JP4552892B2 - 折り畳み自在な搬送用台車 - Google Patents

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Description

本発明は、荷支持台を背パネルの内側に起立させ、その内側に左右両側パネルの一方を重ねるように折り畳むことができる折り畳み自在な搬送用台車に関するものである。
使用しない搬送用台車を水平方向に互いに入れ子式にネスティングできるようにした折り畳み自在な搬送用台車は、背パネルと、この背パネルの一側辺に当該背パネルに対し略直角前方向きに連設された向き固定パネルと、背パネルの他側辺に、当該背パネルに対し略直角前方向きの姿勢と背パネルの内側に重なる折り畳み姿勢との間で水平揺動自在に連設された可動パネルと、背パネルの下側辺に起伏自在に支承された荷支持台を備えたものであって、可動パネルを折り畳んで起立姿勢の荷支持台を背パネルとの間で挟むまでの間や、折り畳まれていた搬送用台車を展開するために可動パネルを前方向きに開動させたとき、起立姿勢の荷支持台が不測に前方に回倒するのを防止するために、特許文献1に記載されるように、荷支持台の側辺に、起立姿勢になったときに向き固定パネルや可動パネルの後側支柱部に弾性変位を伴って係合する可動係止部を設けることが考えられている。
而して、従来考えられていた荷支持台側辺の可動係止部は、向き固定パネルの後側支柱部とその真後ろに位置する背パネルの側辺支柱部との間の間隔と、可動パネルの水平揺動中心となる後側支柱部とその真後ろに位置する背パネルの側辺支柱部との間の間隔とが等しいように構成されていることを前提に、荷支持台の左右両側辺に設けられるものであった。
実開平6−42663号公報
上記のような従来の構成では、背パネルの下側辺部材の端部下側に取り付けられている車輪の取付座板に対する向き固定パネルの前後2箇所の止着具の間隔を広げて向き固定パネルの取付強度を高めようとした場合、向き固定パネルの後側支柱部とその真後ろに位置する背パネルの側辺支柱部との間の間隔が狭まるので、荷支持台を起立姿勢にしたとき、向き固定パネル側の可動係止部が向き固定パネルの後側支柱部に係合しなくなり、存在の意味が無くなる。そこで荷支持台の向き固定パネル側の可動係止部を無くせば良いことになるが、この種の搬送用台車の各パネルや荷支持台には相当のがたつきがあって、相互間の位置関係精度はそれほど高くないので、起立姿勢の荷支持台が向き固定パネル側に少し動くだけで、可動パネル側の可動係止部が可動パネルの後側支柱部から外れてしまって、初期の目的を達成できなくなる。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る折り畳み自在な搬送用台車を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、背パネル1と、この背パネル1の一側辺に当該背パネル1に対し略直角前方向きに連設された向き固定パネル2と、背パネル1の他側辺に、当該背パネル1に対し略直角前方向きの姿勢と背パネル1の内側に重なる折り畳み姿勢との間で水平揺動自在に連設された可動パネル3と、背パネル1の下側辺に起伏自在に支承された荷支持台4を備え、向き固定パネル2の後側支柱部2aとその真後ろに位置する背パネル1の側辺支柱部1aとの間の間隔が、可動パネル3の水平揺動中心となる後側支柱部3aとその真後ろに位置する背パネル1の側辺支柱部1bとの間の間隔よりも狭められている折り畳み自在な搬送用台車であって、荷支持台4の可動パネル3に隣接する側面4aには、起立姿勢に折り畳まれたときに可動パネル3の後側支柱部3aを背パネル1側に弾性変位を伴って乗り越え可能な可動係止部24が突設され、荷支持台4の向き固定パネル2に隣接する側面4bには、起立姿勢に折り畳まれたときに向き固定パネル2の後側支柱部2aの側面に隣接する突出面部25が設けられた構成となっている。
上記本発明を実施する場合、具体的には請求項2に記載のように、前記可動係止部24は、荷支持台4の前側辺に近い位置に突設し、前記突出面部25は、前記可動係止部24よりも当該荷支持台4の後側辺に寄った位置に突設することができる。
