JP4243898B2 - 証明写真処理システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラで撮影された人物画像情報が1コマ単位で付帯情報を付して保存される記憶媒体が用いられると共に、この記憶媒体に保存された人物画像情報のうち指定されたコマの人物画像情報を読出す読出し装置と、人物画像情報の表示が可能なディスプレイと、人物画像情報のプリントが可能なプリント装置とを備え、前記読出し装置で読出された人物画像情報を前記ディスプレイに表示させ、又、プリント情報としてプリント装置に転送する処理手段を備えている証明写真処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラ(デジタルスチルカメラ)は高性能化、低価格化が進み、銀塩フィルムを用いるカメラのような現像処理が不要であるため、迅速な処理を要求される証明写真に用いることが期待されている。又、DP店でデジタルカメラを用いて証明写真を得る場合には、デジタルカメラで人物を複数コマ撮影してメモリカード等の記憶媒体に保存し、この記憶媒体の画像情報をメディアリーダで読出し、コンピュータ等を介してディスプレイに表示し、表示に基づいてプリントすべきものを選択し、プリントサイズの設定、色調や明るさの調整を行った後にプリンタでプリントを行う手順の作業となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、DP店等で証明写真をプリントする場合を考えるに、証明写真の依頼主の人物画像(肖像)をデジタルカメラで撮影し、記憶媒体に保存した人物画像情報をディスプレイに表示して処理することになる。しかし、メモリカード等の記憶媒体には依頼主を撮影する以前に撮影した人物画像情報が消去されずに残されていることも多く、その依頼主のオーダ(注文の単位)以外の人物画像情報が先にディスプレイに表示されてしまうこともある。このように依頼主以外の人物画像情報が先にディスプレイに表示された場合には、表示するコマを順次切換えながら、その表示の中から依頼主の肖像を選択する操作を行うことになり、無駄に時間を費やし、作業能率を低下させることになる。そして、この処理を依頼人が視認できる環境で行った場合には、自分以外の人物画像がディスプレイに表示されるのを見るものとなるので、自分を撮影した画像が、後日、他人の目にさらされることを想像させ、DP店等の印象を悪化させることにも繋がり営業の面から改善の余地がある。
【0004】
又、前述の不都合を解消する目的で記憶媒体から証明写真をプリントした後には、記憶媒体に撮影された人物画像情報を、その都度消去することも考えられるが、その都度消去することは煩わしい面があり手間の面で改善の余地がある。
【0005】
本発明の目的は、デジタルカメラで撮影された人物画像情報のうち証明写真に必要なものだけをディスプレイに表示させて能率の良い証明写真のプリントを可能にするシステムを合理的に構成する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の特徴(請求項1)は、デジタルカメラで撮影された人物画像情報が1コマ単位で保存される記憶媒体が用いられると共に、この記憶媒体に保存された人物画像情報のうち指定されたコマの人物画像情報を読出す読出し装置と、人物画像情報の表示が可能なディスプレイと、人物画像情報のプリントが可能なプリント装置とを備え、前記読出し装置で読出された人物画像情報を前記ディスプレイに表示させ、又、プリント情報としてプリント装置に転送する処理手段を備えている証明写真処理システムにおいて、前記記憶媒体が前記読出し装置にセットされた場合には、人物画像の撮影時に、その人物画像のコマに対応して前記記憶媒体に保存され、各コマの撮影順序を特定可能な情報を含む付帯情報で構成されるオーダ識別情報に基づいて各オーダを区別し、このように区別したオーダのうち最新のオーダに対応するコマを指定し、そのコマの人物画像情報を抽出して前記ディスプレイに表示する指定手段を備えている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0008】
本発明の第の特徴(請求項)は請求項において、前記指定手段は、人物画像情報の抽出を行った際には、そのコマに対応する付帯情報を記憶手段に保存する処理を行うと共に、この保存の処理の以後に人物画像情報の抽出を行う場合には、記憶手段に保存された付帯情報に基づいて既に人物画像情報の抽出が行われているコマを除外したコマを指定して人物画像情報の抽出を行うよう構成されている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0009】
本発明の第の特徴(請求項)は請求項において、前記指定手段で指定される複数のコマの付帯情報の撮影日時を示す日時情報から、夫々のコマが撮影された時間間隔を判別し、この時間間隔が予め設定された値内にある複数のコマを1オーダとして他のオーダと区別して処理するよう該指定手段の処理形態が設定されている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0010】
本発明の第の特徴(請求項)は請求項において、前記記憶手段がハードディスク、不揮発メモリ等、前記処理手段に備えられた記憶機器で構成されている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0011】
