JP3221476B2 - 平行軸差動歯車装置 - Google Patents
平行軸差動歯車装置Info
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 22
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 3
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/20—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
- F16H48/28—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using self-locking gears or self-braking gears
- F16H48/285—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using self-locking gears or self-braking gears with self-braking intermeshing gears having parallel axes and having worms or helical teeth
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
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- F16H57/0427—Guidance of lubricant on rotary parts, e.g. using baffles for collecting lubricant by centrifugal force
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H57/0482—Gearings with gears having orbital motion
- F16H57/0483—Axle or inter-axle differentials
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ハウジング内に太陽
歯車と遊星歯車とが互いに平行に配置された平行軸差動
歯車装置に関する。
歯車と遊星歯車とが互いに平行に配置された平行軸差動
歯車装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、平行軸差動歯車装置は、回転駆
動されるハウジングと、このハウジング内に、軸線をハ
ウジングの軸線と一致させて回転自在に支持された一対
の太陽歯車と、ハウジング内に、軸線をハウジングの軸
線と平行にして回転自在に配置された少なくとも一対の
遊星歯車とを備えており、対をなす遊星歯車は一対の太
陽歯車とそれぞれ噛み合うとともに、互いに噛み合って
いる。
動されるハウジングと、このハウジング内に、軸線をハ
ウジングの軸線と一致させて回転自在に支持された一対
の太陽歯車と、ハウジング内に、軸線をハウジングの軸
線と平行にして回転自在に配置された少なくとも一対の
遊星歯車とを備えており、対をなす遊星歯車は一対の太
陽歯車とそれぞれ噛み合うとともに、互いに噛み合って
いる。
【０００３】そして、一対の太陽歯車に大きさの等しい
負荷が作用するときには、ハウジング、太陽歯車および
遊星歯車全体が一体に回転する。一方、一対の太陽歯車
に作用する負荷が異なるときには、負荷の大きい太陽歯
車がハウジングより低速で回転し、その分だけ負荷の小
さい太陽歯車が高速回転する。そして、これによって差
動回転する。この差動回転時には、ハウジングに伝達さ
れる駆動トルクが、一対の太陽歯車の端面間、各太陽歯
車の端面とハウジングの内面との間、各遊星歯車の端面
とハウジングの内面との間、および各遊星歯車の外周面
とハウジングの内面との間のうちの少なくとも１つに発
生する摩擦抵抗により、トルクバイアス比と称される比
率をもって一対の太陽歯車に分配されるようになってい
る。
負荷が作用するときには、ハウジング、太陽歯車および
遊星歯車全体が一体に回転する。一方、一対の太陽歯車
に作用する負荷が異なるときには、負荷の大きい太陽歯
車がハウジングより低速で回転し、その分だけ負荷の小
さい太陽歯車が高速回転する。そして、これによって差
動回転する。この差動回転時には、ハウジングに伝達さ
れる駆動トルクが、一対の太陽歯車の端面間、各太陽歯
車の端面とハウジングの内面との間、各遊星歯車の端面
とハウジングの内面との間、および各遊星歯車の外周面
とハウジングの内面との間のうちの少なくとも１つに発
生する摩擦抵抗により、トルクバイアス比と称される比
率をもって一対の太陽歯車に分配されるようになってい
る。