又、請求項3に記載のように、前記可動係止部24は、弾性に抗して左右横方向に揺動可能な倒立L字形可動片26と、この倒立L字形可動片26の下端部外側面から突設された凸部27とから構成すると共に、この可動係止部24の全体を合成樹脂製の荷支持台4に一体成形することができる。この場合、請求項4に記載のように、前記倒立L字形可動片26は、荷支持台4の側面4aより外側に突出させて設け、当該倒立L字形可動片26の前後両側に位置する突条部28a,28bを荷支持台4の側面4aに突設し、これら突条部28a,28bにより、可動パネル3の後側支柱部3aが前記凸部27に対してのみ作用するように構成することができる。
上記構成の本発明に係る折り畳み自在な搬送用台車によれば、向き固定パネルの後側支柱部とその真後ろに位置する背パネルの側辺支柱部との間の間隔が、可動パネルの水平揺動中心となる後側支柱部とその真後ろに位置する背パネルの側辺支柱部との間の間隔よりも狭められているので、向き固定パネルの前後方向巾を可動パネルよりも大きくし、背パネルの下側辺部材の端部下側に取り付けられている車輪の取付座板に対する向き固定パネルの前後2箇所の止着具の間隔を広げて向き固定パネルの取付強度を高めることができる。
しかも、可動パネルの水平揺動中心となる後側支柱部とその真後ろに位置する背パネルの側辺支柱部との間の間隔は従来通り広いので、荷支持台を起立させたとき、この荷支持台の可動パネル側の側辺に突設された可動係止部をして可動パネルの後側支柱部を背パネル側に弾性に抗して乗り越えさせ、当該荷支持台を起立姿勢に保持させることができるのであるが、このとき荷支持台の向き固定パネル側の側辺の突出面部が向き固定パネルの後側支柱部の側面に隣接するので、当該起立姿勢の荷支持台が向き固定パネル側へがたつきにより移動することができない状態にある。
従って、荷支持台一側辺にのみ可動係止部が設けられた構成であるにもかかわらず、可動パネルを折り畳んで起立姿勢の荷支持台を背パネルとの間で挟むまでの間や、折り畳まれていた搬送用台車を展開するために可動パネルを前方向きに開動させたとき、起立姿勢の荷支持台が不測に前方に回倒するのを確実に防止できるのである。勿論、荷支持台の向き固定パネル側の側面全体を前記突出面部と同一になるように荷支持台の巾を広げることも考えられるが、このような構成では、単に荷支持台の重量アップ、コストアップにつながるだけでなく、荷支持台の起伏動作時の全行程において荷支持台側面が向き固定パネルの後側支柱部に摺接する恐れがあり、商品価値が極端に低下するが、本発明ではこのような不都合も伴わない。
本発明の搬送用台車では、向き固定パネルの後側支柱部が可動パネルの後側支柱部より後方(背パネル側)にあるので、可動係止部と突出面部とが荷支持台の前後奥行き方向に関して同一位置に設けることを前提にして、可動係止部で保持される荷支持台の起立姿勢をできる限り垂直姿勢に近づけるために可動係止部を荷支持台の前側辺に近い位置に設けた場合、突出面部が向き固定パネルの後側支柱部に対して殆ど作用しなくなり、逆に突出面部が向き固定パネルの後側支柱部に完全に作用し得るように突出面部を荷支持台の後側辺側に近づけて設けると、可動係止部で保持される荷支持台の起立姿勢が前方に大きく傾斜した前傾姿勢となり、可動パネルの折り畳みに支障をきたす恐れがある。
然るに、請求項2に記載の構成によれば、可動係止部で保持される荷支持台の起立姿勢を垂直姿勢に近づけることができ、しかも突出面部は向き固定パネルの後側支柱部に完全に作用させることができる状態に構成でき、所期の目的を確実に達成できる。
又、請求項3に記載の構成によれば、可動係止部をスプリングなど別部品を一切使用しないで可動係止部を構成することができ、安価に実施することができる。この場合に請求項4に記載の構成によれば、荷支持台側面から外側に突出する倒立L字形可動片を利用して当該倒立L字形可動片の外側の凸部の荷支持台側面からの突出量を大きくしながら、倒立L字形可動片と可動パネルの後側支柱部とが押し合うのを防止し、確実な動作を行わせることができる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1〜図3において、1は背パネル、2は左側の向き固定パネル、3は右側の可動パネル、4は荷支持台である。背パネル1の両端下側と左右両側パネル2,3の前端下側とにはそれぞれ車輪(自在車輪や向き固定車輪など)5a〜5dが取り付けられている。背パネル1の両端下側の車輪5a,5bは、その取付座盤6a,6bが背パネル1の下側辺部材7の両端下側に、内側(前方)にのみ突出するように取り付けられ、向き固定パネル2の前端下側の車輪5cは、その取付座盤6cが向き固定パネル2の下側辺部材8の前端下側に、内側(右側)にのみ突出するように取り付けられ、可動パネル3の前端下側の車輪5dは、その取付座盤6dが可動パネル3の下側辺部材9の前端下側に、内側(左側)にのみ突出するように取り付けられている。
