JP3216957U - 折畳み台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドルの起倒動作と荷台の拡縮動作とが連動する折畳み台車を提供する。【解決手段】折畳み台車は、下面に車輪が取付けられた荷台と、荷台の後端に起倒可能に設けられたハンドルと、ハンドルの起倒動作と連動して荷台の幅を拡縮させる拡縮機構46とを備え、荷台は、基台11とその幅方向の両側に配置される可動台12a、bとからなり、基台の前後方向における複数箇所には幅方向に沿って円筒状のガイド部材13a、bを固定し、かつ、可動台には、基台のガイド部材と対応する位置にガイドロッド17a、bを設け、ガイド部材にガイドロッドを出没可能に挿嵌することにより、基台に対して可動台を幅方向へ移動可能に組付けるとともに、可動台には、X字状リンク41とハンドルとの連動部材42とを備える拡縮機構を介してハンドルの起倒動作を、可動台の幅方向移動動作として伝達するように構成した。【選択図】図2

Description

本考案は、搬送物(荷物)を荷台上に載置して運搬するための台車であって、特にハンドルを折畳んだり、荷台の幅を拡縮したりすることが可能な台車に関する。
従来から、台車の不使用時にはハンドルを折畳んで収納の省スペース化を図るとともに、台車の使用時にはハンドルを折畳んだ状態から復帰させ、かつ、必要に応じて荷台の幅を拡張して数多くの搬送物や大きな搬送物の運搬を可能とした台車が知られている(例えば、特許文献1参照)。
即ち、特許文献1に記載の台車は、ほぼ方形状のテーブル(荷台)と、テーブルの下面に取付けられた前後の車輪と、テーブル上面の一側に取付けられたハンドルとを備え、前記テーブルの側部にテーブル幅内に収まる格納位置と、テーブル幅を越えて展開する引出し位置とに変位可能な補助テーブルを備えて構成されている。
実開平4−16081号公報
然るに、特許文献1に記載されている台車において、補助テーブルを格納位置から引出し位置へ展開したり、引出し位置から格納位置へ格納したりする作業は手作業で行わなければならず、しかも、ハンドルを起立させたり傾倒させたりする作業とは別個に行わなければならないため、非常に面倒であった。
また、前記台車は、補助テーブルを展開することによりテーブル幅を拡張することができるものの、テーブル自体の幅を縮小することができない(展開した補助テーブルを格納位置に格納するだけである)ため、ハンドルを折畳む以外に収納の省スペース化を図ることが難しいという問題もあった。
本考案は前記の問題点に鑑み、ハンドルの起倒動作と荷台の拡縮動作とを連動させることを可能とした折畳み台車を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するために、本考案の折畳み台車は、下面に車輪が取付けられた荷台と、前記荷台の後端に起倒可能に設けられたハンドルと、前記ハンドルの起倒動作と連動して荷台の幅を拡縮させる拡縮機構とを備え、前記荷台は、基台とその幅方向の両側に配置される可動台とからなり、前記基台の前後方向における複数箇所には幅方向に沿って円筒状のガイド部材を固定し、かつ、前記可動台には、前記基台のガイド部材と対応する位置にガイドロッドを設け、前記ガイド部材にガイドロッドを出没可能に挿嵌することにより、前記基台に対して可動台を幅方向へ移動可能に組付けるとともに、前記可動台には、拡縮機構を介してハンドルの起倒動作を、前記可動台を幅方向へ移動させる動作として伝達するように構成した。
また、前記拡縮機構は、X字状に組み合わされたリンクと、前記リンクとハンドルとを連動可能に接続する連動部材とを備え、前記X字状に組み合わされたリンクの中心は前記連動部材の前端とともに、基台に設けたガイドフレームに対し、当該ガイドフレームに設けた長穴に沿って前後方向へ移動可能に枢支され、前記リンクの前端は可動台の前方側に回動可能に枢支され、前記リンクの後端は可動台に対し、当該可動台に設けたガイド孔に沿って前後方向へ移動可能に枢支され、更に、前記連動部材の後端はハンドルの下端部に回動可能に枢支され、前記連動部材はハンドルの起倒動作に伴って前後方向へ押・引動されるとともに、前記連動部材の動作はリンクによって可動台を幅方向へ移動させる動作に変換され、前記可動台に伝達されるように構成した。
