JPH0314951A - 変速装置 - Google Patents

変速装置

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JPH0314951A
JPH0314951A JP2055571A JP5557190A JPH0314951A JP H0314951 A JPH0314951 A JP H0314951A JP 2055571 A JP2055571 A JP 2055571A JP 5557190 A JP5557190 A JP 5557190A JP H0314951 A JPH0314951 A JP H0314951A
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JP
Japan
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internal gear
gear
rotating
carrier
fixed
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JP2055571A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Hattori
仁志 服部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/28Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/44Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
    • F16H3/46Gearings having only two central gears, connected by orbital gears
    • F16H3/48Gearings having only two central gears, connected by orbital gears with single orbital gears or pairs of rigidly-connected orbital gears
    • F16H3/52Gearings having only two central gears, connected by orbital gears with single orbital gears or pairs of rigidly-connected orbital gears comprising orbital spur gears
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/28Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
    • F16H2001/2881Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion comprising two axially spaced central gears, i.e. ring or sun gear, engaged by at least one common orbital gear wherein one of the central gears is forming the output

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、減速または増速をなす変速装置に関する。さ
らに本発明を特定すれば、本発明は遊星歯車機構を採用
した減速装置であって、入力側および出力側の回転伝達
部材の配置が自由に選択でき、また、回転部材の支承等
も自由に選択でき、さらに内部の潤滑が確実な変速装置
に関する。
(従来の技術) 従来から、このような変速装置は、動力源、たとえばモ
ータ、エンジン等の回転を減速または増速をするために
使用される。このような変速装置として、遊星歯車機構
を用いたものがある。このような形式のものは、全体を
小型に形戒でき、また大きい減速比または増速比が得ら
れるのが特徴である。しかし、従来のこの種の変速装置
では、ケースすなわち本体の一端部に入力軸が突出し、
また他端部に出力軸が突出している構造である。
たとえば、第15図には遊星歯車機構を採用した従来の
減速装置の例を示す。このものは、ケースすなわち本体
2の一端側に高速軸である入力軸1が設けられ、この入
力軸1はこの本体2の一端面から突出している。そして
、この入力軸1には太陽歯車3が取付けられている。ま
た、上記の本体1には固定内歯車5が設けられている。
そして、この固定内歯車5と太陽歯車3との間には公転
、自転自在な複数の遊星歯車7が配置され、これらの遊
星歯車7は回転自在なキャリア6に保持されている。ま
た、上記の固定内歯車5に隣接して回転内歯車9が設け
られている。この回転内歯車9は上記の固定内歯車5と
同心に配置され、またこの回転内歯車9には低速軸であ
る出力軸11が取付けられており、この出力軸11は上
