JP2897498B2 - 物品搬送具 - Google Patents

物品搬送具

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JP2897498B2
JP2897498B2 JP32919091A JP32919091A JP2897498B2 JP 2897498 B2 JP2897498 B2 JP 2897498B2 JP 32919091 A JP32919091 A JP 32919091A JP 32919091 A JP32919091 A JP 32919091A JP 2897498 B2 JP2897498 B2 JP 2897498B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蛍光燈などを製作工場
から設置現場へ搬送するのに利用される物品搬送具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の構成としては、例えば実
公平3−43149号公報に開示されたパレットが提供
されている。すなわちパレットは、左右一対の側枠と、
背枠と、これら側枠と背枠との下部間に配設された台板
とから形成される。上記パレットの前面には開閉自在な
左右一対の扉用ストッパが設けられている。これら扉用
ストッパは、上下方向の杆材と、水平に外方へ延びる上
下一対のブラケットとから構成され、側枠の前端縁の杆
材に回転および上下摺動自在に遊嵌された摺動筒部およ
び回転用筒部を介して、側枠に取り付けられている。
【0003】上記側枠の前端縁の杆材の下部には固定筒
部がそれぞれ固着されており、これら固定筒部は、上記
扉用ストッパを開扉位置に固定する開扉位置切欠と、扉
用ストッパを閉扉位置に固定する閉扉位置切欠とが形成
された固定側カムを有している。そして、上記回転用筒
部は上記固定筒部上に載置され、回転用筒部は、上記開
扉位置切欠および閉扉位置切欠に対応する突部が形成さ
れた回転側カムを有しており、この突部は所定角度回転
時に上記各切欠に掛止される構成となっている。
【0004】上記扉用ストッパを開く場合は、一旦扉用
ストッパを上方に持ち上げて回転側カムをフリーにして
から開扉位置まで扉用ストッパを回転させ、その位置で
開扉位置切欠に突部を落とし込んで回転を規制する。こ
のように、扉用ストッパを開いた状態で、荷をパレット
内に載置する。その後、扉用ストッパを上方に持ち上げ
て回転側カムをフリーにしてから閉扉位置まで扉用スト
ッパを回転させ、その位置で閉扉位置切欠に突部を落と
し込んで回転を規制する。これにより、パレットの前面
開口部は高さ方向に拘束されるので、荷は、前面開口部
から抜け落ちることなく、パレット内に載置された状態
で搬送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式によると、図12に示すように、扉用ストッパ40
を閉じて閉扉位置に固定し荷41を搬送している際、振動
やパレットを方向転換した時の遠心力などにより荷41が
扉用ストッパ40に強く押し付けられた場合、扉用ストッ
パ40の遊端部を前方へ押す横荷重F2が生じた。この横
荷重F2により、扉用ストッパ40の基端部に大きなモー
メント力F3が作用するため、上記固定筒部42の閉扉位
置切欠43とこの閉扉位置切欠43に掛止された回転用筒部
の突部44とが上記モーメント力F3を受け止められずに
破損して、扉用ストッパ40が閉扉位置に固定不能となる
問題があった。
【0006】本発明は上記問題を解決するもので、扉用
ストッパ(固定用パネル体)の遊端部に横荷重がかかっ
ても、扉用ストッパ(固定用パネル体)を閉位置に確実
に固定し得る物品搬送具を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明における物品搬送具は、左右一対のサイドパネ
ル体と、これらサイドパネル体の後端部間に設けられた
バック体と、上記両サイドパネル体とバック体との下部
間に配設自在なベースパネル体とを有し、上記ベースパ
