JP2000280911A - 多段棚を有する折畳式台車 - Google Patents
多段棚を有する折畳式台車Info
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- JP2000280911A JP2000280911A JP11089730A JP8973099A JP2000280911A JP 2000280911 A JP2000280911 A JP 2000280911A JP 11089730 A JP11089730 A JP 11089730A JP 8973099 A JP8973099 A JP 8973099A JP 2000280911 A JP2000280911 A JP 2000280911A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 折り畳んだ際に設置スペースが少なくなる折
畳式台車を得る。 【解決手段】 規定の奥行きよりも小さくした左右方向
に細長い長方形状のベース（５）を設け、該ベース
（５）の左右一方の側部に前方に突出して規定の奥行き
に対応する幅の第１側面枠（６）を、該ベース（５）の
左右他方の側部に規定の奥行きよりも小さくした幅の第
２側面枠（７）を、該ベース（５）枠の後面に背面枠
（８）をそれぞれ起立固定して平面視鉤型の台車フレー
ム（２）を設け、前記第２側面枠（７）の前部に前記第
１側面枠（６）と対面する第３側面枠（９）を上下軸心
（Ｃ1 ）を中心として回動可能に連結し、前記台車フレ
ーム（２）に多数の棚（１５）を上下に所定の間隔をお
いて配置するとともに、各棚（１５）を背面枠（８）に
左右軸心（Ｃ3 ）を中心として回動可能に連結し、各棚
（１５）の前部と前記第１側面枠（６）の前部及び前記
第３側面枠（９）の前部とに互いに係脱可能の棚係止具
（１７）を設け、前記台車フレーム（２）及び第３側面
枠（９）の下部に車輪（２０）を設ける。
畳式台車を得る。 【解決手段】 規定の奥行きよりも小さくした左右方向
に細長い長方形状のベース（５）を設け、該ベース
（５）の左右一方の側部に前方に突出して規定の奥行き
に対応する幅の第１側面枠（６）を、該ベース（５）の
左右他方の側部に規定の奥行きよりも小さくした幅の第
２側面枠（７）を、該ベース（５）枠の後面に背面枠
（８）をそれぞれ起立固定して平面視鉤型の台車フレー
ム（２）を設け、前記第２側面枠（７）の前部に前記第
１側面枠（６）と対面する第３側面枠（９）を上下軸心
（Ｃ1 ）を中心として回動可能に連結し、前記台車フレ
ーム（２）に多数の棚（１５）を上下に所定の間隔をお
いて配置するとともに、各棚（１５）を背面枠（８）に
左右軸心（Ｃ3 ）を中心として回動可能に連結し、各棚
（１５）の前部と前記第１側面枠（６）の前部及び前記
第３側面枠（９）の前部とに互いに係脱可能の棚係止具
（１７）を設け、前記台車フレーム（２）及び第３側面
枠（９）の下部に車輪（２０）を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、多段の棚を有する
折畳式台車に関するものである。
折畳式台車に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術として、車輪に支持された長
方形状のベースに、前面が開口した平面視コ字状の棚フ
レームを起立固定し、この棚フレーム内に多数の棚を上
下に所定の間隔をおいて配列してなる多段棚を有する台
車があった。
方形状のベースに、前面が開口した平面視コ字状の棚フ
レームを起立固定し、この棚フレーム内に多数の棚を上
下に所定の間隔をおいて配列してなる多段棚を有する台
車があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、平
面視コ字状に枠組みした棚フレーム内に多数の棚を設け
るようにしていたので、折り畳むことができず、設置面
積が増大して不使用時に多大の保管場所を要する欠点が
あった。本発明は、各棚及び一方の側面枠を折り畳み可
