JP3275596B2 - トラック - Google Patents

トラック

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JP3275596B2 JP32838994A JP32838994A JP3275596B2 JP 3275596 B2 JP3275596 B2 JP 3275596B2 JP 32838994 A JP32838994 A JP 32838994A JP 32838994 A JP32838994 A JP 32838994A JP 3275596 B2 JP3275596 B2 JP 3275596B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷台の両側にアオリを
備えたトラックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12に示すように、コンテナ1を運搬
するためのトラック(コンテナ車)2は、荷台を構成す
る床枠3がコンテナ幅d1 よりも若干大きい幅d2 で形
成され、その上部にコンテナ1を固定するための緊締装
置4が設けられている。そして車幅の最大値となるリヤ
フェンダ5の幅d3 が法定保安基準値(dO =2,500m
m)よりも僅かに下回るように形成されている。一方図
13に示すように、ばら物等の一般荷物を運搬するため
のトラック6は、床枠7の両側及び後部(図示せず)に
アオリ8が備えられ、その内方に荷物を積載できるよう
になっている。また荷積み及び荷降しの際は、走行方向
に延びたヒンジ軸9を中心にして外側に倒すようになっ
ている。そしてアオリ8の外壁面は床枠7の両側端の位
置に揃えられており、この側端間の距離d4 、ヒンジセ
ンター間の距離d5 、ヒンジ外端間の距離d6 、リヤフ
ェンダの幅(最外側)d7 がいずれも法定保安基準値
(dO )以下となるように形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のアオリ
8を備えたトラックでは、コンテナ1を運搬することが
出来なかった。これはアオリ8を立てた状態では、内法
8 がコンテナ幅d1 よりも小さいために積載すること
が出来ず(d8 <d1 )、アオリ8を倒した状態では、
ヒンジ外端間の距離d6 に両側のアオリ8の厚みd9
加算される結果、実質車幅d10が法定保安基準値dO
越えてしまうためである(d6 + 2d9 =d10
O )。すなわち従来は、コンテナ運搬は専らアオリ8
のない車両(コンテナ車)2が行っていた。このためコ
ンテナ1及び一般荷物の両方を扱うユーザーは、コンテ
ナ1がないときはコンテナ車2が遊びとなり、逆にコン
テナ1が多い場合でも一般荷物がないときにはアオリ付
きトラック6が使用できず、車両稼動率が悪くなるとい
う問題があった。
【0004】そこで本発明は、上記事情に鑑み、コンテ
ナ及び一般荷物の両方を運搬できるトラックを提供すべ
く創案されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、走行方向に複
数に分割されたアオリと、そのうち後輪の上側に位置す
るアオリを後輪の後方の荷台下部に収納するためのアオ
リ支持手段とを備えたものである。このアオリ支持手段
は、上記後輪の上側に位置するアオリの後端部に設けら
れ、そのアオリを少なくとも走行方向の軸回りに且つ上
下方向の軸回りに回転移動させるヒンジ部材を含むもの
であってもよい。またこのヒンジ部材は、上記後輪の上
側に位置するアオリを車幅方向の軸回りにも回転移動さ
せるものであってもよい。本発明は、上記荷台下部に移
動された上記アオリを車体側に固定するための固定部材
をさらに備えてもよい。上記アオリ支持手段は、上記後
輪の上側に位置するアオリの後端部以外の位置に設けら
れ、車体側とアオリ側とを着脱自在に連結する着脱ヒン
ジ部材をさらに含んでもよい。
【0006】
【作用】上記構成によって、一般荷物を運搬する際はア
オリを両側に立てた状態とし、コンテナを運搬する際
は、アオリ支持手段がアオリを後輪の後方の荷台下部に
収納してアオリを荷台両側の位置から離す。ヒンジ部材
は、アオリを荷台の側方に且つ下方に展開させた後、上