記の本体2の他端面から突出している。そして、上記の
遊星歯車7はこれら太陽歯車3、固定内歯車5、回転内
歯車9にそれぞれ噛合している。このような歯車機構は
、ファガソンの不思議歯車機構として知られている形式
の歯車機構であって、この一段の歯車機構によって大き
い減速比が得られる。
このような減速装置は、上記の入力軸1にモータ等の動
力源を接続し、また出力軸11が負荷側の装置に接続さ
れる。しかし、このような減速装置は、上記の本体2の
両端部から人力軸1、出力軸11が突出した形態をなし
ているため、この減速装置に接続されるモータや負荷側
の装置等の配置が限定される。一般にこのような従来の
減速装置を用いた場合には、モータ、減速装置、負荷が
一列に配置され、全体が大型化する不具合がある。
また、このような減速装置では、人力軸および出力軸の
支承形式が片持ち形となるので、これらの軸にラジアル
荷重が作用する場合には構造的に不利になる。特に、出
力軸すなわち低速軸には大きいラジアル荷重が作用する
場合が多く、特にこの低速軸側で構造的に不利である。
また、このような形式の減速装置では、遊星歯車および
キャリアが高速で回転するので、潤滑油が遠心力によっ
て外側に飛散する。この潤滑油は、固定内歯車と回転内
歯車との間に形成されている隙間を通ってさらに外側に
移動するので、内部の歯車の潤滑が不十分になる不具合
がある。
さらに、このような形式の減速装置では、上記の人力軸
および出力軸の他に第3の軸、たとえば冷却ファン等を
駆動する軸等を設けることが困難であった。
上記したような不具合は、図示したような減速装置に限
らず、遊星歯車機構を採用した変速装置一般に共通する
不具合である。
(発明が解決しようとする課8) 本発明は、遊星歯車機構を採用した減速装置において、
上記のような各種の不具合を改善し、各軸の配置、支承
形式、その他の設計の自由度が大きく、また内部の潤滑
が確実な変速装置を提供するものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので
ある。第1の本発明は、互いに隣接して配置された同心
状の固定内歯車および回転内歯車を設けるとともに、こ
れらの内歯車に共に噛合する公転および自転自在の遊星
歯車を設け、さらにこの遊星歯車を保持する回転自在の
キャリアを設け、このキャリアの回転を伝達する高速回
転伝達部材を設け、また上記の回転内歯車の回転を伝達
する低速回転伝達部材を設けたものである。
また、第2の本発明は、互いに隣接して配置された同心
状の固定内歯車および回転内歯車を設けるとともに、こ
れらの内歯車に噛合する公転および自転自在の遊星歯車
を設け、さらにこの遊星歯車を保持する回転自在のキャ
リアを設け、このキャリアを中空とするとともに、上記
の低速回転伝達部材を低速軸とし、この低速軸を上記の
中空のキャリアを貫通させて本体の両端部から突出させ
たものである。
さらに第3の本発明は、互いに隣接して配置された同心
状の固定内歯車および回,転向歯車を設けるとともに、
これらの内歯車に共に噛合する公転および自転自在の遊
星歯車を設け、さらにこの遊星歯車を保持する回転自在
のキャリアを設け、上記の固定内歯車と回転内歯車の間
に周方向に連続する間隙を形威し、また上記のキャリア
の外周から高速回転伝達部材としてフランジ状の部材を
放射方向に突設し、このフランジ状の部材を上記の間隙
を通して固定内歯車および回転内歯車の外側に延出させ
たものである。
さらに第4の本発明は、互いに隣接して配置された同心
状の固定内歯車および回転内歯車を設けるとともに、こ
れらの内歯車に共に噛合する公転および自転自在の遊星
歯車を設け、さらにこの遊星歯車を保持する回転自在の
キャリアを設け、上記の固定内歯車と回転内歯車の間に
周方向に連続する間隙を形成し、また上記のキャリアの
外周から高速回転伝達部材としてフランジ状の部材を放
射方向に突設し、この7ランジ状の部材を上記の間隙を
通して固定内歯車および回転内歯車の外側に延出させ、
このフランジ状部材の先端部に上記の固定および回転内
歯車の外周を囲む回転シール部材を設け、この回転シー
ル部材の内周面または固定および回転内歯車の外周の少
なくとも一方に溝を形威したものである。
(作用) 第1の本発明によれば、従来の太陽歯車が不要となり、
このキャリアの中心部に他の回転伝達部材を配置でき、
回転伝達部材の配置の自由度が大きくなる。この場合、
このキャリアの回転を伝達する高速回転伝達部材は、中
空の高速軸でもよく、またこのキャリアの外周から固定
内歯車と回転内歯車の間の間隙を通って外側に延出する
フランジ状の部材であってもよい。また、このキャリア
の中心部を貫通して低速軸を配置し、この低速軸を本体
の両端部から突出させることができる。この場合にはこ
の低速軸が本体の両端部で支承できるので、軸受の間の
距離が大きくなり、構造的に有利となる。また、このキ
ャリアの中心部に太陽歯車および太陽軸を配置すれば、
高速軸および低速軸の他にこの太陽軸を第3の回・転軸
として設けることができ、この第3の回転軸でファン等
を駆動できる。
また、第2の本発明によれば、回転内歯車の回転を伝達
する低速軸を本体の両端部から突出させることができ、
