JP2005130254A - プリントシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な操作で動画データも静止画データもプリントできるプリントシステムを合理的に構成する。
【解決手段】 受付部Aで受け付けた撮影データを静止画データと動画データとの何れであるかを識別手段23が識別し、表示処理手段24が夫々に対応するサムネイル画像をディスプレイ7に一覧化し、属性情報を付加して表示し、このように表示されたサムネイル画像のうち動画データに対応するものを指定した場合には、その動画データからプリント対象とすべき複数のフレームの画像データを指定し、更に、この画像データが複数である場合には、夫々を1枚ずつプリントするモードと、複数の画像データを1枚のプリントペーパに対して所定のレイアウトでプリントするモードでのプリントを実現する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、記憶媒体又は撮影機器に保存された撮影データを受付部で取得し、その撮影データを受付部に備えたディスプレイに表示し、その表示に基づきプリント対象となる撮影データを指定し、このように指定された撮影データをプリント部においてプリント媒体にプリントするプリントシステムに関し、詳しくは、撮影データとしての静止画データと動画データとをプリントする技術に関する。
従来、静止画データと動画データとをプリントする技術として特許文献1に記載されるものが存在する。つまり、この特許文献1では動画データの一場面を静止画データとして特定し、注文内容に従ってプリントする点を特徴とするものである。具体的には、画像データ入力手段16として、動画データを入力するためにコンパクトフラッシュ(商標)やスマートメディア、コンパクトディスク等の各記録メディアに対応する読み取り機、及び、デジタルビデオカメラに接続して動画データを読み取ることができるコネクタが記載され、この画像データ入力手段16を用いてデジタルカメラで撮影した写真画像や、コンピュータグラッフィックスで作成したイラストレーション等の静止画データの入力を行える点が記載されている。また、動画データからプリントすべきフレームを選択する場合には、動画の再生を行い適宜、スローモーションやコマ送り、あるいは、ポーズ状態にすることによりプリント対象とするフレームの選択を容易にする点が記載され、このように選択したフレームと、静止画データのフレームとを蓄積手段に蓄積しておき、CRTや液晶パネル等を用い、拡大や縮小や合成等の必要な処理を行った後に、注文内容を提示して注文を入力操作する点が記載されている。
また、この特許文献1にはポスト型画像出力装置23が記載され、このポスト型画像出力装置は、タッチパネル付きの液晶式のモニター24を備え、記録メディアの読取装置により動画及び静止画の画像データの読み取りが可能に構成されている。この装置では、モニター24の案内に従って動画データから静止画データを選択でき、選択した静止画データをサムネイル画像として一覧化してモニター24表示し、このモニター24に対して動画データの再生を行うことも可能であり、画像の拡大、縮小、回転、変形や、他の画像との合成等の編集処理を行え、この後、プリントメニューに従って操作を行うことにより、プリント注文を行える点が記載されている。また、動画データをプリントする際には、一つの画面に対して一つの画面をプリントする標準プリントと、一つの画面に対して2以上の画面を並べてプリントするプレビュープリントを選択できる点が記載されている。
特開2002‐215772号公報 (段落番号〔0027〕〜〔0115〕、図3、図5〜図35)
デジタルカメラで撮影した画像をプリントするために、コンビニーエンスストアや、DP店では、顧客がコンパクトフラッシュ(商標)や、SDカード(商標)や、メモリースティック(商標)等のメディアをセットし、ディスプレイに表示されるガイダンスに従って操作し、必要な料金を支払うことにより、必要とする撮影データのプリントを行えるプリント装置が設置されている。この種のプリント装置は、ディスプレイにタッチパネルを備えるものが多く、撮影データが保存されたメディアをセットすることにより、そのメディアに保存されている画像が一覧化された状態でディスプレイに表示され、このように表示された画像に指を接触させる操作によってプリントすべき対象を指定し、オーダ画面が表示された状態においてタッチパネルを介してプリント枚数、プリントサイズ等の指定を行えるものとなっている。
現在市販されているデジタルカメラの多くは静止画と動画とを撮影できるものが多く、また、デジタルビデオカメラとして市販されているものでも動画と、静止画とを撮影できるものが多く存在する。更に、カメラ付き携帯電話では静止画のほかに動画を撮影できるものが登場しつつあり、このように静止画(静止画データ)と動画(動画データ)とをプリントぺーパ(プリント媒体)にプリントしたいと云う要望もある。また、現在コンビニーエンスストア等に設置されているプリント装置では、静止画のみのプリントを対象としているため、動画データからのプリントを行えないものであった。尚、以下には、動画を撮影してデジタルデータ化したものを動画データと称し、静止画を撮影してデジタルデータ化したものを静止画データと称する。
そこで、特許文献1に記載される技術に基づいて、動画データと静止画データとのプリントを行う場合を想定するに、この技術ではプリントを行う以前に動画データと静止画データとのプリントの何れからプリントを行うかを指定する必要があり、動画データと静止画データとが混在した状態で記録されているメディアから、動画データと静止画データとを同じサイズのプリントペーパにプリントする場合でも、動画データと静止画データとを指定して各別にプリント処理に必要な情報の入力を行わねばならず手間の掛かるものであった。