更に、前記連動部材は、前端がリンクの中心と一体的に基台に設けたガイドフレームに枢支される第1の連動体と、後端がハンドルの下端部に枢支される第2の連動体とからなり、前記第1の連動体の後端と第2の連動体の前端とを回動可能に連結することにより中折れ状に構成した。
本考案によれば、折畳み台車にハンドルの起倒動作と連動して荷台の幅を拡縮させる拡縮機構を設けたので、前記ハンドルの起倒作業と荷台の幅の拡縮作業を個別に行う必要がなく、大変利便である。しかも、台車の使用時にはハンドルを起立させ、かつ、荷台の幅を拡張することで大きな搬送物や数多くの搬送物を運搬することができるとともに、不使用時にはハンドルを荷台上に倒伏させ、かつ、荷台の幅を縮小することで収納の省スペース化を図ることができる。
また、拡縮機構は、X字状に組み合わせたリンクと、前記リンクとハンドルとを連動可能に接続する連動部材とからなり、前記連動部材はハンドルの起倒動作に伴って前後方向へ押・引動されるとともに、前記連動部材の動作はリンクを介して可動台に伝達され、前記可動台を幅方向へ移動させることができるので、荷台の幅を容易に拡縮することが可能となる。
更に、前記連動部材は第1及び第2の連動体からなり、前記第1の連動体の後端と第2の連動体の前端とを回動可能に連結することにより中折れ状に構成されているので、前記第1の連動体は常時ほぼ水平な状態に保たれ、第2連動体のみがハンドルの起倒動作に伴う前記ハンドル下端部の位置に対応して上下方向へ揺動するため、前記ハンドルの起倒動作に伴う連動部材の前後方向への動作や、第1の連動体の前端と一体的に枢支されているリンクの動作に支障を来すことがない。
本考案の折畳み台車において荷台を拡張した状態を示す斜視図である。 同じく、荷台を拡張した状態を底面側から見た斜視図である。 本考案の折畳み台車において荷台を縮小した状態を示す斜視図である。 同じく、荷台を縮小した状態を底面側から見た斜視図である。 本考案の折畳み台車を分解した状態を底面側から見た斜視図である。 本考案の折畳み台車における荷台を分解して示す斜視図である。 同じく、荷台を底面側から見た状態の分解斜視図である。 本考案の折畳み台車における拡縮機構を分解して示す斜視図である。 本考案の折畳み台車の動作を説明するための平面図である。 図9のA−A線における断面図である。 本考案の折畳み台車の動作を説明するための平面図である。 図11のB−B線における断面図である。 本考案の折畳み台車の動作を説明するための平面図である。 図13のC−C線における断面図である。
以下、本考案を実施するための形態について、図1ないし図14を参照しながら具体的に説明する。図1は本考案の折畳み台車において荷台を拡張した状態を示す斜視図、図2は同じく、荷台を拡張した状態を底面側から見た斜視図、図3は本考案の折畳み台車において荷台を縮小した状態を示す斜視図、図4は同じく、荷台を縮小した状態を底面側から見た斜視図、図5は本考案の折畳み台車を分解した状態を底面側から見た斜視図である。
図1ないし図4において、1は本考案に係る折畳み台車である。前記折畳み台車1は、下面に車輪25が取付けられた矩形状の荷台10と、前記荷台10の後端に起倒可能に設けられたハンドル30と、前記ハンドル30の起倒動作と連動して荷台10の幅を拡縮させる拡縮機構40とを備えて構成されている。
前記荷台10は、図5ないし図7に示すように、基台11と、その幅方向の両側に配置される可動台12a,12bとからなり、前記車輪25は可動台12a,12bの下面における前後4箇所に取付けられている。
前記基台11は、図5ないし図7に示すように、平面形状が縦長な矩形状であり、かつ、底面側を開口して箱状に形成されている。基台11の長さ方向(前後方向)の3箇所には、幅方向に沿って円筒状の一対(2本)のガイド部材13a,13bが開口部を外側に向けた状態で固定されている。基台11下面の長さ方向における中央部には長穴14aを設けたガイドフレーム14が固定されている。基台11の後端側には、上面及び下面にそれぞれ左右一対のヒンジプレート15,15及び16,16が立設されており、上面側のヒンジプレート15にはハンドル30がシャフト30aを介して、下面側のヒンジプレート16にはハンドル30を起立位置でロックするためのロックレバー50がシャフト50aを介して、それぞれ回動可能に固定される。