この低速軸が本体の両端部で支承できるので、軸受の間
の距離が大きくなり、構造的に有利となる。
また、第3の本発明によれば、上記のフランジ状の部材
を固定内歯車および回転内歯車の外側に延出させている
ため、このフランジ状部材にモータを接続すれば歯車機
構の外側にこれと同心に配置できる。したがって、装置
全体が小形化できると供に、このモータのロータの径を
大きくでき、このモータのトルクを大きくすることがで
きる。
また、第4の本発明によれば、上記の回転シール部材に
よって固定内歯車と回転内歯車との間に間隙がシールさ
れ、この間隙を通って潤滑剤が外側に流出することを防
止でき、内部の潤滑が確実となるとともに、潤滑系統の
設計が容易となる。
また、この回転シール部材は溝・によって生じる動圧効
果によりシールをなすものであり、非接触形であるので
摩耗等を生じることがなく、信頼性が高く、また動力の
損失を招くこともない。
なお、上記の第1ないし第4の本発明は、変速装置に単
独で適用できることはもちろんであるが、これらを組み
合わせた各種の態様で適用することができ、この変速装
置の設計の自由度が極めて大きくなる。
(実施例) 以下、図を参照して本発明の実施例を説明する、第1図
ないし第3図には第1の実施例を示し、この実施例には
第1および第2の本発明が適用されている。この実施例
のものは、駆動源装置としてのモータを内蔵し、低速軸
の両端部29a,29bを本体20の両端部から突出さ
せた減速装置である。
図中の20はこの減速装置の本体であり、この本体20
はこの装置のケーシングを構成し、この本体20がこの
装置の固定側の部材である。この本体20は、第1のフ
ランジ部材21,主体部22、中間部23、第2のフラ
ンジ部材24とから構成されている。上記の第1のフラ
ンジ部材21は円板状をなし、この本体20の一方の端
壁を構成している。また、上記の主体部22および中間
部23は円筒状をなし、この本体20の周壁を構成して
いる。また、上記の第2のフランジ部24は短い有底円
筒状をなし、この本体20の他方の端壁と周壁の一部を
構戊している。また、内部の潤滑剤の漏洩を防止するた
めのシール等を備えている。
上記の中間部材23の内周面には周方向に連続する凸部
が形成され、この凸部の内周面には固定内歯車25が形
成されいる。
また、この固定内歯車25の側方には、これと隣接しか
つ同心状に回転内歯車26が配置されている。この固定
内歯車25と回転内歯車26とはそれらの歯数がわずか
に相違している。たとえば、この実施例では、固定内歯
車25の歯数が57枚、回転内歯車26の歯数が60枚
である。この回転内歯車26は、低速側のフランジ27
によって支持されている。そして、この低速側フランジ
27は低速側の軸29に取り付けられている。この低速
軸2つは、この本体20の中心線に沿って配置され、こ
の本体20の第1および第2のフランジ部21.24の
中心部を貫通し、この低速軸29の両端部29a,29
bはこの本体20の両端面から突出している。そして、
この低速軸29の両端部はそれぞれ軸受30.31によ
って回転自在に支承されている。これらの軸受30,3
1はそれぞれ第1および第2のフランジ部21.24に
取り付けられ、これらの軸受の間の距離が最大になるよ
うに構成されている。
また、この本体20内には、複数たとえば4個の遊星歯
車40が配置されている。これらの遊星歯車40は周方
向に等間隔に配置され、上記の固定内歯車25および回
転内歯車26に−畦に噛合している。なお、この遊星歯
車40の歯数はこの実施例の場合21枚である。
これらの遊星歯車40は、上記の固定内歯車25および
回転内歯車26と同心状に配置されたキャリア4lによ
って自転自在および公転自在に支持されている。このキ
ャリア41は第1のキャリアフランジ42と第2のキャ
リアフランジ43とを備え、これらのキャリアフランジ
42.43は上記の遊星歯車40の両側に配置され、こ
れらのキャリアフランジ42.43と遊星歯車40とは
4本のボルト44によって一体的に組み立てられている
。これらのボルト44は上記の遊星歯車40の支持軸を
兼用するもので、これらの遊星歯車40は軸受45を介
してそれぞれこのボルト44すなわち支持軸に回転自在
に支承されている。
これらのキャリアフランジ42.43の中央部には円形
の孔が形成され、このキャリア41全体は中空状に形成
されている。
また、上記のキャリア41の第1のキャリアフランジ2
1の中央部からは、中空状の高速軸52が軸方向に一体
に突設されている。そして、この高速軸52の中間部は
2個の軸受50によってこの本体20の主体部22に回
転自在に支承され、またこのキャリア41の第2のキャ
リアフランジ43は軸受51によって上記の低速軸29
に回転自在に支承されている。
この低速軸2つは、この中空状のキャリア41、中空の
高速IIll52内を貫通して配置され、上述したよう
にこの本体20の両端面から突出している。
また、この本体20の主体部22の内部には、上記の高
速軸52と同心状に配置された駆動源装置、たとえばモ
ータ53が収容されている。このモータ53のステータ
57はこの主体部22に取り付けられ、またロータ54
