JP2020161123A - 認証方法、そのシステム及び管理サーバ - Google Patents

認証方法、そのシステム及び管理サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】人物等の認証対象を認証する場合に、秘匿性の高いデータを高い信頼性で安価に扱うことができる認証方法を提供する。【解決手段】認証システム1において、いずれかの人物認証サーバ15_1〜15_nは、認証用メタデータの更新条件を満たした場合に、管理サーバ17が同期処理サーバ19を仮想サーバとして生成する。人物認証サーバは、同期処理サーバに取得メタデータを送信する。同期処理サーバは、受信した取得メタデータを全ての人物認証サーバに送信して認証用メタデータを更新させた後に、消去される。【選択図】図1

Description

本発明は、認証方法、そのシステム及び管理サーバに関するものである。
従来は人物認証システムは、図9に示すように、監視撮像手段の映像用いて、人物の顔の特徴を検出し、特徴として抽出したデータの同一性を比較して個人を特定する、特徴抽出型の技術が用いられてきた。これに対して、近年急速に成長している人工知能技術で、ディープラーニングの手法を用いる事で、人物の顔に加え、人体の他の特徴も加えて判定することでカメラ213で撮影した顔の映像が十分でない場合でも、個人を特定できる技術が開発されている
人物認証の分野において、従来は、図9に示すように、カメラ213と人物認証サーバ219を接続し、人物認証サーバ219において、カメラ213の映像を分析し、予め登録された人物認証データと突合して人物を特定する。
複数の施設に渡って、同一の人物を発見するような用途では、従来のシステムでは、図10に示すように、データセンタやクラウドセンターに大型の人物認証サーバ219を配備して、各施設には、画像処理サーバ215を配備して、処理負荷の重い人物の画像の切り出しを行い、切出した人物の画像を人物認証サーバ219に送信して、その後の処理は全てデーターセンタ又はクラウドセンタに配備された人物認証サーバ219で処理を行う。
しかしながら、図10に示すシステムでは、画像処理サーバ215から人物認証サーバ219に人物の映像が含まれるデータを送るため、個人情報保護の観点からとても高いセキュリティを保つ環境の構築が必要で、保守や運用のコストが大変高額になる問題がある。
また、ディープラーニングの技術を使う用途では、ディープラーニングの技術の特徴である「再学習による性能が向上する」利点を活かす仕組みが求められるため、例えば図10に示すシステムのセキュリティの問題を回避すべく、各施設には図9に示すシステムを導入し、例えば再学習等により向上した人物認証データに入れ替える場合には、人為的に全ての施設を入れ替えて回る作業を行う方法もあるが、頻繁にデータを入れ替える必要のある場合、実運用上現実的ではない問題を抱えていた。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、人物等の認証対象を認証する場合に、秘匿性の高いデータを高い信頼性で安価に扱うことができ、且つデープラーニングの技術を使う場合に求められる再学習による性能の向上を自動的に行うことができる認証方法、そのシステム及び管理サーバを提供することにある。
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の認証方法は、複数の認証装置の各々が、対応する撮像手段が撮像した映像に含まれる認証対象の認証部分の特徴を示す取得メタデータを取得する第1の工程と、前記認証装置が、前記第1の工程で取得した前記取得メタデータと複数の認証用メタデータとを比較して認証を行う第2の工程と、前記認証装置が、前記第2の工程で認証に成功した場合に、当該認証に成功した前記取得メタデータについて前記認証部位のデータであるかの確信度が前記複数の認証用メタデータの確信度のうち最も小さい確信度より大きいという更新条件を満たす場合に、管理サーバに認証用メタデータの更新要求を送信する第3の工程と、前記前記管理サーバが前記認証装置から受信した前記更新要求に応じて同期処理サーバを生成する第4の工程と、前記同期処理サーバが、前記更新要求を送信した前記認証装置から直接又は間接的に受信した前記取得メタデータを他の前記認証装置に送信する第5の工程と、前記第5の工程で前記取得メタデータを受信した前記他の認証装置が、自らが認証で用いる複数の認証用メタデータのうち前記確信度が最も小さい前記認証用メタデータを、前記受信した取得メタデータで更新処理する第6の工程とを有する。
好適には、前記第2の工程において、前記認証装置は、複数の照合用認証対象の各々にそれぞれ対応付けられた複数の前記認証用メタデータと前記取得メタデータとを比較し、前記取得メタデータが前記複数の照合用認証対象のいずれかに一致しているかを認証する。
好適には、前記第5の工程において、前記同期処理サーバが、前記取得メタデータと共に受信した前記認証対象識別情報を前記他の認証装置に送信し、前記第6の工程において、前記他の認証装置が、受信した前記認証対象識別情報を基に、前記更新処理を行う。
好適には、前記第3の工程において、前記認証装置は、前記撮像した映像に含まれる認証対象の認証部分の画像データを基に、前記取得メタデータの前記確信度を計算し、前記認証用メタデータには、予め計算された前記確信度が対応付けられている。
好適には、前記認証対象の認証部分が人間の顔である場合に、前記認証装置は、認証対象の認証部分の画像データから、人間の頭、左右目及び口の輪郭を特定し、前記特定した頭の幅Lfと、前記特定した左右目の重心位置の距離Leと、前記特定した口の重心位置と前記左右目の重心位置との距離Lmとを基に、前記確信度を計算する。