本発明の第の特徴(請求項)は請求項において、前記記憶手段が、前記記憶媒体で兼用されている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0012】
本発明の第の特徴(請求項)は請求項において、前記付帯情報として撮影日時を示す日時情報が用いられると共に、前記指定手段は日時情報が最も後になるコマ、あるいは、このコマが撮影された時刻を基準にして設定された時間間隔内に撮影されたコマを含めた複数のコマ指定して人物画像情報の抽出を行うよう構成されている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0013】
本発明の第の特徴(請求項)は請求項において、前記付帯情報として撮影時の順序を示すコマ番号が用いられると共に、前記指定手段はコマ番号が最も大きいコマ、あるいは、このコマが撮影された時刻を基準にして設定された時間間隔内に撮影されたコマを含めた複数のコマを指定して人物画像情報の抽出を行うよう構成されている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0014】
本発明の第の特徴(請求項は、デジタルカメラで撮影された人物画像情報が1コマ単位で保存される記憶媒体が用いられると共に、この記憶媒体に保存された人物画像情報のうち指定されたコマの人物画像情報を読出す読出し装置と、人物画像情報の表示が可能なディスプレイと、人物画像情報のプリントが可能なプリント装置とを備え、前記読出し装置で読出された人物画像情報を前記ディスプレイに表示させ、又、プリント情報としてプリント装置に転送する処理手段を備えている証明写真処理システムであって、前記記憶媒体が前記読出し装置にセットされた場合には、人物画像情報の所定の画像領域における情報および各コマの撮影順序を特定可能な情報で構成されるオーダ識別情報に基づいて各オーダを区別し、このように区別したオーダのうち最新のオーダに対応するコマを指定し、そのコマの人物画像情報を抽出して前記ディスプレイに表示する指定手段を備えている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0015】
〔作用〕
上記第1の特徴によると、人物画像情報が保存された記憶媒体を読出し装置にセットした場合には、指定手段がオーダ識別情報に基づいてオーダを区別し、このように区別したオーダのうち最新のオーダに対応するコマを指定し、そのコマの人物画像情報を抽出してディスプレイに表示するので、オーダの区別が確実になるばかりでなく、オペレータがディスプレイに表示される人物画像情報を人為的に切換ながら視覚によってオーダに対応するコマを選択する如き操作を行わずに済み、このように指定手段で抽出された人物画像情報を処理手段によってプリント装置に転送することで証明写真を得るものとなる。また、オーダ識別情報が人物画像の撮影時に、人物画像のコマに対応して記憶媒体に保存される付帯情報で構成されるので、オーダを区別する際には付帯情報を判断するだけで済むものとなる。
【0017】
上記第の特徴によると、指定手段は、記憶手段に保存された付帯情報に基づいて人物画像情報が既に抽出されたコマを除外したコマを指定して人物画像情報の抽出を行うことになるので、同じ記憶媒体に複数の依頼主の人物画像情報が保存されたものであっても、既に指定手段で指定されたコマ(証明写真の処理が行われたコマ)の人物画像情報を再度抽出する処理が行われることはない。
【0018】
上記第の特徴によると、人物画像情報がまだ抽出されていない複数のオーダのコマが記憶媒体に存在する場合でも、指定手段が日時情報に基づいて夫々のオーダを区別するので、オペレータが人為的に区別する処理を行わずともオーダ毎にコマを指定して人物画像の抽出を行えるものとなる。
【0019】
上記第の特徴によると、処理手段に通常備えられるハードディスクや不揮発メモリ等の記憶機器を記憶手段に用いることで、特別に記憶手段を備えずに済むものとなる。
【0020】
上記第の特徴によると、記憶手段に記憶媒体が兼用されるので、メモリ等の記憶手段を用いずに済むばかりか、複数の記憶媒体を用いる場合でも、その記憶媒体に対応した情報に基づいて誤りのない状態で記憶媒体のコマを指定できるものとなる。
【0021】
上記第の特徴によると、指定手段が日時情報のうち最も後になるコマ、あるいは、設定された時間間隔内に撮影された複数のコマを指定して、そのコマの人物画像情報の読出しを行うので、オペレータがディスプレイに表示される人物画像情報を人為的に切換ながら視覚によってオーダに対応するコマを選択する如き操作を行わずとも、証明写真のオーダ時には通常最後に撮影される人物画像情報が保存されたコマ、あるいは、このコマを含んだ1オーダ分の複数のコマを自動的に設定して人物画像の抽出を行えるものとなる。
【0022】
上記第の特徴によると、指定手段がコマ番号のうち最も大きいコマ、あるいは、この大きいコマ番号のコマが撮影された時刻を基準に設定された時間間隔内に撮影された複数のコマを指定して、そのコマの人物画像情報の読出しを行うので、オペレータがディスプレイに表示される人物画像情報を人為的に切換ながら視覚によってオーダに対応するコマを選択する如き操作を行わずとも、証明写真のオーダ時には通常最後に撮影され、最大のコマ番号となる人物画像情報が保存されたコマ、あるいは、このコマを含んだ1オーダ分の複数のコマを自動的に設定して人物画像の抽出を行えるものとなる。