【０００４】上記のように、平行軸差動歯車装置におい
ては、互いに噛み合う歯車の歯面間および各歯車とハウ
ジングとの間に多大の摩擦抵抗が発生しているため、そ
れらが早期摩耗したり焼き付きが発生することがある。
そこで、従来の平行軸差動歯車装置においては、ハウジ
ングの周壁部にこれを貫通する窓孔を形成し、デフキャ
リアに収容された潤滑油を窓孔からハウジング内に導入
し、これによって、歯面等の摩擦接触面間の潤滑を行っ
ている。
ては、互いに噛み合う歯車の歯面間および各歯車とハウ
ジングとの間に多大の摩擦抵抗が発生しているため、そ
れらが早期摩耗したり焼き付きが発生することがある。
そこで、従来の平行軸差動歯車装置においては、ハウジ
ングの周壁部にこれを貫通する窓孔を形成し、デフキャ
リアに収容された潤滑油を窓孔からハウジング内に導入
し、これによって、歯面等の摩擦接触面間の潤滑を行っ
ている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、平行軸差動
歯車装置においては、遊星歯車の外周面をハウジングの
内周面に接触させている関係上、ハウジングの周壁部に
大きな窓孔を形成することが困難であった。このため、
ハウジング内に導入することができる潤滑油の量にも一
定の限度があり、早期摩耗および焼き付きを防止するこ
とが難しいという問題があった。
歯車装置においては、遊星歯車の外周面をハウジングの
内周面に接触させている関係上、ハウジングの周壁部に
大きな窓孔を形成することが困難であった。このため、
ハウジング内に導入することができる潤滑油の量にも一
定の限度があり、早期摩耗および焼き付きを防止するこ
とが難しいという問題があった。
【０００６】なお、太陽歯車の軸線と遊星歯車の軸線と
が９０°をなすいわゆる直交軸タイプの差動歯車装置に
おいては、窓孔の後方に羽根部を設け、この羽根部によ
ってデフキャリア内の潤滑油を跳ね上げて窓孔からハウ
ジング内に導入するようにしたもの（実開平４ー１９９
４３号公報、実公平６ー１８０８３号公報参照）がある
が、平行軸差動歯車装置ではそのような対策を施したも
のがなかった。
が９０°をなすいわゆる直交軸タイプの差動歯車装置に
おいては、窓孔の後方に羽根部を設け、この羽根部によ
ってデフキャリア内の潤滑油を跳ね上げて窓孔からハウ
ジング内に導入するようにしたもの（実開平４ー１９９
４３号公報、実公平６ー１８０８３号公報参照）がある
が、平行軸差動歯車装置ではそのような対策を施したも
のがなかった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、請求項１に係る発明は、周壁部およびこの周壁部
の両端開口部を閉じる側壁部を有し、回転駆動されるハ
ウジングと、このハウジング内に軸線をハウジングの軸
線と一致させて回転自在に支持された一対の太陽歯車
と、上記ハウジング内に軸線をハウジングの軸線と平行
にして回転自在に支持され、上記一対の太陽歯車とそれ
ぞれ噛み合うとともに、互いに噛み合う少なくとも一対
の遊星歯車とを備え、上記ハウジングの壁部にはこれを
貫通する窓孔が形成され、上記窓孔から上記ハウジング
内に潤滑油を導入する平行軸差動歯車装置において、上
記ハウジングの外面には、ハウジングの前進回転方向に
おける上記窓孔の後方側に外側へ向かって突出する羽根
部を設け、上記ハウジングの壁部には上記ハウジング内
の潤滑油を外部に排出するための貫通孔を設けたことを
特徴としている。この場合、上記窓孔を上記ハウジング
の周壁部に設け、上記貫通孔を上記ハウジングの側壁部
に設けてもよく、あるいは上記窓孔を上記ハウジングの
側壁部に設け、上記貫通孔を上記ハウジングの周壁部に
設けてもよい。前者の場合には、上記貫通孔が上記一対
の遊星歯車の軸線方向の端面と対向するよう、上記貫通
孔を上記一対の遊星歯車に対応した位置に配置するのが
望ましい。後者の場合には、上記遊星歯車を複数対設
け、各対の遊星歯車間の中央部に上記貫通孔をそれぞれ
設けることが望ましい。
めに、請求項１に係る発明は、周壁部およびこの周壁部
の両端開口部を閉じる側壁部を有し、回転駆動されるハ
ウジングと、このハウジング内に軸線をハウジングの軸
線と一致させて回転自在に支持された一対の太陽歯車
と、上記ハウジング内に軸線をハウジングの軸線と平行
にして回転自在に支持され、上記一対の太陽歯車とそれ
ぞれ噛み合うとともに、互いに噛み合う少なくとも一対
の遊星歯車とを備え、上記ハウジングの壁部にはこれを
貫通する窓孔が形成され、上記窓孔から上記ハウジング
内に潤滑油を導入する平行軸差動歯車装置において、上
記ハウジングの外面には、ハウジングの前進回転方向に
おける上記窓孔の後方側に外側へ向かって突出する羽根
部を設け、上記ハウジングの壁部には上記ハウジング内
の潤滑油を外部に排出するための貫通孔を設けたことを
特徴としている。この場合、上記窓孔を上記ハウジング