好適には、前記第2の工程において、前記認証装置は、複数の前記認証用メタデータと前記取得メタデータとを基に、顔の輪郭、顔の特定部位間の距離及び角度の一致度合いを示す一致度データを算出し、当該一致度データを基に前記認証を行う。
好適には、前記第3の工程は、前記確信度が所定の基準値を超え、且つ、当該確信度が前記複数の認証用メタデータの確信度のうち最も小さい確信度より大きい場合に、前記更新条件を満たすと判断する。
好適には、前記第5の工程の後に、前記管理サーバが前記同期処理サーバを消去する第7の工程をさらに有する。
好適には、前記撮像手段と前記認証装置とを収容したカメラを有する。
好適には、前記取得メタデータ及び前記認証用メタデータは、人物の顔又は体型(骨格、身長)の特徴データ、性別データ、年齢データ、歩幅データ、歩行速度データ、重心位置データの少なくとも一つを含む。
本発明の認証システムは、複数の撮像手段と、前記複数の撮像手段の各々に対応した複数の認証装置と、管理装置とを有し、前記複数の認証装置の各々が、対応する前記撮像手段が撮像した映像に含まれる認証対象の認証部分の特徴を示す取得メタデータを取得する第1の工程と、前記認証装置が、前記第1の工程で取得した前記取得メタデータと複数の認証用メタデータとを比較して認証を行う第2の工程と、前記認証装置が、前記第2の工程で認証に成功した場合に、当該認証に成功した前記取得メタデータについて前記認証部位のデータであるかの確信度が前記複数の認証用メタデータの確信度のうち最も小さい確信度より大きいという更新条件を満たす場合に、管理サーバに認証用メタデータの更新要求を送信する第3の工程と、前記前記管理サーバが前記認証装置から受信した前記更新要求に応じて同期処理サーバを生成する第4の工程と、前記同期処理サーバが、前記更新要求を送信した前記認証装置から直接又は間接的に受信した前記取得メタデータを他の前記認証装置に送信する第5の工程と、前記第5の工程で前記取得メタデータを受信した前記他の認証装置が、自らが認証で用いる複数の認証用メタデータのうち前記確信度が最も小さい前記認証用メタデータを、前記受信した取得メタデータで更新処理する第6の工程とを有する。
好適には、前記第5の工程の後に、前記管理サーバが前記同期処理サーバを消去する第7の工程をさらに有する。
本発明によれば、人物等の認証対象を認証する場合に、秘匿性の高いデータを高い信頼性で安価に扱うことができる認証方法、そのシステム及び管理サーバを提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係わる認証システムの全体構成図である。 図2は、図1に示す人物認証サーバの機能ブロック図である。 図3は、図1に示す人物認証サーバの認証処理を説明するための図である。 図4は、図1に示す人物認証サーバの確信度算出を説明するための図である。 図5は、図1に示す管理サーバの機能ブロック図である。 図6は、図1に示す認証システムの動作例を説明するためのフローチャートである。 図7は、本発明の第2実施形態に係わる認証システムの全体構成図である。 図8は、本発明の第3実施形態に係わる認証システムの動作例を説明するためのフローチャートである。 図9は、従来の認証システムの第1の例を説明するための全体構成図である。 図10は、従来の認証システムの第2の例を説明するための全体構成図である。
以下、本発明の実施形態に係わる認証システムを説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係わる認証システム1の全体構成図である。
図1に示すように、認証システム1は、例えばカメラ13_1〜13_n、人物認証サーバ15_1〜15_n、管理サーバ17及び同期処理サーバ19を有する。
認証システム1は、映像監視における自己成長型アルゴリズムを用いたセキュリティの高い認証データベースシステムである。
近年、人工知能(AI:Artificial Intelligence)の技術でディープラーニング(DL:Deep Learning)を用いた優れた映像分析ができるようになった。
認証システム1は、ディープラーニングによる人物認証を用いることで、高い自動認識性能を有し、且つ高いセキュリティ性能を持つことができるシステムを提供する。
[カメラ13_1〜13_n]
カメラ13_1〜13_nは、映像を撮像する撮像手段を有しており、撮像した映像データを人物認証サーバ15_1〜15_nにそれぞれ出力する。nは、2以上の整数である。
なお、カメラ13_1〜13_nは、例えば、ネットワークアドレスが割り当てられておらず、ハッキングされない。
[人物認証サーバ15_1〜15_n]
図2は、図1に示す人物認証サーバ15_1〜15_nの機能ブロック図である。
図2に示すように、人物認証サーバ15_1〜15_nは、例えば、インタフェース27、メモリ29、データベース31及び処理部33を有する。
インタフェース27は、対応するカメラ13_1〜13_nから映像データを入力する。
また、インタフェース27は、ネットワークを介して、管理サーバ17及び同期処理サーバ19と通信を行う。
メモリ29は、処理部33が実行するプログラム、並びに当該プログラムの実行に用いられるデータが記憶されている。
データベース31は、例えば、複数の照合用認証対象(例えば複数の人物)の認証部位(例えば人物の顔)各々について、それぞれ対応付けられた複数の認証用メタデータを記憶している。本実施形態では、認証用メタデータは、人物の顔の特徴情報である。