ネル体はバック体の内側に折畳み可能に構成され、いず
れか一方のサイドパネル体は後部を中心に回動してバッ
ク体の内側に折畳み可能に構成され、上記両サイドパネ
ル体の前端に位置する縦杆とバック体の左右両端に位置
する縦杆とに、それぞれの縦杆を中心にして回動自在で
かつ上下方向に摺動自在な基端部を有する固定用パネル
体を連結し、各固定用パネル体の遊端部下端に位置決め
ピンを垂設し、上記位置決めピンが嵌脱自在な位置決め
孔を、上記固定用パネル体の回動軌跡に沿って、上記ベ
ースパネル体に複数個形成し、上記ベースパネル体と一
方のサイドパネル体とを折畳んだ際、バック体に設けら
れた固定用パネル体が折畳まれたベースパネル体と一方
のサイドパネル体との後方に位置するものである。
【0008】
【作用】上記構成により、両固定用パネル体を一旦持ち
上げることにより、固定用パネル体の基端部が縦杆を中
心にして上方に摺動するとともに、位置決めピンが位置
決め孔の上方に脱抜され、固定用パネル体は縦杆を中心
にして回動自在になる。この状態で両固定用パネル体を
回動して前方に開ける。そして、荷を前方から物品搬送
具内に載置する。その後、両固定用パネル体を一旦持ち
上げて回動し、両固定用パネル体を閉じ、持ち上げてい
た両固定用パネル体を降ろす。これにより、固定用パネ
ル体の基端部が縦杆を中心にして下方に摺動するととも
に、位置決めピンが位置決め孔に上方から嵌入して、両
固定用パネル体はベースパネル体側に固定される。した
がって、物品搬送具内に載置された荷は、閉じた固定用
パネル体に受け止められて、物品搬送具の前面開口部か
ら抜け落ちることなく搬送される。
【0009】搬送中に、振動や物品搬送具を方向転換し
た際の遠心力などにより荷が固定用パネル体に強く押し
付けられた場合、固定用パネル体の遊端部を前方へ押す
横荷重が生じるが、この横荷重は固定用パネル体の遊端
部に垂設された位置決めピンと固定用パネル体の基端部
との二箇所で受け止められるため、固定用パネル体の基
端部や位置決めピンに大きなモーメント力が作用するこ
とは無い。したがって、固定用パネル体に横荷重がかか
っても、固定用パネル体の基端部と位置決めピンとがこ
れら横荷重を無理なく受け止めるため、固定用パネル体
の基端部や位置決めピンが破損するといったことは防止
できる。また、ベースパネル体をバック体の内側に折畳
み、さらに、一方のサイドパネル体を回動してバック体
の内側に折畳んだ際、バック体に設けられた固定用パネ
ル体は、折畳まれたベースパネル体と一方のサイドパネ
ル体との後方に位置するため、ベースパネル体や一方の
サイドパネル体に干渉せず、折畳みの邪魔にならない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第一実施例を図1〜図9に基
づいて説明する。図1に示すように物品搬送具1は、一
枚のバック体2と、このバック体2の左右両側部におい
て対向位置する二枚のサイドパネル体3とを平面視門形
状に配設し、上記バック体2と両サイドパネル体3との
下部間にベースパネル体4を配設している。そして、上
記バック体2の下部で左右両端部に後車輪5を、また両
サイドパネル体3の下部で前端部に前車輪6をそれぞれ
設けている。
【0011】上記ベースパネル体4の後端はヒンジ具7
を介してバック体2の下端に連結され、以てバック体2
に沿わせた起立状に揺動自在である。またバック体2と
両サイドパネル体3との近接部間は連結具8により連結
されており、そして右側のサイドパネル体3をバック体
2に沿うように回動自在としている。このように、ベー
スパネル体4をバック体2に沿わせるとともに、右側の
サイドパネル体3を回動させてバック体2に沿わせるこ
とによって、図8に示すように、物品搬送具1を平面視
でL形状に折り畳むことができる。上記ベースパネル体
4の前端で両側には、水平状としたベースパネル体4を
サイドパネル体3に固定するためのロック装置9が設け
られる。
【0012】図2に示すように、上記サイドパネル体3
は、パイプなどを折り曲げて形成した門形状の外枠12
と、この外枠12の下端間を連結した下枠13と、上記外枠