【0023】
上記第の特徴によると、オーダ識別情報が、人物画像情報の所定の画像領域の情報で構成されているので、画像の色の情報や画像の形の情報等の画像の特徴を基にしてオーダを区別するものとなり、区別するための根拠が現実的で区別も明確に行えるものとなる。
【0024】
〔発明の効果〕
従って、デジタルカメラで撮影された人物画像情報のうち証明写真に必要なものだけを手間を掛けず自動的に選択できると共に、このように選択した人物画像情報だけをディスプレイに表示させて能率良く証明写真のプリントを可能にするシステムが合理的に構成されたのである。そして、オーダの区別を容易に行え、一度処理を行ったコマを除外して必要なコマの人物画像情報だけを確実に処理できるものとなり、又、1つの記憶媒体に複数のオーダの複数のコマが存在する場合でも、夫々のオーダを自動的に区別して混乱のない処理を行え、記憶手段を用いるに拘わらずシステムの構成を複雑化させずコストも上昇させないものとなり、複数の記憶媒体を用いる場合でも誤りなく必要な人物画像情報が保存されたコマを指定して処理を行えるものとなり、日時情報を用いることにより簡単な構成で単純な処理形態で済むものでありながら必要な人物画像情報の処理を行え、コマ番号を用いることにより簡単な構成で単純な処理形態で済むものでありながら必要な人物画像情報の処理を行え、人物画像情報からオーダを区別することで現実的で誤りのない区別を行えるものとなった。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1には証明写真プリントシステムを示し、このシステムではタッチパネル式のディスプレイDを一体的に備えた汎用コンピュータM(処理手段の一例)と、この汎用コンピュータMからの画像情報をプリントする昇華型のプリント装置Pとを備えて構成されている。汎用コンピュータMにはデジタルカメラC(デジタルスチルカメラ)で撮影した人物画像情報が保存された記憶媒体R(コンパクトフラッシュやPCカードやスマートメディア等)の情報を読出す読出し装置1(メディアリーダ)と、CD−RやCD−ROMからの情報を読取るCD−ROMドライブ2と、フロッピーディスクFDの情報を読取るFDドライブ3とを備えている。プリント装置Pは昇華型のプリントヘッド(図示せず)を本体4に内蔵すると共に、ペーパカセット5にセットされたプリントペーパにプリントヘッドでプリントを行い排出部6に送り出すよう構成されている。又、ディスプレイDはディスプレイ本体7とタッチパネル8とで構成されている。
【0026】
このシステムでは前記ディスプレイDの表示面に初期メニューがアイコンの形態で表示されるものとなっており、この初期メニューの1つを選択する際にはオペレータが指先をディスプレイに表示されたアイコン等に接触させるだけで、所謂、GUI(Graphical User Interface) 式に処理形態を選択できるものとなっている。又、初期メニューには「証明写真」と「デジタルカメラ」と「リオーダー」と「デジタルカメラプリント」との処理を示す4つのアイコンが表示され(図示せず)、「証明写真」を選択した場合には後述するようにデジタルカメラCで撮影された人物画像情報を選択したサイズの証明写真にプリントする処理を行い、「デジタルカメラ」を選択した場合にはデジタルカメラCで撮影された画像情報を設定されたサイズにプリントする処理を行い、「リオーダー」を選択した場合には焼き増しプリントする処理を行うものとなり、「デジタルカメラプリント」を選択した場合には受付済みのオーダを出力サイズ毎まとめてプリントする処理を行うものとなっている。
【0027】
本発明のシステムでは証明写真のプリントを行う場合の処理形態に特徴を有するものであり、その特徴とはDP店等で依頼主の肖像をデジタルカメラCで撮影し、このように撮影した人物画像情報が保存された記憶媒体Rを読出し装置1にセットした状態で「証明写真」の処理が選択された場合に記憶媒体Rに他の人物画像情報が保存されていても直前に撮影された人物画像情報を読出し、その人物画像をディスプレイDに表示に対して優先的に表示して、証明写真の処理を行う点であり、その特徴に対応する構成及び処理形態を以下に説明する。
【0028】
図2にブロック回路図が示され、この回路図では汎用コンピュータMに内装したマイクロプロセッサ(CPU)に対して前記読出し装置1、CD−ROMドライブ2、FDドライブ3、汎用コンピュータMに内蔵されたハードディスクドライブ10に対するデータの入出力系が形成されると共に、このCPUに対してROM11、メインメモリ12、フレームメモリ13、画像処理部14夫々に対するデータのアクセス系が形成され、又、ビデオメモリ15とビデオコントローラ16を介してディスプレイ本体7に対する出力系が形成され、タッチパネル8からの信号をポインティング制御部17を介し位置情報に変換してCPUに入力する系、プリント制御部18を介してプリント装置に信号を出力する系が形成されている。
【0029】