特に、特許文献1のようにプリントを行う場合に、動画データと静止画データとにおいて独立した操作を必要とするものを考えた場合、ユーザの立場からすると、例えば、デジタルカメラにおいて静止画データの他に動画データも保存したメディアをセットしてプリントを行う際に、動画データを保存していることを忘れていた場合には、静止画データからのみプリントを行い、動画データからプリントを行わずに済ませることも考えられ改善の余地があった。
本発明の目的は、簡単な操作で動画データも静止画データもプリントできるプリントシステムを合理的に構成する点にある。
本発明の特徴は、記憶媒体又は撮影機器に保存された撮影データを受付部で取得し、その撮影データを受付部に備えたディスプレイに表示し、その表示に基づきプリント対象となる撮影データを指定し、このように指定された撮影データをプリント部においてプリント媒体にプリントするプリントシステムにおいて、
前記受付部で取得した撮影データが、静止画データと動画データとの何れであるかを識別する識別手段を備え、この識別手段で静止画データであることを判別した場合には、静止画データであることを示す属性情報とともに、その静止画データのフレームを前記ディスプレイに表示し、前記識別手段で動画データであることを判別した場合には、動画データであることを示す属性情報とともに、その動画データを構成する複数のフレームの一部を前記ディスプレイに表示する又は複数のフレームを時間経過に従って連続的にディスプレイに表示する表示処理手段を備え、この表示処理手段によってディスプレイに表示された静止画データと、動画データとの一方、又は双方をプリント対象として指定した後に、指定されたプリント対象のプリント処理を実行するプリント処理手段を備えている点にある。
この構成により、受付部で撮影データを取得した後には、識別手段が静止画データと動画データとの識別を行い、静止画データであることを識別した場合には、静止画データであることを示す属性情報とともに、その静止画データのフレームをディスプレイに表示し、また、動画データであることを識別した場合には、動画データであることを示す属性情報とともに、その動画データを構成する複数のフレーム一部をディスプレイに表示する、又は、複数のフレームの時間経過に従って連続的にディスプレイに表示することになり、オペレータは、属性情報に基づいて静止画データと動画データとの区別を容易に行えるものとなり、更に、ディスプレイに表示された静止画データと、動画データとの双方をプリント対象として指定した場合でも、プリント処理手段によってプリントを行えるものとなる。その結果、例えば、静止画データと動画データとが保存されたメディアからプリントを行う場合でも、ディスプレイの表示内容から静止画データと動画データとが混在することをオペレータ(ユーザ)に認識させてプリント対象の指定漏れをなくせるものとなり、静止画データと動画データとからプリントを行う場合にも、静止画データと動画データとに対して各別の操作を行わずともプリントを行え手間が掛からない。
本発明は、前記識別手段が、撮影データのファイル構造に基づいて静止画データと動画データとの識別を行い、前記表示処理手段は、前記識別手段の識別結果に基づき、前記属性情報として文字情報、又は、イメージ情報を生成して前記ディスプレイに表示するよう構成されても良い。
この構成により、ディスプレイに表示された文字情報やイメージ情報から静止データと動画データとの識別を容易に行え、オペレータを誤認識させることがない。
本発明は、前記表示処理手段が、前記ディスプレイの画面上に形成した静止画表示領域に対して前記静止画データを表示し、前記画面上に形成した動画表示領域に対して前記動画データを表示すると共に、前記静止画データの数が前記静止画表示領域で表示可能な数を超えた場合、及び、前記動画データの数が前記動画表示領域で表示可能な数を超えた場合には、スクロールまたはページ切換えにより全てのデータを表示できるよう構成しても良い。
この構成により、ディスプレイの静止画表示領域に対して静止画データを表示し、動画表示領域に対して動画データを表示するので、静止画データと動画データとが混在する場合にはディスプレイ上で夫々が混在することを認識でき、しかも、スクロールやページ切換えにより全てのデータを余すことなく把握することも可能となる。
本発明は、前記プリント処理手段において、前記ディスプレイに表示されたフレームのうち指定されたものについて、プリントサイズと、プリント枚数との指定を求めるオーダシーケンスが設定され、動画データに対するオーダシーケンスでは、動画データをムービーとしてディスプレイに再生表示することによりプリント対象として抽出すべき時間領域の指定を求め、時間領域の指定があった場合に、その時間領域に存在する複数のフレームをディスプレイに表示してプリント対象とするフレームの指定を求め、この求めに対応してプリント対象とするフレームの指定があった場合には、指定されたフレームの1つを1つのプリント媒体にプリントする単純プリントモードでの処理と、指定された複数のフレームを1つのプリント媒体に対して設定されたレイアウトでプリントするレイアウトプリントモードでの処理との選択を行えるよう構成しても良い。
この構成により、動画データを構成するフレームのプリントを行う場合には、動画データをムービーとしてディスプレイに再生表示することにより、プリント対象を抽出すべき時間領域の指定が可能となる。次に、指定された時間領域に存在する複数のフレームをディスプレイに表示した後には、プリント対象とするフレームの指定が可能となる。次に、プリント対象とするフレームが指定された場合には、フレームの1つを1つのプリント媒体に対してプリントする単純プリントモードでのプリント処理と、複数のフレームを1つのプリント媒体に対してプリントするレイアウトプリントモードでのプリント処理との一方を選択できる。
本発明は、前記レイアウトプリントモードでの処理として、レイアウトに対応したプレビュー画面を前記ディスプレイに表示すると共に、このプレビュー画面上においてレイアウトの変更を行えるよう構成しても良い。
この構成により、レイアウトプリントモードにおいて、プレビュー画面上において視覚的に確認を行いながら、1つのプリント媒体にプリントすべきフレームの数や、フレームの配置を任意に設定できる。