下方向の軸回りに車幅方向内方に旋回させて、後輪の後
方の荷台下部に収納する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0008】図1及び図2は、本発明に係わるトラック
の一実施例を示したものである。このトラックは、アオ
リ11を後輪12の後方の荷台13(リヤオーバーハン
グ部)の下部14に収納するためのアオリ支持手段15
が備えられて構成されている。そして本実施例にあって
は、荷台13の両側に備えられたアオリ11がそれぞれ
走行方向に三枚に分割され、アオリ支持手段15は後輪
12の位置の第二の分割アオリ11bに、これを適宜回
転移動させるべく設けられている。すなわちこのアオリ
支持手段15は、第二の分割アオリ11bを、少なくと
も走行方向の軸(X軸)回りに、且つ後端の上下方向の
軸(Z軸)回りに回転移動させるようになっている。ま
た後輪12の前方に位置した第一の分割アオリ11a
と、後輪12の後方に位置した第三の分割アオリ11c
とには、これらを適宜展開させるための開閉用ヒンジ1
6が備えられている。開閉用ヒンジ16は、長手方向
(走行方向)に所定の間隔で多数設けられている。また
第一の分割アオリ11aと第二の分割アオリ11bとの
間、及び第二の分割アオリ11bと第三の分割アオリ1
1cとの間にはそれぞれ中間柱17,18が設けられて
いる。中間柱17,18には分割アオリ11a…11c
をハンドル19の回動操作で係止或いは係止解除するた
めの掛け止め部材20が備えられている。この掛け止め
部材20は、キャブ21と荷台13との間に設けられた
鳥居22と、荷台13の後端角に備えられた後柱23と
にも同様に設けられている。荷台13はその前部と後部
とにそれぞれコンテナが載置できるような大きさにて形
成され、シャシフレーム24に縦根太(図示せず)及び
横根太25を介して支持されている。コンテナを積載す
べき位置には、コンテナを固定するための緊締装置(図
示せず)が着脱可能に設けられている。なお荷台13の
後端部には従来同様のヒンジ(図示せず)を介してアオ
リ26が設けられている。
【0009】図3に示すように、荷台13は、適宜厚さ
の床板27と、床板27の側端に取り付けられた台枠2
8とで構成されている。アオリ11は、鋼板或いは軽合
金、樹脂等にて所定幅(厚さ)の中空の区画板として成
形されており、立てた状態で台枠28の側面に接するよ
うに位置されている。従ってアオリ11の内法D1 は、
台枠28の幅D2 と略等しいか、或いは数mm程度長い距
離となっている。その台枠28の幅D2 は、コンテナ幅
1 よりも僅かに小さくなっているが、コンテナ積載に
は全く支障のない大きさで形成されている。そして台枠
28の幅D2 に両側のアオリ11の厚さを含めた全幅D
3 が、法定保安基準値dO よりも小さい寸法となるよう
に形成されている。
【0010】図5に示すように、開閉用ヒンジ16は、
ヒンジピン29を挿通させる筒部30を端部に有した車
体側ヒンジ板31と、その筒部30と同軸の筒部32を
有したアオリ側ヒンジ板33とで形成されている。車体
側ヒンジ板31は、基端側が斜めに屈折して台枠28の
下端内面に重ね合わされるようにリベット或いは溶接等
にて取り付けられ、ヒンジピン29が分割アオリ11
a,11cの外側面34よりも車幅方向内側である幅方
向中央に位置するように形成されている。従って分割ア
オリ11a,11cが荷台13上に立てられた状態の外
側面34と、その状態から180 度展開して台枠28の下
方に垂下された状態で外側となる板面35とが、略垂直
に揃うようになっている。言い換えると、図3に示した
ように、アオリ使用時の最外側幅(D3 )とアオリ倒し
時の最外側幅D4 とが略等しくなっている。
【0011】アオリ側ヒンジ板33は、基端側が適宜屈
曲されて分割アオリ11a,11cに沿うように立ち上
げられ、その上端部が分割アオリ11a,11cの外側
面34に接合されていると共に、アオリ内外に設けられ
た二枚の補強板36,37を介して、アオリ底部39に
設けられたボルト38にて締結されている。このアオリ
側ヒンジ板33の長さは、アオリ底部39が台枠28の
下端よりも適宜下方に位置するように形成されている。
アオリ内の補強板36は断面L字状を呈してアオリ底部