前記デジタルカメラCは撮影日時を記憶媒体Rに保存するための時計を内蔵しており、又、このデジタルカメラCに用いられる記憶媒体Rの記憶領域を模式的に示すと、図3に示す如く、アドレスで記憶領域が指定される全記憶領域の一部(例えば、先頭アドレスから所定領域)にディレクトリやFAT(File Allocation Table)のデータ等が保存される管理領域を形成し、この管理領域以外の部分をデータ領域に割り当て、更に、このデータ領域を、撮影時に複数のコマ領域(フレーム領域)に割り当て得るよう設定されている。夫々のコマ領域はヘッダーと画像データ領域とが形成される。管理領域には記憶媒体の全記憶容量を示すデータ、コマ番号(フレーム番号)に対応する開始アドレス等を示すデータ(ディレクトリ及びFATに保存される)、撮影済のコマ番号データ等が設定された順序で保存されるものとなっており、ヘッダーにはコマ番号、撮影日時、データ量、データ形式等の付帯情報が設定された順序で保存され、画像領域にはR、G、B夫々の画像データ(通常は圧縮されたデータ)が保存されるものとなっている。
【0030】
そして、人物(肖像)を撮影した記憶媒体Rを読出し装置1にセットした状態で、前記初期メニューから「証明写真」を選択した場合には、図8のフローチャートに示す証明写真処理制御が実行される。この制御では、選択ルーチン(#200ステップ)、位置決めルーチン(#300ステップ)、出力種類設定ルーチン(#400ステップ)、プリント処理ルーチン(#500ステップ)の順序で処理が行われるものとなっている(#101〜#108ステップ)。尚、記憶媒体Rがセットされない状態で「証明写真」が選択された場合には「メモリカード」をセットして下さい等のメッセージがディスプレイDに表示される。
【0031】
前記選択ルーチン(#200ステップ)では、図9のフローチャートに示すように、フラグを判別した後に、ディスプレイDに対して図4に示す選択画面の表示を行うと共に(この表示の時点では選択画面中の3つのウインドウWには人物画像情報は表示されない)、記憶媒体Rの管理情報を読出して撮影状態のコマ番号をセットする(#201〜#203ステップ)。このようにセットされたコマ番号のうち、ハードディスク10に保存されたデータに基づいて、以前に画像情報が抽出された(読出された)コマを除外することで、新たに撮影された画像情報のコマ番号を選択(コマを指定)すると共に、夫々のコマが撮影された時間間隔が予め設定された時間(2分程度)以内であるものを1つのオーダとして判別する処理を行って複数のオーダの存否を判別し、複数のオーダが存在する場合には、最後に撮影されたオーダを表示対象に設定し、選択されたコマ番号の画像情報を記憶媒体Rから読出して汎用コンピュータMのメインメモリ12に転送し、その中から3コマ分を画面に形成された3つのウインドウWに表示する(#204〜#208ステップ)。尚、この表示を行う場合には、撮影された順序で先頭のコマから3コマの画像データを3つのウインドウWに並列的に表示されるものとなっており、1オーダとして撮影されたコマが2コマ以下である場合でも1オーダ分以上は同時に表示しない処理が行われる。
【0032】
このように表示が行われると、この処理の後に画像情報を読出す際に、同じ画像情報が再度選択される不都合を回避するため、#204ステップで選択されたコマ番号と、そのコマの日時情報とをハードディスク10に保存し、この後にフラグに「1」をセットし、画面に表示された「矢印スイッチ」21に指を接触させる操作に従って画像情報の表示を切換える処理を行うものとなっている(#209〜#211ステップ)。尚、フラグによる処理分岐は記憶媒体Rからの画像情報の選択を重複して行わないための処理である。
【0033】
つまり、この処理では、一度選択されたコマ番号と日時情報との付帯情報(オーダ識別情報の一例)をハードディスク10に保存することにより、記憶媒体Rがセットされた場合にはハードディスク10に保存された情報に基づいて同じコマを再度選択する処理を回避するものとなっており、又、保存されるデータとしてコマ番号と日時情報とを併せて用いるので、例えば、記憶媒体Rの特定のコマ番号の画像情報が消去され、そのコマ番号で管理される画像情報が新たに保存された場合のように、ハードディスク10に保存されたコマ番号と同じコマ番号であっても、日時情報が異なるコマの画像情報が新たに保存された画像情報であるものと判別して、そのコマを間違いなく選択すると云う良好な処理を行えるものとなっている。そして、複数のオーダが存在する場合には「矢印スイッチ」21に指を接触させる操作を行うことで、初期に表示されたオーダと異なる画像情報を表示できるものとなっている。特に、複数のオーダが存在する場合には画面に対して、複数のオーダが存在することを文字で表示し、現在表示されているものが何れのオーダであるかを撮影された順序を示す番号や、撮影時刻で表示するよう制御形態を設定することも可能である。
【0034】
この選択ルーチンに基づく表示状態で図4に示す如く、ディスプレイDに表示された画像に対する指の接触で選択が行われると(#102ステップ)、その画像情報がフレームメモリ13に転送される処理が行われ、次の位置決めルーチンが実行され、又、ディスプレイDに表示された「戻るスイッチ」22に指を接触させる操作が行われた場合には初期画面に戻る処理を行うものとなっている(#101ステップ)。
【0035】