複数の照合用認証対象には、それぞれ当該対象を識別する認証対象識別情報(人物ID)が割り当てられており、各認証用メタデータには当該認証対象識別情報が対応付けられている。
処理部33は、メモリ29から読み出したプログラムを実行し、以下に示す処理を行う。
処理部33は、対応するカメラ13_1〜13_nから入力した映像データを解析し、当該映像データに含まれる認証対象の所定の認証部位(例えば、顔)の特徴を抽出し、それを示す取得メタデータを生成する。
具体的には、処理部33は、映像データをディープラーニングによる映像を映像分析により、映像に含まれる人物の映像情報を解析した取得メタデータを出力する。
本実施形態のメタデータは、人物の顔又は体型(骨格、身長)の特徴データ、性別データ、年齢データ、歩幅データ、歩行速度データ、重心位置データの少なくとも一つを含む。
本実施形態では、メタデータは、前述したように、顔の特徴データである。
処理部33は、当該生成した取得メタデータと、データベース31から読み出した複数の認証用メタデータとを比較して人物の認証を行う。
人物認証サーバ15_1〜15_nの各々は、取得メタデータと、データベース31から読み出した複数の照合用認証対象(複数の人物の顔)の各々の複数の認証用メタデータとを基に、顔の輪郭、顔の特定部位間の距離及び角度等の特徴データの一致度合い示す一致度データを算出し、当該一致度データを基に認証を行う。すなわち、人物認証サーバ15_1〜15_nは、複数の照合用認証対象の複数の認証用メタデータうち、いずれか一つでも取得メタデータと一致度が所定の基準を超えた場合には、当該一致度が超えた認証用メタデータの照合用認証対象の人物であると認証する。
図4は、図1に示す人物認証サーバ15_1〜15_nの認証処理を説明するための図である。
処理部33は、認証に用いる一致度を以下に示すように算出する。
処理部33は、取得メタデータと、認証用メタデータとの差(本人の顔と他人の顔の特徴の差)を数字に変換し、違いの大きさを示す一致度によって、本人と一致するかどうかを判定する。
処理部33は、完全一致を0として、100までの数字の大きさにより、本人ではない度合いを一致度として算出する。
図5は、撮像画像の顔画像において、F00〜F13は顔の輪郭の特徴となる点を示す。
処理部33は、撮像対象の認証部分(人物の顔)毎に、F00-F01の距離及び角度を計算する。
また、処理部33は、F01-F01の距離及び角度を計算する。
処理部33は、同様に、F01-F02, F02-F03, F02-F10….F13-F00のそれぞれの距離と角度を計算する。
処理部33は、同様に、目、鼻、口に対して輪郭の特徴となる点の互いの距離及び角度を計算する。
処理部33は、同一人物かどうかの判定で、各特徴となる点間の距離と角度の数値の差を計算する。
処理部33は、各特徴となる点間の距離と角度の数字の総合計値に対して、2つの人物の特徴となる点間の距離rと角度の差の数字の総合計が、40%未満の数字であれば、本人との「一致度」が高い(認証成功)と判断する。処理部33は、この差分を、20%以内、5%以内のように、「一致度」の厳しさ(しきい値)により、本人である精度を調整して利用する。
処理部33は、第1の基準値を超えた一致度であれば認証成功とする。
ここで、認証用データが、本人が協力して適切な環境で取得したホワイトリストデータである場合には99.5%以上の一致度で認証成功とし、ホワイトリストデータ以外のブラックリストデータであれば80%以上の一致度で認証成功としてもよい。
なお、処理部33による一致度の計算は上述した方法に限定されない。
処理部33は、認証結果をカメラ13_1〜13_nあるいは所定のサーバに送信する。例えば、人物認証サーバ15_1〜15_nは、認証に成功した場合に、データベース31に登録された認証対象識別情報(人物ID)を送信する。すなわち、人物認証サーバ15_1〜15_nは、前述した認証において一致度が超えた認証用メタデータの照合用認証対象の人物の認証対象識別情報を、その取得メタデータと共に後述する同期処理サーバ19に送信する。また、このとき、処理部33は、自らの人物認証サーバ15_1〜15_nの認証サーバ識別情報も同期処理サーバ19に送信する。
処理部33は、上述した認証成功した場合に、当該認証に成功した取得メタデータについて認証部位のデータであるかの確信度を算出する。
そして、処理部33は、当該算出した確信度が所定の基準値を超え、且つ上記複数の認証用メタデータの確信度のうち最も小さい確信度より大きいという更新条件を満たしたか否かを判断し、当該更新条件を満たした場合に管理サーバ17に認証用メタデータの更新要求を、認証対象識別情報及び認証サーバ識別情報と共に送信する。
管理サーバ17は、当該更新要求に応じて、同期処理サーバ19を生成する。
処理部33は、以下のように上記確信度を算出する。
すなわち、処理部33は、認証対象の認証部分が人間の顔である場合に、当該認証対象の認証部分の画像データから、人間の頭、左右目及び口の輪郭を特定する。そして、処理部33は、当該特定した頭の幅Lfと、当該特定した左右目の重心位置の距離Leと、当該特定した口の重心位置と前記左右目の重心位置との距離Lmとを算出し、これらを基に確信度を計算する。
具体的には、処理部33は、以下のようにして確信度を計算する。
図4は、図1に示す人物認証サーバ15_1〜15_nの確信度算出を説明するための図である。
処理部33は、撮像画像から、「人間の顔」である可能性の高さを「確信度」の数字で表現する。
処理部33は、確信度を0〜100の数字で、数字が大きければ確信度が高い、すなわち、画像は顔であると判断する。
処理部33は、人間の頭の輪郭を特定し、その幅をLfとする。