本発明は、前記レイアウトプリントモードでの処理として、プリント対象として指定した複数のフレームの1つに対してトリミングを行えるよう構成され、このトリミングを行った後には、トリミングの領域データを保持し、この領域データに基づき他のフレームのトリミングを行うよう構成しても良い。
この構成により、レイアウトプリントモードにおいて、フレームの1つのトリミングを行った後には、そのトリミングを他のフレームにも反映させることが可能となるので、全てのフレームについてトリミングを行う手間を掛けずとも同様のトリミングを実現して1つのプリント媒体にプリント可能なフレーム数を増すことができる。
本発明は、前記レイアウトプリントモードでの処理として、プリント対象として指定した複数のフレームの1つに対して色調に関連する補正処理を行えるよう構成され、この補正処理を行った後には、補正処理データを保持し、この補正データに基づき他のフレームの補正処理を行うよう構成しても良い。
この構成により、レイアウトプリントモードにおいて、フレームの1つの色調に関連する補正処理を行った後には、その補正処理を他のフレームにも反映させることが可能となるので、全てのフレームについて補正処理を行う手間を掛けずとも全てのフレームに対して同様の補正処理を実現することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔システム構成〕図1に示すように、撮影データを取得する受付部Aと、この受付部Aで受け付けた撮影データのプリント処理を行うプリント部Bとを備えてプリントシステムが構成されている。前記受付部Aは、筐体1の前面に対して、コンパクトフラッシュ(商標)や、SDカード(商標)や、メモリースティック(商標)等のフラッシュメモリで成る半導体型メディアMsから撮影データを取得する複数種の半導体ドライブ2と、フロッピーディスク(商標)やMOやCD−R等のディスク型メディアMdからの撮影データを取得するディスクドライブ3と、レシートreを排出するレシートプリントプリンタ4とを備えると共に、筐体1の上面にカメラ付き携帯電話機に接続して撮影データの取得を実現するコネクタ5と、必要なデータを表示するよう表示面にタッチパネル6を形成した液晶型のディスプレイ7を備え、また、内部には画像処理を行う画像処理系(図示せず)を備えている。
前記プリント部Bは、縦長姿勢の筐体10の上部位置の硬貨投入孔11Aからの硬貨を受領する硬貨受領器11と、紙幣挿入孔12Aからの紙幣を受領する紙幣受領器12とを内蔵し、下部位置に釣り銭排出口13Aから釣り釣り銭を排出する釣り銭排出器13を備え、画像がプリントされたプリントペーパ(プリント媒体の一例)のペーパ排出口14を形成し、内部にはプリント媒体としての複数サイズのプリントペーパPを収納し、夫々のプリントペーパPに対して画像データをプリントする昇華型のプリントヘッドを有した昇華型のプリント処理機構31を収納している。
〔処理の概要〕このプリントシステムは、例えば、デジタルカメラに使用される半導体型メディアMsを半導体ドライブ2にセットし、ディスプレイ7に表示されるガイダンスに従ってタッチパネル6に指を接触させる形態でオペレータが必要な操作を行うことにより、その半導体型メディアMsに保存された撮影データをプリントペーパPにプリントする処理を実現するものであり、この撮影データとして、静止画データ(スチルデータ)と、動画データ(ムービーデータ)とを対象としている。また、半導体型メディアMs、あるいは、ディスク型メディアMdに保存された撮影データはデジタルカメラで撮影したものに限るものでは無く、デジタルムービーカメラで撮影したもの、あるいは、カメラ付き携帯電話機で撮影したものであっても良い。特に、携帯電話機の場合、静止画も動画も撮影できるものが存在し、この種の携帯電話機に対して前記コネクタ5を接続することにより、該携帯電話機から直接的に撮影データの取得を行えるものとなっている。
〔制御系〕このプリントシステムの制御系を図2のように示すことが可能である。つまり、受付部Aは、情報処理を行うマイクロプロセッサ(CPU)を備えると共に、このマイクロプロセッサ(CPU)に対してデータバスを介して情報がアクセスする前記半導体ドライブ2、ディスクドライブ3、コネクタ5、タッチパネル6、ディスプレイ7、レシートプリンタ4、半導体メモリRAM・ROM、ハードディスクHD、通信インタフェース21を備え、また、マイクロプロセッサ(CPU)で処理を実現するようソフトウエアで成るオペレーションシステム22、識別手段23、表示処理手段24、オーダ取得手段25、画像処理手段26、課金手段27を備えている。
前記プリント部は、マイクロプロセッサ(CPU)を備えると共に、このマイクロプロセッサ(CPU)に対してデータバスを介して情報がアクセスする前記硬貨受領器11、紙幣受領器12、釣り銭排出器13、プリント処理機構31、半導体メモリRAM・ROM、ハードディスクHD、通信インタフェース32を備え、また、マイクロプロセッサ(CPU)で処理を実現するようソフトウエアで成るオペレーションシステム33、料金精算システム34、プリント処理手段35を備えている。
前記受付部Aとプリント部Bとは夫々の通信インタフェース21、32を通信ケーブル28で接続することにより、受付部Aで取得した撮影データをプリント部Bに伝送してプリントを実現している。また、受付部Aに備えたソフトウエアで成るオペレーションシステム22、識別手段23、表示処理手段24、オーダ取得手段25、画像処理手段26、課金手段27、及び、プリント部Bに備えたソフトウエアで成るオペレーションシステム33、料金精算システム34、プリント処理手段35はソフトウエアに限るものではなく、ハードウエアとの組み合わせで実現するものであっても良い。
〔オーダシーケンス〕このシステムにおいて、撮影データを取得し、この撮影データに含まれる静止画データと動画データとを識別し、この静止画データのフレームを構成する画像データ、又は、動画データのフレームを構成する画像データのうち、オペレータが指定するものをプリントペーパPにプリントを行う際の連続した手続をオーダシーケンスと称しており、このオーダシーケンスの概要を図3のように示すことが可能である。