前記位置決めルーチン(#300ステップ)では、図10のフローチャートに示す処理を行うことで、ディスプレイDに対して図5に示す位置決め画面の表示を行うと共に、この画面に形成されたプレビューウインドウPWに対してフレームメモリ13に転送された画像情報と、カーソルCUとを表示し、この画面に表示された「矢印スイッチ」23に指を接触させる操作に従って、人物画像を左右に移動させて人物画像の横方向での中央位置をセットする(#301、#302ステップ)。尚、この処理に代えてカーソルCUを移動させることで人物画像の中心位置をセットする処理を行うことも可能であり、この処理を行った場合には反応の良い処理を可能にするものとなる。又、この左右方向での位置決めの処理の他に、上下方向での位置決め処理や、ズーム式に画像の大きさを調節する処理を併せて行うことで、きめ細やかな設定を行うよう処理形態を設定することも可能である。
【0036】
この位置決めルーチンに基づく表示状態で図5に示す如く、画面に表示された「決定スイッチ」24に指を接触させて選択対象が決まると(#104ステップ)、その画像の左右位置等の構図を決めるデータを保存する処理が行われ、次の出力種類設定ルーチンが実行され、又、ディスプレイDに表示された「戻るスイッチ」22に指を接触させる操作が行われた場合には選択ルーチン(#200ステップ)に戻る処理を行うものとなっている(#103ステップ)。
【0037】
出力種類設定ルーチン(#400ステップ)では、図11のフローチャートに示す処理を行うことで、ディスプレイDに対して図6に示す出力種類設定画面の表示を行うものとなっている。具体的には画面に表示された「運転免許証」「履歴書」「パスポート」「ビザ」「一般試験」「その他」の6つの「サイズ選択スイッチ」25に指を接触させてサイズの選択が行われると、選択されたサイズをセットする処理が行われ(#401〜#403ステップ)、任意のサイズをセットするため画面に表示された「サイズ入力スイッチ」26に指を接触させた場合には入力画面を表示し(図示せず)、この入力画面に基づいて入力された値をサイズにセットし(#404〜#406ステップ)、色補正を行うため画面に表示された「色補正スイッチ」27に指を接触させた場合には色補正画面(図示せず)を表示し、この表示に従って補正値をセットし(#407〜#409ステップ)、モノクロームのプリントを行うために「白黒スイッチ」28に指を接触させた場合には画像情報をモノクロームデータに変換し(#410、#411ステップ)、画像情報をフロッピーディスクに保存するために「FDスイッチ」29に指を接触させた場合には画像情報をフロッピーディスクFDに保存する処理を行い(#412、#413ステップ)、焼き増し処理を行うために「リピート券スイッチ」30に指を接触させた場合には、画像情報を特定するために撮影日とオーダ番号とを証明写真と同じペーパにプリントする(図示せず)モードをセットする(#414、#415ステップ)ものとなっている。
【0038】
この後に図6に示す如く画面に表示された「プリントスイッチ」31に指を接触させると(#106ステップ)、次のプリント処理ルーチンが実行され、又、ディスプレイDに表示された「戻るスイッチ」22に指を接触させる操作が行われた場合には位置決めルーチン(#300ステップ)に戻る処理を行うものとなっている(#105ステップ)。
【0039】
前記プリント処理ルーチン(#500ステップ)では、図12のフローチャートに示す処理を行うことで、ディスプレイDに対して図7に示すプリント処理画面の表示を行うと共に、フレームメモリ13に保存していた画像情報をプリントデータに変換してプリント装置Pに転送する処理を行うものとなっている(#501、#502ステップ)。そして、このようにプリントが行われると、予め設定された大きさのペーパに対して、出力種類設定ルーチンで設定されたサイズの証明写真が予め設定された枚数プリントされるものとなる。
【0040】
この後にディスプレイDに表示された「終了スイッチ」32に指を接触させる操作が行われた場合には初期画面に戻る処理が行われ(#107ステップ)、「戻るスイッチ」22に指を接触させる操作が行われた場合には出力種類設定ルーチン(#400ステップ)に戻る処理を行うものとなっている(#106ステップ)。
【0041】
以上のフローチャートに示した処理はROM11にセットされたプログラム(ハードディスク10からRAMに転送したプログラムでも良い)に従って行われるものであり、この処理のうち選択ルーチン(#200ステップ)において、ハードディスク10に保存されたデータと、記憶媒体Rのに保存されたコマ番号と日時情報との付帯情報から画像情報を抽出すべきコマを設定し、そのコマの画像情報をディスプレイに表示する処理を行うプログラムを指定手段と称している。
【0042】
この第1の実施例では、記憶手段としてハードディスク10を用いていたが、この記憶手段として記憶媒体Rそのものを用いることも可能である。具体的には、一度選択されたコマを特定する情報(例えば、コマ番号)を記憶媒体Rの管理情報領域や、こ記憶媒体に特別に形成されたファイル等に保存するよう処理形態を設定しておくことにより、記憶媒体Rがセットされた場合には、保存された情報に基づいて同じコマを再度選択する処理を回避することが可能となる。特に、記憶媒体Rの特定のコマ番号の画像情報が消去される場合に、この管理情報領域やファイルに保存されるコマ番号のデータも同時に消去する処理を設定しておくと、そのコマ番号で管理される領域に画像情報が新たに保存された場合でも、新たに保存された画像情報は間違いなく選択できると云う良好な処理を行え、複数の記憶媒体を用いる場合でも誤りのない処理を行えるものとなる。
【0043】
〔第2の実施の形態〕