39の内面から外側内面に掛けて設けられている。また
アオリ外の補強板37は、断面L字状を呈してアオリ底
部39の外面からアオリ側ヒンジ板33の内面に接合し
て設けられている。すなわちボルト38は、二枚の補強
板36,37とアオリ底部39とを締結することで、ア
オリ側ヒンジ板33を分割アオリ11a,11cに支持
させている。
【0012】一方図4に示すように、後輪12は安定走
行等のために、その最外側幅D5 が法定保安基準値dO
よりも僅かに小さくなるだけの位置に設けられている。
すなわちこの位置の第二のアオリ11bを垂下させる
と、外側のタイヤ40に干渉し、走行不能となってしま
う。このためアオリ支持手段15が、第二の分割アオリ
11bをタイヤ40と床板13との間に収納できるよう
に構成されているものである。
【0013】図6乃至図8に示すように、このアオリ支
持手段15は、第二の分割アオリ11bの後端部に設け
られ、三軸(X,Y,Z)の回転軸を有する三軸ヒンジ
部材41と、後端部以外の位置に開閉用ヒンジ16と同
様の間隔で複数(本実施例では四個)設けられた着脱ヒ
ンジ部材42とにより主として構成され、さらに図1に
示したように、荷台下部14へ回転移動された第二の分
割アオリ11bを車体側に固定するための固定部材43
が設けられている。三軸ヒンジ部材41は、開閉用ヒン
ジ16の車体側ヒンジ板31と略同様に形成された車体
側ヒンジプレート44と、その一対の筒部45間に設け
られ、これと同軸の同軸孔46とこれに直交する直交孔
47とを有した十字筒体48と、直交孔47にワッシャ
49,50を介して回動自在に挿通され延出端部に係止
用ナット51が螺合される第一のボルトロッド52と、
第一のボルトロッド52の基端を一方の端部で支持する
断面L字状のブラケット板53とにより主として構成さ
れている。そしてブラケット板53の他端部が、第二の
分割アオリ11bの底部54に取付板55を介して連結
されている。取付板55は固定用ボルト(図9の符号7
9参照)にて第二の分割アオリ11bに固定されている
と共に、その長手方向中央には挿通孔56が形成され、
ブラケット板53の他端部に設けられた第二のボルトロ
ッド57を挿通させるようになっている。第二のボルト
ロッド57は、第一のボルトロッド52と直角な方向に
延びており、挿通孔56に取り付けられたボス58にワ
ッシャ59,60及び係止用ナット61によって、その
軸回りに回動自在に支持されている。従って、車体側ヒ
ンジプレート44の筒部45及び十字筒体48の同軸孔
46に挿通されるヒンジピン62がX軸を、十字筒体4
8の直交孔47に挿通される第一のボルトロッド52が
Z軸を、第二の分割アオリ11bに連結する第二のボル
トロッド57がY軸を、それぞれ実質的に形成している
ものである。X軸の位置は、開閉用ヒンジ16と同様
に、第二の分割アオリ11bの幅方向中央で且つその下
方に適宜隔てられて位置されている。この他アオリ底部
54の外側面には取付板55の側端に係合した補強板6
4が取り付けられている。
【0014】図10及び図1に示すように、固定部材4
3は、断面コ字状の板で成り、シャシフレーム24及び
横根太25の適宜位置に設けられている。板の内面には
ラバーなどの緩衝材63が接着され、第二の分割アオリ
11bの端部をそのフランジ間に把持することで、三軸
ヒンジ部材41と協動して収納位置の第二の分割アオリ
11bを支えるようになっている。本実施例にあって
は、床板27の下方に転移されて設けられる緊締装置
(図示せず)を避けるために、図1及び図2に示したよ
うに、アオリ使用時に前端となる側が下方に、且つ平面
で見て中央方向に傾斜した状態で固定するようになって
いる。
【0015】図8に示したように、着脱ヒンジ部材42
は、開閉用ヒンジ16と同様の形状の車体側ヒンジ板6
5及びアオリ側ヒンジ板66と、その筒部67,68に
挿通自在で且つこれらの合計長さよりも適宜長く形成さ
れたヒンジピン69と、ヒンジピン69を適宜な位置で
固定するためのロック部材70とで構成されている。ロ
ック部材70は、ヒンジピン69の一端側を筒部67,
68と同軸に挿通保持すべく台枠28に取り付けられた
ガイドブラケット71と、ヒンジピン69に略径方向外
方に張り出すように溶接等にて取り付けられたロックプ