このオーダシーケンスは、前記オペレーションシステム22と識別手段23と表示処理手段24とで実現する「取得・表示処理」、及び、前記オーダ取得手段25によって実現する「オーダ処理」、及び、前記課金手段27によって実現する「課金処理」、及び、前記プリント処理手段35によって実現する「プリント処理」の4つのステップを、この順序で実行するよう設定されたものである。そして、このオーダシーケンスの処理形態の一例として、撮影データとして静止画データと動画データとが混在する状態で保存されている半導体型メディアMsから撮影データを取得してからプリント処理までの一連の処理を以下に説明する。
〔取得・表示処理〕「取得・表示処理」では、半導体型メディアMsを半導体ドライブ2にセットした場合には、その半導体型メディアMsに保存されている撮影データは一時的にハードディスクHDに保存され、識別手段23が、ファイル構造に基づいて撮影データが静止画データであるか、動画データであるかを判断し、この判断結果を表示処理手段24に出力する。次に、識別手段23によって静止画データと判別されたものは、表示処理手段24が、夫々のフレーム(コマ画像)の画像データを、ディスプレイ7に予め設定された静止画表示領域Saにサムネイル画像として表示し、かつ、そのサムネイル画像の近傍位置に属性情報として「静止画」の文字を表示する。また、識別手段23によって動画データと判別されたものは、表示処理手段24が、その動画データの先頭のフレーム(コマ画像)の画像データを、ディスプレイ7に予め設定された動画表示領域Maにサムネイル画像として表示し、かつ、そのサムネイル画像の近傍位置に前記属性情報生成手段が生成した「動画」の文字を表示する(図9を参照)。
デジタルカメラで撮影される静止画データのファイル構造は、JPEG形式が一般的であり、GIF形式、TIFF形式も存在する。また、デジタルカメラで撮影できる動画は基本的にMotionJPEGである。デジタルムービーカメラで撮影される動画は、MPEG−2やMPEG−4が一般的であり、デジタルムービーカメラで撮影される静止画はJPEG形式が一般的である。更に、カメラ付き携帯電話機の場合、静止画はJPEG形式が一般的であり、動画はMPEG−2やMPEG−4である。また、静止画データは1フレームを1つのファイルとしており、画像形式とファイルとが識別できる情報がファイルのヘッダーに保存され、動画データは1つの撮影単位(撮影開始から撮影終了まで)を1つのファイルとしており、画像形式とファイルとが識別できる情報がファイルのヘッダーに保存されることから、前記識別手段23は撮影データのファイル構造から静止画データであるか、動画データであるかの判断を行うものとなっている。ちなみに、半導体ドライブ2、ディスクドライブ3、コネクタ5を介して撮影データを取得する際に、静止画データ又は動画データを示すファイル構造以外のファイル(例えば、音声ファイルや文書ファイル)は除外される。
前記表示処理手段24は、「静止画」の文字、「動画」の文字を生成すると共に、静止画データのサムネイル画像を前記静止画表示領域Saに表示する場合、静止画データに対応するサムネイル画像が存在するものでは、そのサムネイル画像を表示し、サムネイル画像が存在しない場合にはフレームの画像データの画素を間引く処理によりサムネイル画像を生成して表示する。また、この表示処理手段24は動画データのサムネイル画像を表示する場合、複数のフレームの先頭のフレームを抽出し、この先頭のフレームの画像データの画素を間引く処理によりサムネイル画像を生成して表示する。
特に、この表示処理手段24は、動画表示領域Maに対してサムネイル画像を表示する処理に代えて、動画データの一部をムービー(動画)として表示するよう処理形態を設定することも可能である。このようにムービーとして動画データを表示する場合には、動画データであることをオペレータに認識させる目的であるので、全てのフレームを表示する必要は無く、動画データを構成する複数のフレームの一部を抽出し、1秒間に数フレーム程度の数を表示する程度の処理で充分である。
また、表示処理手段24は、サムネイル画像の近傍位置に属性情報を文字として表示するものであるが、静止画と動画とを区別できるよう、サムネイル画像の周囲に静止画と動画との区別が可能となるデザインの枠体を表示することや、静止画と動画とで異なる色相で着色したイメージ情報を生成するよう処理形態を設定することも可能である。
〔オーダ処理〕前述のように、ディスプレイ7に静止画データを示すサムネイル画像と、動画データを示すサムネイル画像とが表示された状態において、そのサムネイル画像に指を接触させてプリント対象を指定する操作を行うことにより、夫々のサムネイル画像に対応する静止画データ及び動画データ夫々がプリント対象として指定できるものとなっている。この操作で静止画データが指定された後には、静止画オーダ処理が実行され、動画データが指定された後には、動画オーダ処理が実行される。
特に動画データからのプリントを実行する場合には、その動画データを再生する形態(ムービー)でディスプレイに表示し、プリント対象とすべき時間領域の指定を求め、この時間領域の指定があった場合には、その時間領域の複数のフレームの画像データをディスプレイに表示する、若しくは、更に動画形式で表示してプリント対象とすべき1又は複数のフレームの画像データを特定し、次に、プリント形態を指定するためのモードが特定され、必要に応じて補正・トリミングが実行され、この後、オーダデータが取得されるのである。
〔課金処理〕前述のようにオーダデータが取得された後には、プリントサイズやプリント枚数に基づいて、課金手段27がオペレータに対して料金の支払いを求める情報をディスプレイ7に表示し、前記硬貨受領器11、紙幣受領器13で料金を受領し、この受領に基づき適正な料金の支払いがあったことを料金精算システム34で判別した場合に、前記レシートプリンタ4でレシートreをプリントアウトして課金処理を終了する。