本発明前記第1の実施の形態に代えて以下のように構成して実施することも可能である。尚、前記第1の実施の形態と同じ機能を有するものには第1の実施の形態と共通する番号、符号を附する。
【0044】
前記第1の実施の形態のフローチャートの選択ルーチン(#200ステップ)を図13のフローチャートに示すように設定する。つまり、このルーチンではフラグを判別した後に、ディスプレイDに対して図4に示す選択画面の表示を行うと共に(この表示の時点では選択画面中の3つのウインドウWには人物画像情報は表示されない)、記憶媒体Rの管理情報を読出して撮影状態のコマ番号をセットし、このようにコマ番号がセットされた夫々のコマの付帯情報に保存された日時情報(オーダ識別情報の一例)に基づいて表示すべきコマを選択する(#201〜#203ステップ)。具体的には、夫々のコマのヘッダーに保存された日時情報を比較して最後に撮影されたコマのコマ番号を抽出し、そのコマ番号を(N)にセットし(1.の条件)、次に、このコマ番号を基準にしてコマ番号が小さくなる順序で連続したコマ番号〔(Nー1),(N−2),(N−3),‥‥〕で(2.の条件)、2分程度の時間間隔内に撮影されたもの(3.の条件)を選択する処理を行う。
【0045】
このように表示されるべきコマのコマ番号が選択されると、夫々のコマ番号の画像情報を記憶媒体Rから読出して汎用コンピュータMのメインメモリ12に転送し、この複数の画像情報のうち、コマ番号の小さいものから3コマ分を画面に形成された3つのウインドウWに表示した後にフラグに「1」をセットし、画面に表示された「矢印スイッチ」21に指を接触させる操作に従って画像情報の表示を切換える処理を行うものとなっている(#205〜#207ステップ)。尚、フラグによる処理分岐は記憶媒体Rからの画像情報の選択を重複して行わないための処理である。
【0046】
この処理では、記憶媒体Rがセットされた場合には日時情報だけに基づいて表示すべきコマを選択するので、処理が単純であるばかりか、証明写真のオーダ時には通常最後に撮影される人物画像情報が保存されたコマ、あるいは、このコマを含んだ1オーダ分の複数のコマを自動的に選択して、その画像情報をディスプレイDに表示するものとなり、現実には何ら不都合なく証明写真の処理を可能にするものとなる。又、この処理は1オーダ分撮影する毎に、記憶媒体Rをシステムにセットして証明写真をプリントすることを想定したものとなっているが、複数のオーダを連続して撮影し、その画像情報を記憶媒体に保存した場合に対応するため、全ての画像情報をハードディスク10に転送し、「矢印スイッチ」21の操作に基づいて最後のオーダから、前のオーダを順次切り換えてディスプレイDに表示するよう処理形態を設定することも可能である。
【0047】
〔第3の実施の形態〕
本発明前記第1の実施の形態に代えて以下のように構成して実施することも可能である。尚、前記第1の実施の形態と同じ機能を有するものには第1の実施の形態と共通する番号、符号を附する。
【0048】
前記第1の実施の形態のフローチャートの選択ルーチン(#200ステップ)を図14のフローチャートに示すように設定する。つまり、このルーチンではフラグを判別した後に、ディスプレイDに対して図4に示す選択画面の表示を行うと共に(この表示の時点では選択画面中の3つのウインドウWには人物画像情報は表示されない)、記憶媒体Rの管理情報を読出して撮影状態のコマ番号をセットし、このようにコマ番号がセットされた夫々のコマの付帯情報に保存されたコマ番号(オーダ識別情報の一例)に基づいて表示すべきコマを選択する(#201〜#204ステップ)。具体的には、夫々のコマのヘッダーに保存されたコマ番号を比較して最大のコマ番号を抽出し、そのコマ番号を(N)にセットし(1.の条件)、次に、このコマ番号を基準にしてコマ番号が小さくなる順序で連続したコマ番号〔(Nー1),(N−2),(N−3),‥‥〕で(2.の条件)、2分程度の時間間隔内に撮影されたもの(3.の条件)を選択する。
【0049】
このように表示されるべきコマのコマ番号が選択されると、夫々のコマ番号の画像情報を記憶媒体Rから読出して汎用コンピュータMのメインメモリ12に転送し、この複数の画像情報のうち、コマ番号の小さいものから3コマ分を画面に形成された3つのウインドウWに表示した後にフラグに「1」をセットし、画面に表示された「矢印スイッチ」21に指を接触させる操作に従って画像情報の表示を切換える処理を行うものとなっている(#205〜#207ステップ)。尚、フラグによる処理分岐は記憶媒体Rからの画像情報の選択を重複して行わないための処理である。
【0050】
つまり、デジタルカメラCでは、撮影する毎に夫々のコマに対する付帯情報として「1」ずつカウントアップ(インクリメント)したコマ番号が付される処理が行われるものとなっている。従って、記憶媒体Rがセットされた場合にはコマ番号の情報に基づいて表示すべきコマを選択するという単純な処理を行うだけで、証明写真のオーダ時には通常最後のコマに撮影される人物画像情報が保存されたコマ、あるいは、このコマを含んだ1オーダ分の複数のコマを自動的に選択して、その画像情報をディスプレイDに表示するものとなり、現実には何ら不都合なく証明写真の処理を可能にするものとなる。又、この処理は1オーダ分撮影する毎に、記憶媒体Rをシステムにセットして証明写真をプリントすることを想定したものとなっているが、複数のオーダを連続して撮影し、その画像情報を記憶媒体に保存した場合に対応するため、全ての画像情報をハードディスク10に転送し、「矢印スイッチ」21の操作に基づいて最後のオーダから、前のオーダを順次切り換えてディスプレイDに表示するよう処理形態を設定することも可能である。
