JP2012144090A - 格納式リアシート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 格納式リアシートのシートクッション部は、シートバック本体の前方で床面に水平に配置されて、床面よりも一段下の足下床面に対して収容自在なシートクッション本体と、シートクッション本体の床面での水平状態と足下床面での収容状態とを切り替える切替機構とを備えている。切替機構は、シートクッション本体及び足下床面のそれぞれに回動自在に取り付けられて、床面での水平状態と足下床面での収容状態との間を案内するように、シートクッション本体を支持する互いに平行な一対の脚部と、一対の脚部のうち、少なくとも一方の脚部に対して、床面での水平状態から足下床面での収容状態までシートクッション本体を案内する際に、回動力を付与する回動付勢部とを備えている。
【選択図】図1
Description
そこで、本発明の課題は、シートクッションの収容動作をスムーズにすることである。
シートバック部と、シートクッション部とを備える格納式リアシートにおいて、
前記シートバック部は、
床面に傾倒自在に起立したシートバック本体を備え、
前記シートクッション部は、
前記シートバック本体の前方で前記床面に水平に配置されて、前記床面よりも一段下の足下床面に対して収容自在なシートクッション本体と、
前記シートクッション本体の前記床面での水平状態と前記足下床面での収容状態とを切り替える切替機構とを備え、
前記切替機構は、
前記シートクッション本体及び前記足下床面のそれぞれに回動自在に取り付けられて、前記足下床面に対して前後方向に回動することで、前記床面での水平状態と前記足下床面での収容状態との間を案内するように前記シートクッション本体を支持する左右一対の脚部と、
前記一対の脚部のうち、少なくとも一方の脚部に対して、前記床面での水平状態から前記足下床面での収容状態まで前記シートクッション本体を案内する際に、回動力を付与する回動付勢部とを備えていることを特徴としている。
前記回動付勢部は、前記シートクッション本体が前記足下床面での収容状態に到達するまでに、前記少なくとも一方の脚部との連結が解除されることを特徴としている。
前記回動付勢部は、前記一対の脚部の内側に配置されていることを特徴としている。
前記回動付勢部は、前記脚部における前記足下床面側に配置されていることを特徴としている。
図1に示すように、格納式リアシート1A,1Bは、シートバック部2とシートクッション部3とを備えており、これらはシートパッド21,31により覆われている。
図3に示すように、右側のシートバックフレーム41aは、背板部42aの上辺及び左右辺を囲むように一本のパイプを曲げてなる第一パイプ部411aと、背板部42aの下辺に配置されて、第一パイプ部411aの両端部に連結される直線状のパイプからなる第二パイプ部412aとを備えている。これによりシートバックフレーム41aの全体が背板部42aの外周を囲むことになる。
また、第一パイプ部411aと第二パイプ部412aとがなす左右の角部の内側には、図示しないチャイルドシートを装着するためのワイヤ45a,46aが設けられている。
一方、ヒンジ部43a,44aのうち、車両中央側のヒンジ部44aは、床面100に設けられたセンターヒンジブラケット102に対し、ヒンジ軸441を介して回動自在に係合されるヒンジブラケットである。ヒンジ部44aは、背板部42aの左側の下端部に取り付けられている。ここで、背板部42aの左側の下端部には、ヒンジ部44a及びワイヤ46aを囲むように補強部材47aが設けられている。
補強部材47aは、背板部42aよりも肉厚であり、第一パイプ部411a及び第二パイプ部412aに溶接により固定されている。補強部材47aにおける溶接部分471a,472aにおいては、溶接強度を確保するためリブ状に形成されている。また、補強部材47aの上部及び下部には、ヒンジ部44aを固定するためのネジ部473aが設けられている。この補強部材47aを介してヒンジ部44aが背板部42aに固定されるためにヒンジ部44aの取り付け強度が高められる。
