JP4677956B2 - 画像補正方法、画像補正装置、印刷装置、及び、プログラム - Google Patents
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Description
動画ファイルから補正対象となる複数の対象フレームを決定するステップと、
各対象フレームの種別を判別するステップと、
種別が判別された対象フレームのうちのある種別の対象フレームに基づいて前記複数の対象フレームの補正に共通に使用される共通補正量を求めるステップと、
前記共通補正量に基づいて、前記複数の対象フレームのそれぞれについて画像補正を行うステップと、
を含み、
前記共通補正量を求めるステップは、前記ある種別の対象フレームとして前記複数の対象フレームのうち数が多い種別の対象フレームを求め、前記ある種別の対象フレームに基づいて前記複数の対象フレームの補正に共通に使用される共通補正量を求めるステップを含む、画像補正方法である。
各対象フレームの種別を判別するステップと、
種別が判別された対象フレームのうちのある種別の対象フレームに基づいて前記複数の対象フレームの補正に共通に使用される共通補正量を求めるステップと、
前記共通補正量に基づいて、前記複数の対象フレームのそれぞれについて画像補正を行うステップと、
を含む画像補正方法。
このようにすることで、動画ファイルから取得した複数のフレームについて適用される画像補正の適正化を図ることができる。
これにより、動画ファイルから取得した複数のフレームについて適用される画像補正の適正化を図ることができる。
各対象フレームの種別を判別する判別部と、
種別が判別された対象フレームのうちのある種別の対象フレームに基づいて前記複数の対象フレームの補正に共通に使用される共通補正量を求める補正量決定部と、
前記共通補正量に基づいて、前記複数の対象フレームのそれぞれについて画像補正を行う画像補正部と、
を含む画像補正装置。
これにより、動画ファイルから取得した複数のフレームについて適用される画像補正の適正化を図ることができる。
各対象フレームの種別を判別する判別部と、
種別が判別された対象フレームのうちのある種別の対象フレームに基づいて前記複数の対象フレームの補正に共通に使用される共通補正量を求める補正量決定部と、
前記共通補正量に基づいて、前記複数の対象フレームのそれぞれについて画像補正を行う画像補正部と、
前記画像補正が行われた複数の対象フレームを印刷する印刷部と、
を備える印刷装置。
これにより、動画ファイルから取得した複数のフレームについて適用される画像補正の適正化を図り印刷を行うことができる。
動画ファイルから補正対象となる複数の対象フレームを決定するステップと、
各対象フレームの種別を判別するステップと、
種別が判別された対象フレームのうちのある種別の対象フレームに基づいて前記複数の対象フレームの補正に共通に使用される共通補正量を求めるステップと、
前記共通補正量に基づいて、前記複数の対象フレームのそれぞれについて画像補正を行うステップと、
を前記画像補正装置に行わせるプログラム。
これにより、動画ファイルから取得した複数フレームについて適用される画像補正の適正化を図ることができる。
<画像補正装置について>
画像補正装置は、種々の態様で実現することができる。例えば、コンピュータに画像補正用のプログラムを実行させることで、このコンピュータを画像補正装置として用いることができる。デジタルカメラや印刷装置はコントローラを有している。そして、このコントローラに画像補正用のプログラムを実行させることで、デジタルカメラや印刷装置を画像補正装置として用いることができる。そこで、本明細書では、プリンタ・スキャナ複合機(以下、単に複合機ともいう。)を例に挙げて説明することにする。この複合機は、画像を媒体に印刷する印刷機能と、媒体に印刷された画像を読み取る読み取り機能とを有する装置である。
図1Aは、複合機1の外観を説明するための斜視図である。図1Bは、操作パネル40を説明するための図である。図2は、複合機1の構成を説明するブロック図である。図3は、印刷機構20を説明するための図である。
駆動信号生成部30は、ヘッドからインクを吐出させる際に用いられる駆動信号COMを生成する部分である。この駆動信号生成部30は、コントローラ60(CPU62)からの制御信号に基づき、様々な波形の駆動信号COMを生成する。