向き固定パネル2と可動パネル3とは、その前側辺の前後方向位置は同じであるが、向き固定パネル2の方が可動パネル3よりも前後方向巾が大きく構成されていて、向き固定パネル2の後側支柱部2aとその真後ろに位置する背パネル1の左側支柱部1aとの間の間隔は、可動パネル3の後側支柱部3aとその真後ろに位置する背パネル1の右側支柱部1bとの間の間隔よりも十分に狭められている。従って、向き固定パネル2の下側辺部材8の後端部と、背パネル1の左側端部下側の車輪取付座盤6aとの重なり代を大きくすることができる。而して、向き固定パネル2の下側辺部材8の後端部は、背パネル1の左側端部下側の車輪取付座盤6aに対し、当該車輪取付座盤6aの背パネル1の下側辺部材7から前方に突出する部分の左側辺部上に重ねられた状態で、前後方向に間隔を十分にとった2ほんの止着具、即ち、垂直ピン10とボルトナット11とで、背パネル1に対し直角向きに固定されている。
可動パネル3は、その下側辺部材9の後端部が、背パネル1の右側端部下側の車輪取付座盤6bの下側辺部材7から前方に突出する部分の右側辺部上に重ねられた状態で垂直ピン12の周りで左右水平方向揺動自在に連結されている。更に、図1及び図2に示すように、背パネル1の左右両側支柱部1a,1bと左右両側パネル2,3の後側支柱部2a,3aとは、それぞれ上下2段の連結部材13,14によって連結されている。これら連結部材13,14は、背パネル1側の左右両側支柱部1a,1bに対しては左右水平揺動できない状態に固定され、左右両側パネル2,3側の後側支柱部2a,3aに対しては、これら後側支柱部2a,3aの軸心周りの自転を許す状態に遊嵌している。従って、可動パネル3の左右水平方向揺動軸心となる前記垂直ピン12は、可動パネル3の後側支柱部3aと同心状に配置されている。
荷支持台4は、図3に示すように、合成樹脂製の矩形盤状のもので、左右横方向の補強用鋼管15が前後方向適当間隔おきに埋設され、その後側辺の左右両端近傍2箇所からは、それぞれ左右一対の軸受け用突出片16,17が後方向きに突設され、前側辺近傍位置には係止装置18を構成するロッド19と操作部材20とが設けられている。一方、背パネル1の下側辺部材7には、車輪取付座盤6a,6bに重なる左右両端部において、荷支持台4のそれぞれ左右一対の軸受け用突出片16,17間に嵌入する軸受け用突出片21,22が切り起こしにより一体成形され、これら軸受け用突出片21,22と荷支持台4側の軸受け用突出片16,17とを水平支軸23(図5参照)により互いに結合することにより、荷支持台4を背パネル1の下側辺に起伏自在に連結している。
又、荷支持台4の可動パネル3側の側面4aには、当該荷支持台4の前側辺に近い位置で可動係止部24が突設され、荷支持台4の向き固定パネル2側の側面4bには、前記可動係止部24よりも当該荷支持台4の後側辺に寄った位置で突出面部25が一体成形により突設されている。可動係止部24は、図4に示すように、荷支持台4の可動パネル3側の側面4aよりも殆ど全体が外側に突出し且つ弾性に抗して左右横方向に揺動可能な倒立L字形可動片26と、この倒立L字形可動片26の下端部外側面から突設された凸部27とから構成され、前記倒立L字形可動片26の前後両側に位置する前後一対の突条部28a,28bが荷支持台4の側面4aから突設されている。従って、前記倒立L字形可動片26の全体は、前後一対の突条部28a,28b間に納められた状態となり、凸部27のみが前後一対の突条部28a,28b間の空間から外側に突出している。これら倒立L字形可動片26、凸部27、及び前後一対の突条部28a,28bは、全て荷支持台4と一体成形されたもので、他の取付部品を使用しないで構成されている。
而して、荷支持台4を前方下方に水平状態まで倒伏させることにより、当該荷支持台4の左右両側辺が左右両側パネル2,3の下側辺部材8,9上に支持される。係止装置18は、この状態で荷支持台4の左右両側辺前端部を左右両側パネル2,3の下側辺部材8,9に係止させて、荷支持台4と左右両側パネル2,3とを結合させるものであって、荷支持台4側のロッド19の両端部と係合するように左右両側パネル2,3の下側辺部材8,9に設けられた係止片29a,29bを備えている。操作部材20は、後側辺が上下揺動自在に軸支されたもので、上動させることにより、ロッド19が前方に水平平行移動して係止片29a,29bに対する係止作用位置に切り換えられ、上面が荷支持台4の上面と面一になる下動限姿勢に戻すことにより、ロッド19が後方に水平平行移動して係止片29a,29bに対する係合作用位置に切り換えられるように構成されている。