の周壁部に設け、上記貫通孔を上記ハウジングの側壁部
に設けてもよく、あるいは上記窓孔を上記ハウジングの
側壁部に設け、上記貫通孔を上記ハウジングの周壁部に
設けてもよい。前者の場合には、上記貫通孔が上記一対
の遊星歯車の軸線方向の端面と対向するよう、上記貫通
孔を上記一対の遊星歯車に対応した位置に配置するのが
望ましい。後者の場合には、上記遊星歯車を複数対設
け、各対の遊星歯車間の中央部に上記貫通孔をそれぞれ
設けることが望ましい。
【０００８】
【作用】請求項１〜５に係る発明において、ハウジング
が前進回転駆動されると、羽根部がデフキャリア内に収
容された潤滑油を跳ね上げる。跳ね上げられた潤滑油
は、窓孔を通ってハウジング内に入り込む。ハウジング
内に入り込んだ潤滑油は、太陽歯車と遊星歯車との接触
歯面等の各種の摩擦接触面を潤滑する。ハウジング内の
潤滑油は貫通孔を通って外部に排出される。
が前進回転駆動されると、羽根部がデフキャリア内に収
容された潤滑油を跳ね上げる。跳ね上げられた潤滑油
は、窓孔を通ってハウジング内に入り込む。ハウジング
内に入り込んだ潤滑油は、太陽歯車と遊星歯車との接触
歯面等の各種の摩擦接触面を潤滑する。ハウジング内の
潤滑油は貫通孔を通って外部に排出される。
【０００９】
【実施例】以下、この発明の実施例について図１〜図１
１を参照して説明する。図１〜図５はこの発明の一実施
例を示すものであり、図１〜図３に示すように、この実
施例の差動歯車装置はハウジング１を備えている。ハウ
ジング１は、筒状をなすハウジング本体１Ａと、このハ
ウジング本体１Ａの一端部に固定された蓋体１Ｂとから
なるものであり、その軸線Ｌを中心として回転駆動され
るようになっている。
１を参照して説明する。図１〜図５はこの発明の一実施
例を示すものであり、図１〜図３に示すように、この実
施例の差動歯車装置はハウジング１を備えている。ハウ
ジング１は、筒状をなすハウジング本体１Ａと、このハ
ウジング本体１Ａの一端部に固定された蓋体１Ｂとから
なるものであり、その軸線Ｌを中心として回転駆動され
るようになっている。
【００１０】ハウジング１の内部には、捩れ歯を有する
一対の太陽歯車２Ａ，２Ｂがその軸線をハウジング１の
軸線Ｌと一致させて回転自在に収容されている。各太陽
歯車２Ａ，２Ｂの外側の端面とハウジング１との各間、
および太陽歯車２Ａ，２Ｂの端面間には、それらの間の
摩擦抵抗を決定するワッシャ３Ａ，３Ｂ，３Ｃがそれぞ
れ配置されている。
一対の太陽歯車２Ａ，２Ｂがその軸線をハウジング１の
軸線Ｌと一致させて回転自在に収容されている。各太陽
歯車２Ａ，２Ｂの外側の端面とハウジング１との各間、
および太陽歯車２Ａ，２Ｂの端面間には、それらの間の
摩擦抵抗を決定するワッシャ３Ａ，３Ｂ，３Ｃがそれぞ
れ配置されている。
【００１１】ハウジング１の内部で太陽歯車２Ａ，２Ｂ
の回りには、対をなす遊星歯車４Ａ，４Ｂが三対周方向
に等間隔をもって配置され、かつ回転自在に支持されて
いる。各遊星歯車４Ａ，４Ｂは、太陽歯車２Ａ，２Ｂと
それぞれ噛み合うとともに、互いに噛み合っている。ま
た、遊星歯車４Ａ，４Ｂは、少なくとも差動回転時に
は、その外周面および端面がハウジング１の内周面およ
び内側の端面に接触するようになっている。そして、そ
れらの間に作用する摩擦抵抗と、上記ワッシャ３Ａ，３
Ｂ，３Ｃに作用する摩擦抵抗とによってトルクバイアス
比が決定されている。
の回りには、対をなす遊星歯車４Ａ，４Ｂが三対周方向
に等間隔をもって配置され、かつ回転自在に支持されて
いる。各遊星歯車４Ａ，４Ｂは、太陽歯車２Ａ，２Ｂと
それぞれ噛み合うとともに、互いに噛み合っている。ま
た、遊星歯車４Ａ，４Ｂは、少なくとも差動回転時に
は、その外周面および端面がハウジング１の内周面およ
び内側の端面に接触するようになっている。そして、そ
れらの間に作用する摩擦抵抗と、上記ワッシャ３Ａ，３
Ｂ，３Ｃに作用する摩擦抵抗とによってトルクバイアス
比が決定されている。
【００１２】ハウジング１（ハウジング本体１Ａ）の周
壁部の軸線Ｌ方向におけるほぼ中央部には、周壁部を貫
通する２種類の窓孔５，６がそれぞれ形成されている。
２種類の窓孔５，６は、周方向に交互に、かつ等間隔を
もって配置形成されている。一方の窓孔５は、図４に示
すように、円形をなしており、その中心線が一対の遊星
歯車４Ａ，４Ｂの間の中央を通るように配置されてい
る。他方の窓孔６は、図５に示すように、軸線Ｌ方向に
長い長円になっており、二対の遊星歯車４Ａ，４Ｂ；４
Ａ，４Ｂ間の中央に配置されている。
壁部の軸線Ｌ方向におけるほぼ中央部には、周壁部を貫
通する２種類の窓孔５，６がそれぞれ形成されている。
２種類の窓孔５，６は、周方向に交互に、かつ等間隔を
もって配置形成されている。一方の窓孔５は、図４に示
すように、円形をなしており、その中心線が一対の遊星
歯車４Ａ，４Ｂの間の中央を通るように配置されてい
る。他方の窓孔６は、図５に示すように、軸線Ｌ方向に