操作パネル40は、複合機1におけるユーザインタフェースを構成する。操作パネル40には、電源ボタン41、表示部42、及び、入力部43が配置されている。電源ボタン41は複合機1の電源をオンオフする際に操作されるボタンである。表示部42は、例えば液晶表示パネルによって構成される。この表示部42には、例えばメニュー画面や印刷対象となる画像(動画ファイルのフレーム)が表示される。入力部43は、各種のボタンによって構成されている。この例において入力部43は、4方向ボタン431、OKボタン432、印刷設定ボタン433、戻るボタン434、表示切替ボタン435、モード切替ボタン436、印刷枚数増減ボタン437、スタートボタン438、及び、ストップボタン439によって構成されている。4方向ボタン431は、項目を移動させる際等に操作される。OKボタン432は、選択項目を確定させる際等に操作される。印刷設定ボタン433は、印刷の設定時に操作される。戻るボタン434は、表示を前の状態に戻す場合等に操作される。表示切替ボタン435は、表示態様を切り替える際等に操作される。例えば、画像のサムネイル表示と拡大表示とを切り替える際等に操作される。モード切替ボタン436は、複合機1の動作モードを切り替える際等に操作される。印刷枚数増減ボタン437は、印刷枚数を調整する際等に操作される。スタートボタン438は、動作を開始させる際等に操作される。例えば、印刷を開始させる際に操作される。ストップボタン439は、何らかの動作を中止させる際等に操作される。例えば、印刷を中止させる際に操作される。これらのボタンは、操作に応じた信号を出力するスイッチ(図示せず。)を有する。このスイッチはコントローラ60と電気的に接続されている。従って、コントローラ60は、スイッチからの信号に基づいて各ボタンに対する操作を認識し、認識した操作に対応した動作をする。
カードスロット50は、メモリカードMCと電気的な接続を行う部分である。このため、カードスロット50には、メモリカードMCと電気的に接続するためのインタフェース回路が設けられている。カードスロット50に対して着脱されるメモリカードMCには、印刷対象となるデータが記憶される。例えば、デジタルカメラによって撮影された動画ファイルや静止画ファイルが記憶される。
コントローラ60は、インタフェース部61と、CPU62と、メモリ63と、制御ユニット64とを有する。インタフェース部61は、外部装置であるコンピュータ(図示せず)との間でデータの受け渡しを行う。また、ケーブルを通じて接続されたデジタルカメラとの間でもデータの受け渡しを行うことができる。CPU62は、複合機1の全体的な制御を行うための演算処理装置である。メモリ63は、コンピュータプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM、ROM等の記憶素子によって構成される。CPU62は、メモリ63に記憶されているコンピュータプログラムに従い、各制御対象部を制御する。例えば、制御ユニット64を通じて画像読み取り機構10、印刷機構20、及び、操作パネル40(表示部42)を制御する。
<動作の概略について>
複合機1は、画像読み取り機構10で読み取った画像の電子データをホストコンピュータ(図示せず)へ送信することができる。また、複合機1は、画像読み取り機構10で読み取った画像を用紙Sへ印刷することや、メモリカードMCに記憶された静止画ファイルや動画ファイルを用紙Sへ印刷することもできる。このような印刷時には、画像の明るさや色調の補正が行われる。また、動画ファイルを印刷する場合、動画ファイルを構成する複数のフレームのうち1つのフレームを印刷する「1フレーム印刷」と、動画ファイルを構成する一部の複数フレームを印刷する「複数フレーム印刷」とが選択できる。
以下、複合機1における動画印刷処理の詳細について説明する。図5は、印刷動作時の各処理を説明するフローチャートである。図6は、第2画質調整処理を説明するフローチャートである。図7は、動画ファイルの選択時におけるユーザインタフェースの一例を説明する図である。なお、これらの処理は、コントローラ60によって行われる。具体的には、メモリ63に記憶されているコンピュータプログラムに基づいてCPU62が行う。従って、コンピュータプログラムは、各処理をCPU62に行わせるためのコードを有する。
図6を参照しつつ、第2画像調整処理について説明する。まず、第2画質調整処理の概略について説明する。第2画質調整処理において、コントローラ60は、各対象フレームについての補正量を求める。この補正量は、対象フレームがどの種別に属するかによって個別に求められる。次に、コントローラ60は、この複数の種別のうち人物の顔が写っている種別(「人物」)の対象フレームの補正量の平均を求める。そして、この平均化した補正量を、複数の対象フレームについて適用して、画像補正を行う。
このようにして、全ての対象フレーム(FR1〜FR12)について共通の補正量を適用して画像補正が行われる。
