JP2002178928A - 折畳み台車 - Google Patents

折畳み台車

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JP2002178928A JP2000380775A JP2000380775A JP2002178928A JP 2002178928 A JP2002178928 A JP 2002178928A JP 2000380775 A JP2000380775 A JP 2000380775A JP 2000380775 A JP2000380775 A JP 2000380775A JP 2002178928 A JP2002178928 A JP 2002178928A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で荷台とキャスタが折り畳み可能
であり、コンパクトに収納可能な折畳み台車を提供す
る。 【解決手段】 水平に位置する一対の板状の荷台14
と、荷台14の底面に取り付けられている複数個のキャ
スタ22と、キャスタ22と荷台14の間に取り付けら
れキャスタ22の車軸21が荷台14に対して直角にな
るようにキャスタ22を折り畳み可能に保持した保持軸
18を有する。キャスタ22を走行可能に起こした状態
で保持するロックピン28と、一対の荷台14の間に設
けられこの荷台14の底面同士を対面させた状態で折り
畳み可能に連結する蝶番16を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、重い荷物や大き
い荷物を載置して手押しにより搬送し、使用しないとき
は折り畳んで収納可能な折畳み台車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、重い荷物や大きい荷物を載置して
手押しで搬送する台車は、板状の荷台を有し、荷台の下
面に4個のキャスタが取り付けられ、荷台の一端部には
荷台を手押しする搬送用ハンドルが設けられている。
【0003】このような台車には、使用しないときに搬
送用ハンドルが折り畳まれてコンパクトになる折畳み台
車があった。また、荷台も折り畳み式にしたものとし
て、特開昭63−203468号公報に開示されている
折畳み台車があった。これは、荷台が互いに平行に三分
割され、互いに連結軸で連結されているものであった。
荷台の下面には一対の荷台ロックバーが設けられ、台車
の使用時にはこの荷台ロックバーを分割された各荷台に
渡して固定し、使用しないときはこの荷台ロックバーを
取り外し、荷台を折り曲げてコンパクトにして収納可能
としていた。
【0004】しかし、この折畳み台車の場合、荷台にキ
ャスタが固定されているため、たとえ三分割された荷台
を折り畳んでも厚みがあり、荷台を互いに積層する事も
できず、かさばるものであった。また、コンパクトにす
るためにキャスタの車輪の直径を小さくする方法もあっ
たが、この場合、車輪が小さいため小さな突起も乗り越
えにくく、振動にも弱いものとなり、さらには、路面の
段差を通過することが困難になるという問題があった。
【0005】そこで、本願出願人により、特開2000
−168564号公報に開示されている折畳み台車が提
案されている。この折畳み台車は、荷台の底面に一対の
保持部材が取り付けられ、この保持部材に各2個のキャ
スタが回転可能に取り付けられている。保持部材は、揺
動軸を介して荷台に取り付けられ、上記荷台に対して直
立したり水平に倒れたりすることができる。そして荷台
に対してキャスタを起こした状態にして保持部が倒れな
いように保持するロック部材が設けられている。この折
畳み台車は、使用していないときにキャスタを上記荷台
に対してキャスタの車軸がほぼ直角になるように折り畳
むことができ、薄形となり、収納に便利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、キャスタを折り畳むと薄形となるが荷台の大きさは
変わらないため、一定の大きさ以上にコンパクトになら