一方、基台11の幅方向両側に配置される可動台12a,12bは、図5ないし図7に示すように、前記基台11よりも幅狭で細長い形状をしており、角部は曲線状に形成されている。前記可動台12a,12bにおける基台11の幅方向端部と対向する面には、前記基台11における長さ方向の3箇所に固定した円筒状の一対(2本)のガイド部材13a,13bと対応する位置に、ガイドロッド17a,17bが互い違い状に設けられており、一方の可動台12aに設けたガイドロッド17aをガイド部材13aに、他方の可動台12bに設けたガイドロッド17bをガイド部材13bに、それぞれ出没可能に挿嵌することにより、前記可動台12a,12bは基台11に対して拡縮可能に組付けられる。前記ガイドロッド17a,17bの周囲及びガイドロッド17a,17bと隣接する位置には、可動台12a,12bを基台11側へ移動させた(即ち、荷台10の幅を縮小した)際に、前記基台11の幅方向端部から僅かに突出しているガイド部材13a,13bの端部が嵌合する凹部18が設けられている。また、可動台12a,12bにおける長さ方向の中央部から後端側にかけての位置には、厚さ方向(上下方向)に貫通する所定長さのガイド孔19が設けられている。なお、20は可動台12の上面に一端が固定された、当該可動台12よりも幅広な載置パネルであり、その他端(自由端)は基台11の幅方向端部に係載されている。そして、前記載置パネル20は、可動台12a,12bが幅方向へ移動するのに伴って基台11上を幅方向へ摺動し、搬送物(荷物)の載置スペースを形成する。
前記ハンドル30は、図1ないし図5に示すように、例えば、パイプ等の円筒部材を曲成することにより形成されており、その下端側は、荷台10の基台11を跨ぐようにして、前記基台11の後端部上面に立設したヒンジプレート15にシャフト30aを介して起倒(回動)可能に取付けられている。前記ハンドル30の下端部は、当該ハンドル30の起立時には基台11の下方に位置しており、当該下端部にはL字状の連結フレーム31が固定されている。また、前記連結フレーム31の幅方向中央には、後述する拡縮機構40を構成する連動部材42の後端が回動可能に枢支されるブラケット32が取付けられている。
そして、前記ハンドル30は、起立時に基台11の下方に位置している下端部を、前記基台11の後端部下面にシャフト50aを介して回動可能に取付けられているロックレバー50の係合溝51に係合することにより、起立状態に保持(ロック)される(図2,10参照)。なお、前記ロックレバー50は図示しないバネの力により常時上方へ付勢されており、前記バネの力に抗して下方へ回動させ、ハンドル30下端部と係合溝51との係合を解除することにより、前記ハンドル30はシャフト30aを中心として起倒(回動)可能となる。
前記拡縮機構40は、図2,4,5及び図8に示すように、X字状に組み合わされた一対のリンク41と、前記リンク41とハンドル30とを連動可能に接続する連動部材42とを備えて構成されている。
前記リンク41は、図2,4,5に示すように、X字状に組み合わせた中心が、基台11の下面中央に固定されたガイドフレーム14に対し、当該ガイドフレーム14の長穴14aに沿って移動可能に挿通される支軸43等を介して枢支されており、また、前端は可動台12a,12bの前方側にボルト44等を介して回動可能に枢支されており、更に、後端は前記可動台12a,12bに対し、当該可動台12a,12bのガイド孔19に沿って移動可能に挿通される支軸45等を介して枢支されている。
前記連動部材42は、図2,4,5及び図8に示すように、第1及び第2の連動体42a,42bを組み合わせてなり、前記第1の連動体42aの前端は、基台11の下面中央に固定されたガイドフレーム14に対し、リンク41の中心とともに支軸43等を介して一体的に枢支され、また、前記第2の連動体42bの後端は、ハンドル30下端部の連結フレーム31に取付けられたブラケット32に支軸46を介して回動可能に枢支され、更に、前記第1の連動体42aの後端と第2の連動体42bの前端とを支軸47を介して連結することにより、中折れ状に構成されている。