処理部33は、人間の両目の輪郭を特定し、各々の目の重心位置の距離をLeとする。
処理部33は、人間の口を特定し、口の重心位置と目の重心位置の距離をLmとする。
処理部33は、頭、目、口を特定できない場合は、顔の確信度はゼロとする。
処理部33は、Lf=1.8*Le〜2.2Leの場合 頭と目の位置情報から 確信度1を50とする。
処理部33は、Lf=1.5*Le〜1.8Leの場合 頭と目の位置情報から 確信度1を25とする。
処理部33は、Lf=2.2*Le〜2.7Leの場合 頭と目の位置情報から 確信度1を25とする。
それ以外の場合、確信度1を0とする。
処理部33は、Lf=0.4*Lm〜0.6Lmの場合、目と口の位置関係から 確信度2を50とする。
処理部33は、Lf=0.2*Lm〜0.4Lmの場合、目と口の位置関係から 確信度2を25とする。
処理部33は、Lf=0.6*Lm〜0.8Lmの場合、目と口の位置関係から 確信度2を25とする。
それ以外の場合、確信度2を0とする。
処理部53は、確信度=確信度1の値+確信度2の値とし、確信度>=50(基準値)の場合、利用可能な「顔」の画像と判断する。すなわち、確信度が所定の基準値を超えたと判断する。
なお、確信度の判定は、例えば、以下のようにしてもよい。論理的に理想の顔の映像を撮影し、人工知能のアルゴリズムによってメタデータを取得した場合に得られる品質を100とした場合、例えば顔を撮影するカメラの角度が真正面ではなく、上下、又は左右に傾いた状態や、光のあたりかたが均一ではなく、右目の方向からやや強い光が差し込んだ状態、又はサングラスをかけた、状態、帽子のひさしで顔の一部が隠れた状態などで、品質が下がって行く。この品質の状態を数字に換算し、0から100の度合いに分け確信度とする。
なお、処理部33による確信度の計算は上述した方法に限定されない。
処理部33は、上記認証に成功し、且つ上記更新条件を満たした場合に、管理サーバ17に認証用メタデータの更新要求を送信する。
このとき、処理部33は、認証装置(自ら)のIDと、更新する対象の識別情報(人物ID)とを管理サーバ17に送信する。
処理部33は、管理サーバ17が生成した仮想サーバである同期処理サーバ19からの要求に応じて、取得メタデータ、その認証対象識別情報、自らの認証サーバ識別情報を同期処理サーバ19に送信する。
処理部33は、同期処理サーバ19から更新のための取得メタデータを受信すると、それを用いてデータベース31に記憶された認証用メタデータを更新する。具体的には、処理部33は、受信した認証対象識別情報に対応する人物の複数の認証用メタデータのうち確信度が最も小さい認証用メタデータを、当該受信した取得メタデータで更新する更新処理を行う。
[管理サーバ17]
図3は、図1に示す管理サーバ17の機能ブロック図である。
図3に示すように、管理サーバ17は、例えば、インタフェース47、メモリ49、データベース51及び処理部53を有する。
インタフェース47は、人物認証サーバ15_1〜15_n及び同期処理サーバ19と通信を行う。
メモリ49は、処理部53が実行するプログラム、並びに当該プログラムの実行に用いられるデータが記憶されている。
データベース41は、例えば、人物認証サーバ15_1〜15_nに関するデータが記憶されている。
処理部53は、メモリ49から読み出したプログラムを実行し、以下に示す処理を行う。
処理部53は、人物認証サーバ15_1〜15_nから認証用メタデータの更新要求を受信すると、同期処理サーバ19を仮想サーバとして生成する。処理部53は、更新要求を送信した人物認証サーバ15_1〜15_nから受信した更新する対象の認証対象識別情報(人物ID)と、更新要求を出した人物認証サーバ15_1〜15_nの認証サーバ識別情報を同期処理サーバ19に送信する。
処理部53は、同期処理サーバ19が取得メタデータを他の人物認証サーバ15_1〜15_nに送信する処理を完了すると、同期処理サーバ19を消去する。
[同期処理サーバ19]
同期処理サーバ19は、管理サーバ17によって生成される。
すなわち、管理サーバ17は、何もないところから同期処理サーバ19を新に生成したり、同期処理サーバ19に係るプログラムを起動させる。
同期処理サーバ19は、管理サーバ17から、更新要求を出した人物認証サーバ15_1〜15_nの認証サーバ識別情報と、更新する対象の認証対象識別情報(人物ID)とを受信する。
同期処理サーバ19は、上記受信した認証サーバ識別情報を基に、更新要求を出した人物認証サーバ15_1〜15_nに、取得メタデータを要求する。このとき、認証対象識別情報を送信してもよい。
同期処理サーバ19は、上記要求に応じて、人物認証サーバ15_1〜15_nから取得メタデータを受信すると、他の人物認証サーバ15_1〜15_nに当該取得メタデータを、認証対象識別情報と共に送信する。同期処理サーバ19は、当該送信が完了すると、その旨を管理サーバ17に通知する。
また、同期処理サーバ19は、当該送信を完了すると、管理サーバ17によって消去される。
以下、図1に示す認証システム1の動作例を説明する。
図6は、図1に示す認証システム1の動作例を説明するためのフローチャートである。
以下、図6に示す各ステップを説明する。
ステップST1:
カメラ13_1〜13_nは、映像を撮像する撮像手段を有しており、撮像した映像データを人物認証サーバ15_1〜15_nにそれぞれ出力する。
ステップST2:
人物認証サーバ15_1〜15_nは、対応するカメラ13_1〜13_nから入力した映像データを解析し、当該映像データに含まれる認証対象の所定の認証部位(例えば、顔)の特徴を抽出し、それを示す取得メタデータを生成する。
