示している。これにより、ユーザーの「隠す指示」が有効となる指の範囲を色づけ等で表示することが可能となる。
次に、秘匿情報付加部130が、秘匿情報付加処理を行う。
秘匿情報付加部130は、原稿データ300中の原稿位置情報320の箇所に、出力を禁止する秘匿情報400を付加する。この際、秘匿情報付加部130は、例えば、原稿データ300の原稿位置情報320の位置(座標)の箇所に対応する文字を、認証データ230の秘密鍵に対応するハッシュ関数で暗号化してもよい。
なお、秘匿情報付加部130は、元となる原稿データ300に対するセキュリティレベル、ユーザーの権限によって、隠した文字列や画像に対する原稿データ300への処理を変更することも可能である。すなわち、セキュリティレベルやユーザーの権限が低い場合、例えば、秘匿情報400として、単に文字データの該当箇所を暗号化せず、四角等で黒塗りして図形描画したり、文字色を背景色とするようにしてもよい。また、秘匿情報付加部130は、セキュリティレベルやユーザーの権限が高い場合、例えば、原稿位置情報320自体を暗号化して、原稿データ300自体に含ませてもよい。
以上により、本発明の実施の形態に係る文字秘匿処理を終了する。
次に、図6を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1による秘匿文字表示処理の説明を行う。
本実施形態の秘匿文字表示処理では、秘匿情報400が付加された後に印刷された原稿を、ウェアラブル端末2を用いて確認した際に、非表示の文字を再表示できるようにする。
本実施形態の秘匿文字表示処理は、主に画像形成装置1の制御部10及びウェアラブル端末2の制御部20が、記憶されたプログラムを、各部と協働し、ハードウェア資源を用いて実行する。
以下で、図6のフローチャートを参照して、秘匿文字表示処理の詳細をステップ毎に説明する。
まず、認証部140が、認証処理を行う。
ユーザーは、非表示の秘匿情報400を付加された原稿データ300を出力した原稿に対して、適切な権限を持つウェアラブル端末2を用いて原稿を閲覧する。
すると、これを認識した認証部140は、ウェアラブル端末2に対して、認証のためのコマンドを送信する。
これを受信した、ウェアラブル端末2の制御部20は、認証データ330を送信する。
認証部140は、認証データ330を取得して復号化し、認証データ230の秘密鍵と対応付けして認証する。
次に、認証部140が、認証成功か否かを判定する。認証部140は、認証が成功した場合に、Yesと判定する。認証部140は、認証ができなかった又は認証が失敗した場合には、Noと判定する。
Yesの場合、認証部140は、処理をステップS112に進める。
Noの場合、認証部140は、秘匿文字表示処理を終了する。
認証が成功した場合、秘匿情報出力部150は、秘匿情報出力処理を行う。
秘匿情報出力部150は、原稿の出力されていない箇所を指示すると、非表示となっている情報を表示させる。具体的には、秘匿情報出力部150は、ウェアラブル端末2から画像データ310を取得し、上述の関連付け処理(図4)と同様の処理を行って、原稿データ300と関連付けする。また、秘匿情報出力部150は、秘匿位置算出処理(図4)と同様の処理を行って、ユーザーの指を認識し、ユーザーが示す秘匿された文字列の位置を算出する。秘匿情報出力部150は、この文字列の位置に対応する原稿データ300の秘匿情報400を認証データ230で復号化して、ウェアラブル端末2に文字表示のコマンドとして送信する。
すると、ウェアラブル端末2の制御部20は、表示部26を通して見える原稿と重なる位置に、この秘匿情報400の箇所の文字を表示する。これにより、ユーザーは、認証された端末により、秘匿された個人情報等を確認することが可能となる。
以上により、本発明の実施の形態に係る秘匿文字表示処理を終了する。
本発明の実施の形態に係る画像形成システムXは、ウェアラブル端末2と画像形成装置1(情報処理装置)とを備えた情報処理システムであって、ウェアラブル端末2は、原稿の画像データ310を取得する撮像部22と、取得された画像データ310を画像形成装置1に送信する通信部25とを備え、画像形成装置1は、ウェアラブル端末2の通信部25から、原稿の画像データ310を取得する画像データ取得部100と、画像データ取得部100により取得された原稿の画像データ310と原稿の元データである原稿データ300とを関連付けする関連付け部110と、関連付け部110により関連付けられた原稿の画像データ310の一部が指で隠されたことを認識し、隠された原稿の位置を算出する秘匿位置算出部120と、秘匿位置算出部120により算出された原稿の位置に含まれる情報について、出力を禁止する秘匿情報400を原稿の元データである原稿データ300に付加する秘匿情報付加部130とを備えることを特徴とする。
このように構成することで、印刷した原稿を見ているときに、個人情報等の秘匿したい情報を発見してこれを非表示にしたい場合、ウェアラブル端末2を用いて原稿を確認し、個人情報の箇所を指先で隠すことにより、画像形成装置1の上にある原稿データ300の該当の箇所を出力しないようにすることが可能となる。