〔プリント処理〕前述のように適正な料金の支払いがあった後に、プリント対象として指定されたフレームの画像データを抽出し、オーダ情報に基づいて設定された画像処理を行い、指定されたプリントサイズのプリントペーパに対して、指定された枚数だけプリントするプリント処理を実行するものとなっている。
〔オーダシーケンスでの処理〕静止画データと動画データとが混在する撮影データを処理する際のオーダシーケンスの概要を図4のフローチャートのように示すことが可能である。つまり、ディスプレイ7に図8に示す初期画面を表示し、この初期画面に表示に従ってオペレータがメディアをセットする等の適切な操作を行った後に、「OK」スイッチを操作することにより撮影データが自動的に取得される(#01、#02ステップ)。また、メディアから撮影データを取得する際の操作を考えた場合、半導体型メディアMdには多くの種類が存在し、この種類に対応して半導体ドライブ2も複数種備えるのが一般的であり、誤挿入をなくすために、初期画面より詳細なガイダンスをディスプレイ7に表示しても良い。
次に、撮影データが取得された後には、データ取得・識別ルーチンが実行され、このルーチンによってデータ構造が解析され、図9に示すように、前述したサムネイル画像をディスプレイ7に表示して、プリント対象の指定を可能にする(#100ステップ)。この#100ステップが前述したオーダシーケンスにおける「取得・表示処理」に対応するものである。
次に、図9に示すように、ディスプレイ7の表示された静止画データと動画データとサムネイル画像に指を接触させてプリント対象に指定した状態で、オーダデータを取得する処理が行われる(#200・#300ステップ)。
このようにプリントの指定が行われ、オーダデータが取得された後には、課金処理が行われ、プリント処理が実行され、このプリント処理が終了した後に、ハードディスクHDに保存されているデータを消去する処理が実行される(#03〜#05ステップ)。具体的には、前述した通り、プリントサイズ、プリント枚数に基づいて、課金手段27がオペレータに対して料金の支払いを求める情報をディスプレイ7に表示し、この表示に基づいてオペレータが指定が料金を支払うことにより、前記硬貨受領器11、紙幣受領器13で料金を受領し、この受領に基づき適正な料金の支払いがあったことを料金精算システム34で判別した場合に、前記レシートプリンタ4によって受領した金額をプリントしたレシートreをプリントアウトするのである。
このように適正な料金の支払いがあった場合には、プリント対象として指定された静止画データのフレームの画像データ、又は、動画データの複数のフレームの画像データのうち指定されたフレームの画像データを抽出すると共に、このように抽出された画像データに関連するオーダデータ、レイアウトデータ、補正データ、トリミングデータに基づいて前記画像処理手段26が必要な画像処理を行い、この画像処理後の画像データをプリント部Bに伝送することにより前記プリント処理手段35がプリント処理機構31を制御してプリント処理が実行される。
前記データ取得・表示ルーチン(#100ステップ)は、サブルーチンとして実行されるものであり、その処理形態を図5のフローチャートに示している。つまり、前述したように図8に示された初期画面においてガイダンスに従い、オペレータが前記半導体ドライブ2、ディスクドライブ3、あるいは、コネクタ5から撮影データを取得できるようにセットした後に、同図に示す「OK」スイッチに指を接触させることにより、撮影データの取得を開始され、撮影データは前記ハードディスクHDに保存される(#101ステップ)。このように保存された撮影データのファイル構造を前記識別手段23が解析することにより、例えば、参照ファイルを生成し、その参照ファイルに対して撮影データのファイル名と、夫々のファイル名と対応する形態で、そのファイルが静止画データであるか、動画データであるかを示す識別データが保存される(#102ステップ)。
次に、識別手段23によって静止画データと識別された場合には、その静止画データに対応してサムネイル画像が存在する場合には、そのサムネイル画像に「静止画」との文字で成る属性情報を付加して静止画表示領域Saに表示し、サムネイル画像が存在しない場合には、その静止画データのフレームの画像データからサムネイル画像を生成し、「静止画」との文字で成る属性情報を付加して静止画表示領域Saに表示する。また、識別手段23によって動画データと識別された場合には、複数のフレームの先頭のフレームの画像データからサムネイル画像を生成し、「動画」との文字で成る属性情報を付加して動画表示領域Maに表示する(#103ステップ)。このような表示形態を図9のように示すことが可能であり、同図に示す如く表示可能なサムネイル画像の数が限られているため、表示し切れなかったサムネイル画像はスクロールバー41の操作によって表示できるようにしている。このように複数のサムネイル画像を表示する場合、表示し切れなかったものを表示するためにページを切換える形態で複数のページを表示可能に構成し、夫々のページにおいて全てのサムネイル画像を表示するよう構成することも可能である。
また、動画表示領域Maに対してサムネイル画像を表示することに代えて、動画データを構成する複数のフレームを時間経過に従って連続的に表示(ムービーとして表示)することにより動画であることを認識させるよう処理形態を設定しても良い。このようにムービーとして表示する場合には全てのフレームを高速度で切り換えて表示する必要はなく、縮小したフレームを1秒間に数フレーム程度表示する処理で充分に動画であることを認識させ得るものとなる。
前記静止画オーダルーチン(#200ステップ)は、サブルーチンとして実行されるものであり、その処理形態を図6のフローチャートに示している。つまり、図9に示すように、静止画表示領域Saに表示されたサムネイル画像のプリントサイズを設定するプリントサイズ設定部42が形成され、サムネイル画像の近傍位置にプリント枚数の増加させる「+」スイッチ43と、プリント枚数を減少させる「−」スイッチ44と、プリント枚数を示すプリント枚数表示部45とが形成されている。また、プリントサイズ設定部42にはデフォルト値としてLサイズ等の値がセットされ、プリント枚数表示部45にはデフォルト値として「0」の値がセットされている。