図3に示すように、左側のシートバックフレーム41bは、背板部42bの全周を囲むように一本のパイプを曲げてなるパイプ部411bを備えている。なお、パイプ部411bは、右側下端部が面取りされ、背板部42bの右側下端の角部のみを囲わないように、曲げられている。また、パイプ部411bの両端部は、背板部42bの左側下端部で溶接により接合されている。パイプ部411bの内側には、パイプ部411bの上辺と下辺とに掛け渡された補強パイプ412bが設けられている。
一方、ヒンジ部43b,44bのうち、車両中央側のヒンジ部44bは、床面100に設けられたセンターヒンジブラケット102に対し、ヒンジ軸441を介して回動自在に係合されるヒンジブラケットである。ヒンジ部44bは、背板部42bの右側の下端部に取り付けられている。ここで、背板部42bの左側の下端部には、ヒンジ部44bを囲むように補強部材47bが設けられている。
補強部材47bは、背板部42bよりも肉厚であり、パイプ部411bの右側下端部に溶接により固定されている。補強部材47bは、その全周にわたってリブ471bが形成されており、全体としての強度が高められている。また、補強部材47bの上部及び下部には、ヒンジ部44bを固定するためのネジ部473bが設けられている。この補強部材47bを介してヒンジ部44bが背板部42bに固定されるためにヒンジ部44bの取り付け強度が高められる。
また、一対のベースプレート81のうち、少なくとも一方のベースプレート81の底部813には、ロック用軸体71が補助切欠816内に進入してしまうことを防止するため、補助切欠816を閉塞する進入防止部材84が設けられている。進入防止部材84は、板バネであり、逆V字状に形成されている。進入防止部材84は、その逆V字状の一辺部841が補助切欠816の切欠815側を閉塞するように、前後方向に沿って配置されている。進入防止部材84の一端部842は、ベースプレート81の底部813中央に固定されていて、他端部843は底部813から浮いている。例えば、正面衝突によって荷台にある荷物が後方からシートバック本体4にぶつかると、進入防止部材84の一辺部841にロック用軸体71が当接する。このとき進入防止部材84に所定以上の荷重が付与されると、進入防止部材84は変形して補助切欠814を開放する(図8の点線部T参照)。ここで、進入防止部材84が変形するための所定の荷重は、進入防止部材84の板バネの厚さや、弾性係数を変えることで調整できる。
規制爪部82の基端部には、ラチェット部83と係合するカム面823が形成されている。このカム面823には、円弧状の第一カム面824と、第一カム面824に連続して下方に形成された平面状の第二カム面825とが形成されている。第二カム面825は、規制状態においてはラチェット部83に係止されて、付勢バネ822によるこれ以上の回動を規制している。また、第二カム面825は、解除状態においてはベースプレート81の底部813に設けられたストッパ819に係止されて、付勢バネ822によるこれ以上の回動を規制している。
なお、揺動部材6は、シートバック本体4が起立状態である場合には揺動部材6がシートクッション用ロック機構8のラチェット部83から離間していて、シートバック本体4が傾倒する際には、揺動部材6がラチェット部83の他端部835に当接して、シートクッション用ロック機構8のロックを解除するようになっている。
脚部911,912は、金属パイプから形成されていて、その下端部には、足下側軸受部92に回動自在に軸支される回動軸部914が形成されている。また、脚部911,912の上端部には、シート側軸受部93に回動自在に軸支されるための軸孔915が形成されている。
連結フレーム913は、一対の脚部911,912の長手方向における中央部に取り付けられている。連結フレーム913は、図12及び図13に示すように、シートクッション本体7が水平状態にある場合に前方に向けて凸となるように湾曲した形状に形成されている。そして、図14(a)に示すように、連結フレーム913の両端部は、脚部911,912における長手方向に直交する断面形状の中心Sから、連結フレーム913の凸方向へずれた位置に溶接等によって固定されている。
また、シートクッション本体7が水平状態から収容状態に案内される途中に、回動付勢部材95が付勢係合部材96から離間するため、離間後においては一対の脚部911,912には付勢力が付与されなくなり、回動力は低下しながら、シートクッション本体7が移動する。そして、体勢維持部72が足下床面110に接すると、切替動作が完了し、シートクッション本体7が収容状態となる。収容状態の際には、ガイド部材94と体勢維持部72によってシートクッション本体7が略水平に保たれる。