前記のように構成した拡縮機構40において、連動部材42はハンドル30の起倒動作に伴って前後方向へ押・引動されるとともに、前記連動部材42の動作はリンク41を介して可動台12a,12bへ伝達され、前記可動台12a,12bを幅方向へ移動させる。即ち、ハンドル30の起倒動作に伴い、当該ハンドル30下端部に後端を枢支した連動部材42が前後方向へ押・引動されると、前記連動部材42の前端とともに支軸43等を介してガイドフレーム14に一体的に枢支されているリンク41の中心は、前記ガイドフレームの長穴14aに沿って前後方向へ移動する。この際、リンク41の前端は可動台12a,12bの前方側にボルト44等を介して回動可能に枢支されており、後端は可動台12a,12bのガイド孔19に挿通した支軸45等に枢支されているので、前記リンク41の中心が前後方向へ移動することに伴い、リンク41の後端側は、前記ガイド孔19に沿って可動台12a,12bの前後方向へ移動するとともに、前端を支点として互いに相対する方向あるいは相反する方向へ移動することにより、前記可動台車12a,12bを拡張位置から縮小位置へ、あるいは、縮小位置から拡張位置へ移動させる。
次に、本考案に係る折畳み台車1の動作について、図9ないし図14を参照しながら説明する。はじめに、荷台10の幅を拡張した状態から縮小する場合について説明する。荷台10の幅が拡張された状態にあっては、図9,10に示すように、拡縮機構40を構成するリンク41の中心及び連動部材42の前端を一体的に枢支する支軸43は、基台11に固定されているガイドフレーム14に設けた長穴14aの前端側(図の左側)に位置しているとともに、リンク41の後端を枢支する支軸45は可動台12a,12bに設けたガイド孔19の前端側(図の左側)に位置している。また、ハンドル30は起立した状態で下端部がロックレバー50によりロックされており、可動台12a,12bに設けたガイドロッド17a,17bは、基台11に固定したガイド部材13a,13bから伸出した状態となっている。更に、可動台12a,12bに一端を固定した載置パネル20の他端(自由端)は、基台11の幅方向端部に位置している。
この状態で、図10に示すように、ロックレバー50を、シャフト50aを中心として矢印方向(時計方向)へ回動させ、その係合溝51とハンドル30下端部の連結フレーム31との係合状態を解除すると、前記ハンドル30はシャフト30aを中心として図10の矢印方向(反時計方向)へ傾倒可能となる。
そして、前記ハンドル30を前方へ傾倒させると、これに伴って、前記ハンドル30下端部の連結フレーム31にブラケット32を介して後端が枢支されている連動部材42は、図9,10に示す状態から図11,12に示すように後方(図の右側)へ徐々に引動されるとともに、前記連動部材42の前端及びリンク41の中心が一体的に枢支されている支軸43は、図9,10に示す状態から図11,12に示すように、ガイドフレーム14の長穴14aに沿って後端側(図の右側)へ徐々に移動する。また、これと同時に、リンク41の後端を枢支している支軸45が、図9に示す状態から図11に示すように、可動台12a,12bのガイド孔19に沿って後端側(図の右側)へ徐々に移動することに伴い、前記リンク41の後端は、リンク41の前端を枢支しているボルト44を支点として互いに相対する方向へ徐々に移動する。この結果、前記可動台12a,12bは、図9に示す状態から図11に示すように、ガイドロッド17a,17bをガイド部材13a,13b内に没入させつつ徐々に基台11側へ移動するとともに、前記可動台12a,12bに一端を固定した載置パネル20の他端(自由端)は、基台11上を幅方向端部から幅方向中央部側へ摺動するので、荷台10の幅は徐々に縮小される。
前記の状態から更にハンドル30が傾倒し、図13,14に示すように、荷台10上に倒伏する状態まで至ると、連動部材42の後端は基台11の後端から突出する位置まで引動される。これに伴い、前記連動部材42の前端及びリンク41の中心を一体的に枢支している支軸43は、図11,12に示す状態から図13,14に示すように、ガイドフレーム14の長穴14aの後端側(図の右側)まで移動するとともに、リンク41の後端を枢支している支軸45は、図11に示す状態から図13に示すように、可動台12a,12bのガイド孔19の後端側(図の右側)まで移動して、その動作を停止する。この結果、可動台12a,12bは、図11に示す状態から図13に示すように、ガイドロッド17a,17bをガイド部材13a,13b内に没入させた状態で、基台11の幅方向端部と近接する位置(縮小位置)まで移動するとともに、前記可動台12a,12bに一端を固定した載置パネル20の他端(自由端)は、基台11上を幅方向中央部まで摺動するので、荷台10の幅は最も縮小された状態となる(図3,4,13参照)。