長い長円になっており、二対の遊星歯車４Ａ，４Ｂ；４
Ａ，４Ｂ間の中央に配置されている。
【００１３】ハウジング１の周壁部の外面には、２種類
の羽根部７，８がそれぞれ形成されている。各羽根部
７，８は、ハウジング１が図１（Ｂ）、図４および図５
において矢印で示す方向へ前進回転駆動されたとき、前
進回転方向を向く作用面７１，８１がデフキャリア（図
示せず）内に収容された潤滑油を跳ね上げて窓孔５，６
からハウジング１内に供給するよう、窓孔５，６に対し
ハウジング１の前進回転方向における後方側に配置され
ている。
の羽根部７，８がそれぞれ形成されている。各羽根部
７，８は、ハウジング１が図１（Ｂ）、図４および図５
において矢印で示す方向へ前進回転駆動されたとき、前
進回転方向を向く作用面７１，８１がデフキャリア（図
示せず）内に収容された潤滑油を跳ね上げて窓孔５，６
からハウジング１内に供給するよう、窓孔５，６に対し
ハウジング１の前進回転方向における後方側に配置され
ている。
【００１４】各羽根部７，８は、窓孔５，６の真後に位
置する主部７２，８２と、主部７２，８２の両端部から
軸線Ｌ方向に延びる副部７３，８３とから構成されてい
る。これから明らかなように、羽根部７，８は、軸線Ｌ
方向における長さが同方向における窓孔５，６の長さよ
り長くなっている。勿論、窓孔５，６より短くしてもよ
いが、潤滑油の供給効率を高めるためには、羽根部７，
８の長さを窓孔５，６の長さと同等以上にするのが望ま
しい。
置する主部７２，８２と、主部７２，８２の両端部から
軸線Ｌ方向に延びる副部７３，８３とから構成されてい
る。これから明らかなように、羽根部７，８は、軸線Ｌ
方向における長さが同方向における窓孔５，６の長さよ
り長くなっている。勿論、窓孔５，６より短くしてもよ
いが、潤滑油の供給効率を高めるためには、羽根部７，
８の長さを窓孔５，６の長さと同等以上にするのが望ま
しい。
【００１５】また、羽根部７の主部７２は、前進回転方
向の後方側における窓孔５のほぼ半周に沿って延びてお
り、これによって主部７２における作用面７１はその中
央部から軸線Ｌ方向の両端部へ向かうにしたがって前進
回転方向前方側へ向かうように傾斜している。この場
合、作用面７１は、主部７２が窓孔５に沿って形成され
ている関係上、円弧状に傾斜しているが、直線的に傾斜
させるようにしてもよい。
向の後方側における窓孔５のほぼ半周に沿って延びてお
り、これによって主部７２における作用面７１はその中
央部から軸線Ｌ方向の両端部へ向かうにしたがって前進
回転方向前方側へ向かうように傾斜している。この場
合、作用面７１は、主部７２が窓孔５に沿って形成され
ている関係上、円弧状に傾斜しているが、直線的に傾斜
させるようにしてもよい。
【００１６】一方、羽根部８の主部８２における作用面
８１であるが、その中央部は窓孔６の中央部が軸線Ｌに
沿って延びているのに対応して軸線Ｌと平行に延びてい
るが、その両端部は、窓孔６の両端部に沿って円弧状を
なし、中央側から端側へ向かうにしたがって前進回転方
向前方側へ向かうように傾斜している。勿論、作用面８
１を直線的に傾斜させるようにしてもよい。
８１であるが、その中央部は窓孔６の中央部が軸線Ｌに
沿って延びているのに対応して軸線Ｌと平行に延びてい
るが、その両端部は、窓孔６の両端部に沿って円弧状を
なし、中央側から端側へ向かうにしたがって前進回転方
向前方側へ向かうように傾斜している。勿論、作用面８
１を直線的に傾斜させるようにしてもよい。
【００１７】また、作用面７１は、図１（Ｂ）および図
２に示すように、前進回転方向に対してほぼ直交するよ
うになっているが、図６に示すように、鋭角をなすよう
に形成するのが望ましい。この点は、作用面８１につい
ても同様である。
２に示すように、前進回転方向に対してほぼ直交するよ
うになっているが、図６に示すように、鋭角をなすよう
に形成するのが望ましい。この点は、作用面８１につい
ても同様である。
【００１８】一方、羽根部７の副部７３は、図４に示す
ように、前進回転方向と直交するよう軸線Ｌと平行に延
びているが、図７に示すように、羽根部７の中央部側か
ら両端部側へ向かうにしたがって前進回転方向前方側へ
向かうように傾斜させてもよい。この場合、図７に示す
ように、円弧状に傾斜させてもよく、あるいは直線的に
傾斜させてもよい。この点は、羽根部８の副部８３につ
いても同様である。
ように、前進回転方向と直交するよう軸線Ｌと平行に延
びているが、図７に示すように、羽根部７の中央部側か
ら両端部側へ向かうにしたがって前進回転方向前方側へ
向かうように傾斜させてもよい。この場合、図７に示す
ように、円弧状に傾斜させてもよく、あるいは直線的に
傾斜させてもよい。この点は、羽根部８の副部８３につ
いても同様である。
【００１９】また、図１（Ａ）および図２に示すよう
に、ハウジング１の本体１Ａの側壁部と周壁部との交差