【0051】
〔第4の実施の形態〕
本発明前記第1の実施の形態に代えて以下のように構成して実施することも可能である。尚、前記第1の実施の形態と同じ機能を有するものには第1の実施の形態と共通する番号、符号を附する。
【0052】
前記第1の実施の形態のフローチャートの選択ルーチン(#200ステップ)を図15のフローチャートに示すように設定する。つまり、このルーチンではフラグを判別した後に、ディスプレイDに対して図4に示す選択画面の表示を行うと共に(この表示の時点では選択画面中の3つのウインドウWには人物画像情報は表示されない)、記憶媒体Rの管理情報を読出して撮影状態のコマ番号をセットし、このようにコマ番号がセットされた夫々のコマの画像情報(全てのコマの画像情報)をメインメモリに転送すると共に、このメインメモリに転送された画像情報(オーダ識別情報の一例)に基づいてオーダを区別する処理を行うことで、複数のオーダの存否を判別し、複数のオーダが存在する場合には、最後に撮影されたオーダを表示対象に設定し、かつ、選択されたコマ番号の画像情報を記憶媒体Rから読出し、その中から3コマ分を画面に形成された3つのウインドウWに表示する(#204〜#208ステップ)。尚、この表示を行う場合には、撮影された順序で先頭のコマから3コマの画像データを3つのウインドウWに並列的に表示されるものとなっており、1オーダとして撮影されたコマが2コマ以下である場合でも1オーダ分以上は同時に表示しない処理が行われる。このように表示が行われると、フラグに「1」をセットし、画面に表示された「矢印スイッチ」21に指を接触させる操作に従って画像情報の表示を切換える処理を行うものとなっている(#209〜#210ステップ)。尚、フラグによる処理分岐は記憶媒体Rからの画像情報の選択を重複して行わないための処理である。
【0053】
又、1つのコマに撮影された人物画像情報は、図16に示すように背景Bと人物の髪Hと顔Fと衣服Sとに特徴部分があり、これらの特徴が類似するものを同一のオーダとし、特徴が異なるものを異なるオーダとする処理が#205ステップであり、具体的な処理としては以下のものを挙げることができる。
【0054】
つまり、画像情報の略中央に位置する肌色の領域を顔Fと判別し、この肌色の領域の形や肌色の色相の類似性が高いものを同一人物であるとして同じオーダに設定する(手段1)。顔Fと背景Bとの間の領域を髪Hと判別し、この髪Hの領域の形や色相の類似性が高いものと同一人物であるとして同じオーダに設定する(手段2)。人物画像領域のうち背景Bで取り囲まれた領域の形や色相の類似性の高いものを同一人物であるとして同じオーダに設定する(手段3)。画像情報のうち背景Bとの境界部分のエッジを抽出し、その形の類似性が高いものを同一人物であるとして同じオーダに設定する(手段4)。この処理を行う画像情報としてビットマップ形式のデータを想定しており、処理を行う際には1コマ分の全R・G・Bデータに基づいて判別を行うものであっても、サムネイルのように粗い情報に基づいて判別を行うものであって良い。
【0055】
特に、手段1、手段2、手段3については処理を簡便にする目的から、手段1や手段2のように顔Fや髪Hの類似性を判断する場合には、画像情報のうち顔Fが撮影されるであろう領域を予め設定しておき、この領域に存在するR・G・Bデータのうち、Rデータの総和、Gデータの総和、Bデータの総和を求め(1ライン毎の総和を求めても良い)、この総和と、異なるコマにおいて同様に求めた総和との差を求め(異なるコマの1ライン毎の総和の差を求め)、この差が許容される範囲内であれば同一人物を撮影したものであると判別することも可能である。又、手段3においても同様な処理を行うことが可能であるが、衣服Sの場合には画像の下側に位置するので、例えば、画像の下側の1/3〜1/4程度の領域に存在するR・G・Bデータのうち、Rデータの総和、Gデータの総和、Bデータの総和を求め(1ライン毎の総和を求めても良い)、この総和と、異なるコマにおいて同様に求めた総和との差を求め(異なるコマの1ライン毎の総和の差を求め)、この差が許容される範囲内であれば同一人物を撮影したものであると判別することも可能である。
【0056】
この処理では、記憶媒体Rがセットされた場合には、現実に撮影された画像情報の特徴部分の類似性から同一人物を撮影したものであるか、否かを判別してオーダの区別するので現実的で誤りのない区別を行えるものとなっている。
【0057】
このように本発明では、DP店等において証明写真のオーダを受けた場合には、その場で依頼主の肖像をデジタルカメラCで複数のコマに撮影し、その人物画像情報を保存した記憶媒体Rを汎用コンピュータMの読取り装置1にセットし、ディスプレイDの表示に従って「証明写真」を選択する操作をオペレータが行うだけで、その記憶媒体Rに他の人物画像情報が存在する場合でも、ディスプレイDに対しては、直前に撮影した人物画像だけが表示されることになって、オペレータがディスプレイDの表示に基づいて撮影した画像を選択する操作を必要とせず、迅速な処理を可能にするものとなり、しかも、ディスプレイDに対しては依頼主以外の肖像を表示させることがないので、店に対する信頼感も損なわないものとなり営業上からも有利なシステムとなる。又、DP店では稀に殆ど同じ時刻に複数の証明写真のオーダがあるが、このように連続して複数の依頼主の写真を撮影する場合にも依頼主同士の撮影時間を少し長く(3分程度以上に)設定するだけで夫々の依頼人の画像が自動的に区別され容易な処理を可能にしている。