レート72と、ロックプレート72に形成された長孔7
3に嵌め込まれる二枚のセットプレート74,75と、
セットプレート74,75に形成されたピン穴76に挿
嵌してロックプレート72をセットプレート74,75
のいずれか一方に係止させるロックピン77とで構成さ
れている。セットプレート74,75は、車体側ヒンジ
板65とガイドブラケット71との間に所定の間隔で台
枠28に溶接等にて取り付けられている。すなわち車体
側ヒンジ板65に近い位置でロックプレート72を固定
することにより、ヒンジピン69を双方の筒部67,6
8に貫通した状態とし、ガイドブラケット71に近い位
置でロックプレート72を固定することによりヒンジピ
ン69をアオリ側ヒンジ板66の筒部68から抜いた状
態とするようになっている。従って一方が連結側セット
プレート74として、他方が開放側セットプレート75
として形成されているものである。なお各着脱ヒンジ部
材42のヒンジピン69をそれぞれ操作する手間を省く
ため、図11に示すように、複数のヒンジピン69に連
結する連接棒78を設けて、これらを同時に挿抜させる
ようにしてもよい。
【0016】次に本実施例の作用を説明する。
【0017】ばら物或いは段ボール箱などの一般荷物を
運搬するに際しては、その荷積みのために、掛け止め部
材20のハンドル19を回動操作することにより、各分
割アオリ11a,11b,11cと鳥居22、中間柱1
7,18及び後柱23との連結を解除し、第一及び第三
の分割アオリ11a,11cを開閉用ヒンジ16のヒン
ジピン29を中心に、また第二のアオリ11bを着脱ヒ
ンジ部材42のヒンジピン69及び三軸ヒンジ部材41
のX軸回りにそれぞれ展開して下方に倒す。これでアオ
リ11に妨げられることなく荷台13に荷物を積み込む
ことができる。荷物の積載が終わったなら、逆の操作で
各分割アオリ11a…11cを立てた状態に戻して、鳥
居22、中間柱17,18及び後柱23にそれぞれ固定
し、運搬走行を行う。
【0018】そしてコンテナ積載時においては、まず第
一の分割アオリ11aを一般荷物の荷積みの際と同様に
下方に倒して垂下させた状態にする。この状態の分割ア
オリ11aを適当な固定部材により鳥居22及び中間柱
17に、或いはシャシフレーム24に固定するようにし
てもよい。次に第二の分割アオリ11bを後輪12の後
方の荷台下部14に収納する。この収納は、まず荷積み
時と同様にして着脱ヒンジ部材42のヒンジピン69及
び三軸ヒンジ部材41のX軸回りに、約90度側方に展開
してから、着脱ヒンジ部材42のロックピン77を連結
側セットプレート74から外し、ヒンジピン69を軸回
りに回転させてロックプレート72をこのセットプレー
ト74から離脱させた後、ヒンジピン69をスライドさ
せて車体側ヒンジ板65とアオリ側ヒンジ板66との連
結を解除する。そしてロックピン77により開放側セッ
トプレート75とロックプレート72とを係止させる。
同様の動作を全部の着脱ヒンジ部材42に対して行った
後、上下方向の軸となっている三軸ヒンジ部材41のZ
軸を中心にして約95度だけ、車幅方向内方に旋回させる
(図1及び図4参照)。そして図9に示したように、Y
軸回りに約10度傾動させて、固定部材43により第二の
分割アオリ11bを固定して三点支持の状態にする。す
なわち第二の分割アオリ11bを荷台13の両側から離
した状態で、且つタイヤ40と干渉しない状態に固定す
る。このZ軸回りの回転移動と、Y軸回りの傾動とは、
先後逆の順序で行ってもよい。第二の分割アオリ11b
の収納が終わったなら、第三の分割アオリ11cを第一
の分割アオリ11aと同様に垂下させる。この操作を反
対側の各分割アオリ11a…11cに対しても行ってか
ら、コンテナを荷台13に積載し、緊締装置で固定した
後、運搬走行を行う。
【0019】このように、アオリ支持手段15によって
第二の分割アオリ11bを三軸回りに回転移動させて荷
台下部14に収納するようにしたので、アオリ11を備
えたトラックを極めて容易にコンテナ積載に適した姿勢
にすることができる。そしてこの回転移動は、アオリ後
端を台枠28に支持させたままで行うので、相当の重量
があっても比較的容易に作業ができる。また収納には、
リヤオーバーハング部の既存スペースを利用するように