第2実施形態では、複数の対象フレームのうち最も数の多い種別のフレームの補正量を平均化して共通補正量(便宜上、第2共通補正量とする)とする。そして、この第2共通補正量を、各対象フレームに適用することによって画像補正を行う。
第3実施形態では、「人物」の対象フレームのうち、人物の顔が対象フレームに占める割合が大きいほど大きな重み付けを行う。そして、重み付けした後の「人物」の対象フレームの補正量を平均化して共通補正量(便宜上、第3共通補正量とする)を求める。そして、この第3共通補正量を各対象フレームに適用することによって画像補正を行う。
Cave=a8・C8+a9・C9+a10・C10+a11・C11+a12・C12 (式1)
但し、a8<a9<a10<a11<a12 かつ a8+a9+a10+a11+a12=1
第4実施形態では、「人物」の対象フレームのうち、中央寄りの対象フレームの補正量に重み付けを行う。そして、重み付けした後の「人物」の対象フレームの補正量を平均化することで共通補正量(便宜上、第4共通補正量とする)を求める。そして、この第4共通補正量を各対象フレームに適用することによって画像補正を行う。
Cave=a3・C3+a6・C6+a12・C12 (式2)
但し、a6>a3,a12 かつ a3+a6+a12=1
第5実施形態では、「人物」の対象フレームのうち、ピントが合っていない(ピンぼけ)対象フレームの補正量に対してピントの合っている対象フレームよりも小さな重み付けを行い、重み付けした後の補正量をその対象フレームの補正量とする。そして、「人物」の対象フレームの補正量を平均化して共通補正量(便宜上、第5共通補正量とする)を求める。そして、この第5共通補正量を各対象フレームに適用することによって画像補正を行う。
Cave=a3・C3+a6・C6+a12・C12 (式3)
但し、a6>a3>a12 かつ a3+a6+a12=1
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
前述した各実施形態では、複合機1を画像補正装置として用いた構成が記載されている。しかし、画像補正装置は、複合機1に限定されるものではない。例えば、専ら印刷を行うプリンタを画像補正装置として用いてもよい。この場合、プリンタに、画像補正用のプログラムを実行させることで、画像補正装置として用いる。また、画像補正用のプログラムを実行するコンピュータによって画像補正装置を構成してもよい。さらに、デジタルカメラやデジタルビデオを画像補正装置として用いてもよい。
また前述した画像補正装置は、コンピュータ上での画像補正においても使用できることはいうまでもない。
前述した各実施形態では、複数の対象フレームを同じ用紙Sに印刷する態様について説明したが、印刷の態様はこれに限定されない。例えば、複数の対象フレームを別の用紙Sに印刷する態様であってもよい。
前述した各実施形態では、対象フレームの種類として「人物」,「風景」,「標準」の3つを例に挙げて説明した。対象フレームの種類はこれらに限定されるものではなく、他の種類であってもよい。
前述した各実施形態では、カードスロット50にメモリカードMCを装着する構成であったが、この構成に限定されない。例えば、デジタルカメラと複合機1とをケーブルを介して接続し、デジタルカメラに装着されたメモリカードMCへ、ケーブルを通じてアクセスするようにしてもよい。
(1)前述の実施形態における画像補正装置では、動画ファイルから補正対象となる複数の対象フレームFR1〜FR12を決定するステップと、各対象フレームの種別(「人物」「風景」「標準」)を判別するステップと、を含む。そして、種別が判別された対象フレームのうちのある種別(例えば「人物」)の対象フレームに基づいて複数の対象フレームの補正に共通に使用される共通補正量を求めるステップと、この共通補正量に基づいて、複数の対象フレームのそれぞれについて画像補正を行うステップと、を含む。
このようにすることによって、最も数の多い種別の対象フレームについてより美しく補正をするようにしつつ、各対象フレームについて色調が一定になるような画像補正を行うことができる。
このようにすることによって、ある種別の対象フレームが複数あった場合にもこれらの補正量の平均をもって共通補正量とすることができる。
このようにすることによって、対象フレーム中の人物の顔が占める割合が大きい対象フレームの補正量の寄与度が高い共通補正量を求めることができる。
このようにすることによって、最も重要視するであろうと思われる中央よりの対象フレームをより美しく補正できるような共通補正量を求めることができる。
このようにすることによって、ある種別の対象フレームのうち、ピントが合っている度合いが高い対象フレームの補正量の寄与度が高い共通補正量を求めることができる。
このようにすることによって、最初の対象フレームと最後の対象フレームを決定することにより、中間の対象フレームを容易に決定することができる。