ないものであった。このため携帯するためには大きく、
不便であった。
【0007】この発明は上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、簡単な構造で荷台とキャスタが折り畳
み可能であり、コンパクトに収納可能な折畳み台車を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、水平に位置
する一対の板状の荷台と、上記荷台の底面に取り付けら
れている複数個のキャスタと、上記キャスタと上記荷台
の間に取り付けられ上記キャスタの車軸が上記荷台に対
して直角になるように上記キャスタを折り畳み可能に保
持した保持部材とを備える。そして、上記キャスタを走
行可能な状態に起こした状態で保持するロック手段と、
上記一対の荷台の間に設けられこの荷台の底面同士を対
面させた状態で折り畳み可能に連結するヒンジ部材が設
けられている折畳み台車である。
【0009】また、上記一対の荷台の、少なくとも一方
の荷台の周縁部には、上記荷台の底面側に立ち上がる側
面部が形成されている。そして上記キャスタは上記側面
部の内側に折り畳み可能である。そして上記荷台を他方
の荷台に底面同士を対面させた状態で折り畳んだとき
に、互いに略平行な一対の荷台と上記荷台に対して略直
角な側面部からなる箱体が形成され、この箱体の内側に
キャスタが収容される。
【0010】また、上記保持部材は、上記荷台に対して
平行に設けられた保持軸であり、上記保持軸は長手方向
軸回りに回転可能に設けられ、上記キャスタは上記保持
軸に対してこの保持軸の軸方向と直角方向の軸回りに回
動可能に取り付けられ、上記保持軸をこの保持軸の軸回
りに回転させることにより上記キャスタを折り畳み可能
としている。
【0011】上記ロック手段は、保持軸と一体的に回動
可能に設けられた操作用のノブと、このノブに設けられ
上記荷台に対して係合及び係合解除可能に設けられた係
止部材とから成る。また、上記ロック手段は、上記保持
軸に設けられ上記キャスタの車軸が上記荷台に対して平
行に位置したときに上記荷台に対して平行に貫通する透
孔と、上記荷台の上記側面部に形成され上記透孔に連通
する固定用透孔と、上記透孔と上記固定用透孔に着脱自
在に差し込まれる係止部材から成る。
【0012】この発明の折畳み台車は、使用時は上記キ
ャスタの車軸を上記荷台に対してほぼ平行に位置し、ロ
ック手段のピンで係止する。そして、折り畳み台車を使
用しないときは、ロック手段のピンを外して、保持軸を
軸回りに回転させ、上記キャスタの車軸を上記荷台に対
してほぼ直角にして折り畳むことができる。さらにキャ
スタを倒した状態で、上記荷台のヒンジ部材から上記荷
台をこの荷台の底面同士を対面させた状態で折り畳み、
コンパクトにすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面に基づいて説明する。この実施形態の折畳み台車
10は図1〜図5に示すように二つの矩形の枠体12が
隣接して設けられている。そして枠体12の断面形状は
L字形に形成され、矩形の面方向に位置する上面部12
aと、上面部12aに対して直角に位置し矩形の外側に
位置する側面部12bが設けられている。上面部12a
の内側には、上面部12aと同一面に板状の荷台14が
取り付けられている。一対の枠体12の、互いに隣接す
る側面部12bには、互いの枠体12を回転自在に連結
するヒンジ部である蝶番16が取り付けられている。
【0014】なお、荷台12の一端部には図示しない搬
送用ハンドルが設けられている。搬送用ハンドルは、例
えばパイプをコの字形に折り曲げたものであり、搬送用
ハンドルの両端部は枠体12の側面部12bに設けられ
た図示しない軸支部材に枢止され、使用時は荷台14に
対して直角に係止され、使用していないときは荷台14
に対して平行に倒して収納することができる。このハン
ドルは、搬送ハンドルの途中に伸縮部を設け、短く縮め
て収納するものでも良い。
【0015】そして枠体12の内側には、蝶番16と反