そして、このスイッチ類にオペレータが指を接触させる操作を行うことにより、対応したもののプリントサイズとプリント枚数とを設定できるものとなっている(#201ステップ)。また、静止画表示領域Saに表示されたサムネイル画像に対応した画像データの補正を必要とする場合には、サムネイル画像に指を接触させて選択を行った後に「補正」スイッチ46を操作することにより、図10に示すダイアログボックス47が表示され、このダイアログボックスに形成されるプレビュー画面47Aで補正状態を視認しながら、カラーバランスや、明るさ等補正処理を実現でき(#202ステップ)、更に、トリミング処理を行う場合にはダイアログボックス47に形成された「トリミング」スイッチ48を操作することにより、プレビュー画面47Aに表示されるトリミングのエリア(図示せず)を任意に設定してトリミングを行え、「OK」スイッチ49を操作することにより、補正処理、トリミングが終了する(#203ステップ)。
前述のように補正処理を行う場合に、サムネイル画像を選択する操作形態として、「補正」スイッチ46を操作することに代えて、サムネイル画像を短時間のうち2度接触することにより選択を実現するよう処理形態を設定しても良い。また、サムネイル画像を選択した場合、サムネイル画像の周囲の黒く表示することや、色を反転させる等の強調表示を行うことにより選択状態にあることを視覚で確認できるものにしており、このように選択状態を表示することに代えて、サムネイル画像の周囲をブリンクさせることや、このサムネイル画像上に選択状態にあることを示す文字情報を表示することも考えられる。
このように静止画表示領域Saに表示されたサムネイル画像について、プリントサイズ、プリント枚数(オーダデータ)が設定され、必要な場合には補正処理、トリミングが行われた後に、ディスプレイに表示された「OK」スイッチ51を操作することにより、これらが確定し、オーダデータ、補正データ、トリミングデータ保存される(#204、#205ステップ)。尚、この「OK」スイッチ51を操作した場合には、動画についてもオーダが確定するので、現実的な操作としては動画データにおけるプリント対象の指定等の操作を終了した後に、この「OK」スイッチ51が操作されるものとなる。
前記動画オーダルーチン(#300ステップ)は、サブルーチンとして実行されるものであり、その処理形態を図7のフローチャートに示している。つまり、動画表示領域Maに表示されたサムネイル画像の1つに指を接触させて選択を行った後に、「フレーム指定」スイッチ52を操作すると、図11に示すダイアログボックス53が表示され、このダイアログボックス53に形成された再生、スロー再生、早送り、停止、リバース再生等の再生制御スイッチ54を操作することにより、プレビュー画面53Aに対して動画データをムービー表示し、このプレビュー画面53Aに対して表示されるフレームの画像に基づいて、プリント対象とする先頭のフレームと、最終のフレームとの入力を求めるものとなっている。つまり、プレビュー画面53Aに対して動画データをムービ表示した状態で、先頭のフレームの画像データを確認したタイミングで「先頭」スイッチ55を操作し、この後、同様の操作で最終のフレームを確認して「終端」スイッチ56を操作することにより複数のフレームの画像データが決定し(時間領域が決定し)(#301〜#304ステップ)、更に、「OK」スイッチ57を操作することにより、ダイアログボックス61が表示される。このダイアログボックス61には、先頭のフレームから最終のフレームまでの全てのフレームの画像を表示部62に表示する。また、このように動画データのフレームをプリントする場合、時間領域中から抽出するフレーム数を設定することも可能であり、例えば、30コマ/秒で撮影された動画データの場合、時間領域30秒、区切り時間1秒(抽出インターバル1秒)に設定することにより30フレームをプリント対象に設定することも可能である。
次に、ダイアログボックス61に形成した「1枚ずつプリント」スイッチ63と、「レイアウトプリント」スイッチ64との何れかが選択されることによりプリントモードが決定する(#305ステップ)。
「1枚ずつプリント」スイッチ63が操作された場合(単純プリントモードが選択された場合)には(#305、#306ステップ)、更に、オーダ設定画面71が表示され、このオーダ設定画面71に表示された、夫々のフレームの画像データに対応するサムネイル画像に対して、静止画データに対するオーダルーチン(#200ステップ)と同様の操作を行い「OK」スイッチ72を操作することによりオーダが決定し、オーダデータを取得(#306ステップ)する。ちなみに、サムネイル画像の近傍位置にプリント枚数の増加させる「+」スイッチ43と、プリント枚数を減少させる「−」スイッチ44と、プリント枚数を示すプリント枚数表示部45とが形成されている。また、このオーダ設定画面71に形成された「補正」スイッチ46を操作することにより、前述したオーダルーチン(#200ステップ)と同様の処理によって補正、トリミングを行うことも可能である。
前記プリントサイズ設定部42にはデフォルト値としてLサイズ等の値がセットされ、プリント枚数表示部45にはデフォルト値として「1」の値がセットされている。そして、スクロールバー41を操作して、プリント対象として設定した画像を確認しながら、不要なもののプリント枚数を「0」にセットしてプリントを行わないように設定することも可能である。
次に、「レイアウトプリント」スイッチ64が操作された場合(レイアウトモードが選択された場合)には、図12に示すダイアログボックス81を表示すると共に、このダイアログボックス81の表示部82に対して、プリントペーパPにプリントされる形態と同様のレイアウトとなるよう複数のフレームの画像データをレイアウト表示する。このように表示されるレイアウトは、フレームの数に対応して自動的に設定されるものであり、分割した画面の数より画像データが少ない場合には余白とし、また、このレイアウトでは画面の分割数の上限が設定され、この上限の数よりフレームの数が多い場合には、複数枚のプリントペーパPに対してプリントする形態となる。このダイアログボックス80には、プリントサイズ設定部83と、プリント枚数設定部84とが形成され、これらにはデフォルト値が設定されるが、任意の値を入力することも可能である。