12の天杆12aと下枠13との間に複数本配設したパイプ状
の縦材14と、上記外枠12の前,後部縦杆12b,12c間に
複数本配設した断面チャンネル状の横材15とからなる。
そして両サイドパネル体3の前端に位置する上記前部縦
杆12bにはそれぞれ前部固定用パネル体16が設けられ
る。
【0013】図3〜図5に示すように、これら前部固定
用パネル体16は、基端部に設けられた上下一対の筒体17
と、遊端部に設けられたパイプ状の縦杆材18と、これら
筒体17と縦杆材18とを連結する上下一対のブラケット19
とから形成される。上記筒体17は、上記サイドパネル体
3の前部縦杆12bに、上下方向に摺動自在でかつ前部縦
杆12bを中心にして回動自在に外嵌されている。これに
より、前部固定用パネル体16は、前部縦杆12bを中心に
して回動するとともに、前部縦杆12bに沿って上下方向
に摺動する。上記縦杆材18の下端には位置決めピン20が
垂設されている。
【0014】上記ベースパネル体4には位置決め孔23が
複数個形成され、上記位置決めピン20はこれら位置決め
孔23に嵌脱自在である。これら位置決め孔23は前部固定
用パネル体16が回動した際の位置決めピン20の移動軌跡
24上に配列されている。そして、これら位置決め孔23の
形状は前部縦杆12bを中心にした半径方向に長円状とな
っている。
【0015】また、図3に示すように、上記両サイドパ
ネル体3の前部縦杆12bの外周面には凸形状のストッパ
体25がそれぞれ設けられる。これらストッパ体25は、上
位(あるいは下位)の筒体17の下方に位置しており、下
方に摺動した筒体17の下端面に当接して、各前部固定用
パネル体16の下動を制限するものである。
【0016】図6に示すように、上記バック体2は、パ
イプなどを折り曲げて形成した門形状の外枠26と、この
外枠26の下端間を連結した下枠27と、上記外枠26の左右
両縦杆26a,26bにそれぞれ設けられた後部固定用パネ
ル体28とから形成される。図3〜図5に示すように、こ
れら後部固定用パネル体28は、上記前部固定用パネル体
16と同様に、筒体17と、縦杆材18と、ブラケット19とか
ら形成され、左右各縦杆26a,26bを中心にして回動す
るとともに、左右各縦杆26a,26bに沿って上下方向に
摺動する。同様に、後部固定用パネル体28側には位置決
めピン20が垂設されており、これら位置決めピン20に対
応する位置決め孔23がベースパネル体4側に複数個形成
されている。尚、物品搬送具1を図8に示すように折り
畳んだ際、上記両後部固定用パネル体28は折畳まれたベ
ースパネル体4と右側のサイドパネル体3との後方に位
置している。
【0017】図1に示すように、上記両前部固定用パネ
ル体16の上方で両サイドパネル体3の前端間には、間隔
保持のためのステー30が設けられる。すなわち、一方の
前部縦杆12bには水平回動自在なステー30の基端部が取
り付けられ、他方の前部縦杆12bにはステー30の遊端部
が係脱自在に掛止される止め金具31が取り付けられる。
【0018】図7に示すように、32は、搬送される物品
の一例である、蛍光灯などの壊れ易い物品を収納した収
納ケースを示し、これら収納ケース32の両端には緩衝材
33が取り付けられる。また、図2に示すように、34は積
み荷が浮き上がるのを防止するためのゴムバンドであ
り、これらゴムバンド34の一端は一方のサイドパネル体
3の横材15に取付られ、ゴムバンド34の他端は他方のサ
イドパネル体3の横材15に着脱自在に掛止される。
【0019】以下、上記構成における作用を説明する。
緩衝材33を取り付けた収納ケース32を物品搬送具1内に
載置する場合は、先ず、図3の仮想線(イ)で示すよう
に、両前部固定用パネル体16を一旦持ち上げる。これに
より、筒体17が前部縦杆12bを中心にして上方に摺動す
るとともに、位置決めピン20が位置決め孔23の上方に抜
脱され、両前部固定用パネル体16は前部縦杆12bを中心
にして回動自在になる。この状態で、図3の仮想線
(ロ)および図4の仮想線で示すように、両前部固定用