ステップST3:
人物認証サーバ15_1〜15_nは、ステップST2で生成した取得メタデータと、データベース31から読み出した複数の認証用メタデータとを比較して人物の認証を行う。
人物認証サーバ15_1〜15_nは、例えば、複数の認証用データのうち、何れか一つでも所定の基準値(例えば95%)を超えた一致度であれば認証成功とする。
人物認証サーバ15_1〜15_nは、認証結果をカメラ13_1〜13_nあるいは管理サーバ17等の所定のサーバに送信する。例えば、人物認証サーバ15_1〜15_nは、認証に成功した場合に、当該認証した認証対象の認証対象識別情報を管理サーバ17等に送信する。
ステップST4:
ステップST3で認証に成功した場合はステップST5に進み、そうでない場合はステップST1に戻る。
ステップST5:
人物認証サーバ15_1〜15_nh、ステップST3での認証成功した場合に、当該認証に成功した取得メタデータについて認証部位のデータであるかの確信度を算出する。
そして、人物認証サーバ15_1〜15_nは、当該算出した確信度が所定の基準値を超え、且つ上記複数の認証用メタデータの確信度のうち最も小さい確信度より大きいという更新条件を満たしたか否かを判断し、当該更新条件を満たした場合にステップST6に進み、そうでない場合にステップST1に戻る。
ステップST6:
ステップST3,ST5で肯定判定をした人物認証サーバ15_1〜15_nが、管理サーバ17に認証用メタデータの更新要求を、認証対象識別情報及び認証サーバ識別情報と共に送信する。
また、当該更新要求を出した人物認証サーバ15_1〜15_nは、認証対象識別情報に対応する人物の複数の認証用メタデータのうち確信度が最も小さい認証用メタデータを、当該受信した取得メタデータで更新する更新処理を行う。
ステップST7:
管理サーバ17は、同期処理サーバ19を仮想サーバとして生成する。
ステップST8:
同期処理サーバ19が、ステップST3,ST5で肯定判定をした人物認証サーバ15_1〜15_nに対して取得メタデータの要求を送信する。
具体的には、同期処理サーバ19は、管理サーバ17から、更新要求を出した人物認証サーバ15_1〜15_nの認証サーバ識別情報と、更新する対象の認証対象識別情報(人物ID)とを受信する。
そして、同期処理サーバ19は、上記受信した認証サーバ識別情報を基に、更新要求を出した人物認証サーバ15_1〜15_nに、認証対象識別情報と共に、取得メタデータを要求する。
ステップST9:
ステップST8で同期処理サーバ19から要求を受信した人物認証サーバ15_1〜15_nが、同期処理サーバ19に取得メタデータを送信する。
ステップST10:
同期処理サーバ19が、ステップST9で受信した取得メタデータ及びその認証対象識別情報を、更新要求を出した人物認証サーバ15_1〜15_nを除く他の全ての人物認証サーバ15_1〜15_nに送信する。
ステップST11:
上記他の人物認証サーバ15_1〜15_nは、ステップST10で同期処理サーバ19から取得メタデータ及び認証対象識別情報を受信すると、それに対応するデータベース31に記憶された認証用メタデータを更新する。具体的には、人物認証サーバ15_1〜15_nは、受信した認証対象識別情報に対応する人物の複数の認証用メタデータのうち確信度が最も小さい認証用メタデータを、当該受信した取得メタデータで更新する更新処理を行う。
ステップST12:
管理サーバ17は、同期処理サーバ19を消去する。
以上説明したように、認証システム1によれば、いずれかの人物認証サーバ15_1〜15_nにおいて、取得メタデータが所定の更新条件を満たした場合、全ての人物認証サーバ15_1〜15_nに新たな認証用メタデータとして登録できる。これにより、人物認証サーバ15_1〜15_nにおける認証精度を高めることができる。すなわち、認証対象の人物が年齢等によって変化した場合でも、その変化に応じて認証データを更新できる。また、デープラーニングの技術を使う場合に求められる再学習による性能の向上を自動的に行うことができる。
また、認証システム1によれば、いずれかの人物認証サーバ15_1〜15_nにおいて所定の更新条件を満たすと判断された取得メタデータを全ての人物認証サーバ15_1〜15_nで共有する際に、一時的に生成された同期処理サーバ19を介して当該取得メタデータの送受信を行う。また、同期処理サーバ19は当該送受信が完了すると消滅する。そのため、取得メタデータがどこかのサーバに長期間保持されていることはなく、ハッキングによる漏洩リストを低くできる。
また、同期処理サーバ19は仮想サーバであるため、人物認証サーバ15_1〜15_nと同期処理サーバ19との間の通信路のセキュリティレベルを下げても一定の安全性を保つことができ、低価格化を図ることができる。
<第2実施形態>
図7は、本発明の第2実施形態に係わる認証システム101の全体構成図である。
図7に示すように、認証システム101は、例えば認証機能付カメラ113_1〜113_n、人物認証サーバ15_1〜15_n、管理サーバ17及び同期処理サーバ19を有する。
認証機能付カメラ113_1〜113_nは、第1実施形態で説明したカメラ13_1〜13_nと人物認証サーバ15_1〜15_nとの機能を備えたカメラである。
管理サーバ17は、第1実施形態の場合と同様に、同期処理サーバ19を生成し、認証機能付カメラ113_1〜113_nから受信した取得メタデータを同期処理サーバ19に送信する。
同期処理サーバ19は、当該取得メタデータを、他の認証機能付カメラ113_1〜113_nに送信する。