部には、そこを貫通する半円状の貫通孔１１が３つ形成
されている。各貫通孔１１は、一対の遊星歯車４Ａ，４
Ｂに対応した位置に配置されている。一方、ハウジング
１の蓋体１Ｂ（側壁部）には、図１（Ａ）および図３に
示すように、蓋体１Ｂを貫通する貫通孔１２が６つ形成
されている。６つの貫通孔１２のうちの三つの貫通孔１
２は、一対の遊星歯車４Ａ，４Ｂに対応した位置に配置
されており、他の三つの貫通孔１２は、二対の遊星歯車
４Ａ，４Ｂ；４Ａ，４Ｂのほぼ中央に位置するように配
置されている。
に、ハウジング１の本体１Ａの側壁部と周壁部との交差
部には、そこを貫通する半円状の貫通孔１１が３つ形成
されている。各貫通孔１１は、一対の遊星歯車４Ａ，４
Ｂに対応した位置に配置されている。一方、ハウジング
１の蓋体１Ｂ（側壁部）には、図１（Ａ）および図３に
示すように、蓋体１Ｂを貫通する貫通孔１２が６つ形成
されている。６つの貫通孔１２のうちの三つの貫通孔１
２は、一対の遊星歯車４Ａ，４Ｂに対応した位置に配置
されており、他の三つの貫通孔１２は、二対の遊星歯車
４Ａ，４Ｂ；４Ａ，４Ｂのほぼ中央に位置するように配
置されている。
【００２０】上記構成の平行軸差動歯車装置において、
ハウジング１が前進回転駆動されると、下側に位置する
羽根部７，８がデフキャリアに収容された潤滑油中に入
り込んでこれを上方へ跳ね上げる。跳ね上げられた潤滑
油は、窓孔５，６を通ってハウジング１内に入り込む。
ハウジング１が前進回転駆動されると、下側に位置する
羽根部７，８がデフキャリアに収容された潤滑油中に入
り込んでこれを上方へ跳ね上げる。跳ね上げられた潤滑
油は、窓孔５，６を通ってハウジング１内に入り込む。
【００２１】この場合、作用面７１，８１を、図６に示
すように、ハウジング１の外側へ向かうにしたがって回
転方向前方へ向かうように傾斜させると、より多くの潤
滑油が窓孔５，６側へ向かって跳ね上げられる。したが
って、より多量の潤滑油を窓孔５，６を通してハウジン
グ１内に導入することができる。
すように、ハウジング１の外側へ向かうにしたがって回
転方向前方へ向かうように傾斜させると、より多くの潤
滑油が窓孔５，６側へ向かって跳ね上げられる。したが
って、より多量の潤滑油を窓孔５，６を通してハウジン
グ１内に導入することができる。
【００２２】また、図４および図５に示すように、主部
７２，８２における作用面７１，８１を中央側から両端
側へ向かうにしたがって回転方向前方側へ向かうように
傾斜させると、このように傾斜した作用面７１，８１に
衝突した潤滑油は窓孔５，６の中央部へ向かって跳ね上
げられる。したがって、より一層多量の潤滑油を窓孔
５，６を通ってハウジング１内に導入することができ
る。
７２，８２における作用面７１，８１を中央側から両端
側へ向かうにしたがって回転方向前方側へ向かうように
傾斜させると、このように傾斜した作用面７１，８１に
衝突した潤滑油は窓孔５，６の中央部へ向かって跳ね上
げられる。したがって、より一層多量の潤滑油を窓孔
５，６を通ってハウジング１内に導入することができ
る。
【００２３】さらに、副部７３，８３を、図７に示すよ
うに、羽根部７，８の中央側から両端側へ向かうにした
がって前進回転方向前方側へ向かうように傾斜させる
と、副部７３，８３は、潤滑油を主部７２，８２側へ移
動させて集める。したがって、より多くの潤滑油が主部
７２，８２によって跳ね上げられて、窓孔５，６からハ
ウジング１内に導入される。
うに、羽根部７，８の中央側から両端側へ向かうにした
がって前進回転方向前方側へ向かうように傾斜させる
と、副部７３，８３は、潤滑油を主部７２，８２側へ移
動させて集める。したがって、より多くの潤滑油が主部
７２，８２によって跳ね上げられて、窓孔５，６からハ
ウジング１内に導入される。
【００２４】ハウジング１内に導入された潤滑油は、太
陽歯車２Ａ，２Ｂと遊星歯車４Ａ，４Ｂとの歯面間、太
陽歯車２Ａ，２Ｂとワッシャ３Ａ，３Ｂ，３Ｃとの各
間、遊星歯車４Ａ，４Ｂの外周面とハウジング１の内周
面との間等の摩擦接触面間に入り込み、それらの摩擦接
触面の早期摩耗および焼き付きを防止する。しかも、窓
孔５，６からハウジング１内に入り込んだ潤滑油は、貫
通孔１１，１２からハウジング１外に流出する。したが
って、潤滑油はハウジング１の内外を循環することにな
り、これによって潤滑効率がより一層向上するととも
に、摩擦接触面の冷却を行うことができる。
陽歯車２Ａ，２Ｂと遊星歯車４Ａ，４Ｂとの歯面間、太
陽歯車２Ａ，２Ｂとワッシャ３Ａ，３Ｂ，３Ｃとの各
間、遊星歯車４Ａ，４Ｂの外周面とハウジング１の内周
面との間等の摩擦接触面間に入り込み、それらの摩擦接
触面の早期摩耗および焼き付きを防止する。しかも、窓
孔５，６からハウジング１内に入り込んだ潤滑油は、貫
通孔１１，１２からハウジング１外に流出する。したが
って、潤滑油はハウジング１の内外を循環することにな