この際、印刷された原稿を見ながら、原稿データ300への非表示処理を指示することができるため、ミスが少なく即座にデータ編集が可能となる。
このように構成することで、ユーザーが指で原稿中の文字を隠す動作に関して、隠したくない文字を隠したと判定する、指先だけでは範囲が不足する、といった問題を解決することが可能となる。また、指先だけでは隠す範囲が不足する場合には、指先の範囲を広げる、複数の指で隠す、範囲指定する等といった方法で利便性を損なわないようにする等のジェスチャーによる指示で、ユーザーの使い勝手をよくすることができる。
このように構成し、隠す指示が有効となる範囲をウェアラブル端末2上で表示することにより、余分な箇所を隠さず、必要な箇所だけ隠すことが可能となる。
このように構成し、ウェアラブル端末2を組み合わせて用いることにより、セキュリティレベルによる表示、非表示を指示する事も出来るため、可読性も損なわなくなる。
なお、上述の実施形態では、ウェアラブル端末2としてメガネ型の端末を利用した例について説明した。しかしながら、ウェアラブル端末2として、カメラ付きの時計型端末や帽子型端末等を用いてもよい。また、カメラ付きのスマートフォンやタブレット端末等を用いることも可能である。この場合、カメラで撮像した画像データ310を表示部に表示し、そこにAR表示を行うことが可能である。
このように構成することで、柔軟に秘匿情報400の管理を行うことができる。
2 ウェアラブル端末
10、20 制御部
11 画像処理部
12 原稿読取部
13 原稿給送部
14 給紙部
15、25 通信部
16 操作パネル部
17 画像形成部
18 FAX送受信部
19 記憶部
22 撮像部
26 表示部
100 画像データ取得部
110 関連付け部
120 秘匿位置算出部
130 秘匿情報付加部
140 認証部
150 秘匿情報出力部
230、330 認証データ
300 原稿データ
310 画像データ
320 原稿位置情報
400 秘匿情報
500 原稿
X 画像形成システム
Claims (5)
- ウェアラブル端末から原稿の画像データを取得する画像データ取得部と、
前記画像データ取得部により取得された前記原稿の画像データと前記原稿の元データとを関連付けする関連付け部と、
前記関連付け部により関連付けられた前記原稿の画像データの一部が指で隠されたことを認識し、隠された前記原稿の位置を算出する秘匿位置算出部と、
前記秘匿位置算出部により算出された前記原稿の位置に含まれる情報について、出力を禁止する秘匿情報を前記原稿の元データに付加する秘匿情報付加部とを備える
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記秘匿位置算出部は、
隠された前記原稿の位置を前記ウェアラブル端末に表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記ウェアラブル端末から、認証データを取得して認証する認証部と、
前記認証部による認証が成功した場合、前記秘匿情報付加部により前記秘匿情報の付加された前記原稿の画像データが閲覧された際に、前記原稿の位置が指で示されたことを認識して、前記原稿の位置に含まれる情報を前記ウェアラブル端末に表示させる秘匿情報出力部とを備える
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - ウェアラブル端末と情報処理装置とを備えた情報処理システムであって、
前記ウェアラブル端末は、
原稿の画像データを取得する撮像部と、
取得された前記原稿の画像データを前記情報処理装置に送信する通信部とを備え、
前記情報処理装置は、
前記ウェアラブル端末の前記通信部から、前記原稿の画像データを取得する画像データ取得部と、
前記画像データ取得部により取得された前記原稿の画像データと前記原稿の元データとを関連付けする関連付け部と、
前記関連付け部により関連付けられた前記原稿の画像データの一部が指で隠されたことを認識し、隠された前記原稿の位置を算出する秘匿位置算出部と、
前記秘匿位置算出部により算出された前記原稿の位置に含まれる情報について、出力を禁止する秘匿情報を前記原稿の元データに付加する秘匿情報付加部とを備える
ことを特徴とする情報処理システム。 - 情報処理装置により実行される情報処理方法であって、前記情報処理装置は、
ウェアラブル端末から原稿の画像データを取得し、
取得された前記原稿の画像データと前記原稿の元データとを関連付けし、
関連付けられた前記原稿の画像データの一部が指で隠されたことを認識し、隠された前記原稿の位置を算出し、
算出された前記原稿の位置に含まれる情報について、出力を禁止する秘匿情報を前記原稿の元データに付加する
ことを特徴とする情報処理方法。
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