認証システム101によっても、第1実施形態の認証システム1と同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
本実施形態は、図1と同じ構成を有するが、動作例が異なる。
以下、本実施形態の認証システム1の動作例を説明する。
図8は、本発明の第3実施形態に係わる認証システム1の動作例を説明するためのフローチャートである。
以下、図8に示す各ステップを説明する。
ステップST31:
カメラ13_1〜13_nは、映像を撮像する撮像手段を有しており、撮像した映像データを人物認証サーバ15_1〜15_nにそれぞれ出力する。
ステップST32:
人物認証サーバ15_1〜15_nは、対応するカメラ13_1〜13_nから入力した映像データを解析し、当該映像データに含まれる認証対象の所定の認証部位(例えば、顔)の特徴を抽出し、それを示す取得メタデータを生成する。
ステップST33:
人物認証サーバ15_1〜15_nは、ステップST32で生成した取得メタデータと、データベース31から読み出した複数の認証用メタデータとを比較して人物の認証を行う。
人物認証サーバ15_1〜15_nは、例えば、複数の認証用データのうち、何れか一つでも所定の基準値(例えば95%)を超えた一致度であれば認証成功とする。
人物認証サーバ15_1〜15_nは、認証結果をカメラ13_1〜13_nあるいは管理サーバ17等の所定のサーバに送信する。例えば、人物認証サーバ15_1〜15_nは、認証に成功した場合に、当該認証した認証対象の認証対象識別情報を管理サーバ17等に送信する。
ステップST34:
ステップST33で認証に成功した場合はステップST35に進み、そうでない場合はステップST31に戻る。
ステップST35:
人物認証サーバ15_1〜15_nh、ステップST3での認証成功した場合に、当該認証に成功した取得メタデータについて認証部位のデータであるかの確信度を算出する。
そして、人物認証サーバ15_1〜15_nは、当該算出した確信度が所定の基準値を超え、且つ上記複数の認証用メタデータの確信度のうち最も小さい確信度より大きいという更新条件を満たしたか否かを判断し、当該更新条件を満たした場合にステップST36に進み、そうでない場合にステップST31に戻る。
ステップST36:
更新条件を満たしたと判断した人物認証サーバ15_1〜15_nは認証対象識別情報に対応する人物の複数の認証用メタデータのうち確信度が最も小さい認証用メタデータを、当該受信した取得メタデータで更新する更新処理を行う。
ステップST37:
更新条件を満たしたと判断した物認証サーバ15_1〜15_nが、管理サーバ17に認証用メタデータの更新要求を、取得メタデータ、認証対象識別情報及び認証サーバ識別情報と共に送信する。
管理サーバ17は、受信したデータをデータベース51に記憶する。
ステップST38:
管理サーバ17は、同期処理サーバ19を仮想サーバとして生成する。
ステップST39:
管理サーバ17は、データベース51から取得メタデータを読み出して認証対象識別情報と共に同期処理サーバ19に送信する。その後、管理サーバ17は、当該取得メタデータをデータベース51から消去する。
ステップST40:
同期処理サーバ19は、管理サーバ17から受信した取得メタデータ及び認証対象識別情報を、当該取得メタデータを管理サーバ17に送信した人物認証サーバ以外の他の人物認証サーバ15_1〜15_nに送信する。
ステップST41:
他の人物認証サーバ15_1〜15_nは、ステップST10で同期処理サーバ19から取得メタデータ及び認証対象識別情報を受信すると、それに対応するデータベース31に記憶された認証用メタデータを更新する。具体的には、人物認証サーバ15_1〜15_nは、受信した認証対象識別情報に対応する人物の複数の認証用メタデータのうち確信度が最も小さい認証用メタデータを、当該受信した取得メタデータで更新する更新処理を行う。
ステップST42:
管理サーバ17は、同期処理サーバ19を消去する。
以上説明したように、認証システム1によれば、いずれかの人物認証サーバ15_1〜15_nにおいて、一致度が更新基準値を超える取得メタデータが得られた場合に、それを他の人物認証サーバ15_1〜15_nに新たな認証用メタデータとして登録できる。これにより、人物認証サーバ15_1〜15_nにおける認証精度を高めることができる。すなわち、認証対象の人物が年齢等によって変化した場合でも、その変化に応じて認証データを更新できる。
また、認証システム1によれば、いずれかの人物認証サーバ15_1〜15_nにおいて得られた一致度が更新基準値を超える取得メタデータを他の人物認証サーバ15_1〜15_nに送信する際に、一時的に生成された同期処理サーバ19を介して当該送信を行う。また、同期処理サーバ19は当該送信が完了すると消滅する。そのため、取得メタデータがどこかのサーバに長期間保持されていることはなく、ハッキングによる漏洩リストを低くできる。
また、同期処理サーバ19が仮想サーバであるため、人物認証サーバ15_1〜15_nと同期処理サーバ19との間の通信路のセキュリティレベルを下げても一定の安全性を保つことができ、低価格化を図ることができる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
上述した実施形態では、本発明の認証対象として、人物を例示したが、例えば、自然災害を早期に発見するために地形等、その他の対象でのよい。
また、上述した実施形態では、人物認証サーバ15_1〜15_n及び認証機能付カメラ113_1〜113_nと、管理サーバ17とを個別に設けたが、人物認証サーバ15_1〜15_n及び認証機能付カメラ113_1〜113_nに管理サーバ17の機能を持たせてもよい。