はスリーブ55および固定具56によって上記の高速軸
52に取り付けられている。
このような減速装置の歯車機構はファガソンの不思議歯
車機構を構戊するものである。上記のモータ53によっ
て高速軸52およびキャリア41が回転駆動されると、
上記の遊星歯車40が自転しつつ公転し、回転内歯車2
6が低速で回転駆動され、この回転は低速軸29を介し
て外部の負荷等に伝達される。この実施例の場合には、
この歯車機構の減速比は20であり、高速軸52が毎分
4000回転した場合には低速軸2つは毎分200回転
する。
このような実施例では、キャリア41が高速軸52によ
って直接回転駆動されるので、太陽歯車は不要である。
そして、このキャリア41は中空に形成され、また高速
軸52も中空に形成されているので、これらを貫通して
低速軸2つをこの本体を貫通して配置することができ、
この低速軸2つの両端部をこの本体の両端部から突出さ
せることができる。また、この低速軸2つの両端部を支
持する軸受30.31の間の距離を大きくでき、この低
速軸の支承が構造上有利となる。
また、第4図および第5図には第2の実施例を示す。こ
の実施例は、本発明の第1および第3の発明を適用した
例である。この第2の実施例は、駆動源装置としてモー
タを内蔵した減速装置であって、このモータを歯車機構
の外側に同心状に配置して、この装置全体を小形化した
ものである。
なお、この実施例の主要な部分は前記の第1の実施例と
同様であり、第4図中第1の実施例に対応した部分には
同じ符号を付し、その説明は省略する。
この第2の実施例のケーシングすなわち本体20は比較
的径が大きく、かつ軸方向の長さが短い円筒状をなして
いる。この本体20はフランジ部60、主体部61とか
ら構成されている。これらは通常の結合手段によって一
体的に結合されている。
この本体20内の中央部には、固定内歯車25が設けら
れている。この固定内歯車25は短い円筒状をなし、上
記の本体のフランジ部60に取り付けられている。また
、この固定内歯車25の側方には、回転内歯車26が同
心状に配置されている。この回転内歯車26と固定内歯
車25の互いに対向する側面の間には間隙Gが形成され
ている。
また、この回転内歯車26は、低速側のフランジ27お
よび低速軸2つによって支持され、この低速軸2つは2
個の軸受30,31によって上記の本体20の主体部6
1に回転自在に支承されている。また、この本体内には
複数たとえば3個の遊星歯車40が自転自在および公転
自在に設けられている。そして、これらの遊星歯車40
は上記の固定内歯車25および回転内歯車26にそれぞ
れ噛合している。なお、この実施例においても上記の固
定内歯車25、回転内歯車26、遊星歯車40の歯数は
それぞれ前記の第1の実施例の場合と同様である。
そして、上記の遊星歯車40は、キャリア41によって
支持されている。このキャリア41は第5図に示すよう
に中空の筒状をなし、上記の遊星歯車40は支持軸62
、軸受63を介してそれぞれこのキャリア41に回転自
在に支持されている。
なお、このキャリア41の側面には螺子73によって円
板状の押え板72が取付けられ、この押え板73によっ
て各軸受63をスリーブ74を介して保持している。そ
して、このキャリア41は軸受70.71によって上記
の固定内歯車25および回転内歯車26に対して回転自
在に支承されている。このキャリア41の周壁の一部に
は、第5図に示すように上記の遊星歯車40に対応して
開口部64が形成され、各遊星歯車40はこれらの開口
部64からその一部が径方向に突出しており、この突出
した部分が上記の固定内歯車および回転内歯車26に噛
合している。そして、このキャリア41の周璧からは3
個の扇形の板状をなす扇形フランジ部65が径方向外側
に放射状に突設され、これらの扇形フランジ部65がこ
のキャリア41の回転を伝達する高速回転伝達部材を構
成している。これらの扇形フランジ部65は上記の固定
内歯車25と回転内歯車26との間の間隙Gを通ってこ
れらの内歯車の外周面より外側に突出している。
また、上記の固定内歯車25および回転内歯車26の外
周面と上記の本体20の内周面との間には、この歯車機
構と同心に駆動源装置たとえばモータ75が設けられて
いる。このモータ75のステータ80は本体の主体部6
1に取り付けられている。また、このモータのロータ7
6は、環状の固定部材77.78およびボルト79によ
って上記の扇形フランジ部65に取り付けられている。
この第2の実施例は、その作動は前記の第1の実施例と
同様である。この第2の実施例のものは、キャリア41
の高速回転部材すなわち扇形フランジ部65が固定内歯
車25と回転内歯車26の間の間隙Gを通ってこれらの
外周面の外側まで延長されているので、この扇形フラン
ジ部65にモータ75を接続すれば、このモータはこの
歯車機構の外側にこれと同心に配置できる。したがって
、この装置全体が小形化できるとともに、このモータの
ロータ76の径も大きくなり、このモータのトルクを大
きくすることができる。
なお、このモータは本体20の外側に配置することもで
きる。このような場合には、上記のロータの代わりに外
歯車を扇形フランジ部に取り付け、外部のモータの回転