例えば、上記実施形態では、補助切欠816が前方に延在している場合を例示して説明したが、シートバック本体4の背面からの衝撃の荷重方向と前後方向とがずれている場合には、荷重方向に対して平行に補助切欠816が設けられていることが好ましい。これにより、背面からの衝撃で格納式リアシート1全体が前方へと移動した場合に、ロック用軸体71を容易に補助切欠816内に収めることができる。
さらに、背面からの衝突を考慮しないのであれば、図18に示すように補助切欠816や、進入防止部材84を省略してもよい。これにより、ベースプレート81の製造工数や部品点数を削減することができる。
2 シートバック部
3 シートクッション部
4 シートバック本体
5 シートバック用ロック機構
6 揺動部材
7 シートクッション本体
8 シートクッション用ロック機構
9 切替機構
21,31 シートパッド
41 シートバックフレーム
42 背板部
43,44 ヒンジ部
45a,46a ワイヤ
45b,46b ワイヤ
47a 補強部材
47b 補強部材
51 レバー部
52 ロック部
71 ロック用軸体
72 体勢維持部
81 ベースプレート
82 規制爪部
83 ラチェット部
84 進入防止部材
85 離間防止部材
91 フレーム部
92 足下側軸受部
93 シート側軸受部
94 ガイド部材
95 回動付勢部
96 付勢係合部材
100 床面
101 支持ブラケット
102 センターヒンジブラケット
110 足下床面
115 被係止部分
811 プレート板
812 ネジ
813 底部
814 プレート本体
815 切欠
816 補助切欠
817 第一回動軸
818 第二回動軸
819 ストッパ
821 凹部
822 付勢バネ
823 カム面
824 第一カム面
825 第二カム面
831 一端部
832 カム面
833 上側部分
834 下側部分
835 他端部
836 第一押圧面
837 第二押圧面
841 一辺部
842 一端部
843 他端部
911,912 脚部
913 連結フレーム
914 回動軸部
915 軸孔
941 回動軸
942 回動軸
Claims (4)
- シートバック部と、シートクッション部とを備える格納式リアシートにおいて、
前記シートバック部は、
床面に傾倒自在に起立したシートバック本体を備え、
前記シートクッション部は、
前記シートバック本体の前方で前記床面に水平に配置されて、前記床面よりも一段下の足下床面に対して収容自在なシートクッション本体と、
前記シートクッション本体の前記床面での水平状態と前記足下床面での収容状態とを切り替える切替機構とを備え、
前記切替機構は、
前記シートクッション本体及び前記足下床面のそれぞれに回動自在に取り付けられて、前記足下床面に対して前後方向に回動することで、前記床面での水平状態と前記足下床面での収容状態との間を案内するように前記シートクッション本体を支持する左右一対の脚部と、
前記一対の脚部のうち、少なくとも一方の脚部に対して、前記床面での水平状態から前記足下床面での収容状態まで前記シートクッション本体を案内する際に、回動力を付与する回動付勢部とを備えていることを特徴とする格納式リアシート。 - 請求項1記載の格納式リアシートにおいて、
前記回動付勢部は、前記シートクッション本体が前記足下床面での収容状態に到達するまでに、前記少なくとも一方の脚部との連結が解除されることを特徴とする格納式リアシート。 - 請求項1又は2記載の格納式リアシートにおいて、
前記回動付勢部は、前記一対の脚部の内側に配置されていることを特徴とする格納式リアシート。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の格納式リアシートにおいて、
前記回動付勢部は、前記脚部における前記足下床面側に配置されていることを特徴とする格納式リアシート。
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2011
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