能にすることにより、上記欠点を解消した新規な多段棚
を有する折畳式台車を得ることを目的とする。
面視コ字状に枠組みした棚フレーム内に多数の棚を設け
るようにしていたので、折り畳むことができず、設置面
積が増大して不使用時に多大の保管場所を要する欠点が
あった。本発明は、各棚及び一方の側面枠を折り畳み可
能にすることにより、上記欠点を解消した新規な多段棚
を有する折畳式台車を得ることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の如く構成したものである。即ち、規
定の奥行きよりも小さくした左右方向に細長い長方形状
のベースを設け、該ベースの左右一方の側部に前方に突
出して規定の奥行きに対応する幅の第１側面枠を、該ベ
ースの左右他方の側部に規定の奥行きよりも小さくした
幅の第２側面枠を、該ベース枠の後面に背面枠をそれぞ
れ起立固定して平面視鉤型の台車フレームを設け、前記
第２側面枠の前部に前記第１側面枠と対面する第３側面
枠を上下軸心を中心として回動可能に連結し、前記台車
フレームに多数の棚を上下に所定の間隔をおいて配置す
るとともに、各棚を背面枠に左右軸心を中心として回動
可能に連結し、各棚の前部と前記第１側面枠の前部及び
前記第３側面枠の前部とに互いに係脱可能の棚係止具を
設け、前記台車フレーム及び第３側面枠の下部に車輪を
設ける構成にしたものである。この場合、前記棚の回動
軸心の後方に位置する台車フレーム部位と、該棚の回動
軸心の前方に位置する棚部位との間に引っ張りばねを設
けるとよい。また、前記ベースの前部に補助ベースを左
右軸心を中心として回動可能に連結し、該補助ベースの
前部と前記第１側面枠の前部及び前記第３側面枠の前部
とに互いに係脱可能のベース係止具を設ける構成にした
ものである。
成するために以下の如く構成したものである。即ち、規
定の奥行きよりも小さくした左右方向に細長い長方形状
のベースを設け、該ベースの左右一方の側部に前方に突
出して規定の奥行きに対応する幅の第１側面枠を、該ベ
ースの左右他方の側部に規定の奥行きよりも小さくした
幅の第２側面枠を、該ベース枠の後面に背面枠をそれぞ
れ起立固定して平面視鉤型の台車フレームを設け、前記
第２側面枠の前部に前記第１側面枠と対面する第３側面
枠を上下軸心を中心として回動可能に連結し、前記台車
フレームに多数の棚を上下に所定の間隔をおいて配置す
るとともに、各棚を背面枠に左右軸心を中心として回動
可能に連結し、各棚の前部と前記第１側面枠の前部及び
前記第３側面枠の前部とに互いに係脱可能の棚係止具を
設け、前記台車フレーム及び第３側面枠の下部に車輪を
設ける構成にしたものである。この場合、前記棚の回動
軸心の後方に位置する台車フレーム部位と、該棚の回動
軸心の前方に位置する棚部位との間に引っ張りばねを設
けるとよい。また、前記ベースの前部に補助ベースを左
右軸心を中心として回動可能に連結し、該補助ベースの
前部と前記第１側面枠の前部及び前記第３側面枠の前部
とに互いに係脱可能のベース係止具を設ける構成にした
ものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。図において、図１は本発明の実施例を示
す拡開した状態の正面図、図２は図１のII-II 断面図、
図３は図１のIII-III 断面図、図４は図３の要部拡大
図、図５は本発明による折畳んだ状態の平面図、図６は
図１（ア）部の拡大断面図、図７は図６のVII-VII 断面
図である。
いて説明する。図において、図１は本発明の実施例を示
す拡開した状態の正面図、図２は図１のII-II 断面図、
図３は図１のIII-III 断面図、図４は図３の要部拡大
図、図５は本発明による折畳んだ状態の平面図、図６は
図１（ア）部の拡大断面図、図７は図６のVII-VII 断面
図である。
【０００６】図１において、１は折畳式台車、２はその
台車フレーム２である。台車フレーム２は鋼製の角パイ
プ材を主体に枠組みして形成されるもので、ベース５、