対側の一辺に沿って、保持部材である円筒状の保持軸1
8が設けられている。保持軸18の両端部は、枠体12
の側面部12bに回転可能に軸支されている。保持軸1
8の両端部付近には、車輪20の方向を自由に変えられ
る一対の回転キャスタ22が、取付軸23により回転可
能に取り付けられている。取付軸23は、保持軸18の
長手方向軸に対して直角に設けられている。回転キャス
タ22の車軸21は保持軸18の長手方向に対して平行
に位置可能に設けられている。そして、保持軸18に
は、後述するロックピン28が差し込まれる透孔24が
形成されている。透孔24は、保持軸18に取り付けら
れた回転キャスタ22の車軸21が荷台14に対して平
行となるように立ち上げられた状態で、荷台14に対し
て平行に且つ保持軸18の軸方向に対して直角に貫通し
て形成されている。そして、保持軸18近傍の側面12
bには、透孔24と連通する透孔26が形成されてい
る。
【0016】次に、この実施形態の折畳み台車10の使
用方法について説明する。折畳み台車10で荷物を運搬
するときは、図1〜図3に示すように一対の荷台14を
水平にし、回転キャスタ22を、荷台14に対して回転
キャスタ22の車軸21が平行となる状態で係止する。
係止方法は、透孔24,26に一本のロックピン28を
挿通して保持軸18の回転を止める。そして、図示しな
い搬送用ハンドルを荷台14に対してほぼ直角に上方へ
立設する。
【0017】そして折畳み台車10を使用していないと
きは、回転キャスタ22を取付軸23回りに回動させて
図4の仮想線に示すようにするとともに、ロックピン2
8を透孔26,28から引き抜く。そして、保持軸18
を軸回りに回転させて回転キャスタ22の車軸21が荷
台14に対して直角となるように倒し、枠体12の内側
に収容する。この後、図5に示すように一対の枠体12
を、蝶番16を中心に回転させ、一対の荷台14を互い
に平行に重ね合わせて枠体12の端面同士を合わせる。
これにより、2面の荷台14と、4面の枠体12側面部
12bからなる箱体が形成され、この箱体の内側に回転
キャスタ22が収容される。また、図示しない搬送ハン
ドルは、荷台14に沿って折り畳まれ、コンパクトにな
る。
【0018】この実施形態の折畳み台車10によれば、
使用しないときには荷台14を二つ折りにして2面の荷
台14と4面の枠体12側面部12bが合わせられて小
形の箱体が形成され、この箱体の中にキャスタ22を折
り畳んで収容することができるため、場所を取ることが
なく便利である。さらに、回転キャスタ22等を荷台1
4による箱体内に収容可能であるため、自家用車に積ん
だり手で容易に持ち運ぶことができ、便利である。さら
に、形状をコンパクトにするために車輪20を小さくす
る必要がなく、大きい車輪20を使用することができ、
凹凸や振動に強く、段差を容易に越えることができる。
なお、ロックピン28は、ロックピン以外の棒状の部材
やその他のロック片でも良く、保持軸18が回転しない
ようにするものであればよい。
【0019】次に、この実施形態の第二実施形態につい
て図6〜図9に基づいて説明する。ここで、上述の実施
の形態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略す
る。この実施形態の折畳み台車30は、一方の枠体12
とこの枠体12に取り付けられた荷台14に、一対のガ
イドレール32が取り付けられている。一対のガイドレ
ール32は、枠体12の、蝶番16が取り付けられた一
辺に対して直角に、そして枠体12の両脇寄りに取り付
けられている。ガイドレール32の長手方向に対して直
角方向の断面形状は矩形であり、荷台14と反対側の面
が開口されている。また、各ガイドレール32の内側に
は、ガイドレール32に対して摺動可能な板状の走行体
34が設けられ、走行体34には、車輪36の方向を自
由に変えられる回転キャスタ38が取り付けられてい
る。
【0020】他方の枠体12には、蝶番16と反対側の
一辺に沿って、円筒状の保持軸18が設けられている。