【0058】
〔別実施の形態〕
本発明は上記実施の形態以外に、例えば、記憶媒体RにFDやMOを用いることが可能であり、依頼主を撮影したコマの全て(1オーダ分)をディスプレイに表示するよう、肖像の表示数を自動的に変更するよう構成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のシステムの構成を示す斜視図
【図2】制御系を示すブロック回路図
【図3】記憶媒体の記憶領域を示す模式図
【図4】選択画面を示す図
【図5】位置決め画面を示す図
【図6】出力種類設定画面を示す図
【図7】プリント処理画面を示す図
【図8】証明写真処理制御のフローチャート
【図9】選択ルーチンのフローチャート
【図10】位置決めルーチンのフローチャート
【図11】出力種類設定ルーチンのフローチャート
【図12】プリント処理ルーチンのフローチャート
【図13】第2の実施の形態の選択ルーチンのフローチャート
【図14】第3の実施の形態の選択ルーチンのフローチャート
【図15】第4の実施の形態の選択ルーチンのフローチャート
【図16】第4の実施の形態の画像情報の特徴部分を示す図
【符号の説明】
1 読出し装置
10 ハードディスク
C デジタルカメラ
D ディスプレイ
M 処理手段
P プリント装置
R 記憶媒体

Claims (8)

  1. デジタルカメラで撮影された人物画像情報が1コマ単位で保存される記憶媒体が用いられると共に、この記憶媒体に保存された人物画像情報のうち指定されたコマの人物画像情報を読出す読出し装置と、人物画像情報の表示が可能なディスプレイと、人物画像情報のプリントが可能なプリント装置とを備え、前記読出し装置で読出された人物画像情報を前記ディスプレイに表示させ、又、プリント情報としてプリント装置に転送する処理手段を備えている証明写真処理システムであって、
    前記記憶媒体が前記読出し装置にセットされた場合には、人物画像の撮影時に、その人物画像のコマに対応して前記記憶媒体に保存され、各コマの撮影順序を特定可能な情報を含む付帯情報で構成されるオーダ識別情報に基づいて各オーダを区別し、このように区別したオーダのうち最新のオーダに対応するコマを指定し、そのコマの人物画像情報を抽出して前記ディスプレイに表示する指定手段を備えている証明写真処理システム。
  2. 前記指定手段は、人物画像情報の抽出を行った際には、そのコマに対応する付帯情報を記憶手段に保存する処理を行うと共に、この保存の処理の以後に人物画像情報の抽出を行う場合には、記憶手段に保存された付帯情報に基づいて既に人物画像情報の抽出が行われているコマを除外したコマを指定して人物画像情報の抽出を行うよう構成されている請求項記載の証明写真処理システム。
  3. 前記指定手段で指定される複数のコマの付帯情報の撮影日時を示す日時情報から、夫々のコマが撮影された時間間隔を判別し、この時間間隔が予め設定された値内にある複数のコマを1オーダとして他のオーダと区別して処理するよう該指定手段の処理形態が設定されている請求項記載の証明写真処理システム。
  4. 前記記憶手段がハードディスク、不揮発メモリ等、前記処理手段に備えられた記憶機器で構成されている請求項記載の証明写真処理システム。
  5. 前記記憶手段が、前記記憶媒体で兼用されている請求項記載の証明写真処理システム。
  6. 前記付帯情報として撮影日時を示す日時情報が用いられると共に、前記指定手段は日時情報が最も後になるコマ、あるいは、このコマが撮影された時刻を基準にして設定された時間間隔内に撮影されたコマを含めた複数のコマ指定して人物画像情報の抽出を行うよう構成されている請求項記載の証明写真処理システム。
  7. 前記付帯情報として撮影時の順序を示すコマ番号が用いられると共に、前記指定手段はコマ番号が最も大きいコマ、あるいは、このコマが撮影された時刻を基準にして設定された時間間隔内に撮影されたコマを含めた複数のコマを指定して人物画像情報の抽出を行うよう構成されている請求項記載の証明写真処理システム。
  8. デジタルカメラで撮影された人物画像情報が1コマ単位で保存される記憶媒体が用いられると共に、この記憶媒体に保存された人物画像情報のうち指定されたコマの人物画像情報を読出す読出し装置と、人物画像情報の表示が可能なディスプレイと、人物画像情報のプリントが可能なプリント装置とを備え、前記読出し装置で読出された人物画像情報を前記ディスプレイに表示させ、又、プリント情報としてプリント装置に転送する処理手段を備えている証明写真処理システムであって、
    前記記憶媒体が前記読出し装置にセットされた場合には、人物画像情報の所定の画像領域における情報および各コマの撮影順序を特定可能な情報で構成されるオーダ識別情報に基づいて各オーダを区別し、このように区別したオーダのうち最新のオーダに対応するコマを指定し、そのコマの人物画像情報を抽出して前記ディスプレイに表示する指定手段を備えている証明写真処理システム
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