り、これによって潤滑効率がより一層向上するととも
に、摩擦接触面の冷却を行うことができる。
【００２５】次に、この発明に係る平行軸差動歯車装置
の他の実施例を説明する。なお、上記実施例と同様な部
分には、同一符号を付してその説明を省略する。
の他の実施例を説明する。なお、上記実施例と同様な部
分には、同一符号を付してその説明を省略する。
【００２６】図８に示す平行軸差動歯車装置は、羽根部
８をハウジング１と別体に形成したものである。すなわ
ち、上記窓孔６には、羽根部材（羽根部）８Ａが固定さ
れている。この羽根部材８Ａは、図９に示すように、窓
孔６に嵌合する嵌合部８４と、この嵌合部８４の上端部
に連設された突出片部８５とから構成されている。嵌合
部８４の中央部の下端部、および両側部の上下両端部に
は、加締片８６が形成されている。そして、嵌合部８４
を窓孔６に嵌合させた後、加締片８６を広げるように加
締ることにより、羽根部材８Ａが窓孔６に固定されてい
る。一方、突出片部８５は、窓孔６の長手方向（軸線Ｌ
方向）に沿って延びており、ハウジング１の径方向外側
へ向かうにしたがってハウジング１の前進回転方向前方
側へ向かうように傾斜している。勿論、突出片部８５の
前進回転方向を向く面が作用面８１になっている。な
お、この実施例においては、窓孔５および羽根部７は形
成されていない。
８をハウジング１と別体に形成したものである。すなわ
ち、上記窓孔６には、羽根部材（羽根部）８Ａが固定さ
れている。この羽根部材８Ａは、図９に示すように、窓
孔６に嵌合する嵌合部８４と、この嵌合部８４の上端部
に連設された突出片部８５とから構成されている。嵌合
部８４の中央部の下端部、および両側部の上下両端部に
は、加締片８６が形成されている。そして、嵌合部８４
を窓孔６に嵌合させた後、加締片８６を広げるように加
締ることにより、羽根部材８Ａが窓孔６に固定されてい
る。一方、突出片部８５は、窓孔６の長手方向（軸線Ｌ
方向）に沿って延びており、ハウジング１の径方向外側
へ向かうにしたがってハウジング１の前進回転方向前方
側へ向かうように傾斜している。勿論、突出片部８５の
前進回転方向を向く面が作用面８１になっている。な
お、この実施例においては、窓孔５および羽根部７は形
成されていない。
【００２７】図１０および図１１に示す平行軸差動歯車
装置は、ハウジング１の本体１Ａの側壁部および蓋体１
Ｂに窓孔５Ａ，６Ａをそれぞれ３個宛形成したものであ
り、各窓孔５Ａ，６Ａは、二対の遊星歯車４Ａ，４Ｂ；
４Ａ，４Ｂ間の中央部に配置されている。また、窓孔５
Ａ，６Ａに対応して、羽根部７Ａ，８Ａが本体１Ａおよ
び蓋体１Ｂの各外面にそれぞれ形成されている。さら
に、本体１Ａの周壁部には、上記実施例の貫通孔１１，
１２に対応する貫通孔１３が形成されている。
装置は、ハウジング１の本体１Ａの側壁部および蓋体１
Ｂに窓孔５Ａ，６Ａをそれぞれ３個宛形成したものであ
り、各窓孔５Ａ，６Ａは、二対の遊星歯車４Ａ，４Ｂ；
４Ａ，４Ｂ間の中央部に配置されている。また、窓孔５
Ａ，６Ａに対応して、羽根部７Ａ，８Ａが本体１Ａおよ
び蓋体１Ｂの各外面にそれぞれ形成されている。さら
に、本体１Ａの周壁部には、上記実施例の貫通孔１１，
１２に対応する貫通孔１３が形成されている。
【００２８】この実施例においても、窓孔５Ａ，６Ａか
らハウジング内に導入された潤滑油が貫通孔１３から流
出するが、この流出時には潤滑油にハウジング１の回転
に伴う遠心力が作用するので、潤滑油がよりスムースに
流出する。したがって、潤滑油の循環効率をより向上さ
せることができる。
らハウジング内に導入された潤滑油が貫通孔１３から流
出するが、この流出時には潤滑油にハウジング１の回転
に伴う遠心力が作用するので、潤滑油がよりスムースに
流出する。したがって、潤滑油の循環効率をより向上さ
せることができる。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１〜５に係
る発明によれば、羽根部によって跳ね上げた多量の潤滑
油を窓孔からハウジング内に導入することができる。し
たがって、太陽歯車と遊星歯車との噛み合い歯面、太陽
歯車とワッシャとの摩擦接触面等の早期摩耗および焼き
付きを防止することができる。しかも、窓孔からハウジ
ング内に導入された潤滑油は、貫通孔から外部に排出さ
れる。したがって、潤滑油がハウジング内に滞留するこ
となく、効率的に循環させることができる。
る発明によれば、羽根部によって跳ね上げた多量の潤滑
油を窓孔からハウジング内に導入することができる。し
たがって、太陽歯車と遊星歯車との噛み合い歯面、太陽
歯車とワッシャとの摩擦接触面等の早期摩耗および焼き
付きを防止することができる。しかも、窓孔からハウジ
ング内に導入された潤滑油は、貫通孔から外部に排出さ
れる。したがって、潤滑油がハウジング内に滞留するこ
となく、効率的に循環させることができる。
【図１】この発明の一実施例を示すもので図１（Ａ）は