袖に取付けた歯車をこの外歯車に噛合させればよい。
また、この第2の実施例のものは、第3の特徴たるキャ
リア41の外側に扇形フランジ部65を突設し、これら
を介してこのキャリアを駆動するので、このキャリアの
中心部には他の軸等を自由に配置できる。この第2の実
施例には、このキャリア41の中心部には特に軸等は配
置されてはいないが、以下の第3ないし第5の実施例に
示すように、このキャリアの中心部に各種の軸等を配置
し、様々な構造の減速装置を構成することができる。
第6図には、第3の実施例を示す。この第3の実施例は
、以下に説明する部分以外は上記の第2の実施例と同様
な構或であり、第6図中、第2の実施例に対応する部分
には同じ符号を付し、その説明は省略する。この第3の
実施例は、上記のキャリア41を中空状に形成し、この
キャリア41内に太陽歯車82を配置し、この太陽歯車
82を上記の遊星歯車40に噛合させたものである。そ
して、この太陽歯車82には太陽軸84が取り付けられ
、この太陽軸84は軸受83a,83bによってキャリ
ア41に回転自在に支承されている。
そして、この太陽軸84は、前記の低速軸29とは反対
側の本体20の端面から突出している。そして、上記の
キャリア41が回転駆動されると、この太陽軸84は上
記の低速軸2つとは別の変速比で回転する。
この第3の実施例のものは、前記の低速軸29の他に上
記の太陽軸84を配置することができ、この太陽軸を別
の負荷、たとえば冷却ファン等に接続することができる
さらに、第7図には、第4の実施例を示す。この第4の
実施例は、以下に説明する部分以外は上記の第3の実施
例と同様な構戊であり、第7図中、第3の実施例に対応
する部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。こ
の第4の実施例は、低速軸2つを中空状とし、上記の太
陽軸84をこの低速軸29の内部を通して延長し、この
太陽軸84をこの低速軸29の先端部から突出させたも
のである。
なお、前記の第3の実施例およびこの第4の実施例にお
いて、太陽軸84の代わりに第3の回転軸を配置し、こ
の第3の回転軸をキャリア41に直接取付けてもよい。
この場合には、この第3の回転軸の回転数は、当然キャ
リア41の回転数と同じである。
また、第8図には、第5の実施例を示す。この第5の実
施例は、以下に説明する部分以外は上記の第2の実施例
と同様な構成であり、第8図中、第2の実施例に対応す
る部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。この
第5の実施例のものは、キャリア41を中空状に形成す
るとともに、回転内歯車26に連結された低速軸2つを
反対側にも延長し、この延長された低速軸2つをこのキ
ャリア41、本体20のフランジ部、を貫通して突出さ
せ、この低速軸29を本体20の両端面から突出させた
ものである。そして、この低速軸29は、本体20のフ
ランジ部60、主体部61に設けた軸受90,91によ
って回転自在に支承されている。この第5の実施例は、
第1および第2の本発明の特徴を備えている。この第5
の実施例のものは、キャリア41、遊星歯車40、低速
軸29等がすべて両持ち支持構造であり、構造的に安定
している。
また、第9図には第6の実施例を示し、この実施例は第
2の本発明を適用したものである。この第6の実施例は
、以下に説明する部分以外は前述の第1の実施例と同様
の構成であり、第9図中、第1の実施例と対応する部分
には同じ符号を付してその説明を省略する。この第6の
実施例は、高速軸52をキャリア41に直接接続せず、
この高速軸をキャリア41の中心を貫通するように延長
し、この延長した部分に太陽歯車93を設けたものであ
る。そして、この太陽歯車93は、遊星歯車40に噛合
している。また、この高速軸52は中空に形成され、こ
の高速軸52内を貫通して低速軸2つが延長され、この
低速軸29の両端部29a,29bは本体20の両端部
から突出している。この実施例のものは、上記の太陽歯
車63を介して遊星歯車40およびキャリア41が駆動
される。
また、第10図には第7の実施例を示し、この実施例は
第2の本発明を適用したものである。この第6の実施例
は、以下に説明する部分以外は前述の第1の実施例と同
様の構成であり、第10図中、第1の実施例と対応する
部分には同じ符号を付してその説明を省略する。この第
7の実施例は、上記の遊星歯車を第1の遊星歯車40a
と第2の遊星歯車40bの一対の別々の歯車から構成し
たものである。これら対をなす第1および第2の遊星歯
車40a.40bは、それぞれ同一の支持軸44に軸受
43を介して支承されている。そして、第1の遊星歯車
40aは固定内歯車25に噛合し、また第2の遊星歯車
40bは回転内歯車26に噛合しており、差動遊星歯車
機構を構威している。
この実施例に示すように、第2の本発明は一般的な遊星
歯車機構を採用した変速装置に適用することができるも
のである。
また、第11図ないし第13図には、第8の実施例を示
す。この実施例は、第4図に示す第2の実施例のものに
、第4の本発明を適用したものである。
前述したように、各発明はいずれも遊星歯車およびキャ