パネル体16を回動して前方に開ける。この際、ステー30
は両前部固定用パネル体16よりも上方に設けられている
ため、両前部固定用パネル体16の上部がステー30に当接
することは無く、両前部固定用パネル体16はステー30に
妨げられることなく回動される。そして、同様にして、
両後部固定用パネル体28を回動して後方に開ける。
【0020】そして、図7の仮想線で示すように、上記
収納ケース32を物品搬送具1の前部および後部からベー
スパネル体4の上面中央部に積上げる。その後、両前部
固定用パネル体16を一旦持ち上げて回動し、図3の仮想
線(イ)および図4の実線で示すように、縦杆材18が収
納ケース32の緩衝材33の前面に当接するまで両前部固定
用パネル体16を閉じ、持ち上げていた両前部固定用パネ
ル体16を降ろす。これにより、筒体17が前部縦杆12bを
中心にして下方に摺動するとともに、位置決めピン20が
位置決め孔23に上方から嵌入して、図3の実線(ハ)で
示すように、両前部固定用パネル体16はベースパネル体
4側に固定される。
【0021】同様に、縦杆材18が収納ケース32の緩衝材
33の後面に当接するまで両後部固定用パネル体28を回動
して、両後部固定用パネル体28をベースパネル体4側に
固定する。そして、最上位の収納ケース32の上面にゴム
バンド34を掛けて、このゴムバンド34の他端を他方のサ
イドパネル体3の横材15に引っ掛ける。これにより、図
7の実線で示すように、多段に積上げられた収納ケース
32は、各固定用パネル体16,28によって前後左右の四箇
所を固定され、ベースパネル体4の中央部に載置され
る。また、上記のように各固定用パネル体16,28を閉じ
た際、位置決めピン20が位置決め孔23からずれている場
合は、位置決めピン20が位置決め孔23に合致するまで、
各固定用パネル体16,28を僅かに回動させればよい。そ
の後、物品搬送具1の一側面を押して、物品搬送具1を
目的位置まで移動させる。
【0022】次に、上記物品搬送具1から収納ケース32
を取り出す場合は、ゴムバンド34の他端を取り外し、両
前部固定用パネル体16を一旦持ち上げて位置決めピン20
を位置決め孔23から脱抜させてから、両前部固定用パネ
ル体16を回動し前方に開ける。同様にして、両後部固定
用パネル体28を一旦持ち上げて回動し後方に開ける。こ
れにより、物品搬送具1の前部および後部から収納ケー
ス32を取り出せばよい。図3の仮想線(ロ)で示すよう
に、各固定用パネル体16,28は一旦持ち上げられて開け
られたのち自重によって下動するが、この際、下方に摺
動する筒体17の下端面がストッパ体25に当接することに
より、各固定用パネル体16,28の下動は制限され、各固
定用パネル体16,28が床面35に接触することを防止して
いる。
【0023】物品搬送具1の移動中に、振動や物品搬送
具1を方向転換した際の遠心力などにより収納ケース32
が固定用パネル体16,28に強く押し付けられた場合、図
4に示すように、前部固定用パネル体16の縦杆材18を前
方へ押す横荷重F1あるいは後部固定用パネル体28の縦
杆材18を後方へ押す横荷重F1が生じる。これら横荷重
F1は、各固定用パネル体16,28の遊端部に垂設された
位置決めピン20と基端部に設けられた筒体17との二箇所
で受け止められるため、筒体17や位置決めピン20に大き
なモーメント力が作用することは無い。したがって、各
固定用パネル体16,28に横荷重F1がかかっても、上記
筒体17と位置決めピン20とがこれら横荷重F1を無理な
く受け止めるため、各固定用パネル体16,28が破損する
ことを防止できる。
【0024】上記物品搬送具1を使用しない時は、先ず
ステー30の遊端部を止め金具31から取り外し、次にロッ
ク装置9を解除動させたのち、ベースパネル体4をヒン
ジ具7を介して上方へ回動させ、バック体2に沿わせ
る。次いで右側のサイドパネル体3を、連結具8を介し
て縦軸心の周りに回動させ、バック体2側に沿わせる。
これにより、図8に示すように、物品搬送具1を平面視
でL形状に折りたたんで保管し得る。この際、両後部固