その縦断面図、図１（Ｂ）は図１（Ａ）のＸ−Ｘ断面図
である。
その縦断面図、図１（Ｂ）は図１（Ａ）のＸ−Ｘ断面図
である。
【図２】図１（Ａ）のＹ矢視図である。
【図３】図１（Ａ）のＺ矢視図である。
【図４】図１（Ａ）のＰ矢視拡大図である。
【図５】図１（Ａ）のＱ矢視拡大図である。
【図６】羽根部の他の実施例を示す断面図である。
【図７】羽根部のさらに他の実施例を示す図４と同様の
図である。
図である。
【図８】この発明の他の実施例の一部を切り欠いて示す
図２と同様の図である。
図２と同様の図である。
【図９】図８に示す実施例において用いられる羽根部材
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図１０】この発明のさらに他の実施例の縦断面図であ
る。
る。
【図１１】図１０のＸ矢視図である。
１ ハウジング ２Ａ 太陽歯車 ２Ｂ 太陽歯車 ４Ａ 遊星歯車 ４Ｂ 遊星歯車 ５ 窓孔 ５Ａ 窓孔 ６ 窓孔 ６Ａ 窓孔 ７ 羽根部 ７Ａ 羽根部材（羽根部） ８ 羽根部 ８Ａ 羽根部材（羽根部） １１ 貫通孔 １２ 貫通孔 １３ 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平２−135760（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−106663（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−69850（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−19943（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−38827（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−69851（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−92523（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16H 57/00 - 57/04 F16H 48/20
Claims (5)
- 【請求項１】 周壁部およびこの周壁部の両端開口部を
閉じる側壁部を有し、回転駆動されるハウジングと、こ
のハウジング内に軸線をハウジングの軸線と一致させて
回転自在に支持された一対の太陽歯車と、上記ハウジン
グ内に軸線をハウジングの軸線と平行にして回転自在に
支持され、上記一対の太陽歯車とそれぞれ噛み合うとと
もに、互いに噛み合う少なくとも一対の遊星歯車とを備
え、上記ハウジングの壁部にはこれを貫通する窓孔が形
成され、上記窓孔から上記ハウジング内に潤滑油を導入
する平行軸差動歯車装置において、 上記ハウジングの外面には、ハウジングの前進回転方向
における上記窓孔の後方側に外側へ向かって突出する羽
根部を設け、上記ハウジングの壁部には上記ハウジング
内の潤滑油を外部に排出するための貫通孔を設けたこと
を特徴とする平行軸差動歯車装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の平行軸差動歯車装置に
おいて、上記窓孔を上記ハウジングの周壁部に設け、上
記貫通孔を上記ハウジングの側壁部に設けたことを特徴
とする請求項１に記載の平行軸差動歯車装置。 - 【請求項３】 請求項２に記載の平行軸差動歯車装置に
おいて、上記貫通孔が上記一対の遊星歯車の軸線方向の
端面と対向するよう、上記貫通孔を上記一対の遊星歯車
に対応した位置に配置したことを特徴とする平行軸差動
歯車装置。 - 【請求項４】 請求項１に記載の平行軸差動歯車装置に
おいて、上記窓孔を上記ハウジングの側壁部に設け、上
記貫通孔を上記ハウジングの周壁部に設けたことを特徴
とする平行軸差動歯車装置。 - 【請求項５】 請求項４に記載の平行軸差動歯車装置に
おいて、上記遊星歯車を複数対設け、各対の遊星歯車間
の中央部に上記貫通孔をそれぞれ設けたことを特徴とす
る平行軸差動歯車装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30698494A JP3221476B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 平行軸差動歯車装置 |
| US08/547,610 US5669844A (en) | 1994-11-16 | 1995-10-24 | Lubrication system for a parallel-axis differential |