また、本発明は、人工知能の技術でディープラーニング(学習機能)を用いた優れた映像分析を行い、かつメタデータの更新においてもディープラーニング技術(学習技術)を用いてもよい。
また、上述した実施形態では、人物認証サーバ15_1〜15_nで確信度を計算した場合を例示したが、管理サーバ17等、その他のサーバで計算するようにしてもよい。
本発明は、人物等の認証システムに適用可能である。
1, 101…認証システム
13_1〜13_n…カメラ
15_1〜15_n…人物認証サーバ
17…管理サーバ
19…同期サーバ
27,47…インタフェース
29,49…メモリ
31,51…データベース
33,53…処理部
113_1〜113_n…認証機能付カメラ
上述した従来技術の問題を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の認証方法は、認証対象識別情報に対応付けて複数の認証用メタデータを記憶するデータベースを認証装置が有する場合に、複数の前記認証装置の各々が、対応する撮像手段が撮像した映像に含まれる認証対象の認証部の特徴を示す取得メタデータを取得する第1の工程と、前記認証装置が、前記第1の工程で取得した前記取得メタデータと前記データベースから読み出した複数の前記認証用メタデータとの一致度を算出し、当該一致度が所定の基準を超えた場合に認証に成功したとし、当該一致度が所定の基準を超えた前記認証用メタデータに対応する前記認証対象識別情報を特定する第2の工程と、前記認証装置が、前記第2の工程で認証に成功した場合に、当該認証に成功した前記取得メタデータについて前記認証部位のデータであるかの確信度が前記特定した前記認証対象識別情報に対応する人物の複数の前記認証用メタデータの前記確信度のうち最も小さい前記確信度より大きいという更新条件を満たす場合に、管理サーバに前記特定した認証対象識別情報と前記認証用メタデータの更新要求を送信する第3の工程と、前記管理サーバが前記認証装置から受信した前記更新要求に応じて同期処理サーバを生成する第4の工程と、前記同期処理サーバが、前記更新要求を送信した前記認証装置から直接又は間接的に受信した前記取得メタデータと前記認証対象識別情報とを他の前記認証装置に送信する第5の工程と、前記第5の工程で前記取得メタデータを受信した前記他の認証装置及び前記更新要求を送信した前記認証装置が、前記特定した前記認証対象識別情報に対応する人物の複数の前記認証用メタデータのうち前記確信度が最も小さい前記認証用メタデータを、前記受信した取得メタデータで更新処理する第6の工程とを有する。
本発明の認証システムは、複数の撮像手段と、前記複数の撮像手段の各々に対応しており、認証対象識別情報に対応付けて複数の認証用メタデータを記憶するデータベースを有する複数の認証装置と、管理装置とを有し、前記複数の認証装置の各々が、対応する前記撮像手段が撮像した映像に含まれる認証対象の認証部位の特徴を示す取得メタデータを取得、前記認証装置が、前記取得した取得メタデータと前記データベースから読み出した複数の前記認証用メタデータとの一致度を算出し、当該一致度が所定の基準を超えた場合に認証に成功したとし、当該一致度が所定の基準を超えた前記認証用メタデータに対応する前記認証対象識別情報を特定し、前記認証装置が、前記認証に成功した場合に、当該認証に成功した前記取得メタデータについて前記認証部位のデータであるかの確信度が前記特定した前記認証対象識別情報に対応する人物の複数の前記認証用メタデータの前記確信度のうち最も小さい前記確信度より大きいという更新条件を満たす場合に、管理サーバに前記特定した認証対象識別情報と前記認証用メタデータの更新要求を送信し、前記前記管理サーバが前記認証装置から受信した前記更新要求に応じて同期処理サーバを生成、前記同期処理サーバが、前記更新要求を送信した前記認証装置から直接又は間接的に受信した前記取得メタデータと前記認証対象識別情報とを他の前記認証装置に送信、前記同期処理サーバから前記取得メタデータを受信した前記他の認証装置及び前記更新要求を送信した前記認証装置が、前記特定した前記認証対象識別情報に対応する人物の複数の前記認証用メタデータのうち前記確信度が最も小さい前記認証用メタデータを、前記受信した取得メタデータで更新処理す
本発明の認証システムは、複数の撮像手段と、前記複数の撮像手段の各々に対応しており、認証対象識別情報に対応付けて複数の認証用メタデータを記憶するデータベースを有する複数の認証装置と、管理装置とを有し、前記複数の認証装置の各々が、対応する前記撮像手段が撮像した映像に含まれる認証対象の認証部位の特徴を示す取得メタデータを取得し、前記認証装置が、前記取得した取得メタデータと前記データベースから読み出した複数の前記認証用メタデータとの一致度を算出し、当該一致度が所定の基準を超えた場合に認証に成功したとし、当該一致度が所定の基準を超えた前記認証用メタデータに対応する前記認証対象識別情報を特定し、前記認証装置が、前記認証に成功した場合に、当該認証に成功した前記取得メタデータについて前記認証部位のデータであるかの確信度が前記特定した前記認証対象識別情報に対応する人物の複数の前記認証用メタデータの前記確信度のうち最も小さい前記確信度より大きいという更新条件を満たす場合に、管理サーバに前記特定した認証対象識別情報と前記認証用メタデータの更新要求を送信し、前記管理サーバが前記認証装置から受信した前記更新要求に応じて同期処理サーバを生成し、前記同期処理サーバが、前記更新要求を送信した前記認証装置から直接又は間接的に受信した前記取得メタデータと前記認証対象識別情報とを他の前記認証装置に送信し、前記同期処理サーバから前記取得メタデータを受信した前記他の認証装置及び前記更新要求を送信した前記認証装置が、前記特定した前記認証対象識別情報に対応する人物の複数の前記認証用メタデータのうち前記確信度が最も小さい前記認証用メタデータを、前記受信した取得メタデータで更新処理する。