リアが高速で回転する点で共通している。
したがって、この歯車機構が油槽内に収容されている潤
滑形式ではなく、この歯車機構内にのみ潤滑浦やグリー
ス等が与えられるような潤滑形式の場合には、この歯車
機構内の潤滑油が遠心力によって外側に飛散される。特
に、第4図ないし第8図に示す第2ないし第5の実施例
のように、キャリアの外周面から扇形フランジ部を突設
し、この扇形フランジ部を固定および回転内歯車間の間
隙Gを通して外側に延長したものは、この間隙を通って
歯車機構の内部の潤滑油がモータ75の配置されている
空間内に流出し、この歯車機構の内部の潤滑油が不足し
、潤滑不良が発生する可能性がある。この第4の本発明
によれば、このような不具合を防止できる。
この第8の実施例では、モータのロータ76を取付ける
ための環状の固定部材77.78の内周面にそれぞれ環
状の回転シール部材101.102が取り付けられてお
り、これら回転シール部材101,102はこれらの固
定部材77,78とともに回転する。そして、この回転
シール部材101,102の内周面は、固定内歯車25
および回転内歯車26の外周面に非接触状態で極めて近
接して対向している。そして、これら回転シール部材1
01,102の内周面には、複数の満103が形成され
ている。これらの溝103は、周方向に対して傾斜して
形成されている。これらの溝103の一端部103aは
、回転シール部材101,102の上記の固定および回
転内歯車25.26の間の間隙G側の縁部に開放され、
また他端部103bはこれら回転シール部材101.1
02の他方の縁部に開放されている。そして、これらの
溝103の傾斜方向は、上記の他端部103bに対して
一端部103aが、この回転シール部材の回転方向Rと
反対の方向に位置するような方向に傾斜されている。
この第8の実施例のものは、この回転シール部材101
,102がロータ76とともに回転する。
そして、遠心力によって上記の間隙G内に流入した潤滑
油がこれらの溝103を通って外側に流出しようとする
と、これらの溝103は上記のように傾斜しているため
、これらの溝103内を流れる潤滑油は周方向にさらに
加速されることになる。
したがって、この速度の増加分に相当する動圧だけこの
間隙G内の圧力が高くなければ、これらの満103内の
潤滑油は流れない。したがって、この回転シール部材1
01,102で構成されるシール機構は、この動圧に相
当する差圧をシールすることができる。したがって、こ
の間隙G内に流入した潤滑油が外側に流出することが防
止され、この潤滑油は最終的にはこの歯車機構の内部に
戻され、この歯車機構を潤滑する。したがって、この歯
車機構の潤滑が不足することはない。また、このような
シール機構は非接触状態で作動するものであり、摩耗等
がなく、また動力の損失を招くこともない。
また、上記の溝103は、回転シール部材の内周面に形
成する代わりに、固定内歯車25および回転内歯車26
の外周面に形成してもよい。また、この溝は回転シール
部材の内周面および固定および回転内歯車の外周面の両
方に形成してもよい。
なお、このシール機構は上記の第2の実施例にのみ適用
されるものではなく、例えば第14図に示す第9の実施
例のように、第8図に示す第5の実施例のものにも適用
できる。もちろん、このシール機構はその他の実施例お
よび遊星歯車機構を採用した変速装置一般にも適用でき
るものである。
なお、上記の各実施例では、減速装置を例にして説明し
たが、これらは人力側と出力側を逆にすれば増速装置と
もなるものであり、本発明は威速、あるいは増速をなす
変速装置一般に適用できることはもちろんである。
[発明の効果] 上記の如く、第1の本発明によれば、キャリアの中心部
に他の回転軸等を自由に配置でき、設計の自由度が向上
するとともにこの変速装置を小形化することができる。
また、第2の本発明によれば、低速軸が本体を貫通して
いるので、各種の仕様に容易に対応でき、またこの低速
袖の支承構造も自由に選択でき、設計の自由度が向上す
る。
また、第3の本発明によれば、フランジ状の部材を固定
内歯車および回転内歯車の外側に延出させているため、
この装置全体を小形化できるとともに、このフランジ状
の部材にモータを接続した場合、そのロータの径も大き
くでき、このモータのトルクを大きくすることができる
また、第4の本発明によれば、潤滑剤が外部に流出する
のを防止できるので、確実な潤滑をなすことができ、ま
た信頼性も高く、潤屑系統の設計が自由に選択できる。
さらに、これらの各発明を組み合わせて適用することに
より、各種の仕様、条件に対応してきわめて柔軟に対応
した設計をなすことができ、このような変速装置の汎用
性を一段と高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は第1の実施例を示し、第1図は全
体の斜視図、第2図は縦断面図、第3図はキャリアの正
面図である。また第4図および第5図は第2の実施例を
示し、第4図は縦断面図、第5図はキャリアの斜視図で
ある。また、第6図は第3の実施例の縦断面図、第7図
は第4の実施例の縦断面図、第8図は第5の実施例の縦
断面図、第9図は第6の実施例の縦断面図、第10図は