保持軸18の両端部は、枠体12の側面部12bに回転
可能に軸支されている。保持軸18の両端部付近には、
車輪20の方向を自由に変えられる一対の回転キャスタ
22が取り付けられている。そして、保持軸18には、
ロックピン28が差し込まれる透孔24が形成されてい
る。
【0021】次に、この実施形態の折畳み台車30の使
用方法について説明する。荷物を運搬するときは、図
6、図7に示すように一対の荷台14を水平にし、回転
キャスタ38が取り付けられた一対の走行体34を、ガ
イドレール32に沿って摺動させ、蝶番16と反対の端
部に位置させる。そして回転キャスタ22を、荷台14
に対して回転キャスタ22の車軸21が平行となる状態
で係止する。
【0022】そして折畳み台車30を使用していないと
きは、図8に示すように走行体34をガイドレール32
に沿って摺動させ、蝶番16側の端部に移動する。ま
た、ロックピン28を透孔24,26から引き抜き、保
持軸18を軸回りに回転させて回転キャスタ22の車軸
21が荷台14に対して直角となるように倒し、枠体1
2の内側に収容する。そして、図9に示すように一対の
枠体12を、蝶番16を中心に回転させ、一対の荷台1
4を互いに平行に重ね合わせて枠体12の端面同士を合
わせる。これにより、2面の荷台14と、4面の枠体1
2側面部12bからなる箱体が形成され、この箱体の内
側に回転キャスタ22,38が収容される。
【0023】この実施形態の折畳み台車30によれば、
使用しないときには荷台14を二つ折りにして小形の箱
体となり、場所を取らなく便利である。また、回転キャ
スタ38は荷台12に対して倒すことはできないが、蝶
番16側の端部に移動させることにより、回転キャスタ
22とぶつかることがなく、他方の枠体12の内側に収
容される。
【0024】次に、この実施形態の第三実施形態につい
て図10〜図14に基づいて説明する。ここで、上述の
実施の形態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省
略する。この実施形態の折畳み台車40は、一方の枠体
12とこの枠体12に取り付けられた荷台14に、一対
の直進性のキャスタ42がとりつけられている。キャス
タ42は、車輪44と、車輪44を直進方向、つまり枠
体12の蝶番16が取り付けられた一辺に対して直角な
方向に保持する保持具46が設けられている。そして保
持具46は、荷台14に当接する取付面48を有し、取
付面48の、車輪44の直進方向に対して平行で枠体1
2の内側に位置する側縁部48aには、蝶番50が取り
付けられて荷台40に回転可能に取り付けられている。
【0025】そして、一対のキャスタ42間には保持板
52が設けられている。保持板52は、蝶番54を介し
て荷台14に回転可能に取り付けられている。そして保
持板52の両端面52aは、保持板52が荷台14に対
してほぼ直角に立っているときはキャスタ42の保持具
46に当接し、キャスタ42が倒れることを防ぎ、キャ
スタ42の車軸43が荷台14に対して平行となる状態
で係止する。
【0026】他方の枠体12には、蝶番16と反対側の
一辺に沿って、円筒状の保持軸18が設けられている。
保持軸18の両端部は、枠体12の側面部12bに回転
可能に軸支されている。保持軸18の両端部付近には、
車輪20の方向を自由に変えられる一対の回転キャスタ
22が取りつけられている。そして、保持軸18には、
ロックピン28が差し込まれる透孔24が形成されてい
る。
【0027】次に、この実施形態の折畳み台車40の使
用方法について説明する。荷物を運搬するときは、図1
0,図11に示すように一対の荷台14を水平にし、キ
ャスタ42と保持板52を荷台14に対して直角に起こ
し、端面52aをキャスタ42の保持部46に当接させ
て、キャスタ46の車軸43が荷台14に対して平行と
なる状態で係止する。そして保持軸18に取り付けられ
た回転キャスタ22を、荷台14に対して車軸21が荷
台14に対して平行となる状態で係止する。
【0028】そして折畳み台車40を使用していないと