定用パネル体28は、折畳まれたベースパネル体4と右側
のサイドパネル体3との後方に位置するため、ベースパ
ネル体4や右側のサイドパネル体3に干渉せず、折畳み
の邪魔にならない。
【0025】上記第一実施例では、図4に示すように、
ベースパネル体4の四隅にそれぞれ六個の位置決め孔23
を設けたため、収納ケース32のサイズに応じて各固定用
パネル体16,28を最適な固定位置に調節することができ
る。尚、位置決め孔23の数は六個に限ったものではな
い。
【0026】以下、本発明の第二実施例を図10,図11に
基づいて説明する。上記第一実施例において各縦杆12
b,26a,26bを中心にした上記位置決め孔23の設置半
径をR1とすると、第二実施例は、上記位置決め孔23に
加えて、上記設置半径R1とは異なる設置半径R2上に
新たな位置決め孔36を形成したものである。さらに、各
固定用パネル体16,28のブラケット19はボルト38を介し
て筒体17に着脱自在に取り付けられている。
【0027】以下、上記構成における作用を説明する。
各固定用パネル体16,28は位置決め孔23により固定さ
れ、さらに、ボルト38を取り外すことにより、固定用パ
ネル体16,28のブラケット19と縦杆材18とを筒体17から
取り外すことができる。そして、ボルト38を介して、仮
想線で示した幅の異なる固定用パネル体37を上記筒体17
に取り付け、これら固定用パネル体37を位置決め孔36に
より固定することができる。このように、固定用パネル
体16,28を幅の異なる固定用パネル体37に交換して、こ
れら固定用パネル体37を位置決め孔36に固定し得るた
め、収納ケース32のサイズが変わっても充分に対応でき
る。また、上記位置決め孔23に加えて新たなを形成した
ため孔数が増し、水切りとしても有効である。
【0028】尚、図11では、各位置決め孔23,36の長径
を図10のものよりもさらに長く形成しているため、幅の
異なる複数種の固定用パネル体が位置決め孔23に対応可
能となり、かつ幅の異なる複数種の固定用パネル体が位
置決め孔36に対応可能となる。上記第二実施例では、位
置決め孔23,36を二種類の位置(設置半径R1,R2)
に配列したが、これは三種類以上の位置に配列してもよ
い。
【0029】上記第一,第二実施例では、物品搬送具1
内に収納ケース32を載置して各固定用パネル体16,28を
用いて固定することにより、物品搬送具1単位で複数個
の収納ケース32をまとめて搬送することができる。この
ため、収納ケース32を複数個ごとに梱包する必要は無
く、したがって、梱包材料を節減でき、搬送先でのゴミ
(開封後、不要となった梱包材料)を無くすことができ
る。
【0030】上記第一,第二実施例では、バック体2を
外枠26と下枠27と左右一対の後部固定用パネル体28とか
ら形成したため、図7に示すように、これら後部固定用
パネル体28と前部固定用パネル体16とにより収納ケース
32を前後左右四箇所からベースパネル体4の中央部に固
定することができる。これにより、収納ケース32が物品
搬送具1内の前後どちらか一方に偏ることは無いため、
物品搬送具1の移動はバランス良く行える。
【0031】また、上記のようなバランスの善し悪しを
問題にする必要の無い場合は、図9に示すように、両後
部固定用パネル体28を常にベースパネル体4の後縁部に
固定しておき、両前部固定用パネル体16のみを作動させ
てもよい。さらに、上記バック体2を、外枠26と、下枠
27と、これら外枠26と下枠27間に配設した格子状の補強
材とからパネル状に形成し、上記両後部固定用パネル体
28を不要にしたものであってもよい。
【0032】上記第一,第二実施例において、搬送時の
振動を吸収するために、両サイドパネル体3,ベースパ
ネル体4,および各固定用パネル体16,28などに緩衝材
を取り付けてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、物品搬送
具の両サイドパネル体に、それぞれ回動自在でかつ上下
方向に摺動自在な基端部を有する固定用パネル体を連結
し、各固定用パネル体の遊端部下端に位置決めピンを垂