したので、別個の収納スペースは全く必要ない。なお本
実施例では回転移動のために三軸ヒンジ部材41を設け
るものとしたが、第二の分割アオリ11bを水平の状態
で荷台下部14に収納できる構造のトラックであれば、
二軸のヒンジ部材としても構わない。
【0020】また本実施例にあっては、後輪12の前後
の第一及び第三の分割アオリ11a,11cに、ヒンジ
ピン29がアオリ外側面34よりも内側に、且つ台枠2
8の下方に位置している開閉用ヒンジ16を設けたの
で、分割アオリ11a,11cを下方に倒したときにそ
の最外側(35)が法定保安基準値dO を越えることが
なく、垂下した状態にするだけでコンテナ運搬に適した
姿勢にすることができる。従ってアオリ支持手段15の
構成と相俟って、一台のトラックがコンテナ車として、
また平ボディーとして使用でき、コンテナの有無に左右
されることなく荷物運搬のためにトラックを有効に活用
できる。すなわち休車率の低減・稼動率の向上が達成さ
れる。
【0021】なお本実施例においては後輪12の前方及
び後方に位置したアオリ11a,11cは荷台13の側
部に垂下させるものとしたが、アオリ11を全て荷台下
部14に収納させることも考えられる。この場合は、前
方及び後方の分割アオリ11a,11cの開閉用ヒンジ
16を着脱ヒンジ部材42と同様の構成とし、コンテナ
積載時には完全に台枠28から離脱させて、荷台下部1
4に移設するようにすればよい。
【0022】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、コンテナ
及び一般荷物の両方を運搬することができ、稼動率の向
上が達成されるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるトラックの一実施例を示した平
面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の要部の後面図である。
【図4】図1の他の要部の後面図である。
【図5】図3の開閉用ヒンジを示した拡大図である。
【図6】図4の三軸ヒンジ部材を示した拡大図である。
【図7】図6の斜視図である。
【図8】図1の着脱ヒンジ部材を示した斜視図である。
【図9】図6の作用を説明するための側面図である。
【図10】図1の固定部材を示した正面図である。
【図11】図8の他の実施例を示した側面図である。
【図12】従来のコンテナ積載用のトラックを示した後
面図である。
【図13】従来の一般荷物積載用のトラックを示した後
面図である。
【符号の説明】
11 アオリ 12 後輪 13 荷台 14 荷台下部 15 アオリ支持手段 16 開閉用ヒンジ 41 三軸ヒンジ部材(ヒンジ部材) 42 着脱ヒンジ部材(ヒンジ部材) 43 固定部材 52 第一のボルトロッド(三軸ヒンジ部材のZ軸) 57 第二のボルトロッド(三軸ヒンジ部材のY軸) 62 ヒンジピン(三軸ヒンジ部材のX軸)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行方向に複数に分割されたアオリと、
    そのうち後輪の上側に位置するアオリを後輪の後方の荷
    台下部に収納するためのアオリ支持手段とを備えたこと
    を特徴とするトラック。
  2. 【請求項2】 上記アオリ支持手段が、上記後輪の上側
    に位置するアオリの後端部に設けられ、そのアオリを少
    なくとも走行方向の軸回りに且つ上下方向の軸回りに回
    転移動させるヒンジ部材を含むものである請求項1記載
    のトラック。
  3. 【請求項3】 上記ヒンジ部材が、上記後輪の上側に位
    置するアオリを車幅方向の軸回りにも回転移動させるも
    のである請求項2記載のトラック。
  4. 【請求項4】 上記荷台下部に移動された上記アオリを
    車体側に固定するための固定部材をさらに備え、上記ア
    オリ支持手段が、上記後輪の上側に位置するアオリの後
    端部以外の位置に設けられ、車体側とアオリ側とを着脱
    自在に連結する着脱ヒンジ部材をさらに含む請求項1乃
    至3いずれかに記載のトラック。
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