このレイアウトの変更を行う場合には「レイアウト」スイッチ85を操作することにより、任意のレイアウトを選択できるものとなる。図面には示さないが、レイアウトを変更することにより画面の分割数がフレーム数より少なくなった場合には、複数のプリントペーパPにプリントされることになる。
また、レイアウト状態で表示されているサムネイル画像の1つに指を接触させて選択した状態で「補正」スイッチを操作することにより、図12に示すダイアログボックス47(静止画オーダルーチンの補正用のダイアログボックスと同じ構造のもの)が表示され、このダイアログボックス47に形成されたプレビュー画面47Aで補正状態を確認しながら、カラーバランスや明るさ等の補正を行え、更に、トリミング処理を行う場合にはダイアログボックス47に形成されたトリミングスイッチ48を操作することにより、プレビュー画面47Aに表示されるトリミングのエリアを任意に設定してトリミングを行え、これらの補正の後、「OK」スイッチ49を操作することにより、前記ダイアログボックス81が再度表示されると共に、変更されたレイアウトが表示部82に表示される。特に、補正処理を行った場合には、その補正処理のデータが保持され、この保持された補正データに基づいて他の画像データの補正を行うよう処理形態が設定され、これと同様に、トリミングを行った場合には、そのトリミングによって設定された領域データが保持され、この保持された領域データに基づいて他の画像データのトリミングを行うよう処理形態が設定されている。
同図に示すダイアログボックス81においては、トリミングにより縦に長い帯状となるよう画像の成形を行ったため、トリミングを行った画像データの他の画像データに対してもトリミングが行われ、その結果、画像データを横方向に並列的に表示するレイアウトが自動的に選択されている。なお、このレイアウトの変更を行う場合にも、前記「レイアウト」スイッチ85を操作することになる。このようにレイアウトの設定値、補正処理のデータ、トリミングのデータは処理が確定するまでストアされ、ダイアログボックス81に形成された「OK」スイッチ87を操作することにより、オーダデータ、レイアウトデータ、補正データ、トリミングデータが保存される(#307〜#311ステップ)。
図4のフローチャートに示すプリント処理(#04ステップ)は、単純プリントモードでのプリントに指定されているプリント対象については、前記ハードディスクHDから指定されたフレームの画像データを抽出し、プリントサイズ、プリント枚数を設定し、補正データによる補正を行い、トリミングデータによるトリミングを行う。また、レイアウトプリントモードでは、指定された複数のフレームを前記ハードディスクHDから抽出し、プリントサイズ、プリント枚数を設定し、補正データによる補正処理を複数のフレーム全てに反映させ、トリミングデータによるトリミングを全てのフレームに反映させた状態でオーダデータに基づき、プリントペーパPに対するプリントを実行するのである。また、この補正処理では、フレーム毎に(他のフレームに補正を反映させず)に補正処理を行うことも可能である。
また、単純プリントモードでのプリントペーパPにプリントされた画像は、一般的な写真と変わりのないものであるが、レイアウトプリントモードでプリントぺーパPにプリントされた画像は、例えば、図13に示すように、プリントペーパPのプリント面を複数の領域に分割し、このように分割した領域に対して時間経過に伴って変化する対象をプリントできるものとなる。このレイアウトプリントモードでのプリントは、ゴルフクラブのスイングや、野球のバットのスイングのようにスポーツ全般における連続的なモーションを1枚のプリントペーパPによって把握できるものにするのである。
このように、本発明のプリントシステムによると、例えば、デジタルカメラで撮影された撮影データに静止画データと動画データとが混在する場合でも、半導体型メディアMsから撮影データを取得した場合には、ディスプレイ7に対して静止画データに対応したサムネイル画像と、動画データに対応したサムネイル画像とが、静止画データと動画データとの区別を可能にする属性情報が付加された形態でディスプレイに表示されると共に、静止画データと動画データとは、基本的に同じ操作によってプリントペーパPに対する処理を実現するものとなっている。特に、動画データからプリントを行う場合には、動画データを構成する複数のフレームをムービーとして再生した状態でプリント対象とすべき複数のフレームの指定を行わせ、このように指定した複数のフレームのプリントを行えるばかりでなく、複数のフレームを単一のプリントペーパに対してプリントするレイアウトモードでのプリントを選択することにより、時間的に連続するフレームを連続した画像としてプリントペーパPにプリントできるものとなる。また、このようにレイアウトモードでプリントを行う場合には、その複数のフレームの1つに対して行った補正を他の全てのフレームに反映させることにより、1枚のプリントペーパにプリントされる画像の色調やコントラストを均一にでき(他のフレームに反映させず、1つのフレームにのみ補正を行うことも可能)、また、その複数のフレームの1つに対して行ったトリミングを他の全てのフレームに反映させることにより、1枚のプリントペーパPにプリントされる画像の特定の部分を拡大した状態でプリントできるものとなる。
〔別実施の形態〕
本発明は、上記した実施の形態以外に以下のように構成しても良い。
(イ)プリント処理機構31を、プリントペーパに対してC・M・Y・Kの各色のインクを吹き付けることによりプリントを行うインクジェット型に構成する、又は、銀塩印画紙に対してR・G・Bの三原色のレーザビーム等の光線の照射によって潜像を形成する露光処理の後に、潜像を画像化(顕像化)させる現像処理を行う銀塩式に構成するものであっても良い。また、このプリント処理機構を含むプリント部Bを受付部Aから分離する形態に構成しても良い。