第１側面枠６、第２側面枠７、背面枠８、及び第３側面
枠９を主要部品として構成される。上記ベース５は、図
２に示すように、前後杆５ａ，５ｂと左右杆５ｃ，５ｄ
とにより、奥行き（前後幅）Ｙ1 が規定の奥行きＹの約
３分の１（約３５０ｍｍ）、左右の幅Ｗが約１８６０ｍ
ｍとなる、左右方向に細長い長方形状に形成するととも
に、左部杆５ｃは前方に突出させ、その前後の長さは規
定の奥行きＹ（約１０００ｍｍ）に対応する長さとす
る。
台車フレーム２である。台車フレーム２は鋼製の角パイ
プ材を主体に枠組みして形成されるもので、ベース５、
第１側面枠６、第２側面枠７、背面枠８、及び第３側面
枠９を主要部品として構成される。上記ベース５は、図
２に示すように、前後杆５ａ，５ｂと左右杆５ｃ，５ｄ
とにより、奥行き（前後幅）Ｙ1 が規定の奥行きＹの約
３分の１（約３５０ｍｍ）、左右の幅Ｗが約１８６０ｍ
ｍとなる、左右方向に細長い長方形状に形成するととも
に、左部杆５ｃは前方に突出させ、その前後の長さは規
定の奥行きＹ（約１０００ｍｍ）に対応する長さとす
る。
【０００７】上記ベース５の左部杆５ｃに規定の奥行き
Ｙに対応する幅、高さＨが約１３２０ｍｍとなる第１側
面枠６を、該ベース５の右部杆５ｄに前後幅が約３５０
ｍｍ、高さＨが約１３２０ｍｍとなる第２側面枠７を、
該ベース５枠の後面に左右の幅Ｗが約１８６０ｍｍ、高
さＨが約１３２０ｍｍとなる背面枠８をそれぞれ起立固
定し、これにより平面視鉤（Ｌ）型の台車フレーム２を
形成する。上記第１側面枠６、第２側面枠７、及び背面
枠８は縦杆６ａ，７ａ，８ａと横杆６ｂ，７ｂ，８ｂと
により枠状に形成する。
Ｙに対応する幅、高さＨが約１３２０ｍｍとなる第１側
面枠６を、該ベース５の右部杆５ｄに前後幅が約３５０
ｍｍ、高さＨが約１３２０ｍｍとなる第２側面枠７を、
該ベース５枠の後面に左右の幅Ｗが約１８６０ｍｍ、高
さＨが約１３２０ｍｍとなる背面枠８をそれぞれ起立固
定し、これにより平面視鉤（Ｌ）型の台車フレーム２を
形成する。上記第１側面枠６、第２側面枠７、及び背面
枠８は縦杆６ａ，７ａ，８ａと横杆６ｂ，７ｂ，８ｂと
により枠状に形成する。
【０００８】上記第２側面枠７の前部に第３側面枠９を
上下軸心Ｃ1 を中心として内方、つまり図２において矢
印Ａ方向に回動可能に連結する。この第３側面枠９は、
縦杆９ａと横杆９ｂとにより前後の幅Ｙ2 が約６５０ｍ
ｍ、高さＨが約１３２０ｍｍとなる枠状に形成して上記
第１側面枠６と対面させる。また、上記ベース５の前部
に補助ベース１０を左右軸心Ｃ2 を中心として上方、つ
まり図４において矢印Ｂ 1 方向に回動可能に連結する。
この補助ベース１０は、左右杆１０ａ，１０ｂの前端部
と前後方向中間部とを前後杆１０ｃ，１０ｄにより一体
的に連結して前後幅が約６５０ｍｍ、左右の幅が約１７
７０ｍｍとなる平面視門型に形成し、上記左右杆１０
ａ，１０ｂの後端部をベース５の前部杆５ａに蝶番１１
により上記矢印Ｂ1 方向に回動可能に連結する。
上下軸心Ｃ1 を中心として内方、つまり図２において矢
印Ａ方向に回動可能に連結する。この第３側面枠９は、
縦杆９ａと横杆９ｂとにより前後の幅Ｙ2 が約６５０ｍ
ｍ、高さＨが約１３２０ｍｍとなる枠状に形成して上記
第１側面枠６と対面させる。また、上記ベース５の前部
に補助ベース１０を左右軸心Ｃ2 を中心として上方、つ
まり図４において矢印Ｂ 1 方向に回動可能に連結する。
この補助ベース１０は、左右杆１０ａ，１０ｂの前端部
と前後方向中間部とを前後杆１０ｃ，１０ｄにより一体
的に連結して前後幅が約６５０ｍｍ、左右の幅が約１７
７０ｍｍとなる平面視門型に形成し、上記左右杆１０
ａ，１０ｂの後端部をベース５の前部杆５ａに蝶番１１
により上記矢印Ｂ1 方向に回動可能に連結する。
【０００９】図２において、１２は内方（矢印Ａ方向）
に回動させた第３側面枠９をベース５に係止する側面枠
係止具であり、第３側面枠９の下部横杆９ｂに係止ピン
１２ａを摺動可能に取付け、ベース５の前部杆５ａに上
記係止ピン１２ａが嵌合する係止ブラケット１２ｂを取