11 原稿台,20 印刷機構,22 キャリッジ移動機構,223 ガイド軸,
30 駆動信号生成部,40 操作パネル,41 電源ボタン,
42 表示部,421 フレーム用の表示領域,
422 カーソル用の表示領域,423 操作内容説明用の表示領域,
43 入力部,431 4方向ボタン,432 OKボタン,
433 印刷設定ボタン,434 戻るボタン,435 表示切替ボタン,
436 モード切替ボタン,437 印刷枚数増減ボタン,
438 スタートボタン,439 ストップボタン,
50 カードスロット,
60 コントローラ,61 インタフェース部,62 CPU,
63 メモリ,64 制御ユニット,
S 用紙,CR キャリッジ,IC インクカートリッジ,
HU ヘッドユニット,MC メモリカード,CS カーソル,
FR1〜FR12 対象フレーム
Claims (5)
- 動画ファイルから補正対象となる複数の対象フレームを決定するステップと、
各対象フレームの種別を判別するステップと、
種別が判別された対象フレームのうちのある種別の対象フレームに基づいて前記複数の対象フレームの補正に共通に使用される共通補正量を求めるステップと、
前記共通補正量に基づいて、前記複数の対象フレームのそれぞれについて画像補正を行うステップと、
を含み、
前記共通補正量を求めるステップは、前記ある種別の対象フレームとして前記複数の対象フレームのうち数が多い種別の対象フレームを求め、前記ある種別の対象フレームに基づいて前記複数の対象フレームの補正に共通に使用される共通補正量を求めるステップを含む、画像補正方法。 - 前記複数の対象フレームを決定するステップは、前記動画ファイルから最初の対象フレームと最後の対象フレームとを決定し、前記最初の対象フレームと前記最後の対象フレームとの間に、互いに前後する対象フレーム同士の時間間隔を揃えて中間の対象フレームを決定するステップを含む、請求項1に記載の画像補正方法。
- 動画ファイルから補正対象となる複数の対象フレームを決定するフレーム決定部と、
各対象フレームの種別を判別する判別部と、
種別が判別された対象フレームのうちのある種別の対象フレームに基づいて前記複数の対象フレームの補正に共通に使用される共通補正量を求める補正量決定部と、
前記共通補正量に基づいて、前記複数の対象フレームのそれぞれについて画像補正を行う画像補正部と、
を含み、
前記補正量決定部は、前記ある種別の対象フレームとして前記複数の対象フレームのうち数が多い種別の対象フレームを求め、前記ある種別の対象フレームに基づいて前記複数の対象フレームの補正に共通に使用される共通補正量を求める、画像補正装置。 - 動画ファイルから補正対象となる複数の対象フレームを決定するフレーム決定部と、
各対象フレームの種別を判別する判別部と、
種別が判別された対象フレームのうちのある種別の対象フレームに基づいて前記複数の対象フレームの補正に共通に使用される共通補正量を求める補正量決定部と、
前記共通補正量に基づいて、前記複数の対象フレームのそれぞれについて画像補正を行う画像補正部と、
前記画像補正が行われた複数の対象フレームを印刷する印刷部と、
を備え、
前記補正量決定部は、前記ある種別の対象フレームとして前記複数の対象フレームのうち数が多い種別の対象フレームを求め、前記ある種別の対象フレームに基づいて前記複数の対象フレームの補正に共通に使用される共通補正量を求める、印刷装置。 - 画像補正装置を動作させるためのプログラムであって、
動画ファイルから補正対象となる複数の対象フレームを決定するステップと、
各対象フレームの種別を判別するステップと、
種別が判別された対象フレームのうちのある種別の対象フレームに基づいて前記複数の対象フレームの補正に共通に使用される共通補正量を求めるステップと、
前記共通補正量に基づいて、前記複数の対象フレームのそれぞれについて画像補正を行うステップと、
を前記画像補正装置に行わせ、
前記共通補正量を求めるステップは、前記ある種別の対象フレームとして前記複数の対象フレームのうち数が多い種別の対象フレームを求め、前記ある種別の対象フレームに基づいて前記複数の対象フレームの補正に共通に使用される共通補正量を求めるステップを含む、プログラム。
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JP2005130254A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | Noritsu Koki Co Ltd | プリントシステム |
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