きは、図12、図13に示すように保持板52を、蝶番
54を中心に回転させて荷台14に沿って倒し、次にキ
ャスタ42を、蝶番50を中心に回転させて、キャスタ
42の車軸43が荷台14に対して直角となるように倒
す。また、ロックピン28を透孔24,26から引き抜
き、保持軸18を軸回りに回転させて回転キャスタ22
の車軸21が荷台14に対して直角となるように倒し、
枠体12の内側に収容する。そして、図14に示すよう
に一対の枠体12を、蝶番16を中心に回転させ、一対
の荷台14を互いに平行に重ね合わせて枠体12の端面
同士を合わせる。これにより、2面の荷台14と、4面
の枠体12側面部12bからなる箱体が形成され、この
箱体の内側に回転キャスタ22、キャスタ42が収容さ
れる。
【0029】この実施形態の折畳み台車30によれば、
使用しないときには荷台14を二つ折りにして小形の箱
体となり、場所を取らなく便利である。キャスタ42は
保持板52を倒すだけで簡単に保持を解除し荷台14に
倒すことができるため、折り畳みの操作が簡単である。
【0030】つぎに、この実施形態の第四実施形態につ
いて図15〜図17に基づいて説明する。ここで、上述
の実施の形態と同様の部材は同一の符号を付して説明を
省略する。この実施形態の折畳み台車56は、枠体12
の内側には、蝶番16と反対側の一辺に沿って、円筒状
の保持軸58が設けられている。保持軸58の図示しな
い一端部は、枠体12の側面部12bに回転可能に軸支
されている。保持軸58の他端部には、保持軸58を枠
体12側面部12bに形成された透孔61に回転可能に
挿通され軸支される取付部材59が固定されている。取
付部材59の内側には中空部60が形成されている。取
付部材59の先端部59aは枠体12側面部12bの外
側に露出し、先端部59aの中心部分には、中空部60
に貫通する透孔62が形成されている。
【0031】取付部材59の先端部59aには、先端部
59aを覆う有底筒状のノブ64が取り付けられてい
る。ノブ64の中心部分には取付部材59の透孔62に
連通する透孔66が形成され、透孔62,66には取付
部材59の中空部60に達する連結軸68が挿通されて
いる。連結軸68の、中空部60側端部の側周面には、
フランジ部70が一周して形成され、フランジ部70
と、中空部60の透孔62側内壁面の間には、コイルス
プリング72が圧縮状態で設けられている。そして、連
結軸68のノブ64側の端部は、ノブ64の外側に突出
しノブ64に固定されている。また、取付部材59の端
面には所定位置に凹部73が形成され、凹部73にノブ
64の小形のピン74が嵌合し、取付部材59とノブ6
4が一体に回転するように係止されている。
【0032】ノブ64の、枠体12側面部12bに面す
る部分には、側面部12b側に突出する一対の小形のピ
ン76が設けられ、側面部12bにはピン76が差し込
まれ係止される一対の透孔78が形成されている。透孔
78は、図17に示すように荷台14に対して直角に一
対が並んで形成されている。また、透孔78と同じ大き
さと間隔の一対の透孔80が、透孔78に対して保持軸
58回りに90度回転した位置に形成されている。
【0033】保持軸58の両端部付近には、上記実施形
態と同様に、取付軸23回りに車輪82の方向を自由に
変えられる一対の回転キャスタ84が取り付けられてい
る。
【0034】次に、この実施形態の折畳み台車56の使
用方法について説明する。荷物を運搬するときは、図1
5に示すように一対の荷台14を水平にし、ノブ64の
ピン76を枠体12側面部12bの透孔78に差し込み
係止する。そして、保持軸58に取り付けられた回転キ
ャスタ84の車軸83は、荷台14に対して平行となる
状態で係止する。
【0035】そして折畳み台車56を使用していないと
きは、まずノブ64を、保持軸58の軸方向外側に引い
てコイルスプリング72を弾性変形させ、取付部材59
からノブ64をわずかに引き離す。このとき、ノブ64
のピン76は枠体12側面部12bの透孔78から引き