り付け、第３側面枠９を矢印Ａ方向に回動させた際に、
上記係止ピン１２ａをスライドさせて係止ブラケット１
２ｂに嵌合係止させて該第３側面枠９の外方への不用意
な回動を防止する。また、同図において、１３は外方
（下方）に回動させた補助ベース１０を上記第１側面枠
６及び上記第３側面枠９に係止するベース係止具であ
り、補助ベース１０の前部杆１０ｃに係止ピン１３ａを
摺動可能に取付け、第１側面枠６及び上記第３側面枠９
の下部横杆９ｂの前部に上記係止ピン１３ａが嵌合する
係止管１３ｂ（図４）を取り付け、補助ベース１０を下
方に回動させた際に、上記係止ピン１３ａをスライドさ
せて係止管に嵌合係止させ、フォークリフトにより持ち
上げた際に、上記補助ベース１０の上方への不用意な回
動を防止する。
に回動させた第３側面枠９をベース５に係止する側面枠
係止具であり、第３側面枠９の下部横杆９ｂに係止ピン
１２ａを摺動可能に取付け、ベース５の前部杆５ａに上
記係止ピン１２ａが嵌合する係止ブラケット１２ｂを取
り付け、第３側面枠９を矢印Ａ方向に回動させた際に、
上記係止ピン１２ａをスライドさせて係止ブラケット１
２ｂに嵌合係止させて該第３側面枠９の外方への不用意
な回動を防止する。また、同図において、１３は外方
（下方）に回動させた補助ベース１０を上記第１側面枠
６及び上記第３側面枠９に係止するベース係止具であ
り、補助ベース１０の前部杆１０ｃに係止ピン１３ａを
摺動可能に取付け、第１側面枠６及び上記第３側面枠９
の下部横杆９ｂの前部に上記係止ピン１３ａが嵌合する
係止管１３ｂ（図４）を取り付け、補助ベース１０を下
方に回動させた際に、上記係止ピン１３ａをスライドさ
せて係止管に嵌合係止させ、フォークリフトにより持ち
上げた際に、上記補助ベース１０の上方への不用意な回
動を防止する。
【００１０】また、上記第１側面枠６の前後方向中間部
の縦杆６ａ’及び上記第３側面枠９の後部縦杆９ａ’
に、上記補助ベース１０が上方（図４において矢印Ｂ1
方向）に回動した際に、上記係止ピン１３ａが嵌合可能
の第２係止管１３ｃ（図４）を取り付け、これにより、
上記補助ベース１０の下方への不用意な回動を防止す
る。
の縦杆６ａ’及び上記第３側面枠９の後部縦杆９ａ’
に、上記補助ベース１０が上方（図４において矢印Ｂ1
方向）に回動した際に、上記係止ピン１３ａが嵌合可能
の第２係止管１３ｃ（図４）を取り付け、これにより、
上記補助ベース１０の下方への不用意な回動を防止す
る。
【００１１】前述した上記台車フレーム２に例えば６枚
の棚１５を上下に所定の間隔をおいて配置し、各棚１５
を背面枠８の左右端部に起立固定した鋼板製の係止板８
ｃ，８ｃに左右軸心（ピン）Ｃ3 を中心として回動可能
に連結する。上記各棚１５の前部と上記第１側面枠６の
前部及び上記第３側面枠９の前部とに互いに係脱可能の
棚係止具１７を設ける。この棚係止具１７は、各棚１５
を水平に保持するものであり、図６、図７に示すよう
に、各棚１５の前部の左右両側に下方に向かって屈曲す
る鉤形の係止片１７ａを固定し、第１側面枠６の前部縦
杆６ａ及び第３側面枠９の前部縦杆９ａの対面側に上記
係止片１７ａが上側から嵌合するコ字状の係止環体１７
ｂを上下に所定の間隔（各左右軸心Ｃ3 と等間隔）をお
いて固定してなる。
の棚１５を上下に所定の間隔をおいて配置し、各棚１５
を背面枠８の左右端部に起立固定した鋼板製の係止板８
ｃ，８ｃに左右軸心（ピン）Ｃ3 を中心として回動可能
に連結する。上記各棚１５の前部と上記第１側面枠６の
前部及び上記第３側面枠９の前部とに互いに係脱可能の
棚係止具１７を設ける。この棚係止具１７は、各棚１５
を水平に保持するものであり、図６、図７に示すよう
に、各棚１５の前部の左右両側に下方に向かって屈曲す
る鉤形の係止片１７ａを固定し、第１側面枠６の前部縦
杆６ａ及び第３側面枠９の前部縦杆９ａの対面側に上記
係止片１７ａが上側から嵌合するコ字状の係止環体１７
ｂを上下に所定の間隔（各左右軸心Ｃ3 と等間隔）をお
いて固定してなる。
【００１２】上記各棚１５の左右両側に、該棚１５が上