第7の実施例の縦断面図である。また、第11図ないし
第13図は第8の実施例を示し、第11図は縦断面図、
第12図は回転シール部材の斜視図、第13図は第12
図の一部を拡大して示す斜視図である。また、第14図
は第9の実施例の縦断面図である。また、第15図は従
来の変速装置の縦断面図である。 20・・・本体、25・・・固定内歯車、26・・・回
転内歯車、2つ・・・低速袖(低速回転伝達部材)40
・・・遊星歯車、52・・・高速袖(高速回転伝達部材
)、65・・・扇形フランジ部、101,102・・・
回転シール部材

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)本体と、この本体に固定された固定内歯車と、こ
    の固定内歯車と隣接してこれと同心に配置された回転内
    歯車とを備え、この回転内歯車の歯数は上記固定内歯車
    の歯数とは相違しており、またこの回転内歯車は上記固
    定内歯車の中心軸線と同心の中心軸線を中心として回転
    自在に支承されており、また上記固定内歯車および回転
    内歯車と噛合し公転および自転自在な遊星歯車と、この
    遊星歯車を回転自在に保持するとともに上記固定内歯車
    および回転内歯車の中心軸線と同心の中心軸線まわりに
    回転自在に支承されたキャリアと、このキャリアの回転
    を伝達する高速回転伝達部材と、上記回転内歯車の回転
    を伝達する低速回転伝達部材とを備えたことを特徴とす
    る変速装置。
  2. (2)前記キャリアは中空状に形成され、また前記高速
    回転伝達部材は中空の高速軸であり、また、前記回転内
    歯車の回転を伝達する低速回転伝達部材は中実の低速軸
    であり、この低速軸は前記中空のキャリアおよび高速軸
    内を貫通して前記本体の両端面からそれぞれ突出してい
    ることを特徴とする請求項1記載の変速装置。
  3. (3)前記固定内歯車と回転内歯車の互いに対向する側
    面の間には周方向に連続する隙間が形成されており、前
    記キャリアの回転を伝達する高速回転伝達部材はこのキ
    ャリアの周面から放射方向外側に突出したフランジ状の
    部材であり、このフランジ状の部材は上記の隙間を介し
    て固定内歯車および回転内歯車の外側まで延出している
    ことを特徴とする請求項1記載の変速装置。
  4. (4)前記キャリアは中空状に形成され、この中空状の
    キャリア内には太陽歯車が配置され、この太陽歯車は前
    記の遊星歯車に噛合しており、また、この太陽歯車の回
    転を伝達する太陽軸が設けられ、この太陽軸を前記本体
    の少なくとも一端面から突出させたことを特徴とする前
    記請求項1記載の変速装置。
  5. (5)本体と、この本体に固定された固定内歯車と、こ
    の固定内歯車と隣接してこれと同心に配置された回転内
    歯車とを備え、この回転内歯車の歯数は上記固定内歯車
    の歯数とは相違しており、またこの回転内歯車は上記固
    定内歯車の中心軸線と同心の中心軸線を中心として回転
    自在に支承されており、また上記固定内歯車および回転
    内歯車と噛合し公転および自転自在な遊星歯車と、この
    遊星歯車を回転自在に保持するとともに上記固定内歯車
    および回転内歯車の中心軸線と同心の中心軸線まわりに
    回転自在に支承された中空のキャリアと、上記回転内歯
    車と同心に設けられこの回転内歯車の回転を伝達する低
    速軸とを備え、この低速軸は上記のキャリア内を貫通し
    て上記の本体の両端部から突出していることを特徴とす
    る変速装置。
  6. (6)前記のキャリアの回転を伝達する中空の高速軸を
    備え、前記の低速軸はこの中空の高速軸内を貫通して前
    記の本体の両端部から突出していることを特徴とする請
    求項5記載の変速装置。
  7. (7)前記固定内歯車と回転内歯車の互いに対向する側
    面の間には周方向に連続する隙間が形成されており、前
    記キャリアの周面から放射方向外側に突出しこのキャリ
    アの回転を伝達するフランジ状の部材が設けられ、この
    フランジ状の部材は上記の隙間を介して固定内歯車およ
    び回転内歯車の外側まで延出していることを特徴とする
    請求項5記載の変速装置。
  8. (8)前記キャリア内には太陽歯車が配置され、この太
    陽歯車は前記の遊星歯車に噛合しており、またこの太陽
    歯車の回転を伝達する中空の太陽軸が設けられ、この中
    空の太陽軸を貫通して前記の低速軸が前記の本体の両端
    部から突出していることを特徴とする請求項5記載の変
    速装置。
  9. (9)前記の遊星歯車は、前記の固定内歯車に噛合する
    第1の遊星歯車と、前記の回転内歯車に噛合する第2の
    遊星歯車を備え、これら第1の遊星歯車と第2の遊星歯
    車とが同一の軸にそれぞれ回転自在に設けられているこ
    とを特徴とする請求項5記載の変速装置。
  10. (10)本体と、この本体に固定された固定内歯車と、