| DE19542424A DE19542424C2 (de) | 1994-11-16 | 1995-11-14 | Parallelachsendifferential |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30698494A JP3221476B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 平行軸差動歯車装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08145151A JPH08145151A (ja) | 1996-06-04 |
| JP3221476B2 true JP3221476B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=17963621
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30698494A Expired - Fee Related JP3221476B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 平行軸差動歯車装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5669844A (ja) |
| JP (1) | JP3221476B2 (ja) |
| DE (1) | DE19542424C2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE69628473T9 (de) * | 1995-01-12 | 2005-02-24 | Tochigi Fuji Sangyo K.K. | Differentialvorrichtung mit Schmierölnuten |
| JPH1078111A (ja) * | 1996-09-03 | 1998-03-24 | Toyota Motor Corp | 動力伝達装置 |
| US5885181A (en) * | 1997-07-29 | 1999-03-23 | Tractech Inc. | Helical gear differential including lubrication passage means |
| DE19750834C1 (de) * | 1997-11-17 | 1998-10-29 | Gkn Viscodrive Gmbh | Mechanisches Sperrdifferential |
| KR20010028665A (ko) * | 1999-09-22 | 2001-04-06 | 이계안 | 센터 디프렌셜 |
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| JP4732079B2 (ja) * | 2005-09-06 | 2011-07-27 | ナブテスコ株式会社 | 減速機 |
| KR100803399B1 (ko) * | 2006-09-13 | 2008-02-13 | 현대자동차주식회사 | 자동변속기용 차동장치의 윤활 장치 |
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| WO2020114507A1 (zh) * | 2018-12-07 | 2020-06-11 | 南京高速齿轮制造有限公司 | 齿轮箱 |
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| CN114375375B (zh) * | 2019-09-11 | 2024-06-07 | 武藏精密工业株式会社 | 传动装置 |
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-
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- 1994-11-16 JP JP30698494A patent/JP3221476B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-10-24 US US08/547,610 patent/US5669844A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-11-14 DE DE19542424A patent/DE19542424C2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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| US5669844A (en) | 1997-09-23 |
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