Claims (12)

  1. 複数の認証装置の各々が、対応する撮像手段が撮像した映像に含まれる認証対象の認証部分の特徴を示す取得メタデータを取得する第1の工程と、
    前記認証装置が、前記第1の工程で取得した前記取得メタデータと複数の認証用メタデータとを比較して認証を行う第2の工程と、
    前記認証装置が、前記第2の工程で認証に成功した場合に、当該認証に成功した前記取得メタデータについて前記認証部位のデータであるかの確信度が前記複数の認証用メタデータの確信度のうち最も小さい確信度より大きいという更新条件を満たす場合に、管理サーバに認証用メタデータの更新要求を送信する第3の工程と、
    前記前記管理サーバが前記認証装置から受信した前記更新要求に応じて同期処理サーバを生成する第4の工程と、
    前記同期処理サーバが、前記更新要求を送信した前記認証装置から直接又は間接的に受信した前記取得メタデータを他の前記認証装置に送信する第5の工程と、
    前記第5の工程で前記取得メタデータを受信した前記他の認証装置が、自らが認証で用いる複数の認証用メタデータのうち前記確信度が最も小さい前記認証用メタデータを、前記受信した取得メタデータで更新処理する第6の工程と
    を有する認証方法。
  2. 前記第2の工程において、前記認証装置は、複数の照合用認証対象の各々にそれぞれ対応付けられた複数の前記認証用メタデータと前記取得メタデータとを比較し、前記取得メタデータが前記複数の照合用認証対象のいずれかに一致しているかを認証する
  3. 前記第5の工程において、前記同期処理サーバが、前記取得メタデータと共に受信した前記認証対象識別情報を前記他の認証装置に送信し、
    前記第6の工程において、前記他の認証装置が、受信した前記認証対象識別情報を基に、前記更新処理を行う
    請求項2に記載の認証方法。
  4. 前記第3の工程において、前記認証装置は、前記撮像した映像に含まれる認証対象の認証部分の画像データを基に、前記取得メタデータの前記確信度を計算し、
    前記認証用メタデータには、予め計算された前記確信度が対応付けられている
    請求項3に記載の認証方法。
  5. 前記認証対象の認証部分が人間の顔である場合に、前記認証装置は、認証対象の認証部分の画像データから、人間の頭、左右目及び口の輪郭を特定し、
    前記特定した頭の幅Lfと、前記特定した左右目の重心位置の距離Leと、前記特定した口の重心位置と前記左右目の重心位置との距離Lmとを基に、前記確信度を計算する
  6. 前記第2の工程において、前記認証装置は、複数の前記認証用メタデータと前記取得メタデータとを基に、顔の輪郭、顔の特定部位間の距離及び角度の一致度合いを示す一致度データを算出し、当該一致度データを基に前記認証を行う
  7. 前記第3の工程は、前記確信度が所定の基準値を超え、且つ、当該確信度が前記複数の認証用メタデータの確信度のうち最も小さい確信度より大きい場合に、前記更新条件を満たすと判断する
  8. 前記第5の工程の後に、前記管理サーバが前記同期処理サーバを消去する第7の工程
    をさらに有する
    請求項1〜7のいずれかに記載の認証方法。
  9. 前記撮像手段と前記認証装置とを収容したカメラ
    を有する請求項1〜8のいずれかに記載の認証方法。
  10. 前記取得メタデータ及び前記認証用メタデータは、人物の顔又は体型(骨格、身長)の特徴データ、性別データ、年齢データ、歩幅データ、歩行速度データ、重心位置データの少なくとも一つを含む
    請求項1〜9のいずれかに記載の認証方法。
  11. 複数の撮像手段と、
    前記複数の撮像手段の各々に対応した複数の認証装置と、
    管理装置と
    を有し、
    前記複数の認証装置の各々が、対応する前記撮像手段が撮像した映像に含まれる認証対象の認証部分の特徴を示す取得メタデータを取得する第1の工程と、
    前記認証装置が、前記第1の工程で取得した前記取得メタデータと複数の認証用メタデータとを比較して認証を行う第2の工程と、
    前記認証装置が、前記第2の工程で認証に成功した場合に、当該認証に成功した前記取得メタデータについて前記認証部位のデータであるかの確信度が前記複数の認証用メタデータの確信度のうち最も小さい確信度より大きいという更新条件を満たす場合に、管理サーバに認証用メタデータの更新要求を送信する第3の工程と、
    前記前記管理サーバが前記認証装置から受信した前記更新要求に応じて同期処理サーバを生成する第4の工程と、
    前記同期処理サーバが、前記更新要求を送信した前記認証装置から直接又は間接的に受信した前記取得メタデータを他の前記認証装置に送信する第5の工程と、
    前記第5の工程で前記取得メタデータを受信した前記他の認証装置が、自らが認証で用いる複数の認証用メタデータのうち前記確信度が最も小さい前記認証用メタデータを、前記受信した取得メタデータで更新処理する第6の工程と
    を有する認証システム。
  12. 前記第5の工程の後に、前記管理サーバが前記同期処理サーバを消去する第7の工程
    をさらに有する
    請求項11に記載の認証システム。

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