    この固定内歯車と隣接してこれと同心に配置された回転
    内歯車とを備え、この回転内歯車の歯数は上記固定内歯
    車の歯数とは相違しており、またこの回転内歯車は上記
    固定内歯車の中心軸線と同心の中心軸線を中心として回
    転自在に支承されており、また上記固定内歯車および回
    転内歯車と噛合し公転および自転自在な遊星歯車と、こ
    の遊星歯車を回転自在に保持するとともに上記固定内歯
    車および回転内歯車の中心軸線と同心の中心軸線まわり
    に回転自在に支承されたキャリアとを備え、上記の固定
    内歯車と回転内歯車の互いに対向する側面の間には周方
    向に連続する隙間が形成されており、また、上記キャリ
    アの周面から放射方向外側に突出しこのキャリアの回転
    を伝達するフランジ状の部材を備え、このフランジ状の
    部材は上記の隙間を介して固定内歯車および回転内歯車
    の外側まで延出しており、また、このフランジ状の部材
    に取付けられるとともに上記の固定内歯車および回転内
    歯車の外周を囲んで設けられこれらの中心軸線と同心の
    中心軸線回りに回転する回転シール部材を備え、この回
    転シール部材の内周面は上記の固定内歯車および回転内
    歯車の外周面に非接触状態でわずかの間隙をもって近接
    対向しており、またこの回転シール部材の内周面、また
    は固定内歯車および回転内歯車の外周面、の少なくとも
    いずれか一方には複数の溝が形成されており、これらの
    溝の一端部は上記の固定内歯車と回転内歯車との間の間
    隙側の縁部に開放されており、またこれらの溝はこの一
    端部がこの溝の他端部に対して上記の回転シール部材の
    回転方向と反対の方向に位置するように周方向に対して
    傾斜していることを特徴とする変速装置。
  11. (11)前記フランジ状部材は、前記キャリアの回転を
    伝達する高速回転伝達部材であって、さらに、前記回転
    内歯車の回転を伝達する低速回転伝達部材を備えている
    ことを特徴とする請求項10記載の変速装置。
  12. (12)前記キャリアは中空に形成されており、前記回
    転内歯車と同心に設けられこの回転内歯車の回転を伝達
    する低速回転軸をさらに備え、この低速回転軸は上記中
    空のキャリア内を貫通して上記本体の両端部から突出し
    ていることを特徴とする請求項10記載の変速装置。
  13. (13)本体と、この本体に固定された固定内歯車と、
    この固定内歯車と隣接してこれと同心に配置された回転
    内歯車とを備え、この回転内歯車の歯数は上記固定内歯
    車の歯数とは相違しており、またこの回転内歯車は上記
    固定内歯車の中心軸線と同心の中心軸線を中心として回
    転自在に支承されており、また上記固定内歯車および回
    転内歯車と噛合し公転および自転自在な遊星歯車と、こ
    の遊星歯車を回転自在に保持するとともに上記固定内歯
    車および回転内歯車の中心軸線と同心の中心軸線まわり
    に回転自在に支承されたキャリアとを備え、上記の固定
    内歯車と回転内歯車の互いに対向する側面の間には周方
    向に連続する隙間が形成されており、また、上記キャリ
    アの周面から放射方向外側に突出しこのキャリアの回転
    を伝達するフランジ状の部材を備え、このフランジ状の
    部材は上記の隙間を介して固定内歯車および回転内歯車
    の外側まで延出しており、また、このフランジ状の部材
    に取付けられるとともに上記の固定内歯車および回転内
    歯車の外周を囲んで設けられこれらの中心軸線と同心の
    中心軸線回りに回転する回転シール部材を備えているこ
    とを特徴とする変速装置。
  14. (14)前記回転シール部材の内周面は上記の固定内歯
    車および回転内歯車の外周面に非接触状態でわずかの間
    隙をもって近接対向しており、この回転シール部材の内
    周面は上記の固定内歯車および回転内歯車の外周面に非
    接触状態でわずかの間隙をもって近接対向しており、ま
    たこの回転シール部材の内周面、または固定内歯車およ
    び回転内歯車の外周面、の少なくともいずれか一方には
    複数の溝が形成されており、これらの溝の一端部は上記
    の固定内歯車と回転内歯車との間の間隙側の縁部に開放
    されており、またこれらの溝はこの一端部がこの溝の他
    端部に対して上記の回転シール部材の回転方向と反対の
    方向に位置するように周方向に対して傾斜していること
    を特徴とする請求項13記載の変速装置。
  15. (15)前記の溝は、前記の回転シール部材の内周面に
    形成されていることを特徴とする請求項14記載の変速
    装置。
JP2055571A 1989-03-15 1990-03-07 変速装置 Pending JPH0314951A (ja)

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