従って、搬送用台車を図2に示すように折り畳むときは、操作部材20によりロッド19を係止解除位置に切り換えて荷支持台4の係止を解除した後、当該荷支持台4を背パネル1に重なる起立姿勢に切り換え、可動パネル3を内側へ水平に揺動させて、起立姿勢の荷支持台4を背パネル1との間で挟む折り畳み姿勢に切り換えれば良い。搬送用台車を使用するときは、可動パネル3を外側へ水平に揺動させて、背パネル1に対し直角前方向きの姿勢に戻した状態で、荷支持台4を前方下方に倒伏させ、その左右両側辺を左右両側パネル2,3の下側辺部材8,9上に支持させると共に、操作部材20によりロッド19を係止作用位置に切り換えて荷支持台4を左右両側パネル2,3の下側辺部材8,9に係止させれば良い。尚、荷支持台4を左右両側パネル2,3の下側辺部材8,9上に支持させたとき、ロッド19が係止片29a,29bに自動的に係合するように構成することもできる。
上記のように搬送用台車を折り畳むために荷支持台4を上方に揺動させて起立姿勢に切り換えるとき、荷支持台4が起立姿勢になる直前に可動係止部24、正確には倒立L字形可動片26の凸部27の上側曲面が可動パネル3の後側支柱部3aに当接するので、更に強く荷支持台4を背パネル1側へ押圧することにより、可動パネル3の後側支柱部3aによって前記凸部27が内側に押され、倒立L字形可動片26がその弾性に抗して上端基部を支点に内側へ揺動退入し、前記凸部27をして可動パネル3の後側支柱部3aを背パネル1側へ乗り越えさせることができる。即ち、図5及び図6に示すように、前記凸部27が可動パネル3の後側支柱部3aより背パネル1側に乗り越えた位置、即ち、起立姿勢まで荷支持台4を起立させることができる。荷支持台4が前記起立姿勢に達したときは、前記凸部27は、倒立L字形可動片26が弾性により外向きに揺動復帰することにより元の位置、即ち、前後方向から見て可動パネル3の後側支柱部3aに凸部27が重なる位置に自動復帰している。一方、このように荷支持台4が起立姿勢になったとき、図5及び図6に示すように、荷支持台4の向き固定パネル2側の側面の突出面部25は、向き固定パネル2の後側支柱部2aの真横に位置している。
即ち、可動係止部24の凸部27と突出面部25の突出量(荷支持台4の側面4a,4bからの突出量)と位置(荷支持台4の起伏揺動支点である支軸23からの距離)とは、荷支持台4を起立姿勢に切り換えたときに可動係止部24と突出面部25とが上記説明の状態となるように決められている。
従って、起立姿勢になった荷支持台4が重力や振動で前方下方に回倒することは、可動係止部24の凸部27と可動パネル3の後側支柱部3aとの当接により阻止されるので、係る状態で可動パネル3を、その後側支柱部3aを中心に内側へ水平に揺動させ、起立姿勢の荷支持台4を背パネル1と可動パネル3とで挟む状態とすることにより、搬送用台車の平面L字形への折り畳みが完了する。
折り畳まれている搬送用台車を使用のために展開するときは、可動パネル3を前方外側へ水平に揺動させて、背パネル1に対し直角前方向きの姿勢に戻した状態で、起立姿勢の荷支持台4を手前下方に引き倒して、その左右両側辺が左右両側パネル2,3の下側辺部材8,9上に支持される水平倒伏姿勢に戻し、係止装置18により荷支持台4と左右両側パネル2,3の下側辺部材8,9とを係止すれば良い。この搬送用台車の展開操作時において、可動パネル3を前方外側へ開いたときに、起立姿勢の荷支持台4が重力や振動で前方下方に不測に回倒することは、可動係止部24の凸部27と可動パネル3の後側支柱部3aとの当接により阻止される。従って、この起立姿勢の荷支持台4を水平倒伏姿勢まで回倒させるときは、当該起立姿勢の荷支持台4を手前下方に強く引き倒すようにすることにより、可動パネル3の後側支柱部3aによって前記凸部27が内側に押され、倒立L字形可動片26がその弾性に抗して上端基部を支点に内側へ揺動退入し、前記凸部27をして可動パネル3の後側支柱部3aを前方へ乗り越えさせることができる。