(ロ)タッチパネルを備えたディスプレイに代えて、マウスやトラックボール等のポインティングデバイスと、キーボート等と操作によってプリント対象の指定や、補正処理の設定、トリミングの設定を行うよう受付部を構成する。この構成は、汎用コンピュータの利用を可能にしてシステム全体のコスト低下に結びつくものとなる。
(ハ)静止画データ、動画データ夫々のプリントサイズをフレーム毎に任意に設定できるように処理形態を設定する。このように設定することにより、Lサイズと2Lサイズのように異なるサイズのプリントを同時に行うことが可能となる。
(ニ)静止画データのサムネイル画像と、動画データのサムネイル画像とをディスプレイ7の異なる領域に表示する表示形態に代えて、例えば、撮影時間が早期であるものを先に表示するよう静止画データのサムネイル画像と、動画データのサムネイル画像とを1つの領域内に混在させる形態で表示することも可能である。
プリントシステムの斜視図 制御系のブロック回路図 オーダシーケンスを表す図 オーダシーケンスの処理形態を示すフローチャート データ取得・表示ルーチンのフローチャート 静止画オーダルーチンのフローチャート 動画オーダルーチンのフローチャート 初期画面を示す図 静止画データと動画データとを表示した画面を示す図 補正・トリミングを行うダイアログボックスを示す図 動画オーダルーチンで表示されるダイアログボックスを示す図 レイアウトプリントを行う際に表示されるダイアログボックスを示す図 レイアウトモードでプリントされた画像を示す図
符号の説明
7 ディスプレイ
23 識別手段
24 表示処理手段
35 プリント処理手段
A 受付部
B プリント部
P プリント媒体
Sa 静止画表示領域
Ma 動画表示領域

Claims (7)

  1. 記憶媒体又は撮影機器に保存された撮影データを受付部で取得し、その撮影データを受付部に備えたディスプレイに表示し、その表示に基づきプリント対象となる撮影データを指定し、このように指定された撮影データをプリント部においてプリント媒体にプリントするプリントシステムであって、
    前記受付部で取得した撮影データが、静止画データと動画データとの何れであるかを識別する識別手段を備え、
    この識別手段で静止画データであることを判別した場合には、静止画データであることを示す属性情報とともに、その静止画データのフレームを前記ディスプレイに表示し、前記識別手段で動画データであることを判別した場合には、動画データであることを示す属性情報とともに、その動画データを構成する複数のフレームの一部を前記ディスプレイに表示する又は複数のフレームを時間経過に従って連続的にディスプレイに表示する表示処理手段を備え、
    この表示処理手段によってディスプレイに表示された静止画データと、動画データとの一方、又は双方をプリント対象として指定した後に、指定されたプリント対象のプリント処理を実行するプリント処理手段を備えているプリントシステム。
  2. 前記識別手段は、撮影データのファイル構造に基づいて静止画データと動画データとの識別を行い、
    前記表示処理手段は、前記識別手段の識別結果に基づき、前記属性情報として文字情報、又は、イメージ情報を生成して前記ディスプレイに表示するよう構成されている請求項1記載のプリントシステム。
  3. 前記表示処理手段は、前記ディスプレイの画面上に形成した静止画表示領域に対して前記静止画データを表示し、前記画面上に形成した動画表示領域に対して前記動画データを表示すると共に、前記静止画データの数が前記静止画表示領域で表示可能な数を超えた場合、及び、前記動画データの数が前記動画表示領域で表示可能な数を超えた場合には、スクロールまたはページ切換えにより全てのデータを表示できるよう構成してある請求項1又は2記載のプリントシステム。
  4. 前記プリント処理手段は、前記ディスプレイに表示されたフレームのうち指定されたものについて、プリントサイズと、プリント枚数との指定を求めるオーダシーケンスが設定され、
    動画データに対するオーダシーケンスでは、動画データをムービーとしてディスプレイに再生表示することによりプリント対象として抽出すべき時間領域の指定を求め、時間領域の指定があった場合に、その時間領域に存在する複数のフレームをディスプレイに表示してプリント対象とするフレームの指定を求め、この求めに対応してプリント対象とするフレームの指定があった場合には、
    指定されたフレームの1つを1つのプリント媒体にプリントする単純プリントモードでの処理と、指定された複数のフレームを1つのプリント媒体に対して設定されたレイアウトでプリントするレイアウトプリントモードでの処理との選択を行えるよう構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のプリントシステム。
  5. 前記レイアウトプリントモードでの処理は、レイアウトに対応したプレビュー画面を前記ディスプレイに表示すると共に、このプレビュー画面上においてレイアウトの変更を行えるよう構成されている請求項4記載のプリントシステム。
  6. 前記レイアウトプリントモードでの処理は、プリント対象として指定した複数のフレームの1つに対してトリミングを行えるよう構成され、このトリミングを行った後には、トリミングの領域データを保持し、この領域データに基づき他のフレームのトリミングを行うよう構成されている請求項4記載のプリントシステム。
  7. 前記レイアウトプリントモードでの処理は、プリント対象として指定した複数のフレームの1つに対して色調に関連する補正処理を行えるよう構成され、この補正処理を行った後には、補正処理データを保持し、この補正データに基づき他のフレームの補正処理を行うよう構成されている請求項4記載のプリントシステム。
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