抜かれ係合が解除される。そして、ノブ64を図面にお
いて右回りに90度回転させ、ピン76を枠部材12側
面部12bの透孔80に差し込み係止する。このときノ
ブ64と一体に取付部材59と保持軸58が軸回りに回
転し、回転キャスタ84の車軸83が荷台14に対して
直角に倒れ、枠体12の内側に収容される。そして、一
対の枠体12を、蝶番16を中心に回転させ、一対の荷
台14を互いに平行に重ね合わせて枠体12の端面同士
を合わせる。これにより、2面の荷台14と、4面の枠
体12側面部12bからなる箱体が形成され、この箱体
の内側に回転キャスタ84が収容される。
【0036】この実施形態の折畳み台車56によれば、
使用しないときには荷台14を二つ折りにして小形の箱
体となり、場所を取らなく便利である。また、回転キャ
スタ84を倒すときはノブ64を引きながら回転させる
だけの簡単な操作で行うことができる。
【0037】つぎに、この実施形態の第五実施形態につ
いて図18〜図20に基づいて説明する。ここで、上述
の実施の形態と同様の部材は同一の符号を付して説明を
省略する。この実施形態の折畳み台車56も上記第四実
施形態と同様に、ノブ64により保持軸58を回動及び
ロックさせるものである。この実施形態では、保持軸5
8の端部に、保持軸58を枠体12側面部12bに形成
された透孔91に回転可能に挿通され軸支される取付部
材89が固定されている。取付部材89の内側には中空
部90が形成されている。取付部材89は、ノブ64と
連結軸98を介して一体に設けられている。取付部材8
9の側面には、軸方向にU字溝92が形成され、このU
字溝92に保持辱58の内面に固定されたガイド突起9
3が係合している。また、中空部90内には係止突起9
4が設けられ、係止突起94とガイド突起93間にコイ
ルスプリング95が引っ張り状態で掛け渡されている。
【0038】次に、この実施形態の折畳み台車56の使
用方法について説明する。荷物を運搬するときは、一対
の荷台14を水平にし、ノブ64のピン76を枠体12
側面部12bの透孔78に差し込み係止する。そして、
保持軸58に取り付けられた回転キャスタ84の車軸8
3は、荷台14に対して平行となる状態で係止する。
【0039】折畳み台車56を使用していないときは、
まずノブ64を、保持軸58の軸方向外側に引いてコイ
ルスプリング95を弾性変形させ、取付部材89からノ
ブ64をわずかに引き離す。このとき、ノブ64のピン
76は枠体12側面部12bの透孔78から引き抜かれ
係合が解除される。そして、ノブ64を図20において
左回りに90度回転させ、ピン76を枠部材12側面部
12bの透孔80に差し込み係止する。このときノブ6
4と一体に取付部材89と保持軸58が軸回りに回転
し、回転キャスタ84の車軸83が荷台14に対して直
角に倒れ、枠体12の内側に収容される。そして、上記
実施形態と同様に箱体が形成され、この箱体の内側に回
転キャスタ84が収容される。
【0040】この実施形態の折畳み台車56によれば、
使用しないときには荷台14を二つ折りにして小形の箱
体となり、場所を取らなく便利である。また、回転キャ
スタ84を倒すときはノブ64を引きながら回転させる
だけの簡単な操作で行うことができる。
【0041】なお、この発明の折畳み台車は上記各実施
形態に限定されるものではなく、各部材の形状や素材等
自由に変更可能であり、例えばキャスタが設けられた保
持軸の回転を止める方法はロックピンの他、他のピン等
を保持軸の側面や端面に差し込むものでも良い。
【0042】
【発明の効果】この発明の折畳み台車は、簡単な構造
で、キャスタの車軸を荷台に対して直角に折り畳み、さ
らに荷台を二つ折りしてコンパクトに収容することがで
きる。また、折り畳んだ状態のとき、荷台と枠体側面部
からなる箱体が形成されるため、取り扱いが楽で買い物
や旅行に携帯することができ、便利である。また、車輪
の大きさを比較的大きくする事ができるとともに、折り
畳み状態は薄くコンパクトにすることができ、走行性能