可動パネル3が開かれている状態で起立姿勢の荷支持台4が不測に回倒することは、上記のように可動係止部24の凸部27と可動パネル3の後側支柱部3aとの当接により防止できるのであるが、この状態において荷支持台4が振動や他の外力で向き固定パネル2の方へ横動すれば(荷支持台4の支承部には数mm程度の遊びが存在する)、可動係止部24の凸部27と可動パネル3の後側支柱部3aとの前後方向の重なり代が小さくなって、或いは無くなって、起立姿勢の荷支持台4が不測に回倒してしまう恐れがあるが、このように起立姿勢の荷支持台4が向き固定パネル2の方へ横動することは、当該荷支持台4の側面4bに突設されている突出面部25が向き固定パネル2の後側支柱部2aの側面に当接することにより、確実に阻止されている。
尚、可動係止部24の倒立L字形可動片26の全体が荷支持台4の側面4aから外側に突出しないように構成することも可能であるが、この場合、当該倒立L字形可動片26の下端部外側に突設する凸部27の高さが非常に高くなり、破損し易くなって耐用寿命の低下につながる。そこで上記実施形態のように、倒立L字形可動片26の殆ど全体が荷支持台4の側面4aから外側に突出するように構成することにより、凸部27自体の高さを低くすることができるのであるが、この場合に当該倒立L字形可動片26の前後位置で荷支持台4の側面4aから突条部28a,28bを突設し、前後両突条部28a,28bの間に倒立L字形可動片26が収まり、凸部27のみが外側に突出するように構成することにより、倒立L字形可動片26の上端肩部や下端面が可動パネル3の後側支柱部3aに当接して無理な押し合い現象が生じるようなことがなく、凸部27のみを可動パネル3の後側支柱部3aに確実に当接させ、所期の動作を確実に行わせることができる。
搬送台車の全体を示す斜視図である。 同搬送台車を折り畳んだ状態を示す平面図である。 荷支持台を分離した状態での横断平面図である。 A図は可動係止部を示す要部の平面図、B図は同側面図、C図はB図のA−A線断面図である。 荷支持台を起立姿勢に切り換えた状態を示す縦断側面図である。 荷支持台を起立姿勢に切り換えた状態の要部の横断平面図である。
符号の説明
1 背パネル
2 左側の向き固定パネル
3 右側の可動パネル
4 荷支持台
5a〜5d 車輪
16,17,21,22 軸受け用突出片
18 荷支持台の係止装置
23 荷支持台の支軸
24 可動係止部
25 突出面部
26 倒立L字形可動片
27 凸部
28a,28b 突条部

Claims (4)

  1. 背パネルと、この背パネルの一側辺に当該背パネルに対し略直角前方向きに連設された向き固定パネルと、背パネルの他側辺に、当該背パネルに対し略直角前方向きの姿勢と背パネルの内側に重なる折り畳み姿勢との間で水平揺動自在に連設された可動パネルと、背パネルの下側辺に起伏自在に支承された荷支持台を備え、向き固定パネルの後側支柱部とその真後ろに位置する背パネルの側辺支柱部との間の間隔が、可動パネルの水平揺動中心となる後側支柱部とその真後ろに位置する背パネルの側辺支柱部との間の間隔よりも狭められている折り畳み自在な搬送用台車であって、荷支持台の可動パネルに隣接する側面には、起立姿勢に折り畳まれたときに可動パネルの後側支柱部を背パネル側に弾性変位を伴って乗り越え可能な可動係止部が突設され、荷支持台の向き固定パネルに隣接する側面には、起立姿勢に折り畳まれたときに向き固定パネルの後側支柱部の側面に隣接する突出面部が設けられている、折り畳み自在な搬送用台車。
  2. 前記可動係止部は、荷支持台の前側辺に近い位置に突設され、前記突出面部は、前記可動係止部よりも当該荷支持台の後側辺に寄った位置に突設されている、請求項1に記載の折り畳み自在な搬送用台車。
  3. 前記可動係止部は、合成樹脂製の荷支持台に一体成形されたもので、弾性に抗して左右横方向に揺動可能な倒立L字形可動片と、この倒立L字形可動片の下端部外側に突設された凸部とから構成されている、請求項1又は2に記載の折り畳み自在な搬送用台車。
  4. 前記倒立L字形可動片は、荷支持台の側面より外側に突出して設けられたもので、当該倒立L字形可動片の前後両側に位置する突条部が荷支持台の側面に突設され、これら突条部により、可動パネルの後側支柱部が前記凸部に対してのみ作用するように構成している、請求項3に記載の折り畳み自在な搬送用台車。
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