方に回動した際にこれらの不用意な下方への回動を阻止
する引っ張りばね１８を設ける。該引っ張りばね１８は
コイルスプリングからなり、図４、図７に示すように、
前端１８ａを上記回動軸心（ピン）Ｃ3 の前方に位置す
る棚１５の側面に係止し、後端１８ｂを上記回動軸心Ｃ
3 の後方に位置する係止板８ｃに係止する。これによ
り、各棚１５が上方に回動した際には、各引っ張りばね
１８が上記回動軸心Ｃ3 の後方（図４の実線状態）に位
置して上記各棚１５を矢印Ｂ2 方向に回動付勢し、各棚
１５が水平状に回動した際には、各引っ張りばね１８の
前後端１８ａ，１８ｂが上記回動軸心Ｃ3 上を通る水平
線上に位置（図４の仮想線の状態）して上記矢印Ｂ2 方
向への回動付勢を解除する。
方に回動した際にこれらの不用意な下方への回動を阻止
する引っ張りばね１８を設ける。該引っ張りばね１８は
コイルスプリングからなり、図４、図７に示すように、
前端１８ａを上記回動軸心（ピン）Ｃ3 の前方に位置す
る棚１５の側面に係止し、後端１８ｂを上記回動軸心Ｃ
3 の後方に位置する係止板８ｃに係止する。これによ
り、各棚１５が上方に回動した際には、各引っ張りばね
１８が上記回動軸心Ｃ3 の後方（図４の実線状態）に位
置して上記各棚１５を矢印Ｂ2 方向に回動付勢し、各棚
１５が水平状に回動した際には、各引っ張りばね１８の
前後端１８ａ，１８ｂが上記回動軸心Ｃ3 上を通る水平
線上に位置（図４の仮想線の状態）して上記矢印Ｂ2 方
向への回動付勢を解除する。
【００１３】２０は車輪（キャスター）であり、ベース
５の左右後部下面、第１側面枠６の前部下面、及び第３
側面枠９の前部下面にそれぞれ取り付ける。
５の左右後部下面、第１側面枠６の前部下面、及び第３
側面枠９の前部下面にそれぞれ取り付ける。
【００１４】次に、上記折畳式台車１の折り畳み態様に
ついて説明する。まず、各棚１５を左右軸心Ｃ3 を中心
として上部側から順次上方（矢印Ｂ2 方向）に回動させ
ると、図４に示すように、引っ張りばね１８が上記左右
軸心Ｃ3 の後方に移動して上記各棚１５の上向きに回動
状態を保持する。次いで、補助ベース１０側の係止ピン
１３ａを第１側面枠６、及び第３側面枠９側の係止管１
３ｂから離脱させ、該補助ベース１０を左右軸心Ｃ2 を
中心として上方（矢印Ｂ1 方向）に回動させた後、上記
係止ピン１３ａを第１側面枠６、及び第２側面枠７側の
第２係止管１３ｃに係止し、該補助ベース１０の下方へ
の移動を規制する。
ついて説明する。まず、各棚１５を左右軸心Ｃ3 を中心
として上部側から順次上方（矢印Ｂ2 方向）に回動させ
ると、図４に示すように、引っ張りばね１８が上記左右
軸心Ｃ3 の後方に移動して上記各棚１５の上向きに回動
状態を保持する。次いで、補助ベース１０側の係止ピン
１３ａを第１側面枠６、及び第３側面枠９側の係止管１
３ｂから離脱させ、該補助ベース１０を左右軸心Ｃ2 を
中心として上方（矢印Ｂ1 方向）に回動させた後、上記
係止ピン１３ａを第１側面枠６、及び第２側面枠７側の
第２係止管１３ｃに係止し、該補助ベース１０の下方へ
の移動を規制する。
【００１５】次いで、第３側面枠９を上下軸心Ｃ1 を中
心として内方（矢印Ａ方向）に回動させ、その係止ピン
１２ａをベース５側の係止ブラケット１２ｂに係止し、
該第３側面枠９の外方への回動を規制する。これによ
り、図５に示すように、上記折畳式台車１を平面視鉤型
（Ｌ型）に折り畳む。そして、同図の仮想線で示すよう
に、上記と同様にして折り畳んだ折畳式台車１’を上記
折り畳んだ折畳式台車１の第１側面枠６、補助ベース１
０間に嵌合させて配列する。
心として内方（矢印Ａ方向）に回動させ、その係止ピン
１２ａをベース５側の係止ブラケット１２ｂに係止し、
該第３側面枠９の外方への回動を規制する。これによ
り、図５に示すように、上記折畳式台車１を平面視鉤型
（Ｌ型）に折り畳む。そして、同図の仮想線で示すよう
に、上記と同様にして折り畳んだ折畳式台車１’を上記
折り畳んだ折畳式台車１の第１側面枠６、補助ベース１
０間に嵌合させて配列する。