の良い台車を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態の折畳み台車の部分破
断平面図である。
【図2】この実施形態の折畳み台車の部分破断正面図で
ある。
【図3】この実施形態の折畳み台車の部分破断右側面図
である。
【図4】この実施形態の折畳み台車の回転キャスタを折
り畳んだ状態を示す部分破断正面図である。
【図5】この実施形態の折畳み台車の荷台を折り畳んだ
状態を示す部分破断正面図である。
【図6】この発明の第二実施形態の折畳み台車の部分破
断平面図である。
【図7】この実施形態の折畳み台車の縦断面図である。
【図8】この実施形態の折畳み台車の回転キャスタを折
り畳んだ状態を示す部分破断正面図である。
【図9】この実施形態の折畳み台車の荷台を折り畳んだ
状態を示す部分破断正面図である。
【図10】この発明の第三実施形態の折畳み台車の部分
破断平面図である。
【図11】この実施形態の折畳み台車の縦断面図であ
る。
【図12】この実施形態の折畳み台車の部分破断正面図
である。
【図13】この実施形態の折畳み台車の回転キャスタを
折り畳んだ状態を示す部分破断正面図である。
【図14】この実施形態の折畳み台車の荷台を折り畳ん
だ状態を示す部分破断正面図である。
【図15】この発明の第四実施形態の折畳み台車の部分
破断平面図である。
【図16】図15のA−A線縦断面図である。
【図17】図16のB−B線縦断面である。
【図18】この発明の第五実施形態の折畳み台車の取付
軸部分の部分破断断面図である。
【図19】この実施形態の折畳み台車の部分破断断面図
である。
【図20】この実施形態の折畳み台車のロック手段であ
るノブの正面図である。
【符号の説明】
10 折畳み台車 12 枠体 14 荷台 16 蝶番 18 保持軸 20 車輪 21 車軸 22 回転キャスタ 24,26 透孔 28 ロックピン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に位置する一対の板状の荷台と、
    上記荷台の底面に取り付けられている複数個のキャスタ
    と、上記キャスタと上記荷台の間に取り付けられ上記キ
    ャスタの車軸が上記荷台に対して直角になるように上記
    キャスタを折り畳み可能に保持した保持部材と、上記キ
    ャスタを起こした状態で保持するロック手段と、上記一
    対の荷台の間に設けられこの荷台の底面同士を対面させ
    た状態で折り畳み可能に連結するヒンジ部材が設けられ
    ていることを特徴とする折畳み台車。
  2. 【請求項2】 上記一対の荷台の、少なくとも一方の
    荷台の周縁部には、上記荷台の底面側に立ち上がる側面
    部が形成され、上記キャスタは上記側面部の内側に折り
    畳み可能であり、上記荷台を他方の荷台に底面同士を対
    面させた状態で折り畳んだときに、互いに略平行な一対
    の荷台と上記荷台に対して略直角な側面部からなる箱体
    が形成され、この箱体の内側にキャスタが収容されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の折畳み台車。
  3. 【請求項3】 上記保持部材は、上記荷台に対して平
    行に設けられた保持軸であり、上記保持軸は長手方向軸
    回りに回転可能に設けられ、上記キャスタは上記保持軸
    に対してこの保持軸の軸方向と直角方向の軸回りに回動
    可能に取り付けられ、上記保持軸をこの保持軸の軸回り
    に回転させることにより上記キャスタを折り畳み可能と
    したことを特徴とする請求項1記載の折畳み台車。
  4. 【請求項4】 上記ロック手段は、保持軸と一体的に
    回動可能に設けられた操作用のノブと、このノブに設け
    られ上記荷台に対して係合及び係合解除可能に設けられ
    た係止部材とから成ることを特徴とする請求項3記載の
    折畳み台車。
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