この際、基台11の幅方向端部には、ガイド部材13a,13bの端部が僅かに突出しているが、可動台12a,12bの前記基台11の幅方向端部と対向する面には、ガイドロッド17a,17bの周囲及びこれと隣接する位置に凹部18が設けられているので、前記ガイド部材13a,13bの端部が凹部18に嵌合することにより、可動台12a,12bを基台11の幅方向端部に近接させて、荷台10の幅を良好に縮小することができる。
また、ハンドル30を起立状態から傾倒させる際、前記ハンドル30とリンク41とを連動可能に接続する連動部材42の後端側は、当該後端側が枢支される前記ハンドル30の下端部の動きに合わせて上下方向に揺動するものの、前記連動部材42は第1及び第2の連動体42a,42bを中折れ状に連結して構成されているため、リンク41と一体的に枢支される第1の連動体42aは常時ほぼ水平な状態に維持され、第2の連動体42bのみが上下方向に揺動する結果、連動部材42の前後方向へ押・引動や、リンク41の動作に支障を来すことがない。
次に、荷台10の幅を縮小した状態から拡張する場合について説明する。荷台10の幅が縮小された状態にあっては、図13,14に示すように、拡縮機構40を構成するリンク41の中心及び連動部材42の前端を一体的に枢支する支軸43は、基台11に固定されているガイドフレーム14に設けた長穴14aの後端側(図の右側)に位置しているとともに、リンク41の後端を枢支する支軸45は可動台12a,12bに設けたガイド孔19の後端側(図の右側)に位置している。また、ハンドル30は荷台10上に倒伏しており、可動台12a,12bに設けたガイドロッド17a,17bは、基台11に固定したガイド部材13a,13b内に没入した状態となっている。更に、可動台12a,12bに一端を固定した載置パネル20の他端(自由端)は、基台11の幅方向中央部に位置している。
この状態から、ハンドル30を図14の矢印方向(時計方向)へ引き起こすと、これに伴って、前記ハンドル30下端部に後端を枢支した連動部材42が、図13,14に示す状態から図11,12に示すように前方(図の左側)へ徐々に押動されるとともに、前記連動部材42の前端及びリンク41の中心が一体的に枢支されている支軸43は、図13,14に示す状態から図11,12に示すように、ガイドフレーム14の長穴14aに沿って前端側(図の左側)へ徐々に移動する。また、これと同時に、リンク41の後端を枢支している支軸45が、図13に示す状態から図11に示すように、可動台12a,12bのガイド孔19に沿って前端側(図の左側)へ徐々に移動することに伴い、前記リンク41の後端は、リンク41の前端を枢支しているボルト44を支点として互いに相反する方向へ徐々に移動する。この結果、前記可動台12a,12bは、図13に示す状態から図11に示すように、ガイドロッド17a,17bをガイド部材13a,13bから伸出させつつ徐々に基台11から離れる方向へ移動するとともに、前記可動台12a,12bに一端を固定した載置パネル20の他端(自由端)は、基台11上を幅方向中央部から幅方向端部側へ摺動するので、荷台10の幅は徐々に拡張される。
前記の状態から更にハンドル30を引き起こし、図9,10に示すように、垂直に起立した状態になると、連動部材42の前端及びリンク41の中心を一体的に枢支している支軸43は、図11,12に示す状態から図9,10に示すように、ガイドフレーム14の長穴14aの前端側(図の左側)まで移動するとともに、リンク41の後端を枢支している支軸45は、図11に示す状態から図9に示すように、可動台12a,12bのガイド孔19の前端側(図の左側)まで移動して、その動作を停止する。この結果、可動台12a,12bは、図11に示す状態から図9に示すように、ガイドロッド17a,17bをガイド部材13a,13bから伸出させた状態で拡張位置まで移動するとともに、前記可動台12a,12bに一端を固定した載置パネル20の他端(自由端)は、基台11上を幅方向端部まで摺動するので、荷台10の幅は最も拡張された状態となる。また、前記ハンドル30は、図10に示すように、その下端部がロックレバー50の係合溝51に係合して起立状態に保持されるので、荷台10の幅は、前記ハンドル30の下端部とロックレバー50の係合溝51との係合が解除されない限り、拡張された状態に保持される(図1,2,9参照)。