【００１６】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明
は、平面視鉤型（Ｌ型）に折り畳むようにしたので、不
使用時の保管場所が低減する。また、折り畳んだ各棚を
引っ張りばねで保持するようにしたので、安全に移動さ
せることができる。また、ベースの前部に補助ベースを
上下方向に回動可能に連結し、該補助ベースが下方に回
動（拡開）した際に、この補助ベースをベース係止具に
より第１側面枠及び第３側面枠に係止するようにしたの
で、拡開した折畳式台車をフォークリフトにより容易に
運搬することができる。等の効果を奏する。
は、平面視鉤型（Ｌ型）に折り畳むようにしたので、不
使用時の保管場所が低減する。また、折り畳んだ各棚を
引っ張りばねで保持するようにしたので、安全に移動さ
せることができる。また、ベースの前部に補助ベースを
上下方向に回動可能に連結し、該補助ベースが下方に回
動（拡開）した際に、この補助ベースをベース係止具に
より第１側面枠及び第３側面枠に係止するようにしたの
で、拡開した折畳式台車をフォークリフトにより容易に
運搬することができる。等の効果を奏する。
【図１】本発明の実施例を示す拡開した状態の正面図で
ある。
ある。
【図２】図１のII-II 断面図である。
【図３】図１のIII-III 断面図である。
【図４】図３の要部拡大図である。
【図５】本発明による折畳んだ状態の平面図である。
【図６】図１（ア）部の拡大断面図である。
【図７】図６のVII-VII 断面図である。
１ 折畳式台車 ２ 台車フレーム ５ ベース ５ａ 前部杆 ５ｂ 後部杆 ５ｃ 左部杆 ５ｄ 右部杆 ６ 第１側面枠 ６ａ 縦杆 ６ｂ 横杆 ７ 第２側面枠 ７ａ 縦杆 ７ｂ 横杆 ８ 背面枠 ８ａ 縦杆 ８ｂ 横杆 ８ｃ 係止板 ９ 第３側面枠 ９ａ 縦杆 ９ｂ 横杆 １０ 補助ベース １０ａ，１０ｂ 左右杆 １０ｃ，１０ｄ 前後杆 １１ 蝶番 １２ 側面枠係止具 １２ａ 係止ピン １２ｂ 係止ブラケット １３ ベース係止具 １３ａ 係止ピン １３ｂ 係止管 １３ｃ 第２係止管 １５ 棚 １７ 棚係止具 １７ａ 係止片 １７ｂ 係止環体 １８ 引っ張りばね １８ａ 後端部 １８ｂ 前端部 ２０ 車輪（キャスター） Ｃ1 上下軸心 Ｃ2 ，Ｃ3 左右軸心
Claims (3)
- 【請求項１】規定の奥行きよりも小さくした左右方向に
細長い長方形状のベース（５）を設け、該ベース（５）
の左右一方の側部に前方に突出して規定の奥行きに対応
する幅の第１側面枠（６）を、該ベース（５）の左右他
方の側部に規定の奥行きよりも小さくした幅の第２側面
枠（７）を、該ベース（５）枠の後面に背面枠（８）を
それぞれ起立固定して平面視鉤型の台車フレーム（２）
を設け、前記第２側面枠（７）の前部に前記第１側面枠
（６）と対面する第３側面枠（９）を上下軸心（Ｃ1 ）
を中心として回動可能に連結し、前記台車フレーム
（２）に多数の棚（１５）を上下に所定の間隔をおいて
配置するとともに、各棚（１５）を背面枠（８）に左右
軸心（Ｃ3 ）を中心として回動可能に連結し、各棚（１
５）の前部と前記第１側面枠（６）の前部及び前記第３
側面枠（９）の前部とに互いに係脱可能の棚係止具（１
７）を設け、前記台車フレーム（２）及び第３側面枠
（９）の下部に車輪（２０）を設けたことを特徴とする
多段棚を有する折畳式台車。 - 【請求項２】前記棚（１５）の回動軸心（Ｃ3 ）の後方
に位置する台車フレーム（２）部位と、該棚（１５）の
回動軸心（Ｃ3 ）の前方に位置する棚（１５）部位との
間に引っ張りばね（１８）を設けたことを特徴とする請
求項１記載の多段棚を有する折畳式台車。 - 【請求項３】前記ベース（５）の前部に補助ベース
（５）を左右軸心（Ｃ2 ）を中心として回動可能に連結
し、該補助ベース（５）の前部と前記第１側面枠（６）
の前部及び前記第３側面枠（９）の前部とに互いに係脱
可能のベース係止具（１３）を設けたことを特徴とする