設し、上記位置決めピンが嵌脱自在な位置決め孔をベー
スパネル体に複数個形成したことにより、各固定用パネ
ル体を閉じてベースパネル体側に固定することができ
る。したがって、物品搬送具内に載置された荷は、閉じ
た固定用パネル体に受け止められて、物品搬送具の前面
開口部から抜け落ちることなく搬送される。
【0034】また、搬送中に、振動や物品搬送具を方向
転換した際の遠心力などにより荷が固定用パネル体に強
く押し付けられた場合、固定用パネル体の遊端部を前方
へ押す横荷重が生じるが、この横荷重は固定用パネル体
の遊端部に垂設された位置決めピンと固定用パネル体の
基端部との二箇所で受け止められるため、固定用パネル
体の基端部や位置決めピンに大きなモーメント力が作用
することは無い。したがって、固定用パネル体に横荷重
がかかっても、固定用パネル体の基端部と位置決めピン
とがこれら横荷重を無理なく受け止めるため、固定用パ
ネル体の基端部や位置決めピンが破損するといったこと
は防止でき、固定用パネル体を閉位置に確実に固定でき
る。また、ベースパネル体をバック体の内側に折畳み、
さらに、一方のサイドパネル体を回動してバック体の内
側に折畳んだ際、バック体に設けられた固定用パネル体
は、折畳まれたベースパネル体と一方のサイドパネル体
との後方に位置するため、ベースパネル体や一方のサイ
ドパネル体に干渉せず、折畳みの邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例における物品搬送具の斜視
図である。
【図2】同物品搬送具の側面図である。
【図3】図2におけるA−A矢視図である。
【図4】図3におけるB−B矢視図である。
【図5】図3におけるC−C矢視図である。
【図6】同物品搬送具の背面図である。
【図7】同物品搬送具の平面図である。
【図8】同物品搬送具を折り畳んだ状態を示す平面図で
ある。
【図9】同物品搬送具の概略横断面図である。
【図10】本発明の第二実施例における物品搬送具の位置
決め孔の配列を示す平面図である。
【図11】本発明の第二実施例における物品搬送具の位置
決め孔の配列を示す平面図である。
【図12】従来における扉用ストッパのカムを示す横断面
図である。
【符号の説明】
1 物品搬送具 2 バック体 3 サイドパネル体 4 ベースパネル体 12b 前部縦杆(縦杆) 16 前部固定用パネル体(固定用パネル体) 17 筒体(基端部) 18 縦杆材(遊端部) 20 位置決めピン 23 位置決め孔 24 移動軌跡(回動軌跡)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 19/42 B65D 19/38 B62B 3/02 B62B 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のサイドパネル体と、これらサ
    イドパネル体の後端部間に設けられたバック体と、上記
    両サイドパネル体とバック体との下部間に配設自在なベ
    ースパネル体とを有し、上記ベースパネル体はバック体
    の内側に折畳み可能に構成され、いずれか一方のサイド
    パネル体は後部を中心に回動してバック体の内側に折畳
    み可能に構成され、上記両サイドパネル体の前端に位置
    する縦杆とバック体の左右両端に位置する縦杆とに、そ
    れぞれの縦杆を中心にして回動自在でかつ上下方向に摺
    動自在な基端部を有する固定用パネル体を連結し、各固
    定用パネル体の遊端部下端に位置決めピンを垂設し、上
    記位置決めピンが嵌脱自在な位置決め孔を、上記固定用
    パネル体の回動軌跡に沿って、上記ベースパネル体に複
    数個形成し、上記ベースパネル体と一方のサイドパネル
    体とを折畳んだ際、バック体に設けられた固定用パネル
    体が折畳まれたベースパネル体と一方のサイドパネル体
    との後方に位置することを特徴とする物品搬送具。
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