以上のように、本考案の折畳み台車1においては、荷台10を、架台11とその幅方向の両側に移動可能に配置した可動台12a,12bとにより構成するとともに、ハンドル30の起倒動作と連動して前記可動台12a,12bを縮小位置から拡張位置へ、あるいは、拡張位置から縮小位置へ移動させる(即ち、荷台10の幅を拡縮させる)拡縮機構40を設けたので、前記ハンドル30の起倒動作と荷台10の幅の拡縮動作を個別に行う必要がなく、大変利便である。
また、台車1の使用時には、図1,2に示すようにハンドル30を起立させ、かつ、荷台10の幅を拡張することで大きな搬送物や数多くの搬送物を運搬することができるとともに、台車1の不使用時には、図3,4に示すようにハンドル30を荷台10上に倒伏させ、かつ、荷台10の幅を縮小することで収納の省スペース化を図ることができる。
なお、本考案においては、基台11の長さ方向(前後方向)の3箇所に一対(2本)のガイド部材13a,13bを固定するとともに、可動台12a,12bには、前記ガイド部材13a,13bと対応する位置にガイドロッド17a,17bを設けるようにした場合を一例として説明したが、これに限定されるものではない。
1 折畳み台車
10 荷台
11 基台
12a,12b 可動台
13a,13b ガイド部材
14 ガイドフレーム
14a 長穴
15,16 ヒンジプレート
17a,17b ガイドロッド
18 凹部
19 ガイド孔
20 載置パネル
25 車輪
30 ハンドル
30a シャフト
31 連結プレート
32 ブラケット
40 拡縮機構
41 リンク
42 連動部材
42a 第1の連動体
42b 第2の連動体
43,45,46,47 支軸
44 ボルト
50 ロックレバー
50a シャフト
51 係合溝

Claims (3)

  1. 下面に車輪が取付けられた荷台と、
    前記荷台の後端に起倒可能に設けられたハンドルと、
    前記ハンドルの起倒動作と連動して荷台の幅を拡縮させる拡縮機構とを備え、
    前記荷台は、基台とその幅方向の両側に配置される可動台とからなり、
    前記基台の前後方向における複数箇所には幅方向に沿って円筒状のガイド部材を固定し、かつ、前記可動台には、前記基台のガイド部材と対応する位置にガイドロッドを設け、
    前記ガイド部材にガイドロッドを出没可能に挿嵌することにより、前記基台に対して可動台を幅方向へ移動可能に組付けるとともに、
    前記可動台には、拡縮機構を介してハンドルの起倒動作を、前記可動台を幅方向へ移動させる動作として伝達するように構成した
    ことを特徴とする折畳み台車。
  2. 前記拡縮機構は、X字状に組み合わされたリンクと、前記リンクとハンドルとを連動可能に接続する連動部材とを備え、
    前記X字状に組み合わされたリンクの中心は前記連動部材の前端とともに、基台に設けたガイドフレームに対し、当該ガイドフレームに設けた長穴に沿って前後方向へ移動可能に枢支され、
    前記リンクの前端は可動台の前方側に回動可能に枢支され、
    前記リンクの後端は可動台に対し、当該可動台に設けたガイド孔に沿って前後方向へ移動可能に枢支され、
    更に、前記連動部材の後端はハンドルの下端部に回動可能に枢支され、
    前記連動部材はハンドルの起倒動作に伴って前後方向へ押・引動されるとともに、
    前記連動部材の動作はリンクによって可動台を幅方向へ移動させる動作に変換され、
    前記可動台に伝達されるように構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の折畳み台車。
  3. 前記連動部材は、前端がリンクの中心と一体的に基台に設けたガイドフレームに枢支される第1の連動体と、
    後端がハンドルの下端部に枢支される第2の連動体とからなり、
    前記第1の連動体の後端と第2の連動体の前端とを回動可能に連結することにより中折れ状に構成した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の折畳み台車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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