請求項１又は２記載の多段棚を有する折畳式台車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08973099A JP3374241B2 (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 多段棚を有する折畳式台車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08973099A JP3374241B2 (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 多段棚を有する折畳式台車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000280911A true JP2000280911A (ja) | 2000-10-10 |
| JP3374241B2 JP3374241B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=13978890
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08973099A Expired - Fee Related JP3374241B2 (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 多段棚を有する折畳式台車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3374241B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008087551A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Honda Motor Co Ltd | 荷物運搬台車 |
| CN103661533A (zh) * | 2013-11-28 | 2014-03-26 | 无锡市优耐特石化装备有限公司 | 一种脚轮防护罩 |
| CN105253558A (zh) * | 2015-10-22 | 2016-01-20 | 芜湖豫新世通汽车空调有限公司 | 可折叠运料车 |
| CN108099979A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-06-01 | 河南科技大学 | 一种物品运输助力车 |
| CN111990067A (zh) * | 2020-09-02 | 2020-11-27 | 无为县年香马蹄种植专业合作社 | 一种环保型马蹄存储装置 |
-
1999
- 1999-03-30 JP JP08973099A patent/JP3374241B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008087551A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Honda Motor Co Ltd | 荷物運搬台車 |
| CN103661533A (zh) * | 2013-11-28 | 2014-03-26 | 无锡市优耐特石化装备有限公司 | 一种脚轮防护罩 |
| CN105253558A (zh) * | 2015-10-22 | 2016-01-20 | 芜湖豫新世通汽车空调有限公司 | 可折叠运料车 |
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| CN111990067A (zh) * | 2020-09-02 | 2020-11-27 | 无为县年香马蹄种植专业合作社 | 一种环保型马蹄存储装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3374241B2 (ja) | 2003-02-04 |
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